冬の足音が聞こえてきた早春や晩秋の関東圏低山へ登るときに着ていく服装を紹介します

服装

暮れも押し迫る11月から12月に掛けての期間や、春の息吹を感じ始める3月から4月までの期間は、街中でも何を着ていくと適切なのか迷う時期です。

そんな時期に山赴くとなると、更に着ていく服に迷うのではないでしょうか。

そんなときこそ、山でのコーディネートの基本であるレイヤリングで対応すると良いとは聞きますが、それなら、インナーは半袖と長袖どちらが良いのか、ミドルはフリースにしとけば間違い無いのか、アウターはレインウェアだけじゃ寒いのか、とかとか、実際に山に入ってみないことにはイメージもできない状況ですよね。

そこで、今回はまだ登山経験も浅く、自信をもってレイアリングを選べないあなたに向けて、わたしが早春や晩春の頃にどんな服装で山に出向いているか具体的な品名も含めて紹介していきます。

わたしは15年ほど前から登山をはじめて、今現在もほぼ毎週関東圏の山々に遊びに行っていますので、異常気象でも発生しない限り、今回ご紹介する着合わせも、それなりに信頼していただける情報になっていると信じています。

是非、この記事を最後まで読んでいただいて、あなたの山行に活かしてもらえたら幸いです。

この記事でわかること
  • 肌寒さを感じはじめる早春や晩秋の時期に、関東近隣の低山に登山に赴くのに適切な服装の組み合わせが、具体的にイメージできる

基本情報

まずは、この記事で言うところの早春や晩秋の関東圏低山がどんな属性の山になるかを解説していきます。

あなたがこれから赴く山に近い環境なのか判断しやすいように、対象となる時期や標高、山域などを具体的に述べていきます。

基本情報
  • 対象の時期:3月~4月もしくは、11月~12月
  • 対象の標高:200~2,000mあたりまで
  • 対象の山域:埼玉(奥武蔵)、東京(奥多摩、高尾界隈)、神奈川(丹沢、箱根)、山梨(奥秩父、富士五湖界隈)、静岡(伊豆、愛鷹)

対象の時期

最初に対象となる時期を設定していきます。

今回は、関東での早春にあたる3月~4月の期間、晩秋にあたる11月~12月の期間を設定し、その期間内で適切な服装の組み合わせになるよう解説します。

この時期は、激しく動き回ると汗が出て汗冷えの原因になりますが、ゆっくり過ぎると身体の暖気が出来ずにこちらも寒くて震える結果になってしまいます。

汗をかかない程度の運動量で歩いても涼しいぐらいにおさえられるとベストでしょう。ちょっと難しそうですね。次章で具体的に説明していきます。

対象の標高

続いては、対象となる標高についてです。

これは、標高200mから2,000mまでの間としています。

わたしが、よく行く伊豆半島の山々の中には標高500mに満たない山々も含まれるので下限は200mあたりまで押し下げて設定しました。

上限は、東京都内最高峰の雲取山2,017mを想定しています。

対象の山域

対象となる山域は、わたしが週末日帰り登山にプランニングする範囲とさせてもらいました。具体的には、北部は埼玉県の奥武蔵から、南部は伊豆半島の天城山界隈までの山域となります。

  • 埼玉:奥武蔵
  • 東京:奥多摩、高尾界隈
  • 神奈川:丹沢、箱根
  • 山梨:奥秩父、富士五湖界隈
  • 静岡:伊豆、愛鷹

いずれの山域も都内から日帰り可能な範囲ですので、例えば、冠雪した富士山を眺めに週末日帰りできる山を探したい場合は、上に挙げた山域から探すと良いでしょう。

わたしが早春や晩秋の関東圏低山へ登るときの服装の組み合わせ

それでは、ここからが本題です。

わたしが肌寒い早春や晩秋の関東圏の低山に登る時に持っていく服装リストと、それぞれのシーンでの服装の組み合わせについて製品名も含めて述べていきます。

まずは、持っていく服装のリストを述べた後に、シーン別の服装の組み合わせについて紹介していきます。

わたしが早春や晩秋の関東圏低山に持っていく服装リスト

ベース:薄手長袖Tシャツ(パタゴニア・キャプリーンミッドウェイト)

ミドル:防寒着(パタゴニア・R2フリース)

アウター:防風着(パタゴニア・フーディニジャケット)、レインウェア(モンベル・ストームクルーザー上下)

ボトムス: 薄手長ズボン(モンベル・ストレッチライトパンツ)、靴下(スマートウール・PhDアウトドアヘビークルー)

その他アイテム:手ぬぐい(もってこタオル)、ネックゲーター(Buff)、手袋

早春や晩秋の関東圏低山で行動するときの服装

まずは、山で行動するときの格好についてです。

活動的に歩き回ると汗をかいてしまう組み合わせですが、稜線で風にあたるまでの辛抱ということにして、次の組み合わせで活動しています。

冬場の関東圏低山で行動するときの服装

上半身:薄手長袖Tシャツ(パタゴニア・キャプリーンミッドウェイト)

ボトムス: 薄手長ズボン(モンベル・ストレッチライトパンツ) 、靴下(スマートウール・PhDアウトドアヘビークルー)

その他アイテム:手ぬぐい(もってこタオル)、ネックゲーター(Buff)、毛糸手袋(モンベル・ウールニットグローブ)

歩き始めから少し暖かく感じるくらい、キャプリーンミッドウェイトは保温性があります。このため、夏場のようにがんがん攻めた登り方をしてしまうと、汗だくになってしまい、後々、汗冷えを起こしてしまうので、出だしはスロースタートで行くようにしています。

それでも、この時期の稜線の風は冷たいので、そこまで登ってしまえば後は快適です。少し涼しいかなといった感覚で、山行を楽しむことができるでしょう。

そして、この時期でも日焼け止めは忘れないようにしてください。

たとえ長袖であっても、腕まくりするシーンも出てくるので、夏場と同じく顔、首、腕と満遍なく塗っておいて下さい。

日焼けのメカニズムなどをまとめた記事も書いてます。結構突っ込んだ内容になっていると思いますので、是非、目を通しておいてくださいね。

そして、小物類の説明です。

手ぬぐいは汗が目に入らないように頭に巻いて使ってます。

ネックゲーターはマスクの代わりとして、人とすれ違いのときに口元まで引き上げられるように首に巻いて使ってます。

レインウェアは、激しい雨のときに適宜、脱着して使うようにしています。小雨程度なら歩いているうちに衣類が乾いてしまうので、着用はしていません。

早春や晩秋の関東圏低山で休憩するときの服装

次に、 山で休憩するときの格好です。

こちらは状況に合わせての服装になります。

早春や晩秋の関東圏低山で休憩するときの服装

上半身:薄手長袖Tシャツ(パタゴニア・キャプリーンミッドウェイト)、防風着(パタゴニア・マイクロパスフーディ)

下半身: 薄手長ズボン(モンベル・ストレッチライトパンツ) 、靴下(スマートウール・PhDアウトドアヘビークルー)

その他アイテム:手ぬぐい(もってこタオル)、ネックゲーター(Buff)、毛糸手袋(モンベル・ウールニットグローブ)

わたしの場合、早春や晩秋の山行では休憩はほとんど取りません。これは体を冷やさないようにという配慮からです。

それでも、昼食のときやかなり攻めた歩き方をしたときには10分~15分ぐらい大休憩を入れるときもあります。

そういったときの服装が、上記に書かせてもらった組み合わせです。

フリースは暑すぎるので移動時以外は使うことはほぼありません。

早春や晩秋の関東圏低山で乗物移動するときの服装

最後は、山までの乗物移動のときの格好についてです。

電車やバスの中では、だいたいは次の組み合わせで過ごしています。

早春や晩秋の関東圏低山で乗物移動するときの服装

上半身:薄手長袖Tシャツ(パタゴニア・キャプリーンミドルウェイト)、防寒着(パタゴニア・R2フリース)、防風着(パタゴニア・フーディニジャケット)

下半身: 薄手長ズボン(モンベル・ストレッチライトパンツ) 、靴下(スマートウール・PhDアウトドアヘビークルー)

この時期の始発時間帯となる御前4時付近は、日の出前の時間なので、なかなかに寒いです。

下山後も、お風呂に寄り道したりすると日が落ちてからの移動となり、こちらも、なかなかに寒くなります。

このため、乗り物移動時には、全てのウェアを重ねてモコモコ状態で外出しています。

そして、手ぬぐいやネックゲイターなどの小物類はザックしまい、コロナ禍以降のエチケット、不織布マスクをつけて移動しています。

この不織布マスクですが、予備にもう一組持参していくと万が一のときに捗るかと思います。

まとめ

早春や晩秋の関東圏低山に赴くときの服装について、具体的なウェアの名前を上げながら解説してきました。

この時期は、半袖Tシャツでの活動は激しく動き回るには良いのですが、穏やかな山行では少し肌寒く感じます。

そこで、夏場よりも厚着にして、夏場よりも穏やかに行動するようにすると、体温調整も上手くいって快適な山行になります。

周囲の風景を楽しみながらのんびり歩くのも悪くないかもしれません。

あなたの山行にも取り入れてみてくださいね。

そして、レイヤリングについておさらいしたいときは、次の記事が参考になります。

覗いていってくださいね。

最後に、今回紹介した服装たちについて個別に紹介している記事を掲載しておきます。

興味ありましたら、これらにも目を通していってくださいね。

ここまでお読みくださり、ありがとうございます。

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