山行の記録|富士山御殿場に乗り捨てられたワゴニアを見学してきました

山行

2022年9月10日は富士山閉山の日。

今季最後の登頂ということで、結構な数の人が山頂を目指す中、今回はちょっと経路の変わった場所に赴いてみました。

何年か前にインターネットで見たことがあったのですが、御殿場の登頂ルートを外れた獅子岩の足元に、乗り捨てられたワゴニアの残骸があるとのことで、その見学に行ってきました。

御殿場の砂地に埋もれて朽ち果てた車両の様子を眺めていると、いろいろな妄想を掻き立てられて、なかなか興味深いものがありました。

ただ、今回の場所は正規ルートを外れていることもあり、万人におすすめと言える場所ではありません。

その点、ご了承いただければ幸いです。

基本情報

まずは、今回の山行についての基本情報です。

山行の基本情報

日付:2022/9/10

天候:曇りのち晴れ

エリア:富士山エリア

コース概要:富士急バス「御殿場口新五合目停留所」〜ワゴニア〜御殿場旧二合八勺〜上双子山〜下双子山〜幕岩〜富士急バス「御殿場口新五合目停留所」

難易度:体力☆☆、技術☆、危険☆☆

交通機関:

(往)JR御殿場線「御殿場駅」から富士急バスで、「御殿場口新五合目停留所」へ

(帰)「御殿場口新五合目停留所」から富士急バスで、JR御殿場線「御殿場駅」へ

概要

御殿場ルート(ごてんばるーと)

御殿場ルートは、4つある富士山登頂ルートの中で歩行距離が一番長いルートです。

標高3,000mを超える七合目に至るまで、火山石の堆積した砂地が続くので、かなり体力を削られる中級者向けのルートとなっています。

その分、訪れる登山客は少なめでマイペースで静かな山行を楽しめるルートでもあります。

ただし、近年は登山口の観光地化も進んできて、御殿場新五合目は一般の観光客が増えてきているように感じます。

そのまま、観光客のためにバスの便が増えてくれると我々登山者も助かるので、その方向に進んでもらえるとよいのですが、今後、どのように変化していくか注視していきたいですね。

御殿場ルートを含めて、主要登頂ルート4つについては、次の記事にまとめています。詳細はそちらをご覧ください。

今回の山行上でのポイント

地図上の位置と標高

今回の山行で歩いた場所について、地図上の位置、標高です。

「Download file」のリンクからGPXデータとしてダウンロードできます。

ご自由にご活用ください。

Download file: climbing-record-20220910.gpx

歩いた軌跡

続いては、GPSデータを元にした軌跡です。

注意した方が良さそうな区間

今回の山行ルート上で、注意したほうがよさそうな区間は次の通りです。

注意した方が良さそうな区間
  • ワゴニアから御殿場正規ルートへのトラバース区間
  • 幕岩へ降る区間
ワゴニアから御殿場正規ルートへのトラバース区間

今回の山行ルート上の注意した方が良い区間の一つ目は「ワゴニアから御殿場正規ルートへのトラバース区間」になります。

注意といいますか、通らない方が良いという言い方が正しい区間です。

この区間は正規ルートでは無いので、目印はもちろんありません。

足跡や獣道の類も皆無で、己の感覚を頼りに進むことになるので、GPS地図などで方向管理はマメに行う必要があります。

もし、ホワイトアウトしているようなときに足を踏み入れてしまえば道迷いの危険が付き纏います。

そして、遠目にみると大した傾斜に見えないですが、転倒したら数メートルは転げ落ちるだろう傾きはあります。

加えて場所によって、地面のコンディションもさまざまに変化します。

ズブズブの砂地で小石を下方に流してしまい落石に繋がるリスクがあったり、そうかと思えば、ガチガチに固まった滑りやすい砂地に変化して、転倒しないように慎重に通過しなくては行けなくなったりします。

特に前者は自分だけの問題では無いので、非常に不味いです。

今回、インターネットの情報などから、トラバースするルートを採用してしまいましたが、普通に通過してはいけない危ないルートでした。

ワゴニアまで到着したら、そのまま来た道を戻る方が安全に行き来できたと思います。

この点、反省です。

ギャラリー

途中まで、埋まった電線を辿って山頂方面に向かってましたが、あるタイミングからトラバース(並行移動)に移ります。
双子山が見えている方向に向かって進みますが、踏み跡なく手探りに歩く感じです。
写真だとわかりづらいですが、沢のようにガクンと落ち込んだ場所がありました。ここを通過するのに転ばないように、小石を崩さないようにと結構神経を削られてしまい、進むほど疲労感が増していく状況になっていました。
振り向くと自分の足跡しか無いのがわかります。誰も歩かないような場所ということですね。ここまで落石を起こさずに済んでいるのが唯一の救いです。
大した距離は無いはずなのですが、慎重にすすんでいたら結構な時間が経っていました。
ようやくブル道まで突っ切ることができました。ここのトラバースは、もう歩かないようにします。ホントすみませんでした。
幕岩へ降る区間

今回の山行ルート上の注意した方が良い区間の二つ目は「幕岩へ降る区間」になります。

「四辻」から「御胎内」へ続く山道から「幕岩」に降りる5分ぐらいの道のりですが、湿った粘土層が続く滑りやすい急坂が続きます。

とても滑りやすく、木の根がいっぱい横から突き出ている場所なので、転倒すると思わぬ怪我に繋がる危険があります。

ガイドロープが常に張ってあるので、うまく活用して安全に通過してください。

ギャラリー

この分岐から「幕岩」に降下します。
5分程度の距離ですが、えぐれた滑りやすい下り坂をくだることになります。
振り返った図。段差が高くて滑りやすい粘土質なのがわかるでしょうか。
その上に湿った落ち葉が積もって、さらに滑りやすくなっています。
ガイドロープを活用しながら降っていくと、だんだんとすなっぽいコンディションに変わっていき
前方の視界が開けてきます。
「幕岩」に到着です。ここか枯れた沢のようになっていて、休憩には悪く無い場所のようですが、夏場は羽虫が大量に飛んでいるので、わたし的にはさっさと退散したい場所でした。

おすすめ展望ポイント

今回の山行ルート上の展望ポイントは、次の通りです。

展望の楽しめたポイント
  • ワゴニア周辺
  • 下双子山山頂
ワゴニア周辺

今回の山行ルート上での展望ポイントの一つ目は「ワゴニア周辺」です。

この場所は、森林限界を越えているため、視界を遮るような樹林帯はありません。

このため、山頂方面への展望はもちろん、下界に対する展望も抜群の場所になっています。

北方面だけは「獅子岩」の高みに遮られて視界を確保できませんでしたが、十分に気持ちの良い展望を楽しむことができました。

その分、雲の中に入ってしまったりすると道迷いに繋がるリスクある場所でもあります。

立ち寄る際には、読図に熟練しておくか、GPS地図を携帯するかいずれか必須でお願いします。

ギャラリー

ワゴニア背後から山頂方面を眺めてみました。ちょっと雲がかかってしまいましたが、良い眺めです。
正面から下界を見下ろしてみました。ちょっと現実離れした眺めです。
車体越しに双子山を眺めてみました。この角度が個人的には良いかな。
反対方向も一枚。こっちは雲になっちゃいました。
宝永山山頂も少しだけみえました。
ハンドル越しに山頂を撮ってみました。やっぱりこんな場所に車があるのは妙な感じですね。
トランクは砂に埋もれてて、植物も生えてきていました。あと何十年かしたら風化して跡形もなくなるのでしょう。
ちょっと引いた位置からも撮ってみました。ふつうに良い眺めなんですけど、ワゴニアがあるだけで違和感MAXな写真になってしまいました。登ってきた時も感じましたが、結構な急勾配なのに、ここまでどうやって運んだのでしょう。この車で登ったのかな。

動画でぐるっと撮影してみました。こちらもついでに眺めてってください。

下双子山山頂

今回の山行ルート上での展望ポイントの二つ目は「下双子山山頂」です。

下双子山は御殿場新五合目から登山道の整備されている小高い二つの側火山の一つで、低い方の山頂になります。

高い方の上双子山には三角点とケルン(石積み)しかありませんが、こちらの山頂には、伊邪那岐命(イザナギノミコト)と伊邪那美命(イザナミノミコト)を祭った石碑と小さな鳥居が立っています。

ここから、北方面には山中湖、東方面には御殿場や箱根の山々、南方面には駿河湾や愛鷹山塊、西方面には富士山山頂や宝永山などが楽しめます。

本来は標高がより高い上双子山の方が展望が良さそうでしたが、通過の際に雲の中に入ってしまったので、今回は展望を拝めたこちら側を上げさせてもらいました。

ギャラリー

下双子山山頂です。山頂碑には別名の「二ツ塚下塚」の方が彫られていました。
鳥居の先には山中湖が薄くみえてます。
御殿場の市街地です。箱根の山は雲の中ですね。
愛鷹山塊は綺麗に見えてました。
その横には駿河湾の海岸線もうっすら見えます。
富士山山頂は雲が湧いてしまいました。残念です。

今回の山行での服装

今回の山行では、次のような服装の組み合わせを持参していきました。

同じ時期に赴かれるときの参考にして見てください。

  • ベースレイヤー:半袖Tシャツ
  • ミドルレイヤー:薄手の長袖Tシャツ
  • アウター:ソフトシェル、レインウェア
  • ボトムス:薄手の長ズボン、厚手のソックス、スパッツ
  • その他:手ぬぐい、ネックゲーター、薄手の手袋

今回の山行は、

  • 天候:曇りのち晴れと良好
  • 気温:下界の気温は30℃越えで蒸し暑いほど
  • 活動場所:標高2,000mクラスの低い場所

ということで、始終半袖Tシャツで問題無く過ごせました。

帰りの高速バスの冷房が効きすぎる問題で、一時的に長袖Tシャツを重ね着しましたが、それがなければ、洗濯物の量はごく数枚で済むような状況でした。

以下の記事にわたしが里山登山に使っているウェアの具体的な品名や組み合わせについてまとめていますので、詳細知りたいようでしたら合わせて読んでみてください。

あなたが、同じ時期の同じ界隈に赴くときの参考になれば幸いです。

山行の記録

ここからは、今回の山行について述べていきます。

アプローチ

今回の山行は、「御殿場口新五合目停留所」からのアプローチです。

最寄駅は「御殿場駅」となるので、「東京駅」からだと次のように乗り継いでいくことになります。

  • 「東京駅」からJR東海道線沼津行きに乗り込んで「国府津駅(こうづえき)」で下車
  • 「国府津駅」から御殿場線に乗り換えて「御殿場駅」で下車

「国府津駅」で、一つとなりのホームまで階段の上り下りがあるのですが、沼津行き始発で向かった場合、乗り換え時間が約3分しかありません。

ホームを走っている客が居れば、ある程度は待ってくれるだろうといった希望的観測はJRには厳禁です。

時間に間に合うようにスムーズに乗り換えできるように、東京駅では先頭車両側に乗り込んでおくのをお勧めします。

先頭はホームを移動する階段の近場なのでスムーズに移動できるはずです。

それに、覚えやすいですしね。

電車に乗ったら、できれば駅に着く前に車内でおトイレを済ませて、今度は最後尾まで移動します。

「御殿場駅」は最後尾側に改札への階段があるので、これで少し時間が稼げます。

なんでこんなシビアな乗り換えを進めているかというと、関東圏からICカードで乗車した場合、管轄の違う「御殿場駅」では有人改札で都度精算しないといけないからです。

特に始発で乗り継いできていると、富士山御殿場口五合目行きのバスの出るまでの時間が10分程度しかなく、往復チケットを購入しているとギリギリになるからです。

自販機に並ぶ行列が長蛇になっていると、時間オーバーすることもあります。

JRと違って、ある程度は待ってくれるようですが、できれば座って移動したいので、なるべく早くバスに乗り込めるように、削れる時間はなるべく削っておくことをお勧めします。

始発乗り継ぎじゃ無い場合は、バス乗り場の反対側にある公衆トイレにでも立ち寄ってゆっくりすると良いでしょう。

御殿場口新五合目までの乗車時間は45分ほどです。

登山口に到着すると、目の前に協力金の募集テントが立っています。

強制というわけでは無いのでスルーもできますが、ここに山中パトロールの人件費や山小屋のトイレ修繕の費用が含まれているようです。懐具合と相談してなるべく協力してあげて下さいね。

また、少し降ったところに無料の公衆トイレもあります。

おトイレ近い方は、念の為ここでも済ませておくと良いかもしれません。

諸々準備できたら出発です。

関連リンク

富士急バスの公式サイトから、富士山を発着するバスの時刻表ページのURLを載せておきます。

山行計画を立てる際にお役立てください。

ちなみに、それぞれの登山口は往復チケットで購入しましょう。3割近く安くなるので、かなり幸せになれます。

また、登り降り別ルートになる場合にお得な「富士登山フリーきっぷ」もここの自販機で購入できます。

ただし、お値段は大人一人3,400円です。(2022年9月10日現在)

御殿場口新五合目と須走口五合目の行き来の場合、それぞれで片道分を購入した方が安くなるので、ご注意ください。(御殿場片道1,130円+須走片道1,570円=2,700円)

しっかり前調査して、賢く節約しましょう。

こういうときにも、思考停止は厳禁ということですね。

わたしも注意していきたいと思います。

https://bus.fujikyu.co.jp/rosen/fujitozan

ギャラリー

東京駅から東海道線沼津行きの始発で移動します。
「御殿場駅」行きのときは先頭車両に乗車しておくと「国府津駅」乗り換えがスムーズです。
今日運んでくれるのはこのコです。よろしくねー。
「国府津駅」についたら改札方面へ進んで、この階段を降ります。
そして、この階段を登ります。
「御殿場駅」下車を考えるとなるべく後ろの車両がいいんですが、時間がシビアなので、乗車してから移動しましょう。
「御殿場駅」に到着したら、最後尾車両の前に階段があるので登ります。
ここの改札は有人改札へ。「東京駅」からICカードで乗ると自動改札からは出られないのでご注意ください。
有人改札で精算を済ませたら「富士山口」側へ左折します。
階段を降りたら、バス停方面へ。ここも左折です。
閉山日なのに変わらず長蛇の列です。自動改札へ急ぎます。
今回は「御殿場口新五合目」行きなので、一番奥「1番のりば」です。
自販機で往復チケットを購入し、列に並んでいるとバスが到着します。富士急バスは縞々でわかりやすいですね。
往復チケットは、往路、復路でチケットが違うので間違いないように。間違っちゃうと、復路でもう一回お金払わないといけなくなります。
だいたい45分で登山口に到着です。協力金の支払い、おトイレ、身支度諸々おわったら出発です。
富士山の登山シーズン中は、スタッフの方が隣について操作してくれますが、念の為、御殿場駅に置いてあるバス自販機での買い方も載せておきますね。まずは「日本語」を選びます。
一番下の「富士山方面乗車券」をタップします。
チケットを必要分だけタップ→お金を投入→決定をタップで完了です。なお、ここで買えるのはすべて往復チケットです。片道の場合は、バス車内で精算となります。そうそう、往復チケット購入したのにICカードをタッチしちゃった場合、ICカードについては無視して下車しちゃって良いんだそうです。バスの場合は電車と違って、入場取り消しとかの処理は要らないんですって。おばあちゃんの豆知識でした。あ、わたしの場合はおじいちゃんか。

富士急バス「御殿場新五合目停留所」〜ワゴニア

「御殿場口新五合目」をスタートしたら、今回は山頂には向かわずに第二駐車場方面へ降っていきます。

そして、作業者の並ぶ駐車場を突っ切って、須走口五合目へ通じるブル道を遡っていきます。

ブル道と入ってもブルドーザーが通る機会はほとんど無いのか、キャタピラの後は皆無です。

所々に貼ってあるピンクのテープを目印に進むことになります。

このため、ホワイトアウトしてしまうと道迷いのリスクがありますので、歩き慣れていないと、読図もしくはGPS地図が必須になる点、ご注意ください。

電信柱が林立している場所が見えてきたら、そこからは山頂に向かって直登していきます。

ところどころ地中に埋まった電線が見えるので、時々貼ってあるピンクのテープと合わせてルート確認に活用ください。

獅子岩の両側に横たわる溶岩流の沢がみえてきたら、沢の外側を登っていきます。

1時間ほど登ると送電線の中継装置と思われる金属箱のような物の前に到着します。

ここまで登れば、目的「ワゴニア」が小さいながらも目視できますので、後は「ワゴニア」に向かって永遠と登るだけです。

御殿場の正規ルートと同じく、道中のコンディションは滑りやすい砂地なので、なるべく安定してそうな大きな石を見つけて足を乗せるようにすると、少し楽に登れるかと思います。

「ワゴニア」前まで到着したら、周囲の展望とあわせて、この不思議なクルマを近くで眺めてみてくださいね。

ギャラリー

御殿場口五合目からは、おトイレ方向に降ります。
第一駐車場に期間オープンしているトレステ前を通過します。
反対側に無料の公衆トイレがあるので、立ち寄っておくと良いかもしれません。
更に第二駐車場に向けて降ります。
第二駐車場を通過して、第三駐車場に入る手前で作業者用の駐車場に降ります。
ここを降りて奥へ
乗り入れ禁止の案内の先に、須走口五合目へ向かうブル道入り口があるのでそちらへ向かいます。
入り口を通過するとしばらく樹林帯を進みますが
10分ほどで視界が大きく開けて、富士山らしい山腹を進むことなります。
ブル道とは言ってもキャタピラの跡は無いので、こんなピンクのテープを目印に進みます。
石に巻き付けてあるパターンもあります。天気が悪い時は見落とす可能性大なので、お天気良い時をおすすめします。
下界への眺めはとても良いです。
御殿場の街並みが近くに見えます。
ガイドロープが張られているところもありますが、一部のようです。そうこうしていると正面に電柱がみえてくるので、山頂方向に注意しながら先に進みます。
しばらく歩いていると、向かって左、山頂方面にまとまって電柱が立ってある場所があるので、そちらを目指します。
この麓から山頂方面へ直登する形になります。
電柱の根本まできました。電線が埋まっている方向へ登ります。
鉄のつつが埋まっている方向へ登っていきます。
所々、ピンクのテープも巻いてあるので、目印にしてみてください。
送電線の中継装置が見えてきたら、そちらへ向かって登ります。
時々、足元にも注意を向けると、地中を走っている電線が顔を出してる場所があるかもしれません。
後方からエラい爆発音がしたので振り返ってみたら、自衛隊の演習所から黒い煙が上がっていました。自衛隊は土日も演習で大変です。いつもありがとうございます
次いでに周囲を眺めてみました。山中湖が辛うじて見えてます。
正面は御殿場市街地。右手前の広場は自衛艦の演習場です。
富士山の山腹から愛鷹山塊がチラ見してました。
双子山は至近にあるので雲の影響は少ないみたい。
正面に「獅子岩」と両脇の沢上の溶岩流跡がみえてきました。向かって左の丘を登っていきます。
送電線の中継地点がみえてきました。
ここまでこれば後わずかです。ワゴニアが肉眼で見えるはずです。
こうしてみると、ホントにどうやって登ってきたのか気になりますね。
目的地に到着しました。
周囲の様子は先に述べているので、そのほかの映像として、エンジンルームを写してみました。
そしてフロント越しの眺めです。ハンドルとか触るとそのまま崩れちゃいそうな気がして、眺めるだけになっちゃいました。

ワゴニア〜御殿場旧二合八勺

「ワゴニア」周辺の様子を眺めたら、天気良いので双子山へ寄り道して下山することにしました。

このため、御殿場の正規ルートに向かってトラバースしていくことにします。

今思えば、ここは来た道を引き返して「御殿場口新五合目」から登り返すべきでした。

インターネット上でみた情報でも、任意な場所をトラバースしているようだったので、踏み跡のように見えた溝に沿って進んでしまいます。

しかし、10分もしないうちに溝も消えてしまい、なんの目印もないまま道なき道を突っ切ることになりました。

特別な技術は必要なかったですが、崩れやすい場所を何度か通ることになり、小石を落とさないように神経をすり減らすこととなりました。

大きな沢のような段差を登り降りして進むとようやくブル道に到達でき、ブル道を降ることで、双子山への分岐点「旧二合八勺」までくることができました。

ここまでこれば落石を発生させてしまう心配はほとんど無いので、やっと緊張を解くことができました。

富士山での安易なトラバースはしない方が良いですね。

今更ながら、勉強になりました。

ギャラリー

十分堪能できたので、魔のトラバースルートに入ります。
最初のうちは、配線に沿って直登を続けましたが、このまま山頂に向かう気配があったので、途中で並行移動にシフトします。ここで、もとの道を降っていればなあ。
宝永山を眺めつつ斜面を登り気味に進みます。
途中から、小石が落ちそうな怖さがあって、少し降り気味に進むことにしました。
というのも、経路上には結構大きめな石も転がっていて、小石を落としてしまうと、下方にもあるだろうこれら石が連鎖して落ちてしまうかもとビビってしまって、へっぴり腰で進むことになってしまいました。自分が悪いので仕方ないんですけど。
ようやくブル道までは到着できたので、双子山が見える方向へ進みます。
下山道との交差地点に到着しました。猛スピードで駆け降りてくる人に注意しながら反対側の道を進みます。

御殿場旧二合八勺〜上双子山〜下双子山

双子山への分岐点「旧二合八勺」からは、破線ルートとなります。

従って、ここからも自己責任の範囲で進みます。

このルートは最終的に「水ヶ塚公園」まで向かうのですが、途中で上双子山へ直接降下することになります。

そして、いつもとは逆側に伸びる登頂ルートから登っていきます。

こちらの方が長さが短い分、傾斜は急になっています。

滑ってずり落ち無いように、踏ん張りながら登っていくと10分ほどで「上双子山」の山頂に到着します。

こちらの山頂にはケルン(石積み)が2つだけの閑散とした場所ですが、天気が良いと富士山山頂や宝永山山頂を間近に見上げることができます。

残念ながら、今回は丁度雲の中に入ってしまったので、滞在することなく「下二子山」へ降りてしまいました。

「下二子山」では標高が低くなったことで雲を抜け、下界の展望を楽しむことができました。

ここには、伊邪那岐尊、伊邪那美命の夫婦神が祀られた石像が立っていて、その近くに山頂碑と三角点が設置されています。

折角の眺めだったので、ここで少し小休止をした後は、御殿場口区間で未踏のままにしていた幕岩経由の下山道を降っていくことにしました。

ギャラリー

こちらの道は破線ルートなのですが、かなり踏み跡がしっかりしていて、どんどん進んでいくことができます。
ちょっと、降りすぎたみたいで、案内は一段上にありましたが、後程、合流して一本で進んでいきます。
この時は、どちらのピークも天気良さそうだったのですが、進むにつれて雲かかってきてしまいました。
倒れた案内をきっかけに
ショートカットして降っていきます。
反対側の麓付近まで降りてきました。ここから登り返します。
いつも登っている反対側よりも傾斜は急でしたが、距離が短いので一気に登ってしまいます。
上双子山山頂に到着です。ばっちり雲の中ですね。
展望0でツマラナイので下双子山の方へ向かいます。
反対側の山道を降っていくと
途中から雲が晴れてきました。
麓まで降ったら、登り返します。
こっちは5分程度で山頂に到着です。お手軽で良い山です。
下双子山の山頂碑まできました。上双子山も晴れてきましたね。ちょっと待っていればよかったのかもしれません。
夫婦神にご挨拶したら
ハートマークの三角点を撮影して、「幕岩」経由で下山します。

下双子山〜幕岩〜富士急バス「御殿場新五合目停留所」

「下双子山」山頂のお鉢巡りをしたら、「幕岩」方面へ降ります。

「四辻」から樹林帯に入り、少々傾斜のある山道を降っていくと、「幕岩」への降下地点に到着するので、そちらへ向かって降ります。

この降下する区間、少々曲者で、滑りやすい粘土質の地面の上に濡れた落ち葉が積もっていて更に滑りやすい急坂になっているので、転ば無いように注意して降りてください。

5分ほど降ると「幕岩」の開けた場所に飛び出ます。

羽虫が多いので、記念写真を撮ったらすぐに先に進んでしまいましょう。

溶岩流の跡を辿って降っていくと、崩壊地が見えてくるので、その手前を左折していきます。

ここからは、樹林帯の比較的安全な道を降ることになります。

1時間ほど降ると、賑やかな声が聞こえ始めて、最終的には「御殿場口新五合目」の第一駐車場の奥に降り立つことができます。

バスの到着時間まで余裕があるようでしたら、トレステで時間を潰していくと良いでしょう。色々なパンフレットや掲載物、ちょっとした展望台なんかがあって、それなりに楽しむことができますよ。

ギャラリー

一旦麓まで降ったら、「水ヶ塚公園」方面に進みます。
すこし登って
まずは「四辻」に到着です。
ここから「水ヶ塚公園」と背後の愛鷹山を眺めながら「幕岩」まで降ります。
ガイドロープに沿ってくだっていくと
案内が立っていて
更に降っていくと
沢っぽい場所に出るので
構わず降っていきます。
「幕岩」への降下地点となる案内がみえてきました。ここから「幕岩」方面へ降ります。
ロープを活用しながら急坂を降っていくと
「幕岩」に到着しました。なにか撮影している風な人が居たので、邪魔し無いように立ち去ります。
反対側の斜面をおりてくと
徐々に溶岩流跡になっていき
崩壊地手前まで降りてくることができました。ここから左に進むと
「御殿場新五合目」へむけての案内が立っているので、そちらの方向に進みます。
ここからは、普通の樹林帯を歩いていきます。
通行注意の案内が立っている場所もあり
若干崩れそうになっていたので、少し注意が必要かもしれません。
こんどは足元注意です。
こっちは崩壊しているわけでは無く、足を滑らすと怪我しそうな高さのトラバース道を進む感じです。
緑の気持ち良い樹林帯を1時間ほど歩くと抜けていくと
目の前が開けて
「御殿場口新五合目」から「双子山」に向かうルートに合流します。
そのまま降りていくと、駐車場が見えてきて
第一駐車場奥の「幕岩・二ツ塚(双子山)入り口」に下山できました。
バスの時間を確認すると1時間ほど余裕があったので、「富士山トレイルステーション」に立ち寄ってみることにします。
ここにはプチ展望台があり、箱根方面の眺めを楽しめます。
インフォメーションセンターもあり、中にはいろいろなパンフレットや、下山後に立ち寄れる温泉施設の割引チケットなんかも置いてありました。マイカー無いと行けない場所ばかりでしたが。
記念撮影場所では、顔をだしてくれた富士山が撮影できました。今シーズン最後の姿かな。また、来年も遊びにきますね。
バスが来たので、御殿場駅まで帰ります。お疲れ様でした。

おまけ

「御殿場駅」でお風呂というと、わたしの中では大衆浴場「人参湯」です。

この日も、同じく「人参湯」に寄り道して汗を流させてもらいました。

詳しくは、こちらの記事をご覧ください。

マイカー組なら、高速道路付近にあるいろんなお風呂に立ち寄れるのでしょうが、ノーマイカー組だと移動手段が無くて、なかなか難易度が高いので、ここ一択になりつつあります。

それでも必要十分な状況ではあるのですが、臨時休業などで立ち寄れ無い場合の代替も欲しいなと思い始めてもいます。

もし、目ぼしい情報お持ちでしたら内緒で教えてくださいね。

ギャラリー

御殿場定番となってきた「人参湯」です。飾りっ気のない大衆浴場なのですが、むしろ、そこが気に入って、入り浸っています。
お風呂帰りに日没間際の富士山を眺めることができました。最後の最後に得した気分です。
御殿場駅まで戻ってきたら、反対側「早乙女口」の3番のりばで新宿行きの高速バスを待ちます。
タイミングがよかったのか、10分ほどでバスが来てくれました。席も空いていてゆったり寛ぎながら帰ることができました。ありがとうございました。

まとめ

富士山御殿場新五合目からルート外に放置されているワゴニアの残骸を見に行った様子でした。

ワゴニアの埋まっている場所自体は、特に危険な場所では無く、ブル道から直登すれば時間はかかりますが、到着に手間取ることはないかなとは思います。

周囲の展望も良く、とても魅力的な場所ではありますが、正規のルートでは無いので、大手を降っておすすめとは言い切れ無いのが歯痒いところです。

全てが自己責任な場所だということをご了承いただいた上で、しっかりと準備を整えてから訪れていただければ幸いです。

確実に言えるのは、富士山での安易なトラバースは厳禁といったところでしょうか。

今後、わたし自身注意していきたいと思います。

それでは、ここまでお読みくださりありがとうございます。

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