山行の記録|富士山富士宮ルートから登頂したら混雑MAXだったお話

ここ最近は、富士山登山も途中敗退が続いています。

ここらでもう一度、登頂をしたいなと思い、今回は楽に登れる「富士宮ルート」から登ってみることにしました。

結果としては、高山病に罹ることも無く、無事に登頂を果たせたし、お鉢も巡れたので上々な気分で帰ってくることができました。

ただ、ものすごい盛況で、登山者減少なんてニュースは別世界のことみたいになっていました。

特に、最高峰「剣ヶ峰」直下の撮影待ちの行列は馬の背の中腹まで続くほど長蛇の列となっていたのが印象的で、あんな急坂の途中で立ち止まって待たないといけないとか、ちょっとかわいそうな感じでした。

もしあなたが、8月の山の日やお盆休暇を使って富士山登頂を目指している様でしたら、現在の富士山山頂付近がどんな感じになっているかイメージいただけるかと思います。

是非、最後まで読んでいってくださいね。

目次

基本情報

まずは、今回の山行についての基本情報です。

山行の基本情報

日付:2022/7/23

天候:曇り

エリア:富士山エリア

コース概要:富士急バス「富士宮口五合目停留所」〜八合目〜浅間大社奥宮〜剣ヶ峰〜久須志神社〜大砂走り〜宝永第一火口〜富士急バス「富士宮口五合目停留所」

難易度:体力☆☆、技術☆、危険☆

交通機関:

(往)JR東海道線「三島駅」から富士急バスで、「富士宮口五合目停留所」へ

(帰)「富士宮口五合目停留所」から富士急バスで、JR東海道線「三島駅」へ

概要

富士宮ルート(ふじのみやるーと)

富士宮ルートは、4つある富士山の主要登頂ルートの中で静岡県側にある登山口の一つです。

主要登頂ルートの中で、標高が最も高い位置からスタートすることができ、歩く距離も一番短いルートになっています。

詳しくは、主要4ルートをまとめた記事に書きましたので、以下リンクよりご確認ください。

今回の山行上でのポイント

地図上の位置と標高

まずは、今回の山行で歩いた場所について、地図上の位置、標高を示します。

また、「Download file」のリンクからGPXデータとしてダウンロードできます。

ご自由にご活用ください。

合計距離: 14073 m
最高点の標高: 3772 m
最低点の標高: 2311 m
累積標高(上り): 1781 m
累積標高(下り): -1721 m
総所要時間: 07:58:13
Download file: climbing-record-20220723.gpx

歩いた軌跡

続いては、GPSデータを元にした軌跡です。

市販の地図

今回の山行ルートが掲載されている市販の地図も載せておきます。

本来であれば、国土交通省国土地理院のサイトから2万5千分の1地形図を購入、印刷して持参するのが正しい在り方ですが、毎回それだと面倒なので、紙面の地図は5万分1の市販地図をザックに入れて持って行くことにしています。

わたしの山行でのメイン地図はGPSアプリに移っており、紙面地図は予備扱いなため、今のところこの運用で困った事態には陥っていません。

ただ、読図の勉強をちゃんとしたい場合は、2万5千分の1地形図を購入した方が良いです。

5万分の1の等高線は荒すぎて地形把握には、ほぼ役に立たないのでご注意くださいね。

おすすめ展望ポイント

今回の山行ルート上の展望ポイントは、次の通りです。

展望の楽しめたポイント
  • 剣ヶ峰
剣ヶ峰

今回の山行ルート上での展望ポイントは「剣ヶ峰」です。

下界は雲に覆われていましたし、山頂碑の周りはかなりの混雑ぶりでしたが、奥にある一段高い岩場まで進んでしまえば、一息入れる空間は十分に残っていて、荒々しい火口の様子を楽しむことができました。

時折、火口の内側にも雲が入り込んできていましたが、それもまた雰囲気があって楽しい眺めになっていました。迫力ある風景なので、各々のルートで十合目まで登頂できたら、もう一歩足を進めて剣ヶ峰からの眺めも楽しんでから下山することをおすすめします。そのほうが達成感も更に増すことでしょう。

ギャラリー

剣ヶ峰の一番高い位置と言われている赤いマークから火口を見下ろした様子です。写真では分かりづらいですが、断崖絶壁の上から見下ろす、迫力ある眺めが楽しめます。
白山岳方面に目線をずらしてみました。雲で下界の様子が見えないのが惜しいです。
こちらは、浅間神社奥宮方面です。赤い神社の屋根見えてるでしょうか。
旧気象観測所を見上げた様子。この上に登れればもっと見晴らしが良くなりそうですが、残念ながら立ち入り禁止エリアになっていて入れませんでした。
撤収時に前を通り過ぎたタイミングで撮った山頂碑の写真です。誰もいないように見えますが、フレームの外には撮影待ちの人々がワチャワチャとしていました。

注意した方が良さそうな区間

今回の山行ルート上で、注意したほうがよさそうな区間は、特にありません。

富士宮ルートは、整備の行き届いたとても歩きやすい登山道です。高度が上がると岩場が増えますが、特別な技術が必要となるような危険な区間は皆無と言って良いルートとなっています。

注意した方が良さそうな区間
  • 特になし

今回の山行での服装

今回の山行では、次のような服装の組み合わせを持参していきました。

同じ時期に赴かれるときの参考にして見てください。

  • ベースレイヤー:半袖Tシャツ
  • ミドルレイヤー:薄手の長袖Tシャツ
  • アウター:ソフトシェル、レインウェア
  • ボトムス:薄手の長ズボン、厚手のソックス
  • その他:手ぬぐい、ネックゲーター、薄手の手袋

この日の日中は気温高めで、山頂に登るまでの間は半袖Tシャツでの活動でも汗ダクとなりました。

こんな状態だったので、お鉢巡りに移ると途端に冷風に煽られて汗冷えし始めてしまったので、ソフトシェルを羽織って凌ぐことになりました。

お鉢巡りを終えての下山中は、また汗をかく暑さに戻ってきたので再度半袖Tシャツだけでの活動に戻しました。

標高3,000mの世界との行き来に耐えるのには、レイアリングで対応するのが一番ですね。

移動中は半袖Tシャツで苦にならず、寧ろ下界でも暑い感じでした。

以下の記事にわたしが里山登山に使っているウェアの具体的な品名や組み合わせについてまとめていますので、詳細知りたいようでしたら合わせて読んでみてください。

あなたが、同じ時期の同じ界隈に赴くときの参考になれば幸いです。

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山行の記録

ここからは、今回の山行について述べていきます。

アプローチ

今回の富士登山は、「富士宮五合目停留所」からのアプローチです。

「富士宮五合目停留所」へは、次の3つのいずれかのプランを採ることになります。

  • JR東海道線「三島駅」南口から「富士宮口五合目」行きの路線バスで向かう
  • JR見延線「富士宮駅」から「富士宮口五合目」行きの路線バスで向かう
  • JR御殿場線「御殿場駅」富士山口から「水ヶ塚公園」行きの路線バスに乗り、「水ヶ塚公園」から1時間おきに発車する「富士宮口五合目」行きのシャトルバスで向かう

この他に、東京から直行することができる各種ツアープランも存在していますが、わたしはぼっちでの活動がメインなので除外しています。

今回は上記の3つのプランの中で一番ラクに到着できる「三島駅」からのプランを採用することとしました。。

「三島駅」に向かうとなると「東京駅」からは東海道線沼津行きに乗るのが最適です。

今回も沼津行きの始発に乗り込み向かいます。

相模湾湾岸の綺麗な眺めを楽しみながら「三島駅」に到着したら、南口のバスロータリーに向かいます。

いつもはそのままバスのりばへ直行していましたが、今回は「富士登山バスフリーきっぷ」を購入するために、バスロータリー脇にある有人のバス切符売り場に向かいます。

「三島駅」から「富士宮口五合目」へ向かうのならば「富士登山バスフリーきっぷ」を使うのがとてもお得です。このチケットを使うことで往復料金にして約3割安く済ませることができるようになります。

また、別の登山口に降りた際にも買い直しすることなく使えますので、買わない手はありません。

バスのりばと切符売り場は少し離れているので、バスの発車時間に気をつけつつ、購入しておきましょう。

富士急バス公式サイトのフリーチケット案内ページを載せておきますので、詳しくはこちらでご確認くださいね。

また、大事な三島駅周辺のおトイレ事情ですが、南口郊外の公衆トイレは切符売り場とは反対方向にあるので、往復チケットを購入してからおトイレに向かうと結構歩くことになります。

このため、駅構内の南口改札手前にあるおトイレを利用するか、電車内のおトイレで済ませておくことをお勧めします。

「富士宮口五合目」までの乗車時間は1時間40分の長丁場です。

途中の「遊園地ぐりんぱ」でおトイレ休憩してくれるようになったようですが、ぐりんぱまででも40分は乗りっぱなしです。

念の為、乗車前に一度はおトイレを済ませておくようにしてください。

「富士宮口五合目」に到着したら、仮設休憩所の周辺で身支度を整えて山頂に向けて気張って出発しましょう。

ギャラリー

「東京駅」で始発を待つ風景。午前5時でこの明るさです。真夏の早朝って感じです。
今日はこの子で「三島駅」へ向かいます。「三島駅」の改札への階段は東京寄りにあるので、最後尾車両に乗り込むと何かと捗ります。
今年2022年の夏季青春18きっぷ。今日から使い始めです。ノーマイカー組には必須のお得きっぷで、1日あたり2,410円でJR普通全線が乗り放題になります。わたしんちの最寄駅から三島駅まで往復4,620円なので、半額に近い運賃で行き来できることになります。途中下車も自由自在ですし、使わない理由は無いですよね。
三島駅に到着です。人混みに紛れていそいそと南口改札へ向かいます。
手前におトイレがあるのですが、この日は「フリーきっぷ」を購入するため急ぎ通過してしまいました。有人改札で青春18きっぷを提示したら、早足で駅郊外を右手に向かって進みます。
人の合間を縫って伊豆箱根鉄道「三島駅」方面へ進みます。
「富士急」と出ている窓口で「富士山フリーきっぷ」下さいといえばすぐに購入できます。窓口が一箇所しか無いので、行列が出来やすいです。何はともあれ並んでしまいましょう。
これが「フリーきっぷ」です。購入日から3日間有効なので、山小屋泊な場合でも安心ですね。
今年からだと思うのですが、2枚目に「下山確認券」なるものが付きました。帰りのバスで運転手に渡すことになるので無くさないように。
「富士宮口五合目」行きのバスが出る2番のりばに向かうと、ちょっとした人だかりができてました。
全員富士山行きのようです。人数は10名程度でしょうか。路線バスの席でも乗り切れそうです。山梨側富士スバルライン五合目行きのバスに比べたら、ぬるい。ぬるい。
見慣れたカラーリングの富士急バスが到着です。それでは、この子に乗って1時間40分のバスの旅に出発です。
バスの正面から見えた富士山です。朝はこんな感じに頭が出てましたが、日が上がるにつれて雲の中に隠れてしまいました。
「遊園地ぐりんぱ」でのおトイレ休憩です。昨年はこんなの無かったので、今年からだと思います。これは助かる人いるでしょう。案の定、おトイレ前は長蛇の列になってました。
ぐりんぱ駐車場からの眺め。9時前でしたが、もう山頂は雲の中ですね。
シワシワな腕で失礼します。「水ヶ塚公園」では検温を実施しています。検温にパスするとリストバンドを手渡されて手首に巻くように促されますが、キツく着けすぎないように注意です。このバンド、一度装着すると片手で外すのはほぼ不可能でハサミかカッターが必要になってきます。昨年最初に付けた時にピッタリ装着してしまって、下山後に外すのにエラい難儀しました。手首を通過するぐらい緩めにつけて、その上から腕時計をつけて抜け落ちないようにするといい感じです。お試しあれ。
「水ヶ塚公園」からの長いスラロームを経て、ようやく「富士宮口五合目」に到着です。この時点で9時40分。「三島駅」出発が7時40分だったので、かれこれ2時間も乗ってたんですね。スタート前にお疲れ様です。
バス停の横には、数年前の放火騒ぎで焼け落ちてしまったレストハウスの代わりとなる仮設休憩所があります。おトイレもたくさんあるので、ここで身支度を整えると良いでしょう。諸々準備できたらスタートです。
ここからスタートとします。本当の登山口はもう一段上方にあるのですが、まあ、ここからということで勘弁してください。

富士急バス「富士宮口五合目停留所」〜八合目

仮設のレストハウス前をスタートしたら、一段上方にある登山口に向かいます。

アスファルトの道をしばらく進むと協力金回収をしているテントが見えてきます。

その手前が登山口になります。

最初から火山岩でゴツゴツな山道を30分ほど登ると、六合目の山小屋2つ見えてきます。

それぞれを通過すると進行方向左手に富士山頂に向かう道への分岐が見えてきますので、左に折れて山頂方面へ向かいましょう。

ここから八合目の手前までは、普通の登山道を歩く感じです。

スコリアと呼ばれる軽石状の火山石が積まれた区間もありますが、不便に感じるところは無いはずです。

八合目手前まで登ってくると、徐々に急勾配の岩場が増えてきます。

吉田ルートのような鎖場は無いので、登るルートに悩むような箇所はありません。

しかし、登り降りが同一ルートなので、下山者とのすれ違いがしょっちゅう発生します。

接触しないよう譲り合って進んでください。

最近は、富士山に限らず「登り優先」という山での暗黙ルールが崩れてきているように感じます。

登ってくる人は足元に集中していることが多く、下山者に気がつかないケースがあります。

逆に、降っている時は、進行方向への見晴らしが良く、人とすれ違うタイミングを事前に察知できることが大半です。

降り方面を進んでいる時には、登ってくる人への配慮ができるとかっこいいかと思います。

八合目からは、さらに赤土と火山岩が印象的な富士山らしい登山道に入っていくことになります。

ギャラリー

仮設休憩所を後に、一段上にある登山口に向かいます。
ここの右手にレストハウスがあったのですが、すっかり解体されて見晴らしが良くなってしまいた。
しばらく進むと協力金回収のテントが見えてきます。一回の登山で1,000円という値段設定。有名どころのテント泊と同じくらいのお値段と考えてしまうと、正直高いよねと思わなくはないですが、お支払いして隣の山道に入って行きます。
スタート時点から、もう混み混みな予感がヒシヒシです。
表口五合目の看板。静岡側が表口だと、山梨側は裏口になるのでしょうか。人気はあっちの方があるんですけどねー。
足元のコンディションはこんな感じです。
おトイレを通過して
ゴツゴツな山道を登っていくと
早速、六合目の山小屋が見えてきました。
雲海荘に到着です。ここと宝永山荘の前を通過すると
山頂への分岐がありますので、ここを登って行きます。
この辺りも岩の多い山道です。砂地よりも歩きやすくて助かります。
暫し歩くと、新七合目の案内が立っていました。
見上げると山小屋が見えてました。あれが新七合目ですね。
そして、徐々に下山者とのすれ違いが増えてきました。接触しないよう注意です。
新七合目「御来光山荘」まできました。
下界の眺め。見事に真っ白ですね。
山荘を通過したら、いきなりの混雑っぷりにクラクラ。後ろからも続々と人が迫ってくるので、停滞せずに先に進みます。
次は「元祖七合目」だそうです。「新」だとか「元祖」だとか呼び名がいっぱいありすぎてよくわかんなくなりますね。
上方に白い山荘が見えてきました。あれが「元祖」ってことなのかしらね。
相変わらずの盛況っぷりですが、ここから暫く滑りやすい道が続きます。
そして「標高3,000m」に到着です。さすが最短ルートの富士宮です。なかなか良いペースで3,000mまで到達できました。
徐々に勾配も急になっていく中、小さい子が頑張って岩場を登ってました。かわいいですね。
「元祖七合目」見えてきました。さっき見えた白い建物じゃないですね。あれはもっと先の小屋なんでしょう。
山荘の案内です。
山荘前の看板です。
下界を振り返るとこんな感じです。安定の白さです。
山荘前を通過して、さらに先へ進みます。
この辺から大きな岩が目立つようになってきました。
勾配も急になってきて
大股で木の階段を登ります。
新七合目で見えていた白い山荘が見えてきました。「八合目」のものだったみたいですね。
岩場をどんどん登ります。
この辺登るのキツかったですが
ようやく「八合目」まで到着しました。ここから「浅間大社奥宮」境内地になるみたいです。
山頂まで残り1時間30分だそうです。本当にそんなペースで着くのかしらね。富士山の案内、たまに時間が巻き戻っていることもあるので注意が必要です。
お約束の下界を見下ろした様子。雲で真っ白なのもお約束になってきました。
逆に、山頂方面は晴れていそうです。曇っちゃう前に登りきってしまいましょう。

八合目〜浅間大社奥宮

八合目からは、浅間大社奥宮の境内に入ります。

ここから本格的な岩場に突入します。

急勾配が続くようになるので、気を引き締め直して取り掛かることにしましょう。

途中にある硬貨のいっぱい刺さった2本の柱を通過すると、直ぐに九合目が見えてきます。

そして九合五勺の山小屋も通過すると、山頂の鳥居が見えてきて浅間大社奥宮に到着です。

ここが富士宮ルートの十合目となります。ここまででも富士山登頂達成と言えなくはないですが、折角なので最高峰「剣ヶ峰」も狙っていきましょう。

ギャラリー

八合目を越えて更に登って行きます。
この鉄の敷居みたいなのなんでしょうね。
鳥居の脇を通過して行きます。
岩場に入ったからでしょう、落石注意の案内も増えてきました。
そして、このあたりから更に混み混みの渋滞区間に入ります。
九合目の看板を通過し
元鳥居だったんだろうと思われる2本の柱を抜けて行きます。
風化していつのものかわからない硬貨が一杯刺さっていました。ちょっと見た目キモいですよね。
立ち止まって息を整える方が多数。わたしもその一人になってます。休憩。休憩。
息を弾ませながら九合目「萬年雪山荘」に到着です。カッコいい名前ですよね。
下界のながめ。みなキツそうに登っています。
直ぐに九合五勺の案内がありました。
息を弾ませながら登っていくと
九合五勺「胸突山荘」に到着です。「胸突」と言えば「胸突き八丁」。ここが最後の正念場ということなんでしょう。
そんなわけで、正念場もサクッと攻略して行きます。
そんな中、気がついたのですが、御殿場ルートや須走ルートに比べると、富士宮ルートは軽装な方が多い印象です。やはり距離が短くて登りやすいからなんでしょうね。
そして、やっと山頂の鳥居が見えてきました。
先ほどの鳥居を潜り、石階段を登り切ったら「富士山頂奥宮」に到着です。ここが富士宮ルートの十合目となります。今回は無事に登頂を果たすことができました。よかった。よかった。
奥宮で、登頂のご挨拶です。ヒメさま、また遊びに来ましたよー。
そして、この日はお隣の山頂郵便局も空いていました。いつもしまっている印象なのでちょっと新鮮でした。
開設時間を確認すると14時までのようです。以前須走ルートで登頂した時は14時を回ってたから閉まっていたのですね。納得。納得。

浅間大社奥宮〜剣ヶ峰〜久須志神社

浅間大社奥宮からは向かって左に折れて、富士山最高峰「剣ヶ峰」に向かいます。

十合目までのルートも混雑をしていましたが、剣ヶ峰へ向かうにつれて更に人通りが増えます。

そして、「剣ヶ峰」へ向けての核心部「馬の背」まで来たところでとんでもない長蛇の列が出来上がっているのを見ることができました。

どうも山頂での記念撮影用の行列で、50人以上は並んでいます。

記念撮影には全く興味が無いようなら、横をすり抜けてピークハントを済ませてしまいましょう。

そのまま、お鉢を逆に進んでいきます。

「馬の背」ほどではありませんが、お鉢巡りの最中にもそれなりにアップダウンはあるので、ペース配分にはご注意ください。

お鉢を半周していくと山頂に建つもう一つの神社「久須志神社」に到着です。

あとは、富士宮ルートまで戻って下山するだけですが、近日、宝永第二火口から富士宮口五合目へ降るルートで遭難が発生していたのを思い出しました。

バリエーションルート「村山道」を登った時に交差した道で、結構整備されていたように感じたので、この機会に歩いてみることを思い立ち、御殿場ルートから下山するようプラン変更することにします。

いずれにしろあと半周お鉢をめぐらないといけないので、ここでも休憩は入れずに進んでしまうことにしました。

ギャラリー

お隣の峰「剣ヶ峰」へ向かいます。
途中に小さな水溜まりがありました。位置的に「このしろ池」だと思うのですがどうでしょう。
そして、ストーカーのように虎岩の背後からこっそり撮影します。
改めて「剣ヶ峰」に向かおうとすると、ちょっと異様な雰囲気を感じます。
「剣ヶ峰」直下の急坂「馬の背」に溢れるくらいの行列。これが異様な雰囲気を醸し出していた正体でした。
山頂で記念撮影したい人たちの列っぽいので、横をすり抜けて登ります。
旧気象観測所前の階段も人だらけです。ここも横をすり抜けて行きます。
行列の先には「剣ヶ峰」の山頂碑がありました。思った通り記念撮影の行列でした。一人当たり数分で済ませているようでしたが、50人も並んでいたら、それだけで50分待ちになっちゃいますね。あな恐ろしや。
記念撮影は良いので、奥にある真の山頂と言われている岩場から火口の様子を写します。
火口の様子を撮影したら、お鉢巡りに向かいます。しかし、すごい人だ。
通り過ぎる時にサッと一枚。こんなので十分。十分。
また、横をすり抜けて降りて行きます。
一段下の道に降りたら「大沢崩れ上部」方面に向かって歩きます。ここからの眺めもいい雰囲気ですよね。
一瞬振り返って「剣ヶ峰」の様子をパシャリ。ここからみるとかなり険しい感じです。
穏やかな登り坂を登っていくと
大沢崩れ上部を示していると思われる鳥居跡まで到着です。
反対側に振り返ると、空に突き出た大きな岩がありました。これが「大沢崩れ」の一番上の部分だと思います。違ったらごめんなさい。
大沢崩れの方を覗き込むと、削り取られたような断面の地層が下方まで永遠と続いていました。
先へ進みます。
雷岩を見上げる位置まで歩いて
白山岳の麓まで進みます。ちなみに、写真の左側にある縦に切れ落ちた岩を「釈迦の割れ岩」と呼ぶんだそうです。明治時代の「廃仏毀釈」で仏教要素を消される前の白山岳は、釈迦ヶ岳と呼ばれていたそうで、その名残なんだとか。
足元を眺めると「金明水」と思しき石碑が見えます。降るの疲れそうで立ち寄るのは辞めてしまいました。いつか機会あったら降りて確認してみます。
そんな感じにちまちま歩いていたら「久須志神社」まで200mのところまで来ました。
「久須志岳」山頂に向けて少し登り、左手に見えてくる巻道に入ります。
石組が見えてきたら
久須志神社に到着です。これでお鉢も半分まで歩けました。ご挨拶をしたら予定変更して「銀明水」の脇から御殿場ルートに降りて行きます。

久須志神社〜大砂走り〜宝永第一火口〜富士急バス「富士宮口五合目停留所」

久須志神社でのご挨拶が終わったら、お鉢の半分を巡って「銀明水」から御殿場ルートを降って行きます。

御殿場ルートは七合目を過ぎるまでは、登山道と合同の道を降ります。

滑りやすいのでここの区間は少し慎重に降るのが良いようです。

七合目を過ぎたら「大砂走り」方面への分岐に入るので、ここから加速して降りていきます。

今回は、途中にある宝永山への分岐から「宝永第一火口」に降り、「宝永第一火口縁」まで向かいます。

そこから「第二火口縁」へ降って「富士宮口五合目」への分岐に入る予定で進んできましたが、どうもタイミングが悪かったようで、到着した時には5m先が見えないくらいのホワイトアウト状態になっていました。

この状態のまま、遭難者の出ている初見の道を進むのは気が引けてしまったので、再度の予定変更をして、安定の宝永遊歩道から「富士宮六合目」を経由して下山することとしました。

「富士宮五合目」まで到着してみると、丁度いい感じに「水ヶ塚公園」行きのバスが停まっていたので飛び乗ってみたのですが、これが罠だったようで、結局、三島駅の最終バス19時10分まで「水ヶ塚公園」敷地内で30分近く佇むこととなってしまいました。

「富士宮駅」行きのバスも一緒に停まっていたので、こちらに乗っていればもっと早く帰路に着けたかもしれません。

結局、帰宅は午前様となってしまい、ヘトヘトになってしまいましたが、電車の中で寝過ごす事もなく無事に帰れたので、結果オーライだと思いたいです。お疲れ様でした。

ギャラリー

久須志神社を後にして「銀明水」に向かいます。
須走の下山道を通過して成就岳方面へ向かいます。
成就岳の中腹まで登ったら、左手の巻道を辿って、今度は伊豆岳へ向かいます。
プルプルの太腿を騙し騙し進んでいくと、雲の切れ目から山中湖の湾曲した湖畔が見えました。
ちょっと元気が出たので、一気に伊豆岳をパスしていきます。と言っても、ここも左手の巻道で巻いていくのですけどね。
伊豆岳を越えて、見晴らしの良い稜線を進んでいくと
とうとう、スタート地点の「浅間神社奥宮」が見えてきました。奥には「剣ヶ峰」も見えてますね。
そのまま、富士宮ルートまで進んでしまってもよかったのですが、手前で御殿場コースへ折れて降ります。写真は「銀明水」です。水は枯れてました。
奥に立っている鳥居をくぐり
九十九折りのザレ場を降ります。とても滑りやすいので慎重に。
くねくねした坂を降りていくと
御殿場八合目の見晴館跡地に到着しました。
そして、ここからしばらくは雲の中を降って行きます。
何も見えない中降っていくと、次の山小屋が見えてきました。
「赤岩八合館」に到着です。人がいっぱいいたので鐘は鳴らしません。紳士のマナーってヤツですね。
段々と雲を抜けて夕方の日差しが差し込んできました。ちょっと暑くなってきましたがペースを落とさずに降って行きます。
観測所跡地をクリアして
更に降って
御殿場七合五勺「砂走館」まで降りてきました。ここはスタッフのお子さんが元気に走り回っていて見ていて楽しいんですよね。
そして20名規模の大きなツアー客とすれ違います。仕方のないことですが、すれ違いに少し時間を取られます。
特に接触することもなく無事にすれ違って、御殿場七合四勺「わらじ館」まで降りてきました。スイカ美味しそうです。
日の丸と金庫も健在でした。
七合目は写真撮り忘れてしまったので「大砂走り」の分岐までワープです。ここから速度を増して降りていきます。
「大砂走り」では、砂の盛り上がっているところ目掛けて足を落とすと良いです。足腰へのクッションになりますし、加速し過ぎないようにブレーキの役割も担ってくれます。降りるときの参考にしてみてくださいね。
宝永山山頂が見えてきたところの分岐を右に入ります。
思えば、プリンスルートを逆行していってますね。今度は、このルートで登ってみようかしら。
宝永山の馬の背へ到着です。この日も風は穏やか。16時を過ぎると、この場所でも風は穏やかになるんですかねえ。
山頂には立ち寄らずに、第一火口に向かって足速に降りて行きます。
「宝永第一火口底」に到着。ここでも足を止めずに「宝永第一火口縁」まで登ります。
流石に疲労も溜まってきていて、この坂のきついこと。きついこと。ヘトヘトで縁まで登ります。
笑い始めた膝を無理やり前に進めて「宝永第一火口縁」までようやく到着しました。
「宝永第二火口縁」の方向を眺めると、ホワイトアウトしてて先が見えません。ちょっとヤな感じもしたので、安全策をとって歩き慣れた宝永遊歩道を通って「富士宮六合目」に出るようにしました。
ここから六合目へ向かって進みます。
途中で、夕方の綺麗な雲海を見ることができました。
雲の下は寒そうだなと思いながらぼんやりと眺めます。
振り返ると「宝永第二火口」の盛り上がりが見えました。実はあのまま降ってても問題無かったかもしれませんね。
「富士宮六合目」に到着しました。
「宝永山荘」前を通過して
雲海荘も通過して
五合目に向けて降って行きます。
足の踏ん張りが効かないのか、ちょいちょいズルッと滑りながら降っていくと
朝通過した公衆トイレが見えてきました。ゴールも間も無くです。
登山口に到着です。ここまでこれば安心。安心。
レストハウス跡地を通過して
少しだけ見えた富士宮市街地を眺めたら
バス停まで降りて行きます。
丁度良い塩梅に「水ヶ塚公園」行きがエンジン掛かった状態で停まっていたので、飛び乗ります。これが失敗でした。お隣の「富士宮駅」行きに乗っておけばよかったとちょっと後悔です。
「水ヶ塚公園」に到着です。夕暮れで寒くなってきたなか30分近く駐車場で待つことになりました。仕方がないので、夕暮れをバックに暗くなっていく富士山を眺めながらぼんやりと待ちます。
ようやく「三島駅」行きの最終便が到着しました。結構人が乗っていましたが、ほとんど全ての乗客が降りてしまいました。全てマイカー組だったようです。このため、ガラガラの車内を大きく使いながら三島駅まで帰ることができました。お疲れ様でした。

まとめ

富士山富士宮ルート登頂の様子でした。

富士宮五合目は標高2,400mなので、剣ヶ峰までは1,400m登れば到着できます。

酸素濃度の問題があるので、全く同じというわけでは無いですが、これは奥多摩・雲取山の鴨沢ルート(標高差1,400m)や、丹沢・塔ノ岳の大倉ルート(標高差1,200m)と同じくらいの高低差になります。

このレベルの登山道を普通に行き来できる体力があれば、余程のアクシデントが無い限り登頂は難しくありません。

しかしながら、コロナ禍復帰初年となった2021年に比べて、登山者の数は大きく戻ってきているように感じます。

無用なトラブル巻き込まれたりしないようにマナーを守って、富士登山楽しんでくださいね。

それでは、ここまでお読みくださりありがとうございます。

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