登山後温泉|御殿場の古き良き大衆浴場「人参湯」の紹介です【閉業】

温泉

※人参湯は、2023年2月に閉業してしまったようです。2023年5月20日に訪れた時には、既に暖簾は出ておらず、扉も閉まっていました。いつの日にか、再開してくれることを願って、このページはこのままにしておきます。今までありがとうごさいました。

JR御殿場線の御殿場駅は、富士山登頂ルートのうちの2つ「御殿場ルート」と「須走ルート」への登山バスが発着する場所で、非マイカー組には同ルートの起点となる場所です。

しかし、下山後に徒歩で訪れることのできる入浴施設は少なく、クルマが無いとなかなかに難儀する場所でもあります。

そんな中、インターネット検索で偶然見つけたのが今回紹介する「人参湯」と言う地元の大衆浴場です。

男湯と女湯の間に番頭台のある年季の入った施設ですが、御殿場駅から歩いて行ける貴重な入浴施設です。

お値段も良心的ですので、富士山を下山した後に訪れるのにおすすめです。

もしあなたが富士登山後の立ち寄り湯を探しているようなら、有力な情報になるかと思います。

是非、最後まで読んでいってくださいね。

「人参湯」におすすめな人
  • 最寄駅からあまり歩きたくない人
  • 銭湯でもいいので、とにかく安くお風呂に入りたい人
  • 静かにゆっくり湯船に浸かって寛ぎたい人
「人参湯」はイマイチな人
  • 大きなザックを背負ってきた人
  • 小綺麗な新しい設備のお風呂に入りたい人
  • 足を伸ばして伸び伸び湯船に浸かりたい人

基本情報

まずは、基本情報です。

基本情報

施設名:人参湯(公式サイトは無し)

住所:〒412-0043 静岡県御殿場市新橋2036-1

電話:0550-83-7337

営業時間:15:00〜21:30

定休日:毎週火曜日

お風呂の種類:内風呂2つ

アメニティ:タオル○、シャンプー○、リンス○、ボディーソープ○、石鹸○、ドライヤー○、全て有料

登山者向け設備:大きなロッカー:×、ザック置き場:×、大きな靴入:○、靴洗い場:×

駐車場:○(無料1、2台)

客層:地元のお父さん、富士山帰りの登山者

※公式HPは存在していないようなので、最新情報は直接お電話でご確認ください。

泉質情報

そして、一番知りたい泉質情報です。

お風呂のお湯情報です。

「人参湯」は沸かし湯なので、残念ながら効用といったものは無いです。

その代わり、ゆず湯やヨモギ湯などを浮かべたイベント湯をやってくれることもあります。

泉質情報

源泉名:×

泉質:×

水素イオン濃度(pH):×

湧出量(リットル/分):×

泉温(℃):×

飲用:×

泉質別適応症:×

泉質の特徴

「人参湯」は、温泉施設では無く、町の銭湯となります。

おうちのお風呂と同じく、沸かしたお湯なので特定の適応症などはありません。

それでも、大きいお風呂で温まることで疲労回復、血行促進、リラックス効果といった効果が期待できるかと思います。

加えて、季節に合わせた季節湯イベントを開いてくださっていて、タイミングが良いと菖蒲湯や柚子湯を楽しむこともできたりします。

そして、これはお風呂とは関係無いところですが、のんびりとした番頭ご夫婦の対応も、なかなかの癒し効果があるんじゃ無いかなと思ってます。

湯船毎の特徴

「人参湯」の湯船は1つだけです。

結構浴槽が深くて、そのまましゃがみ込むと顎までお湯に使ってしまいます。

このため、中にある段差に座って入る形になります。

収容人数は6名ほど。

3分の1ぐらいの位置に謎の敷居があって、浴槽が分割されていなければもう少し入れたかもしれません。

この敷居、ホントに謎です。ご存知の方いらっしゃったらこっそり教えてくださいね。

料金

続いて、料金表です。

沸かし湯なので、かなり良心的な価格設定です。この価格が魅力の一つです。

また、毎月26日は「風呂の日」ということで大人300円になるみたいです。

子供、幼児の料金はどれだけ安くなるかというと…忘れちゃいました。すみません。

料金表

大人:

入浴料430円

子供(小学生以下、3歳児まで)

入浴料160円

幼児(3歳児未満):

入浴料60円

その他:

石鹸30円、シャンプー40円、リンス40円、ボディーソープ40円、タオル30円、ドライヤー1回30円

※この料金表は2022/8/11時点のものとなります。最新情報は直接お電話にてご確認ください。

お得クーポン(なし)

お得なクーポン情報は見つけることできませんでした。

ご存じの方いらっしゃいましたら、わたしも使いたいので、是非、情報提供お願いします。

アクセス方法

「人参湯」へのアクセス方法です。

最寄の駅やバス停から公共交通機関を使ったアクセス方法、クルマでのアクセス方法の順に説明します。

最寄駅からのアクセス方法

「人参湯」の最寄駅はJR御殿場線の御殿場駅となります。

御殿場駅からのアクセス方法は、徒歩となります。

徒歩で向かう方法

徒歩で向かう場合は、御殿場駅の富士山口を降りて正面の「マイロード商店街」を突き抜けて進む形になります。

アクセス方法

御殿場駅からのアクセスマップ

関連リンク

「駅探」サイトを載せておきます。御殿場駅発着の電車情報を調べるときに活用ください。

ギャラリー

近いので迷うことは無いですが、駅からの道順を載せておきます。富士宮口の正面横断歩道を渡ります。
マイロード商店街を真っ直ぐに突っ切ります。
足元にこんなタイルが貼ってありました。こういうの自体が懐かしいですね。
反対側の端っこまで来たら、左折して直ぐの交差点を渡ります。
ここを渡って直進です。
駐車場の右奥に煙突が見えてきたら、その建物が「人参湯」です。高層マンションの前を右折します。
途中にバス停ありましたが、富士山登山口へのバスは急行扱いなので止まらないようです。十里木や須山からの路線バスなら停まるので、愛鷹山からの帰路だったら「新橋銀座停留所」で降りた方が歩かなくて済みますよ。
高層マンション前を右折したら、少し進むと到着です。お向かい左手には、専用駐車場2台分のエリアが確保されていました。無料みたいなので、空いていたらお使いください。
こっちが「人参湯」ですちょっと奥まった位置にあります。店の前に灰皿あったので、喫煙もいいみたいですね。わたしは吸わないので良くわからないですけど。
こっちが専用駐車場です。手前の2台分がそうみたいです。わたしはクルマ持ちじゃないので、こっちもよくわからないですけど。

高速バス停からのアクセス方法

JR御殿場駅の反対側「早乙女口」に、高速バスの発着場があります。

駅ナカの自由通路を昇り降りする必要があるので駅から徒歩で向かう時間に1〜2分余計に時間がかかるのでご注意ください。

アクセス方法

御殿場駅からのアクセスマップ

ギャラリー

早乙女口のバスロータリーです。3番のりばが高速バスの発着場になっています。
ここがバス停です。ここから新宿方面に戻る時は、予約サイト用のQRコードが貼ってあるので、30分以上先のバスならそのサイトから予約することができます。予約が間に合わなくても空席あれば車内で精算してそのまま乗ることもできます。
あとは、観光案内所の中にもバスチケットの自販機があります。17時までと早くに閉まりますが、その前だったら、ここで購入することも可能なので覚えておくと何かの役に立つかもしれません。

関連リンク

都内向け高速バスの予約用に「小田急ハイウェイバス」サイトを載せておきます。

クルマを使ったアクセス方法

「人参湯」へクルマでアクセスする場合、最寄インターチェンジは東名自動車道「御殿場IC(インターチェンジ)」となります。

「御殿場IC」を降りた後、約5分ほど走ると目的地となります。

アクセス方法

東名自動車道「御殿場IC」より約5分

アクセス方法

御殿場ICからのアクセスマップ

関連リンク

「静岡県道路規制情報」サイトを載せておきます。周辺の道路状況の把握に活用ください。

この施設を利用してよかった点3つ

「人参湯」を利用してよかった点3つ
  • 駅から徒歩圏内
  • 価格が安い
  • 客層が落ち着いている

駅から徒歩圏内

「人参湯」を利用してよかった点の一つ目は「駅から徒歩圏内」という点です。

御殿場駅周辺で検索してみるとわかるのですが、「人参湯」以外に徒歩圏内に入浴施設がありません。

隣駅の周辺には「あしがら温泉」など、本格的な温泉施設がありますが、電車とバスを乗り継いで行く必要があるので、ちょっと面倒です。

徒歩5分で気軽に出向いて距離はとても助かっています。

価格が安い

「人参湯」を利用してよかった点の二つ目は「価格が安い」という点です。

この値上げラッシュの中、ワンコインでお釣りが来る価格は非常に魅力的です。

沸かし湯だからこそのお値段なんだろうと思いますが、汗を流して、湯船でリラックスする分には、これでも十分に事が足ります。

電車で登山を続けていくと交通費がバカにならないので、こういったところで、ちょっとずつ節約できるのは、とっても嬉しいですね。

客層が落ち着いている

「人参湯」を利用してよかった点の三つ目は「客層が落ち着いている」という点です。

「人参湯」はごく普通の大衆浴場です。

なんの変哲も無い分、地元の方以外にわざわざ訪れる人は少ないです。

このため、ひとり客の割合が多くて、騒がしさを感じることがほぼ無い施設になっています。

折角のお風呂ですし、ゆっくり湯船でくつろげるのはポイント高い点かと思います。

「人参湯」を利用してイマイチだった点3つ

この施設を利用してイマイチだった点3つ
  • 中型ザックの置き場所に困る
  • 設備が古い
  • 湯船が小さい

中型ザックの置き場所に困る

「人参湯」を利用してイマイチだった点の一つ目は「中型ザックの置き場所に困る」という点です。

地元の大衆浴場なので仕方ありませんが、脱衣所のロッカーが標準サイズで、20リットルクラスのザックしか入りません。

このため、わたしの持つ38リットルの中型ザックになると、ロッカーの隅っこに立て掛けて置くことになりました。

脱衣所自体もあまり大きくはないので、5人、6人と着替え始めると邪魔になってしまうので都度、ザックを移動する必要があって、その点がかなり面倒でした。

大きなザックを背負っている時には、この点ご注意ください。

設備が古い

「人参湯」を利用してイマイチだった点の二つ目は「設備が古い」という点です。

お掃除自体は行き届いているので、不潔な印象は全くないですが、設備が古いので色々不便に感じる点がありました。

例えば、洗い場で一度に大量のお湯が使われると、水道から出る湯量が極端に減ったり、シャワーが壁に固定されていて取り回しが悪かったりと、ちょっとしたところに不便を感じる点がイマイチに感じました。

湯船が小さい

「人参湯」を利用してイマイチだった点の三つ目は「湯船が小さい」という点です。

ひとりで入る分には十分に広いのですが、3人も入ると一杯になって足を屈めないと湯船に入っていられないので、長湯するには少々辛い環境です。

パパッと体を洗って、ささっと湯船で温まったら短時間に帰るというスタンスなら気にならないだろうと思いますが、わたしのように長湯好きにはちょっとツラい環境です。

この点はどうしてもイマイチに感じてしまいました。

「人参湯」とセットで楽しめる山

最後に、「人参湯」とセットで楽しめる山を紹介します。

「人参湯」とセットで楽しめる山
  • 富士山
  • 愛鷹山

富士山

「人参湯」とセットで楽しめる山の一つ目は「富士山」です。

冒頭でも述べた通り、御殿場駅は、御殿場口新五合目行き、須走口五合目行きの二つのバスが発着場する場所です。

それぞれの登山口から下山する時にも立ち寄ることになります。

このため、御殿場駅から徒歩で行ける「人参湯」に寄り道していくプランがとてもお手軽でおすすめです。

アクセス方法

御殿場駅からのアクセスマップ

関連リンク

「富士急バス」公式サイトを載せておきます。路線マップや時刻表、運賃などの確認はこちらをご活用ください。

愛鷹山

「人参湯」とセットで楽しめる山の二つ目は「愛鷹山」です。

なかでも「十里木登山口」から下山した場合は、「御殿場」行き一本で来ることができます。

「御殿場駅」一つ手前の「新橋銀座停留所」で下車すれば、歩いて1分で到着できます。

ご活用くださいね。

アクセス方法

新橋銀座停留所からのアクセスマップ

関連リンク

「富士急バス」公式サイトを載せておきます。路線マップや時刻表、運賃などの確認はこちらをご活用ください。

まとめ

「人参湯」におすすめな人
  • 最寄駅からあまり歩きたくない人
  • 銭湯でもいいので、とにかく安くお風呂に入りたい人
  • 静かにゆっくり湯船に浸かって寛ぎたい人
「人参湯」はイマイチな人
  • 大きなザックを背負ってきた人
  • 小綺麗な新しい設備のお風呂に入りたい人
  • 足を伸ばして伸び伸び湯船に浸かりたい人
「人参湯」とセットで楽しめる山
  • 富士山
  • 愛鷹山

JR御殿場線「御殿場駅」から徒歩4分、昔ながらの大衆浴場「人参湯」の紹介でした。

建物は古びていますが、駅から徒歩で行ける立地の良さ、何よりも安い入浴料は庶民なわたし達にはとても助かる入浴施設です。

特に富士山下山後に立ち寄れるお風呂はこの施設ぐらいしかありません。

汗だくのまま電車や高速バスに乗るのも、周りに申し訳ないですし、是非、立ち寄って体をきれいにしてからお帰りいただくのが良いかと思います。

それでは、ここまでお読みくださりありがとうございます。

コメント

タイトルとURLをコピーしました