登山の最中、ゴアテックス製レインウェアを防風着の変わりに流用すると、そのゴワゴワした硬さが嫌になりますよね。それに、汗だらけの体に一度袖を通したレインウェアは洗濯したくなるので、下山後も色々と面倒です。
そんな時の最適解は、「パタゴニアの軽量ソフトシェル・フーディニジャケットを持参する」です。
これからその理由をご説明していきます。
パタゴニア・フーディニジャケットが防風着に最適な3つの理由
早速ですが、パタゴニア・フーディニジャケットが防風着として最適だという3つの理由をご説明します。
薄くて軽い
フーディニジャケットは、とても薄いです。
着ると、中に着ている洋服柄がうっすらと見えるくらい薄いです。
この薄さが軽さに繋がっていて、105gしか無いです。
スマホなんかと比べたら布っぺらみたいな軽さです。
もうこれってジッパーの重さしか無い感じですね。
このため、常にザックに入れておいても重量を圧迫されることが無いです。
薄いけど丈夫
フーディニジャケットは、驚異的に薄いんですが、だからと言ってすぐ破けるようなことは無いです。
フーディニジャケット購入してから、かれこれ10年近く立ちますが、オールシーズン、ヘビロテで利用してますが、表面が破けたり、ミシン目が解けたりといった不具合には一度もあってません。
ただし、擦れによる耐久度は少し弱いかもしれません。
最近気が付いたのですが、ザックのウエストベルトと接触するあたりに、擦れて摩耗している箇所がありました。
わたしの場合、ザックの重さを腰で受け止められるようにウェストベルトをキツめに締める癖があるので、余計に擦れてしまったのだと思います。
また、フーディニジャケットを着たまま転倒したことは無いので、そういった場面では破けてしまうかもしれません。
でも、パタゴニアはリペアにも応じてくれるので、万が一の際にも安心です。
実際に破けてしまってリペアした方のツイートがありましたので、参考に載せておきます。
多少の防水性能もある
フーディニジャケットは、表面にDWR(耐久性撥水)加工がされていて、小雨程度でしたら弾いてくれます。
流石に大雨の中では、中身までグッショリと濡れてしまいますので、雨具を着用しないといけないですが、ゴアテックの雨具は収納袋から取り出したり、逆にしまったりちょっと、小雨で着るにはちょっと手間になるので、例えば雨の森林地帯を歩く時とか、すぐ止みそうな小雨の時なんかは、フーディニジャケットがあるととっても重宝します。
パタゴニア・フーディニジャケットの弱点
ここまで、フーディニジャケットのいいところを挙げていきましたが、モチロン弱点もあります。これからご説明します。
サイズが欧米向け
パタゴニアのウェアには、東洋人向けのアジアン・フィットというタイプが存在しますが、フーディニジャケットはこのタイプではありません。
欧米人向けの少し大きいサイズになるので、いつも着ている服よりもワンサイズ小さいものを選ぶ必要があります。
サイズで失敗したく無い場合、店頭での試着するのがベストです。
近くにアウトドアショップが無い場合は、以下のパタゴニア公式サイトで計測することもできますので活用してください。
強風の中では防風性が落ちる
フーディニジャケットは、トレイルランニングでの着用を進めていることもあり、透湿性能を持っています。
この透湿性を保ため、表面に微小な穴が存在しています。この穴はゴアティックスの穴に比べるとかなり大きい穴になります。
このため、暴風状態の中歩くと風を通してしまい体を冷やすことになってしまいますので、そういった場合は、雨具を着用するようにしてください。
気に入ったカラーが無い時期がある
フーディニジャケットは多彩なカラーを容易していて、とてもオシャレなのですが、シーズンごとに頻繁に入れ替わります。
このため、タイミングが悪いと気に入ったカラーが商品入れ替えで無くなってしまうこともあります。
これだと思ったカラーがでたら、早めに決断して購入してしまうことをおすすめします。
これはフーディニジャケットに限らず、パタゴニアのウェア全般に言えますね。
わたしはオレンジが好きだったのですが、購入を考えたときのラインナップに含まれてなくて、結局、半年待ってから購入することになりました。
パタゴニア・フーディニジャケットのたたみ方
フーディニジャケットは、畳むとコンパクトまとまります。
このためパッキングの時に重宝します。
具体的な畳み方は次の通りです。
畳み方
3行程だけなのでとても分かりやすいですね。
最後のジッパーを閉める時に、布と噛みやすいので注意してくださいね。
パタゴニア・フーディニジャケットのレイアリング例
フーディニジャケットは春夏秋冬オールシーズンで使えます。ここでは、シーズン別にどのようなシーンで、どんなレイアリングで使っているかをご紹介します。
春先や秋口
登山口まで、下山後の移動時に防寒具的な使い方をしています。
大抵は、中にキャプリーンのインナーを2枚ほど重ね着してその上から羽織るような使い方をしています。
夏場
夏場は、移動時には使ってません。
頂上などで休憩する時の風除けと日焼け防止のために羽織ったりしてます。
この場合は、キャプリーンの半袖インナーの上に直接羽織るような使い方をしています。
冬場
流石に厳冬期の高山で使うことはほとんど無いですが、低山を歩く時には移動時のアウターとして用いることがあります。
キャプリーンだけだと風が冷たく、体の動きが鈍くなってきたときなんかに、インナーの上から羽織って歩いてます。
その他初冬の少し暖かい時期は、キャプリーン+R1 or R2+フーディニという格好で、登山口まで移動することもあります。零度を下回らない気温でしたらこれで十分です。
キャプリーンやR1、R2についての詳細が知りたい時は、以下の関連記事をどうぞ。
パタゴニア・フーティにジャケットに関する口コミ
最後に、フーディニジャケットについての口コミを載せておきます。
まとめ
- パタゴニアのフーディニジャケットは、薄い、軽い、丈夫、そして防水性も持っていて、とてもオススメ
- ただし、サイズ感がUS向けであったり、強風時には風を通してしまったり、シーズンによってはお気に入りのカラーが無いことがあるのが弱点
- 畳み方は、胸ポケット裏返してどんどん詰めてくだけの簡単さ
- 使い道はオールシーズン、ヘビロテ必須
- 口コミでも悪い噂は聞かない
フーディニジャケット買ってからは、雨具を取り出すシーンが減った気がします。そして、軽量なので使う使わないにかかわらず、常に携帯しておける手軽さがとても良いです。
こんな薄っぺらなのに1万も出せないと思うかもしれませんが、絶対損しません。迷うぐらいなら買ってしまいましょう。登山の快適さが別次元になりますよ。
それでは、ここまでお読みいただきありがとうございました。
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