桜の華やかな春先や紅葉の映える秋口は、都心の気温として20度を下回るときがあったりと、意外と涼しい印象がありますよね。
街中で涼しく感じるということは、山の上では肌寒いくらいの気温です。
実際に、稜線や山頂で立ち止まっていると肌寒さから身体の産毛が逆立つときが多々あります。
しかし、これは立ち止まっている時の話であって、ランニングやウォーキングなどをしているときは、街中でもまだまだ暑いので、登山に行くとしたら寒い恰好、暑い恰好どっちがいいのだろうと迷ってしまことも多々あるんだろうと思います。
今回の記事では、山へお花見や紅葉狩りに出向く時期を主軸に据えて、そこから前後1ヶ月から2ヶ月ぐらいの比較的涼しく感じる時期に、関東圏の里山に登山に行くときの格好を具体的に紹介していきます。
この組み合わせは、過去15年間、わたしが週末山行の時に着用している組み合わせで、今でも変わらずに同じ格好で登山を楽しんでいますので、大きく外すことは無いコーディネートです。
同じ時期に登山に赴くときに、どんな格好だと快適なのかイメージできないあなたにとっては、とても参考になる内容となっていますので、是非、最後まで読んでいってくださいね。
基本情報
関東圏の低山といっても色々な山域があります。
まずは、対象となる時期や標高、山域など前提となる基本情報について述べていきます。
対象の時期
まずは、対象となる期間についてです。
今回の対象としている時期は、関東圏の里山での、桜の時期と紅葉の時期にあたります。
家を出るときには肌寒いのに、山で活動を始めるととたんに汗が滲んでくる、そんな持っていく服装に迷う時期の参考になるよう、具体的に4月~5月、10月~11月の期間を想定しました。
対象の標高
続いては、対象となる標高についてです。
これは、標高200mから2,000mあたりまでの山々となります。
わたしの低山での活動範囲には、伊豆の山々も含まれています。
この界隈は、標高500m未満の山というか丘というか、そういった場所も含まれていて、ここから、都内最高峰2,017mの雲取山の高さまでを対象とさせてもらいました。
対象の山域
対象となる山域は、北部は埼玉県の山域となる奥武蔵から、南は伊豆の山々の所在地は静岡までとしています。
具体的には次の山域です。
- 埼玉:奥武蔵
- 東京:奥多摩、高尾界隈
- 神奈川:丹沢、箱根
- 山梨:奥秩父、富士五湖界隈
- 静岡:伊豆、愛鷹
これら山域にお花見や紅葉狩りに出かけるときに、今回の内容はとても参考になるかと思います。
わたしが春先や秋口の関東圏低山へ登るときの服装の組み合わせ
それでは、ここからが本番です。
わたしが涼しい春先や秋口の関東圏の低山に登る時に持っていく服装リストと、それぞれのシーンでの服装の組み合わせについて製品名も含めて述べていきます。
まずは、持っていく服装のリストを述べた後に、シーン別の服装の組み合わせについて紹介していきます。
春先や秋口の関東圏低山で行動するときの服装
まずは、山で行動するときの格好についてです。
十中八九、次のような組み合わせで春先や秋口の低山を歩いています。
歩き始めこそ、肌寒さを感じますが30分も歩かないうちに冷涼な外気が心地よくなってきます。
低血圧症が酷かった40代の前半、朝起きると身体が芯から冷えてて会社に行くのにも辛かった時期があったのですが、それでも10月初旬の「三つ峠」にキャプリーン2の長袖で臨んだら、滝のように汗をかいてしまう経験をしました。以降、10月は歩き始めの気温に関係なく半袖Tシャツで臨むことにしています。
ここでの注意点としては、夏場と同じく日焼け止めを忘れない点になります。
日焼け止めを塗らないまま山行に赴くと、腕が焼けるだけでなく、鼻の頭や頬が焼けてカサついてしまいます。こうなると、見た目老けて見えてしまうので、よろしくありません。
しっかりと、日焼け対策を施してから臨むことにしてください。
日焼けのメカニズムなどに興味がありましたら、次の記事に突っ込んだ内容を書いていますので、是非、目を通してみて下さい。
そして、手ぬぐいは汗が目に入らないように頭に巻いて使ってます。
ネックゲーターはマスクの代わりとして、人とすれ違いのときに口元まで引き上げられるように首に巻いて使ってます。
レインウェアは、激しい雨のときに適宜、脱着して使うようにしています。小雨程度なら歩いているうちに衣類が乾いてしまうので、着用はしていません。
春先や秋口の関東圏低山で休憩するときの服装
次に、 山で休憩するときの格好です。
こちらは状況に合わせての服装になります。
この時期は、流石に停滞していると肌寒く感じます。
このため、腰を下ろして本格的な休憩を取るときなどには、防風着を羽織って休憩することにしています。強風の場合には中に防寒着を重ねることもあります。
夏場に比べると確実に気温が低くなるので、汗冷えに注意して休憩をとるようにしてください。
春先や秋口の関東圏低山で乗物移動するときの服装
最後は、山までの乗物移動のときの格好についてです。
電車やバスの中では、だいたいは次の組み合わせで過ごしています。
わたしの場合、山への移動は、必ずと言っていいほど始発電車で赴きます。
具体的には午前3時に起床、諸々準備をして午前4時には家を出るルーティーンです。
4月の初旬、10月の下旬このあたりになると、夜明け前に移動開始となるので普通に寒いので、結構な厚着で外出することにしています。
具体的には、半袖Tシャツに薄手の長袖のTシャツを重ね着して、防風着を羽織るスタイルで電車に乗り込んでいます。
3月や11月に入ると、ここに防寒着となるフリースを重ねてモコモコ状態になる場合もあります。
そして、手ぬぐいやネックゲーター、手袋などはザックに仕舞って、 最近ではエチケットの一つとなっている不織布マスクをつけて移動するようにしています。
ちなみに、この不織布マスクは予備も含めて2組を持参していくようにしています。山では何が起こるかわからないですので、万が一の備えといったところです。
まとめ
春先や秋口の涼しい時期に関東近隣の低山に登るときの適切な服装の組み合わせを、具体的な品名を含めて紹介してきました。
この時期は、動くのには暑く、留まるのには寒い、寒暖の差が激しい時期です。
着合わせる服装にも悩みがちですが、そんなときこそ山服の基本レイヤリングを駆使して快適さを確保してくださいね。
レイヤリングについておさらいしたいときは、次の記事が参考になりますので、覗いていってください。
最後に、今回紹介した服装たちについて個別に紹介している記事を掲載しておきます。
興味ありましたら、これらも一緒に読んでいってくださいね。
ここまでお読みくださり、ありがとうございます。
コメント