山行の記録|紅葉ピークの山中湖を朝から晩までプラプラしてきました

11月最初の祭日は「文化の日」です。

文化を進める日とのことですが、なにそのプロトカルチャーって感じでよくわからないですよね。

祝日の意味はわからなかったですが、山梨方面は快晴なことはわかっていたので紅葉見頃を迎えた山中湖周辺を歩いてみました。

この日は湖畔を歩くことが多かったですが、富士山への眺望が素晴らしい鉄砲木ノ頭(てっぽうぎのあたま)や石割山(いしわりやま)にも足を運んできましたので、11月に山中湖でアウトドアレジャーを楽しみたいと計画しているようなら、なかなか参考になる内容のはずです。

是非、最後まで読んでいってくださいね。

目次

基本情報

まずは、今回の山行についての基本情報です。

山行の基本情報

日付:2022/11/3

天候:晴れ

エリア:山中湖エリア

コース概要:山中湖旭日丘停留所〜旭日丘湖畔緑地公園〜鉄砲木ノ頭〜山中湖平野停留所〜石割神社〜石割山〜平尾山〜太平山〜飯盛山〜長池山〜紅富士の湯

難易度:体力☆☆、技術☆、危険☆

交通機関:

(往)富士急行線「富士山駅」から富士急バスで「山中湖旭日丘停留所」に向かい、そこからスタート

(帰)「山中湖旭日丘停留所」から富士急バスで富士急行線「富士山駅」に向かい、そこから帰路へ

概要

鉄砲木ノ頭

鉄砲木ノ頭は、神奈川県足柄上郡山北町と山梨県南都留郡山中湖村の県境にある低山で、標高は1,290mになります。

富士山側の山半分がススキの群生地になっていて、標高が低い割には富士山や山中湖への抜群の眺望を得られるということで、一般の観光客もよく登ってくる山です。

なお、この不思議な名前ですが神奈川県での呼び方なんだそうです。

昔は、良質な木材が取れる場所だったようで、一度沢の水を堰き止めて、堰きを切ることで擬似的な鉄砲水を作って木材を一気に流し落とす運び方をしていたことから、鉄砲水と木材を由来に名づけられたのだとか。

ちなみに、山梨県では明神山(みょうじんやま)と呼ばれるようです。

石割山

石割山は、山梨県の南都留郡山中湖村と同忍野、都留市の3つの行政区間の境となる標高1,412mの低山です。

この山の山頂も、標高が低い割に富士山への眺望が抜群で多くの登山客が賑わう場所となっています。

その割に、山頂にはベンチなどの設備は無いのでレジャーシートや簡易座布団を持参すると良いかと思います。

石割山の特徴としては、山腹に山の名前を持った石割神社があることでしょう。

御神体となる割れた大岩の隙間を時計回りに3回まわると運が開けるという言い伝えがあるそうです。

一般的な成人男性だと、横向きにならないと通れない狭さなので、ザックやポーチはおろしてからチャレンジしてくださいね。

山中湖

山中湖は、富士五湖の中で広さと標高が共に一番な、山梨県南都留郡山中湖村にある湖です。

湖畔にはさまざまなアクティビティ施設が存在しており、河口湖と共に富士五湖を代表する観光スポットとしていつも賑わっています。

山中湖の詳しい概要は、過去の記事に記載していますので、参考にしてみてください。

関連リンク

この日立ち寄った「夕焼けの渚 紅葉まつり」の公式HPを記載しておきます。

詳しくはこちらをご確認ください。

今回の山行上でのポイント

地図上の位置と標高

今回の山行で歩いた場所について、地図上の位置、標高です。

「Download file」のリンクからGPXデータとしてダウンロードできます。

ご自由にご活用ください。

合計距離: 20210 m
最高点の標高: 1416 m
最低点の標高: 963 m
累積標高(上り): 1595 m
累積標高(下り): -1596 m
総所要時間: 07:34:32
Download file: climbing-record-20221103.gpx

歩いた軌跡

続いては、GPSデータを元にした軌跡です。

市販の地図

今回の山行ルートが掲載されている市販の地図も載せておきます。

本来であれば、国土交通省国土地理院のサイトから2万5千分の1地形図を購入、印刷して持参するのが正しい在り方ですが、毎回それだと面倒なので、紙面の地図は5万分1の市販地図をザックに入れて持って行くことにしています。

わたしの山行でのメイン地図はGPSアプリに移っており、紙面地図は予備扱いなため、今のところこの運用で困った事態には陥っていません。

ただ、読図の勉強をちゃんとしたい場合は、2万5千分の1地形図を購入した方が良いです。

5万分の1の等高線は荒すぎて地形把握には、ほぼ役に立たないのでご注意くださいね。

おすすめ展望ポイント

今回の山行ルート上の展望ポイントは、次の通りです。

展望の楽しめたポイント
  • 鉄砲木ノ頭山頂
  • 大平山山頂
鉄砲木ノ頭山頂

今回の山行ルート上の展望ポイントの一つ目は「鉄砲木ノ頭山頂」です。

山中湖周辺の山を登るというと一番に挙がるのは石割山ですが、富士山や山中湖への眺望としては、鉄砲木ノ頭からの眺めの方が秀逸です。

北西方面に背の低いススキの群生地帯が広がっているので、非常に開放感のある眺めを堪能できます。

特に空気の澄んでくる晩秋から冬にかけては、真っ白に冠雪したくっきりはっきりな南アルプスの眺望も一緒に楽しめます。

吹きっさらしな場所なので防風着が必須ですが、眺めはとても良いので是非、一度、訪れてみてくださいね。

ギャラリー

鉄砲木ノ頭の山頂にある山中諏訪神社奥宮です。山中諏訪神社の本宮は、ホテルマウント富士入り口あたりにあります。あちらもなかなか大きな神社でした。
富士山と山中湖への眺めです。この日はピーカンでえらく良い眺めでした。右奥は南アルプスの山々です。
山中湖北面の山々です・奥の方には杓子岳や秩父の山々が見えています。
ススキに隠れてしまってますが、石割山とその先に御正体山と思しきトップ見えてました。
大平山山頂

今回の山行ルート上の展望ポイントの二つ目は「大平山山頂」です。

石割山と同じ山中湖の北面に走る尾根筋に存在する標高1,295mの低山です。

山中湖で登山というと石割山が代表的ですが、眺めの面からすると大平山の方が秀逸です。

山頂は、非常に大きい広場になっていて、富士山への眺望はもちろん、その裾野から広がる山中湖全域や、鉄砲木ノ頭のある湖南面の山々も眺めることができます。

各方向に豊富に長ベンチが設置されているので、たくさんの人が一度に休憩できるのも嬉しいですね。

とても開放感のあるピークとなっているので、石割山に登る機会があったら、是非、大平山まで繋げたプチ縦走を楽しんでみてくださいね。

ギャラリー

大平山の山頂碑から。いつも下山する方向なので夕方の逆光時間になっちゃうんですよね。
河口湖方面に目を向けてみました。うっすら河口湖の湖面が見えてます。
改めて富士山と山中湖です。裾野の陸自の演習場がデカいですね。昔は、山中口登山道なるものがあったようです。
南面の山々の先に愛鷹山地が見えてます。
この山頂もススキが綺麗です。これがあるので逆光でもまあいいかなーと思っちゃいます。
真ん中の山腹の色が明るいところが鉄砲木ノ頭になります。あの一体すべてススキの群生地なんです。かなり広く感じますよね。伊豆細野高原のススキの方がでかいというお話ですが、どっこいどっこいな感じです。
石割山方面を振り返ってみました。右奥は丹沢の山々ですね。あのあたりも良い里山揃いで、眺めていると行きたくなってきます。
山頂にはアンテナに挟まれる様に東家が建ってます。景色も良いので休憩するのにはおすすめです。

注意した方が良さそうな区間

今回の山行ルート上で、注意したほうがよさそうな区間は特にありません。

注意した方が良さそうな区間
  • 特になし

今回の山行での服装

今回の山行では、次のような服装の組み合わせを持参していきました。

同じ時期に赴かれるときの参考にして見てください。

  • ベースレイヤー:半袖Tシャツ
  • ミドルレイヤー:薄手の長袖Tシャツ
  • アウター:ソフトシェル、レインウェア、薄手フリース
  • ボトムス:薄手の長ズボン、厚手のソックス
  • その他:手ぬぐい、ネックゲーター、薄手の手袋

今回の山行のコンディションは次の通りでした。

  • 天候晴れのち曇り
  • 気温:歩き始め8時30分ごろで16℃前後、昼頃ごろは20℃前後、夜間は8℃前後
  • 活動場所:標高1,000m前後

11月初旬、この日の山中湖方面は始終日差し入る暖かい日となりました。

このため、山行中、登り坂を登っていると半袖Tシャツでも背中にしっとりと汗をかくような状況でした。

下山後、日が落ちてからは風も出てきて寒さが増してしまったので、半袖Tシャツに薄手長袖Tシャツ、薄手フリースを重ね着して過ごしました。

帰宅は電車を利用しましたが、常時窓が空いた状態は外気温とあまり変わらず、ここでも半袖Tシャツ+薄手長袖Tシャツ+薄手フリースで過ごすことになりました。

以下の記事にわたしが里山登山に使っているウェアの具体的な品名や組み合わせについてまとめていますので、詳細知りたいようでしたら合わせて読んでみてください。

あなたが、同じ時期の同じ界隈に赴くときの参考になれば幸いです。

ギャラリー

歩き始めに測った気温です。昼になるにつれてグングン気温が上がって一時は20℃を超えていました。逆に日が落ちてからは気温は一桁に落ちていて、寒暖の差が激しい1日となりました。

山行の記録

ここからは、今回の山行について述べていきます。

アプローチ

山中湖へのアプローチですが、都内からの日帰りルートは次の2つです。

  • JR東京駅からJR中央線、富士急行線と乗り継いで、富士山駅から富士急バスで向かうルート
  • JR東京駅からJR東海道線、JR御殿場線と乗り継いで、JR御殿場駅から富士急バスで向かうルート

早朝移動だと、前者の方が現地に早く着くので、今回は富士山駅経由で向かうこととしました。

JR高尾駅、JR大月駅でそれぞれ電車を乗り継ぎ、富士山駅からは富士急バスの御殿場行き路線バスに乗って「山中湖旭日丘停留所」に向かいます。

途中のおトイレは、JR大月駅、富士山駅それぞれの構内の他に、富士山駅のバスきっぷ販売所にもあります。適宜、お借りすると良いでしょう。

30分ほどバスに揺られると「山中湖旭日丘停留所」に到着です。

バス停のベンチをお借りして身支度を整えたら、朝のうちに近場で紅葉と湖畔からの富士山を楽しんでいくとよいでしょう。

ギャラリー

東京駅からJR中央線で、まずは高尾駅に向かいます。ここでは、高尾駅での乗り換えがスムーズになるよう三号車両に乗っておきます。
この日は、お茶の水駅でアクシデント発生。緊急停止ブザーが鳴ってしまい5分ほど停止していました。
高尾駅でお隣の松本行きに乗り換えます。遅れた影響なのか、お天気が良いからなのか、この日はかなり混雑していました。
次の乗り継ぎポイントは、JR大月駅です。ここで富士急行線にのりかえて、富士山駅まで向かうことになります。
大月駅のおトイレは、富士急線の乗り換え改札手前にあります。必要によりお借りしましょう。
この日の富士急行線は、リサとガスパールトレインでした。癒されながら運んでもらいましょうかね。
振り返ると岩殿山が紅葉に染まってました。いい時期ですね。
ちょいちょい電車の車窓から富士山がみえました。
反対側の車窓からも見えるタイミングがあります。富士急行線は、クネクネ蛇行しながら進んでいるんですね。
富士山駅では、富士山が出迎えてくれました。
富士山駅のおトイレは、改札出る前の右手に一つとバスのきっぷ売り場内に一つの合計2ヶ所あります。綺麗なのはバスのきっぷ売り場の方かなー。でも、ハンドソープあるのは構内のおトイレなんですよね。悩ましいところです。
バスのりばは、改札を出て左に行きます。
そして外に出たら、また左に行きます。
のりばは3番です。A御殿場線で向かうことになります。
まずは真っ直ぐに進んで
歩道橋を一つ渡って真ん中のレーンに移ります。
3番のりばです。ここでしばし待ちます。
目の前がバスのきっぷ売り場です。この入り口にもう一つのおトイレがあります。必要によりお借りしましょう。
ここからの富士山も末広がりに見えて好きなんですよね。
ウロチョロしてたらバスが来ちゃいましたので、忙しなく乗り込みます。
金鳥居越しに富士山を眺めておきます。
その後も車窓からちょいちょい富士山を眺めながら30分。「山中湖旭日丘停車場」に到着です。道の駅ならぬ森の駅は、開店前だったのでおトイレ使えませんでした。仕方ないので、これから向かう湖畔の公園にあるおトイレをお借りすることにして出発です。

山中湖旭日丘停留所〜旭日丘湖畔緑地公園

「山中湖旭日丘停留所」から大通りを渡って、「旭日丘湖畔緑地公園」敷地内をお散歩します。

まだ、午前8時と早朝のため、出店もやってないし、係の方もいらっしゃらないですが、観光客は結構いらっしゃって、人気の高さが伺えます。

朝日に照らされた紅葉は綺麗なもので、会場の端から端まで1時間ほどかけて紅葉見物をさせてもらいました。

会場の広さは河口湖の紅葉回廊とは段違いに広く、紅葉のトンネルを進んでいるようなワクワク感がありました。

ただ、富士山と紅葉を一緒に見れるポイントはそんなに多くは無い様に感じました。

富士山と紅葉のコラボを撮るなら、河口湖北岸の遊歩道の方が良い絵が撮れそうです。

早朝の紅葉見物を終えたら、次の目的地「鉄砲木ノ頭」に向かいます。

ギャラリー

停留所を出たら大通りを渡って東方向へ
案内の前を通過します。
ライトアップは16時30分から21時までの様です。河口湖駅方面への最終バスは19時42分なので、非マイカー組は最後までゆっくり見物できないのが悲しいところです。
まずは、ここから公園内に入って進みます。
紅葉の状態は8割ぐらいですが、十分、十分。
朝日で真っ赤に染まったのが綺麗です。
下から見上げてみました。
湖畔に出て富士山を眺めます。逆さ富士を拝むにはちょっと近過ぎかな。
公園のマップがありました。思っていたよりもかなり長いですね。ゆっくり歩いたら1時間以上かかりそう。
急ぐ旅では無いので、紅葉を楽しみながらお散歩していきます。
紅葉は、秋空との相性が良いですよね。
逆光気味に撮ってみました。飴色の面白い色になりました。
正面荷回るとこんな感じ。鮮やかですね。
焚き火の出店がありました。
夜中限定のようですね。朝の焚き火というのも良いものなんですが。
展望台がありました。最大2組まで乗れると書いてました。10人1組換算でも良いのかしらね。
展望台のぼってみました。まあまあの眺め。これでライトアップされたら綺麗なのかもしれません。
先へ進みます。
下段を進めば富士山と紅葉の構図で撮影できたみたい。バッチリ上段にいきました。さすがですね。
それでも、こっちは、こっちで紅葉が綺麗だったのでモーマンタイです。
もみじアップにしてみました。鮮やかで良い感じ。
黄色いアーチの下を進んでいきます。
小さな端がありました。恋人橋というそうです。恋人、こいb、先に進みましょう。
橋からの眺めです。対面の湖畔や尾根が見えていい感じでした。
赤と黄が入り混じった中進んでいくと
イベント会場に出ました。
音と光のなんちゃら、かんちゃらなので、夜しかやってないみたい。
侵入はダメっぽいので、やめときました。
公園の一番端っこ、夕焼けの渚展望台がみえてきました。
富士山のビュースポットということで一枚。やっと、秋らしい富士山が撮れました。
ご夫婦が登ってきたので、場所を譲って「鉄砲木ノ頭」に向かいます。

旭日丘湖畔緑地公園〜鉄砲木ノ頭

「旭日丘湖畔緑地公園」を出て、車道脇の歩道を進みます。

歩道脇の木々も紅葉に色づいて、この時期なら車道歩きも飽きることはないでしょう。

「三国山ハイキングコース入口停留所」が見えてきたら登山口は目前です。

曲がり角に立っている「三国山・パノラマ台ハイキングコース」の案内を見落とさない様にそちらへ折れます。

少しだけ車道を歩くと山道に通じる道が見えてくるので、そこから登山開始となります。

最初は緩やかな坂道が続き、ススキの量が増えてきたところで徐々に勾配が上がっていきます。

その状態で30分ほど登ると、駐車場のあるパノラマ台に到着です。

ここからも素晴らしい富士山の眺めを堪能できますが、車で到着できることからいつも混雑しています。

ゴミゴミしているのが嫌な場合、速やかに山頂に向かって進んでしまいましょう。

ここからは、背丈ほどの高さを持つススキの群生地を抜けていきます。

ここは踏み跡が多数あって、迷ってしまうところではありますが、どれも山頂に繋がってます。

歩きやすい地面をチョイスして進んでください。

「鉄砲木ノ頭」山頂は、非常に開けた広場になっています。

ただし、地面は冷たい粘土質な表面です。レジャーシートや簡易座布団など持参しておくと腰を冷やさないですむかもしれません。

富士山や山中湖を眺めてゆっくりしたら、下山して、今度は反対側にある「石割山」へ向かいます。

ギャラリー

「鉄砲木ノ頭」の登り口「三国山・パノラマ台ハイキングコース入口停留所」に向かいます。
ティディベアミュージアムがありました。その昔、ダッフィー好きな女の子にティディベアミュージアムのお話をしたら「クマ好きじゃないし」って言われて、「?」となったのは良い思い出です。
ワカサギ釣り場から大平山がバッチリみえてます。湖の北面の尾根も気持ち良いんですよね。
多分、オーナーはドラゴンボール好きなんだと思います。息子はゴハンって名前です。キラキラです。
道端の紅葉もピークを迎えていました。
いい色味です。
クラフト系の施設を通過します。看板のキャラクターが昔のPCゲームみたいで面白いですよね。
「三国山ハイキングコース入口停留所」まできました。ここまで概ね30分といったところでしょうか。
振り返ると富士山がくっきり見えます。
案内に沿って枝道へ
空き地の奥に、山腹の片面がススキで埋め尽くされているピークが見えました。これが「鉄砲木ノ頭」です。
逆方向から富士山と紅葉のコラボをもう一枚。
登山道への入り口が見えてきました。
このまま車道を登っても「パノラマ台」までは登れますが、蛇行して登るので時間がかかります。山道でショートカットしましょう。
枯葉の道を進むと
T字路に出るので「パノラマ台」方面へ右折します。
それほどキツく無い傾斜の山道を進みます。ここも紅葉が綺麗です。
紅葉だけでなく、木漏れ日で光る落ち葉もキレイでした。
さっきの車道を横断すると
ここから傾斜がキツくなってきます。
ススキの間に伸びる急坂を登っていくと
「パノラマ台」に到着です。ここまでは車で来れるので、10人ぐらい人が入ってました。駐車場もほぼ満車です。
眺めはこんな感じですごく良いので、人気なのはわかる気がしますね。
ちょっと引いて駐車場の様子です。ひっきりなしに車が出入りしていました。
さらに上へ向かうには、「入山者への注意事項」の裏を登っていきます。
ここからは、雨水による侵食なのか、抉れた山道を進みます。
そのうち、崩壊しそうな感じですね。
こんな深く抉れているところもあり歩きづらいですが、30分も登れば
山頂の「山中諏訪神社奥宮」に到着です。祭神は豊玉姫(トヨタマヒメ)で、安産と縁結びのご利益があるとか。マブイねーちゃんとの出会いがあるようにお参りしておきます。ちなみにマブイは眩しいから来ているみたいですね。ここ最近になってようやく知りました。
山頂の案内は、奥宮の奥にあります。
山頂の広場に戻って、しばし鑑賞タイムです。雲一つ無いのが感動です。
右に視線を向けると、湖の北面の山脈の奥に杓子岳、その奥に御坂山地、さらに奥に南アルプスと段々になった山々が見えました。
右端は御正体山だと思うのですが、登ったことない山なのでちょっと自信ありません。
富士山から左に目を向けると、ススキの間から箱根の山々、その奥に愛鷹山地が見えました。

鉄砲木ノ頭〜山中湖平野停留所

「鉄砲木ノ頭」山頂から来た道を戻って「三国・パノラマ台停留所」まで戻ってきたら、少し湖畔に出て「逆さ富士」が見えるポイントに寄り道していきます。

この日は風が強くて、残念ながら湖面に映るだろう「逆さ富士」は見ることができませんでしたので、そのまま「山中湖平野停留所」へ向けて進みます。

細い車道を対向車に気をつけながら向かうと「山中湖平野停留所」に到着です。

ここから「石割山登山口」に向かって歩いていきます。

ギャラリー

「鉄砲木ノ頭」の山頂から下山します。
ススキの間を降っていきます。分岐がいっぱいありますが、どこを通っても採取的にはパノラマ台に到達できると思います。
段々とススキの背丈が高くなってきて
別の木々が混じってきたら
パノラマ台の駐車場に到着です。
もう一段降っていきます。
深く抉れて降りづらい道を避けていたら、ちょっと横にずれてきちゃいました。
大してずれてなかったので、車道に降りた時に軌道修正して降っていきます。
紅葉の木々の間を降っていくと
登ってきたときにみたT字路まで戻ってきました。「山中湖交流プラザきらら」方面へ向かいます。
車道に出てまっすぐ進むと
「三国山・パノラマ台ハイキングコース入口」まで戻ってきました。このまま車道を進んでも平野まで行けるのですが、折角なので湖畔のサイクリングロードを進むことにしました。
ここから入って道なりに進みます。
だだっ広い広場が見えてきました。
広場の脇っちょには、何かの記念碑と撮影ようの台が備え付けられていました。さすがいいアングルです。
でかいステージのようなものを通過すると
さっきまで登っていた「鉄砲木ノ頭」が見えました。あのてっぺんからここも見えていたんですね。次回登ったときには確認してみよう。
サイクリングコースに戻って歩いていくと、桟橋が見えてきました。
桟橋の先っちょから逆さ富士が撮れそうですね。この日はダメでしたけど。
このサイクリングコース、花の都公園まで通じているんですね。湖畔一周できるやつでしょうか。
多分、逆さ富士の撮影スポットとしてはこっちが本命なんでしょう。撮影している方がいらっしゃいました。上手く撮れます様に。
湖畔から離れてサイクリングコースを辿っていき
この辺りかなーというところを曲がります。
民宿「みなみ」の看板の横をスルーしていくと
「山中湖平野停留所」まで到着しました。ここから新宿行きの高速バスに乗れるみたいです。本数少ない上に混み合う線なので、ご利用は計画的に。

山中湖平野停留所〜石割神社

「山中湖平野停留所」を出たら、交通量のとても多い車道を進みます。

本当にひっきりなしに車が行き来するので、通過にはご注意ください。

途中に、「石割神社」と書かれた石柱が立っている分岐が見てくるのでそちらへ入って、登り坂を登っていきます。

路上駐車している車が増えてきたところで、右手に鳥居が見えてきたら、そこが「石割神社」の入り口且つ、登山口となります。

長い石階段を登り切って、30分ほど山道を登ると「石割神社」に到着です。

2つの大きめなテーブル席が並んでいるので、休憩するにも良い場所です。

ここから山頂までは30分の急坂が続きます。

一気に上り詰めることができるよう、ここで一息入れることをお勧めします。

ギャラリー

「石割山」山腹にある「石割神社」まで進みます。まずは交差点を渡って、石割山方面へ。
かなり混み合う車道なのですが、歩道が確保されているので比較的安心です。
こんな鳥居が見えてきたら左へ入ります。
この石碑も目印になりますね。
ちょっとした坂道を登っていくと
赤い鳥居が見えてきました。
石割山ハイキングコースの案内も出ています。この鳥居から登っていくことになります。
逆側には駐車場とおトイレがありました。
鳥居の前にはベンチもありましたので、身支度を整えるには便利かもしれません。
紅葉鮮やかな鳥居をくぐると
永遠と石段が続きます。ここの石段、かなり長いので気合い入れて登りましょう。
途中、右に折れてさらに階段を登ると
踊り場に到着です。一休みするのに便利なように、ベンチがいっぱい設置されていました。
東家もありました。
紅葉でキラキラな山道を進みます。
木々の間から富士山も見えますね。
しめ縄のかかった岩を通過します。
見上げると本当に紅葉が綺麗です。
そんな紅葉いっぱいな山道を進んでいくと
土砂堰っぽい人工物を通過します。
御神木が立っていました。
見上げるととかなりの巨樹なのがわかります。
そして御神木の奥が「石割神社」です。祭神は天手力男命(アメノタヂカラオ)。勝負事に強い神様のようです。折角なので、シアワセを勝ち取れるようにお願いしておきます。
御神体である大岩の隙間を3回時計回りに通過すると運が開けるようなので、バッチリ3周しておきました。これで年末に向けてアゲアゲ間違い無しです。

石割神社〜石割山

「石割神社」を過ぎると、急坂の登りが続きます。

ガイドロープも頻繁に出てきますが、ロープを使うよりも、気の根っこなどを掴んで登った方が安定すると思います。

また、登り降り共用の道になるので、すれ違いの際には譲り合ってトラブルの無い様通過できるといいですね。

急坂を登り切ると、いきなり視界が開けて山頂に到着です。

富士山と山中湖の眺めを楽しみながら達成感を味わいましょう。

ギャラリー

神社にご挨拶もしたし、御神体も三回まわったし、山頂に向かいます。
ここからは前半に比べると別の山かと思うくらい急坂になります。距離が短いのが救いですね。
唯一の休憩所です。
正面に山中湖が見えました。
ガイドロープに沿って登っていきます。
ロープ掴まなくてもいいですが、安定するなら活用してもいいかもしれません。
木の根の階段を登って
ササの間を潜り抜けると
視界が開けて山頂に到着です。初見だと結構感動するシーンです。
以前に立っていた山頂碑は、折れてしまったのか案内版に立てかけてありました。
北側jに目を向けるとご近所の杓子岳が見えました。あそこまで5時間ぐらいで縦走できます。途中の長い急坂がなかなか歯応えがあって面白いですよ。

石割山〜平尾山

「石割山」山頂からは、今度は長いガイドロープの張られた粘土質の急坂を降ります。

とても滑りやすので、ここでは大いにロープを活用して降ってください。

急坂を降ったら、尾根道を進んでいくことになりますが、標高が低いので木々の合間を進むことになります。

展望はほぼ無いので覚悟して降っていきましょう。

しばらく進むと、ススキが増えていき「平尾山」山頂に到着します。

ここからも、富士山への眺めは得られます。

加えて、大きめの長ベンチが2基設置されているので、「石割山」よりもこちらの方が休憩するには良いのかもしれませんね。

ギャラリー

「石割山」山頂はベンチも無く、混雑しているので、ささっと「平尾山」に移動します。手前のピンクのテープのところを降っていきます。
ガイドロープが張られた滑りやすい道を降ります。富士山がキレイに見えてますが、よそ見していると転びそうなので、足元集中です。
雨水で抉られて歩きづらいですが距離はそれほど長く無いので我慢して降ります。
平坦になったところから加速していきます。
ササで覆われた尾根筋を進むと
平野に降るエスケープルートがありました。
まっすぐ進むとススキが見え始めてきて
ススキの野原になってきたところで
「平尾山」山頂に到着です。こっちはベンチがあるけれど人影が無くて居心地良さそうです。
ベンチ正面に富士山を眺めながら、遅めの昼食を摂ります。今日は忘れずに食べることできました。大概忘れてて帰宅後に食べることになるんですよね。
南方面に目を向けると、ピーカンの秋空が広がってます。
北方面も、スジ雲見えますがバッチリ晴れ渡って気持ちよくご飯できました。

平尾山〜太平山

「平尾山」山頂からは、長い降り階段が続きます。

段差もそれなりにあるので、膝を痛めない様にご注意ください。

ここから、山中湖湖畔に降る分岐がいくつか見えてきます。

そのときのコンディションによってエスケープルートに活用するのも良いでしょう。

三度ほど長めの階段を登れば「大平山」山頂に到着です。

非常に広く開放感抜群な場所で、ここでお昼寝している方もいらっしゃるほどです。

そんな居心地抜群な山頂を後にしたら、下山まではあと1時間程度です。

ラストスパート頑張っていきましょう。

ギャラリー

「大平山」へ向かいます。まずは、階段を降ります。
山中湖への眺望が素晴らしい場所ですが、コケると痛いのでよそ見は厳禁です。
階段を下ると、しばし平坦な尾根道になります。
忍野村へ抜けるエスケープルートをスルーすると
登りの階段が見えてきます。ガッツリ登ります。
階段を登り切ると、平坦な道が続きますが
直ぐに階段に戻ります。ここmガッツリ登ります。
ナゾの杭をすり抜けると
ススキが綺麗な道になって
南への展望が開けます。ここも気持ち良いんですよ。
正面には「大平山」山頂を示すアンテナがピコーンと立ってますね。
北方面はあんまり展望よく無いですが、木々の間からちょっとだけお隣の山が見えたりしてます。
太陽に向かって駆け上がりたいところですが、フラフラなので地道に登ります。
「大平山」山頂に到着です。このまま日暮れまで居れば、ダイヤモンド富士が拝めるかもですね。ちょっとずれちゃうかな。
北に目を向けると、河口湖周辺がみえます。
南に目をやると山中湖の奥に愛鷹山地が見えます。
振り返ると「鉄砲木ノ頭」の奥に、丹沢の山々が見えました。
東家の方に登っていくと
フェンスの足元に三角点がありました。実際の山頂はここの様ですね。

太平山〜飯盛山〜長池山〜紅富士の湯

「大平山」からは、枯れ葉の敷き詰められた降り坂を降っていきます。

途中で、段差ある階段の登りとなりますが、それほど長さはありません。

登り切ることで「飯盛山」山頂に到着することができます。

その後、数回のアップダウンを繰り返すと今度は「長池山」山頂に到着です。

どちらの山頂もあまり展望はよろしく無いので、基本スルーで良いでしょう。

「長池山」を越えてしばらく進むと、車道に出ることができます。

あとは道なりに降っていくことで、湖畔側にある「大出山入口」もしくは、忍野側にある「花の都公園入り口」のいずれかに降ることができます。

今回は、後者のルートを取って降っていきます。

大きく蛇行する車道を降っていくと、フローラルドームぷららが見えてきます。

大きな温室なソレの横を通過して、県道717号山中湖忍野富士吉田線に出たら山中湖方面に30分ほど引き返すと、今回のゴール「紅富士の湯」に到着です。

あまり汗はかいていませんが、折角目の前まで来たので、お風呂で綺麗な体になってから、夜の部、ライトアップされた「旭日丘湖畔緑地公園」に再訪することにします。

ギャラリー

日が落ちてきたので速やかに下山です。
「花の都公園」方面へ降っていきます。
階段を降って
上り返しの階段を登ります。
疲れてきた足腰にはガッツリとくる階段を登ると
「飯盛山」山頂に到着です。ここは展望ナッシングなので先に進みます。
段々と日が暮れてきました。
夕暮れ時のススキはキレイだなー。なんて悠長にいってられない感じなのでささっと通過です。
忍野村へのエスケープルートをスルーしてチャチャっと進むと
なんかのアンテナが見えてきました。
ここが「長池山」山頂のようです。
ちょっとだけ富士山が見えました。
チラッと見たら、速やかに降り再開です。
ここはまっすぐ行っちゃいます。
深く抉れて歩きづらい道を降ると
車道に出ました。いつもはここをまっすぐに向かって湖畔に出ちゃうのですが、今回は趣向を変えて反対へ降ってみます。
車道に沿って進みます。
クネクネ降ると
何かの施設があって
さらに降ると
でっかい温室みたいなのが見えてくるので、ここを左折します。
夕日に向かって歩きます。
三叉路になるので右へ
こっちを進みます。
「山梨県道717号山中湖忍野富士吉田線」って言う、呪文みたいな県道にぶつかるので左折します。
道なりに進みます。夕暮れの富士山キレイですね。
降ってきた尾根がうっすら赤く染まってました。
30分ほど県道を歩いていくと、大手スーパーやらドラックストアやらが増えてきますが、まっすぐ突っ切ります。
富士パノラマラインと合流したら回れ右して
河口湖方面へ向かいます。
この日の山行のゴール地点にしていた「紅富士の湯」の看板が見えました。看板の案内に沿って左折します。
交差点を一つ過ぎて、専用駐車場を抜ければ
「紅富士の湯」に到着です。
目の前に周遊バスの停留所がありますが、16時台には終わってしまうのでゆっくりお風呂に入りたいときは15分ほど歩いたところにある「ホテルマウント富士入口停留所」まで歩いて向かってください。

おまけ

お風呂にも入って、後は帰るだけの状態になりましたが、今回はその前に山中湖のライトアップされた紅葉の様子を楽しんでから帰ることとしました。

お風呂を済ませてから、もう一度、富士急バス御殿場線に乗って「湖畔緑地公園」に向かいます。

早朝は静かだった会場ですが、夜間はかなりの人が入っていて、お店やイベントはほぼ満席、歩く際も立ち止まることは無いものの、ゆっくり目の移動となりました。

その分、ライトアップされた紅葉をのんびり楽しめたものの、一周回って帰ってくるのに1時間30分ほどかかり、路線バス最終便ギリギリのタイミングとなっていました。

最終バスには間に合ったので結果オーライでしたが、次回訪れる機会があったら、もう少し余裕をみて楽しむことにしようと思います。

ギャラリー

お風呂を済ませた後、ライトアップされた「山中湖湖畔緑地公園」に向かうことにします。「ホテルマウント富士入口停留所」まで来てみると20分ほど時間があったので湖畔に出て夜景撮影です。
日中に歩いた山々を眺めます。
南岸が強烈に明るいのはライトアップの影響でしょう。
近くの陸橋に登ったら富士山も見ることができました。
バスに乗って「山中湖朝日丘停留所」へ
イベント中央の出店エリアへ向かいます。
出店エリアを通過したら公園に降りて夜の紅葉鑑賞です。風も無いのでゆっくり楽しめるのが助かりました。
恋人橋まできました。恋人、こいb、先に進みましょう。
橋上からの眺め。確かにロマンチックな眺めです。カップルはここでイチャラブしてけば良いと思います。
夜の紅葉をアップにするとこんな感じです。アップにした方が綺麗かもしれませんね。
間違って、有料イベントの出口側に降ってしまったので戻ります。聞くと入場1時間待ちだとか。最終バスに間に合わなくなるので今回はスルーすることにしました。
会場の端っこ、展望台まできました。
展望台から富士山を眺めると、昼間よりもいい感じです。ライトアップ効果すごいですね。
湖畔もいい感じです。ぼんやり眺めていたかったのですが、最終バスの時間が気になって仕方ないので、ささっと引き返すことにします。
帰りは湖畔沿いに進みます。
湖畔沿いも幻想的でいいですね。
振り返ると、有料イベント会場の明かりが見えました。
ちょっと早足で出店中央地点まで戻ってきました。ここもいい感じになってますね。
振り返ると黒富士と照らされた紅葉とのコラボが秀逸でした。
帰り際にドカンドカン音がするので、湖畔まで引き返してみたら平野の方で花火を上げていました。二発だけ見れたのラッキーだったなー。
バス停です。月がとっても青いからーは誰の歌だっけ。
河口湖方面の最終バスがきました。これに乗り遅れると歩いて帰るしかなくなります。5時間は歩くことになるので、結局この辺でビバークすることになりそう。怖い。怖い。
この日は、一駅手前の「富士山駅」で下車して、電車で帰りました。お疲れ様でした。

まとめ

紅葉ピークの山中湖で紅葉を楽しんできた様子でした。

実は、山中湖の紅葉は昨年も見に来ていたのですが、会場の規模を把握していなかったため、バス停近くの小さなひと区間だけを鑑賞して帰ってきてしまいました。

今回、端から端まで歩いて見た結果、紅葉に染まった森の中を歩くような大規模な会場だったことが判り、大人気であること納得がいきました。

もし、山中湖の紅葉を見たことが無いなら、一度は訪れてみることをご提案します。

なかなかの規模にびっくりするかと思いますよ。

それでは、ここまでお読みくださり、ありがとうございます。

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