山行の記録|伊豆稲取の細野高原でサワサワしているススキを眺めてきました

山行

秋山で頭に思い浮かべることといえば紅葉ですが、秋風にそよぐススキ野というのも外せない風物詩ですよね。

そこで、今回は伊豆稲取にあるススキの名所「細野高原」をのんびり歩いてきました。

その足で、三筋山まで登って河津駅の方へ下山してきたのですが、途中にあった三段滝というマイナーな滝が思っていた以上にゴキゲンな場所だったので、一緒に乗せてみました。

コロナ禍もひと段落落ち着き始めていることですし、そろそろ伊豆の秋を楽しみたいと思っているあなたにぴったりの内容になっていると思いますので、是非、最後まで読んでいってくださいね。

基本情報

まずは、今回の山行についての基本情報です。

山行の基本情報

日付:2022/10/23

天候:曇りのち晴れ

エリア:伊豆エリア

コース概要:伊豆稲取駅〜細野高原〜三筋山〜三筋山遊歩道〜中の沢歩道〜三段滝〜筏場停留所

難易度:体力☆☆☆、技術☆、危険☆

交通機関:

(往)伊豆急行線「伊豆稲取駅」からスタート

(帰)「筏場停留所」から東急バスで伊豆急行線「河津駅」に向かい、そこから帰路へ

概要

稲取細野高原(いなとりほそのこうげん)

稲取細野高原は、静岡県の東伊豆町にあるススキとパラグライダーで有名な観光名所です。

高台にありながら、海までの距離が短いため、海への展望に優れており、特に伊豆諸島への眺めが絶景で、快晴の空の下で眺めることができたら、わたしと同様に一発で虜になることでしょう。

10月から11月にかけては、海すすきと題したイベントが開催されていて、伊豆稲取駅からの直行バスが出るようになるので、初めて訪れるならこの時期がおすすめです。

イベントの詳細は、東伊豆町公式HPに記載されてますので、そちらをご覧ください。

以前わたしが書いた記事にも、もう少し詳しい概要を載せてますので、こちらも併せて参考にしてもらえたら嬉しいです。

今回の山行上でのポイント

地図上の位置と標高

今回の山行で歩いた場所について、地図上の位置、標高です。

「Download file」のリンクからGPXデータとしてダウンロードできます。

ご自由にご活用ください。

合計距離: 25221 m
最高点の標高: 875 m
最低点の標高: 21 m
累積標高(上り): 1833 m
累積標高(下り): -1833 m
総所要時間: 07:31:47
Download file: climbing-record-20221022.gpx

歩いた軌跡

続いては、GPSデータを元にした軌跡です。

市販の地図

今回の山行ルートが掲載されている市販の地図も載せておきます。

本来であれば、国土交通省国土地理院のサイトから2万5千分の1地形図を購入、印刷して持参するのが正しい在り方ですが、毎回それだと面倒なので、紙面の地図は5万分1の市販地図をザックに入れて持って行くことにしています。

わたしの山行でのメイン地図はGPSアプリに移っており、紙面地図は予備扱いなため、今のところこの運用で困った事態には陥っていません。

ただ、読図の勉強をちゃんとしたい場合は、2万5千分の1地形図を購入した方が良いです。

5万分の1の等高線は荒すぎて地形把握には、ほぼ役に立たないのでご注意くださいね。

おすすめ展望ポイント

今回の山行ルート上の展望ポイントは、次の通りです。

展望の楽しめたポイント
  • 三筋山山頂直下絶景ポイント
  • 三筋山遊歩道休憩地
  • 三段滝
三筋山山頂直下絶景ポイント

今回の山行ルート上の展望ポイントの一つ目は「三筋山山頂直下絶景ポイント」です。

細野高原のススキ野を抜けて到達できる三筋山山頂からの眺めは、とても素晴らしいですが、それよりも手前に絶景ポイントなる場所が設定されています。

実は山頂にはちょっとしたススキの群生地があって南側への展望はそれほど良くはありません。

こちらのポイントは、そういった点もクリアされていて、海への展望だけとってみると山頂よりもダイナミックに楽しめます。

パラグライダーの離陸ポイントにもなっているので、風が穏やかな日であれば、テイクオフする瞬間を目にすることができるかもしれません。

わたしも実際、2度ほど滑空していく瞬間を見せてもらいました。

他人事ながら滑空する瞬間はメチャメチャ気分がアガるので、運良く飛び立つ準備している方を目にしたら立ち止まって見学させてもらうと良いですよ。

ベンチも2つほどあるので、そちらに座ってのんびりするのもよいですが、芝生の上に寝転がってお昼寝するのも悪くありません。

その場合は、朝露などで芝生が濡れていないか念の為に確認してからお試しくださいね。

ギャラリー

細野高原から登ってくると、三筋山山頂直下にこんな案内が立ってます。
先に向かうと、一面芝生の高台から伊豆諸島の島々への眺望が楽しめます。
南に目をやると林立する風力発電機の奥に、南伊豆の海岸線が見えます。
視線を伊豆大島へ向けると手前に稲取の街並みも見えますね。
北方面へ目を向ければ、こちらは天城山への眺望が楽しめます。
三筋山の山頂はもう少し奥まっているので、ここまで海に近いようにはみえません。山頂だけでなく、この展望ポイントにも忘れずにお立ち寄りください。
三筋山遊歩道休憩地

今回の山行ルート上の展望ポイントの二つ目は「三筋山遊歩道休憩地」です。

旺文社の地図にある展望地よりも三筋山寄りになりますが、ベンチが一つ置いてある休憩地からの眺めも秀逸です。

伊豆の島々は三筋山の山体に隠れてしまいますが、伊豆大島、天城山と開放感のある眺めを楽しめます。

三筋山山頂から10〜20分くらい歩くので、海すすきイベントで訪れた観光客が訪れることは皆無なので、素晴らしい眺めを独り占めで楽しめます。

たまに訪れる八丁池からの縦走してきた登山者が通り過ぎますが、三筋山山頂で休憩入れるプランが多いのでしょう。この場所で一息入れるのをみたことは無いですね。

もし、あなたが人酔いしやすい体質なら、人気ある三筋山山頂よりも、こっちでのんびりすることをお勧めします。

ギャラリー

該当の休憩地は、三筋山山頂から風力発電機を辿って北へ20分くらい歩いた位置になるので、ほぼ人が訪れない静かな場所になります。
休憩所からは三筋山の山頂方面もよく見えます。逆に、その先の伊豆諸島は見えなくなってしまうので、一長一短かもしれません。
伊豆大島だけはバッチリ見えるいちなので、海へに眺望に劣るわけでは無いのは良いですね。
天城山への眺めもバッチリです。
八丁池方面の眺めは、でっかい風車たちの動きが目に楽しいです。
休憩所には机付きのベンチが1基。長椅子が2基あるので、ひとめを気にせずに、こちらでお昼休憩というのも悪く無いですよ。
三段滝

今回の山行ルート上の展望ポイントの三つ目は「三段滝」です。

中の沢歩道の登り口にあるローカルな滝で、一つずつの落差は大したものでは無いのですが、三つ繋げるとなかなかの長さになります。

溶岩流が固まった滑らかな岩の上を滑り落ちるように流れていく水がとても美しい滝になってます。

手すりやロープなどは設置されておらず、自然のままな場所なので、コバルトブルーに泡立っている滝壺の目前まで行って覗き込むことができるので、かなり楽しい場所でした。

反面、足を滑らせたら掴むものがないので、ストンと滝壺に落下することになるので、その点は注意が必要です。

おそらく落差、深さもそれほどでは無いのでずぶ濡れになるだけで済むとは思いますが、水量豊富なので、雨の日前後に落ちると思った以上に危ないかもしれません。

土曜日の正午近くに訪れましたが、人は皆無だったので、水の音を聞きながらのんびりするのにはとても良い場所になってました。

近くまで来たら訪れてみてください。

ちなみに、溶岩流を流れる滝というと富士山須走口にある6月の雪解け時期だけに姿を表す「まぼろしの滝」が有名ですね。

以前、赴いたときの記事がありますので、興味あったら見比べてみてくださいね。

ギャラリー

三段滝の案内が入り口に立ってます。
川の横っちょを進むと
一番下段の滝壺の前に到着です。水が透き通ってとても綺麗です。
ここの滝は、溶岩流の上を流れ落ちているようで滑るように流れる水が綺麗でした。
下から二番目の滝にその特徴が強く出ていて、よくあるプールの滑り台みたいにスルスルと水が流れてくのが、見ていて飽きませんでした。
それぞれの滝壺は意外と深そうで、色がコバルトブルーになっていました。足は届く深さなんだろうと思いますが、落ちないようにご注意ください。
これが一番上の滝です。いや、もう一段上に小ぶりなのがあったので、これは上から二番目かな。実は合計四段の滝だったようです。
ここの段の滝壺も結構深そうで、コバルトブルーな水面深くまで気泡がブクブクしていました。
滝の上流まで登り切ると、溶岩流が固まった岩の上を渓流のように豊富な水が流れてきていました。
見下ろすとこんな感じです。一段目、二段目の滝壺までは見えますが、三段目は木々に隠れてしまう大きさでした。足元滑りやすいので登るとき、降る時にはご注意ください。

Instagramに動画もあげてみたので、こっちで動きあるのが見れると思います。一緒に見てってください。

注意した方が良さそうな区間

今回の山行ルート上で、注意したほうがよさそうな区間は、特にありません。

半分以上が車道歩きなので、山靴でマメなど作らないようにだけご注意ください。

注意した方が良さそうな区間
  • 特に無し

今回の山行での服装

今回の山行では、次のような服装の組み合わせを持参していきました。

同じ時期に赴かれるときの参考にして見てください。

  • ベースレイヤー:半袖Tシャツ
  • ミドルレイヤー:薄手の長袖Tシャツ
  • アウター:ソフトシェル、レインウェア
  • ボトムス:薄手の長ズボン、厚手のソックス
  • その他:手ぬぐい、ネックゲーター、薄手の手袋

今回の山行のコンディションは次の通りでした。

  • 天候晴れ
  • 気温:歩き始め8時ごろで16℃前後、下山後16時ごろで23℃前後
  • 活動場所:標高800m前後

10月中旬ですが、晴れ間の広がる伊豆方面はまだまだ暑いですね。

アップダウンが少ない遊歩道だったので、それほど汗はかきませんでしたが、登山装備を担いでのお散歩は半袖Tシャツじゃ無いと暑くて厳しい印象でした。

空身でススキ野を歩いていた人々は、長袖シャツに薄手の上着を羽織っているパターンがほとんどでしたので、トレランレベルの軽装だったら長袖Tシャツでも良いかもしれませんね。

移動中も半袖Tシャツで十分でしたが、都内に戻ってきた22時ごろは流石に半袖だけだと寒かったです。

以下の記事にわたしが里山登山に使っているウェアの具体的な品名や組み合わせについてまとめていますので、詳細知りたいようでしたら合わせて読んでみてください。

あなたが、同じ時期の同じ界隈に赴くときの参考になれば幸いです。

ギャラリー

歩き始めて1時間ぐらい経過したときの温度計の数値です。iPhoneの近くにぶら下げてたのでちょっと温度上がってるのかもしれませんが、20℃まではいかないくらいの温度でした。いや、ほんとに10月なのと思う暖かさでした。伊豆侮れないですね。
そして下山後にバス停で佇んでいた16時過ぎには、気温20℃を超えてました。

山行の記録

ここからは、今回の山行について述べていきます。

アプローチ

三筋山や細野高原には過去何度か訪れていますが、その時は伊豆稲取駅へ下山することがほとんどでしたので、今回は逆回りに伊豆稲取駅から登り始めてみることにしました。

このため、東京駅からは次のようなアプローチをとりました。

  • 東京駅から、JR東海道線沼津行きの始発に乗って熱海駅で下車
  • 熱海駅から、伊豆急行線伊東行きに乗って伊東駅で下車
  • 伊東駅から、伊豆急行線伊豆急下田行きに乗って伊豆稲取駅で下車

伊豆急行線は、運賃がリゾート価格なので出来ればオトク切符で節約したいところですが、伊東駅以降の駅窓口にいかないと購入できません。今回は途中下車する時間が無かったので定額で向かうこととなりました。

伊東駅では余裕がなかったですが、手前の熱海駅での乗り換え時には10分ほどの余裕があります。

ここで、おトイレや朝食を購入するというのも悪く無いでしょう。

伊東駅での乗り換え後は、40分ほどで伊豆稲取駅に到着です。

伊豆稲取駅は自動改札になっていて、東京駅から直行してきてもタッチで精算できますので、そのまま出場してしまってください。

この点は、ほんと興味深い点だと思っていて、同系列のはずのJR東日本とJR東海では管轄が一駅でも跨いだら、今だに有人窓口でしか精算できないのに対して、伊豆急はじめ私鉄各社のシステムではスムーズにJRからの乗り入れに対応しています。

この違いは何なのでしょうね。JRのシステムもどっかのみずほ銀行みたいに修復不可能なくらいスパゲッティなソースコードになっちゃっているのかしらね。

ちょっと、余談が過ぎました。話を戻して、伊豆稲取駅前の様子を説明に移りますね。

ここはタクシー乗り場がメインとなっていて、バスの停留所は駅前広場からちょっと離れた位置にあります。

もし、海ススキイベント中の臨時バスを利用するなら、その点にはご注意ください。

今回は、歩いて向かうつもりなので、おトイレ済ませたら坂を歩いて進んでいくことにします。

関連リンク

東急バス公式HPの「稲取細野高原秋のすすきイベント開催に伴う臨時バス運行について」ページのURLを貼っておきます。バスでの移動を考えているようでしたら時間、運賃の確認に使ってください。

ギャラリー

東京駅から東海道線沼津行き始発で向かいます。
今回は熱海駅で乗り換えなので、最後尾車両に乗っていきます。本当は8両目くらいがホームの階段前だった記憶があるのですが、毎回忘れちゃうので、熱海駅乗り換えの時は最後尾車両に乗ることにしています。
10月中旬の都内の空です。午前5時だと、まだ真っ暗ですね。
乗り込む人もまばらの中、出発です。
いつもそうなのですが、川崎駅を過ぎた辺りからいっぱい人が乗ってくるので、最近はボックス席に乗るのは避けるようにしています。下車するときに出られなくなるんですよね。そんなわけで、熱海駅で乗り換えです。
1番のりばから伊東駅へ向かいます。精算機の左側奥がおトイレになっているので、寄り道していっても良いでしょう。
最後尾車両に乗り込んでいたら、乗り換えの時にちょっとズレてしまいました。そそくさと移動します。
それでも、座席には座れたので、海を眺めてのんびり向かいます。
伊豆大島はいつもわかりやすいです。
この日は、そのほかの島々も全部見えてました。いい感じです。
伊豆稲取駅に到着です。いっぱい人が降りたので、皆、ススキ鑑賞かと思ったらアニマルキングダムの会話をしながら観光バスに乗り込んでいきました。あっちでも何かイベントをやっているのかもしれません。
おトイレも済ませて、準備が整ったので「細野高原」まで歩いて向かいます。
なお、臨時バスの停車するバス停は、ちょっと離れた場所にあります。バス使う時にはご注意ください。
通りに出て、おみやげ屋の先になるので注意です。歩く人は、逆方面の坂をがんばって登りましょう。1時間30分ぐらいの距離なので、そんなに疲れないと思います。ずーっと車道歩きになるので、おすすめはしませんけどねー。

伊豆稲取駅〜細野高原

「伊豆稲取駅」からは、坂道を登って「細野高原」に向かいます。

通る道は狭いものの、交通量は意外と多いので、行き交う車やバイクにはご注意ください。

なかなか勾配のある集落内の坂道を登っていくと、途中から「細野高原」を示す案内が出てきます。

これらに沿って進んでいけば、すんなり到着できるはずです。

途中で余裕があったら、振り返ってみると遠く伊豆諸島が見えたりするので、休憩がてら振り返ってみるのもお勧めです。

キャンプ地が消えてきたら「細野高原」まであと少しです。

細野高原第二駐車場に入場受付のプレハブが建っているので、入場料を払って先に進みましょう。

ギャラリー

歩いて「細野高原」に向かいます。まずは、この道を登ります。
道路の下を潜って反対側へ。
反対側を出たら、左側のクネってる細道を進みます。
途中に「栄昌院」の案内が出てくるので、そちらへ向かいます。
どんどん進むと
お寺さまがみえてきました。
ここが「栄昌院」のようです。
「栄昌院」を通過したら、二車線になった道路を右折します。
この通りに乗っかると「細野高原」への案内が頻繁に出てくるようになるので、その案内に沿ってすすみます。
ここも案内に沿って進みます。
ジビエのお店がありました。ちょっと気になりますよね。いつか入ってみますか。
よく整備された車道を登ります。
途中振り返ると、こんな感じに伊豆諸島が見えました。
「なげたらア缶」昭和人にはとてもよく刺さります。
バリケードを回避していくと
ほそっこい道に突入です。
道、ほそっこいですね。
キャンプ場が近づいてきました。
そそられるログハウスです。
案内小屋を右折します。
第二駐車場に到着です。直進です。
イベント受付に到着しました。16時まで受付しているようです。16時すぎても門が閉まるというわけでは無いようです。
案内付近にあったタクシー乗り場。
逆にはバス停が出来てました。伊豆稲取駅への最終は16時のようです。帰路に利用する場合は時間にご注意ください。

細野高原〜三筋山

入場受付から5分ほど車道を登ると、今度は「細野高原第一駐車場」に到着します。

イベント期間中は、ここで催し物や出店なんかをやっていますので、興味があれば立ち寄ってみてください。

かなり立派なおトイレもあるので、長い車道歩きで緊張しているようなら、お借りすると良いでしょう。

ここからは、ススキの草原を突っ切る林道を辿って行くことになります。

徐々に高度が上がってくるにつれて、ススキだけでなく海への眺望も楽しめるようになります。

歩いているとわかると思いますが、ススキも意外と旬は短くて10月中旬を過ぎると山頂に近い位置から徐々に枯れて倒れていってしまうようです。

訪れるなら10月上旬をターゲットにしておいた方が良いかもしれませんね。

何箇所かある展望ポイントを通過していくと「三筋山」山頂が見えてきます。

山頂には櫓があって、そこからの眺めも秀逸ですが、非常に人気があるのでひっきりなしに誰かが登ってます。

記念の一枚を撮ったら、あまり拘らずに少し離れた位置で展望を楽しむか、三筋山遊歩道にある休憩場所まで進んでしまうのが良いでしょう。

ギャラリー

入場料を払って受付を済ませて車道を歩いていくと
すすき遊歩道なる案内が出ていました。半年前にはなかったものなので歩いてみることにします。
すすき、あるにはあるんですが、それほどグッとくる道ではなかったです。たまたまなのかな。
第一駐車場に出ました。
パラグライダーの着地ポイントにもなっている広場の上から、三筋山山頂を見上げます。風車の勢いから結構な風が吹いていることが読み取れました。
麓の方は、ゆらゆら程度ですね。これなら問題無いでしょう。
標高上がってないので、海への眺望はこんなもんです。登って行ってからに期待ですね。
ちょっとだけ出店がありました。ワゴン2台は多いのか、少ないのか判断しずらいですね。
広場の一角に台が設置されてました。ここから山頂をバックに記念撮影するのでしょうか。
台の裏では、案内係が色々説明してました。邪魔にならないように先に進みます。
川を渡って反対側へいきます。
下山してきたときには、疲れてスルーしてしまっている「芝原湿原」というところに寄り道してみます。
ここが、湿原帯のようです。
ススキでは無いのが生えてました。なんだろう。茅かな。
奥のススキといい感じにマッチしてます。
風が吹くと一緒にサワサワしてて気持ち良いです。
それでは、山頂に向かいます。
時々、海側を見るといい感じに島々がみえてきました。
途中、枯れちゃっているエリアもありましたが
10月中旬ならまだまだ元気なススキのほうが多い感じでした。
わっさわっさ生えてます
東京ドーム26個分のススキとか言われてもイマイチピンと来ないですが、ココに来てしまえばすぐにピンときます。わっさわっさです。
休憩所を通過して
山頂に向かって歩きます。
振り返ると、なかなか標高が上がってきたようで伊豆大島もしっかりみえてきました。
細かい島々も見えてきましたね。
青空だと尚よかったのですが、むしろ眩しくて見えなくなるので、これぐらいでも良いかもしれません。
ビュースポットを発見です。寄り道していきます。
ススキの先に伊豆諸島。ここでしか見れないシチュエーションです。
南伊豆の海岸線も見えてきました。
気がつけば天城山もちゃんと見えてますね。山屋なので、こっちも忘れずに確認です。
相変わらず爆速で回る風車たちをチラ見して進みます。この日は電気いっぱい作れてそうです。
山頂まであと15分のところまで登ってきました。
こんなところにも屋台が出てました。こんな軽トラックでも登れるんですね。意外にパワーあるのかな。
階段を登っていくと、展望ポイントへの分岐があるので、チラ見だけしてきます。
チラッとみたあと、先に進んだところから振り返ってみました。座ってくつろいでいる人たちの頭が4つ見えてます。なぜか面白くてウケちゃいました。ごめんなさいね。
昼近くになってきたので、混み合う前に山頂踏んじゃうことにします。
九十九折りの階段を登った先に山頂の櫓がみえてきました。
櫓の上が大人気なので、パノラマガイドを眺めて待ちます。
それでも空かないので、気が触れてる感じに超速にまわる風車たちをながめて待ちます。こいつら激しく回るとぐおーぐおーとスゴい音が出るんですね。新しい発見です。
一瞬だけ人が退いたので、記念撮影です。
動画は撮れそうも無いので、急いで天城山を撮ります。
これから向かう先を追加で撮って、そそくさと待っている人に場所を譲ります。
だんだんと人が増えてきたので、
先に進むことにします。またねー。

三筋山〜三筋山遊歩道

「三筋山」山頂から「八丁池」方面に進みます。

芝生の急坂を降っていくと、一旦、車道に降り立つことになります。

ここは、風力発電機たちのメンテをするための車が通る道で、普通は通る車ありません。

歩きやすいように歩いて差し支え無いかと思います。

その後、山道と車道を交互に昇り降りしていくと、途中に休憩所や簡易トイレが見えてきます。

必要によりお借りするとよいでしょう。

なお、最初から最後まで車道を歩くことも可能ですが、距離が遠くなったり、逆に石ころが転がってて歩きづらかったりしてたので、あまりおすすめでは無い感じでした。

「三筋山遊歩道」を端まで歩くと、休憩用の東家が見えてきます。

ここから真っ直ぐ進むと「八丁池」方面に繋がり、天城峠などから下山することが可能ですが、今回は、ここから未踏な「中の沢歩道」を降って河津駅方面へ下山していきます。

ギャラリー

八丁池方向に進みます。
振り返ると先ほどよりも格段に人が増えてました。なんか若い人多いなー思ったら、ゆるキャンって漫画に紹介された場所なんだそうです。聖地巡礼ってやつですか。同じ漫画、ヤマノススメの聖地たちと比べると楽ちんでよかったですね。
八丁池方面へ向かいます。こっち方面は見向きもされてないのが印象的でした。
まずは車道に出るまで降ります。
木々の間を潜っていくと
車道が見えました。
しばし、アスファルトの道を進むと
山道への登り口があるので、そっちに移ります。
風車たちの足元を進んでいくと
休憩所に到着です。こっちで一休みします。
運動量が少ないからかお腹空かないので、周囲を眺めながら東京の水道水をチビチビやります。
福島から上京してきたとき、三十年ほど前に比べると東京の水道水もだいぶ飲めるようになりましたが
最近、また不味くなってきたのは住んでるアパートの水道管が傷んでいるからなのかな。
そんなことを考えながら休憩を終えたら先に進みます。
再度、車道に降りて
以降は連続で車道を進むことにします。
相変わらず、強風で鳴きまくっている風車の足元を通過していきます。バンバン回ってる足元通るの結構怖いですね。
簡易トイレを通過してしばらく歩くと
昨年登った「鉢ノ山」がみえました。麓の半分がソーラーパネルで埋まっているので、すぐわかりました。
通せんぼがありました。車両想定だろうと判断して先に進みます。
進んでみると、結構な数の石ころが転がっていたので、落石発生箇所なのかもしれません。足速に通過します。
左右に大きく曲がっていくと
山道からの道と合流です。
その後は穏やかな車道が続いて
東家が見えてきました。
遊歩道の逆側の入り口に到着です。ここからは河津方面に折れて「中の沢歩道」を降っていきます。

三筋山遊歩道〜中の沢歩道〜三段滝

「中の沢歩道」に入ると、山道とアスファルト道とが交互に現れる歩きづらい道になります。

ただし、基本一本道なため、迷うといったことはないので、ぬかるみに足を取られないよう足元に注意して歩けば問題無しなはずです。

それと、落石によるものか、結構な量の石が転がっていたので、一定量は頭上にも意識を向けておいた方が良さそうです。

曲がりくねった道を2時間ほど降ると、ワサビ畑が見えてきてその脇に「三段滝」の案内が立つ場所まで降ってこれます。

「三段滝」までは5分もあれば到着できますし、途中のアップダウンも皆無に近いので、よほど疲れている状況でも無いなら、積極的に寄り道していくのをお勧めします。

ギャラリー

三筋山遊歩道の出口から左折して、中の沢歩道に入ります。
最初はアスファルトの道かと思いきや
すぐに砂利道に変わりますので、ご安心ください。
懐かしのモノカーがありました。懐かしくも無いかもですね。今でも茶畑やわさび畑では稼働中なんでしたっけね。
時々見える沢を眺めながら降っていきます。
ときどき、視界が開けて風車たちがブンブン回っているのが見えたりもします。
でかい石が転がってました。わたしの腹のあたりまであったので高さ70〜80cmでしょうか。落ちてきたら一発でアウトなので速やかに移動します。
ときどき、道の脇っちょが無造作に崩壊しているのがちょっとアレですが、通る分には普通の道です。
緑がきれいなので気分は良いですね。
わさび畑でしょうか。所々にあったりしました。
ナゾの発掘現場を通過して
林間の道を降っていくと
だんだんと傾斜が平地になってきて
閉鎖空間がみえてきました。
南京錠でガッチリ施錠されているのですが、脇が甘いので容易に通過可能です。甘いですね。甘い、甘い。
甘ちゃんを出し抜いてテッテケ降ると
段々になったわさび畑が見えてきました。
段々のわさび畑の横には、三段滝への入り口がありました。昭和人としてはダンダン心惹かれていくシチュエーションです。
ちょっとだけ川を遡行すると三段滝の一番下のやつがみえてきます。
滝つぼを眺めると、深いところはコバルトブルー、浅いところは無色透明のとてもきれいな水でした。
左側の溶岩流が固まったところを上流まで登れます。滑りやすいので注意しつつ登ってみてください。下から二段目の滝が見応えがあって、滑り台みたいな滑らかな斜面を流れる水がとてもきれいでした。
車道に戻ってくると、いい感じに木漏れ日が差し込んできていました。
葉っぱ、撮してみました。どうでしょう。きれいに写ってるでしょうか。
ここからは、キャンプ場を経て天城街道までガッツリ降ります。

三段滝〜筏場停留所

「三段滝」を楽しんだら、路線バスの通る天城街道まで降ります。

キャンプ地、鉢ノ山と通過して2時間ほど歩くことになります。

降り一辺倒の車道歩きとなるので、膝への負担が結構あります。

膝が笑ってガクガクしてしまわないように、無理ないペースで降ってください。

途中に、佐野川遊歩道への入り口があります。

渓谷好きならそちらを進む方が楽しいでしょう。

今回は、試しに車道側を進んでみましたが、こちらは遊歩道よりも早く天城街道まで降れるので、急ぎの場合は車道を駆け降りる方が早いかもしれません。

また、最寄りのバス停ですが「三養院前停留所」が一番近いバス停です。

今回は、時間に余裕があったので一つ先のバス停「筏場停留所」まで歩きましたが、「三養院前停留所」まででゴールとしてしまって差し支えありません。

その場の状況でご判断くださいね。

ギャラリー

わさび畑を横目に降っていきます。
川の横を歩いていくと
ログハウスっぽいのがいっぱい見えてきます。
また見えてきました
この辺りは、キャンプ場がたくさんあるようで、こんなのとか
こんなのとか
こんなのとか色々ありました。
さらに降っていくと
風車たちへの眺望が開けて
ちょっとしたススキの草原が見えてきました。
やっぱり陽の光を浴びたススキはきれいですね。
すごく広い広場がみえるなと思ったら
鉢ノ山麓の公園でした。桜の時期には河津桜がきれいなんですよね。ここ。
どんどん降ります。
案内が見えてきて
上佐ケ野親水公園が近いと教えてくれます。この公園も河津桜の名所らしいので、偵察してくることにしました。
真っ直ぐ進んで
色づき始めたもみじの木を通過します。
ちょっと急斜面な村道を降ると
三島神社への案内がありました。
奥に進むと鳥居が見えましたが、拝殿は結構先のようだったので、今回は見送ってきた道を戻ります。
天城街道方面へ改めてくだると
途中に公園の入り口がありました。ここが桜の名所なのかなあ。そんな感じでしたが場所は把握したので、来年の春に訪れてみようかなと思います。わからんけど。
十字路を左折して
集落を間を塗って歩きます。
庭にコキアっぽい赤いモフモフが植えてある民家を通過します。
上佐ヶ野自慢マップなるものがありました。三段滝の説明とか載っていてなかなか面白い内容でした。
以前は、途中から川沿いの渓谷を進みましたので、今度は車道を進んでみます。
こちらは変わり映え無い普通の道のようです。
10分ほど降ると
天城街道につながりました。右折して最寄のバス停に向かいます。
ここでゴールでもよかったのですが、30分以上待ち時間があるので、もう一つ先の停留所まで歩くことにします。山屋あるあるですね。
先ほど出てきたT字路を直進します。
橋が見えてきたところで
「筏場停留所」に到着です。残り時間10分になったのでここでゴールとしました。
バスがきたので、「河津駅」まで送ってもらいます。
河津駅に到着です。おつかれさまでした。この後、熱海駅で途中下車してお風呂に寄っていくことにします。

おまけ

今回寄り道したお風呂は、わたしの中では定番になっている「熱海駅前温泉浴場」です。

実は、熱海の別の入浴施設を試してみるつもりだったのですが、臨時休業っぽい看板が立っていたので、いつもの温泉に寄り道していくことにしました。

安定の安さに、安定の熱湯風呂で、足が痺れる熱いお湯で疲れを癒してから帰路につきました。

「熱海駅前温泉浴場」については、次の記事に詳しくまとめてますので、一緒に読んでいってくださいね。

ギャラリー

この日は「大江戸温泉物語あたみ」に入ってみようと思って立ち寄ったのですが「見合わせ中」なる謎ステータスが掲げてあったので、断念して「駅前温泉」に向かうことにしました。しかし「見合わせ中」ってなんでしょうね。「臨時休業」とか一目でわかりやすい文言にしてくれたらいいのに。アレかな「特殊な言葉使ってるオレらかっこいい」とかいう厨二病っぽい施設なのかな。だとすると、ちょっとめんどくさそうですね。
そんなめんどくさそーなところは早々に後にして、いつもの熱海駅前温泉浴場に立ち寄りました。このランプみると、なんだか安心します。お疲れ様でした。

まとめ

秋の風物詩、細野高原の海ススキ鑑賞の様子でした。

ススキが輝くのは、早朝、夕方の陽の光が伸びている時なのですが、これだけススキの草原が広がっていると曇りの日の日中でも、なかなかの見応えになります。

加えて、海への眺望と合わせて楽しめる場所はそれほど多くは無いと思います。

臨時バスの出ている10月から11月初旬までの期間であれば、かなりアクセスは容易だと思いますので、風にそよぐ広大なススキの野原で癒されたいなら、一度赴いてみてくださいね。

それでは、ここまでお読みくださり、ありがとうございます。

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