山行の記録|須走五合目のまぼろしの滝を見に行ってきました

山行

雪解けの時期5月中旬から6月中旬の期間だけ限定で眺めることのできる滝が富士山の山腹にあります。

富士山須走五合目から歩いて30分、「まぼろしの滝」という、仮名が正式名称になっちゃったみたいなヘンテコな名前の滝です。

以前に訪れた時には時期尚早で水流れを確認できず、そのまま下山しましたが、今回、滝が発生しているとの前情報を掴んだので、早速向かってみることにしました。

ここ最近、お天気が安定せずに、この日も、山頂への眺めは期待薄でしたが、肝心の滝の方は、しっかりと眺めることができました。

もし、あなたが滝好きで、限定もの好きなら、十分満足してもらえるかと思いますので、是非、最後まで読んでいってくださいね。

基本情報

まずは、今回の山行についての基本情報です。

山行の基本情報

日付:2022/5/15

天候:曇り

エリア:富士山エリア

コース概要:富士急バス「須走浅間神社停留所」〜馬返し〜須走五合目〜まぼろしの滝〜須走五合目〜馬返し〜富士急バス「須走浅間神社停留所」

難易度:体力☆☆☆、技術☆、危険☆

交通機関:

(往)JR御殿場線「御殿場駅」から富士急バスで、「須走浅間神社停留所」へ

(帰)「須走浅間神社停留所」から富士急バスで、JR御殿場線「御殿場駅」へ

概要

須走ルート(すばしりるーと)

須走ルートは、富士山の主要登頂ルートの一つで、御殿場ルートに次いで五合目からの歩行距離が長いコースです。

詳しくは、過去の山行記録にまとめてます。以下のリンクよりご確認ください。

まぼろしの滝(まぼろしのたき)

本来、富士山山中には涸れた沢はたくさんあるのですが、常時、水流のある沢は存在していないので、川や滝の類はありません

これは、富士山に降り積もっているスコリアと呼ばれる穴の空いた軽石状の火山石が原因で、雨や雪解け水といったものは、地表を流れずに地面の中に染み込んでしまうかららしいです。

富士山の地下を流れる水は、このスコリアの地層で自然と濾過された綺麗な水になるみたいです。

しかし、不浄流しと呼ばれる沢は少し毛色が違うようです。

ここは富士山の他の場所と異なり、地表を溶岩流の跡が覆っており水が染み込んで行きません。

このため、雪解けの時期だいたい5月中旬から6月中旬になると、雪解け水が流れを作り、この時期だけの川や滝を作り出してくれます。

これが、まぼろしの滝として、一部ハイカーの間で話題となり、いつの間にか名前が知れ渡って、現在では立派な観光地として多くの観光客が訪れる場所になっています。

ただし、マイカーが無いとアクセスは少し難儀するかもしれません。

この時期、麓から須走五合目まで続くふじあざみラインは開通していますが、登山バス、ハイキングバスは運転していないため、タクシーもしくは、徒歩で向かうことになります。

徒歩でのアクセスを選択した場合、麓からの標準タイムは約4時間。

車道と登山道の二本が並行にはしってますが、車道は車の往来が多く、山道は一部道が不明瞭な感じで、どちらを通過するにも一癖あるのが難儀しそうなしゆうです。

ただし、五合目まで登ってしまえば、後は30分程度のアップダウンの少ない道を通過するだけなので、この区間だけならお散歩感覚で向かうことができます。

注意点としては、雪解けの状態によっては水が流れる時期はまちまちで、苦労して登ってみたものの涸れた溶岩流だけだったということも十分にあり得る点です。

赴く際には、SNSなどの情報をまめにチェックしておくことをおすすめします。

関連リンク

須走五合目にある菊屋さんのアカウントを載せておきます。フォローしておくと、まぼろしの滝含めて、須走五合目付近のリアルな状況を確認できますよ。

今回の山行上でのポイント

地図上の位置と標高

まずは、今回の山行で歩いた場所について、地図上の位置、標高を示します。

Download file: climbing-record-20220515.gpx

歩いた軌跡

続いては、GPSデータを元にした軌跡です。

注意した方が良さそうな区間

今回の山行ルート上で、注意したほうがよさそうな区間は、次の通りです。

注意した方が良さそうな区間
  • 馬返しから須走五合目までの車道区間

馬返しから須走五合目までの車道区間

今回の山行ルート上で注意したほうがよさそうな区間は、「馬返しから須走五合目までの車道区間」です。

往来に特別な技術が必要な箇所では全く無いのですが、ここを挙げた理由は車やバイクの交通量の多さです。

非常に頻繁に車両が通るため、徒歩で通過するには適していません。

特に、単車乗りのグループがツーリングに訪れることが多いみたいで、この日も10台規模のグループが2組、2、3台のグループになると、数え切れない量が行き来してました。

車道脇の歩道が申し訳程度しか幅が無い点も危なさを醸し出している要因になってます。

このため、多少踏み跡が薄い場所があったとしても、馬返しからは登山道を通過する方が良い様に感じます。

途中、車道と登山道を行き来する枝道が数箇所あるので、状況をみて移動すると良いでしょう。

ギャラリー

馬返しの登山口との分岐です。ここから上層の道路は、歩道幅が狭くなって注意が必要でした。
半分くらいは、このように枯れ土が車道まで侵食してきていて歩道がほとんど無い状態です。
路肩が平坦な場所なら、林の方へ退避できるんですが
こんな感じに石組がされている場所もあり、追い抜き車両に挟まれると一瞬身動きが取れなくなる怖さがありました。
時たま、このような登山口への入り口が空いているので、交通量が気になる時は、迷わず登山道に退避してしまった方が良いですね。

おすすめ展望ポイント

今回の山行ルート上の展望ポイントは、以下の通りです。

展望の楽しめたポイント
  • まぼろしの滝上流部

まぼろしの滝上流部

今回の山行ルート上で展望を楽しめたポイントは、「まぼろしの滝上流部」です。

正確には、上流というほど登ってはいませんが、一番最初にあわられる滝の部分から上流方面に登っていく過程で見られた、広範囲に広がる溶岩流の模様が他はみることの無い不思議な光景を見せてくれました。

残念ながら、この日は全方位雲に覆われてしまっていたのですが、晴れた日であればここに富士山山頂の姿がプラスされて、絶景この上ない雰囲気になったのではと想像してしまいました。

次に来る機会があったら、晴れた日に支流となる雪渓部まで登ってみたいと思わせてくれる面白い場所でした。

ギャラリー

まずは、現地に到着してすぐに眺めることができる滝です。わたしが歩いた範囲では、結局最初に見たこの滝が一番落差がありました。
先ほどの場所から上流に登っていくと、こんな感じに火山岩と溶岩流が敷き詰められた荒々しい場所に出ることができます。
本流と思われる一本の他にも、雪解けの状況により支流が幾つも発生して流れ落ちていく感じでした。
見晴はとても良くて、雲さえ晴れれば絶景の予感がヒシヒシとしてきます。
溶岩流は滑りやすそうに見えるのですが、ガッチリと固まっているので意外と足元は安定しており、滝の目の前まで近づくこともできます。
そして、流れる水はかなり澄んでます。少しだけ指を入れてみましたが、かなり冷たい水でした。さすがは雪解け水ですね。
ほんの少しだけ、山頂方面の裾野が見えました。このまま雲が晴れてくれることを祈ったのですが、残念ながら、すぐに雲隠れしてしまいました。わたしが再訪することを富士山が望んでいるんでしょう。いっぱい逢いにきてるので、すっかり富士山に好かれちゃったみたいです。相思相愛でよかった。よかった。

今回の山行での服装

今回の山行では、次のような服装の組み合わせを持参していきました。

同じ時期に赴かれるときの参考にして見てください。

  • ベースレイヤー:半袖Tシャツ
  • ミドルレイヤー:薄手の長袖Tシャツ
  • アウター:薄手のフリース、ソフトシェル、レインウェア
  • ボトムス:薄手の長ズボン、厚手のソックス
  • その他:手ぬぐい、ネックゲーター、薄手の手袋

今回は、スタートは半袖Tシャツ、五合目以降はソフトシェルを羽織っての活動となりました。

この日は、始終曇り空で歩き始めから少し肌寒い状況でしたが、歩き始めてしまえば、体の内から熱を生じるようになり半袖Tシャツでも快適に活動できました。

五合目以降は、雲の中に入ってしまい冷たい湿気を含んだ風が止まることなく吹いていたので、ソフトシェルを上から羽織って体温低下を防ぐようにしました。

交通機関での移動中は、朝の電車内では半袖Tシャツと薄手の長袖Tシャツ、夜の高速バス内ではこれに薄手フリースを羽織った完全防備で過ごしました。

気候的には半袖Tシャツと長袖Tシャツの重ね着で丁度よかったのですが、帰りのバスの中で何故か空調を付けていてとても寒かったのでフリースを重ねて凌いだ状況でした。

以下の記事にわたしが里山登山に使っているウェアの具体的な品名や組み合わせについてまとめていますので、詳細知りたいようでしたら合わせて読んでみてください。

あなたが、同じ時期の同じ界隈に赴くときの参考になれば幸いです。

山行の記録

ここからは、今回の山行について述べていきます。

アプローチ

今回は、最初からやらかしました。

富士急バス公式サイトに、「春季ハイキングバス運行の案内」が出ていたのですが、ここには須走五合目までの便は含まれて居ないことに気がつかないまま現地入りしてしまいました。

この結果、予定よりも1時間遅れでの移動となり、余裕ある山行とはなりませんでした。

それでも、場合によってはもっと遅いバスになってしまって「まぼろしの滝」まで赴くことすらできなかったかも知れず、直ぐに気がついて良かったかなとも思います。

そのような経緯があったので、この日のアプローチは次のような行程となりました。

  • 「東京駅」より東海道新幹線沼津行き始発に乗り「国府津駅」へ
  • 「国府津駅」で下車したら、御殿場線に乗り換えて「御殿場駅」へ
  • 「御殿場駅」からは富士急バス河口湖行きに乗り「須走浅間神社停留所」へ
  • 「須走浅間神社」で出発のご挨拶をしてスタート

途中のおトイレの場所は、御殿場駅の構内もしくは、構外。どちらも逃したら「須走浅間神社」の駐車場内で済ませることができます。

身支度は、須走浅間神社の駐車場付近に休憩に適したベンチが点在していますので、いずれかをお借りするとスムーズでした。

途中の道の駅「すばしり」の敷地内にもいくつかベンチありますが、おそらく施設に入っている飲食店のものだと思うので、利用は控えたほうが良いようでした。

ギャラリー

東京駅から東海道線沼津行きの始発に乗り込みます。ここでは、国府津駅の乗り換えを考慮して先頭車両に乗り込みます。
国府津駅に着いたら、隣ホームの御殿場線へ乗り換えです。改札方面に階段があるので早足で向かいます。
この階段を降りて
3番のりば御殿場線へ向かいます。
既に電車が停まっていますので、ひとまず乗り込みます。ここの乗り換え4分しか無いので兎も角、車両に乗り込んでから席を探してくださいね。
無事に乗り換えができたので、車窓から富士山方面を眺めてみましたが、ばっちり雲の中でした。
御殿場駅に到着です。
改札への階段は後尾車両側になります。移動中に少しずつ後ろへ移っていくと時間短縮になるかも知れません。
改札は有人改札へ向かいます。「御殿場駅」の管轄はJR東海道。JR東日本管轄の「東京駅」から移動してくると管轄を跨ぐので自動改札が通れないんです。これがなかなか不便で、いつか改善されることを願っていますよJRさん。
有人改札で精算したら、富士山口へ降りて行きます。
左側ということですね。
富士山口の階段を降りると左右に分かれますが、バスのりばへは左へ。おトイレへは右へ降りて行きます。今回はここでおトイレに寄りたかったので、右へ降りました。
富士山型のこの建物がおトイレです。綺麗に使いましょうね。
今回は須走五合目までのバスが運行している気になっていたので、時間に余裕がある体でのんびりと駅前広場を探索してました。ここで気づいていたら始発バスに乗れて、一時間早くスタートを切れたのですが仕方ないですね。
広場には、宝永の頃に飛んできたと思われる火山弾が飾ってありました。「火山岩」ではなく「火山弾」となっているところに、当時の激しさを感じます。
「水道の水は飲めます」だそうです。日本に住んでると当たり前のことなので、海外からの旅行者に対するアナウンスなのかも知れません。
須走五合目行き3番のりばにてバスを待ちますが、時刻表にハイキングバスの時刻表が張り出されていないことに、ここで初めて気が付きます。
不安を感じて御殿場五合目行き1番のりばを確認すると、こちらにはしっかりと時刻表が張り出されています。急いで富士急バスのHPを再確認すると、春季のハイキングバスは御殿場五合目・水ヶ塚公園方面しか運行しないことに、ようやく気づくことができました。
そうなると、麓の「須走浅間神社」から登っていくしかありません。すぐに2番のりばに移ってきましたが、始発バスは既に出てしまった後で次のバスまで40分待ちすることとなりました。そうは言っても、ここで気がついて無ければ、更に一時間遅れでの出発になっていたかもしれず、「ここで気が付いたわたし、エライ」とポジティブに自画自賛しておきました。いやーエライ。エライ。
そんな中、バスが到着したのでエラそうに乗り込みます。
乗車時間30分ほどで、目的地の「須走浅間神社停留所」に到着です。まずは、神社に向かってご挨拶しにいくことにします。

富士急バス「須走浅間神社停留所」〜馬返し

「須走浅間神社停留所」に到着したら、来た方向に少しだけ戻って「須走浅間神社」正面鳥居を潜ります。

そして、まずは富士山入りする旨をご挨拶してからスタートするのが良いでしょう。

神社からは裏門から外に出ると須走五合目に向かう車道「ふじあざみライン」に進むことが出来ます。

途中で道の駅「すばしり」の脇を通過しますが、道の駅入口に「富士山の水」の出る蛇口があるので、ここで飲み水を補充して行っても良いかも知れません。

「ふじあざみライン」に入ったら、長い直線の車道歩きとなります。

途中に陸上自衛隊の演習地に向けての脇道が至る所にありますが、全て立ち入り禁止となっているので入らないようにした方が良いです。

この日は、演習の日だったようでひっきりなしに大砲や拳銃の発砲音が鳴り響いていて、少し怖い内での通過となりました。

これは、馬返しを通過してからも鳴り響いていて、車やバイクのエンジン音と合わせてかなり賑やかな中歩くこととなりました。

静かな道中を期待するのであれば、演習日の確認も前もってしておいた方が良いかも知れません。

ギャラリー

「須走浅間神社」の正面鳥居へ向かいます。バス停からは来た方向に少しだけ戻るとたどり着けます。
正面鳥居です。ここの鳥居の文字は他の浅間神社と異なり「不二山」となっています。「富士山は、二つとない(不)素晴らしき山」という意味のようです。
ここにも火山弾が飾ってありました。かなり大きいやつでした。こんなのが飛んできたらひとたまりもないですね。
手水舎で手を洗って中へ進みます。
神門前の狛犬です。崖の上から見下ろす姿が凛々しいです。
もう一頭は、我が子を谷に突き落として鍛えている図でしょうか。
神門を潜った先の拝殿に向かいます。
登山前のご挨拶をしておきます。ひめさま、行ってきまーす。
撤饌(てっせん)が置かれていました。神前に供えたお供物のお裾分けですね。持ち帰っていただくことで神様の力を取り込むことができるのだそうです。
ご挨拶が終わったら、富士山方面に向かって行きます。
もう一つの鳥居から出て、富士山方面へ向かいます。
目の前の駐車場にはおトイレがあるので、必要により寄り道してください。
天気が良いと、ここからでっかい富士山が拝めるのですが、今日は雲の中です。
ベンチがいっぱいあるので、この辺りで身支度すると良いと思います。
諸々準備ができたら歩道橋を登って
陸橋を渡って
道の駅「すばしり」方面へ向かいます。
この横を通過して行きます。
突き当たりまできたらUターンして
こっちを通過して行きます。
反対側に出たら右折すると
ふじあざみラインに乗ることができます。五合目まで11.3km。なかなかの距離ですね。
しばらく真っ直ぐな車道を登って行きます。
新緑の綺麗なアーチの中進んでいくと
所々に陸上自衛隊の演習場へ入っていく脇道が見えてきます。原則として立ち入り禁止なので入らない方が良いです。今回は実弾演習中だったみたいで、至る所から発砲音が聞こえてきてちょっとおっかなかったです。
どんどん。ぱんぱん。賑やかな中を歩いていくと
スラローム地帯に突入します。
ツーリンググループが盛んに登って行きました。
砂防工事の重機の奥に
御殿場新五合目の双子山が見えていました。
工事現場から見えた下界の風景。この日唯一の展望となりました。
土砂崩れに備えた、大きな堰堤を通過すると
一合目の看板が見えてきて
「馬返し」の鳥居前に到着しました。以前はここから登山道に向かいましたが
今回は試しに車道を登っていくことにします。

馬返し〜須走五合目

今回は、馬返しから須走五合目までのルートに車道を使ってみました。

以前から登りは山道を使っていたので、一度は、車道も見ておこうということで歩いてみたのですが、これはちょっと失敗でした。

車道脇の歩道は道幅がほとんど無く、車やバイクが通過する度に、大きく避けてもらうことになってしまいました。

なるべくエンジン音が聞こえてきたら歩道の反対側へ移動していたものの、あまり頻繁に車道を行き来するのは疲れてしまいますし、対抗車両も気にしなければいけません。

よほどの理由が無い限り、馬返しからは登山道を歩いた方が良さそうでした。

ただ、登山道は小富士遊歩道へ乗り入れてしまうので、「まぼろしの滝」に向かうとしたら遠回りになります。

この点だけは車道側から登る方が便利でした。

ギャラリー

細めの歩道を辿って行きます。
くねくね道であることを示す標札。こういう道は単車乗りが好きそうですよね。実際にたくさんの方が通過して行きました。
段々と雲に近づいてきたからか、青空がなくなってきました。
グランドキャニオン入り口の標札です。いつも帰りはココに出ちゃうんですよね。今回は正しく降りてきたいところです。
ツツジかな。紫の花がちょいちょい咲いていました。
アップにするとこんなのです。ちょっとピンボケしてますね。最近、左肩が痛くてズームとる時に手が震えるんですよね。ワクチンの副反応なのか、五十肩なのか、気になるところです。
ふじあざみラインは、数百mごとに走行距離が出ているので今どのあたりかを測るのには大分便利です。
そして落っこちていた二合目の案内を見つけました。
二合目「狩休停留所」に到着です。ここも夏季しかバスは止まりません。時刻表も剥がされていました。
「狩休」から登山道に戻ることもできます。今回は車道突っ切りで行きます。
くねくねと登って行きます。登っていくというよりも歩いていくというのが正しい緩い傾斜です。
季節外れの桜の花が残っていました。
標高高いところだと、5月中旬でもお花残っているものですね。
微妙なアップダウンを通過して
毒キノコアラートを確認して
石垣に囲まれた道を歩いて行きます。
ようやくあと1kmの距離まできました。ここから徐々に傾斜がキツめになります。
もうあと数百mです。
須走五合目の入り口に到着です。すっかり雲の中で、何も見えませんね。
右に向かうと、山頂方面になります。
今回は左手の駐車場方面に登って行きます。

須走五合目〜まぼろしの滝

須走五合目までついたら、「第三駐車場」まで登り、その先にある「まぼろしの滝」への遊歩道に入ります。

途中でちょっとした丘を昇り降りしますが、後は比較的平坦な道です。

足腰にかかる負担は少なく済むでしょう。

その代わり、風を遮ってくれる木々は少なく、強風の時には体温を下げないよう防風対策をしておくことが大事になります。

「第三駐車場」に到着した時点で、予めレインウェアやウィンドブレーカー、ソフトシェルなどを羽織って置くと、途中で止まらずに済んで捗ることでしょう。

常時張ってあるガイドロープ沿いに進むと、溶岩流で出来た枯れた沢に突き当たります。

案内などはありませんが、そこが「まぼろしの滝」と呼ばれる場所となります。

雪解けの時期以外は本当に何も無く、ただ溶岩流が見れるだけの場所となりますが、この時期は水が流れて滝を作ってくれています。

滝の観れるシーズン中は、観光客でごった返しているので見落とすことは無いですが、オフシーズンはほぼ無人の場所となるので注意が必要です。

また、上流に向けては道なき道を登っていくことになります。

登れば登るほどルートファインディングの力が必要となっていきます。自分の体力や経過時間に気をつけて、余裕を持って元の場所まで戻って来れるところまでで引き返すようにしてください。

ギャラリー

駐車場方面に登ります。ここの坂が今回の散策で一番傾斜のキツい坂となりました。
第二駐車場を通過して
第三駐車場に入って行きます。
エライ車の量ですね。みな、まぼろしの滝狙いでしょうか。
第三駐車場を突っ切ると「まぼろしの滝」への入り口が見えてきます。
この案内の方向へ進みます。20分で着くとなってますがそんな早く着いたかな。ちなみにここを右に下っていくと御殿場新五合目まで降りられるみたいです。この日は周囲が見えなさすぎで危なかったので、晴れた日に降りてみますね。
先ほどの案内を右へ向かうと
案内が見えてくるのでそちらへ向かいます。
ここを入ります。
枯れた溶岩流の沢を横切ると
反対側に丘を登る道が見えるので登って行きます。
この辺りから歩きにくい砂地になるので焦らずにゆっくり進みます。
平坦になってから少し進むと
見晴らしの良い山腹が見えてきます。ここからは風を直接受けることになるので、事前に防風着を着ておくことをお勧めします。強風の中で上着を羽織るの難しいですしね。
石組の脇をガイドロープに沿って進んでいきます。
足元はこんな感じです。砂浜ほどのきめ細かさではないですが、なかなかに歩きづらいです。そして靴が猛烈に汚れるのが地味に辛いです。
のこのことガイドロープを辿って終着点までいくと、水の流れる音が聞こえてきて段々になっている10mぐらいの滝に到着です。
滝壺は5mぐらい下でしょうか。降りてみます。
下から見上げるとこんな感じです。水量豊富で、なかなかの迫力でした。
滝を上流に遡って行きます。というか、雲の層が厚いのか薄暗くなってきました。
こんな道なき道を登って行きます。
至る所から水が流れてくるので、しっかり周囲を見ながら登らないと水の流れに囲まれてしまいそうです。
雲の中なのですが、見晴らしがいい場所だということは雰囲気でわかるので、天気が良い時に是非とも来てみたいと思いました。
なんかもう普通の沢ですよね。1ヶ月すると完全に枯れてしまうとか不思議な気がします。
一瞬だけ雲が晴れて、6合目付近の山腹が見えました。すぐ隠れちゃいましたが、少しでも山頂方面を見ることができてよかった。
そして、時間的にいっぱいいっぱいになったので、ここまでで下山することにしました。次回は始発で来てもっと上流まで遡行したいですね。
こんなゴツゴツの火災岩の脇を通過したりして
帰りも道なき道を降りて行きます。ここはGPS地図必須ですね。
一番初めの滝まで戻ってきました。時間は15時。まだまだ観光客でわちゃわちゃしてました。

まぼろしの滝〜須走五合目〜馬返し

まぼろしの滝で、水流の音に十分に癒されたらピストン下山です。

登ってきた道を辿って、まずは須走五合目まで戻ります。

そして、少し車道を降ったら、途中から登山道に乗り入れて降って行きます。

意外なことに、ここが結構難関で、気がつくと「グランドキャニオン」の入り口に出てきてしまいます。

大した誤差では無いので、大勢に影響は無いのですがちょっと気持ち悪い点ではあります。

「グランドキャニオン」入り口から「馬返し」までは降りで5、6分の距離です。

一気に降ってしまいましょう。

ギャラリー

ガイドロープの張られた正規の道に戻ってきました。ここから来た道を戻ります。
山頂方面を見上げた図。何も見えませんね。
こちらは下界方面。こちらも何も見えません。
全く何も楽しみの無い道なので、黙々と通過して行きます。丘を降って
溶岩流の枯れた沢を渡れば
「まぼろしの滝」の入り口に到着です。
ここも来た道を逆走です。まだまだ観光客は残っているようです。
車道に出て五合目の入り口へ向かいます。
第二駐車場にも車が停まってますね。この日は大盛況だったようです。
五合目入り口の観光案内所まで来ました。
バス停を覗いてみると、案内も何も立っていません。ここまでのバスは上り下り共に夏までのおあずけということですね。
少しだけ車道を降りたら
カーブの先を抜けて登山道へ入ります。
ここの登山道を降りで使うのは三度目になりますが、正規のルート通りに降りられなかったんですよね。どちらも「グランドキャニオン入り口」に迷い出てしまったので、今回こそは正しく降りたいと思います。
倒木を潜ってすすむと
崩壊した建物と一つだけのベンチが見えてきます。
「森永キャラメル」のロゴが懐かしいですが、「御室浅間神社」の跡地です。
5分ほど降ると、今度は「雲霧神社」の跡地があります。
のこのこ降っていくと
旧登山道分岐に到着です。ここから車道に出れますが、このまま登山道を降っていきます。
所々にガイドのロープもあるので、ここまでの道は合ってそうです。
崩壊した区間が見えてきました。ここを降っていくと「グランドキャニオン」に降りられそうですが、あの一帯は現在、陸自の演習場敷地内となるので、原則、侵入禁止になっているんですよね。人が巡回しているわけではなさそうなので入り込んでも咎められることはなさそうですが、なんかちょっと嫌なので降りるのは控えます。
窪みくっきりな道に沿って降りて行きます。
「九十四丁目」の石碑がありました。なんで「九十四」なんだろう。
ガイドロープがあったので辿っていくと
「狩休上」に到着です。二合目も近いということでしょう。結構降ってきました。
この辺りは火山灰が降り積もってて、少し歩きづらいです。
ですが、すぐに芝生帯に変わるので安心してください。
車道に飛び出てみると
須走二合目「狩休」に到着です。これで降り行程1/3を消化した感じです。
もう一度、登山道に戻って降ってきます。
ここまでは正規のルートを降りてこられたみたいです。問題はここからですね。
天気が良ければ、ロープ越しに「グランドキャニオン」のでかい地層が見えるのですが、この日は真っ白でした。
全然見えませんね。」
踏み跡に沿って降りて行きます。
ピンクの目印もあるので、ここも間違いなさそうです。
「馬返し上」に到着です。これはいい感じに正規ルートで降りられそうですね。
分かりやすい窪みの道を降りていくと
立ち入り禁止のロープが貼ってあって
正面に回ると、立ち入り禁止の看板です。はい。今回も間違えました。
おかしいですね。どこで道を踏み外したんだろう。全く気がつく事なく、今回も立ち入り禁止のはずの「グランドキャニオン入り口」に出てしまいました。
この入り口に出たからといって大きく道を逸れている訳では無いので、大勢に影響はないのですが、なんだか悔しいです。次回きた時には正しく降ってやります。
登山道に戻って5分ほど降ると
「馬返し」の鳥居が見えてきました。
ここからは、車道の一本道になります。

馬返し〜富士急バス「須走浅間神社停留所」

馬返しからは、車道一本道を降って行きます。

天気が良ければ、麓の様子を遠目で見ながら降っていけますが、曇りの日はそういうご褒美も無く、修行のように淡々と歩いて降ることになります。

追い越しの車やバイクの音を気にしつつ降っていってください。

バスの時間に余裕があるようだったら道の駅「すばしり」に立ち寄るのも良いかも知れません。

そして、須走浅間神社の裏門についたら神社に下山の報告をして停留所にてバスを待ちましょう。

概ね、一時間に一本ペースでバスが来てくれるはずです。

ただ、河口湖からの路線なので、結構遅れることが多いので根気良く待つのが良いです。

わたしの経験では、最長で30分待ちました。

「御殿場駅」まで戻ったら、逆側の「早乙女口」から新宿行きの高速バスが出ています。

時間を調べて余裕があったら、駅から徒歩10分の位置にある大衆銭湯「人参湯」で汗を流すのも良いでしょう。

温泉では無いので安価にさっぱりできるのでお勧めです。

ギャラリー

ちょっと小雨が降ってきたので足早に降ることにします。
次いでに、帰りのバス時間もチェックしたところ、ここから1時間半で降れば間に合うみたい。急げば間に合う線なので、本気出して降ることにします。
展望も無いので、潔く降れるのはいいですね。
もりもり降っていくと
白いお花が目立っていたので、ちょっと立ち寄ります。
散り始めのようですが、なんてお花でしょう。
こういう時にパッと花名がわかる人が羨ましいです。
ほんわかとしたところで、降り再開です。
バタバタと降っていくと、野鳥の看板が見えてきました。これでスラローム区間は終了です。
ここからは直線をドタバタ降ります。この時点で30分ほど経過した感じ。ペース的に余裕ですが、神社にも立ち寄りたいので、ペースを保って降ります。
途中写真も撮らずに降ってしまいました。ふじあざみラインの起点に到着です。
歩道側を潜って
道の駅「すばしり」方面へ
脇を通過して
「須走浅間神社」へ向かいます。
歩道橋に入り
今日は、箱根も見えないなあ。なんて思いながら箸を渡ります。
歩道橋を降ってしまえば「須走浅間神社」は目の前です。
富士山方面を振り返って見ましたが、夕方になっても雲の中でした。
裏の鳥居から境内へ。
無事に下山したことをお伝えします。ひめさま、ただいまー。また遊びに来ますねー。
神門を通過するときに、ちょっと気になるものを見かけました。
富士山の模型が飾ってありました。後で調べてみたら、この子は例大祭の時に担がれる神輿になる見たい。
同じように反対側にも置いてありました。なんだかカワイイ形ですよね。
正面鳥居を抜けて一礼したらバス停に向かいます。
ここを真っ直ぐいくとバス停です。
バス停に到着です。バス到着まであと10分ぐらいでしょうか。いい時間に帰ってこれました。
いつも遅れ気味のバスも、この日はほぼ時間通りに到着です。
そして「御殿場駅」に到着してみると、雨が降り出していました。汗もかいていないし、傘をさすのも面倒だったので、今回はお風呂には立ち寄らずに、早乙女口から高速バスでそのまま帰りました。お疲れ様でした。

まとめ

富士山須走五合目の「まぼろしの滝」散策の様子でした。

出だしからやらかしてしまいましたが、常に始発移動していることが功を奏して無事に滝の様子を眺めることができました。

この滝は6月中旬まで出現しているようなので、今度は晴れた日に訪れて支流まで遡ってみたいと思います。

もし、機会があるようでしたら、溶岩流の上を流れる不思議な滝を眺めに赴いてみてくださいね。

なかなか趣のある眺めが楽しめますよ。

それでは、ここまでお読みくださり、ありがとうございます。

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