山行の記録|3度目の奥穂高岳登頂もダメだったので紅葉染まる上高地を眺めてきました

山行

3度目の正直ということで、今週も涸沢経由で奥穂高岳へチャレンジしてきました。

タイトルでネタバレしちゃってますが、今回も登頂できずに帰ってきてしまいました。

もう、寄る年並みには勝てないようで、涸沢テント場到着の12時からのスタートだと、テント受付終了時間17時までには行って帰ってこれない足腰になってるようです。

仕方が無いので、代わりにもう少し近場の涸沢岳に向かってみましたが、途中のポールを山頂と間違えて、こちらも未達のまま帰ってきてしまいました。

色々、宿題が残ってしまいましたが、上高地周辺の紅葉を楽しめたり、猿の軍団に囲まれたりと別の面で楽しいイベントがありましたので、晩春の上高地、早朝お散歩を楽しんでみたいなと思っているようなら、そっちの方面で参考になる内容になっているかと思います。

是非、最後まで読んでいってくださいね。

基本情報

まずは、今回の山行についての基本情報です。

山行の基本情報

日付:2022/10/15〜10/16

天候:晴れ

エリア:上高地エリア

コース概要:

(一日目)上高地バスターミナル〜徳沢〜横尾〜本谷橋〜涸沢テント場〜涸沢岳途中〜涸沢テント場

(二日目)涸沢テント場〜本谷橋〜横尾〜徳沢〜上高地バスターミナル

難易度:体力☆☆☆、技術☆☆、危険☆☆

交通機関:

(往)毎日アルペン号で「上高地バスターミナル」へ向い、そこからスタート

(帰)「上高地バスターミナル」からアルピコ交通路線バスで「新島々」へ、そこから「JR松本駅」まで松本鉄道で向って、特急あずさで帰路へ

概要

涸沢カール(からさわカール)

涸沢カールは穂高連峰の主脈「奥穂高岳」「涸沢岳」「前穂高岳」を見上げる位置にある氷河に侵食された半円状の谷間です。

紅葉の名所として非常に有名ですが、先に述べた穂高連峰への登山口ともなっており、通年登山者の訪れる登山スポットでもあります。

詳しくは、次の記事に概要を書いているので、こちらを参考にしてみてください。

ザイテングラード

ザイテングラードは涸沢から穂高岳山荘のある白出(しろだし)のコルに通じる岩稜帯です。

下から見上げるとかなり険しいように見えますが、実際には三点支持をしっかり守ればそれほど難易度は高くありません。

それでも、降りの時には浮石を踏まないよう慎重に行く必要はあります。

詳しくは、次の記事の概要を参考にしてみてください。

今回の山行上でのポイント

地図上の位置と標高

今回の山行で歩いた場所について、地図上の位置、標高です。

「Download file」のリンクからGPXデータとしてダウンロードできます。

ご自由にご活用ください。

合計距離: 37840 m
最高点の標高: 3106 m
最低点の標高: 1498 m
累積標高(上り): 3248 m
累積標高(下り): -3255 m
総所要時間: 03:40:06
Download file: climbing-record-20221015.gpx

歩いた軌跡

続いては、GPSデータを元にした軌跡です。

市販の地図

今回の山行ルートが掲載されている市販の地図も載せておきます。

本来であれば、国土交通省国土地理院のサイトから2万5千分の1地形図を購入、印刷して持参するのが正しい在り方ですが、毎回それだと面倒なので、紙面の地図は5万分1の市販地図をザックに入れて持って行くことにしています。

わたしの山行でのメイン地図はGPSアプリに移っており、紙面地図は予備扱いなため、今のところこの運用で困った事態には陥っていません。

ただ、読図の勉強をちゃんとしたい場合は、2万5千分の1地形図を購入した方が良いです。

5万分の1の等高線は荒すぎて地形把握には、ほぼ役に立たないのでご注意くださいね。

おすすめ展望ポイント

今回の山行ルート上の展望ポイントは、次の通りです。

展望の楽しめたポイント
  • 涸沢テント場
  • 涸沢岳途中のポール
涸沢テント場

今回の山行ルート上での展望ポイントは「涸沢テント場」です。

前回、前々回とカラフルな紅葉時期の様子を楽しめましたが、今回は見頃過ぎの茶色くなっていく様子を楽しめました。

ギャラリー

前週は紅葉見事でしたが、今週は枯木が目立って赤茶色になってきました。紅葉のタイミングはほんとに難しいですね。
その分、テント場が空いていて思ったところに幕営できました。
天候も訪れた3回の中では、一番良かったので雲のかぶってない稜線を楽しめました。紅葉無くても十分、十分。
カールの様子もばっちりです。
ヒュッテ近くには、まだ紅葉が少し残っていてテラス席からは紅葉の様子も楽しめました。
屏風岩の奥に見える表銀座へと続く稜線も綺麗ですね。
人が少なくなったので、ようやく涸沢小屋のテラスからも撮影できました。こちらの方が高台になっているので、テント場を見下ろす景色が気持ち良いのです。
夜中23時のテント場の様子です。テントが減った分、イルミネーションの迫力がちょっと落ちてしまいました。
その分、星の輝きがました気がします。
星座に疎いので、どれが何だかわからないのが残念です。
月はiPhoneの標準アプリで撮影するには難しいみたいです。いろいろいじればできるのかな。
雲が出てきてしまいましたが、月明かりに照らされて、これはこれで綺麗でした。
我が家に戻ってきての一枚。皆ぐっすりみたいで、消灯のテントがほとんどでした。

注意した方が良さそうな区間

今回の山行ルート上で、注意したほうがよさそうな区間は、次の通りです。

注意した方が良さそうな区間
  • ザイテングラード
ザイテングラード

今回の山行ルート上での注意区間も「ザイテングラード」です。

「涸沢」から穂高岳山荘のある「白出のコル」へ直登するルート上にある岩稜帯で、下から見上げると涸沢カールの白い肌に引っ付いている縦長のカサブタみたいに見えている部分になります。

正直、登りで使う分にはさして通過に手間取ることは無いと思います。

問題は降りで使う場合で、ステップが高い足場が多い分、しゃがんで降るシーンが多くなってきます。その分、思っているより疲れが溜まりやすいです。

おそらく、ここで遭難した方々は足腰の疲れからくる集中力の低下でやられてしまったんだろうと思います。

足がプルプルしてきたり、頭がぼんやりしてきたら、少し小休止を入れてゆっくり通過すると良いでしょう。

ギャラリー

涸沢からザイデングラードに向かう口は二つです。一つは涸沢小屋の奥にあるこの場所「奥穂登山口」になります。傾斜が急な分距離が短いです。そして、木々の中を潜っていくので、紅葉時期の色づきはこっちのほうが鮮やかに感じました。
もう一つの口は涸沢ヒュッテからテント受付小屋へ向かう途中にあるこの「パノラマコース入口」になります。カールをトラバースしつつ向かうことになるので、少し距離が長い分、傾斜が緩やかです。こちらは、木々が無い分360度全方位に展望が楽しめるコースになっていました。
ザイデングラードへの取り付き部分です。左から回り込んで登っていきます。
ペンキで「ザイデン」と書いてあるところからスタートです。
ステップの高い岩場が続きますが、足場が不安定なところにはしっかり補助が設置されていますので、普通に歩いて入れば登り方に迷う箇所は無いはずです。ただ、わたしが通過したときは天候ばっちりのタイミングだったので、雨だったりホワイトアウトしているときは行き来するのを控えた方が良いかもしれません。
「○」に辿って進んでいきます。いっぱい印があるのですが、その分細かいルートに分かれているので逆にルート取りに戸惑うかもしれません。
鎖場への取り付きです。わたし的には鎖使わないで通過した時の方が実はスムーズでしたが、不安に感じた時には躊躇無く使ってください。注意点としては岩と鎖の間に指を挟めて痛めないようにといったところでしょうか。
唯一の階段。ちょー短いですが、油断しないように。
このルート2回往復しましたが、2回目は鎖場や梯子地帯よりも、ここ小屋直下の細い道の方に怖さを感じました。
特に降るときに、ズルズルと滑りやすい足元なのがおっかなかった感じです。靴底全体の摩擦を使うように下手足で降るようにしてくださいね。

今回の山行での服装

今回の山行では、次のような服装の組み合わせを持参していきました。

同じ時期に赴かれるときの参考にして見てください。

  • ベースレイヤー:半袖Tシャツ
  • ミドルレイヤー:薄手の長袖Tシャツ、薄手フリース
  • アウター:ソフトシェル、レインウェア、ダウンジャケット
  • ボトムス:薄手の長ズボン、厚手のソックス、ダウンズボン
  • その他:手ぬぐい、ネックゲーター、薄手の手袋

今回の山行のコンディションは次の通りでした。

  • 天候晴れ
  • 気温:歩き始め6時ごろで6℃前後、夜間23時ごろで4℃前後、下山時で10℃前後
  • 活動場所:標高2,000m前後

この日が特別暖かかったのかもしれませんが、10月中旬の上高地はまだ半袖Tシャツでもわたし的には十分でした。

テント装備を担いで活動していると、むしろ汗が滲んでくるくらいで、下山後の背中から腰に掛けては汗でぐっしょりで、テントを降ろした時に浴びた風が心地よかったです。

ただ、他の登山者の方々はソフトシェルを羽織ったおとうさんが多かったので、そっちの方が主体かもしれません。インナーは半袖かもしれませんけどね。

テント場では、持ってきていた防寒着を組み合わせて、上半身を半袖Tシャツ+薄手フリース+ダウンジャケット、下半身を薄手ズボン+ダウンズボンという装いで深夜23時から0時までウロチョロと夜景を眺めてすごしていましたが、フリースは不要だったかなと感じてしまう暖かさでした。

下山後の温泉地のお散歩や都内までの移動時も半袖Tシャツで十分だったので、いろいろ衣類を持ってきたものの、ほぼ使わなかった山行となりました。

以下の記事にわたしが里山登山に使っているウェアの具体的な品名や組み合わせについてまとめていますので、詳細知りたいようでしたら合わせて読んでみてください。

それと、追加で持っていったパタゴニアのダウンジャケット「マイクロパフ」「R1フリース」の記事も載せておきます。

あなたが、同じ時期の同じ界隈に赴くときの参考になれば幸いです。

ギャラリー

初日の陽が登ってきた午前6時ごろの気温です。6℃ぐらいでしょうか。10月中旬なんですが、この日はとても暖かかったです。
テント場で夜目覚めたとき午後23時ごろの気温です。テントの中なので4℃ぐらい。外気はもう少し寒く感じましたが氷点下にはなってなかったみたいです。
下山時、午前9時ごろの気温です。10℃超えてますね。普通に半袖で十分な気温でした。

山行の記録

ここからは、今回の山行について述べていきます。

アプローチ

今回は、いつも通り運賃節約ということで4列シートの高速バスで「竹橋」からのスタートです。

1時間前に到着して竹橋の毎日新聞本社ビルを見学してましたが、地下2階に東西線の改札、地下1階に飲食街とセブンイレブン、地上階にはファミマとバス受付という感じになっていて、コンビニ2軒入っているのがちょっとびっくりでした。

こういうビルって、コンビニ一箇所が多いものですが、それだけ混む場所なんでしょう。

もし、一回ファミマが混んでいるようだったら地下一階のセブンイレブンを使うのも良いかもしれません。

もう一つ面白いのが、一回正面玄関近くのおトイレでは歯磨き可能となっている点でした。

ここで歯磨きするメンツってどんな方々なのでしょうね。

そんな気になる点は一旦おいておき、登山者の方々が集まってくる前におトイレは済ませてしまいましょう。

受付開始30分前あたりから登山者の方々が集まってきましたが、2週間前の紅葉ピークの時期に比べると半数といったところでしょうか。

受付スタッフの案内を聞きつつ、バス車内に持ち込む品々の仕分けをした後に受付を済ませてバスに向かいます。

乗り込むバスは、ビル正面に佇んでいるスタッフに聞けば直ぐに教えてくれます。

ザッとみただけじゃわからないので、素直に聞いてしまった方が良いですね。

バスの前まで着いたら、ザックはトランクへ、仕分けた品々だけを持って車内の決まった席に座ります。

上高地まで7時間の長旅です。しっかり睡眠をとっておきましょう。

上高地バスターミナルについたら、おトイレ、準備を済ませて早々にスタートです。

朝食はここで済ませても良いのですが、折角なので「河童橋」「徳沢園」「横尾」このあたりまで進んで景色の良いところで休憩しながらがおすすめです。

やっぱり、景色の良いところでのご飯の方が美味しいですよ。

関連リンク

登山バスの定番「毎日アルペン号」HPです。空席確認に活用ください。

ギャラリー

東西線「竹橋駅」に到着したら1b出口に向かいます。
この毎日新聞社本社というのが目的地になります。
自動改札を出て右折します。
ここを入って一階まで登ります。
地下二階は飲食街になっています。金曜の夜なので、結構人がいました。右上の案内にある通り、この階にセブンイレブンがありました。なお、品揃えは一階のファミマの方が良かったです。
一階のファミマです。店舗大きいし品揃えも良いです。イートインが使えなくなったのがとても惜しいです。コロナめ。
1時間前に到着したので、まだまだ受付は何もなされていませんでした。
受付正面におトイレがあります。空いているうちに済ませてしまいましょう。
受付開始前の様子です。紅葉ピーク時に比べるとだいぶ集まる人も減った感じです。
今回もここに並んで受付です。
赤いバスなのも変わらないですね。今回の座席ガチャは窓側でした。通路側の方が好きなんですが致し方ないですね。
最初の休憩場所「談合坂サービスエリア」です。おトイレと夜食購入に大助かりです。
次の休憩場所は「諏訪湖サービスエリア」です。
ここからの夜景ステキなんですよね。
天気良いなら、絶対に起きて外に出た方がいいです。
昼間と違って独占状態で湖畔の様子を楽しめます。
上高地バスターミナルに到着です。まだまだ真っ暗ですが、ささっと準備して出発しちゃいましょう。

一日目

上高地バスターミナル〜徳沢

上高地バスターミナルを出発して10分ほど歩くと「河童橋」が見えてきます。

2週間前はここで朝日が登っていたのですが、今回は夜明けまででうっすらと浮かび上がる穂高連峰を眺めることとなりました。

その後も、薄暗い中を「小梨平」「明神館」と進むにつれて日の出を迎えて、その後は早朝の気持ち良いお散歩を楽しみつつ進むことになります。

そして、鮮やかな色のテントが見えてきたところで「徳沢園」に到着です。

ここの紅葉はいつみても綺麗で癒されます。

よりみち食堂から漂ってくるコーヒーの香りを楽しみながら、先へ進みます。

ギャラリー

竹橋ではそれほど人数が居ないと思われた上高地ですが、着いてみたら結構な人数訪れていました。
予備の飲料水をいただいて、おトイレを済ませたら出発です。
薄暗いですがヘッデンをつけるほどではないので、そのまま進みます。
「河童橋」手前のおトイレを通過すると
河童橋に到着です。うっすらと浮かび上がる穂高の山々が本当に良いですね。
まだ6時前でしたが、お店も開店準備を始めたみたいです。このあたりのスタッフの方々は早起きなんですね。
ビジターセンターを通過します。
小梨平のおトイレも通過します。
「小梨平キャンプ場」を突っ切ります。ここのキャンプ場はいつも賑やかなんですが過去に熊出没があったのですよね。当時はとてもびっくりしました。
このコンテナなんだろうと思ったのですが、熊が破壊した木造食糧庫の代わりに配置された食糧保管庫なんだそうです。開けっぱなし厳禁なのでご注意ください。
熊の話を知ってか知らずか、湖畔のテント場はまだまだ賑わいをみせていました。
「小梨平」を通過して「明神館」へ向かいます。
平坦な遊歩道が続きます。
この辺りまで紅葉も降りてきましたね。いい感じです。
梓川への展望が開けたところでうっすら朝日が昇ってきました。
明神岳の朝焼けはまだ先っぽいですね。ここでみれたら最高だったのですが、先に進みます。
30分ほどたらたらと歩くと「明神館」が見えてきました。
沼に映った「明神岳」を撮ろうと思ったのですが、ちょっと失敗ですね。写真難しいです。
「明神館」前からの明神岳です。ちょっと赤みが出てきたかな。夜明け間近ですね。
ここもノンストップで通過していきます。
ちょっとした橋を渡って
徳本峠の分岐を通過します。
空が明るくなってきたので、紅葉も色味がわかるようになってきました。
熊鐘鳴らして進みます。カラン。カラン。
色付いてる葉っぱがあったので、葉っぱ越しに明神岳を撮ってみました。綺麗に撮れてるかな。
開けた場所にでました。
梓川上流に見えるのは常念岳ですかね。
真横には明神岳がバッチリ見えてます。
徳沢ロッヂがみえてきました。徳沢も間近です。
色とりどりのテントの先に徳沢園の赤い屋根がみえてきました。
徳沢園の食事処「よりみち食堂」まで到着しました。コーヒーの香りがそそられます。いつか、ここでのんびりな朝を過ごしたいですね。
店舗前の紅葉も見事でした。

徳沢〜横尾

「徳沢」を通過すると、少しアップダウンのある道を進むことになります。

途中のぬかるみや、沢状になった道を通過していくと、明神岳を至近に仰ぎみれるスポットがありますので、しばし眺めを楽しむと良いです。

その後、板張りの道や小さな橋を通過していくと「横尾」に到着です。

ここは「涸沢」「槍ヶ岳」「常念岳」それぞれに向かう分岐地点になっていて、多くの登山者が一息入れる場所となっていますので、ここでしばし休憩するもの良いかと思います。

ただ、橋の前は人気の撮影スポットになっているので、なるべく離れて休憩した方が良いかなと思います。

十分お休みできたら、橋を渡って「涸沢」方面に向かいます。

ギャラリー

紅葉綺麗な「徳沢」を後にして、「横尾」に向かいます。
小川の水が綺麗です。
ここからは、ちょっと道がぬかるんでくるので足元注意です。
新村橋を通過します。ここを渡っていくと屏風岩をへ向かうバリルートに進めます。熟練者向けなので立ち入る時にはご注意ください。
森林浴をしつつ先に進みます。
この辺りの紅葉もいい感じになっていました。
明神岳への眺望スポットです。正面には常念岳がみえてますね。
至近に明神岳がみえるので、結構な迫力です。
ぬかるみ地帯に突入です。水量の多い日は川の中を遡っていく感覚になります。
紅葉の下をくぐって
木板の道を通過すると
小さな橋が見えてきて
「横尾」に到着です。
人が多いところですが、明神岳をバックに大橋を撮影すると、なかなか映えるので人気の撮影スポットになっています。
この日は「涸沢」方面へ向かう人があんまり居なかったので、余計に撮影しておきます。
アップでも撮っちゃったりして。ウハウハですね。

横尾〜本谷橋

「横尾大橋」を渡ると、ここからはちゃんとした登山道になります。

しばし平坦な山道を進むと、至近に屏風岩が見えるスポットに出ます。

さらに進むと、沢沿いの道に入ります。

ここからは、ちょいちょい屏風岩や穂高連峰の山々を見上げながら進んでいくことになります。

ガリーと呼ばれる雨水で侵食された谷間を2つ、水の枯れた「デブリ沢」を越えると沢の流れる音が大きくなってきて吊り橋「本谷橋」に到着です。

そして、この先「涸沢」までは急坂続きとなりますので、一息入れるのには良いタイミングになります。

透明な沢の水を眺めながらしばし休憩したら、最後の一踏ん張りを登っていきます。

ギャラリー

大橋に貼ってある案内その1です。ここから涸沢までコースタイムで3時間なので、午後2時がリミットということなんでしょう。
大橋の案内その2です。横尾までは小学生でもズックで十分来れます。なので、ここから先は普通のズックではダメよ。ということですね。そういえば、最近はズックって聞きませんね。
大橋の案内その3。これこれ。これ頭にきますよね。アイスバーンでも無いのに石突モロだしで威嚇してくるおっさんズたちは何をそんなに怖がっているのでしょうね。山道をガリガリ傷つけても、心は傷つかないような人には、登山はご遠慮願いたいものです。
ちょっと興奮しちゃったので、橋上からの眺めで落ち着きましょう。
青空も綺麗です。
だいぶ落ち着いたところで先に進みます。なんか斜めってるのはiPhoneが斜めだったからで実際には平坦な道です。
30分ほど平坦な道を進むと「岩小屋跡」に到着です。
反対を見ると屏風岩が至近に見えます。でっかいですね。
奥に見えるのは、方向的に北穂高になるのでしょうか。
このあたりから、石階段なんかが増えてきます。
「製材所跡」だそうです。確かに切り株とか木材とか放置されてます。
紅葉と屏風岩を合わせてみました。この日は青空がとても気持ち良くていい感じになりました。
2のガリーを通過です。通り過ぎる人々みな「ガリー」ってなんだろうと言ってましたが、雨水で削られた地形のことらしいです。Google先生は物知りですね。
この辺りの道も紅葉が綺麗でした。
3のガリーを通過です。
このあたりの紅葉も来週には終わってしまうんでしょうね。今のうちに見れるだけみておきます。
屏風岩の麓も紅葉が見事です。黄色い絨毯みたいですね。
デブリ沢に到着です。ここまできたらあと少しで「本谷橋」です。
沢沿いぽいゴツゴツな足場を通過すると
吊り橋「本谷橋」に到着です。ここも色づき鮮やかでした。
案内によると距離的には大体半分なんですが、ここから急坂続きになるので気合い入れ直しておくといいです。大丈夫です。大抵のことは気合いでなんとかなります。脳筋サイコー。
吊り橋の真ん中あたりから撮影してみました。
反対側も撮影してみたところで、後ろが詰まっていることに気がつきました。慌てて進んだら、吊り橋ブンブン揺らしてしまいました。ご一緒だった方々、すみません。
橋を眺めながら少し休憩入れたら出発です。

本谷橋〜涸沢テント場

「涸沢」までの一踏ん張りと言いましたが、距離的には1時間30分ほどあります。

紅葉シーズンには、2時間以上の渋滞になる場所でもあるので、二つ、三つ踏ん張るつもりで登っていくことになりますので、そのつもりで頑張りましょう。

また、ここから深い沢に向かって落ちる急斜面をトラバースしていくシーンが増えます。

フラついて足を滑らすと大怪我につながるので足元には注意して進むのが良いです。

途中に、非常に展望が良い「青ガレ」という場所を通過しますが、落石注意な場所のようですので停滞はしない方がよさそうです。

「青ガレ」を過ぎると10分ほどの急坂の後、目の前の展望が広がって涸沢カールの白い山肌が見えてきます。

目的地も見えてきて後少しと思いたいところですが、まだ30分ほど登ることになるので気合いは入れっぱなしで進んでください。

ただ、この辺りから「涸沢」までは滑落するような場所はありませんので、のんびり眺望を楽しみながら進むとよいでしょう。

「涸沢ヒュッテ」と「涸沢小屋」の分岐に到着したら、テント泊想定だったら「涸沢小屋」方面に進んでしまった方がテント場へ直行できるのでおすすめです。

涸沢のテント場は岩場なので、平坦な場所は限られています。

コンパネも早いもの勝ちなので、できるだけ早めに場所取りした方が良いです。

ヒュッテや小屋泊の場合は、「涸沢ヒュッテ」方面に向かって品切れ前に「おでん」をゲットしてしまうというのもいいですね。

シーズン中は午前中には品切れになってましたので、こちらも狙うならなるべく早く向かった方が良いです。

良い場所に幕営ができたら、テント受付時間15時〜17時までの間に帰ってこれるように「奥穂高岳」へ向かいます。

ギャラリー

「本谷橋」からは急坂が続きます。まずは、危ない石階段を通過です。
さらに、段差の大きい石階段をクリアしていきます。
急坂がきついですが、木々の間からの眺めはとても良いので、焦らず景色を楽しみながら進みましょう。
団体組とのすれ違いです。道を譲る時は基本に忠実に山側に寄ってください。
「屏風沢」がみえてきました。屏風岩の系列でしょうか。
ゴツゴツのガレた道を進みます。
正面の山の麓も紅葉で色づいてます。
見下ろすと結構な高さに落ち込んでます。落ちないように進みましょう。
奥穂の山々を眺めながら進むと
展望が開けた「青ガレ」に到着です。
ここから、少しだけ涸沢のカールがみえます。日陰に入ってしまってあまり映えないですね。
むしろ、正面の高台や
横尾本谷と思しき谷間のほうが綺麗にみえます。
ただ、落石場所なのでささっと通過してしまいましょう。
通過後、しばらく進むと「Sガレ」がみえてきました。というか、Sってなんの略でしょうね。涸沢にもいちおうSは含まれてるけれど、ちょっと違う気がしています。
奥穂高岳が見えてきました。
高い木々が無くなり、展望が良くなってきましたが、なまじ目的地がみえてくると、到着まで長く感じるんですよね。
空と山々を見上げながら徐々に進むと
分岐地点に到着しました。テント場に急ぎたいので「涸沢小屋」方面に進みます。
徐々にガレたテント場が見えてきました。
北穂高岳の麓はまだ紅葉残ってますね。
コンパネ残ってたのでゲットです。利用禁止のガムテープが貼られてましたが、普通に使ってしまった。いかんかったかな。
我が家ができました。ちょっと張りが足りないかもしれませんが、時間が押しているので「奥穂高岳」に向かうことにします。
小屋の奥から登山道に入っていくことにします。

涸沢テント場〜涸沢岳途中のポール

テント場での幕営を終えたら、「涸沢小屋」奥から「奥穂高岳」方面に向かいます。

1週間前にここを通過したときは、紅葉のトンネルが凄かったのですが、この日は落ち葉の目立つ枯れ木のトンネルになっていました。

そのまま標高を上げていき、テント場から続くパノラマコースと合流、トラバース道を進んで「ザイデングラード」の取り付き部分で一息いれます。

ここから左に大きく回り込みながら岩稜帯に入っていきます。

少ないながらも浮石があるので落とさないように注意しながら進んでいくと、途中に短い鎖場と梯子があります。

難易度はそれほど高くは無いですが、三点支持は忘れずに焦らずクリアしていきましょう。

その後は、滑りやすい砂混じりの道を登り詰めて「穂高岳山荘」にて時間を確認すると14時を少し回っていました。

ここから「奥穂高岳」を往復してそのまま「涸沢テント場」まで戻るとするとコースタイムで3時間30分掛かると出ているので、このまま進むと17時のテント受付終了に間に合わないことが分かりましたので、予定を変えて「涸沢岳」へと登ってみることにしました。

段々に作られたテント場を通過して、ガレ場続きの稜線を登っていくと、上矢印に山頂と書かれた場所が現れます。

見上げてみると、一番高そうな場所に鉄のポールが立っていて山頂と思われる雰囲気がありましたので、そちらへ向かいます。

手も使って直登してポールの前までついてみると、何の案内も無く、稜線の先を見てみましたが別の目印も目につかなかったので、そちらが山頂と判断して、写真をとって戻ってきてしまいました。

それでも、至近に「奥穂高岳」や「ジャンダルム」を眺めることができ、これはこれで結構楽しむことができました。

ギャラリー

3度目の正直、奥穂登頂目指して登ります。
おトイレの前を失礼して
奥穂登山道入り口からスタートです。
歩き始めは少し残っている紅葉を楽しめましたが
すぐに彼は三昧になっちゃいました。
そのかわり、秋空と戦ぐ程度の微風が心地よかったです。
テント装備を持った方々を追い抜きつつ進みます。
パノラマコースとの合流地点。カールが綺麗ですね。
一段上にあるトラバース道でザイデングラードの取り付き点まで進みます。
取り付き点間近のガレ場を通過して
もこっとした岩稜帯を見上げる位置にきました。ここが取り付き点になります。一旦、左に回り込んで取り付く感じです。
この文字から岩場になります。
多くは無いですが、浮石ありますので、落とさないように気をつけながら登ります。
鎖場がみえてきたので
ちょっと一息。涸沢ヒュッテの赤い屋根が微かにみえてます。わかりますかね。
梯子を登って、引き続き岩場を登っていくと
「ホダカ小ヤ 20分」の文字が見えました。残り3分の1といった位置関係です。
だんだんと砂混じりの道になってきて
小屋が見えてきたら
白出のコルに到着です。
「穂高岳山荘」前で時刻を計算して、間に合わないわーとなったので逆走して「涸沢岳」にいってみることにしました。
出発前に、涸沢方面を見下ろします。良き眺めですね。
テント場の横を通過します。というか、こんな展望良い場所でテント泊は羨ましいですよね。次回はテント担いでここまで来ようと思いました。
涸沢岳への案内に沿って、岩場を登っていきます。
振り返ると、奥穂高岳がばっちり見えました。ここでテント泊したい気持ちがマシマシになってきちゃう眺めです。
落石に注意しながら登っていくと
山頂の矢印の先に、ポールがみえます。こんなの見ちゃうと、あそこが山頂だと思うじゃないですか。
実際に登ってみると、どうも一番高い場所っぽいし、やっぱり山頂だと思うじゃないですか。
そのようなわけで、達成感を感じたまま「周穂高岳」を見るわけです。まずは、奥穂方面です。多分右奥は「ジャンダルム」でしょうか。まだ、足が動くうちにあそこの天使さんに会いたいなー。
こっちは吊り尾根と「前穂高岳」ですね。
屏風岩の奥には「常念岳」から「蝶ヶ岳」に続く稜線伸びていて、更に奥には松本盆地が広がってました。右端にちょっとだけ市街地も見えてましたが、写真じゃ潰れちゃいますね。
こちらは「北穂高岳」とその奥に「燕岳」から「大天井岳」へと続く表銀座コースがちょっとだけ見えました。
槍ヶ岳があるだろう方面は残念ながら雲に隠れてしまって見えませんでした。次回「奥穂」に登った時にはバッチリ眺めたいと思います。

涸沢岳途中のポール〜涸沢テント場

すっかりピークを踏んだつもりなまま、きた道を戻ります。

登ってきた時には感じませんでしたが、なかなか高度感のある場所だということがわかりちょっとへっぴり越しになりつ降下していきます。

まずは「穂高岳山荘」まで降って、そのまま通しで「ザイデングラード」も降っていきます。

梯子、鎖場と問題無く処理していきますが、下山中にカールの方からカラカラと乾いた音が数回聞こえてきて、その度に警戒することとなったので、あまり速度を上げて降るということはできませんでしたが、17時前には涸沢テント場受付まで帰ってくることができ、支払いを終わらせることできました。

ギャラリー

「オクホ」に向かって降っていきます。
降る前に見納めておきます。ほんといい景色です。
涸沢側がみえたので、ちょっと寄り道です。写真じゃ分かりづらいですが、正面は落ちたら終了レベルに切れ落ちてます。
右を向くと遥か奥に松本の市街地と思われる街並みがみえました。
左に目を向けると「常念岳」「大天井岳」と見えました。
時間が押してきたので、タッタカ降っていきます。
テント場を通過して
白出のコルからザイデングラードに入っていきます。
登ってきたときはそれほどでも無かったですが、降りはなかなかの高度感がありました。
アイキャンフライな人にならないようにチョコチョコ降ります。
そろそろ爆発しそうなカップルが、何かを見ながらキャッキャウフフしてたので、真似して眺めてみると
雷鳥さんが居ました。
アップにしてみましたが、プリケツしか見せてくれません。残念です。
涸沢を見下ろしながら降っていきます。
階段と
鎖場をサクッとクリアして
取り付きまで戻ってきました。
この時点で16時。なかなか夕暮れっぽくなってきました。
ちょっと急ぎたいところですが、落石が怖いので通常運行で進みます。
多分、パノラマコースを下ったほうがテント受付小屋に近いので、そちらに向かいます。
稜線を眺めんがらタッタカ降ります。
タッタカ
タッタカ
道は間違ってないはずなんですが、なぜかバッテンが書いてありました。
最後と思われる紅葉があったのでちょびっと道草です。
見晴岩を通過すれば、後もうちょっとです。
ヒュッテを見下ろして
テント場方面に降れば
テント受付小屋に到着です。「OPEN」の看板がまだ出てました。よかった。よかった。

二日目

涸沢テント場〜本谷橋

今回の山行には実はもう一つ目的があって、前回行けなかった白骨温泉に寄り道するつもりでいました。

このため、上高地発9時49分の便に間に合うよう日の出前にテント場を撤収することにしました。

3時に起床、テント場の明かりを楽しみつつ、テント撤収を進めます。

全てを畳んで、おトイレに立ち寄り、4時に涸沢を出発します。

真っ暗な中、ヘッドライトで周囲を照らしながら進みますが、この時間から登ってくる登山者が結構すれ違ってくれたので、あまり怖いという感じはしませんでした。

本谷橋近くまでくると、徐々に周囲が明るくなってきたのでヘッドライトを消して進むこととなりました。

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3時に起床してテントを畳みます。毎日起きてる時間なので目覚まし不要で起きられるんですよ。いいでしょ。
もろもろ準備して、ヒュッテのおトイレをお借りしたら出発です。
ヘッデンの範囲以外は何も見えないのがおっかないですが、ちょいちょいすれ違う早立ち組とすれ違ったので、かなり安心できました。
目印を確認しながら進みます。
Sガレを通過して
青ガレも通過してどんどん進むと
本谷橋まで降ってきました。
橋を渡って
南をみると徐々に明るくなってきてました。
北を振り返ると奥穂の山並みがうっすら赤みがかかってきました。ここまで明るく慣ればヘッデン要らずで進めますね。

本谷橋〜横尾

「本谷橋」を通過してからは、すっかり明るくなった道を進みます。

下方を流れる沢に反射した陽の光を明るく感じつつ進んでいくと、遠く穂高連峰の山並みが赤く燃えてきます。

木々に隠れながらでしたが、この日も無事にモルゲンロートを眺めることできました。

その後、平坦な道を通過し、横尾大橋を渡り、「横尾」まで戻ってきました

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足元がしっかりみえるようになったので、スピードアップです。
朝日を浴び始めた屏風岩を眺めて進みます。
朝の屏風岩も迫力ありました。
3のガリー
2のガリーと通過すると
開けた場所から奥穂と思われる山肌が赤く染まっているのが確認できました。
木々で隠れてしまってるのがちょっと惜しいですね。
そして横尾大橋に到着です。
7時前の横尾です。この時間だとまだ人がいませんね。
大橋を振り返ると、いい塩梅に奥穂の山肌が赤く燃えてました。「見よ東方は赤く燃えている」ですね。いや、ここからだと東方では無いか。

横尾〜徳沢

「横尾」の到着時刻を確認すると午前6時30分です。

このペースだと余裕でバスに間に合いそうなので、徳沢でソフトクリームを食べてから帰ることにしました。

歩くペースも落として歩いていくと、途中で猿の軍団と鉢合わせします。

早朝、まだ人が少ないタイミングだと、野生動物が遊歩道内に出てくるみたいですね。

目をみると襲ってくると良く聞きますが、ここの猿は人間に慣れているようで、iPhoneのカメラをむけても、全く興味を示さずに素通りしていってくれました。

その後、多少のアップダウンをこなして「徳沢」にてソフトクリームを食べながら、「上高地バスターミナル」へ向かうこととなります。

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続いては「徳沢」へソフトクリームをゲットしにいきます。
朝日で染まった紅葉を眺めてすすみます。
途中で猿の軍団に遭遇です。こちらは完全無視で、フリーダムに騒いでいたので、しばし観察してから先に進みました。
木々の間を進んで
梓川の河川敷にでたところで、一息いれます。
屏風岩に
明神岳が青空の下で燃えてます。
一息つけたら先へ進みます。
沢状態な坂道を降って
紅葉鮮やかな遊歩道を進みます。
1時間ほどのんびりあるくと「新村橋」まで到着しました。ここまでこれば「徳沢」までは10分ぐらいです。
橋の向こうはバリルートなはずなのですが、進んでいく人が多くてちょっとびっくり。実態はそんなに険しく無いのかしらね。
朝の森林浴のつもりでのんびり歩いていくと
「徳沢」のテント場に到着です。
ここの紅葉はやっぱり見事ですね。
朝日が紅葉を際立たせてます。
明神岳とのカップリングも良いですね。
紅葉を楽しんだら、みちくさ食堂でソフトクリームをゲットです。
ソフトクリームの看板と一緒に撮ってみました。これで糖分が入ったので、残り1時間また元気に歩けますね。

徳沢〜上高地バスターミナル

「徳沢」から「上高地バスターミナル」へ向かうころには、遊歩道を歩く観光客も増えてきて、野生動物と鉢合わせするような場面は無くなってきます。

色がつき始めた木々の中をゆっくりペースで歩いていくと「明神館」が見えてきて、更に歩くと「小梨平」のテント群まで到着します。

ここまできてしまえば、観光地を歩くようなもの30分ほどで「上高地バスターミナル」まで帰ってこれました。

バスも一本前に間に合ってしまったので、折角なので「さわんどバスターミナル」まで向かってしまい、そちらで荷物の整理をすることとしました。

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ソフトクリームもゲットできたので、残りの1時間歩いて行きます。
「徳沢ロッヂ」に差し掛かると、以前と同様に朝の木漏れ日がとても綺麗に草木を照らしていました。
別の角度も撮ってみました。良い雰囲気です。
同じくいい感じの樹林帯を歩いて行きます。
以前壊れていた熊鐘は、まだ壊れていました。
もう一つは健在だったので鳴らしておきます。カラン。カラン。
所々に紅葉が見える樹林帯を進み
沢っぽい道を渡渉して
木橋を進んでいくと
得本峠への分岐につきました。そのまま歩いていくと
明神館に到着です。残り30分といったところです。
朝の明神岳を見上げたら
明神岳の展望スポットに進みます。
梓川の河川敷に出ました。
ここからの明神岳は迫力あります。
皆、記念撮影していました。
だんだんと高い木が増えてきて
木橋をまた渡っていくと
「小梨平キャンプ場」が見えてきました。
どんどん通過していくと
ようやく「河童橋」に到着です。ゴールも目前です。
ここの分岐、今回は右を選択します。
河川敷を歩いて「バスのりば」の案内が見えたら
振り返って最後の穂高連峰をみておきます。
昨日は、あの屏風みたいな山々の反対側にいたんですよね。よく歩きました。
梓川の河川敷も色づいてきました。
あと1週間ぐらいは楽しめそうな雰囲気ですね。
そんあわけで「上高地バスターミナル」まで戻ってきました。
今回は、以前行きそびれた「白骨温泉」に向かうため「さわんど」方面のバスに乗り込みます。

おまけ

「さわんどバスターミナル」で諸々荷物の整理をした後は、路線バスに乗って「白骨温泉」の日帰り温泉サービスをしている「泡の湯」という旅館でお風呂をいただいてきました。

最初は公共露天風呂の方に行くことを考えていたのですが、どうもシャンプーや石鹸の類が置いてないということだったので、こちらはスルーしました。

この「泡の湯」ですが、50人は入れる大きさの混浴露天風呂があり、それがウリになっているようでしたが、紅葉の時期だったこともあり、混雑半端なく、ゆっくり露天を楽しめる状態ではありません。

仕方が無いので、内風呂で温まって1時間ほどで外に出てしまいました。

泉質は、白濁のぬる湯でとても肌触りが良かったので長湯したかったのですが、次回はオフシーズンのときもしくは、宿泊しつつゆっくり入りにくることにします。

「泡の湯」の詳しい内容については、次の記事にまとめているのでこちらも観てってくださいね。

風呂から出たあとは手持ち無沙汰となってしまったので、「さわんどバスターミナル」まで歩いて帰ることにしました。

これが、大当たりで「竜神の滝」なる洞窟みたいなところから流れ出てくる滝群を眺めたり、丁度ピークに達した紅葉群を眺めたりしながら楽しんで帰ってくることができました。

そして、「さわんどバスターミナル」手前の「石見平停留所」で「新島々行き」のバスにいいタイミングで乗り合わせることができ、そのまま「JR松本駅」から電車でスムーズに帰ることができました。

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「さわんどバスターミナル」から「白骨温泉行:の路線バスに乗り込みます。
終点の「泡の湯停留所」で下車して、「泡の湯」外来入り口へ向かいます。
このあたりの紅葉も見事です。
案内に沿って駐車場方面に回り込んでいくと
入り口がありました。このあたりの紅葉シーズンど真ん中に来てしまったからか、人だらけでゆっくり湯船に浸かっていられず1時間ほどで出て来てしまいました。
歩いて中心地へ向かいます。ここも紅葉がすごいです。
次のバスまで3時間あるので、「さわんど」まで歩いて帰ることにしました。Googleマップによると徒歩1時間30分とのことなので、許容範囲内ですね。
この辺の滝は変な感じで、側溝に流れ込んでいく作りになっていました。珍しいですよね。
そして、見渡す限り紅葉だらけの中を進みます。
見事な色付きで、予想外に得した気分です。
秋空に紅葉はやっぱり良いですね。
徐々に車の通過が多くなってきたところで
「さわんど石見平停留所」を見つけました。
いい塩梅に5分後に「新縞々行き」のバスが到着したので乗せてもらいます。
「新島々停留所」からは電車で「JR松本駅」へ向かい特急あずさで帰路につきました。
「原点回帰」ならぬ「原点回起」だそうです。原点に立ち返って、再び起き上がるという意味なんだとか、なんだかかっこいいですね。

まとめ

「奥穂高岳」に登頂できなかったことが気持ち悪くて、3度目の正直にまた涸沢に出向いてみましたが、結局、今回も登頂を果たせずじまいな山行となってしまいました。

それでも、「横尾」から「上高地」までのルートや、「白骨温泉」から「さわんど」までのルートで、想定外の紅葉を楽しめたのはラッキーだったと思います。

10月中旬から下旬にかけてなら、まだ「上高地」やその途中の山々の紅葉も綺麗に色づいているかと思います。

「涸沢」の紅葉時期は逃してしまっても、麓の紅葉を狙って赴いてみるのも面白いかもしれません。一度、ご検討くださいね。

それでは、ここまでお読みくださりありがとうございます。

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