山行の記録|紅葉散り際の大岳山を縦断して払沢ノ滝でゆっくりしてきました

山行

11月最後の週末、関東方面はお天気良くない中、奥多摩だけ雨の予報と違っていたので、久しく行っていなかった大岳山を歩いてきました。

紅葉は麓付近に少し残るだけ、山頂も雲の中と展望には恵まれませんでしたが、愛宕神社付近の長い登り階段とか、白倉方面に降る長い降り坂とか、最近ゆるふわな山行が多かった足腰にがつっとくる山行となりました。

お手軽に足腰のトレーニングをしたいなと思った時に歩くには良いルートでしたので、是非、最後まで読んでもらって鈍ったからだをシャキッとさせるのにお役立てください。

基本情報

まずは、今回の山行についての基本情報です。

山行の基本情報

日付:2022/11/19

天候:曇り時々雨

エリア:奥多摩エリア

コース概要:奥多摩駅〜愛宕神社〜鋸山〜大岳山〜大嶽神社里宮〜払沢ノ滝入口〜払沢ノ滝〜払沢の滝入口停留所

難易度:体力☆☆、技術☆☆、危険☆☆

交通機関:

(往)JR奥多摩線「奥多摩駅」からスタート

(帰)「払沢ノ滝入口停留所」から西東京バスで「武蔵五日市駅」向い、帰路へ

概要

大岳山(おおたけやま)

大岳山は、東京都西多摩郡の檜原村と奥多摩町の間にある標高1,267mの山です。

山頂がポコンと出っぱった特徴的な形の山で、江戸時代には江戸の港に出入りする船のランドマークになっていたというお話もあります。

非常に多くの登山ルートがあって、登山初級者から中級者まで楽しめる山です。

詳しくは、過去の記事にまとめているので、そちらを参照ください。

払沢ノ滝(ほっさわのたき)

払沢ノ滝は、東京都西多摩郡檜原村にある「日本の滝百選」に選ばれた名爆です。

秋川につながる沢にある四段の大きな滝で、全長は60mにもなるようです。

遊歩道から見えるのはそのうちの最下段だけですが、それでも落差は23.3mあり、水量も豊かなため、迫力ある風景を楽しめます。

そして、かつては大蛇が住み着いていたといわれる透き通った滝壺はパワースポットとしても有名で、スピリチュアルなパワーを求めて訪れる方も多いのだと聞きます。

また、滝に向かうまでの遊歩道も、深い渓谷の脇を進む心癒される小径となっており、軽くお散歩するのにはもってこいの空間となっていました。

都道205号水根本宿線からの入口部分には、マイカー用の駐車場のほか、バスの停留所も設置されていて、交通の便が大変よいので、登山者よりも一般観光客の方が多いスポットですが、マイナスイオンを浴びるのに適切な場所ですので、近場を通った際には立ち寄ってみてくださいね。

今回の山行上でのポイント

地図上の位置と標高

今回の山行で歩いた場所について、地図上の位置、標高です。

「Download file」のリンクからGPXデータとしてダウンロードできます。

ご自由にご活用ください。

合計距離: 16314 m
最高点の標高: 1269 m
最低点の標高: 272 m
累積標高(上り): 1804 m
累積標高(下り): -1868 m
総所要時間: 07:34:33
Download file: climbing-record-20221126.gpx

歩いた軌跡

続いては、GPSデータを元にした軌跡です。

市販の地図

今回の山行ルートが掲載されている市販の地図も載せておきます。

本来であれば、国土交通省国土地理院のサイトから2万5千分の1地形図を購入、印刷して持参するのが正しい在り方ですが、毎回それだと面倒なので、紙面の地図は5万分1の市販地図をザックに入れて持って行くことにしています。

わたしの山行でのメイン地図はGPSアプリに移っており、紙面地図は予備扱いなため、今のところこの運用で困った事態には陥っていません。

ただ、読図の勉強をちゃんとしたい場合は、2万5千分の1地形図を購入した方が良いです。

5万分の1の等高線は荒すぎて地形把握には、ほぼ役に立たないのでご注意くださいね。

おすすめ展望ポイント

今回の山行ルート上の展望ポイントは、次の通りです。

展望の楽しめたポイント
  • 山頂から馬頭刈尾根へ降りて直ぐのベンチ
  • 馬頭刈尾根から白倉へ降る分岐を降った道中
山頂から馬頭刈尾根へ降りて直ぐのベンチ

今回の山行ルート上の展望ポイントの一つ目は「山頂から馬頭刈尾根へ降りて直ぐのベンチ」です。

山頂から馬頭刈尾根に降って行くと、小さなお社があり、そこから10分ほど進むと長ベンチが設置してある展望所がみえてきます。

ここからは、天候に恵まれていれば正面に富士山を眺めることができますが、お天気が悪くても近所となる、檜原村の村落への眺めを楽しめるかもしれません。

稜線上にあって寄り道する必要も無いので、通過の際は、何か眺めが見えないかちょっとだけ立ち止まってみると面白いかもしれません。

ギャラリー

石の長ベンチが3つならんでいるのでわかりやすい場所です。
正面に富士山が見えるはずですが、この日は雲の中でした。
ズームにするとポツポツと点在する檜原村の村落たちがみえました。
さらに10倍ズームで撮ってみました。iPhoneのズーム機能でも、なんとか建物の形が読み取れますね。
馬頭刈尾根から白倉へ降る分岐を降った道中

今回の山行ルート上の展望ポイントの二つ目は「馬頭刈尾根から白倉へ降る分岐を降った道中」です。

どのあたりだったかちょっとはっきりとしていないですが、大体30分くらい降ったところだったと思います。

一瞬だけ視界が開けて、対面の尾根や高台にある村落の一部を眺めることができる場所がありました。

座れそうな丸太が一本転がっていたので、ここで一息着くのもよいかもしれません。

天気良いと富士山も見えたのかもしれません。

天気が良いときに歩く機会があったら改めて確認してみます。

ギャラリー

直前まで立っていた背の高い木々がなくなって、1箇所だけ視界が広がる場所がありました。
浅間尾根と思われる稜線に、ポツポツと分散した檜原村の集落を眺めることができます。
紅葉のピークを過ぎてますが、それでも、まあまあ、楽しめました。

注意した方が良さそうな区間

今回の山行ルート上で、注意したほうがよさそうな区間は、次の2つでした。

注意した方が良さそうな区間
  • 山頂への道と馬頭刈尾根への巻道の分岐地点から少し進んだ箇所
  • 山頂から馬頭刈尾根へ直接降る区間
山頂への道と馬頭刈尾根への巻道の分岐地点から少し進んだ箇所

今回の山行ルート上で注意した方が良い区間の一つ目は「山頂への道と馬頭刈尾根への巻道の分岐地点から少し進んだ箇所」です。

分岐を過ぎてしばらく急坂を登った後に見えてくる鎖場が該当の区間になります。

ここは、通過自体は一瞬なのですが、谷側が切れ落ちているので落ちてしまうと元の場所に戻ってくるのに相当苦労しそうなので、気をつけて通過してください。

特に、すれ違いがあった場合は、一度に一人しか通れない狭さなので、譲り合ってスムーズに抜けられるようにご注意ください。

ギャラリー

山頂と馬頭刈尾根への分岐を過ぎたところから急坂の注意区間が始まります。
以前はよじ登る感じの坂でしたが、階段がついて少し楽になってました。
少し普通の坂を登ると
一人通るのがやっとの狭さの鎖場に入ります。
一種んだけの場所ですが、切り立った場所なのでフラッと落ちないように気をつけて通過してください。
山頂から馬頭刈尾根へ直接向かう破線区間

今回の山行ルート上で注意した方が良い区間の一つ目は「山頂から馬頭刈尾根へ直接向かう破線区間」です。

ここも降りだと10分程度の区間なのですが、前のめりに転げ落ちそうな急坂の降りとなります。

枯れ葉の積もるこの時期は滑りやすいようですので、転げ落ちないようにゆっくり降りるとよいでしょう。

あとは、降りるときの段差が大きく、膝にダメージが入りやすいのでその点にもご注意ください。

ギャラリー

山頂から一段下がったところにあるルートです。
基本は九十九折りになっていますが
ところどころ、急勾配な箇所があって転げ落ちないよう注意が必要です。
距離は短いので、緊張する時間は少ないですが、慎重に通過してくださいね。

今回の山行での服装

今回の山行では、次のような服装の組み合わせを持参していきました。

同じ時期に赴かれるときの参考にして見てください。

  • ベースレイヤー:半袖Tシャツ
  • ミドルレイヤー:薄手の長袖Tシャツ
  • アウター:ソフトシェル、レインウェア、薄手フリース
  • ボトムス:薄手の長ズボン、厚手のソックス
  • その他:手ぬぐい、ネックゲーター、薄手の手袋

今回の山行のコンディションは次の通りでした。

  • 天候曇り時々雨
  • 気温:登り始めから10度前後の暖かい気温。下山時も同じくらいの気温を維持してました。
  • 活動場所:標高800m前後

今回も日中の格好は半袖Tシャツのままとなりました。

奥多摩から鋸尾根を辿っていくルートは森林中を進むので、風が入らず額に汗して登っていくこととなりました。

途中、雲を抜ける際に小雨の中を進みましたが、雨具をつけるほどの降雨にはならなかったので、自然乾燥に任せて、そのまま歩き続けることで凌ぎました。

下山後は、さすがに肌寒くて、薄手Tシャツにフリースを重ね着しましたが、下手するとフリースいらないかもと思わせる暖かい一日となりました。

以下の記事にわたしが里山登山に使っているウェアの具体的な品名や組み合わせについてまとめていますので、詳細知りたいようでしたら合わせて読んでみてください。

あなたが、同じ時期の同じ界隈に赴くときの参考になれば幸いです。

ギャラリー

山行スタートのタイミング午前8時ごろで10℃前後でした。
下山時の温度は13時ぐらいで12、13℃といったところでした。

山行の記録

ここからは、今回の山行について述べていきます。

アプローチ

今回は、奥多摩駅から続く鋸尾根を辿っていくルートを進もうと奥多摩駅からスタートすることしました。

奥多摩駅までのアプローチは、次のとおりです。

  • 東京駅からJR中央線で「立川駅」へ
  • 「立川駅」からはJR青梅線に乗り換え、終点「青梅駅」へ
  • 「青梅駅」えきからJR奥多摩線に乗り換え、終点「奥多摩駅」へ

途中のおトイレは、「立川駅」「青梅駅」「奥多摩駅」それぞれにありますが、電車の乗り換え時間がタイトなことが多いので、「奥多摩駅」についたときに済ませるつもりで移動すると効率的です。

奥多摩駅のおトイレは、新しくて綺麗ですしね。

身支度は、奥多摩駅のおトイレ前のベンチでも良いですし、登山口にある東家でも可能です。

いずれか、タイミング良いところでゴソゴソと整えてスタートしましょう。

ギャラリー

東京駅からJR中央線高尾行きに乗り込みます。今回は立川駅での乗り換えを考えて前から3号車両前よりのドア付近に乗り込んでおきます。
立川駅に着いたらホームを移動して青梅線に乗り込みます。
そのまま終点の青梅駅で、お隣に停まっている奥多摩線に乗り換えです。かなり混座するのでトラブらないように注意です。
奥多摩駅に到着です。改札への階段は前より2番目の前よりのドアが一番近いので、停止前に近場に移動しておくと時間短縮になるかもしれません。
改札を出て左手にいくと公衆トイレがあります。改装されてだいぶ綺麗になりました。
おトイレ前のベンチを使って身支度を整えたらビジターセンター方面へ向かいます。
ビジターセンターのある五叉路を通過を直進。その後に現れる昭和橋からの眺めです。石尾根と麓の集落が見えました。
昭和橋を渡り切ったら登山口が見えてきます。
ここから愛宕山山頂にある「愛宕神社」へ向かって登って行くことになります。

奥多摩駅〜愛宕神社

奥多摩駅を出て奥多摩ビジターセンター前の五叉路を通過し、昭和橋を渡ると見えてくる登山口から、まずは愛宕神社に向かって登ります。

山道に入って直ぐの位置に、200段くらいの急な石階段が見えてきて、初っ端から心を折りにきますが、見た目だけで直ぐに登り切れると思います。

その後、五重塔を通過して少し進むと、愛宕山山頂に「愛宕神社」があります。

神社の横から奥多摩の集落を眺めることもできるので立ち寄っても良いですし、体力温存のために省略するでも良いです。

「愛宕神社」を逆方面に抜けると、鋸尾根に向かう道が続いています。

ここまで基本真っ直ぐなので、迷うことはないでしょう。

ギャラリー

ちょっと傾斜のある山道を登って行くと
なかなか威圧感ある階段が見えてきました。ここしか登る道は無いので、諦めて無心に登りましょう。
階段の途中から見下ろすとこんな感じです。なかなか傾斜が急なので転げ落ちないように登ってくださいね。
階段を登り切って少し登ると、五重塔があります。
さらに登ると「愛宕神社」があります。ここからの眺めもなかなか良いんですよ。
鋸尾根へ向かう道は崩壊したみたいで迂回路ができていました。
この迂回路も滑りやすいので注意して進みます。
裏の鳥居を抜けると
登りと降りの分かれ道があるので、左側の登り口の方へ向かいます。

愛宕神社〜鋸山

鋸尾根に入ると、穏やかなアップダウンが続く一本道を進むことになります。

案内の出てない道もありますが、基本的には小さな巻道でいずれ本道につながるので、極端な獣道じゃなければ、へんな道に迷いこむ心配はないでしょう。

途中に梯子や鎖場もありますが、公園のアスレチックレベルのものです。

油断し過ぎなければすんなり通過できるはずです。

大ダワへ分岐を過ぎて、鋸山山頂直下に入ってきたあたりから、傾斜がキツくなりますが10分程度の距離です。

ゆっくり一定ペースで歩けば息が弾んできたと思った頃には山頂に到着できるはずです。

山頂には長ベンチが3基ほど設置されていますが、展望がありません。

ささっと通過してしまうで問題無いかと思います。

ギャラリー

撮った写真が残ってなかったので、天狗様まで間が飛んでしまいますが、30分ほど山道を登ると、小ピークのてっぺんに天狗様が2体いらっしゃいます。ご挨拶しておきましょう。
振り返ると、お蔵馬の街と思われる市街地が見えました。
一旦、小ピークを降って、鉄階段を登ると
鎖場コースへの分岐がありました。ここは登ってきた後の合流地点ですね。
鎖場からは、こんな感じの眺めが見えます。天気良ければ、もっといい感じなんだろうな。
ここから登ったり、降ったりを繰り返します。
階段を登って
さらに登って
平坦な道を進みます。
ちょっとした倒木がありました。最近のヤツっぽかったのですが、いつ頃できたのかな。
一旦降って、その後、登り返すと
三角点がありました。ここも何かのピークなのかな。
そこから大きく降ると
分岐がありました。
御前山への分岐のようです。今回はこちらには行かずに、鋸山方面へ進みます。
ここから、ちょっとキツめの坂道を登り切ると
鋸山に到着です。
長ベンチがいくつかあるのでお休みしても良いですが、展望は無いので先に進みます。

鋸山〜大岳山

「鋸山」山頂を通過してからも、細かいアップダウンの続く尾根筋を進むことになります。

それぞれのアップダウンはとても小さいので、スピードに乗って進める区間です。

トレランの方もこの区間に入ると走り出す方が多いので、後ろからの鈴の音や足音には注意しておくとトラブル回避に繋がると思います。

山頂方面と、馬頭刈尾根方面の分岐地点まで来たら、山頂までは残り30分といったところです。

ここから急坂が続きますので、気合を入れ直して進むことにしましょう。

昔の建物の跡のような石組みを通過したら山頂に到着です。

山頂は結構広く、5、6組ぐらいなら全然余裕で滞在できるかと思いますが、山頂碑の前は記念撮影したい方が来たときのために空けておいてあげた方が良いかもしれません。

眺めの方は、南西方面に開けており、御前山や三頭山へ続く尾根筋の先に富士山が見えるときもあります。

この日は残念ながら雲の中で真っ白だったので、休憩入れずに反対方面に降って行きます。

ギャラリー

鋸山山頂からググッと降ります。
御前山方面への分岐が見えてきました。
大ダワから奥多摩への林道は「人も」通行禁止みたいです。あそこも紅葉綺麗な道だったので残念ですね。
雲に入ったのか、パラパラ降り始めたのでザックカバーだけ付けて先を急ぎます。
平坦な道を早足で進みます。
この辺は、トレラン多いんですけど、この日はお天気悪かったからかすれ違う人も少なく、パパッと通過です。
巻道っぽいトラバース道に入りますが
少しすると、また尾根道に戻ってきます。
そのまま道なりに進むと
分岐がみえてくるので左へ進みます。
この分岐ですね。そういえば右の巻道には入ったことが無いので今度歩いてみようと思います。
分岐を過ぎると、新しく階段が作られていました。このタイプ初めてみました。
以前はよじ登るような急坂でしたが、階段ができて登りやすくなったかな。いや、でもそーでもないかなー。
少し平坦な道を進んで
滑落注意区間に入りました。
段差のデカい木の根をよじ登って
鎖付きの急坂を登ります。鎖なくても登れるんですが、不安なときにはちゃんと掴んで登ってくださいね。
急坂を登り切って振り向くと、こんな看板が掲げてありました。
その先も、よく登山道でみかけるような木の階段があったり
踊り場があったり
さっきと同じタイプの階段があったりと、なかなか飽きない構成の山道を通過していきます。
謎の石組みが見えてきて
前方から笑い声が聞こえてきたところで
大岳山に到着です。山頂からの眺めは、驚きの白さでした。むー。

大岳山〜大嶽神社里宮

「大岳山」山頂からは、以前より気になっていた「馬頭刈尾根」への直通ルートを通ってみることにします。

途中まで、非常に傾斜の急な坂が続きますが、折り切ってしまえば穏やかな尾根筋を降っていけました。

このため、「大嶽神社奥宮」経由のルートよりもお手軽かもしれません。

馬頭刈尾根に入ると、整備された山道続きでハイキング気分で降って行けるかと思います。

ベンチのある休憩場所を通過して、白倉方面への下山路に入ると、九十九折りにはなっているものの、結構傾斜のある坂道を降ることになります。

所々で、谷側に切れ落ちているトラバース道を通過することになるので、ちょいちょい緊張しますが、難しい技術は特に必要ありません。

重心を落として、慎重に通過してください。

山道を降りきり、車道にでて5分もすれば「大嶽神社里宮」に到着です。

ご挨拶に立ち寄って行くとよいでしょう。

ギャラリー

山頂から降ります。
ここをまっすぐ行くと大嶽神社奥宮を経由して降って行くことになるのですが、今回は直接、馬頭刈尾根に降りるルートを辿ってみます。
この看板の反対側に道があるのでそっちに入ります。
結構、しっかり目に足跡着いてるので迷わないと思います。
ただ、降下口がわかりづらいかもしれません。注意してないと見落しそう。
ここから5分ほど、へっぴり腰になっちゃう急坂をくだっていきます。
短いけど急な降り坂を通過できたら、あとはゆるゆるとした尾根道を降っていきます。
駆け足になって後でバテないように、テケテケ降ります。
山頂の反対側に続く分岐路をスルーすると
小さなお社がありますので、ご挨拶していきましょう。
ここからは馬頭刈尾根の尾根筋に入ります。
とても歩きやすい尾根なので、結構好きだったりします。
展望所の椅子がみえてきました。
本当だったら、ここに富士山がババっと見えるのですが、今回は心の目で眺めておきます。
その後も穏やかな降り坂を降ると、白倉へ向かう分岐があるのでそちらへ折れます。
以外と傾斜のある道なので転ばないように進みます。
紅葉終わってしまった感じですが、足元に少しだけ赤いのがありました。
落ち葉のなかにも紅葉の葉っぱがあって、ちょっとだけ秋の雰囲気が残ってました。
高度が下がるにつれて、少しずつ色の残った木々が増えてきました。
よく目についたのが、この黄色く色づいた葉っぱ。これなんて名前の植物なんでしょう。
やたらと黄色い葉っぱが生えてる道を降りて行くと
前方に視界が開けたポイントに到着です。しばし眺めを楽しみながら、ガクついてきたひざを休めます。
一息ついたら、下山再開です。
針葉樹林を通過して
ササでチクチクする道を進むと
車道とぶつかりました。
ここが、白倉からの登山口になります。
以降は車道歩きです。
沢沿いに伸びた車道を降ります。
地面に苔が生えていてちょっと滑りやすいので注意です。
神社の裏が見えてきました。
大嶽神社里宮に到着です。お天気が良いと、鳥居の上に大岳山の山頂がみえるのですが、この日は真っ白でした。

大嶽神社里宮〜払沢ノ滝入口

「大嶽神社里宮」でご挨拶が済んだら、人少なげな集落を降って行きます。

途中に「白倉停留所」への分岐が見えてくるのでそちらへ降ります。

バス停から出るバスは概ね1時間に一本です。

「白倉停留所」から「払沢ノ滝入口」まで、徒歩で1時間かからない距離となるので、バスが出て直ぐのタイミングだったら歩いて向かった方が早いです。

この日もバスが発車して直ぐの時間だったので歩いて向かうこととしました。

車道を進み、やすらぎの里の特徴的な施設が見えてきたあたりに「茅倉橋」という小さな橋が見えてきます。

その橋上から「茅倉の滝」という滝を眺めることができます。

お隣に立つ案内によると落差18mあるようなので、なかなかの大きさです。

車道から気楽に眺められるので、軽く足を止めていくと良いでしょう。

そして、檜原小学校が見えてきたら「払沢ノ滝」への入口まで5分程度で到着できます。

進んできた車道から分岐して入口に入ったら、まだ少し車道が続きます。

そして、案内に沿って進んでいくと、ウッドチップの敷かれた遊歩道の入口が見えてきますので、そこを進んでいくことになります。

ギャラリー

神社にご挨拶したらちょっと境内を眺めます。
おみくじとか御朱印はここでいただけます。初穂料は手前の白いポストに入れるみたいです。
おふだについてのポスターが貼ってありました。伊勢神宮とか行ったことないなあ。
あとはそんなに見るところが無い小さな神社なので、早々にお暇します。また来るねー。
坂道を降って行くと
残っていた紅葉がありました。なんか得した気分です。
分岐を右へ降ります。
バス停がある方向ですね。
民家を降って
降って
降ると
この街のメインストリート的な道が見えてきました。
ぐるっと降りると
「白倉停留所」がありました。待ち時間1時間だったので、歩いて「払沢ノ滝」まで向かいます。
「中里停留所」を通過して少しすると
大嶽神社への入り口がありました。さっきの分岐の反対側と繋がっているのかな。今度来たときは、こちらを通ってみましょう。
天狗滝への分岐を通過します。
「千足停留所」を通過して少し進むと
こんなカーブが見えてきて
茅倉橋に到着です。
ここから落差20m級の中規模な滝を眺めることができます。結構、綺麗なんですよ。
お隣には案内板も出てました。
反対側には、やすらぎの里の施設がみえてます。
振り返ると、大岳山も見えますね。
「とうげん橋停留所」を通過。
小学校前まで来ました。「払沢ノ滝」ももうちょっとです。
橋を渡って
とうふ屋さんが見えてきたら「払沢ノ滝入口」に到着です。ここのとうふ屋さんは、とうふアイスで有名だったと思ったのですが、寒いので食べるのは辞めておきました。暖かくなったらチャレンジですね。

払沢ノ滝入口〜払沢ノ滝〜払沢ノ滝入口停留所

「払沢ノ滝入口」からは、深い渓谷の脇に設置された遊歩道を進みます。

スニーカーでも進める道ではありますが、途中の木道は滑りやかったので一応注意して進みましょう。

「払沢ノ滝」に到着するまでの間も景観が良いので、途中、途中で足を止めて周囲を楽しみながら進むと満足感高いかと思います。

遊歩道の最奥地には東家が立っており、そこから直ぐのところに「払沢ノ滝」があります。

滝壺の直前まで進むことができるので、濡れた岩場に注意しながら進んでいきましょう。

滝壺前はそれほど広くは無いのに加えて、観光客がいっぱい訪れる場所なので、長時間居座るのはおすすめしません。

一通り楽しんだ後は、ささっと東家あたりまで戻ってしまったほうが落ち着いて休めるでしょう。

帰りは、もと来た道を戻るだけです。

入口付近には「払沢ノ滝入口停留所」があり、武蔵五日市へ向かうバスが出ているのでそちらで駅まで戻ると良いです。

ギャラリー

とうふ屋さんの裏手から「払沢ノ滝」へ向かいます。
バス停は振り返ったところにあるので、帰りの時間を調べてからでも良いでしょう。
とうふ屋の裏手を進んだら、橋を渡る手前を左折します。
小さい橋を渡って、すぐにまた左折です。
ここが「払沢ノ滝」に続く遊歩道になります。
おしゃれな喫茶店がやってました。
山男ガチャの前を通過すると
郵便局みたいな建物がありました。
木工芸品が置いてました。可愛い系が多かったので、カップル向きですかね。
忠助淵だそうです。水が透明で綺麗でした。
ウッドチップの敷かれた歩道を進むと
木張りの道に変化します。滑りやすいのでこの辺りは注意しないとですね。
渓谷を覗き込んだ図です。なかなかいい感じです。
ダラダラと流れる感じの滝もありました。
20分ほど歩くと東屋がみえてきました。
東家の正面から見る「払沢の滝」です。紅葉も少し残っていて見栄えが良いです。
こちらが案内です。文字はちょっと小さくて読めませんね。すみません。
沢の脇っちょにある石階段を登ると
滝壺の手前までこれました。ここに大蛇が住み着いていた伝説があるみたいですね。
落差20mの瀑布を至近から。結構な迫力でした。
一通り楽しんだら、もと来た道を戻ります。
渓谷の様子を眺めながらのこのこ帰ります。
少しだけ紅葉が残ってました。今度訪れるときは紅葉ピークだといいなあ。 
入り口にあった喫茶店の建物。こっちがわからだとメガネっ子になってるんです。面白いですよね。
車道間でもどってきました。ここからも、来た道を戻ります。
小さな橋を渡っていくと
遠目に大嶽山が見えていました。
そして「払沢ノ滝入口停留所」に到着です。バス時間3分前といい時間です。
紅葉ピークを過ぎてるからか、遅延無くバスが来てくれました。今回は時間があるので途中下車して「秋川渓谷 瀬温の湯」に寄り道していきます。

おまけ

武蔵五日市へ向かうバスに乗ったら「十里木停留所」で一旦下車します。

ここから、「秋川渓谷 瀬音の湯」という温泉に寄り道して汗を流していくことにします。

檜原村では有名な入浴施設なので、この日も大変賑わってましたがヌルッとしたお湯は健在で、気持ち肌がつるつるになった気がしつつ、気分良く帰宅の途につくことができました。

大人3時間で900円なので、コスパ的にはそれほど高くはありませんが、内風呂、外風呂、サウナと一通り揃っているので、満足できるかと思います。

檜原村の山々に登った帰りに立ち寄るお手軽なお風呂として重宝できるので、覚えておいて損は無いと思います。

「秋川渓谷 瀬音の湯」については、別の記事に詳しくまとめています。興味ありましたらこちらも読んでみてくださいね。

ギャラリー

「十里木停留所」で下車して、石舟橋を渡って、「瀬温の湯」に向かいます。
バスの北方向にちょっとだけ逆走します。
「瀬温の湯」の案内に沿って進んでいきます。
あの長い橋が「石舟橋」です。紅葉の頃や桜の頃に訪れるといい雰囲気な橋なんです。ここでも撮ったはずの写真がなかったので、これだけになっちゃいました。なんでかな。iPHone14にしてから調子が悪い感じがします。
「瀬温の湯」入り口に到着です。お天気そんなに良くはなかったのですが、結構混み合っていてサウナに入るのは自重しました。
それでも1時間くらい湯船でゆっくりして外に出てみたら夕方になっていました。
バスが到着です。小さいタイプのバスでしたが席は確保できたので、ゆっくり駅まで戻って帰宅しました。お疲れ様でした。

まとめ

紅葉のピークを過ぎた、奥多摩の大岳山へ登ってきたときの様子でした。

大岳山は、いろんな方向からいろんな難易度の登山道が通じている面白い山です。

奥多摩方面で山行に迷ったときには、是非、チョイスしてみてくださいね。

それでは、ここまでお読みくださり、ありがとうございます。

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