山行の記録|西湖深部の鬼ヶ岳から王岳への稜線を初体験してきました

山行

11月も半ばになりました。

里山の紅葉も随分と枯れ葉に変わってきてしまいましたが、今年まだ足を入れていない西湖周辺の山を歩いて、今年最後の山中紅葉を楽しもうと赴いてみました。

残念ながら、山の紅葉はほとんど枯れ木となってしまっていましたが、未踏だった鬼ケ岳から王岳へ至る稜線ルートを体験できて、久しぶりに山で新鮮な気持ちになることができました。

今回は、そんな西湖深部の山々を巡った様子を書いています。

西湖というと毛無山〜十二ヶ岳の縦走ルートが有名ですが、それ以外のルートの開拓を考えているようだったら、有力なルートの一つになるかと思います。

是非、最後まで読んでいってくださいね。

基本情報

まずは、今回の山行についての基本情報です。

山行の基本情報

日付:2022/11/12

天候:晴れ

エリア:西湖エリア

コース概要:根場民宿停留所〜西湖根場浜〜雪頭ヶ岳〜鬼ヶ岳〜鍵掛峠〜王岳〜西湖いやしの里根場停留所

難易度:体力☆☆、技術☆☆、危険☆☆

交通機関:

(往)富士急行線「河口湖駅」から富士急バスで「根場民宿停留所」に向かい、そこからスタート

(帰)「西湖いやしの里根場停留所」から富士急バスで富士急行線「河口湖駅」に向かい、そこから帰路へ

概要

西湖(さいこ)

西湖は、山梨県南都留郡富士河口湖町にある富士五湖の一つです。

面積2.1平方kmと山中湖や河口湖に比べて小ぶりで、富士五湖では4番目の大きさになっています。

しかし最大水深71.7mと富士五湖2番目に深い深度を誇ります。

元々は剗の海(せのうみ)と呼ばれた大きな湖が富士山の噴火により埋め立てられて出来上がった一つなんだそうです。

このため、同じく埋め立てによって出来上がった本栖湖、精進湖とは地中で繋がっていると言われていて、この三つの湖の水位は同じ割合で増減するのだそうです。

観光地としては、一番開発は遅く、自然を多く残した静かな湖なので、ひとヒト人な都内の暮らしに疲れた時に、テント担いで訪れてみると良いかもしれませんね。

西湖周辺については、次の記事にも書いています。合わせて読んでみてくださいね。

王岳(おうだけ)

王岳は、山梨県南都留郡富士河口湖町にある西湖の北西にある標高1,623mの低山です。

同じ稜線上にある鬼ヶ岳(1,738m)や節刀ヶ岳(1,736m)に比べると一段高さは低いですが、山頂から富士山方面への眺望に優れていて、眼下の根場の集落や西湖の湖面、緑広がる樹海の様子と合わせて変化ある風景を楽しむことができます。

山麓の「西湖いやしの里根場」から2時間あれば、特に苦労なく到着できる山なのですが、醍醐味は別にあります。

王岳から鍵掛峠(かぎかけとうげ)を経て鬼ヶ岳へと続く稜線歩きがかなり楽しいです。

南側への展望に優れた稜線歩きなのですが、適度なアップダウンにガイドロープ付きのスリルある岩場など変化に富んでいて歩いていて飽きません。

少々、難易度は高めなので初級者には手放しでお勧めはできませんが、毛無山から十二ヶ岳の縦走レベルをこなせているのなら、問題無く通過できるレベルなので、是非、天気の良い日に縦走しつつ訪れてもらいたい山の一つとなっています。

今回の山行上でのポイント

地図上の位置と標高

今回の山行で歩いた場所について、地図上の位置、標高です。

「Download file」のリンクからGPXデータとしてダウンロードできます。

ご自由にご活用ください。

合計距離: 10441 m
最高点の標高: 1738 m
最低点の標高: 909 m
累積標高(上り): 1363 m
累積標高(下り): -1372 m
総所要時間: 05:52:31
Download file: climbing-record-20221112.gpx

歩いた軌跡

続いては、GPSデータを元にした軌跡です。

市販の地図

今回の山行ルートが掲載されている市販の地図も載せておきます。

本来であれば、国土交通省国土地理院のサイトから2万5千分の1地形図を購入、印刷して持参するのが正しい在り方ですが、毎回それだと面倒なので、紙面の地図は5万分1の市販地図をザックに入れて持って行くことにしています。

わたしの山行でのメイン地図はGPSアプリに移っており、紙面地図は予備扱いなため、今のところこの運用で困った事態には陥っていません。

ただ、読図の勉強をちゃんとしたい場合は、2万5千分の1地形図を購入した方が良いです。

5万分の1の等高線は荒すぎて地形把握には、ほぼ役に立たないのでご注意くださいね。

おすすめ展望ポイント

今回の山行ルート上の展望ポイントは、次の通りです。

展望の楽しめたポイント
  • 雪頭ヶ岳のお花畑
  • 鬼ヶ岳山頂
  • 鬼ヶ岳から王岳までの稜線
  • 王岳山頂
雪頭ヶ岳のお花畑

今回の山行ルート上の展望ポイントの一つ目は「雪頭ヶ岳のお花畑」です。

お花いっぱいな綺麗な場所というイメージが頭に浮かびますが、そんなにお花が目立つような場所ではありません。

代わりに、西湖や樹海越しの素晴らしい富士山への眺望を得ることができます。

樹海越しの富士山への眺めは、精進湖のパノラマ台からが秀逸なのですが、こちらは陽の光を反射してキラキラ輝く西湖が加わって、もっと明るい印象の眺めになります。

個人的には、北面から望む富士山への眺望はここからの眺めが一番好きなので、まだこの場所からの眺めを経験していないようでしたら、お天気の良い日に一回登ってきてみてください。

まず、間違いなくお気に入りの場所の一つに加わると思います。

ギャラリー

案内板です。掠れてますが「眺望最高お花畑」だそうです。
確かに眺望最高です。西湖なだけに、サイコーなんちって。うふふ。あはは。
脳みそお花畑はこの辺までにして、富士山をアップにしてみます。この方向からだと本来の最高峰「剣ヶ峰」が裏側になるので、「白山岳」が最高点に見えるのがなかなか面白いところです。
東に目を向けると、眼下に河口湖、奥に山中湖が見えました。
正面の西湖の様子です。風が強いと湖面がキラキラするんですが、この日はそうでもなかったんですよね。因みに西湖奥の高台に見える建物が「紅葉台」です。有料ですが、2階展望台からでっかい富士山を眺めることができます。
西側に広がる樹海です。モフモフの絨毯みたいですね。ポコンと出っぱっているのは大室山です。ここも一度は登ってみたいのですが、破線ルートらしく、ちょっとビビってます。
さらに西に目をやると、本栖湖と思しき湖面がみえました。位置的に精進湖ではないはず。どうかなー。
鬼ヶ岳山頂

今回の山行ルート上の展望ポイントの二つ目は「鬼ヶ岳山頂」です。

非常に広い山頂で、真ん中に大きな岩がある面白い空間になっています。

この大きな岩の上によじ登って周囲を睥睨するのも楽しいんですが、そこまでしなくても四方への眺めは秀逸なのでご安心ください。

具体的には以下のような眺めが楽しめます。

  • 東方:河口湖周辺の市街地や三つ峠、杓子岳など湖を囲む山々への眺め。
  • 西方:精進湖や周辺の山々と合わせて、長大な南アルプスへの眺め。
  • 南方:至近にある西湖や富士山への秀逸な眺め。
  • 北方:広大な甲府盆地の市街地の先に北アルプスの鋭峰達や、八ヶ岳への眺め。

快晴の時に訪れたい絶景地なので、是非、一度お試しを。

ギャラリー

山頂の案内版です。以前よりは綺麗になりましたが、見落としそうな点は変わらないかもですね。この隣の岩場から北方面がよく見えるのですが、先客が居たので別の岩の上から眺めてみます。
こっちの角みたいな岩の上から行ってみます。
西方面の山頂方面です。永遠と南アルプス山脈が続いてますね。
西南方面です。手前の岩とか木が邪魔ですが、本栖湖方面が見えます。
南方面には富士山です。綺麗ですね。
東南方面です。河口湖に山中湖。こちらは都会に感じます。
東方面は、節刀ヶ岳が正面に。奥は秩父の山々ですかね。
北方面です。甲府盆地の両側に北アルプス、八ヶ岳がみえますね。いい眺めです。

鬼ヶ岳から王岳までの稜線

今回の山行ルート上の展望ポイントの三つ目は「鬼ヶ岳から王岳までの稜線」です。

始終、展望に恵まれている稜線では無いですが、ポイントポイントで南方への視界が広がり開放感のある眺めを楽しめるルートになっています。

残念ながら、北方は木々に遮られて満足な眺めは得られません。

1、2箇所であれば甲府盆地まで見渡せる場所がありましたが、期待しないようが良いでしょう。

このため、北方の眺めは、鬼ヶ岳飽きるほど眺めてから移動すると良いかと思います。

ギャラリー

稜線の途中で見える富士山です。眼下の西湖や根場が、雪頭ヶ岳とか十二ヶ岳からみる角度と違うのが新鮮です。
西湖をアップにしてみます。こんな感じに横っちょから眺める感じになります。
こっちは根場のアップです。根場の宿場は、一度土砂崩れで全滅してるんだそうですね。これは復旧後の姿なんだとか。
西に広がる樹海もなんかちょっと見た目が違うように感じます。
場所によっては甲府盆地やアルプスの山々も見えました。
真北方面は流石に厳しい感じですね。こっちは鬼ヶ岳山頂で楽しみましょう。

王岳山頂

今回の山行ルート上の展望ポイントの四つ目は「王岳山頂」です。

正直、王岳に至るまでの稜線からの眺めの方が秀逸で、それほどの感動は得られなかったのですが、いつも雪頭ヶ岳のお花畑で眺めているのとは西湖や根場の位置関係が異なっていて、新鮮な気持ちで眺望を楽しむことができました。

加えて、足場が安定していてゆっくり眺めに集中できたのも良かったかなと思います。

今回と逆回りに登っていれば、ここが初めての富士山への眺望となるので、かなり感動できただろうなというレベルではあるので、訪れてがっかりということにはならないので安心して登ってみてください。

ギャラリー

「王岳」山頂からの富士山の眺めです。
一歩前にでると、少しだけ西湖が見えます。
西湖方面に視線を運ぶと、奥に河口湖がかろうじて見えました。
山頂碑は古いのもあります。それぞれで記念撮影をして違いを楽しんでみてくださいね。

注意した方が良さそうな区間

今回の山行ルート上で、注意したほうがよさそうな区間は、次の通りです。

注意した方が良さそうな区間
  • 雪頭ヶ岳から鬼ヶ岳への区間
  • 鍵掛峠から王岳への区間
雪頭ヶ岳から鬼ヶ岳への区間

今回の山行ルート上で、注意したほうがよさそうな区間の一つ目は「雪頭ヶ岳から鬼ヶ岳への区間」になります。

この区間は、とても展望に優れていて気持ちの良いアップダウンを歩けるのですが、ところどころ、勾配が急でロープや木々を掴んで進まないと危ないシーンや、短いながらも梯子場も1つあって、通過には注意が必要です。

特に鬼ヶ岳付近の両側が切れ落ちた細尾根は、落ちたら終了レベルなので高い場所苦手なようだったら、足元集中して慎重に通過するようにしてくださいね。

ギャラリー

「雪頭ヶ岳」山頂の案内板です。何も無い通路の途中に括り付けられている感じです。しかも、「お花畑」方面からくると反対を向いているので見落とさないようご注意ください。
案内板を通過してすぐに滑りやすい急坂の降りがあります。
降り切ると今度は梯子が一本掛かっています。
ここを登り切って少し進むと、両側切れ落ちた細尾根があります。
片側はこんな感じです。写真だと傾斜が伝わらないのが残念なところです。
反対側はこんな感じです。こっちに落ちたら自力で登ってくるのはキツイでしょう。
反対側から振り返った図です。こっちからだとほぼガケなのがわかりますかね。落ちないようにお気をつけください。
鍵掛峠から王岳への区間

今回の山行ルート上で、注意したほうがよさそうな区間の二つ目は「鍵掛峠から王岳への区間」になります。

南側が急斜面に落ち込んだ稜線を歩くため、そちら側に落ちないよう注意しつつ歩くことになります。

加えて、足場が斜めに傾斜している岩の上を歩くシーンもあり、太いガイドロープが設置されてはいますが、通過にはなかなか肝が冷えることでしょう。

展望がとても良い稜線なだけに、そちらに注意を削がれて大事故を起こさないようご注意くださいね。

ギャラリー

高度感を感じたシーンを抜粋していきます。まずは、こんな感じの岩場です。
2mぐらいの段差です。
降ったあとに見上げたところ。そんなに高さは無いんですけど眺めが良いので高く感じるんですよね。
足かける場所が高くて、ロープ手繰って腕力で登りきりました。
ここ、逆側から到達すると右側にある道が見えなくて、一瞬どう降りていいかわからなくなってました。反対側から見返すとなんてことはないですけどね。
よじ登り系岩場。足腰疲れているとちょっとコタエました。

今回の山行での服装

今回の山行では、次のような服装の組み合わせを持参していきました。

同じ時期に赴かれるときの参考にして見てください。

  • ベースレイヤー:半袖Tシャツ
  • ミドルレイヤー:薄手の長袖Tシャツ
  • アウター:ソフトシェル、レインウェア、薄手フリース
  • ボトムス:薄手の長ズボン、厚手のソックス
  • その他:手ぬぐい、ネックゲーター、薄手の手袋

今回の山行のコンディションは次の通りでした。

  • 天候晴れ
  • 気温:確認し忘れちゃいました。朝6時の大月駅で9℃。天気予報だと河口湖界隈の日中気温は19℃前後でした。
  • 活動場所:標高1,000m前後

11月中旬に入りましたが、この日の西湖方面は快晴続きの暖かい1日となりました。

歩き始め風はあったものの、半袖Tシャツで肌寒くも無くスタート。

日中に体を動かしている最中は、じっとりと背中に汗が滲むくらいの陽気でした。

下山後、日が落ちてからは肌寒さを感じで薄手Tシャツにソフトシェルを羽織ましたが、それ以上の重ね着は暑くなりすぎになりそうだったので、電車移動のときにもこれら3枚だけで問題無くすごすことができました。

以下の記事にわたしが里山登山に使っているウェアの具体的な品名や組み合わせについてまとめていますので、詳細知りたいようでしたら合わせて読んでみてください。

あなたが、同じ時期の同じ界隈に赴くときの参考になれば幸いです。

ギャラリー

手持ちの温度計で測り忘れので、駅の温度計の数値を載せておきます。

山行の記録

ここからは、今回の山行について述べていきます。

アプローチ

西湖へのアプローチですが、都内からの日帰りルートは次のとおりです。

  • JR東京駅から、JR中央線で高尾駅へ
  • 高尾駅からは、富士急行線で河口湖駅へ
  • 河口湖駅からは、富士急バスの西湖周遊便(グリーンライン)で根場民宿停留所へ

都内から早朝に移動してくると、バスとの連結が難しくて、この日も河口湖駅前で1時間の待ち時間が生じてしまいましたので、駅前を少しふらふらとした後、定刻に入ってきたバスに乗って現地に向かいます。

現地についてからは、一旦、西湖湖畔に向かって紅葉の様子を眺めて、近くのおトイレを借りてから出発となります。

ギャラリー

先日運用開始した東京ミッドタウン八重洲の見上げます。早朝なのにエラい電気ついてました。
それでは中央線高尾行きに乗り込みます。高尾での乗り換えに備えて3号車両あたりに乗っておきます。
高尾駅での乗り換えです。お隣に泊まっている松本行きへ乗り換えます。
大月駅に到着したら、1、2番線の富士急線に乗り換えです。
おトイレを通過して乗り換え改札に向かいます。
本日はこのコに乗っていきます。よろしくねー。
振り返ると今日も岩殿山がこんもりと見守ってくれてました。
この日は車内からも富士山がうっすら見えてました。
終点「河口湖」に到着です。なんか色々並んでたので撮り鉄してみました。朝霧で富士山が隠れてしまったのは残念でした。
萌え萌えな河口湖駅改札です。やっぱり日本はスバラシーですね。バス乗り場は1番のりば、萌え改札をくぐって正面になります。
ここが西湖行きの周遊バスのりばになりますが、河口湖行きと、本栖湖行きの周遊バスもこののりばから乗車となります。
混乱を避けるためか、西湖行きは、のりばの左手にあるこの緑の枠に並ぶ必要あります。
反対側からみると、こんな位置です。ご注意くださいね。
1時間の待ち時間があったので、駅周辺をお散歩してみました。これは河口湖駅とバックの富士山です。
こっちは、なぜか駅前にある鳥居前からです。この辺りの紅葉もピークを迎えていました。
乗車時間になったのでバスで移動です。乗車時間40分ほどで「根場民宿停留所」に到着です。登山口に向かう前に、西湖湖畔で紅葉の様子を確認していきます。

根場民宿停留所〜西湖根場浜

「根場民宿停留所」を降りて「西湖」の湖畔近くまで様子をみに歩きます。

5分も歩くと、大きな「西湖」の案内が見えてきて、湖畔に到着です。

車やバイクで乗り入れ可能な湖畔になっていて、多くの観光客が湖畔からの眺めをたのしんでいました。

紅葉の方はピークをわずかに過ぎたくらいでしょうか。

来週には落ち葉になってしまうだろうなと思わせる感じでした。

近くのおトイレをお借りして、身支度を整えたら「十二ヶ岳」行きとなっている案内版に沿って進んでいきます。

ギャラリー

「西湖根場浜」に向かいます。
黄色が鮮やかな銀杏の木がありました。
木陰から富士山をとってみました。
駐車場を通過すると
「西湖根場浜」に到着です。くっきりと富士山が見えてきました。
浜辺が駐車場になっていて、たくさんの方々が湖畔探索をしていました。朝日が反射してキラキラな湖面が綺麗です。
付近にあった紅葉の様子です。ばっちりピークを迎えてました。
駐車場隣接の東家で身支度を整えます。奥にある建物はおトイレなので、こちらもお借りします。
駐車場に貼ってあった案内です。登山者用の駐車場は違う場所のようです。マイカー組は注意が必要ですね。
銀杏の木の麓から
「十二ヶ岳入り口」へ入っていきます。

西湖根場浜〜雪頭ヶ岳

案内に沿って、まずは最初のピーク「雪頭ヶ岳」へ進みます。

キャンプ場の脇を抜けて、紅葉とススキがきれいな林道を進んでいくと徐々に山道への道が変化していきます。

枯れた沢を通過して、山腹に向かいます。

山の中に入ると、急坂続きとなりますので焦らずに一歩ずつゆっくりと体を運んでいきます。

日差しが入る道に変わってからもしばらく登ると展望ポイントの一つ「お花畑」に到着します。

富士山への眺望に優れた場所であることから、多くの人が滞在している場所なので、混雑が苦手だったら、軽く眺めを確認したら先に進んでしまっても良いでしょう。

「お花畑」から「雪頭ヶ岳」までは、難しいところの無い坂道が続きます。

「雪頭ヶ岳」山頂は、道の脇に山頂の案内板がぶら下がっているだけなので、ぼんやりしていると通り過ぎてしまうかもしれません。

見逃さないようにご注意ください。

ギャラリー

山に向かって歩きます。
紅葉が綺麗な区間がありましたが、キャンプ場だったみたいです。
民家の軒先の紅葉も見頃でした。
アップにするとこんな色合いです。
十字路を直進します。
案内は結構まめに立っているので、迷わず行けると思います。
堰堤に向かって進みます。
だんだんと木々が増えてきました。
このあたりの色づきもいい感じです。
広場っぽいところが見えてきて
「雪頭ヶ岳」への登山口に到着です。
階段を登って
柵の脇っちょを進むと
枯れた沢っぽいゴツゴツな道に出るので登っていきます。
緩やかな坂に登っていきます。
この案内から山道らしくなっていきます。
日差しの気持ち良い道を登っていきます。
だんだんと勾配がキツくなってきました。
時々ふりむくと、富士山と西湖を眺めることができます。
こんな感じにガイドロープが貼ってある急坂もあったりします。
そんなキツめの急坂を登っていくと
「お花畑」に到着しました。
雲がかかってしまいましたが、それもまた良いですね。
案内板の横から「雪頭ヶ岳」山頂に向かいます。
この辺りも勾配キツめなのでゆっくりいきましょう。
途中にある禿頭席。ここからは富士山と
河口湖の街並みが見えます。この時期になってくると空気が澄んでくるので河口湖大橋までバッチリ見えました。
さらに高度を上げていくと
「雪頭ヶ岳」山頂に到着です。この案内板は「お花畑」方面からは向きが逆になってるので見落とさないように。
山頂からは甲府盆地方面の眺めが少しだけ見えました。

雪頭ヶ岳〜鬼ヶ岳

「雪頭ヶ岳」山頂を過ぎると、しばらく、急坂の降りが続きます。

滑りやすい粘土質の坂なので、必要によりガイドロープを活用して降りていきましょう。

途中、両側が切れ落ちた細尾根の通過がありますが、足元に集中していれば大丈夫かなと思います。

細尾根を通過し、少し坂を登る「鬼ヶ岳」山頂に到着です。

ここも山頂を示すのは案内板だけなのですが、展望の面は360℃抜群の眺めを楽しめるので満足できるものになるでしょう。

山頂は狭くは無いのですが、大きな岩が座しているので、座って休憩できる場所は限られます。

混雑しているようだったら、この場所では展望だけ楽しんで、別の場所で休憩するようプランニングした方がいいかもしれません。

状況により適宜判断してみてくださいね。

ギャラリー

「雪頭ヶ岳」山頂からの眺めをもう少しだけ。これから進む「王岳」の山体です。どっしり王者の風格ですかね。
甲府の街並みです。これから気温が下がっていくと、もっとくっきりはっきりになるんですよね。楽しみです。
ガイドロープ付きの急坂を降ります。
坂を下り切ったら、今度は登り返していきます。
今回の山行唯一の梯子場です。そんな難しくは無いです。
橋の途中から「王岳」を眺めます。
梯子を登り切ると、視界が広がります。「雪頭ヶ岳」の先に富士山が見えました。
「鬼ヶ岳」方面です。あのピークが「鬼ヶ岳」の山頂です。
細尾根を通過して
山頂直下の急坂を登ります。
上の方が明るくなってきたら
「鬼ヶ岳」山頂に到着です。
地図付きの案内板は、風化が酷くてちょっと読めませんでした。以前はもう少しちゃんと読めたんですけど。長年雨風に晒されるとこんなになっちゃうんですね。
山頂の案内板から眺めた富士山です。良いお天気の中、いい眺めです。
ぐるっと眺めを楽しんだら、「王岳」に向けて進んでいきます。

鬼ヶ岳〜鍵掛峠

「鬼ヶ岳」山頂から鍵掛峠方面へ向かいます。

こちらのルートを摂る登山者はあまり居ないと思っていたのですが、2組ほど向かう方々がいらっしゃったので、意外に人気があるルートかもしれません。

葉っぱの落ちて見晴らしの若干良くなった稜線を降っていくと、所々で、南方面への視界が開ける場所がありました。

それぞれ、富士山への眺望が抜群で、毎回足が止まってしまって遅々として進まない可能性がありますので、時間には余裕を持たせたプランニングにしておくと良いでしょう。

私も、この日はかなり余裕あるプランにしていて、毎回足を止めてはiPhoneのカメラを構えていました。

途中、ガイドロープの張ってある急斜面があったりと変化ある稜線を進んでいくと「鍵掛峠山頂」と書かれている案内が見えてきます。

峠なのに山頂というのもおかしなものですが、「峠=山道を登りつめて降りに転じる場所」ということなので地形的には間違いは無いのかもしれません。

ここから「根場民宿」へ下山できる分岐があるようですが、今回は「王岳」まで向かうつもりなので、まっすぐ通過していくことにします。

ギャラリー

ふっといロープが垂れ下がった坂を下ります。
枯れ木がほとんどなので、日差しが入って明るい稜線を進みます。
こんな岩場の脇っちょを進んだりもします。
ガイドロープの張られた岩を登ると
開けた場所に出ました。
振り返ると「鬼ヶ岳」がみえました。
富士山はちょっと雲が厚くなってきました。
根場の集落が見えます。
甲府方面も少しだけ見えました。
見晴らしの良い坂を降りて
ガっと登り返して
岩場を通過してというのが続いていきます。
ちょいちょい富士山も顔を見せてくれるので変化ある稜線歩きを楽しめます。
さらに日差しの入る稜線を歩いていくと
大展望の岩場がありました。
富士山をはじめとして
根場の集落、樹海の広がり
甲府盆地にアルプス山脈といった眺めを楽しみつつ進んでいきます。
ときどき、足元集中しないと危ない箇所もありますが
概ね眺めを楽しみながら穏やかなアップダウンをこなしていく感じに進めます。
1時間ほど歩いて、正面の木々の合間から王岳がうっすら見え始めると
「鍵掛峠」の山頂に到着です。何も無い通路なので通過しちゃってオッケーです。

鍵掛峠〜王岳

「鍵掛峠」の周辺ですが、旺文社の地図では十字路のように書いてありますが、完全な十字路では無いようです。

「鬼ヶ岳」から進んだ場合、先に南側「根場民宿」への降り分岐が見えてきて、その後、5分ほど先に進むと北側「鍵掛登山口」への降り分岐が見えてくるという位置関係になっていました。

どちらかに降るプランを摂る場合はご注意ください。

「鍵掛峠」を通過した後は、アップダウンが続く南側への展望に優れた稜線が、完全に稜線上を進むのではなく、南斜面をトラバースする場面が多いので足を踏み外さないように注意しつつ進んでください。

大きめのザックを担いでいくと、細かい枝や岩でザックが押されてバランスを崩しやすくなるのでゆっくり目に通過してみてください。

「王岳」山頂直下は、滑りやすい砂混じりの急坂です。

ズルッと行くと体力ごっそり削られるので、足元しっかり確保しつつ登っていってください。

山頂は、少し開けた広場になっていて、新旧2本の案内が立っています。

折角なので、2本共に記念撮影しちゃいましょう。

ギャラリー

「鍵掛峠」山頂を通過して5分もいくと
古い案内が立っていました。
ここからは、一旦、北方面へ回り込んでから西方面へ進みます。
こんな感じに180度回り込むよう進んでから
改めて「王岳」方面へ進みます。
なんかちょっと何が書いているのか判らない案内がありましたが、ここを奥に向かうと北方面の鍵掛登山口へ下山できるみたいです。
今回はまっすぐ西へむかます。
ちょっとした急坂を登って
三角点を越えていきます。
この辺、旺文社の地図だと南に展望ありのマークがあるのですが、
今までの稜線での眺めが秀逸だったので、あまり感動はしないかもしれません。綺麗なんですけどね。
もう一つ急坂を登ると
地図にない「吉沢山」なる名札が掲げてありました。
一度降って
岩場っぽいところも降って
ガガっと登り返していくと
視界が開けて「王岳」の山頂碑が見えました。
ようやく「王岳」山頂到着です。山頂はちょっとした広場になっているので、ちょっとした休憩には適しています。
正面には富士山がまだ見えてました。ありがたやー。

王岳〜西湖いやしの里根場停留所

「王岳」山頂に到着したら、一旦、精進湖方面に回り込んでから「西湖いやしの里根場」へ向けて降っていきます。

最初のうちは笹に囲まれた細い道を降ることになるので、歩き辛いのですが、徐々に道幅も広がって、途中からは九十九坂に変化し、降っていきます。

九十九坂とは言いましたが、結構、傾斜は急なので滑り落ちないように踏ん張りつつ降っていくことなりなります。

足腰が疲れている状態だと、なかなかキツいので無理ないペースで降ってください。

30分も降ると、枯れた沢が見えてきて、そこを蛇行するように降るようになります。

途中から、アスファルト混じりの林道になりますが、石がゴロゴロしているので思った以上に歩き辛いいやらしい道でした。

林道を降りきると「西湖いやしの里根場」の駐車場前に出ます。

そこからバス停までは道をまっすぐ進んで2、3分です。

バス停の周辺には、売店やおトイレがあるので、バスの待ち時間があるようだったら周辺で暇つぶししてから帰路に着くということでも良いかもしれませんね。

ギャラリー

三角点から西方面に向かいます。
途中に南方面へ向かう分岐が見えるので左折します。
ここからササの小道を降っていきます。半袖だとチクチクして痛いです。ガマンで降ります。
しばらく降ると「根場」の案内が出てきて、急坂のトラバース道に変化し始めます。
すべりやすいトラバース道を慎重に降っていくと
だんだんと勾配が緩やかになって、沢っぽい道に変化しました。
さらに林道ぽい整備された道に変わってきたところで
「王岳」への登山口に到着です。
ここからはちょいちょいアスファルトの道を挟みつつ林道を降ります。
ちょっと荒れ気味の道を降っていくと
少しずつ紅葉している木々が増えてきます。
道の周りの木々もまだ色付いてるものがありますね。
紅葉を楽しみながら降っていくと
小さな橋が見えてきました。
さらに進んでいくと