山行の記録|紅葉求めて西湖外環をなんとなく一周してきました

山行

晴れ予報の週末。

西湖の周辺も紅葉が進んでそろそろ枯れ木も増えてきたといった声が聞こえてきました。

折角なので、枯れ落ちる前に西湖界隈も歩いておこうと、前回の山中湖外環一周に続いて、西湖外環も一周してみることにしました。

西湖の大きさは、富士五湖の中では中では4番目の大きさなので、一番大きい山中湖をほぼ一周できたので大丈夫だろうと考えてのプランニングでしたが、歩いてみたところ全然時間に余裕が作れずに、結構な強行軍となってしまいました。

今回はそんな意外にハードだった山行について述べて行きます。

西湖界隈の山々に興味を持たれているあなたにとっては、面白い内容になっているかと思いますので、是非、最後まで読んでいってくださいね。

基本情報

まずは、今回の山行についての基本情報です。

山行の基本情報

日付:2021/11/6

天候:晴れ

エリア:西湖エリア

コース概要:富士急バス「毛無山登山口」停留所~毛無山~十二ヶ岳~金山~鬼ケ岳〜雪頭ヶ岳~根場民宿~紅葉台~三湖台~五湖台~富士急バス「一本木」停留所

難易度:体力☆☆、技術☆☆、危険

交通機関:

(往)富士急行線「河口湖駅」から、富士急バス「毛無山登山口」へ

(帰)富士急バス「一本木」停留所から、富士急行線「河口湖駅」まで

概要

西湖

西湖(さいこ)は富士山の北部に点在する富士五湖の一つで、所在地は山梨県南都留郡富士河口湖町となります。

富士五湖の中では、大きさこそ4番目ですが水深は2番目の深さを持ち、最大深度は71.7mに達する、見た目に反して水量豊富な湖となっています。

この西湖ですが、元々は富士山北麓に広がっていた剗海(せのうみ)という大きな湖が、貞観6年(西暦864年)に起こった富士山大噴火の時に流れ出た溶岩流により分断されて、精進湖と一緒に出来上がったそうです。

剗海の名前は、西湖の南に広がる富士樹海の中にある竜宮風穴内に本殿が鎮座する剗海神社に残っていて拝観も可能になっているとのこと、興味があったら訪れてみるのも面白いかも知れません。

なお、この西湖と精進湖に本栖湖を合わせた三湖が湖底で繋がっているという説もあるようです。水位はほとんど同じ、水位の増減する時期もほとんど一緒という現象からくる説みたいです。なんだか興味深い話ですね。

余談ですが、「湖(みずうみ)」という言葉は元々日本では「水海(みずうみ)」という言葉で、広い真水の水面を意味していたようです。

言葉遊びの感がしなくも無いですが、なんだか面白い話ですね。

最後に、公共交通機関を使った西湖へのアクセス方法ですが、富士急バスの西湖周遊バス通称グリーンラインとなります。出ている便も少ないので、赴く際には帰りの時間には気を配るようにしておくと良いでしょう。

因みに、西湖西端の「根場民宿」停留所から河口湖駅までは徒歩で2時間です。東端の「毛無山登山口」停留所からであれば1時間もあれば帰れます。実際にグリーンラインのルートを歩いて帰ったことがあるので、ほぼ正確なタイムです。

実際に歩くことは無いとは思いますが、どれぐらいあれば徒歩で戻れるか目安を知っておくと最終便ギリギリの下山になってしまった時の安心感が違うと思うので、念の為、述べておきます。

ギャラリー

ここでは、西湖外環の主な山々から撮ったInstagramの映像を上げていきます。

まずは、十二ヶ岳山頂からの眺めです。本来は富士山が正面に見えるのですが、残念ながら雲隠れしてます。

続いては、鬼ケ岳山頂からの眺めです。

こちらは、雪頭ヶ岳の展望地「お花畑」からの眺めです。

南側に移って、紅葉台からの北面への眺めです。

こちらは南面です。

最後は、三湖台山頂から西湖への眺望です。

今回の山行ルートと注意が必要と感じた区間

地図上での位置や標高は次のとおりです。

実際に歩いた軌跡は次のとおりです。

今回の注意したほうがよさそうな区間については次の点でした。

今回注意の必要を感じた区間

四ヶ岳から十二ヶ岳までの区間:一ヶ岳から三ヶ岳までは比較的普通ですが、四ヶ岳を過ぎたあたりからロープの補助が付いた急坂が現れます。山腹を行く場所も勾配が急で緊張を強いられるでしょう。特に十一ヶ岳から十二ヶ岳までの間にある吊り橋の付近は、落下したら大怪我必須なよじ登り必須の岩場です。どんなに遅くなっても良いので、絶対に滑落はしない、落石も起こさないを守って通過してください。

十二ヶ岳から金山までの区間:この区間にも、吊り橋はないものの十一ヶ岳から十二ヶ岳の間に匹敵する岩場のアップダウンが一箇所あります。補助のロープやハシゴはしっかりしているので、うまく活用して通過してください。

ヶ岳から雪頭ヶ岳までの区間:細尾根の続く区間で、高度感のある箇所が何箇所かあるので高所に苦手意識があるようなら足元だけ見ながら進むか、そもそもこの山域に赴くのは辞めた方が良いでしょう。

今回の山行での服装

今回の山行では、次のような服装の組み合わせを持参していきました。

同じ時期に赴かれるときの参考にして見てください。

  • ベースレイヤー:半袖Tシャツ
  • ミドルレイヤー:薄手の長袖Tシャツ
  • アウター:薄手のフリース、ソフトシェル、レインウェア
  • ボトムス:薄手の長ズボン、厚手のソックス
  • その他:手ぬぐい、ネックゲーター、手袋

登山開始から下山まで半袖Tシャツでの活動となりましたが、16時を過ぎて日が傾いてきたあたりから肌寒さを感じるようになってきました。

特に、風がほとんど無い日だったからよかったですが、強風、突風の日だと長袖Tシャツもプラスした方がよさそうでした。

下山後、日が落ちてから車道歩きがありましたが、流石にこの時は、半袖Tシャツ+薄手長袖Tシャツ+ソフトシェルという格好で活動していました。

乗物移動のときは、半袖Tシャツ+薄手長袖Tシャツ+薄手フリース+ソフトシェルのモコモコ装備でした。

今回の着合わせについて、具体的なウェアのメーカーや名前も知りたい場合は、次の記事が参考になるかと思います。

あなたがお持ちのウェアと比較して適宜プランニングしてみてくださいね。

山行の記録

ここからは、今回の山行について述べていきます。

アプローチ

今回は、毛無山登山口をスタート地点として西湖北に聳えるの山々を巡った後、根場に下山して樹海を経由で西湖南の小ピーク達を消化していくプランとしました。

このため、東京からJR中央線、富士急行線と乗り継いで「河口湖駅」から周回バス「グリーンライン」で「毛無山登山口」停留所に向かうこととなります。

「河口湖駅」からのバス始発は9時台なので、河口湖での待機時間を考えると徒歩で向かった方が30分は早く着くのですが、今回は長丁場になる予定です。

体力温存狙いで周回バスを待つことにしました。

ちなみに、「毛無山登山口」にはトイレやベンチはありません。

道中も、根場民宿まで下山しないとトイレはありませんので、徒歩で向かうにしろ、バスで向かうにしろ、河口湖駅でおトイレに立ち寄ってから向かうようにしてくださいね。

ギャラリー

東京駅から中央線で高尾まで。そこから松本行きに乗り換えて大月駅まで向かいます。このときに三号車から四号車あたりに乗ると、高尾駅乗り換えの時にシアワセになれます。
大月駅からは富士急行線に乗り換えて、終点の河口湖駅まで向かいます。
今日はこの子に乗って行きます。
この日はうつらうつらしていたので、河口湖駅までワープです。ホームから富士山が見えました。幸先は良さそうです。
西湖含め、富士五湖周遊バスは、改札を出てすぐ「のりば1番」になります。
バスを待つ場所は、足元の色を見て判断です。今回は西湖なのでグリーンのところでまちます。おトイレはその先です。
ここを入るとすぐがおトイレです。毛無山登山口にはおトイレが無いので、歩くにしろ、バスに乗るにしろ、必ず済ませておきましょう。
緑のバスが来ました。出発です。
最寄りのバス停までワープです。紅葉が綺麗ですね。
登山口は、トンネル方面に向かって行きます。
このトンネルの手前を左に入るとすぐに登山口があります。
こんな看板が出ているので見逃さないように。それでは行ってみましょう。

富士急バス「毛無山登山口」停留所~毛無山

毛無山登山口からはトンネルの広場を通過して登りの九十九坂に入っていきます。

この広場の部分が意外と迷いやすく、どちらに向かうか少々わかりづらいです。目印のテープを見失わないように注意しましょう。

九十九坂に入ってしまえば、道自体明瞭な上に道案内も豊富に立ってるので、そうそう迷うことはないです。高度を上げることに専念しましょう。

途中から、南側への視野が広がり富士山も顔を出してきます。

ここまで登れば山頂まではあと少し、富士山を横目に2度、3度折り返せば毛無山山頂に到着です。

ここからは、河口湖西岸と富士山を正面にみることができます。

山頂自体も比較的広くて平坦なので、朝ご飯している人も多いです。

今回はまだまだ序盤なので、記念写真を撮ったら直ぐに次のピークに向かうこととします。

ギャラリー

登り始めすぐの広場。どちらに進めばよいか一瞬迷います。目印のテープもしくは、アーチ状の石組が見える壁横に向かいます。
ここから上がっていくのが本道です。わたしも初見では右往左往した口です。
ここから先は、案内もしっかり出ていて迷うところはほとんどないです。
山道も広くて整備されていて歩きやすいです。
紅葉がいい感じに見頃でした。
毛無山までの道で、わかりづらいところがもう一箇所ありました。こっちの広い下り坂は下山してしまう道です。
横にある枝道みたいなところが本道なので、間違えて降りてしまわないように。
ここからの道も紅葉が綺麗です。
良き紅です。紅といえば「X Japan」。最初の頃のバンド名は「X」だったのですが、米国に同じ名前のバンドがあったので「Japan」をつけたんだそうです。そんなことはどうでも良いですね。先に進みましょう。
先が明るくなってくると
西湖への展望が開けます。富士山も辛うじて頭を出してくれました。
河口湖界隈への展望はバッチリです。
そんな気持ちいい道を登り詰めれば
毛無山の山頂に到達です。まだまだヨユーヨユーですね。
山頂はちょっとした広場になっているので、レジャーシート広げて寛いでいる人もいらっしゃいます。
三角点もちゃんとあるので、確認したら十二ヶ岳の方へ進んでいきましょう。

毛無山~十二ヶ岳

ここからは、西湖界隈では一番名前の通ったピーク「十二ヶ岳」山頂を目指していきます。

十二ヶ岳までの道のりには、大小さまざまな11のピークが存在していて、 一ヶ岳、二ヶ岳、三 ヶ岳と、数えるように案内が立っています。

小学校時代に行った林間学校でのオリエンテーリングを思い出しますが、一部の案内は壊れてしまっているようなので、無理に探して時間を大幅にロスするようなことが無いようにしていってください。

特に四ヶ岳以降は、アップダウンのきつ目な細尾根に突入していくので、慣れないうちは通過することに集中するようにしてください。

十一ヶ岳を過ぎると、長いロープの垂れた下へ大きく切れ落ちた箇所に到達します。

この辺りからが十二ヶ岳界隈最大の難所に入ります。

転げ落ちたら大怪我必須の箇所を降りきると、良く揺れる吊り橋がみえてきます。

この吊り橋、 十一ヶ岳側の乗り口、真ん中の鉄板が大きく落ち込むようにひん曲がっています。このため、鉄板に直接足を載せようとすると、大股に跨ぐことになるので滑る危険があります。

少し勇気が要りますが、 鉄板を支えるように横向きに取り付けてある鉄棒に一度足を載せてから鉄板に乗っかると、比較的容易に乗り入れることができます。

鉄棒に足を載せるとき深く沈み込みながら左右に激しく吊り橋が揺れるので、しっかりロープは掴んでおいてくださいね。

吊り橋を渡った後も難所は続きます。

ここからは、よじ登り必須の岩場が続きます。

渋滞も起こしやすいので、イライラせずにゆっくり慎重に進むようにしてください。

それと、降り方向で待っていてくれる方が居たら目礼だけでもお礼を忘れずにしたいですね。

難所を越えたら、あとは緩やかな坂道を登れば十二ヶ岳山頂に到着です。

正面に富士山と西湖が見えて南側への展望は申し分無いですが、お社が2つ立っている山頂は少し窮屈に感じます。

混雑しているようなら、直ぐに次のピークに進んだ方が、皆で幸せになれると思います。

今回は、ガラガラではありましたが、富士山は雲が暮れしてしまったので停滞せずに先に進んでしまうことにします。

ギャラリー

それでは、西湖のアスレチックフィールド十二ヶ岳区間に入って行きます。この区間には小ピークに毎に一から十二の名前がつけられていて、案内が立っています。ただ、一部の案内は壊れて無くなっているようなので、コンプリートは狙わないようにご注意ください。
一ヶ岳から三ヶ岳までは展望はあまりないですが、アップダウンも穏やかな気持ちの良い尾根道が続きます。
四ヶ岳のピークに差し掛かると、いきなり南方への展望が開けます。
ここからは西湖の東岸と南岸に聳える山々、そして富士山への眺望が望めます。この日は、富士山の右の裾野に大室山も見ることができました。
これから向かう十二ヶ岳もしっかり見えていますね。
そして、四ヶ岳を越えた時点から十二ヶ岳の本領が発揮されていきます。ロープや鎖の続くアップダウンの激しい山道が続きます。もし、あなたがストックの類を使うタイプだったら、四ヶ岳の山頂でザックにしまって、両の手を自由にしておくほうがよさそうです。
ロープの補助があるものの、倒木が邪魔で通過に難儀する箇所や
太いロープが長々と垂れ下がる岩場を通過すると
ラス前「十一ヶ岳」の案内が見えてきます。ここまでもなかなか険しい道のりでしたが、ここからが十二ヶ岳区間の核心部、切れ落ちた鞍部と吊り橋渡りが待ち受けています。
まずはガッツリと岩場を降下して行きます。懸垂降下までは行きませんが、常時ロープを握っていた方が安心感があるかも知れません。足場は割としっかりしているので、慎重にゆっくり降りれば大丈夫でしょう。高さに目が眩んだら、足元ガン見で凌いでください。まあ、気合いですよ。気合い。
岩場を降り切ると、吊り橋が待っています。なかなか高い位置に掛かっていることに合わせて、グラグラと大きく揺れるのでスリル満点です。「ひとりずつ渡れ」の看板は伊達じゃなく、本当に一人ずつじゃないと身の危険を感じるレベルなので、必ず一人ずつ渡ってください。
そして、毛無山方面から挑む場合、吊り橋の端っこが捲れ上がっていて、最初の一歩を踏み出す場所に迷うかも知れません。あくまでも私の場合ですが、両手でしっかりとロープを掴んだ状態で、鎖を釣っている横棒に左足を置いてから、中央の鉄板に渡るようにしています。左足を置いた瞬間に橋がかなり沈み込むので結構スリルがありますが、これが一番スムーズでした。
吊り橋を渡ることができたら、次は岩場の直登です。かなり長い距離の岩場をよじ登ることになるので、3点支持を忘れずにゆっくり通過してください。
岩場途中からの振り返り。中央の木々の間に、ロープを伝って降っている青い服の登山客が見えました。
そして鎖もしっかり完備です。バッチリ楽しんで登りましょう。
長くて楽しい岩場を登り切ると、西湖湖畔へ向かう分岐が見えてきます。ここを直進してしばらく進めば
十二ヶ岳山頂に到着です。狭い空間にお社が二社あるので更に狭く感じます。
反対側はこんな感じです。
南側に展望があって、富士山と西湖が見渡せます。この日は残念ながら富士山は完全に雲の中に入ってしまいました。

十二ヶ岳~金山~鬼ケ岳

十二ヶ岳山頂の次は、金山を経由して鬼ケ岳へ向かっていきます。

ここからは細い尾根が続き、少し緊張する箇所も出てきます。

慎重に足を進めていってください。

この区間の核心部は、金山に向かう前の深く落ち込んだ岩場です。

太いロープが垂れ下がっているので、しっかりつかんで滑り落ちないように降ってください。

登り返しもなかなかの勾配なので、バテないようゆっくり目に登っていくとよいでしょう。

何度かの小さなピークを越えると、節刀ヶ岳と鬼ヶ岳の分岐地点に到着します。

この辺りが金山になります。休憩できるような広い広場状の山頂ですが、展望はイマイチなので、通過していきます。

ここから約30分細尾根を進んでいくと鬼ヶ岳山頂に到着です。

山頂にある大きな石に乗っかると360度周囲を見渡せます。

ただ、足場は平坦では無いので、落っこちてケガしないようにご注意ください。

また、結構広い山頂なので、ここで昼食にするというのも悪くないかもしれません。

山行の計画を立てるときの休憩地候補として考えてみてくださいね。

ギャラリー

鬼ケ岳方面へは、細い尾根を進んでいきます。
木々が足元に生えてるので高度感はあまりありませんが
こんな感じに、ちょいちょい南側に展望が広がってます。内緒ですが、狭い十二ヶ岳山頂よりもこっちの方が眺めはかなり良いです。内緒ですよ。
ちょっとだけ展望を楽しんだら、降り坂を降って行きます。この辺りは、まあ普通の山道でしょうか。
こんな看板が出てきたら、今回二箇所目の緊張を強いられる区間に入ります。
まずは着地点が見えない岩場の降りです。実際にそれほど高さはないのですが、下が見えてない分高く感じます。
岩場を降りたら、休む間もなく今度は急坂の登りです。
ロープ掴まずとも登れますが、掴んで登った方が安定するかも知れません。
最後に短い梯子もありました。このはしご、針金で吊ってあるだけなのでちょっと不安定です。
梯子を登りきったあとは、また普通の尾根道に戻ります。そして、河口湖町からはサヨナラして、足和田村に入って行きます。
この辺りからは眺めが良いです。重ね重ね、富士山は残念ですが色付く山腹がとても綺麗です。
正面にはこれから赴く、鬼ケ岳や雪頭ヶ岳のギザギザが見えます。
振り返ると、通過してきた十二ヶ岳が見えます。
尾根の一角にあった岩場に登ってみました。ビビリーなので縁に座って足ぶらぶらは無理でした。
本道に戻って進んでいくと、大石ペンション村への分岐が見えてきます。ここは真っ直ぐ進みます。因みに、大石ペンション村から河口湖駅へのバスは1日1本17時台だけです。使い道が難しいですね。
分岐を過ぎて、草原状の坂を登っていくと案内が見えてきます。
金山でした。右に行くと1時間くらいで節刀ヶ岳に行けます。今回は左へ向かいます。そういえば「節刀ヶ岳」と「雪頭ヶ岳」って同音異字ですね。何か意味があるのかしらね。
金山を過ぎたら、一旦降って
その後に、細尾根を登り返して行きます。
こんな特徴的な尖った岩が見えたら、山頂は間近です。
丸い岩を回り込んで
鬼ケ岳山頂に到着です。
山頂からは、十二ヶ岳がよく見えます。
雪頭ヶ岳が邪魔ですが、西湖の一角や富士山への展望も勿論あります。
その他、北側には甲府盆地の市街地の広がりが確認できます。要は360度の眺めを楽しめるということです。すごいわかりづらい表現ですね。すみません。反省します。
反省したので、次のピーク「雪頭ヶ岳」へ向かいます。

鬼ケ岳〜雪頭ヶ岳~根場民宿

鬼ケ岳から雪頭ヶ岳の間も細い尾根が続きますが、左右木々に囲まれているのであまり高度感は感じずに通過できるかと思います。

途中、小ぶりな梯子がありますので、注意して通過してください。

雪頭ヶ岳の山頂は展望は無く、道の途中みたいなところにあります。

鬼ケ岳方面からくると、山頂の案内も逆向きについているので、気が付かずに通過してしまうかもしれません。

展望を求めるなら、山頂から10分ほど進んだ場所にある「お花畑」といわれるポイントまで進む必要があります。

ここは南側に大きく視界がひろがっており、西湖の全貌と富士山への眺望が得られます。

非常に人気の場所で、ほぼ常に誰かが休憩しているような場所なので、もし、あなたが人込みが苦手というなら、あえてこの場所での休憩は外して、先の鬼ケ岳山頂で休憩入れるというのも悪くないでしょう。

お花畑を過ぎると、大規模なブナ林の中を降っていくことになります。

紅葉の時期は、色づいたブナの葉っぱが非常に綺麗です。是非、秋の時期に訪れてみて下さい。

ブナに見とれて、転ばないように気を付けながら坂を降りきると、根場民宿に到着です。

ここから河口湖駅行のバスが出ているので、通常であればここで帰路に着くというのが一般的なプランとなります。

今回は、ここから南側に回って更にピークを踏んでいきます。

ギャラリー

木々の間から見える雪頭ヶ岳に向けて歩いてきます。
ザレた尾根道を進んで
アルミの梯子を降って
補助のロープが垂れ下がっている小ぶりな急坂を登ると
雪頭ヶ岳山頂に到着です。鬼ヶ岳方面からは、山頂の案内が後ろ向きになっているので見落とさないように。
山頂は、ほぼ展望無しなのですが、南方向に5分ほど歩くと河口湖方面に少しだけ開けた場所に出ます。
そこから更に降って
案内の裏側が見えてきたら
お花畑に到着です。
ここからの西湖の眺めはかなりいい感じです。流石、絶景地といったところでしょうか。その分、混雑してしまうのは仕方無いですね。
ここで休憩入れてもよかったのですが、富士山見えないので先に進むことにします。
途中までは、西湖を見下ろしつつ高度を下げていく形になります。
この案内を境に林間の坂道になって行きます。
秋のこの時期は、ここのブナ林の色づきが素晴らしいです。ここを歩くことを目当てに訪れるのもいいかも知れませんね。
別の角度からはこんな感じです。
いい感じなブナ林を見ながら降って行きます。
高度を下げていくと、針葉樹林帯に入ります。
その後、水の枯れた沢を渡り
勾配の穏やかになった山道を歩くと
人工物が見えてきます。
ここまでこれば登山口は目の前です。
登山口を抜けたら、根場の集落の方に向かいます。
ススキの小道の先に集落が見えますね。
風にそよぐススキの道を進みます。
色とりどりの紅葉樹が見えるところが「根場いやしの里」でしょうか。
立派な紅葉の木が立っていました。ブランコがかわいいですね。
車の往来が激しい道に出たら右に折れると
根場民宿のバス停に到着です。これで、西湖の北半分を踏破です。ここから南半分を歩いて行きます。

根場民宿~紅葉台~三湖台

根場民宿からは、湖畔のサイクリングコースを使って南下します。

意外と車の行き来があるので、すれ違いにはご注意ください。

西湖蝙蝠穴の建物が見えてきたら、そこの駐車場脇から樹海の遊歩道に折れていきます。

その後、民宿村を通過して、紅葉台の西側の登山口から登ります。

遠回りになる道ですが、勾配が穏やかで足にやさしいのでスピードは稼げます。

この穏やかな坂道は紅葉台の展望台建物の西側に通じていて、ここから駐車場のある東側に回り込むことで展望台に登ることができます。展望台は2階建ての建物の屋上になるので、木々に遮られることのない360度の展望を得ることができます。

ただし、無料というわけでは無く入場料として大人200円必要となります。

この日は富士山の眺望は無いことわかっていましたが、後学のため展望台に登ってみました。

裾野だけではありますが南面に富士山、北面に西湖と先ほど巡ってきた山々、東面に河口湖の西岸、西面に本栖湖と手前に広がる樹海と、流石に眺めは秀逸でした。

しかし、あくまでも個人的な意見ですが、ここから徒歩10分に三湖台という更に標高が高くて360度周囲を見渡せるピークがあることを考えると、200円支払うのは割高には感じました。

唯一、紅葉の配置がこちらの方が良い感じなので、紅葉時期を狙ってということであればその価値はあるかなと言ったところです。

紅葉台で一回り展望を楽しんだら、三湖台に向かいます。

三湖台山頂は、360度周囲を見渡すことができる非常に大きな広場となっていてキャッチボールくらいなら軽くこなせる公園みたいな場所となっています。頑張れば三角ベースもできるかも知れません。

擦り切れて読みづらいですが、方位盤も設置されていますので、この場所で山座同定するのも楽しいかもしれません。

ギャラリー

紅葉台への登山口のある西湖民宿村には、根場民宿のバス停を通り過ぎてすぐの案内を左に曲がります。
この案内ですね。西湖民宿村と書いてあるので間違い無いですね。
地面にもサイクリングコースと書いてあるので、更に間違い無いですね。
降ってきた山々を振り返り。紅葉が綺麗ですね。
道端の草木も見頃でした。
この道も交通量多めなので、注意して進みます。
30分も進むと、何かの建物と駐車場が見えてきます。
コウモリ穴という風穴です。結構な台数の車が止まっているので、人気あるスポットなのでしょう。ここから、樹海に入って西湖民宿村へ向かいます。
こっちが、コウモリ風穴の建物で
その反対側に樹海への入り口が空いています。樹海も最初に入る時はドキドキしたものですが、回を重ねるにつれてワクワクに変わってきました。あの深い原生林を歩くのは、とても気持ちが良く楽しいので、歩いたことが無いなら、是非一度、足を踏み入れてみてください。
樹海マップが立っていました。いろんな風穴がありますね。いつか風穴巡りしようと思います。
それでは、樹海に入って行きます。
入ってすぐの案内板。紅葉台方面へ折れます。
所々に黄色く色づいた木々が立っていて、良いアクセントになってました。
しばらく歩くと、車道が見えてきました。
階段を登って、車道に出ます。
向かい側の案内を確認します。
歓迎「西湖民宿村」となっているので、こちらの道で間違い無いですね。
道なりに歩くと、西湖民宿村の村落と紅葉台のある高台が見えてきました。
進行方向に鳥居があったので確認してみると「剗海神社」となっていました。今回は通過しましたが、風穴巡りするときには、忘れずにご挨拶しますね。
グランドの脇に立つ紅葉も綺麗に染まってました。
紅葉台への登り口は、グランドを通り過ぎてすぐにあります。
この登り坂は、大回りですが傾斜が緩やかで登りやすいです。
この案内が見えたらUターン。
更に尾根道を登ります。階段と林道に分かれていますが、どちらからも登れます。近いのは階段なので、今回は階段で登り詰めます。
尾根道を上り詰めた先に、紅葉台に立つ展望台が見えてきました。
こちらは建物の裏手のようなので、反対側に回ります。
駐車場に出て振り向くと
展望台の入り口がありました。手書きの案内が達筆ですね。
展望料金は、2021年11月時点で大人200円、子供150円。紅葉の時期の訪問ならば、まあまあ妥当なお値段かも知れません。
お金を払うと手渡される羅針盤。帰りに返却する必要があるので大事に扱いましょう。
展望台は2階建ての建物の屋上なので、眺めは良いです。こちらが南方向の眺め。本当はここに富士山が見えるはずなのですが、完全に雲の中ですね。残念です。
北方向には、西湖と根場の集落、それと先ほどまで歩いていた山々が見えています。
西方向には、色づいた樹海と大室山。
東方向には、遠く山中湖まで見えるはずなのですが、こちらも雲の中でした。
時間も押してきたので、一回り展望を楽しんだらラス前の三湖台に向かいます。
そうは言っても10分も歩けば着いちゃう距離です。
一登りしたら、山頂目前まで来れてしまいました。
三湖台の山頂はかなり広い広場になっています。都内の下手な公園より広いかも知れません。
羅針盤を眺めつつ山座同定を楽しみたいところですが、西湖にあたる部分が丸々欠けてしまっています。残念です。
気を取り直して、各方面を見て行きます。まずは正面の北方向。西湖と今まで歩いてきた山々です。
こちらは西方向。本栖湖がぎりぎり見えてますね。
南方向の富士山は、相変わらず雲の中です。
東方向を撮り忘れてしまいましたが、同じく雲の中だったのでご容赦くださいね。

三湖台~五湖台~富士急バス「一本木」停留所

三湖台山頂を過ぎたら、今回の山行最後のピークとなる五湖台に向かいます。

道中は、もみじやブナが林立した良く整備された林間の道となっています。

階段が多いのが玉に瑕ですが、一つ一つの長さはそれほど長くは無いので、適度に一息入れながら歩くと良いかと思います。

途中、巻道と見てとれる分岐が何箇所も訪れますが、場所によっては下山路に通じていて、そのまま山を降りてしまうかも知れませんので、現在位置をしっかりと把握しながら進んだ方が良いです。

山頂に着くと、テーブルやベンチと一緒に、木組の展望台が設置されています。

展望に期待したいところですが、残念ながら四方木々に囲まれてしまっているので、木々の隙間から近隣の様子を覗きみる程度の眺望となります。先に通過してきた紅葉台や三湖台に比べると、一段も二段も劣ってしまっているので、どうせ登るなら、先の二箇所に登った方が良いかも知れません。

そして、今回予定していた全てのピークを踏むことができたところで下山行動に映ります。

西湖一周とするなら「毛無山登山口」方面に降りて行くのが綺麗な終わり方ですが、この時の時間は16時20分で、既に周囲は薄暗くなってきています。

足元が見えるうちに車道に戻りたかったので、「毛無山登山口」よりも距離の近い反対側の大和田方面に下山し、「一本木」停留所からバスに乗って「河口湖駅」まで戻るプランで行動を開始します。

大和田方面の道のりは7割階段道で結構膝にきましたが、よく整備されていて危ないところも無く、なかなか良いペースで降り切ることができました。

登山口から「一本木」停留所まで3分ほど車道を進む必要がありましたが、バス最終便の到着時間10分前には着くことができ、これで全行程消化することができました。

できたのですが、ここからもう少しだけ山行が続くことになります。

ギャラリー

それでは、オーラス「五湖台」に向かうこととします。紅葉台の逆方向に進みます。
五湖台への道程も、それほどキツくないです。
西湖を左に見ながら東へ向かって歩きます。
巻道っぽい分岐がいっぱい出てきますが、紅葉台までの道のりと違い、下山ルートに乗ってしまう道もあるので、しっかり確認しながら進みます。
右側の木々の隙間からは、富士パノラマラインを走る車が見えたりします。
概ね1時間ほどアップダウンを越えていくと
五湖台に到着です。木組の展望台が目立ってるので登ってみます。
そういえば、この場所は、五湖台と足和田山の二つの呼び名がありますね。なんででしょうね。
さて、展望台の上からの眺めです。正面はこんな感じ。こちらは西方向になりますが山頂を見下ろすだけで展望は無しでした。
北方面からは、西湖が見えました。こっち側がメインなのかしら。
南方面も展望無しな感じです。というか、すっかり日が暮れてきました。
時計の針は16時20分。スタート地点「毛無山登山口」停留所に降りて完全に一周としたかったのですが、最終バスが16時22分なのでどう頑張っても間に合いません。駅まで歩くのも面倒なので、南側の「一本木」停留所に降りて本栖湖周遊バスの最終便に乗ることにします。
そうは言っても、標準タイムで50分の距離です。いつものペースで降りるとギリギリな時間なので、ちょっと早足で降りることにしました。なので、この区間の写真は割愛です。
そんな事情で、登山口までワープです。
獣よけの金網を出たら、少し西に戻る形で車道を歩きます。
こっち方面ですね。
5分ほどで「一本木」の停留所が見えてきました。
ゴールです。時計を見ると最終便到着まで少し時間があります。軽く体を拭いて、長袖Tシャツとソフトシェルを着込んで待つことにします。

おまけ

「一本木」停留所で待つこと10分。時間になっても最終便のバスが到着しません。

この界隈の路線バスは結構な確率で遅れます。都内のように明るく常に整備されている道路を走る訳では無いですし、稀に野生動物が飛び出してきたりするので仕方がないところではありますが、流石に30分以上の時間が経過すると、焦れてきてしまいます。

周囲もすっかり真っ暗で、寒さも厳しくなってきたので歩いて駅まで戻ることにしました。

富士パノラマラインという、この界隈では大きな車道だったのですが、街灯は無く車のヘッドライトや所々に立っている宿泊施設の明かりを頼りに進んでいきます。

唯一、車道と歩道が分かれていて車の往来を気にしないで済んだのが助かった点でした。

そんな感じの真っ暗な道を30分ほど進んでいくと、猛スピードで路線バスが追い越して行きました。

待ち時間と含めて考えると1時間ぐらい経過したことになりますが、これぐらい遅れたとしてもバスは走ってくれるんだなと、妙なところで感心してしまいました。

結局、1時間ほど歩いて無事に河口湖駅に到着、丁度良い塩梅に停車していた新宿行きの高速バスに乗ることができ、そのままスムーズに帰路に着くことができました。

最後良ければ、全て良しです。今日もよく歩きました。お疲れ様でした。

ギャラリー

定刻が過ぎてから10分経過です。せっかちな性分なので、ここまでが限界でした。河口湖駅まで歩いて帰ることにします。
この道は国道なのですが、街灯が無いので車のライトを頼って進んでいきます。車道と歩道別れていてほんとよかった。
この道をまっすぐ進むと大月に着くようです。流石に33kmは歩けませんけど。
トボトボと歩いていると、河口湖町に戻ってこれました。
綺麗な宿泊施設の前を通り過ぎます。
時計台が立ってました。今確認すると時刻は17時25分を指してますね。真っ暗だったので、もっと時間が過ぎているものと思ってました。
そして気温は9度だったらしいです。ガッツリ歩いていたので、もっと暑いものだと思ってました。
さらにトボトボ1時間ほど歩いたら船津登山口の交差点まで来ることができました。ここまでこれば、駅まではもう少しです。
駅付近の動物たち。マスクしているのが今風ですね。河口湖駅に着いたら高速バスに駆け込んでしまったので、映像はここまでになります。尻切れ蜻蛉で申し訳ありません。お疲れ様でした。

まとめ

西湖外環の山々を一周してみた様子でした。

西湖の北面に聳える山々は、十二ヶ岳や鬼ヶ岳といった険しい山が多く、山中湖界隈の穏やかな山々と違って通過するのに時間がかかります。登山口までの路線バスも便数が少なくスタート時間も遅くなりがちです。

その辺りが影響して、セカセカとした山行になってしまいました。

もしかすると、逆ルートをとった方が、時間的に余裕があったかも知れません。

もしまた似たような山行を計画するときには逆回りのルートも検討してみたいと思います。

それでは、ここまでお読みくださりありがとうございます。

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