山行の記録|開山直後に富士山吉田八合五芍まで登ってみました。

山行

2022j年7月1日より山梨県側で富士山開山となりました。

開山と同時に、沢山の登山者が登頂を目指して訪れたようです。

ただし、登山バスが夏山ダイヤに変わるのは7月16日で、それまで、富士山駅からの始発分は9時30分と、車の無い日帰り組には時間的な制約があります。

それでも、山頂までの道は解放されているわけなので、偵察と称してわたしも登れるところまで登ってきてみました。

今回登れたのは八合五芍まででしたが、もしあなたが今夏に吉田口からの登頂を目指す予定なら、参考になる点あるかもしれません。

是非、最後まで読んでいってくださいね。

基本情報

まずは、今回の山行についての基本情報です。

山行の基本情報

日付:2022/7/2

天候:曇り時々晴れ

エリア:富士山エリア

コース概要:富士急バス「富士スバルライン五合目停留所」〜吉田口六合目〜吉田口七合目〜吉田口八合目〜吉田口八合五芍〜下山道〜富士急バス「富士スバルライン五合目停留所」

難易度:体力☆☆、技術☆、危険☆

交通機関:

(往)富士急行線「富士山駅」から富士急バスで、「富士スバルライン五合目停留所」へ

(帰)「御殿場新五合目停留所」から富士急バスで、富士急行線「富士山駅」へ

概要

吉田ルート(よしだるーと)

吉田ルートは、4つある富士山の主要登頂ルートの中で唯一山梨県側にある登山口です。

本来であれば、「富士山北口本宮浅間神社」を起点とした山麓から続く歴史ある登山道なのですが、「富士スバルライン五合目」まで路線バスが通っているので、中腹から登ることができます。

ただし、7月初旬の開山日から9月初旬の閉山日までの間しか五合目より上のルートは解放されないため、この限定された期間を狙って、それこそ世界中から登山者が訪れる人気の登山ルートとなっています。

詳しくは、主要4ルートをまとめた記事に書きましたので、以下リンクよりご確認ください。

今回の山行上でのポイント

地図上の位置と標高

まずは、今回の山行で歩いた場所について、地図上の位置、標高を示します。

また、「Download file」のリンクからGPXデータとしてダウンロードできます。

ご自由にご活用ください。

合計距離: 12598 m
最高点の標高: 3460 m
最低点の標高: 2249 m
累積標高(上り): 1383 m
累積標高(下り): -1321 m
総所要時間: 06:05:51
Download file: climbing-record-20220702.gpx

歩いた軌跡

続いては、GPSデータを元にした軌跡です。

市販の地図

今回の山行ルートが掲載されている市販の地図も載せておきます。

本来であれば、国土交通省国土地理院のサイトから2万5千分の1地形図を購入、印刷して持参するのが正しい在り方ですが、毎回それだと面倒なので、紙面の地図は5万分1の市販地図をザックに入れて持って行くことにしています。

わたしの山行でのメイン地図はGPSアプリに移っており、紙面地図は予備扱いなため、今のところこの運用で困った事態には陥っていません。

ただ、読図の勉強をちゃんとしたい場合は、2万5千分の1地形図を購入した方が良いです。

5万分の1の等高線は荒すぎて地形把握には、ほぼ役に立たないのでご注意くださいね。

おすすめ展望ポイント

今回の山行ルート上の展望ポイントは、次の通りです。

展望の楽しめたポイント
  • 吉田八合五芍近くの下山道分岐地点
吉田八合五芍近くの下山道分岐地点

今回の山行ルート上での展望ポイントは「吉田八合五芍近くの下山道分岐地点」です。

以前の記事でも書いた通り、富士山は周囲に同等の大きさの山脈がないので、天候が良ければ、どのタイミングでも絶景が楽しめます。

特に標高3,000m以上の高さから見る下界の眺めは秀逸です。

超リアルなGoogleアースを見ているような感じです。

いや、これだと本末転倒ですね。すみません。

この日も、雲で見えない部分の方が多かったですが、位置関係を考えながらのんびり眺めていると、とてもワクワクします。

是非、この夏は標高3,000mまで登ってこの眺めを楽しんで下さいね。

ギャラリー

北から見ていきます。自衛隊の北演習場の広大な敷地の先に杓子岳が見えてました。
これはわかりやすいところで山中湖です。奥に見えるはずの丹沢の山々は雲かかってしまってました。
御殿場、箱根方面です。薄雲でちょっと見づらいですね。
伊豆半島、駿河湾方面です。広大な雲海というのも高山ならではの素敵な眺めだと思うんですよね。

注意した方が良さそうな区間

今回の山行ルート上で、注意したほうがよさそうな区間は、特にありませんでした。

注意した方が良さそうな区間
  • 特になし

今回の山行での服装

今回の山行では、次のような服装の組み合わせを持参していきました。

同じ時期に赴かれるときの参考にして見てください。

  • ベースレイヤー:半袖Tシャツ
  • ミドルレイヤー:薄手の長袖Tシャツ
  • アウター:ソフトシェル、レインウェア
  • ボトムス:薄手の長ズボン、厚手のソックス
  • その他:手ぬぐい、ネックゲーター、薄手の手袋

この日も、関東を始め、下界では猛暑となりましたが、富士山山中は雲がかかっていて気温的には少し大人しめな感じでした。

その代わり、湿気が高くて半袖Tシャツで行動していましたが、五合目付近では汗が止まらずな状況でした。

山頂まで登って仕舞えば稜線の突風で寒さを感じるかもしれませんが、山腹を歩いている程度なら標高3,000mを超えても、涼しい程度でむしろ心地よい感じでした。

交通機関での移動中も、基本は半袖Tシャツで問題無かったですが、唯一、帰りの高速バスのクーラーが効きすぎて、長袖Tシャツを重ね着することとなりました。

以下の記事にわたしが里山登山に使っているウェアの具体的な品名や組み合わせについてまとめていますので、詳細知りたいようでしたら合わせて読んでみてください。

あなたが、同じ時期の同じ界隈に赴くときの参考になれば幸いです。

山行の記録

ここからは、今回の山行について述べていきます。

アプローチ

今回は「富士スバルライン五合目停留所」からのアクセスです。

吉田口登山道は7月1日より開放されましたが、登山バスが夏山ダイヤに切り替わるタイミングは7月16日です。

このため、「富士山駅」の始発は9時30分となりますが、混み合うことを想定して電車での移動は

始発からとしました。

「東京駅」からのルートとしては、高尾行き中央線に乗って終点「高尾駅」で下車。松本行きに乗り換えます。

つぎは「大月駅」で下車。富士急線に乗り換えて「富士山駅」へ向かうという流れになります。

「富士山駅」でのおトイレは、構内に一つと、バス切符売り場内に一つあります。15分ほど歩けばコンビニもありますが、暑いこの時期に歩いて向かうにはちょっと遠い感じです。

夏場であればバス切符売り場も早くから開いているので、そちらでおトイレをお借りするのが無難かなと思います。

バスの往復チケットを購入する次いでにお借りすると効率的でしょう。

「富士スバルライン五合目」にも公衆トイレあるので、ここで無理におトイレに立ち寄らなくても良いのかもしれませんが、バスの乗車時間は1時間ほどあります。乗る前に一度すませておいた方が安心でしょう。

ちなみに「富士スバルライン五合目」の店舗内のおトイレは有料ですが、公衆トイレは無料です。

なるべく公衆トイレを使う様にして、小銭は上層部で必要になった時のために温存しておくのが賢いかもですね。

「富士スバルライン五合目」にいっぱいあるベンチの一つをお借りして身支度を整えたら出発です。

馬の厩舎が見える方向に向かって進んでくださいね。

ギャラリー

「東京駅」からまずは「高尾駅」に向かいます。この便で向かうと「高尾駅」で乗り換える「松本駅」行きの電車はお隣に停車しています。少し短い便になるので「三号車」ぐらいに乗り込んでおくと、乗り換えの時に直ぐに移動できます。
「高尾駅」での乗り換え風景。夏場は特に人が多いです。座席争奪戦が熾烈なので、停車してからのダッシュ組にぶつからないようにご注意ください。
「大月駅」を下車したら、富士急線にお乗り換えです。奥のKIOSK前を進みます。因みに、中央線車両の一番前から降りると、階段を回り込む必要が出てくるので非効率です。先頭車両の後方のドアか、2番車両あたりから降りるとスムーズですよ。
ここの奥の自動改札を通過していきます。
「富士山駅」で下車するなら、先頭車両に乗ると下車後に改札が一番近くなります。今回の山行と全然関係ないですが、岩殿山バッチリみえてますね。めちゃめちゃ暑そうですけど。
車窓からの富士山。雲の中ですねえ。
「富士山駅」に到着です。
バス停は改札を出て左へ。構内のおトイレを使うなら出る前に右へ。
改札を出て左折したら、更に左折です。
「富士スバルライン五合目」は5番のりばになります。
5番のりばは、バス乗り場一番奥です。横断歩道を渡って向かいますが、その前に、切符売り場で往復きっぷを買って、おトイレも済ませておきましょう。
おトイレは、建物に入って直ぐです。綺麗に使いましょうね。
諸々済んだら、5番のりばへ。この時点ではガラガラですが、9時を過ぎたあたりから長蛇の列となりました。
待っている間も、富士山にかかる雲がモクモクと成長中です。
「富士スバルライン五合目」に到着してみれば、結構強めの雨が降ってました。
ザックカバーだけ付けて、まずはおトイレへ。
この一段下がった建物が公衆トイレになります。店舗内のおトイレは有料なのでご注意ください。
結構大きくて綺麗なんですよね。無料だし。ありがたく綺麗に使わせてもらいましょう。
案内図による位置関係です。バス停降りたら、おトイレに寄って、登山道へという流れが無駄がなくていいと思います。
登山口前の厩舎。この馬に乗って吉田口六合目まで行くこともできます。ただねー。ソロだとねー。ちょっと羞恥プレーなんですよねー。自己肯定感高い人向けです。
登山道へ向かう入り口です。ここから山頂見えるのですが、この日は残念ながら見えずじまいでした。雨もやんだので早速出発です。

富士急バス「富士スバルライン五合目停留所」〜吉田口六合目

まずは、吉田ルートに乗るために「吉田口六合目」に向けて進みます。

厩舎前の五合目総合管理センターで、富士山保全協力金を支払ったら、県道702号富士精進線に出て、吉田口六合目へ向かいます。

この県道は下界への眺望が良く、河口湖まで続く広大な樹海を眺めることができます。

少し降り気味の坂道なのも歩き始めには良いかもしれません。

これが登りに転じるのは「泉ヶ滝」からです。

序盤は、アスファルトや石畳がつづきますが、徐々に富士山らしい砂利混じりの滑りやすい坂道に転じていきます。

そして、土砂崩れ対策のシェルターを抜けると「吉田口六合目」に到着です。

ここから、本格的な登山道に入っていきます。

靴の紐を結び直して、気合い入れ直して出発しましょう。

ギャラリー

弾丸登山どうなんでしょうね。完徹となると流石に厳しいと思いますが、仮眠をとった後にゆっくりとペースを守って登っていけば、いけそうな気がしてるのですよね。いずれ己の体を使って人体実験してみますかね。
海外の方向けだと思ってたのですが、日本語でもデカデカと書いてあるので国内向けなんですかね。ただまあ、誰が使ったかわからないブラシを大事なザックに当てるのはチョー嫌なので、足もとだけガリガリしておきます。
まずは見晴らしの良い県道を進みます。
多分、こん雲の中に河口湖が見えたはず。
山中湖は見えましたよ。テンション上がりますね。
石畳を進んでいくと
山頂への分岐が見えてきました。真っ直ぐいくと佐藤小屋の方に行ってしまうので、ここを右手に登っていきます。
「泉ヶ滝」は枯れていました。
少しだけアスファルトを登ると
砂利道に変わります。
歩きづらいで砂利の坂を登ると
石畳になり
砂防のためのシェルターの中を進みます。
しばらく進むと、六合目に到着です。
富士山安全センターです。パンフレットを配布していて注意事項の説明をしてくれます。以前はヘルメットの貸し出しもしてましたが、今もやっているのかしらね。
六合目から上はおトイレ有料になるので小銭を忘れないように。
興味深い案内。昔の吉田口下山道も砂走りみたいな駆け降りるタイプだったみたいですね。そして、ここは六合目ではなく五合五芍だったとか。何合目ってどんな基準でつけてるんでしょうね。
それでは雲の上へ。

吉田口六合目〜吉田口七合目

「吉田口六合目」からは、富士山特有のザレた九十九坂が続きます。

永遠と続く砂防壁の規模には驚かされますが、これぐらいしないと防げないほど土砂災害が多いということでしょう。

関連して、この日は少しびっくりしたことがありました。

山道の端っこで休憩していた40代くらいの三人組の一人が談笑しながらストックで山道の縁をつついて砂や小石を下方にザラザラと落としているのを見かけました。

行為に気がついた先導役の方に「絶対やめて」と真顔で注意されて、それ以降はやめていましたが、それでもニヤニヤし続けていたのには、ちょっと眉を顰めてしまいました。

普段、登山しない人からすれば、小石一つの落石に人を殺せるリスクがあるということは、イメージしづらいのかもしれませんね。

富士山登山道の至るとこに「コロナ禍の新マナー」なんていうのが掲げられていましたが、もっと基本的な注意点を掲げてもらったほうがいいんじゃないかな、なんて思ってしまいました。

脱線してしまいましたね。話を戻します。

「吉田口七合目」直下まで登ると、今度は溶岩石の積み重なったガレ場に突入します。

ガイドのロープや鎖が設置されていますが、足場はコンクリートで固められているので安定して歩きやすいはずです。

なるべく、足を上げないで済むルートを探して小股に登り上げていくと良いでしょう。

むしろ、山小屋直下の階段が難所になるように感じます。

段差の大きい階段が多くて、大股に足を上げないといけないんです。

ここではバテないように、ゆっくりと登ってくださいね。

ギャラリー

六合目から七合目までは、砂利混じりの道が続きます。
たまに、こんな石階段もあったりします。
閉鎖された山小屋を通過して
砂防壁地帯を登っていきます。
ザレ場に歩き慣れていないならセメントで固められた端っこを歩く手もあります。
山頂までの案内。4.7kmで333分なので、1km1時間以上かかる想定のようです。
お天気が悪いので、皆カラフルなザックカバーをつけて登っています。目に楽しいですね。
七合目の山小屋直下からはガレ場に変化します。崩れそうな箇所はセメントで固めてあるので、足元は安定していました。
山小屋近くなると石階段が増えてキツいのですよね。
七合目到着です。
登ってきた道を見下ろしてみます。真っ白だべよ。
山麓も見下ろしてみます。こっちも真っ白だべよ。
山頂方面を見上げてみます。全方位真っ白だべよ。さっさと雲を突き抜けてしまいましょう。

吉田口七合目〜吉田口八合目

「吉田口七合目」から「吉田口八合目」にかけては、ガレ場を中心に登っていくことになります。

前出の通り、なるべく足を段差が小さいルートを探して、体力温存しつつ進むと良いです。

そして、「吉田口八合目」からはこのルートのメインストリートとなる山小屋ラッシュに突入です。

わたしの中のイメージだと、山の中の集落のイメージで、山道よりも小屋通しを繋いだ階段道みたいな道中だったように感じます。

ちょっと大袈裟に記憶しているかもしれませんが、階段が多かったのは確かなので、疲れたら小屋前のベンチで休憩入れながら登っていくと良いでしょう。

ギャラリー

七合目からは本格的なガレ場が続きます。
次の山小屋「日の出館」に到着です。
ソーシャルディスタンスってやつですね。
隙間から次の山小屋へ。
九十九坂を登って
段差の大きい石階段を登ります。
今度は「トモエ館」だそうです。全館個室とか贅沢ですね。
登ってきた道を振り返ります。少し雲を抜けてきたかな。
ここからもガレ場の急坂を登っていきます。
救難所はまだ閉まっていました。
キツめの岩場を登ります。
また山小屋がありました。七合目界隈も山小屋豊富ですね。しかし、なんでアマビエなんだろう。
セメントでガチガチに固められた階段を進みます。
続いては「富士一館」。特に目ぼしいものなく通過していきます。
淡々と岩場をパスしていきます。
赤い鳥居が見えてきました。
鳥居荘というここも山小屋みたいですね。
また、雲の中に入ってきました。
ホワイトアウトして周囲が見えませんが、ガイドの鎖がしっかりしているので迷うことはなさそうです。
山小屋直下の階段を登ると
綺麗なデッキに出ました。
「東洋館」だそうです。随分と綺麗な山小屋で、ここも個室がメインなんだそうです。最近の富士山の山小屋は個室が多いのですね。富士山の山小屋というと鮨詰め状態ばかりをイメージしていましたが、時代は変わったものです。
徐々に下界の雲が晴れてきました。これは河口湖の方向です。
山頂には青空も見えてきました。いい感じです。
淡々と登っていくと、ようやく八合目の文字が見えてきました。
八合目「太子館」に到着です。やっと半分といったところかな。
ここからも山小屋と登山道が交互に続きます。
「蓬莱館」があって
工事中の道を登って
「白雲荘」を通過して
砂防柵を過ぎると
海抜3,250mに到着です。
「元祖室」という名前の山小屋がありました。これ山小屋の名前だったのですね。地図に書いてあるの見た時は何かと思ってました。
どんどん上に向かいます。
この辺りは人工物が多いので、どっかの田舎の集落みたいに感じます。
そして本八合目「富士山ホテル」区域に到着です。ここから「富士山ホテル」関連の建物が数軒続きます。
この辺全て「富士山ホテル」みたいなので、そう考えると他の山小屋と比べると規模が違いますね。
別館を通過して
第二館を抜けると
ようやく八合目も上層部となる「トモエ館」まできました。
ここで須走ルートと合流して更に上へ向かうことになります。

吉田口八合目〜吉田口八合五芍

「吉田口八合目」の山小屋ラッシュ大トリは「吉田口本八合目」です。

ここは、須走ルートとの合流地点となっていて人口密度がさらに上がります。

沢山あるはずのベンチもほぼ埋まっているような状況になっているので、混雑が苦手なようなら速やかに通過してしまっても良いかもしれません。

ただし、ここから急登の渋滞区間に入っていくことになるので、結局は混雑に身を置くことになるのは覚悟しておいてください。

そして、「吉田口八合目五芍」を通過したところに下山道への分岐があります。

ここから山頂までは1時間ほどで到着できますが、体調不良などにより直ぐに下山したいときのエスケープルートに使えるので覚えておくと良いでしょう。

ここから山頂までは概ね1時間といったところですが、今回は15時をタイムリミットに設定していたのでここまでで下山することとしました。

ギャラリー

ここから九合目付近までザレ場が続きます。
足元の案内を見ると、山頂まで50分の距離となっています。ほんとかな。そんな早く着かなかった気がするんだけどな。
ついでに時計を見てみると14時を回っています。15時を目安に下山しようと考えていたので、ちょっと時間が押してきました。「久須志神社」でご挨拶してから帰りたかったですが、間に合うかな、どうかな。
石階段を登って
八合五芍に到着です。九合目まで30分とのこと。んー。悩みますね。
悩みながら山小屋前を通過します。
そして下山道との分岐地点へ。
見上げると山頂が見えました。目視での距離感は40〜50分ぐらい。登り切ると15時20分〜30分ぐらいになると思われたので、今回はここまでで下山することにしました。
下山を決めたので、今回最高峰となる場所からの眺めを、ちょっとだけ楽しみます。
雲も少し晴れてくれて下界の様子を楽しめました。
下山道に目を向けるとなかなか盛況のようです。合間を縫って降っていきますか。

吉田口八合五芍〜下山道〜富士急バス「富士スバルライン五合目停留所」

吉田ルートの「下山道」は、御殿場ルートの「大砂走り」や須走ルートの「砂走り」に比べると、砂利の盛り具合が少ないので降る時の膝にかかる負担が大きい感じです。

先の二つのルートの様に、砂利の盛られた場所に足を落としてクッションにしたり速度を落としたりといったことができないので、富士山以外の山と同様に、腰を低くして膝のクッションを活かしながら降ると負担軽減になります。

我流になってしまうのであなたの歩き方に合わない可能性もありますが、わたしがこのルートを降りる時に気をつけている点、上げてみます。

何か参考になれば幸いです。

  • 膝は伸ばし切らずに、軽い屈伸状態を維持して膝への負担を軽減する
  • 重心は後ろ気味にして、万が一転倒した時はザックをクッション代わりにできる様にする
  • 「大砂走り」とは逆に砂利の少ない固い地面の方に足を落として滑らないようにする
  • 足を落とす時はベタ足気味にして、靴底全面の摩擦力を活かして速度を抑える
  • 歩幅は小さめに、テンポよく降りることで、いざという時の小回りが効くようにする

イメージとしては、少しテンポアップしたひげダンスといったところでしょうか。例えが古いですか。すみません。

長丁場の下り坂を降り切ると、短い樹林帯を通過し、「吉田口六合目」に出ることができます。

ここからは、きた道を戻って「富士スバルライン五合目」まで戻ります。

バスの時間に余裕がある様でしたら、お土産屋さん巡りや冨士山小御嶽神社で下山のご挨拶していってください。

ギャラリー

下山しようと思ったらすぐにガスが出てきてしまいました。
ガスガスの中を降っていくと、まだ雪が残っているところありました。でも山道上は全部溶けていましたのでご安心ください。
山頂からの下山道との合流地点です。ぶつからないように注意して進みます。
ここから、少し浅めの砂利道を降っていきます。
ナゾ鳥居を通過して
降っていく人々の波に乗って、永遠と降ります。
須走口との分岐が近づいてきました。間違える人が多いらしいですね。間違えないようにしなきゃ。
分岐地点に到着です。右が「須走ルート」左が「吉田ルート」になります。
こっちが「須走ルート」の下山道です。すごく降りやすそうなので、間違えても引き返せないところまで、すぐにいっちゃいそうです。
吉田ルートは、ここから休業中の山小屋前を通過していきます。
ちなみに、ここは須走口八合目の山小屋だったんですね。
岩で作った石階段を降って、更に先に進みます。
赤土の下山道を永遠と降っていきます。気がつくと結構スピード出てますので、膝がガクガクにならないようにご注意ください。
下方の様子。九十九坂がミルフィーユみたいになってます。
標高が下がって雲が近づいてきました。
亀岩と思われる岩の塊。亀みたいに見えるので、多分あっていると思います。
中間地点の避難所まで降りてきました。結構、時間に余裕があったので少しだけ休憩入れます。
山中湖も大分大きくなってきました。
10分ほどボンヤリしたら、降り再開です。
九十九折りに降りていくと、建物が見えてきました。
おトイレでした。
特に急を要する状況ではなかったので、下界をチラ見してから降り再開です。
九十九折りの降りもこの岩が見えてきたら終了です。この後、少しだけ樹林帯を進みます。
砂防のシェルターを3つほど通過すると
ブルドーザー道と合流して降ることになります。たまにブルドーザーが通るので立ち止まって見送りましょう。
この辺りまで降ってくると、かなり気温が高くなってきました。
ちょっと汗が滲んできたところで、六合目の建物群が見えてきました。
安全指導センターへ帰ってきました。ここまでくるとなんかちょっと安心ですね。
あとは富士スバルライン五合目に向かって、朝歩いた道を逆に進むだけです。
30名規模の団体とすれ違いました。16時回ってのスタートということは、明朝のご来光ツアーなんでしょうね。晴れるといいですね。頑張っていってらっしゃい。
「泉ヶ滝」まで戻ってきました。あと少しです。
この道、帰りだと登り坂になるんですよね。疲れた足にはちょっとこたえますが、精神力でクリアします。
文明圏まで戻ってきました。おつかれー。
バスの時間に余裕があるので、小御岳神社に寄り道していきます。
今日も怪我なく下山できました。また遊びに来ますねー。
と思ったら、すでにバスが到着していてエンジンもかかっています。時間を勘違いしていたようで、危うく乗り遅れるところでした。乗れてよかった。よかった。

おまけ

夏場の登山は、汗が凄いですね。

今回も、汗だくになってしまったので、お風呂に入ってから帰ることにしました。

いつも感じるのですが、富士山登山って下山後のお風呂に困るシーンが多いんですよね。

吉田ルートも「ふじやま温泉」ぐらいしか目ぼしい入浴施設を見つけられなくて、「富士山世界遺産センター前停留所」で途中下車して、歩いて向かうこととしました。「河口湖駅」や「富士山駅」から無料巡回バスが出てはいるのですが、徒歩の方が早い時が多い印象です。

富士急ハイランドパークのお隣という好立地なためか、入浴料1,800円とまあまあお高めの設定なのが唯一かつ、最大の難点なのですが、その分、施設はかなり綺麗です。お風呂の種類もたくさんあってゆっくり楽しむには良いところでした。

帰りも、高速バスの停まる「富士ハイランドパーク停留所」が近いので重宝します。

この日も最終便となりましたが、該当の停留所から高速バスに乗って新宿まで帰りました。

ふじやま温泉については、次の記事に詳しくまとめてます。一緒に読んでいってくださいね。

ギャラリー

バスを途中下車して「ふじやま温泉」まで来ました。今日はここでのんびりしていきます。
さっぱりして外に出ると、夜空にひっそりと黒富士が浮かんでいました。山腹にチラチラと山小屋の明かりが灯っていて、富士山も夏山シーズンに入ったんだなーとここにきてやっと実感が湧いてきました。次は山頂まで登りたいなー。それでは、お疲れ様でした。

まとめ

富士山吉田ルートを途中まで登った時の様子でした。

富士スバルライン五合目までのバスが、夏山ダイヤになっていないので、まだ登山客の数としては控えめなんだろうと思いますが、それでも多くの登山客が登っていて、8月に入ったら激混みになりそうな予感をヒシヒシと感じました。

また、空気が薄い場所なので、道中口元を隠す気遣いをしてくれる方の数は少ない印象です。

その点が気になるならば、シーズンピークの8月を避けるとか、毎年ダントツに登山客が多い吉田ルートではなく、他のルートでチャレンジするなどを考えた方が良いかもしれません。

それでは、今シーズンあなたが夏空の剣ヶ峰で笑顔で記念撮影できること願っています。

ここまでお読みくださりありがとうございます。

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