山行の記録|吉田一合目から崩落地を通って小富士まで歩いてみました

山行

以前、須走五合目にある小富士に登りましたが、お天気に恵まれず真っ白な雲の中の訪問となりましたが、早速リベンジの機会が訪れました。

この日の富士山は山頂も五合目も晴れ予報で、バッチリ好展望を拝めました。

小富士から眺める、富士山山頂や眼下に広がる山中湖や箱根の様子に興味があるようでしたら、ご覧になっていってくださいね。

そして、今回は吉田ルートを辿って登っています。

途中の林道が崩落しているという情報を掴んでましたが、無事に通過できました。もし、同じルートを狙っているようなら、有意義な情報になっているかと思います。

是非、最後まで読んでいってくださいね。

基本情報

まずは、今回の山行についての基本情報です。

山行の基本情報

日付:2022/5/3

天候:晴れ

エリア:富士山エリア

コース概要:富士急行線「富士山駅」〜北口本宮冨士浅間神社〜馬返し〜細尾野林道〜滝沢林道〜小富士林道〜小富士〜須走五合目〜まぼろしの滝〜馬返し〜須走浅間神社〜富士急バス「須走浅間神社」

難易度:体力☆☆☆、技術☆、危険☆☆

交通機関:

(往)富士急行線「富士山駅」から、スタート

(帰)「須走浅間神社停留所」から富士急バスで、JR御殿場線「御殿場駅」へ

概要

吉田登山口(よしだとざんぐち)

吉田登山口は、富士山主要4ルートのうち唯一、登山口が山梨県にある登山ルートです。

スバルライン五合目まで路線バスが通っているので、一合目から五合目までを辿る人はほとんど居ない、静かな山道となっています。

詳しくは、過去の山行記録にまとめてます。以下のリンクよりご確認ください。

小富士(こふじ)

小富士は、須走五合目から往復1時間程度の場所にある側火山で標高1,979mの高さがあります。

2日前に訪れた時は生憎の展望でしたが、今回はバッチリ楽しめました。

こちらも詳しくは前回の山行記録にまとめてます。以下のリンクよりご確認ください。

今回の山行上でのポイント

地図上の位置と標高

まずは、今回の山行で歩いた場所について、地図上の位置、標高を示します。

合計距離: 34385 m
最高点の標高: 2065 m
最低点の標高: 805 m
累積標高(上り): 2120 m
累積標高(下り): -2119 m
総所要時間: 10:53:54
Download file: climbing-record-20220503.gpx

歩いた軌跡

続いては、GPSデータを元にした軌跡です。

市販の地図

今回の山行ルートが掲載されている市販の地図も載せておきます。

本来であれば、国土交通省国土地理院のサイトから2万5千分の1地形図を購入、印刷して持参するのが正しい在り方ですが、毎回それだと面倒なので、紙面の地図は5万分1の市販地図をザックに入れて持って行くことにしています。

わたしの山行でのメイン地図はGPSアプリに移っており、紙面地図は予備扱いなため、今のところこの運用で困った事態には陥っていません。

ただ、読図の勉強をちゃんとしたい場合は、2万5千分の1地形図を購入した方が良いです。

5万分の1の等高線は荒すぎて地形把握には、ほぼ役に立たないのでご注意くださいね。

おすすめ展望ポイント

今回の山行ルート上の展望ポイントは、小富士山頂です。

前回は真っ白な雲の中で、全くの五里霧中となっていましたが、今回の山行でおすすめ展望ポイントに格上げです。

展望の楽しめたポイント
  • 小富士山頂
小富士山頂

そのような訳で、おすすめ展望ポイント「小富士山頂」についてです。

小富士は側火山のため山頂周囲は、高い木々の生えていない砂地がポッカリと空いています。

このため、山麓の御殿場市街地の他に、山中湖や河口湖周辺の様子が非常に良く見通せます。

この日はうっすらでしたが、箱根や愛鷹の山々も見通せてとても気持ちの良い展望地でした。

加えて、背後にはとても近くに富士山山頂の姿を見上げることができて、とても感動的でした。

須走五合目から片道30分で到着できる好立地ではありますが、不思議と訪れる人が少ない穴場だと思います。

近くに来る機会あれば、是非、お立ち寄りくださいね。

ギャラリー

まずは、小富士山頂の祠から見上げた富士山。雄大で圧倒されます。富士山山頂は接近しすぎるとゴツゴツとした岩肌が目立ってしまうので、このくらいの程よい距離感が良いですね。
下界の様子。まずは河口湖周辺です。うっすらですが見えているのがわかるでしょうか。すぐ奥の出っ張りが御坂山地最高峰の黒岳。右側の塊は三つ峠です。歩いたことある山はなんとなく分かるもんです。
こっちが山中湖周辺です。山中湖は形が特徴的ですよね。でも実は芦ノ湖と間違ったことがあるのは内緒です。湖の奥には丹沢の山々が広がっているはずです。雲が掛かって見えないんですけどね。
南へ視線をずらすと、箱根の山が見えました。大涌谷が見えるので間違い無いでしょう。なので、麓の街並みが御殿場や足柄になるのでしょうね。
更に南へ目を移します。辛うじて愛鷹の山々も見えます。この山も特徴的ですぐわかりますよね。でも実は天城山と間違えていたこともあります。これも内緒ですよ。

注意した方が良さそうな区間

今回の山行ルート上で、注意したほうがよさそうな区間は、次の通りです。

注意した方が良さそうな区間
  • 小富士林道の崩落地
  • 須走五合目から馬返しまでの区間(山道)
小富士林道の崩落地

今回の山行ルート上で注意したほうがよさそうな区間の一つ目は、「小富士林道の崩落地」です。

土砂崩れでしょうか、林道の一部が陥没しており、その上に木々た倒れ込んで行手を塞いでいます。

一見すると、引き返した方が良いように感じてしまう規模の崩落地ですが、小富士方面に向かって左の縁に乗って進むと難なく突破することができます。

強引に中央突破を図ろうとすると不安定な倒木をかき分けていくことになるので危険です。

また、右の縁に乗って進んでしまうと、最終的には崩落地帯をどこかで横切らないといけなくなるので、これも危険です。

通過する際は、左側と覚えておいてくださいね。

ただし、行き来する登山者がほぼ居ないルートです。ルートは十分に踏み固められている訳では無いので、一歩一歩確かめながら進むようにはしてください。

ギャラリー

小富士林道を歩いていると出くわす崩落地。山頂方面からの土砂で木々が押し倒されて正規ルートが石組ごと押し流されてしまっています。ここは向かって左の縁に登って迂回するのが楽です。案内のテープが残っているので、一見すると右に迂回するのが正しいように見えます。試しに「バツ」をつけた右のルートを進んでいくと
このように、正規ルートが倒木地帯の対岸に見える位置に出てしまいます。このため、最終的に倒木地帯を突っ切らなとダメなので状況に陥ります。このまま、倒木地帯に沿って小富士山頂までルートファインディングしつつ直登するというオトコらしい手段もあるにはありますが、ちょっとおすすめはしないです。
左ルートの説明に戻ります。一旦、倒木地帯の前まで降りてから、向かって左側の縁に乗り上げます。砂地でズルズルと足を取られるので注意して登ってください。段差は2mあるかなぐらいなので、登り切るのはそれほど難しく無いでしょう。
縁まで登ってしまえば、あとは縁に沿って迂回します。
縁を迂回していくと、土砂崩れで破壊された石組が見えてきます。これが正規ルートみたいなので、上に乗っかれるように進みます。
ここまで出てしまえば、あとは真っ直ぐ登るだけです。
正規ルートに復帰しました。この後も、数本の倒木がありましたが、単体なので軽く迂回しつつ進めます。
振り返った図。反対側から辿り着いたら、石組の右側を迂回していくと良いということになります。
須走五合目から馬返しまでの区間(山道)

今回の山行ルート上で注意したほうがよさそうな区間の二つ目は、「須走五合目から馬返しまでの区間(山道)」です。

ここは危険地帯という訳では無いのですが、踏み跡不明瞭なところがあったので注意喚起で載せました。

今回、須走五合目からの下山路として山道を使ってみたのですが、いつの間にか正規ルートを外れて、地層が見える特徴的な絶壁エリア「グランドキャニオン」の入り口に抜けてしまいました。

大した誤差では無いのですが、目印のテープを辿って降っていたはずなのにルートを外れていたということで、踏み跡に紛らわしい箇所があったのかもしれません。

前回、登山路として使った時も何度か正規のルートを外しているので、この区間通過する時にはGPS地図やコンパスで定期的に位置確認しながら進むようにしてみてください。

ギャラリー

この日の須走五合目からの下山開始時刻は16時を回っていたので、時間短縮を図るため途中から山道に入って進んでみました。
反対向きでしたが、一度通っている道なのでなんとなく見覚えあり序盤はスムーズに降ります。
一度車道に出て
須走二合目に当たる「狩休」の分岐から改めて山道に入って進んでいきます。
道を外した記憶は特になかったのですが、気がつくと通行禁止の虎柄のロープ前に出てしまいました。
ロープを潜って車道側に出ると「グランドキャニオン」入り口でした。どこをどう間違えたのか見当つかない結果でした。わたしのルートファインディング能力が低いという問題もありますが、注意して通過した方が良いでしょう。

今回の山行での服装

今回の山行では、次のような服装の組み合わせを持参していきました。

同じ時期に赴かれるときの参考にして見てください。

  • ベースレイヤー:半袖Tシャツ
  • ミドルレイヤー:薄手の長袖Tシャツ
  • アウター:薄手のフリース、ソフトシェル、レインウェア
  • ボトムス:薄手の長ズボン、厚手のソックス
  • その他:手ぬぐい、ネックゲーター、薄手の手袋

今回は、登り始めは半袖Tシャツ、稜線に出て以降は半袖Tシャツ+ソフトシェルで活動しました。

この時期の富士山稜線は、雪の積もった山頂から吹き下ろしてくる冷たい強風に体温を奪われやすく、歩き続けている限りはなんとかなりますが、少しでも停滞すると鳥肌が立つ寒さだったため、防風を兼ねて一枚羽織っての活動としました。

交通機関での移動中は、半袖Tシャツと薄手の長袖Tシャツ、薄手のフリースでちょうど良い感じでした。

以下の記事にわたしが里山登山に使っているウェアの具体的な品名や組み合わせについてまとめていますので、詳細知りたいようでしたら合わせて読んでみてください。

あなたが、同じ時期の同じ界隈に赴くときの参考になれば幸いです。

山行の記録

ここからは、今回の山行について述べていきます。

アプローチ

今回は、前回とは別ルートを辿って小富士まで登ってみることとしました。

出発点が吉田口となるので、富士急行線「富士山駅」からのスタートとなります。

東京駅からは、中央線を使い「高尾駅」で一度乗り換えて「大月駅」へ。

その後、富士急行線に乗り継いで「富士山駅」へという順番になります。

富士山駅に到着したら、改札を通過する前におトイレに寄り道しておくと良いでしょう。

駅の待合室をお借りして身支度したら、まずは吉田ルートの起点となる「北口本宮冨士浅間神社」へ向かいご挨拶してからの出発とします。

吉田ルート一合目は「馬返し」なので、そこまでバスで向かってしまうのも良いのですが、折角なので木花咲耶姫命にご挨拶してから向かうこととします。

拝殿にてご挨拶を済ませたら、拝殿に向かって右側を進むと小さな鳥居が見えてきます。

ここが「冨士登山道吉田口」の入り口です。

一礼して、鳥居の中央を避けつつくぐり抜けたら富士山方面へ向かって進みましょう。

ギャラリー

東京駅から4時59分発の中央線高尾行きで高尾駅へ向かいます。この時、3号車付近に乗っておくと、高尾駅での乗り換えがスムーズです。
高尾駅は激混みで写真撮りにフラフラ出歩いている余裕なかったので、大月駅へワープです。ここで、富士急行線にお乗り換えです。
乗り換え口に向かう途中におトイレがあります。時間に余裕があったら立ち寄っても良いでしょう。
今日の電車はこの子です。ハイランドパークとのコラボみたいですね。
岩殿山もハッキリのいい天気です。
富士急線の電車の車窓から。朝7時台はガスも無くてとてもクリアに見えます。
富士山駅に到着です。さすがのゴールデンウィークで沢山の観光客が降車してバスに乗り換えて行きました。
改札の前におトイレがあります。ここを逃しても、バスのチケット販売場のおトイレをお借りしたり、この先向かう「北口本宮冨士浅間神社」のおトイレをお借りしたりできますが、まずは立ち寄っておきましょう。
改札出てすぐの待合所。空いていたので、ここで身支度させてもらいました。
準備できたら待合室奥を左へ。
正面を降りて交差点へ向かいます。
富士山駅の入り口は、大きな鳥居になっているんです。特徴的ですよね。
正面を出て坂を降りると、交差点になっているので、交差点を渡らずに右折します。
「金鳥居」交差点まで着いたら、また右折します。
曲がってすぐに大きな鳥居が出現し、間に富士山が見えます。初見だと結構びっくりする大きさなんですよね。
ここから富士山に向かってひたすらまっすぐ進みます。
富士講の御師(おし)って、まだ居るそうです。吉田口での富士講が盛んだったのは江戸時代なので、その頃からの続いているんでしょうか。
こちらにも提灯がありました。どれぐらいの家が残ってるんでしょうね。
味のある看板もありました。金鳥居から続くこの道沿いは、富士講信者向けの宿場だったようです。時代を感じますね。
通りの終端が見えてきました。そして、富士山にたなびく旗雲。今日は、風が強そうです。
カクカクと交差点をクリアして、道なりに進んでいくと
「北口本宮冨士浅間神社」が見えてきました。
大きな正面鳥居を潜ります。
巨大な杉の木に囲まれた参道を進みます。
赤い鳥居が見えてきますが、向かって左におトイレがあります。
この先がおトイレです。駅で逃したらお借りしましょう。
はっぴ姿の職人さんたちがしめ縄を取り付けてました。こういうのかっこいいですよね。
拝殿前まで来ましたので、ご挨拶して行きましょう。ヒメさまいってきまーす。
ご挨拶が終わったら右手に向かいます。
こんな案内に沿って進むと
登山道吉田口の起点となる鳥居がありました。一礼したら進んで行きましょう。

北口本宮冨士浅間神社〜馬返し

登山口の鳥居を潜ったら正面お社の右を抜けて車道に出ます。

5分ほど進むと「大塚丘」が見えてきます。

この場所は「北口本宮冨士浅間神社」の発祥地とされていて、日本武尊が東征の際にこの丘に立って富士山を遥拝し「富士山は北方から遥拝しなさい」と言われたのが由来となっているんだそうです。

「大塚丘」過ぎると右に遊歩道への入り口が見えてきます。

山道なので足には優しいと思いきや、前回通ったときには歩きづらかった今回は車道脇の歩道を進みます。

非常に長い直線の道なので、途中で心が折れそうになるので、時折見える富士山や新緑を眺めて気持ちを紛らせながら進むと良いでしょう。

1時間ほど進むと「中の茶屋」が見えてきますので、そちらに折れます。

更に1時間で漸く「馬返し」に到着です。

ここから吉田ルートが本格的に始まります。

靴の紐を結び直して、ついでに気持ちも入れ直して出発することにしましょう。

ギャラリー

それでは、登山道を進みます。鳥居正面のお社にご挨拶したら右側を抜けて行きます。
すぐに車道に出ますがそのまま進みます。
5分歩くと、「大塚丘」に到着です。ご挨拶して行きましょう。
丘の上にはお社が立ってます。以前はここから富士山が見えたのでしょうが、今は木々に隠れて見えません。ご挨拶だけして先に進みましょう。
「大塚丘」の説明文です。「富士は北の方より拝せよ」とか、静岡勢が黙って無い気がしますが、伝説ということでお茶を濁す感じでしょうか。
「大塚丘」を通過して直ぐの場所に遊歩道への入り口がありますが、今回は車道を進みます。
歩道の案内があるので、そちらへ進みます。
うっすらと富士山が見える中を進みます。
新緑も綺麗です。
交差点が見えてきました、横断歩道は無いので気をつけて渡ります。
歩道も無くなるので、ここからは左側を歩いたほうが良いでしょう。
注意文が立ってました。盗木の他にも盗石なんていうのもあるんですね。一時期、メルカリに拾ってきた近所の土手で拾ってきた石を盆栽用に売り出して巨額の儲けを出したお話とかあったですが、アレは大丈夫だったのかしらね。
のこのこ歩いていくと、スバルラインへの案内板が見えてきました。以降は、通行量も減って快適に進めました。
「中の茶屋」に到着です。お店方面に進みます。
ちなみに、そのまま車道を進んでいくと「滝沢林道」となり五合目まで車で登って行けるようです。
いつか入ってみたいのですが、山行でしか来ないので機会は訪れなさそうかな。
中の茶屋の説明文です。15代続いている茶屋みたいです。継続は力ですね。
ここから林道を進みます。
馬頭観音像が立っているので、ご挨拶して先へ進みます。
年季入った道です。
途中で、馬返し線のバスに抜かれました。わたしの足の遅さだとバスに乗った方が早いみたいです。
開けた場所がありました。
大石茶屋というお店のあった場所みたいです。そしてレンゲツツジの群生地みたい。これから咲き始める感じでしょうか。
大石茶屋の跡地を過ぎると分岐があります。右側を進んで30分ほど行くと
「馬返し」に到着しました。登山道に入っていないのに、結構消耗しました。50歳になって明らかに体力落ちました。若い人たちは今のうちにいっぱい遊んでおいた方がいいですよー。
さて、簡易おトイレがあると聞いてましたがありましたね。長い車道歩きでモジモジ状態になったらお借りしましょう。
警告文がありました。馬返しから登る方が玄人なイメージですけど。観光で来てそのまま登っちゃう人とかが居るのかな。
山頂への時間が書いてありました。分単位なのに笑っちゃったのですが、8時間半で山頂まで登れるみたいですね。帰りは半分の時間と見積もっても12時間。流石に1日で歩くのはきつそうな感じですね。

馬返し〜細尾野林道

「馬返し」からは、本格的な山道に入ります。

茶屋を過ぎていくと鳥居が立っているので一礼して通過します。

ここから左手に折れると登山道です。

所々に雨で山道が崩れないように石が敷き詰めてあったり、木組みの窪みがあったりと、少々歩くのには邪魔な仕掛けがありますが、山道を守るための仕組みみたいなので我慢して登りましょう。

10分ほど登ると「鈴原神社」というのが見えてきます。

崩れそうなほど崩壊が進んでいるので、あまり近寄らずに通過しましょう。

ここからは、石畳や石階段も増えてきて神社境内のように感じるのは、富士公の名残なんでしょうね。

ただ、手で組んだ石畳や石階段なので、表面は水平では無いので躓かないように注意して歩きましょう。

30分ほど歩くと、今度は完全に崩れた神社跡が見えてきます。

二合目の「御室浅間神社」の跡地です。

崩壊した神社跡地の正面に代わりのお社があるので、ご挨拶しておきましょう。

橋を渡って10分ほどで林道との合流地点に到着です。

ここを右折していくと三合目へ向かうことができますが、今回は山頂が目的では無いので、ここから左折して林道を降っていくことになります。

ギャラリー

「馬返し」の杭を抜けて行きます。
登山道の現在地を示す案内です。水墨画っぽくて趣があります。
営業中の茶屋を通過すると
馬返しの案内文がありました。
ここから先は馬を引いて登れない場所というのが由来だそうです。
さらに進むと鳥居が見えてきました。
ここの狛犬は猿なんです。珍しいですよね。
ちょっと怖いんですけどね。
鳥居を過ぎてすぐに「禊所」跡地があります。ここで身を清めて富士山に登ったのだそうです。欲に穢れまくっている身なので、せめて無心で登りましょうか。
跡地はすっからかんです。以前の山行で説明文も読了しているのでスルーして先へ進みます。
禊所跡地を左に巻いて山道に出ます。
ここの山道は、所々に石が敷き詰めた場所や木で囲まれた窪地があります。歩きづらいことこの上ないのですが、山道を守るためみたいなので我慢。我慢。
歩き始めなのでのんびりゆっくり登っていくと壊れかけの建物が見えてきます。ここが「鈴原神社」です。本当にいつ崩れてもおかしくは無い状態なので、遠くからご挨拶するだけに止めておきましょう。
掲げてあった警告文。神社に落書きする心理状態が理解できないんですけど、どんな気持ちでするもんなのかなあ。
神社を通過したら普通の山道を登ります。
「レッキス」跡地がありました。カルピス似の飲み物「レッキス」を売っていた小屋だそうです。カルピスに似ているというと、スコールとかアンバサとかそんな感じでしょうか。
「レッキス」跡地もすっからかんです。
山道のステータスに、手作りチックな石畳が追加されました。案外歩きづらいです。躓かないように。
山道のステータスにこれも手作りチックな石階段が追加されました。段差があるので、こっちもなかなか歩きづらいです。流石は修行の場です。修行するぞ。修行するぞ。修行するぞ。
暫く修行していると、崩壊した神社が見えてきました。
一旦、通過してT字路まで登ると、神社跡地と三合目どちらかに向かうことができます。まずは、神社跡地へ。
正面の鳥居跡まで進みます。
鳥居の前に、代わりのお社が立っていましたので、こちらにご挨拶します。
一緒にあった説明文です。本殿は河口湖南岸にある「御室浅間神社」に移されても抜けのからみたいです。
ご挨拶したら三合目方面に向かって登り再開です。橋を渡って
木の階段を登ります。
杭の立った林道との合流地点に到着です。
右へ向かうことで三合目へ向かうことができますが
今回は、左に進んで林道を降りていくことにします。

細尾野林道〜滝沢林道〜小富士林道

林道に出たら、三合目行きとは逆方向へ進みます。

こん林道は「細尾野林道」と言いますが、平坦で日当たりも良くお散歩のように歩けます。

途中に分岐が現れますが、ここは左側を進んでください。

その後、穏やかに降っていく道を進んでいくとゲートが現れます。

ゲートの先は、よく整備されたアスファルトの車道で「滝沢林道」となります。

「中の茶屋」から分岐して別れたあの道です。

「滝沢林道」は10分も歩きません。

すぐに、「小富士林道」へ入る分岐が現れます。

しかし、見落としやすい位置にありましたのでGPS地図などで確認しながら進むと良いでしょう。

「小富士林道」のゲートを潜ると、今回の山行での核心部となる崩落地点に向かうことになります。

ギャラリー

ここから林道の三本立てですが、まずは「細尾野林道」を降ります。
この林道は、アップダウンの少ないとても歩きやすい林道でした。天気も良くてお散歩のようです。
途中の分岐は左の降る方面へ向かいます。
両脇の木々がスバルライン五合目付近のものに似てきました。ここで1,800mぐらいの標高があったので似てくるのも頷けます。
地震観測計がありました。富士山は今でも活火山ということですね。
更に降ると
ゲートが見えてきました。
この脇っちょをすり抜けます。
アスファルトの車道に出ました。ここが「滝沢林道」、「中の茶屋」から別れた道に再会です。ここも左折して降って行きます。
その前に木々の間から垣間見えた富士山山頂の様子です。雲が作る影の動きが面白くて暫しお休みして眺めることにします。
ズームにするとこんな感じ。風も落ち着いてポカポカ陽気で、少しぼんやりしてしまいました。
気持ちを新たに車道を降ります。
安全速度20km/h以下だそうです。かなり遅いですよね。
のこのこと降っていくと
落輪した車が見えてきました。みんなで押し出そうとしているようなので、ちょびっとだけ一緒に押しました。集まっていた面々がパワータイプ揃いだったみたいであんまり役には立たなかったんですけどね。そして、意外とすぐに抜け出せてました。よかった。よかった。
車が退けた跡。思ったより空転してたみたい。車体の底だけでなくタイヤも傷んでそうです。軽傷でありますように。
ちょっとだけいい事をしたつもりで、気分良く「小富士林道」に入っていくことにします。

小富士林道〜小富士

「小富士林道」は今までの2つの林道に比べると少し荒れているようです。

倒木があったり、細かな火山岩が転がっていたりと足をとられそうな場所がありました。

そんな中、足元を確かめながら進むと車道が現れて閉じたゲートと山道との分岐が現れます。

この分岐は、山道を進むのが正解です。

そして、分岐を過ぎて10分から20分進んだところで今回の核心部となる「崩落地」に到着します。

インターネットから収集した情報の中には、遭難しかけたというお話もあったのですが、到着してみた感じだとそれほどの難易度には感じませんでした。

ただそれは、向かって左側の縁を進んだ場合に限ります。

中央突破や右側の縁に向かってしまうと詰んでしまう恐れはありました。

実はこの左に進んで上手く行ったという情報もインターネット上から拾ったものです。

事前の情報収集が、如何に大事かというのを示す好例となりました。

無事に「崩落地」を通過してしまえば、あとは難しいところはありません。

「小富士林道」終点を経て山頂に向けての最後の登り坂をクリアするだけです。

しかし、この坂が意外と体力を使います。

細かい小石が敷き詰められた坂で、足を踏み締める度にズルズルと滑って思った通りに体を運ぶことができません。

加えて、山頂が常に見えている状況なので、いつまで歩いても山頂が近づいてこない錯覚を醸し出して、精神面でも消耗させられます。

こういった場合は、なるべく山頂には目を向けず、一歩ずつ進んでいる足元を見て進むと少しだけ気持ちが楽になります。

辛いラスト登坂をクリアできれば、晴れて「小富士山頂」に到着です。

苦労に見合うだけの絶景が待っていることでしょう。

ギャラリー

小富士林道のゲートを越えます。
林道の説明が立ってました。カエデが書いてあるので紅葉に優れた場所なのでしょう。
この脇っちょをすり抜けます。
最初のうちは、すごく普通な林道です。
石橋もごく普通の橋でした。
轍が残っていたので、入る車もあるのでしょう。
しばらく進んでいくと鋪道が見えてきました。
ゲートを越えて続く鋪道と若干登り気味な山道との分岐が見えてきたら、山道側に向かいます。
ここから山道の状態が荒れてきます。
倒れかかった木があったり
完全に倒れた木があったり
道を塞ぐ形で倒れている木があったりしました。
そんな中進んでいくと
通行禁止のゲートが見てきて、ここを通過してから10分ほど進むと
今回の核心部となる、崩落地に到着します。
ここは、2mくらいの高さの坂を登って、左側の縁を迂回して進みます。
そうすると割と楽に攻略できます。
この先も何本か倒木はありましたが、跨いで仕舞えば問題無いレベルでした。
高山植物っぽい木々の間を抜けていくと
林道の終点を示すロープが張られて場所に到着しますので、ロープの下を潜って奥へ向かいます。
近くにこんなのが立っているので間違えることは無いはずです。
ロープの