山行の記録|須走一合目から五合目にある小富士まで歩いてみました

山行

富士登山というのは、バスで五合目まで登ってそこから登り始めるのが一般的ですよね。

しかし、昔々はそれぞれ一合目から登っていたこともあり五合目まで徒歩で登る道もちゃんと存在しています。

今回は、富士山の主要登山ルートの一つ須走ルートを一合目から五合目まで辿って、隣接する小富士というピークに登ってみました。

一合目から五合目までのルートを知っておけば、富士山に登ったときにバスの最終便を逃してしまった時でも、最悪歩いて下山できるようになれます。

本当に歩いて下山するかどうかはさておき、夏に須走ルートから富士山山頂を狙うつもりなら知っておいても損は無い内容です。

是非、最後まで読んでいってくださいね。

基本情報

まずは、今回の山行についての基本情報です。

山行の基本情報

日付:2022/4/30

天候:晴れのち曇り

エリア:富士山エリア

コース概要:富士急バス「須走浅間神社停留所」〜須走浅間神社〜馬返し〜小富士〜須走五合目〜馬返し〜須走浅間神社〜富士急バス「須走浅間神社停留所」

難易度:体力☆☆、技術☆、危険☆

交通機関:

(往)JR御殿場線「御殿場駅」から、富士急バスで「須走浅間神社停留所」へ

(帰)「須走浅間神社停留所」から富士急バスで、JR御殿場線「御殿場駅」へ

概要

須走登山口(すばしりざんぐち)

須走登山口は、富士山主要4ルートのうちの一つで、五合目から山頂までの距離は4ルート中2番目に長いルートとなっています。

詳しくは、過去の山行記録にコメントしていますので、そちらをご確認ください。

小富士(こふじ)

小富士は、須走五合目から往復1時間程度の場所にある側火山で標高1,979mの高さがあります。

天候に優れていれば、眼下に山中湖への眺めが楽しめ、振り返ることで富士山山頂への眺めも楽しむことができます。

山頂には、石の積まれたケルンのようなものが二つあり、奥の方に小さな祠が立っていますので、それを目印にすると良いでしょう。

登山ルートは、以下の二つです。

  • 須走五合目から小富士遊歩道を辿っていくルート
  • 吉田五合目から小富士林道を辿っていくルート

須走五合目までは、車やバスで登れてしまうことから、前者のルートを使う人がほとんどです。

こちらのルートは、アップダウンも少なく、よく整備された遊歩道なのでスニーカーでも行き来できます。

そのため、普段着の観光客が歩いている割合が高いのが印象的です。

後者のルートは、荒れた林道を通過する事になるので、完全に登山者向けのコースです。

まだ歩いてはいないようので、雰囲気はわかりませんが、途中に崩壊地があるみたいで少々難易度は高めな設定のようです。

歩く機会あったら、改めて記事にしてみます。

ギャラリー

須走五合目から向かう場合、この小富士遊歩道を通ると近いです。行き帰りで1時間見ておけば間違いないです。
遊歩道入り口は、須走五合目の茶屋を抜けて山頂に向かう石階段に入る前にある、この背の高い案内が目印です。
なだらかな遊歩道を歩くと、不意に開ける場所があります。
ケルンというか石を積み上げた2つの盛り上がりがあって、奥側に山頂があります。
富士山らしい火山灰いっぱいの丘を登ると
小さな祠があります。ここが山頂です。山頂碑もどこかにあるみたいですが、見つけられませんでした。

今回の山行上でのポイント

地図上の位置と標高

まずは、今回の山行で歩いた場所について、地図上の位置、標高を示します。

Download file: climbing-record-20220430.gpx

歩いた軌跡

続いては、GPSデータを元にした軌跡です。

注意した方が良さそうな区間

今回の山行ルート上で、注意したほうがよさそうな区間は、次の区間になります。

注意した方が良さそうな区間
  • 馬返しから小富士遊歩道に合流するまでの区間

馬返しから小富士遊歩道に合流するまでの区間

今回の山行ルート上で注意したほうがよさそうな区間は、「馬返しから小富士遊歩道に合流するまでの区間」です。

ただただ歩くだけの区間なので、技術的には全く危険は無いのですが、少々踏み跡が入り組んで不明瞭な場所があり、GPS機器やコンパスを使って常に現在位置を把握しながら進んだ方がよさそうでした。

すぐ隣を車道が走っているので、車が見える安心感があるものの、気がつくとルートを外していることが何度かありましたので、少し注意が必要な区間になっているなという印象でした。

ギャラリー

この馬返しの鳥居からは、定期的に現在位置を把握しながら進みましょう。
所々で、車道と合流するので安心感ありますが、気を緩めすぎると明後日の方向に進んでしまうかもしれません。
定期的に案内も立っています。これが現れなくなったらルートを外していると思った方が良いですね。
特に雲の中に入ってしまうと視界が遮られるので、更にご注意ください。

おすすめ展望ポイント

今回の山行ルート上の展望ポイントは無しです。

本当であれば、小富士山頂からの展望がおすすめポイントに入ってくるはずだったのですが、今回は雲の中で確認を取ることができませんでした。

再訪した際に改めて書きます。

展望の楽しめたポイント
  • 無し

今回の山行での服装

今回の山行では、次のような服装の組み合わせを持参していきました。

同じ時期に赴かれるときの参考にして見てください。

  • ベースレイヤー:半袖Tシャツ
  • ミドルレイヤー:薄手の長袖Tシャツ
  • アウター:薄手のフリース、ソフトシェル、レインウェア
  • ボトムス:薄手の長ズボン、厚手のソックス
  • その他:手ぬぐい、ネックゲーター、薄手の手袋

今回の活動中は、半袖Tシャツのみで歩きました。

歩き始めは、晴れた空の下、半袖で歩くにに丁度良い気候でしたが、小富士の山頂に到着する頃には、すっかり雲の中を歩くこととなり、かなり肌寒さを感じることとなりました。

それでも、体を動かしている限りは低体温症に陥るほどの冷えにはならず、最後まで、この格好で通すことができました。

ルートの大部分が森林地帯だったことで無風だったのも良かったかもしれません。

交通機関での移動中は、半袖Tシャツと薄手の長袖Tシャツ、薄手のフリースでちょうど良い感じでした。

以下の記事にわたしが里山登山に使っているウェアの具体的な品名や組み合わせについてまとめていますので、詳細知りたいようでしたら合わせて読んでみてください。

あなたが、同じ時期の同じ界隈に赴くときの参考になれば幸いです。

山行の記録

ここからは、今回の山行について述べていきます。

アプローチ

今回は、江戸時代の富士講よろしく須走浅間神社をスタート地点に据えて、ふじあざみラインを辿って須走五合目まで向かうこととしました。

東京駅からは、東海道本線下りに乗って国府津駅まで向かいます。

国府津駅からは御殿場線に乗り換えて御殿場駅で下車し、そこから河口湖行きのバスに乗って向かうのが一番早いです。

逆方面となる河口湖駅からバスで向かうと1時間近く到着が遅くなるのでご注意ください。

御殿場駅でのバスのりばは「富士山口」です。

おトイレも同じ口にあるので、立ち寄ってからバスのりばに向かう事にしましょう。

バスのりば近くにはバスチケットの自動販売機がありますが、富士急バスであればICカードが使えるので、使う機会はほぼ無いでしょう。

目的地の「須走浅間神社停留所」までは片道約30分です。

天候に恵まれれば、車窓から大きな富士山を眺めることができるので、じっくり観察しながらバスの旅を楽しんでくださいね。

ギャラリー

午前5時の東京駅です。4月末にもなると、この時間には日の出を迎えてしまいますす。本当に日が伸びました。丸の内ビルディングが朝焼けで真っ赤ですね。
5時20分発の沼津行きに乗り込みます。この日は国府津駅で乗り換える予定なので、先頭車両に乗り込みます。
国府津駅に到着したらお隣ホームの御殿場線へ乗り換えます。5時20分の始発で向かった場合、ここでの乗り換えは4分しかありません。この時間でお隣のホームまで階段昇り降りしてたどり着く必要があります。東京駅で先頭車両に乗っておくと、ここでの乗り換えをスムーズに行えます。
お隣ホーム3番に向かいます。
無事に間に合いました。ウロチョロしているとすぐに出発してしまうので、一旦、乗り込みます。その後は、なるべく後ろの車両へ。御殿場駅の出口は最後尾車両側なんですよね。
御殿場駅に到着です。
階段を登って
有人改札に向かいます。御殿場線はJR東海が管轄なので、東京駅からSuicaで入ると自動改札が通れません。同じグループ会社なのにね。都内地下鉄だと対応できてる訳なので、出来ないことは無いと思うのだけれど採算が合わないのかな。なお、手前に「IC専用精算所」の案内が見えますが、休日のAM7時30分ではまだ準備中でした。
改札を出たら向かって左の富士山口へ向かいます。
階段を降りて左手がバスのりば、右手がおトイレです。何はともあれおトイレへ向かいます。「おトイレには、入れる時に入っておく」です。
右手の階段を降りて正面のトンガリな建物がおトイレです。天井ガラス張りになってますが、中まで見えないので安心して入ってくださいね。
WELCOMEじゃ無いのが、GOTEMBAスタイルのようです。
マイロード商店街の先には富士山が見えました。我が道を行ってみた結果が日本のてっぺんとか、なかなか良いストーリーですね。
バスのりば前の案内。2番のりばがお目当てのバスの搭乗口になります。
ここを真っ直ぐです。
ここで待ちます。結構、人が並んでいてちょっとびっくりでした。
程なくしてバスが到着です。
一番前の席に座れたので、富士山がばっちり見えました。
ちょいちょい見える富士山を楽しみながら30分。目的の停留所に到着です。矢印の方向に進むと、正面の鳥居がありますので、ご挨拶に伺いましょう。

富士急バス「須走浅間神社停留所」〜須走浅間神社

バス停を出て、須走浅間神社の正面へ向かいます。

なお、正式なお名前は「東口本宮浅間神社」となるようです。

しかし、「浅間神社」には本宮がたくさんあって混乱しますね。

本宮というと、各地の神社に分かれて祀られた神様の大元にあたる神社という事になるのですが、わたしが知るだけでも3社もあります。

  • 一社は、全国1,300社の浅間神社の総本宮と呼ばれる、静岡県富士宮市の「富士山本宮浅間神社」
  • もう一社は、日本武尊が東征の折に立ち寄ったのを契機に創建されたと言われる山梨県吉田市の「北口本宮浅間神社」
  • 最後は、静岡県駿東郡にあるこの「東口本宮浅間神社」

「本家」「元祖」の違いみたいなものなのでしょうか。

いつか、理路整然と理解できる日が来れば良いのですが、まだまだ先は長そうです。

話が脱線してしまいました。山行のお話に戻します。

神社へのご挨拶からでした。

まずは、正面鳥居に一礼して中に入ります。真ん中に赤い神門があるので再度一礼して通過すると、社殿が見えてきます。

社殿に近づくにつれて、背後に富士山が見えてきて、浅間神社であることを再認識させてくれます。

二礼二拍手一礼にてご挨拶を済ませたら裏門から富士山方面へ向かいましょう。

ギャラリー

須走浅間神社の正面です。ここから入ります。
左脇には「信しげの滝」という小ぶりな滝がありました。
正面鳥居です。「不二山」と掲げてありますが、同社の公式サイトによると「二つとない(不)素晴らしい山・富士山」ということみたいです。同意ですね。
鳥居の手前に降ってきた火山岩がありました。宝永大噴火の時でしょうか。
小さいのがこっち。何かのタマゴみたいですね。
大きいのがこっち。隕石と言われても納得しそうな不思議な姿かたちをしてました。
ちょろっと手をお清めします。お水の出どころが不明なので、お口を清めるのは近づけるだけで済ませます。登山の前にお腹壊したらイヤですしね。
デッカイ案内が立ってました。
真っ赤な神門に向かいます。
岩壁に立つ狛犬がカッコいいです。
もう一体は、我が子を鍛えているのでしょうか。他では見ない狛犬の様子ですね。
神門の案内文です。ここも宝永の大噴火で破壊されたようです。富士山が、活火山だということを思い出させてくれますね。
神門に一礼して社殿へ向かうと、背後に富士山が見えてきました。麓の浅間神社なので当たり前なのかもしれませんが、ちょっとこれは感動モノでした。
それではご挨拶です。ちなみにお賽銭。五円はご縁があるから良いとか、十円は遠縁になるから駄目とかは、言葉あそびなだけなので気にせずに。そもそも、神社が創建された時代のお金って「円」では無かったですもんね。
社殿の説明文です。本宮としてますが、富士山本宮浅間神社と違って、各地の浅間神社の総元締めみたいな説明は無いんですね。
ご挨拶を終えたので、裏門から須走登山口方面へ向かいます。
根上りモミが居ました。名前の通りに根っこの部分が見えちゃってます。すきっ歯みたいでした。
高さは結構あって30mぐらいでしょうか。もっとあるのかな。
説明文です。高さは27mでしたね。雨で火山灰が流されて根っこが上がったように見えていると言うことでしょうか。棒倒しみたいに徐々に足元削られて最後には倒れちゃうのかもしれませんね。
門の隙間から富士山。
外に出て一礼したら、さあ、登りましょう。

須走浅間神社〜馬返し

須走浅間神社を出たら、歩道橋を渡って道の駅「すばしり」へ向かいます。

その前に、裏門の目の前におトイレがあるので、念のために立ち寄っておいても良いです。

また、この周辺にはベンチが結構あるので、身支度を整えるのにも良いでしょう。

この先にある道の駅裏手のベンチをお借りしても良いですが、あちらは商業施設なので出来れば邪魔しないようにしたいところです。

身支度が整ったら、歩道橋を渡って道の駅へ向かいます。

道の駅を通過したら、須走五合目へ向かう「ふじあざみライン」という車道の脇を歩いて「馬返し」まで進みます。

途中、自衛隊演習場に入る横道がたくさんありますが、全て立ち入り禁止です。

不用意に中に入らなようにしましょう。

また、この車道は直進が長く、信号が無いため、疾走感のある車が多いです。

エンジン音が近づいてきたら、念の為、道の端に寄るようにしましょう。

長いスラロームを登ると、馬返しの鳥居が見えてきます。

ここから車道を離れて登山道を進むこととなります。

地味に迷いやすい道なので、GPSやコンパスを常に確認して進むようにしてください。

ギャラリー

裏門正面のおトイレです。必要によりお借りしましょう。
東側から見る富士山は宝永火口が出っぱって見えるんですよね。左右対象なのが好きなので、北側から見るのが一番好きかもしれません。
この歩道橋を渡って行きます。
その前にベンチで身支度を整えます。
改めて、歩道橋を渡り
道の駅に向かって進みます。
案内に沿って進みます。
道の駅に出たら、左手の道を登って行きます。
ふと眺めると、おいしい水が汲める場所がありました。
道の駅の裏手にベンチ群がありますが、こっちはお店の設備なので、身支度をここでするのはちょっと迷惑になるかもしれません。
道の駅を通過して、このような場所にきたら回り込んで歩道を進みます。
こんな感じに進んでいきます。
富士山に向かう一本道が見えたら、富士山に向かって歩きます。
五合目まで11.3km。なかなかの距離です。途中、登山道に入るので1〜2kmは短縮できそうではありますが、それでも登り一辺倒の長丁場になります。覚悟して行きましょう。
歩き始めは緩やかな傾斜で、まっすぐな車道を進みます。
至る所に脇道が出てきますが、全てが自衛隊の演習場に通じているみたいです。無闇に入らない方が良さそうです。
ふじあざみラインには、麓から進んだ距離が定期的に出ています。ペース配分を掴むのには便利かもしれません。そう考えると、トレラン向きの道なんじゃ無いかな。
大日堂入口を発見。行ってみたいなー。でも、演習場の敷地内なので立ち入り禁止のようです。残念すぎる。
反対側には「基本射場」なる看板が掲げてありました。パパパパと乾いた音がしてたのはここですか。
富士山周辺はまだ少しだけ桜も残っていました。
こんな八重桜がまだ花を落とさずに残ってました。
まだシワシワしてないのが嬉しいですね。
真っ白なオオシマサクラも残ってました。ちょっと背が高くてアップは撮れませんでしたが。
大して歩いていないのですが、徐々に富士山が隠れてしまう頻度が上がってきて
旧一里松まできたところで、完全に雲の中に入ってしまいました。残念。
いつか顔見せてくれるかもしれないので、予定通り小富士までは登ることにします。
旧登山道の入り口を見つけましたが、枯れ枝が通せんぼしていたので車道を進むことにします。
くねくねとスラロームを歩いていくと
工事の案内が立っていました。馬返しの直前でやっているようです。
黙々と車道脇を登っていくと、工事中の看板と共に重機が見えてきました。
新しい堤防を作っているみたいですね。ありがたいことです。
地中に長い鉄塔を埋め込む作業をしていました。クレーンでぶら下げている黄色いブツがガンガンと上から鉄塔を叩き込んでいきます。斜めになることなく真っ直ぐに打ち込まれていく様は職人芸でした。
少し進むと、真新しい堤防がありました。写真じゃ伝わらないですが、こいつかなりデカいです。これぐらいのスケールの堤防を用意しないと、富士山からの土砂は止まらないんですね。色々デカいなあ。
堤防に関心しながら先に進むと、旨返しのバス停と案内が見えてきました。
五合目まであと6km。11.3km中の6kmと言うことで大体半分は登った感じでしょうか。
こんな看板が立っているということは、生えているキノコ摂って食べちゃっても良いってことなんでしょうか。謎が深まります。
ここから登山口に入って、ショートカットして行けるみたいです。
過去の経験から、ショートカットにならないシーンもたくさんあったのでちょっと眉唾ですが、何事も経験です。登りは登山道を登ることにします。それでは鳥居を潜って出発してみましょうか。

馬返し〜小富士

馬返しから登山道を進んでみます。

入ってすぐは、足跡もはっきりしていましたが、登っていくにつれて徐々に不明瞭になって行きます。

カンで進むこともできるのかもしれませんが、初見だったわたしはこまめにGPSを確認して、行きつ戻りつしながら登り詰めて行きました。

迷いそうなポイントには、目印のテープが付いていますし、一定間隔で案内板も立っているので大きくルートを外れないとは思いますが、念には念を入れておいた方が良いように感じます。

神社の跡地を2つ通過して、更に登っていくとロープの張られた「小富士遊歩道」に合流します。

ここまで登って仕舞えば、後はスニーカーでも歩ける道を小富士山頂に向けて進むだけです。

森林地帯を抜けた先にある小さな祠の前が山頂です。

天候に恵まれれば、360度の絶景が楽しめるとのことでしたが、この日は残念ながら雲の中で水分を含んだ冷たい風に体温をたくさん持っていかれたので、長居をせずに撤収としました。

ギャラリー

馬返しの鳥居から登山道に入ります。一礼するのを忘れずに。
最初のうちは、明瞭な登山道でグイグイ進めます。
車道と交差する場所も何箇所かあります。ここは一番最初の車道との交差地点です。
グランドキャニオンと書いてある案内が立ってました。
先に進むと虎柄のロープが張ってあり立ち入り禁止となっていました。
仕方がないので、もう一つ奥の道を進みます。
こちらは普通に進めそうです。
窪んだ道の脇を歩いて行きます。
窪みに降りてみると、枯れ枝が結構な量溜まっていて
腐って空洞化した倒木が横たわっていました。
しばらく歩くと、案内板が出てきました。この案内板が一定間隔で立っているので、目安にしてください。
GPS片手にゆっくり目に登っていくと、木々の間からユニークな断層の壁が見えてきました。
近づいて底を覗き込んでみると、10mぐらい落ち込んでいるように見えます。
正面には、地層のような断面の絶壁が見えました。これがグランドキャニオンの一画なんでしょうね。立ち入り禁止になる前に歩いてみたかったな。
以降は、立ち入り禁止のロープが張り巡らせてあり、ちょっと近づくのを躊躇してしまいました。
更に進んでいくと、車道を走る車が見えました。ちょっと安心感がありますね。
再度、車道と交差します。
狩休と言う停留所が見えている手前に登山道に戻る入口があるので、見逃さないように。
ここ、迷いました。ロープで通せんぼされているものだと思い込んで左に向かってしまったのですが、正しくはロープの隙間を入って右折です。
右折後、直ぐに侵食された窪みを反対側へ抜けて行きます。対面のロープを見逃したら、長い時間周辺をグルグルしてたかもしれません。
その後、別の窪地を進み
案内板が見えてきてホッとしました。
ただ、この辺りから雲の中に突入して霧中を進むことになりました。
ここからはiPhone出しっぱなしでGPS地図アプリをガン見しながら進みます。
それが功を奏してか、一つ目の神社跡地「雲霧神社跡」に到着しました。名前が今の状況を的確に表していて、クスッとなりました。
続いては「御室浅間神社跡」です。こちらは、木材やらベニヤ板やらが残っていて少し生々しく感じました。森永キャラメルの椅子が哀愁漂ってますよね。
徐々に火山灰の混じった道に代わってきたところで
新たな赤い案内板が出てきました。五合目は近いのかな。
淡々と登っていくと、須走五合目ではなく、小富士遊歩道に合流しました。折角なので、先に小富士山頂を踏みに行ってしまいましょう。
ここからは、アップダウンの少ない明瞭な道が続きます。テープの目印がこれでもかという量貼ってあったり、道の両側にロープが張ってあったり、迷う方がおかしいぐらい明瞭でした。
所々に凍った雪も残っていて、五合目より上はまだ春にもなっていないのかとびっくりです。
そんな中を、こんな窪地を通り過ぎて
こんな窪地も通り過ぎて
こんな変な形の岩を通り過ぎると
目の前が開けて
火山灰の敷き詰めてある砂地に到着です。
奥に進んでいくと
小さな祠があり、ここが小富士の山頂になります。
この先を降っていくと、吉田ルート二合目に至る「小富士林道」に降りられるようですが、真っ白で何も見えません。
下界を見下ろしてみましたが、こちらも真っ白で何も見えず。
振り返ってみましたが、富士山の山頂はおろか、すぐ近くにあるはずのもう一つの石の山すら見えません。冷たい風がひっきりなしに吹いてくる中で半袖で滞在するのもキツいので、直ぐに撤収することにしました。

小富士〜須走五合目

寒すぎる小富士山頂を後にして、遊歩道を逆に進みます。

逆に進んだとしても、明瞭な道なので須走登山口まで迷うことなく到着できるでしょう。

登山口は通行禁止となっていましたが、こっそりと立ち入って「古御嶽神社(こみたけじんじゃ)」に寄り道してから下山します。

下山路は、車道を通ってみようと考えていたので、五合目山小屋の前を通り、駐車場に続く車道に向かいます。

ふじあざみラインが開通しているからでしょうか、「東富士山荘」「山荘菊屋」の二つは営業中となっており、散策に来ている観光客に温かい飲食を振る舞っていました。

ここから、須山五合目のもう一つの観光地「幻の滝」へ向かうことも可能でしたが、ホワイトアウトした状態で初見の山道を歩くのは、流石にここまでだろうという判断の下、このまま下山することとしました。

いつか、快晴の時に小富士と一緒に再訪したいものです。

ギャラリー

ギリギリ見える範囲にある石の山に向かって足速に戻ります。
石の山を越えたら、林の中に逃げ込むように入ります。ホント、雲の中ってなんであんなに寒いのでしょう。
ここからはうっすらな視界の中、須走五合目へ向かいます。
見上げると、こんな感じです。流行りのなろう系だと、いつの間にか別の世界に転生してそうな雰囲気です。
まあ、全然そんなことは起こらずに先ほどの分岐まで到着したので、反対側へ進みます。
こちらもなかなかの白さです。
小屋の前に立つご夫婦が見えてきました。
小屋の前に到着すると、去年の夏以来ご無沙汰だった高い看板が立っていました。
振り返ると、立派な案内も立っていました。去年この場に来た時には気が付きませんでした。こんなのが立っていたのですね。
そして、山頂への登山道は通行禁止でしたが、少しだけ無断侵入です。
侵入したのは、この神社にご挨拶したかったから。
「古御嶽神社」(こみたけじんじゃ)という神社で、木花咲耶姫命のお父さんと言われている大山祇神(おおやまつみのかみ)という山の神さま祀られているのです。そのようなわけで、山屋の端くれとして一言ご挨拶してきました。また遊びに来ますねー。
ご挨拶も終わったので、車道の方向へ進みます。笑っちゃうくらい前が見えません。
うっすら建物が見えてきました。
おトイレが稼働していることにびっくりでしたが
それよりも、普通に山小屋が営業しているのに驚きました。
まずは「東富士山荘」
続いて「山荘菊屋」。菊屋さんは去年の夏、帰りのバスを待つ間に温かいしいたけ茶を振る舞っていただいたご恩のある小屋です。あれは美味しかったなあ。
バス停跡地。跡地ではないですね。看板出しとくと風で破壊されてしまうのですかね。全ての看板がフレームだけの状態になっていました。
ここから駐車場に向かって登っていくと「幻の滝」への登山道があるようですが、今回はここまでとしました。また、次回覗いてみます。

須走五合目〜馬返し〜須走浅間神社〜富士急バス「須走浅間神社停留所」

帰りは、駐車場手前の車道を降って行きます。

なんでしょうか。更に視界が狭くなってきた中を降って行きます。

車道で足場が安定しているので、降るだけなら大したことはないのですが、背後から迫ってくるエンジン音に対する注意も必要です。

この霧の中だと、おそらくドライバーの視界の方が狭くなっているだろうと思われるので、背後に音が聞こえたら足を止めて、一歩引いてやり過ごしながら降って行きます。

「狩休」「馬返し」と降っていくと、雲から抜けて視界も広がってきたので、以降は背後に注意しつつも歩みは止めずにそのまま、須走神社までノンストップで下山できました。

山を降りた後は、神社に道中守ってくれたお礼をして、バス停前で無事にゴール。

その後は、御殿場駅まで戻り新宿行きの最後の高速バスでのんびり帰宅となりました。

ギャラリー

車道から下山します。
夜中歩いているみたいな狭い視界です。
時折、背後から車が追い越して行きます。こんな雲の中を歩いている人がいるとは想像していないだろうし、ドライバーの方には、すごく神経使わせちゃったかもしれませんね。
のこのこと降っていくと、一瞬だけ太陽の光が差し込んできました。
徐々に雲が晴れてきて
青空も垣間見ることができました。
このまま晴れてくれることを期待したのですが
残念ながら、毒キノコの猛毒によりまた雲の中へ。
それでも、徐々に雲を下抜けしてきたのか、五合目に比べて視界も回復してきました。
二合目となる狩休を通過して
すっかり視界良好となった道を降って行きます。
すんなりと馬返しを通過して
工事現場に戻ってきました。
伐採された空間から、箱根の山々を眺めることができました。この日唯一の展望だったかもしれません。
右端には、伊豆半島の山々と思われる塊も見えました。
うねうねのスラロームを過ぎて、野鳥の看板までくると
すっかり雲の中から抜けて、青空が見えてきました。
遠くに街並みが見える中をどんどん降って行きます。
ふじみあざみラインの先端まで戻ってきました。後は、須走浅間神社でご挨拶したらゴールです。
道の駅の横を通過し
神社方面へ降って行きます。
歩道橋を渡り
橋の中央で箱根山とその外輪山を確認したら
歩道橋を降って、須走浅間神社へ急ぎます。
振り向いてみると、富士山は完全に雲の中でした。朝はあんなにクッキリだったのに、山の天気は変わりやすいとは良く言ったものです。
さて、最後のお勤めに行きます。裏門から入り
社殿で山行の無事を報告です。今回も守ってくださりありがとございます。無事に下山できました。
正面に回ってバス停に向かう途中で、水音に気がついて眺めてみると、朝の倍以上の水量で滝が流れていました。どこかで雨でも降っていたのかもしれませんね。
そしてバス停の前でゴールです。なんだかんだしてたら夕方になってました。
そして御殿場駅へ到着です。この後は、反対側早乙女口に移って、新宿行きの高速バスで帰りました。お疲れ様でした。

まとめ

富士山須走ルートを辿って「小富士」に登った時の様子でした。

今回の山行で、須走ルートを麓から昇り降りする道中の様子や必要となる時間を、ある程度は把握できたのではと思います。

これで、夏場の富士登山で最終バスに乗り遅れたとしても安心ですね。

山頂での展望は残念な結果となってしまったので、天気が良い日を選んでもう一度登ってみます。

それでは、ここまでお読みくださり、ありがとうございます。

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