山行の記録|岩殿山リベンジに合わせて姥子山〜雁ヶ腹摺山と歩いてきました

山行

山梨県大月市選定の秀麗富嶽十二景。

続けて何座が登っているうちに、全座コンプリートしたくなってきました。

そこで、今回は以前山頂と間違えて途中で帰ってしまった岩殿山へのリベンジに合わせて、姥子山、雁ヶ腹摺山まで繋げて歩いてきました。

岩殿山以外は初めて登る山々となりますが、前調査では危険箇所は多く無いとのこと、無理しない範囲でプランニングしてみました。

雪山登山に赴くには、まだ敷居が高いのだけど、冬場もガッツリと山遊びしたいと考えているあなたにとって、ぐっとくるルートになるかと思いますので、ぜひ、最後まで読んでいってくださいね。

基本情報

まずは、今回の山行についての基本情報です。

山行の基本情報

日付:2022/1/22

天候:晴れ

エリア:大月エリア

コース概要:JR「大月駅」〜岩殿山〜稚児落とし〜トズラ峠〜高ノ丸〜セーメーバン〜大岱山〜金山峠〜姥子山〜雁ヶ腹摺山〜大峠〜富士急バス「ハマイバ前停留所」

難易度:体力☆☆、技術☆、危険☆

交通機関:

(往) JR中央線「大月駅」 から、スタート

(帰)富士急バス「ハマイバ前停留所」から、JR中央線「大月駅」へ

概要

秀麗富嶽十二景

秀麗富嶽十二景は、名前の通り「美しくすっきりと富嶽(富士山)が見える十二の場所」として、山梨県の大月市が選定した富士への眺望に優れた山々を指します。

詳しくは、以前の登山記録にまとめてますので、そちらを読んでみてくださいね。

今回の山行ルートと注意が必要と感じた区間

地図上での位置や標高は次のとおりです。

Download file: climbing-record-202201122.gpx

実際に歩いた軌跡は次のとおりです。

今回の注意したほうがよさそうな区間については次の点でした。

今回注意の必要を感じた区間

岩殿山〜稚児落としの区間:岩殿山から稚児落としまでの区間には、手を使ってよじ登る崖が大きく2か所あります。どちらもしっかりと整備されていて足場もわかりやすく、鎖も頑丈なものがついていますが、滑落すると大怪我必須な場所です。三点支持を忘れずに落ち着いて通過しましょう。

そして、ここ以外にも結構際どい場所が何か所かあります。2022年1月現在、崩落のため通れなくなった岩場の道の代わりに整備されている林間の道ですが、この中に長いロープを伝って行き来する箇所があります。ここも滑落すると大怪我につながりそうな場所でしたので、慎重に通過するようにして下さい。

稚児落とし:南側が断崖絶壁となっていて、落下したら人生終了な高さがある場所です。大月市でも推しのビュースポットだからなのか、あえて柵など設けていないようなので、行き過ぎた度胸試しやおふざけ行為で、落下事故など起こさぬようくれぐれもご注意くださいね。

今回の山行での服装

今回の山行では、次のような服装の組み合わせを持参していきました。

同じ時期に赴かれるときの参考にして見てください。

  • ベースレイヤー:薄手の長袖Tシャツ
  • ミドルレイヤー:厚手のフリース
  • アウター:ソフトシェル、レインウェア、ダウンジャケット
  • ボトムス:中厚手の長ズボン、厚手のソックス
  • その他:手ぬぐい、ネックゲーター、毛糸の手袋

岩殿山の登山口となる畑倉登山口までは、30分くらい車道歩きが続きます。この間は、急坂など無く運動で暖かくするのが厳しい感じだったので、登山口までは長袖Tシャツに厚手フリース、ダウンジャケットとフル装備のまま歩いて向かいました。

登山口からは、長袖Tシャツとソフトシェルという登山スタイルに着替えて登山道に入りましたが、標高600m前後の超低山だったからか、汗をかいてしまう暑さでした。

その後、岩殿山山頂を越えて、高度が上がっていくにつれて活動しやすい丁度良い暖かさになっていった感じです。

また、今回は林道を降って下山している最中に日が暮れてしまったので、その時は寒さ対策に厚手フリースを追加して凌ぎました。

交通機関利用時は、長袖Tシャツに厚手のフリース、ダウンジャケットのフル装備です。窓全開の車内はこれでも少し肌寒い感じでした。

山でのウェアは小まめに調整すると快適さが違います。この辺りは個人差が結構出てくるので、色々参考にして、自分のスタイルを確立してみて下さいね。

以下の記事にわたしが里山登山に使っているウェアの具体的な品名や組み合わせについてまとめていますので、詳細知りたいようでしたら合わせて読んでみてください。

あなたが、同じ時期の同じ界隈に赴くときの参考になれば幸いです。

山行の記録

ここからは、今回の山行について述べていきます。

アプローチ

今回は大月駅から直接スタート。そのまま、駅とは反対側にある畑倉登山口から山頂へ向かい、稚児落としを経由して、姥子山、雁ヶ腹摺山へ上り詰める、長い登りのルートをチョイスしてみました。

都内からは中央線快速で終点の高尾駅まで向かい、そこから松本行きの電車に乗り換えて大月駅へ向かうこととなります。

大月駅は富士急行線との乗り換え駅で、人の行き来が多い駅です。

その分、増築、改築が進んで綺麗なおトイレや待合室があり、山行の準備をするにはとても助かる駅です。なるべく綺麗にお借りして、快適に準備を進めてスタートを切りましょう。

ちなみに、今回のコースは下山先の大峠に到着するまで、道中におトイレが無いので、ここでおトイレに立ち寄っておくのが良いですね。

大月駅を出たらロータリーを左折して踏切を渡ります。

そのまま、常に視界に入っている岩殿山の外周を時計と反対周りにするように歩いて行きます。

途中にある強瀬登山口、七社権限への登り口から山頂に向かうことはできませんのでご注意ください。

山の周囲を概ね半周して反対側まで行くと、山頂に至ることができる畑倉登山口が見えてきます。

周囲は駐車場で広くスペースがあるので、ここで見繕いして改めてスタートを切ることとします。

ギャラリー

東京駅から中央線高尾行きに乗車して、高尾駅からは松本行きに乗り換えて大月駅に向かうことになります。松本行きの車両は、高尾駅の同じホームの隣に停車しているのですが、乗り換え時間は5分程度ととても短いです。このため、すぐに乗り換える必要がありますが、東京駅から出る便に比べて、高尾駅で乗り換える便のほうが6両編成と短く、1号、2号車両の前には乗換車両が停まっていません。乗り換えをスムーズにするために、3号車両以降に乗り込むようにすると良いですよ。ちなみに4号車はエスカレーターや待合室の前に止まっちゃうので避けてくださいね。
高尾駅の乗り換え風景です。この日は乗り換え客が少なくてそうでもなかったですが、夏場は席取り合戦のダッシュが凄まじいので巻き込まれないよう注意して下さいね。
大月駅改札です。この右隣に待合室がありますが、一度、改札を出てしまうと入れません。待合室で身支度するなら改札を出る前に済ませましょう。
待合室です。冷暖房完備です。素晴らしいですね。
さらに右に進むと富士急行線の乗換口手前におトイレあります。改札の外にもありますが、こっちの方が綺麗な気がします。
改札を出て、大月駅の正面に回ってみました。改めて見るとなかなか立派ですよね。
駅前にヘンテコなキャラの看板が立ってました。大月市のゆるキャラなのかな。
大月市の案内も立ってました。元々「大槻」という名前だったのが、甲州街道で一番お月様が大きく見えるから「大月」に改名されたとか。ガチ読みしていると、いつまでもスタートできないので、いいところで切り上げます。
左手に公衆トイレあります。駅内で忘れたらここで済ませて下さい。この先に公衆トイレは無いので、ここで絶対に済ませてください。絶対ですよ。
それでは、登山口に向かって行きます。ロータリーの左側を進みます。
ロータリーを抜けるときに振り返ったら、ちょっとだけ朝焼けの富士山が見えました。アップにしたら画像つぶれちゃいましたね。
普通の路地を進みます。
普通の路地にNHK支局がありました。最近は訪問員の方々も大人しくなってくれましたが、いつもテレビが無いこと信用してもらえなくて悲しいです。
路地を抜けると、踏切があるので渡ります。バックの朝焼けた岩殿山が綺麗ですね。
踏切前にこんな案内も出てました。つよつよな登山者の方なら登れてしまうんだろうと思いますが、素直に畑倉登山口まで向かいます。
電車が通過したので踏切を渡ります。
駅方面を見ると、駅の奥にある山々が朝焼けに染まって綺麗でした。
踏切を渡ったら道なりに進みます。
T字路は右折です。
道なりに進むと十字路が出てくるので、横断歩道を渡って左折します。
朝焼けの岩殿山を眺めながら橋を渡って
自動車道から登ってくる車道を渡ったら、右側の歩道を進みます。対岸に渡る横断歩道もありますが渡らない方が捗ります。
振り返るとここでも富士山が見えました。大月の人たち羨ましいですね。
道なりに進んでいくと
日の出に遭遇です。これで暖かくなります。実は耳が痛くなるほど寒かったんですよね。
ゆりヶ丘なる住宅地を通過して
奥多摩、猿橋の分岐を、奥多摩方面に向かうと
「七社権現」への登り口が見えてきますが、ここからも山頂には登れないのでスルーして行きます。
東方面に目を向けると、百蔵山と扇山が見えてきました。この2座も秀麗富嶽の山になります。どちらも良い山でお勧めですよ。
道なりにどんどん歩くと、ようやく目的の畑倉登山口の案内が見えてきました。
登山口の前は駐車場になっているので、ここで身支度を整えて、改めてスタートします。

畑倉登山口〜岩殿山

畑倉登山口からは階段が続きますが、直ぐに鬼の岩屋への脇道が見えてきます。5分で往復できるので立ち寄って行きましょう。

なんでも、桃太郎に追われた鬼が隠れ住んでいたとかいないとか、そんな逸話の残った場所のようです。

本道を進むと、今度は畑倉大神のお社がありますので、ご挨拶をして道中の安全をお願いしてから山頂に向かいます。

砂混じりの滑りやすい坂なので転ばないように少しずつ高度を上げていくと、まずは本丸跡という電波塔の立つ広場に到着します。

以前は、ここを山頂と間違えて引き返してしまいましたが、今回はちゃんと山頂の案内のあるところまで向かいます。

一度、軽く降下して展望の良い広場を通過した後、東家が見えてきたら本当の山頂に到着です。

山頂には、大きい石碑が立っています。残念ながら読むことができず後から調べたところ乃木将軍にまつわる石碑なんだそうです。

他にも、岩殿城に関する説明文などが立っていて、なかなか興味深い場所でした。

そして、山頂からの眺めは一言でいうと「楽しい」です。

標高634mで駅郊外から1時間もあれば登れる場所ということで、綺麗な富士山をバックに道を行き交う車や人を眺められるので、精巧なミニチュアを眺めているようでとても楽しく感じました。

ここだけ単独で登って1時間ぐらいぼんやりと下界を眺めて寛ぎたいという気持ちにさせてくれる場所でした。

今回は、道半ばの為、一通り眺めたら先に進むことにします。

ギャラリー

登山口です。ここから登って行きます。
登山者カウンター。ポチッとなー(昭和)
軽く階段で暖気したら
鬼の岩屋にご訪問です。
鬼の岩屋です。氷柱が雰囲気出してますね。一応、中にも入れるみたいです。
登山口の分岐まで戻って、逆方向へ。
畑倉大神の祀られたお社です。ご挨拶してから歩き始めます。
左手に目をやると、鬼の岩屋に流れ落ちている滝が完全に凍っている様が見えました。氷瀑っていうには規模が小さいですが、なかなか良い眺めでした。
本道に戻ります。出だしからなかなかの急坂が続きます。
それでも、登りではこれといった危険箇所も無く、体力に任せて登って行きます。
途中を流れる小川も完全に凍っていました。
滑りやすい砂混じりの坂を30分も登っていくと
電波塔が見えてきて
本丸跡に到着です。
ここには烽火台があり、木々の間から富士山を眺めることもできますが、ここじゃ無い場所の方が見晴しは良いです。
その場所ですが、この電波塔の脇をすり抜けていくとたどり着けます。
この脇道をちょこっと進んだところです。なんか抜け道みたいでワクワクしますよね。
落ちると死んじゃうような柵のない高台があって、そこから、こんな感じに街の様子を眺めることができます。
富士山も、木々の合間から全貌を眺めることができます。夏場は葉っぱが生い茂ってダメかもしれませんので、この時期に登ったら足を運んでみてくださいね。
本丸跡に戻って、逆側の降り道を降ります。
途中の倉屋敷跡地を通過すると
これまた、くっきりな富士山が見える広場に到着です。
一度通り過ぎて見返すと、馬場跡なる案内が立っていました。当時の訓練場だったようです。当時の人はそれどころじゃなかったのでしょうが、富士山見ながらトレーニングとか羨ましく感じますね。
ちょっとした登り返しをバスすると東家が見えてきます。あの反対側が山頂です。
山頂に到着しました。と思ったのですが、案内にはこの先という追記が貼ってありました。
なんだろうと思いながら、一緒に立っている案内板などを流し読みしてたところ、「この城跡には一番高く展望の効くところに本丸跡地がある」との記載がありました。そうなると、烽火台のあった本丸跡が正しい山頂ということだったみたいです。なんだ、前回もちゃんと登頂できていたんですね。よかった。よかった。
そしてよくわからない大きな石碑。家に帰って調べてみたところ、乃木将軍が詠んだ歌に、この地が出てくるものがあったとか。その記念碑らしいです。なんか無駄にデカくて笑っちゃいました。
そして、そして。待望の岩殿山からの富士山です。富士山自体への眺望もステキですが、眼下の箱庭みたいな街並みがかわいらしくて楽しい眺めです。
こっちは駅方面です。よくできたミニチュアみたいです。そして、先ほど歩いてきた時に見上げていた場所に立っているんだなと思うと、なんだか感慨深いです。
猿倉の方角です。先日登った御前山どれでしょうか。正面のとんがり屋さんかな。
山頂には東家の他にもベンチがあるので、ここに座ってのんびり景色を楽しむのも良いかもしれません。

岩殿山〜稚児落とし

岩殿山からの眺めを堪能したら、次は稚児落としに向かいます。

稚児落としとは、なかなかのパワーワードですが由来はこうです。

岩殿城落城の際、夜間に雁ヶ腹摺山方面へ抜ける抜け道を通っている最中に、泣き出してしまった子供たちの声が敵兵を呼び込んでしまうことを恐れた婦人たちが、自分達の幼子をこの谷底に落としたという逸話からきているようです。

一族郎党の命と引き換えとは言え、我が子を谷底に投げ捨てるとか、この母親はどれだけ追い詰められていたのでしょうね。そして、その後どれだけ苦しんだのでしょうか。

さて、話を山行に戻しましょう。

まずは、大きな岩場の間を縫うように通る急階段を降りて行きます。

途中に、岩瀬登山口からの合流地点がありますが、ロープで雁字搦めになっていて通行止めとされていました。

その後、大きく2箇所の鎖場を通過すると、本来は足場の細い岩場を進むこととなりますが、この岩場が崩落しており2022年1月時点で通行止めとなっています。

ここを回避するため林間方面へ迂回することになるのですが、この迂回路も結構な悪路で通過には注意が必要です。

無事に通過できて仕舞えば、あとは簡単なアップダウンをこなすだけで稚児落としに到着です。

最新の注意をしつつ、断崖絶壁からの眺めを堪能してください。

ギャラリー

稚児落としへは、本丸跡の反対方向に降って行きます。
展望台みたいなところがあったので、ちょっと立ち寄って行きます。
崩落しそうだった岩を撤去したとか案内に書かれてましたが、どのことだかよくわかりませんでした。
奥まったところからは、岩場の道が見えます。これから進む道なのでしょう。
本道に戻って、巨岩の間をすり抜けて行きます。
番所跡地。ここに警備の人々が詰めていたのですね。
揚城戸跡地。自然の要害をうまく活用していたのでしょう。
ここからは階段を降下して行きます。
閉鎖されてしまった強瀬登山口からは、ここに繋がるみたいです。この道再開してくれたら、駅から30分あれば山頂に着けそうです。
階段を降りきって少し進むと、警告が出てきますが、三点支持さえできれば通過に手間取ることはほとんどないでしょう。
まずは、ロープの補助のある坂道を降ります。
そしてさらに坂道を降ります。
大手門跡の近くと思われますが、それっぽい案内は見つけられませんでした。次回立ち寄った時に確認してみましょう。
鉄塔の下を通過して
ここの林間コースへの分岐はスルー
鎖コースに進みます。
5mぐらいの鎖場が見えてきました。
地面の突起物掴んで上がっても良いですが、鎖使って登った方が楽です。使えるものはなんでも使う派なので、ガンガン使って登ります。
踊り場を経て、もう一つの5m級の鎖場です。
右のホッチキスの針の親分みたいなやつに足を乗せつつ、適宜足場を探して登って行きます。
2段目の鎖場を登り切ると、富士山が出迎えてくれました。
振り向くと、岩殿山山頂が見えました。
そして、その先の鎖場は、崩落して侵入禁止となっていたため、迂回路を進みます。
ただ、この迂回路はちょっと荒い道で、通過は慎重に行くのが良さそうです。
写真ではそれほど勾配が無いように見えますが、実際には結構あります。足場も悪いので、ロープの補助も積極的に使って行きましょう。
ロープ地帯を抜けてしまえば、あとは稚児落としまでランデブー状態です。
軽く登って
天神山山頂を通過
その前に、山頂にあるお社にご挨拶です。
木々の間から見える大月の街並みや富士山なんかを楽しみながら進んでいくと、断崖絶壁が見えてきます。あれが稚児落としです。
足場注意の案内も立っていました。この日のように足元乾いている日なら良いですが、雨まじりで濡れているとちょっと怖いかもしれません。
断崖絶壁の上に行く前に雁ヶ腹摺山方面への分岐が現れました。このまま本道を進むと、稚児落としをスルーすることになって勿体ないので、稚児落としの断崖を覗き込んでから向かうことにします。
南側が大きく切り落ちている道を進みます。
断崖絶壁を覗き込んでみます。怖い。怖い。
もう一歩だけ足を進めてみました。もっとギリギリまでいけるとよかったのですが、ビビリーなのでここまでが限界でした。
視線を上げると、正面に大月の街並みが見えます。
富士山も頭だけ見えてますね。ひんやりとした風が心地よいです。

稚児落とし〜トズラ峠〜高ノ丸

断崖絶壁の様子を眺めたら、雁ヶ腹摺山方面へ向かって歩きます。

普通に尾根道に沿って歩いて行ったつもりなのですが、どこかで鉄塔への作業道と間違えて進んだみたいで、滑ったら滑落しそうな急斜面や枝ぼうぼうな道をかき分けて進んだ結果、トズラ峠まで到着できました。

ここ最近、GPSに頼り切ってしまう山行が多かったので、感覚が衰えてしまったのかもしれません。

トズラ峠は、林道と交差している場所で、林道を辿って金山民宿村へ降りることもできるようです。

そして、民宿村を通過して沢伝いに金山峠まで登っていくルートというのもあるようなのですが、整備があまりされておらず不明瞭な道とのことだったので、今回は尾根伝いに登るルートを取ることにします。

まずは、高ノ丸まで登ってしまいます。

取り付きの急坂をこなして尾根に戻り、広めの尾根道を登って行きます。途中に鉄塔が立っていますので、その足元を通過し、さらに登りつめると高ノ丸山頂に到着です。

何もない狭い山頂なので、止まらずに通過して行きます。

続いては、名前が特徴的なセーメーバンです。

ギャラリー

分岐に戻って、笹平・トズラ峠方面へ登って行きます。
ここからは、今までの道と違い、案内がガクンと減ります。踏み跡やピンクの目印を見落とさないように進みます。
まずは、高い位置にある鉄塔に向かって登ります。
登り切ると金山民宿村への案内が出ているので、そちらに向かって降下して行きます。
明るいですが、少々滑りやすい降り道が続きます。
いきなり南方に向けての眺望が広がりました。富士山が裾野まで綺麗に見えてますね。
大月の街並みも見えてます。
旺文社の地図には載っていませんでしたが、景勝地だったようです。ちょっと得した気分ですね。
ここから、少しの間、両側が切れ落ちた細尾根を歩きます。
ずっと尾根筋を歩いていたのですが、この辺りからちょっと難易度が上がって、木の枝や岩を掴んで通過したり、道が途切れて行き来したりと忙しい感じになってきます。
これは道を外れているなと思っていた矢先、正面に林道と停車中の車が見えてきたので、まずはそこまで降下することにしました。
林道まで降りると、来た道方向に「笹平」を示す案内が立っていました。笹平の山頂は通過していないので、やっぱり道を外していたようです。
やっちゃったなあと思いながら、気を取り直して林道の方に出てみます。
ここがトズラ峠だったみたいです。大きく道は外していなかったようです。よかった。よかった。
何事もなかったかのように、高ノ丸に向かって登ります。
取り付きの急坂を登って
尾根筋に戻ります。
鉄塔まで進み
鉄塔の足元を潜って登って行きます。
たまに倒木がありますが、ご愛嬌ですね。
やたらめったら、ピンクのテープが貼りまくられた場所がありました。何の場所なんでしょうね。
気になりつつも尾根道を登っていくと
高ノ丸山頂に到着です。狭くて何もない場所なのでさらっと通過してしまいましょう。

高ノ丸〜セーメーバン

高ノ丸の降りは破線ルートになっています。

横に広がった尾根道で、確かにどこをどう降るのか迷いやすいのですが、ポイントポイントにピンクのテープが貼ってあるので、よく目を凝らしていれば降りのルートが見えてくるはずです。

距離も短いので、ルートファインディングの練習には良い場所かもしれません。

そして、サクラ沢峠まで降り切ってしまえば、そこから先は明瞭な登山道になります。

途中、木々が伐採された場所を通過します。ここからも富士山の眺めが素晴らしいので、一度振り返って一息入れるのも良いでしょう。

その後、単調な登り坂を登り詰めればセーメーバンに到着です。

名前が特徴的なので、何かあるのかなと思っていたのですが、全く何も無く、ただ狭い広場なだけなので、この山頂も通過して行きます。

ギャラリー

破線ルートを降って行きます。
横に広がった尾根道で、どこをどう通るかは人それぞれになりそうです。
所々にピンクのテープがあるので、目印に降ります。そういえば、わたしの影めっちゃ足長ですね。ウケる。
破線ルートが終わると、普通の登山道に戻ります。
そしてサクラ沢峠に到着です。
ここからは登り一辺倒です。
なんでか道のど真ん中にお社さまが建ってました。激突しそうになって、めちゃめちゃビビりましたが、ご挨拶して横を通過させてもらいました。
そして、テレビのアンテナみたいなのも立ってました。
尾根沿いにしばらく電線が敷かれていました。これはなんでしょうね。
しばらく登っていくと、木々が伐採された空間に飛び出ました。
とても背の高い鉄塔もありました。
鉄塔下からの眺め。なかなかステキですね。
しばらく、伐採地を進みます。
しばらく登って振り返ったら、ここからも綺麗な富士山が見えました。この日は本当恵まれていました。
もう一つのでっかい鉄塔の足元まで登り
さらに上まで登ると
セーメーバン山頂に到着です。このピークも何も無いです。名前から安倍晴明ゆかりの地なのかと厨二心をそそられもしましたが、全然、全く関係無いみたいです。(清明関連の逸話ありました。村人に請われて水を引こうとした清明が、鬼に襲われて死んだ場所だという伝説があるんだそうです。鬼に負けちゃうのはちょっといただけないですね。)どちらかというと「狭い場所」が「せめえばしょ」「せめえば」「セーメーバン」と変化したという説のほうが有力ですね。「平安の世を惑わす魑魅魍魎を鎮めるための大魔法陣の一角がーっ」みたいなのを期待していたのですが、非常に残念です。

セーメーバン〜大岱山〜金山峠

大岱山までの道のりは長い尾根道歩きになります。

多少のアップダウンはあるものの、ほぼ尾根筋を登っていく形になります。

大岱山も今まで通りに何もない標札だけの場所なので、そのままスルーして先に進みます。

そして、しばらく進んでいくと三叉路の案内板が見えてきて、金山峠山頂に到着します。

峠で山頂というのも変な響きですが、現地の案内にそのように書かれていたので正しいのでしょう。

ここまでで、雁ヶ腹摺山まで道のりの6割を踏破した形になります。まだ先は長いですね。

ギャラリー

昔の標札でしょうか。味がある標札を後に、次のピーク大岱山へ向かいます。
ハッと降って
グッと登って行きます。
この辺りの道は明瞭ですので、道なりに進めば大丈夫です。
階段を上がって
少し降って
また登ってを繰り返していくと
大岱山への最後の登りが見えてきました。ここを登ると
大岱山の山頂です。山頂の標札は外れてしまっていたので、足元に飾っておきました。風が吹いたらまた飛ばされそうですけど。
展望もないので、ささっと次へ向かいます。
途中の分岐の案内も落ちてました。
これが前振りだったのか、明瞭だった道も怪しくなってきて
いつの間にか、木々に捕まって降るような急坂に変わって行きます。なんだか変だとGPSで位置を確認したところ、金山民宿村方面へ逆行しているようだったので、一番近いルートに合流するよう軌道修正します。
金山峠へ登るルートに合流できました。危ない。危ない。
しばらく進むと案内板が見えてきました。
あのまま降っていたら、下山ルートでした。気を取り直して金山峠へ向かいます。
ここからは穏やかな山道が続きます。
アップダウンも少なく実に歩きやすいです。
木々の間から富士山も見えてハイキング気分ですね。
そんな感じに進んでいくと、案内板が見えてきました。
金山峠山頂に到着です。登り行程6割達成といったところでしょうか。まだ先は長いです。
なお、金山民宿村へ続く沢筋ルートは満水時通行不可だそうです。ボールペンで書いてありました。ここに書かれてもなーって気もしないでは無いですが、雨の日や雨の多い時期は避けた方が良さそうですね。

金山峠〜姥子山

金山峠からは、百間干場まで降った後に、登り尾根を辿って登って行きます。

大きな枯れ葉の積もった道を降ると、林道とぶつかります。

その場所が、百間干場という場所のようです。

そこから、10分ほど林道を登っていくと雁ヶ腹摺山・姥子山への取り付き口が見えてきます。

ここから、登り尾根という名前からして急坂な響きのある尾根を登っていくのですが、名前の通り急坂の登り一辺倒です。

途中、踊り場的な平地もありますが、基本登りっぱなしに登るので気合を入れ直しておきましょう。

尾根を登り切ると、百間干場の林道とは全く別の林道とぶつかりまする。

こちらは、とても整備が行き届いているので夏場は車の往来もあるのでしょう。

すぐ近くに雁ヶ腹摺山への登り口もありますが、今回は林道を辿って姥子山へ向かいます。

この林道からの景色もなかなかなもので、今まで辿ってきた尾根道や、すっかり遠ざかった大月の街並みまで眺めることができます。

姥子山は、西峰、東峰と二つのピークを持つ双子の山で、最高地点は西峰の1503mとなっていますが、展望は東峰の方が良く、秀麗富嶽の標札も東峰に立っています。

確かに素晴らしい眺めで、富士山はもとより、お隣に聳える雁ヶ腹擦山やその奥に並ぶ大菩薩連嶺の他、眼下に広がる大月や富士急行線沿線の街並みなどが楽しめます。

この日は風も弱く陽射しが暖かだったので、ここで遅めの昼食をいただきました。

少し体力も回復できたところで、最後のピーク雁ヶ腹摺山へ向かうこととします。

ギャラリー

百間干場まで降ります。
大きな落ち葉が一杯積もっている降り坂を降りて行きます。
坂自体は穏やかな傾斜なのですが、片側が深く落ちているので、踏み外さないように注意です。
しばらく進むと、林道が見えてきて
百間干場に到着です。(現地)ってなんでしょうね。(余所)とかあるのでしょうか。
案内に沿って、雁ヶ腹摺山・姥子山方面に向かいます。
この林道は荒れ荒れです。アスファルトが割れて石や砂がゴロゴロしています。
ほぼ砂利道を登っていくと
水源地を示す標札が立っていました。
さらに先に進みます。
段々になった堰が見えてきたあたりで
雁ヶ腹摺山・姥子山方面への取り付き口があります。
こんな感じに、一度、ぐるっと回り込んで登って行きます。
ちょっと荒れ味な登り坂を通ると
その先は踏み跡もはっきりな登山道が続きます。
ただ、急坂です。登り一辺倒です。登り坂マニアには喜ばれるかもしれません。
踊り場的な平地を進むと
ワイヤーで括られた木材が落ちてました。何かの建物があったのでしょうか。
もりもりと坂を登っていくと
ぼたもちみたいな岩に遭遇します。
ここからひと登りで、林道に出ることができます。左側に少しだけ林道が見えてますね。
林道との交差地点に到着です。
この辺りは携帯が通じるみたいですね。アンテナ見るの忘れてました。
ここから雁ヶ腹摺山に直行もできますが、今回は姥子山とのダブルメインディッシュを狙っているので、林道沿いに進みます。
この林道明るくて良い感じです。
眺めも良くて、今まで登ってきた軌跡を確認できてなかなか興味深かったです。
10分ほどの林道歩きを楽しんだら姥子山取り付き口に到着です。左側から雁ヶ腹摺山への登れるようです。姥子山から戻ったら、ここから登って行きましょう。
こちらが姥子山方面です。軽く降って、あとは登り詰めていく感じでしょうか。
まずは西峰に登ります。
西峰の山頂と思われる地点。こっちの方が標高高いらしいのですが、三角点見つけられませんでした。
一旦、暗部までおります。
鞍部から登ります。
東峰までは、そんなに急でも無く、距離も無くなので、すぐに着きます。
こんな登り坂を数分登れば
姥子山東峰に到着です。秀麗富嶽の一番山頂というのがかっこいいですね。バックにもう一つのメインディッシュ雁ヶ腹摺山が聳え立っています。こっちもカッコいいですね。
そして富士山への眺めです。左手に杓子岳、右手に三つ峠を従えていて、こちらも相当にかっこいい眺めです。
富士山右手には、滝子山から続く大菩薩連嶺の山並みが見えます。
手前には先ほどまで歩いていた林道も見えていますね。
富士山左手に目を向けると、富士急行線沿線の街並みが見えます。多分、都留市のあたりでしょう。
更に左へ、方向にして南方面に目を向けると、今度は大月の街並みが見えました。手前の尾根を延々と歩いてきたのだなと思うと感慨深いです。
東方面は残念ながら木々に囲まれてしまってました。多分、奥多摩方面になるだろうと思います。
北方面も木々で隠れてしまってますね。ちょっと見える特徴的なピークはなんでしょうね。
実はこの先に神社があるようだったのですが、すっかりヘロヘロになっていたので辞退しました。後で写真で見てみると5分で着いたみたいですね。また来た時に立ち寄ってみましょう。

姥子山〜雁ヶ腹摺山

この日のオーラス雁ヶ腹摺山へ向かって行きます。

まずは今来た道を林道まで戻り、反対側の取り付き口から登って行きます。

ここからは1時間程度の登りですが、一部には脛まで埋まる積雪の場所もあり、踏み抜いたりすると結構体力を奪われます。

なるべく、人が歩いた形跡のあるところを辿って歩くようにするのが良いのですが、こちら側のルートは人通りがほとんど無いのか、踏み跡が少なくてなかなか難儀しました。

途中から面倒になって、直登気味にガシガシ登ってしまいましたが、それでも無事に到着できたので、パワープレイもたまには良いかもしれません。

山頂は、南方面にだけ開けていて、他三方面への展望はありません。

そう聞くとガッカリな感じですが、たった一方面だけからの眺望が実は絶景なのです。

滝子山、三つ峠、富士山と三層に連なった山々の眺めがとてもステキで、旧五百円札の裏面に採用されたというのも頷けます。

実際にお小遣いを五百円札で貰っていた時代の人間からすると、なんだか郷愁を誘う眺めでもありました。

周囲には座るのに最適な大きな石が点在していたので、腰掛けてゆっくりしたいところでしたが、この時点ですでに15時30分で時間が押していたので、速やかに下山することとしました。

ギャラリー

もと来た道を戻って林道まで向かいます。富士山くっきりの帰り道を進んでいきます。
富士山以外は単調なので、林道までワープです。それでは改めて雁ヶ腹摺山に登って行きます。
単調ですが明るくて登りやすい登り坂を登って行きます。
途中から、積雪が目につくようになりました。
そうは言っても、日向はカラカラなので素の登山靴で登っていくことにします。
木々の隙間から山頂が見えていますね。
所々積雪はありますが、まだ大丈夫な量です。
段々岩の目立つ急坂な道になって行きます。
この辺りにくると、日陰になっている場所では脛まで埋まるくらい雪があるところもあり、歩く場所を選んで進むようになります。
改めて陽射しの入る場所まで上り詰めれば
山頂はもう直ぐです。
山頂直下の分岐点。裏に山頂が見えてますね。
到着しました。雁ヶ腹摺山山頂です。一番山頂の文字が輝いています。
振り返ってみるとこんな感じでした。午後も遅い時間なので標札が暗いですが、九十九折りに重なった山々とバックの富士山がとてもステキでした。
折角なので、アップでも撮ってみました。富士山中腹に薄くかかる雲も良い味出してくれてます。
旧五百円札のモデルということで、こんなのも立ってました。
撮影者や撮影日時もちゃんと書いてありますね。昭和17年とか戦前に撮影した風景だったのですね。
山頂碑もしっかり立っています。
最近よく見ている秀麗富嶽の説明版。ここは落書きなどされておらずキレイに利用してもらえてるようです。良きことです。
案内板と一緒に富士山撮ってみました。こちらからは左に寄り過ぎてしまって枝が被りますね。残念です。
最後に冬空と富士山を撮って撤収としましょう。

雁ヶ腹摺山〜大峠

最初のうちは、この後大菩薩連嶺に乗り上げて白谷丸を経て天目温泉に降ろうとも考えていたのですが、時間的にも体力的にも余裕が無くなってしまったので、エスケープルートの一つとして考えていた、大峠から林道を降って麓まで下山するルートで戻ることとしました。

大峠までの降りは、砂地の滑りやすい道が続きますが、要所要所には鎖やロープで補助が張られていて、危険を感じるような場所はありません。

唯一、怖いなと感じたのは木の橋で、少しグラついていたからそう感じた程度です。

道も明瞭なので30分もあれば降れるはずです。

大峠は、5台、6台車が停められるスペースと、簡易トイレのある開けた場所で、ここから富士山を眺めることもできます。

この時期は、ゲートが封鎖されているので停車している車は皆無でしたが、普段は賑わいそうな感じがします。

そして、林道の路面が凍結していたのでチェーンスパイクを履いて下山ルートを降ることとしました。

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一段下の分岐から大峠方面へ降って行きます。
正面に富士山を見据えながらの下山路は最高ですね。
この辺りは大きな広場になっていて足跡不明瞭ですが、富士山方面に向かって降れば概ね間違い無いです。
林間の道に入れば、踏み跡明瞭になってきます。
日が入る場所は積雪も無くスムーズに歩けますね。
雪が降った翌朝とかになるとどうなるかわかりませんが、晴れ続きの週であればアイゼン無しでも登れそうです。
危なそうなところには鎖の補助もついているので活用して行きましょう。
そして、ふと見上げると富士山と目が合いました。
10倍アップにしてみました。三段構えの真ん中、三つ峠の電波塔が微かに見えてますね。良い眺めです。
道に戻って降ります。この辺もザクザクな雪なのでアイゼン不要でした。
溶けかかってますが、小動物の足跡。たぬきですかね。
何故かここの案内だけ「to magi」でした。他は「大峠」なのに不思議です。
そしてポツンとある「足洗石」。なんかちょっとそそられずに素通りしてしまいました。次回は立ち寄ってみましょう。
そして、この地帯は砂地が多いです。歩くときに埃がいっぱい舞うのでネックゲーターが大活躍でした。
ほらほら。ここは「大峠」ですよね。「to magi」謎すぎます。
そんなふうに不思議がいっぱいな下山路を降っていくと木道があるので渡って行きます。ちょっとグラつくので注意してくださいね。
どんどん降っていくと
今度は通行禁止の木道がありました。迂回して先に進みます。
最後の木道です。
小川の水が凍って、もっこりしてました。
ここの登り切れば大峠です。あと少し頑張ります。
ゲートが見えました。ようやく最終ポイント「大峠」に到着です。
大峠のオブジェ。なんか色々書いてありました。適当感バリバリな説明ですみません。バテバテでじっくり読んでる余裕ありませんでした。
こっちは火の用心の案内です。自己主張強めですね。
そして、ここからも富士山が見えました。夕焼けに染まった薄雲がいい雰囲気です。
見上げれば雁ケ腹摺山も夕焼けに染まってました。さあ、時間もいっぱいいっぱいです。急いでバス停まで降りましょう。

大峠〜富士急バス「ハマイバ前停留所」

大峠からバスの出ている「ハマイバ前」までは標準タイムで2時間50分。距離にすると概ね10kmということで、疲労が溜まっている状態を考慮すると2時間ぐらいかかるかなと目算を立てます。

「ハマイバ前」の最終便は18時30分。

大峠にいる現時点の時間が16時なので、まあまあ間に合いそうです。

そうは言っても、余裕はなさそうなので早足に降っていくことにします。

所々にある凍結部分もチェーンスパイクが効いてガリガリ進むことができましたが、途中で日が落ちてしまい真っ暗闇となってしまったので、ヘッドライトを取り出して、ついでにフリースも重ね着してから再度降って行きます。

暗闇の中、初めての道を進むのは少々不安がありましたが、道はとても整備されていて凹凸も無く、スムーズに降ることができました。

そのまま何事もなく「ハマイバ前」停留所に到着してみれば、目算と大差ない時間18時10分を指していて、無事に最終便に乗ることができました。

そして、バスを待つ間、都内とはまた違った星空を眺めることができて、最後までサプライズづくしの山行となりました。

やっぱり、山は楽しいですね。

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いきなり凍結した道からスタートだったのでチェーンスパイクを装着してから出発です。
少し歩くと、乾いた道になりましたが
交互に凍った道が続いたので当面、チェーンスパイクつけたまま降って行きます。
そうこうするうちに、日が暮れてしまいました。
明るいうちになるべく進んでおこうとスピードを上げて降りて行きます。
湯ノ沢から降ってくる林道との合流地点を過ぎたあたりで、結構薄暗くなってきたので、ヘッデンの準備とフリースを追加着します。
ついでにチェーンスパイクも外して、あとは無心に降るのみです。
延々と暗闇の中を降って行きます。頼りはヘッデンの光に反射する反射版のみです。なかなかに怖いので、しねしね団のテーマを歌いながら進みます。黄色いブタめをやっつけろー。
しねしね歌っていたら、ようやく街灯が見えてきました。
ゲートを潜って少し進んだら
ハマイバ前停留所に到着です。長い林道でした。
時刻表を見ると確かに最終便18時30分があります。土日運休の印も付いていません。よかった。よかった。
20分ほど待ち時間があるので、星空を眺めながら待つことにします。あれがデネブ、アルタイル、ベガー。それは夏の大三角形でしたね。冬には見ることができないのでオリオン座を眺めておきます。
ぼんやり夜空を眺めていると、微かなエンジン音が近づいてきて最終便のバスがきてくれました。
楳図かずお漫画だと、ここから妖怪の世界に拉致られたりするのですが、そんなこともなく大月駅へ運んでもらえました。
唯一残念な点は、大月駅周辺に入浴施設が無い点ですね。あまり汗をかく時期では無いのが救いといったところでしょうか。それではお疲れ様でした。

まとめ

山梨県大月市の秀麗富嶽3座縦走の様子でした。

冬のこの時期、3,000m級の白銀の山々に繰り出せるようならそれが一番魅力的なのかもしれませんが、技術面、経済面、余暇の面と様々な理由から、断念しないといけない場面が出てきます。

そんな時は、近場の低山を繋げてみると、思いのほかタフで楽しいルートに様変わりすることがあります。

普段と違った道を辿ると脳みそが活性化するとも聞きます。

事前の徹底調査は大前提ですが、普段のルートに一区間だけでも真新しい道を混ぜてみると、新しい発見のある楽しい山行になるかと思いますので、たまには、そんな山行もプランニングしてみてくださいね。

その際、大月界隈の山々は変化があっておすすめです。

特に、岩殿山は駅近なのに好展望、道中も断崖あり鎖場ありと変化に富んでいてとても楽しい山なので、未踏の方は是非一度、足を運んでみてくださいね。

それでは、ここまでお読みくださり、ありがとうございます。

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