東海をはじめ、日本各地で梅雨明け宣言が立て続けにされました。
ようやく夏も本番ということで、デカい入道雲の下で海を眺めようと、伊豆三大美浜の一つに数えられる「弓ヶ浜」へ行ってみることにしました。
下田からバスで30分の距離なので、4、5時間あれば歩いていけるだろうとのんびり散策してみたところ、下田城址、龍宮窟、タライ岬と、道中には観光名所がてんこ盛りで、なかなか充実したウォーキングを楽しむことができました。
今夏南伊豆で海水浴を楽しみたいと考えているようでしたら、ついでに立ち寄れる近所のスポットとして情報を把握しておくと、ちょっとした時間に楽しめて便利かと思います。
是非、最後まで読んでいって下さいね。
基本情報
まずは、今回の山行についての基本情報です。
日付:2023/7/22
天候:晴れ
エリア:伊豆エリア
コース概要:伊豆急行線「下田駅」〜下田公園〜犬走島〜下田海中水族館〜鍋田浜海水浴場〜東海バス「吉佐美停留所」〜吉佐美大浜海水浴場〜田牛サンドスキー場〜龍宮窟〜田牛海水浴場〜タライ岬〜逢ヶ浜〜弓ヶ浜〜東海道バス「休暇村停留所」
難易度:体力☆☆、技術☆、危険☆
交通機関:
(往)伊豆急行線「下田駅」からスタート
(帰)「休暇村停留所」から、東海バスで伊豆急行線「下田駅」へ向かい、そこから帰路へ
概要
下田公園(しもだこうえん)
「下田公園」は、静岡県下田市にある下田港の西側の岬にある公園です。
戦国大名北条家の建てた下田城の跡地で、地形を利用した物見台や曲輪があったようです。
小高い丘という立地から、海への展望に優れた展望所がいくつか存在していました。
現在、建物の類は残っておらず、紫陽花や椿の名所として、春から夏にかけて訪れる人の目を楽しませてくれる場所となっています。
最後にInstagramにアップしたプチ動画です。合わせて眺めていってくださいね。
関連リンク
下田市観光協会の公式HPを載せておきます。さらに詳しくはこちらをご覧ください。
犬走島(いぬばしじま)
「犬走島」は、静岡県下田市の下田港に存在する無人の小島です。
ペリー来航の際には、黒船が停泊したという話もあるようです。
一時期は立ち入り禁止エリアになっていたようですが、2023年7月現在は通行可能となっていて、堤防では釣りをする人たちで賑わいを見せていました。
島に近づくと、ゴツゴツとした岩が周囲を覆っており、そこらかしこに波の侵食により穴が開いています。その中の一つを通過することで、対岸に立つ下田港西防波堤灯台の足元まで進むことができます。
同灯台からは、下田富士、寝姿山の他、毘沙子島や弁天島といった港内の小島を眺めることができました。
夜間や高波の激しい時は立ち入り禁止になる可能性がありますので、お天気が穏やかなタイミングに立ち寄ってみて下さいね。
最後にInstagramにアップしたプチ動画です。合わせて眺めていってくださいね。
龍宮窟(りゅうぐうくつ)
「龍宮窟」は、静岡県下田市の田牛海水浴場隣接の海食洞です。
波による侵食で空いた横穴と、落盤によって出来た天窓が特徴的な洞窟となっています。
洞窟の上部には遊歩道が設置されていて、天窓の上から洞窟内を見下ろすこともできます。
その時の形がハート型に見えることから、ハートビューというネーミングの恋愛系スポットとなっているのだとか。
これ以外にも、周囲にはサンドスキー場、石丁場跡とスポットが集中しているので、ここを起点に観光巡りしてみると効率良いかもしれません。
最後にInstagramにアップしたプチ動画です。合わせて眺めていってくださいね。
関連リンク
下田市観光協会の公式HPを載せておきます。さらに詳しくはこちらをご覧ください。
タライ岬(たらいみさき)
「タライ岬」は、静岡県下田市と南伊豆町の境界に位置する岬です。
今回訪れた観光ポイントの中で、唯一、山道を通って向かうことになる場所で、訪れる人も少なく、ゆっくりと落ち着いて海への眺めを楽しめます。
海に突出している岬という立地が非常に生かされたポイントで、北を覗いた三方すべてで海を感じることのできる絶景の地となっており、個人的には石廊崎に匹敵する海への広がりを体感できる場所でした。
公共交通機関で赴く場合、
- 弓ヶ浜隣接「休暇村停留所」
- 田牛海水浴場隣接「田牛停留所」
このどちらを経由することになりますが、いずれも徒歩1時間の距離があるので、相応に準備して赴くことをお勧めします。
どうせなら、全長約3.7km、歩行距離2時間40分想定のタライ岬遊歩道を踏破する際のメインスポットして訪れると充実感も得られて一石二鳥と思いますよ。
最後にInstagramにアップしたプチ動画です。合わせて眺めていってくださいね。
関連リンク
南伊豆町の公式HPにタライ岬遊歩道のガイドマップが掲載されています。歩かれる時に印刷して持っていくと散策も捗ることでしょう。
弓ヶ浜(ゆみがはま)
「弓ヶ浜」は、静岡県南伊豆町にある砂浜です。
弓のように大きく湾曲した白い砂浜で、入江になっていることから遠浅で波が穏やかな特徴があります。
隣接する青野川から海に流された砂粒が溜まって出来上がった地形で、専門用語では、砂嘴と呼ばれるそうです。
日本渚100選や日本の白砂青松百選、伊豆三大美浜に選ばれるなど、景観美しい浜辺は、海水浴やマリンスポーツだけでなく、砂浜散策にも適しているスポットですので、海に入らずともふとした時に立ち寄ってみるのも悪くないかと思います。
最後にInstagramにアップしたプチ動画です。合わせて眺めていってくださいね。
関連リンク
南伊豆観光協会の公式HPに弓ヶ浜の注意事項等記載ありました。気になるようでしたら以下URLよりごご確認ください。
今回の山行上でのポイント
地図上の位置と標高
今回の山行で歩いた場所について、地図上の位置、標高です。
「Download file」のリンクからGPXデータとしてダウンロードできます。
ご自由にご活用ください。
最高点の標高: 75 m
最低点の標高: 1 m
累積標高(上り): 1224 m
累積標高(下り): -1225 m
総所要時間: 07:41:43
歩いた軌跡
続いては、GPSデータを元にした軌跡です。
市販の地図
今回の山行ルートが掲載されている市販の地図も載せておきます。
本来であれば、国土交通省国土地理院のサイトから2万5千分の1地形図を購入、印刷して持参するのが正しい在り方ですが、毎回それだと面倒なので、紙面の地図は5万分1の市販地図をザックに入れて持って行くことにしています。
わたしの山行でのメイン地図はGPSアプリに移っており、紙面地図は予備扱いなため、今のところこの運用で困った事態には陥っていません。
ただ、読図の勉強をちゃんとしたい場合は、2万5千分の1地形図を購入した方が良いです。
5万分の1の等高線は荒すぎて地形把握には、ほぼ役に立たないのでご注意くださいね。
おすすめ展望ポイント
今回の山行ルート上の展望ポイントは、次の場所になります。
- タライ岬
タライ岬(たらいみさき)
今回の山行ルート上の展望ポイントの一つ目は「タライ岬」です。
正確には、通過したすべての浜辺で海への展望を得られたのですが、ここでは、その中で最高の眺めだった「タライ岬」を挙げていきます。
まずは正面に太平洋が広がり、水平線に沿って伊豆七島に代表する島々を見ることができます。
その手前には、神子元島の他に、下田沖磯と呼ばれる、陸から独立した小さな磯たちを目視することができます。
向かって左手となる北東方向の海岸線には、遠国島や三日月の大洞、その奥に爪木崎までを見通せます。
反対側の右手、南西方向の海岸線には、石廊崎や蓑掛岩を眺めることができます。
そして、これら島々の間を悠々進む大型タンカー、小回りにポイントを探す漁船たちを眺めて過ごすしていると、時間がいくらあっても足りなくなってしまうことでしょう。
到達するまで少し骨は折れますが、それに見合った絶景を楽しめるはずです。
一度は、足を運んでみて下さいね。
ギャラリー
今回の山行での服装
今回の山行では、次のような服装の組み合わせを持参していきました。
同じ時期に赴かれるときの参考にして見てください。
山行中のコンディション
- 天候:晴れ
- 気温:30〜38℃
- 活動場所:標高0〜80m
行動時の組み合わせ
- ベースレイヤー:半袖Tシャツ
- ミドルレイヤー:無し
- アウター:無し
- ボトムス:薄手の長ズボン、厚手のソックス
- その他:手ぬぐい、ネックゲーター、薄手の手袋
停滞時の組み合わせ
- ベースレイヤー:半袖Tシャツ
- ミドルレイヤー:無し
- アウター:無し
- ボトムス:薄手の長ズボン、厚手のソックス
- その他:手ぬぐい、ネックゲーター、薄手の手袋
公共機関移動時の組み合わせ
- ベースレイヤー:半袖Tシャツ
- ミドルレイヤー:無し
- アウター:無し
- ボトムス:薄手の長ズボン、厚手のソックス
- その他:無し
今回は、それこそ早朝から日付が変わるタイミングまで半袖Tシャツで過ごしました。
というか、南伊豆の海岸に訪れている人々は海水浴目的のため、水着でなければ、半袖Tシャツに刃牙ーパンツといった格好がほとんど。
長ズボンに登山靴を履いて、中型ザックを担いで歩いているのは、わたし一人だけでなかなか目立っていたのではないかと思います。
歩けば、歩くだけ汗が噴き出る状況でしたが、始終吹いてくる潮風が心地よく、適度に体をクールダウンさせてくれたので、熱中症で倒れるようなことはありませんでした。
むしろ、最近水分を摂りすぎてふやけていた体内をすっきりとさせてくれた一日となりました。
以下の記事にわたしが里山登山に使っているウェアの具体的な品名や組み合わせについてまとめていますので、詳細知りたいようでしたら合わせて読んでみてください。
あなたが、同じ時期の同じ界隈に赴くときの参考になれば幸いです。
ギャラリー
山行の記録
ここからは、今回の山行について述べていきます。
アプローチ
今回は、伊豆急行線「下田駅」からの歩いてスタートすることとしましたので、「東京駅」からのアプローチは次の通りとなります。
- 「東京駅」から、JR東海道本線沼津行きに乗り込み、「熱海駅」へ
- 「熱海駅」から、JR伊東線伊東に乗り込み、終点の「伊東駅」へ
- 「伊東駅」から、伊豆急行線下田に乗り込み、終点の「下田駅」へ
今回は、下田港を散策した後に、タライ岬遊歩道を辿って南の端っこ弓ヶ浜まで向かうプランなので、おトイレについてはあまりシビアではありません。
それでも、出発前に下田駅構内ですませてから出発することとしました。
身支度は、バスターミナル前に屋外の休憩ベンチが多数設置されているので、いずれかをお借りすると捗ります。
掲げてある観光マップを軽く眺めて、黒船の模型を写真に収めたら下田港に向かって出発していきます。
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伊豆急行線「下田駅」〜下田公園
「下田駅」を出発したら、大通りを南下して稲生沢川の河口沿いを歩きます。
停泊しているヨットや漁船を眺めながら進んでいくと下田港を見通す公園が見えてきて「ペリー上陸の碑」なるものが建っていました。
居合わせた学生さん達の記念撮影をお手伝いして先に進むと、石碑に大きく下田城址と彫ってある「下田公園」の入り口に到着です。
登り坂を登っていくと、まずは開国記念碑がありました。
さらに進むと、馬場ヶ崎展望台への分岐が見えてきたので、寄り道していきます。
行き止まりのベンチの奥には、下田港を見通す気持ち良い眺めが得られました。
ひとときの展望を楽しんだ後は、来た道を戻り天守台跡地へと進みます。
東屋を通過し、急勾配の階段を登り切ると天守台跡地と思われる高台に到着です。
ベンチが一基設置されていましたが、展望も良くないし、案内も建ってないしで、見るべきところが何も無いので直ぐに降りることにしました。
逆方向に降りていくと、赤い鳥居に両脇を狐さまがお守りしている神社に到着です。幸福稲荷神社というらしく、なんだかご利益ありそうな名前なのでご挨拶していくことにします。
下田蓮杖翁之碑なる大きな石碑のあるところまで降りてきたら、先ほど登ってきた入り口方向に進んで下田公園を後にします。
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下田公園〜犬走島
「下田公園」を後にしたら、海に沿って進んでいくと神新汽船下田営業所が見えてきました。
ここから伊豆諸島の島々へ向かうフェリーが出航するので、いつか島巡りするときのため、場所だけ覚えて先に進みます。
5分も進むと、貸竿店が見えてきて犬走島へ向かう堤防に到着です。
念の為、お店のご主人に島まで入れるのかお聞きして承諾いただけたので、胸を張って先へと進みます。
堤防で釣りをしている方々にぶつからないよう進んでいくと、島の前まで来ることができました。
島の至る所に、波の侵食により開いた穴があって、そのなかの一つだろうトンネルを潜って反対側へ進みます。
突端に立つ下田港西防波堤灯台まで来ると、下田港を海側から眺めることができました。
10分ほどぐるぐると港内を見回したら、来た道を戻り先に進んでいきます。
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犬走島〜下田海中水族館〜鍋田浜海水浴場
「犬走島」から陸地に戻り、反対方向に進んでいきます。
吊り橋のかかる小島が見えてきたので、興味本位で渡ってみます。
たくさんのお地蔵さまと金目鯛の慰霊碑がありました。
陸に戻って進んでいくと丸い特徴的な建物が見えてきます。
イルカで人気な「下田海中水族館」のようで、ファミリー組がたくさん歩いていました。
ここから海岸沿いを進むことができそうだったのですが、水族館の敷地内を通ることになりそうだったので、遠慮して内陸へと進む車道を進むことにします。
トンネルを潜って、旅館街を通過すると海藻でグリーンに染まった綺麗な砂浜に到着です。
そのまま、海岸沿いを進んでいくと岩礁の上に社の建つポイントが見えてきたので磯へ降りてみることにしました。
膝まで潜ってしまいそうな穴を避けつつ沖まで進んでみると、コバルトブルーの綺麗な色合いの入江が見えてきました。
その方向に進んでいくことで「鍋田浜海水浴場」に到着です。
小さめな砂浜にはたくさんのターフが立っており、海水浴を楽しむファミリー、カップルの声が響き渡っていました。
登山靴のまま降りていくのは億劫だったので、遠目で眺めるだけにして先に進むことにします。
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鍋田浜海水浴場〜東海バス「吉佐美停留所」
「鍋田浜海水浴場」を後にして、内陸へと進みます。
途中に筑波大学の下田臨海実験センターなる建物があり、その先に林道が伸びていたので、ショートカットになるかと進んでみます。
確かにショートカットにはなりましたが、蜘蛛の巣だらけでやめておいた方がよかった道でした。
民家の裏から国道136号に飛び出た後、頭に引っかかってる蜘蛛を数匹払い落としてから西方面へと歩いてきます。
路線バスも通る、大通りなだけあって、日差しを遮るもののない車道です。
アスファルトからの照り返しと合わせると気温は40℃近くまで上がっていたかもしれません。
たまに吹いてくれる涼しい潮風を頼みに進むこと30分、「吉佐美停留所」に到着です。
ここから国道136号と別れて、タライ岬遊歩道に入っていくことになります。
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東海バス「吉佐美停留所」〜吉佐美大浜海水浴場
「吉佐美停留所」を通過すると直ぐに吉佐美大浜へ向かう分岐が見えるので、そちらへと入ります。
朝日橋を通過してしばらく進むと、大賀茂川の河川敷への小道が見えてきます。
そちらへ向かうことでボードウォークを歩くことができたようですが、まったく気が付かずに車道を歩いてしまいました。
しばらく道なりに進むと、吉佐美大浜海水浴場に到着です。
非常に大きな砂浜で、全長770mの至る所にターフやテントが建っていて、多くの観光客が波と遊んでいました。
ここから、海岸線と並行に走る車道を進むことになります。
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吉佐美大浜海水浴場〜田牛サンドスキー場
左手に青い海を眺めながら、数ヶ所の短いトンネルを通過すると、碁石ヶ浜が見えてきます。
奥まった入江のプライベートビーチ然とした小さな砂浜です。
辿り着くのに、急勾配の坂を降りる必要があったので、今回はスルーしましたが、二組ほどゆったりと遊ぶグループが見えて、居心地が良さそうでした。
そして、追加で2つほどトンネルを抜けると「田牛サンドスキー場」の案内がみえてきて、同海岸に到着です。
長い階段を降りていくと、斜面30度の案内と一緒に、急勾配の砂浜がそそり立っていました。
強風により噴き上げられた砂が、高い崖の上まで運ばれて、その後滑り落ちることでこのような自然のゲレンデを作り出しているのだそうです。
実際に登ってみましたが、かなりの高さがあり、ここからソリなどで滑ったら確かに楽しそうではありました。
ゲレンデの反対側には、石丁場跡地と思われる長方形に切り取られた岩場があり、興味深い景観となっていました。
前座にあまり時間をかけるのも何なので、切りが良いところで本命の龍宮窟へ向かうこととします。
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田牛サンドスキー場〜龍宮窟
「龍宮窟」は「田牛サンドスキー場」の直ぐ隣、徒歩1分の場所にあります。
洞窟の中に降りられるだけで無く、天窓の上にも周遊道があり穴を見下ろしつつ散策ができるようになっているので、まずは、上からの眺めを楽しむべく、周遊道に登ります。
途中に、伊豆諸島やお隣のサンドスキー場を見下ろす展望地や神社があり、変化に富んで飽きません。
そして、天窓から見下ろす龍宮窟は、二つに分岐した洞窟で、見方によってはハートに見えることから、恋愛スポットとして売り出しているようでした。
カップルや夫婦にはウケそうな場所かもしれませんね。
周遊道を一周して車道に戻ったら、今度は、龍宮窟へと降りていきます。
残念ながら、落石や崩落のリスクがあることから、洞窟の中央部分までは進めませんでしたが、横穴から見える太平洋に、天窓から除く夏らしい青空は、他ではあまりみることのできない珍しい景観で、かなり楽しむことができました。
結構な時間滞在してしまったので、急ぎ次のポイントに向かうことにします。
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龍宮窟〜田牛海水浴場〜タライ岬
「龍宮窟」を後にしたら、隣接する「田牛海水浴場」を通過します。
この海水浴場もなかなかの長さがあり、全長440mほどあるそうです。
そして、海水浴場の真ん中あたりまで進むと「田牛停留所」が建っていて、さらに10分ほどすすんだところに、「タライ岬」へと向かう枝道がありました。
対向車が来たら詰んでしまう狭いトンネルを急いで通過して、民宿や別荘地を通過すると戦没者の慰霊碑があり、山道への入り口へと入っていきます。
椿の園地を抜けて海岸線へと降りていくと磯に出ます。
不安定な足場の中を進んでいくと、登り階段が現れて、階段を登り切ることで「タライ岬」の展望所に到着です。
非常に見晴らしの良い場所で、机とベンチが一組ずつ、岬の突端には扇状の大きな展望解説板が設置されていて、島の名前を確認しつつ展望を楽しむことができるようになっています。
当初の予定では、この場所はサッと通過して弓ヶ浜でひと風呂入ってから帰る予定でいたのですが、バスの時間ギリギリまでこの場に滞在することとしました。
遅めの昼食をとって、ベンチでくつろいでいると、トレラン風の二人組が現れたので、場所を譲って先に進むこととしました。
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タライ岬〜逢ヶ浜〜弓ヶ浜〜東海道バス「休暇村停留所」
「タライ岬」から次のポイント「逢ヶ浜」へ至るルートは、急坂の登り降りがある健脚コースと平坦なトラバース道のらくらくコースの二つのコースが設定されています。
今回は、全くもって歩いていないので、足腰が鈍ってしまわぬよう健脚コースをチョイスして進みます。
10分ほど坂の登り降りをすると、トラバース道との合流地点に到着し、あとは穏やかな山道を淡々と進んでいくことになります。
最後に、少し傾斜のある降り坂を通過すれば「逢ヶ浜」に到着です。
ゴロゴロの石の浜辺を通過して車道を10分ほど歩けば、ゴール地点「弓ヶ浜」に到着です。
今まで通過してきた砂浜の中で、最大級の長さ浜辺です。
折角なので、海岸線まで降りて少しだけ波と戯れてから、「休暇村停留所」で下田駅行きのバスによって帰路につきました。
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おまけ
当初の予定は、弓ヶ浜にある公衆浴場に立ち寄るつもりだったのですが、タライ岬がすこぶる気に入ってしまい、立ち寄る余裕がなくなってしまいました。
仕方がないので、「広岡停留所」で途中下車して、以前ご厄介になった昭和湯に寄り道していくことにしました。
南伊豆っぽいなまこ壁が特徴的な銭湯風温泉で、大人一人450円と非常にお安くお風呂に入れます。
その分、シャンプーやボディーソープ、シャワー設備がなかったり、ドライヤーが一回10円と有料だったり、なかなか不便なところがありますが、お湯は熱めでクセがなく、湯上がりさっぱりで、気持ちよく家路に着くことができました。
下田駅周辺の日帰り温泉として、使い勝手はとても良い施設です。
覚えておいて損は無いですよ。
昭和湯については、次の記事で詳しくまとめてます。合わせて読んでいってくださいね。
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まとめ
南伊豆の下田から、さまざまな観光名所を辿って、弓ヶ浜にある休暇村まで辿った時の様子でした。
道中、海水浴場となっている砂浜が多く点在しており、どの場所も観光客で賑わう人気のスポットとなっていました。
流石に、登山装備で歩いている人間はわたしだけでしたが、トレラン組を何組か見かけたので、ランニングルートとしてもそこそこ人気ある場所かもしれません。
真夏の時期に、いっぱい汗をかいてスッキリしたいようなときに、歩いたり走ったりするとバッチリなところばかりでしたので、機会あったら歩いてみてくださいね。
それでは、ここまでお読みくださり、ありがとうございます。
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