登山後温泉|伊豆下田の銭湯風日帰り温泉施設「昭和湯」の紹介です

温泉

南伊豆エリアで交通の要といえば、伊豆急行線の終点「下田駅」です。

ここから、南伊豆各所へ放射状に路線バスが伸びているだけでなく、徒歩圏内には伊豆諸島を行き来するためのフェーリー乗り場や寝姿山へ登り降りするためのロープウェイ駅も存在しています。

このため、公共交通機関を使った南伊豆観光の際は、ほぼ必ずと言っていいほど帰り道に立ち寄ることになるポイントです。

そして、折角ならば帰路必ず立ちよることになる下田駅で、ひと風呂浴びてさっぱりしてから帰りの電車で帰りたいというニーズもかなりの数あるのではと思っています。

そこで、今回は下田駅から徒歩圏内にある、銭湯風日帰り温泉施設「昭和湯しょうわゆ」を紹介します。

シャワーも無い、内風呂ひとつだけの昔ながらの銭湯で、名前の通りに「昭和」を感じさせてくれる素敵なお風呂です。

是非、最後まで読んでいってくださいね。

「昭和湯」がおすすめな人
  • コスパ重視な人
  • レトロ好きな人
  • 暗くなってもひと風呂浴びたい人
「昭和湯」はイマイチな人
  • いろんなお風呂を楽しみたい人
  • 至れり尽くせりなサービスを望む人
  • お風呂上がりに歩きたく無い人

基本情報

まずは、基本情報です。

基本情報

施設名:昭和湯

住所:〒415-0036 静岡県 下田市 三丁目5-11

電話:0558-22-0739

営業時間:9:00〜20:30

定休日:毎月10日、25日(休日祝日の場合は振替となる)

湯船の種類:内風呂

無料設備:鍵付きロッカー

有料設備:石鹸、シャンプー&リンス、ドライヤー

登山者向設備:大きなロッカー✖️、ザック置き場✖️、大きな靴入✖️、靴洗い場✖️

宿泊設備:✖️

駐車場:◯(無料、5台駐車可)

客層:単独、グループ、ファミリー

※最新情報、臨時休業については、公式HPもしくは、直接お電話にてご確認ください。

泉質情報

続いては、泉質情報です。

泉質情報

源泉名:合計15源泉による混合泉(相玉地区4源泉、河内地区5源泉、蓮台寺地区2源泉、大沢地区2源泉、下田地区2源泉)

泉質:単純温泉(低張性・弱アルカリ性・高温泉)

水素イオン濃度(pH):8.1

湧出量(リットル/分):-

泉温(℃):53.3

飲用:×

泉質別適応症:

※「単純温泉」には含有成分による適応症は期待できませんが、すべての温泉に期待できる一般的適応症として、以下の項目の改善には期待できます。

神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病、痔疾、冷え性、病後回 復期、疲労回復、健康増進。

泉質の特徴

「昭和湯」のある下田温泉は、静岡県下田市内の以下、5つの温泉の総称です。

  • 蓮台寺温泉
  • 河内温泉
  • 白浜温泉
  • 観音温泉
  • 相玉温泉

観音温泉のみアルカリ性の強い特徴があり、飲用も可能なようですが、他の4箇所は単純温泉のようです。

「昭和湯」に供給されている温泉は、これら5つの地区にある複数の源泉から引湯し、混ぜ合わせたお湯が供給されているようです。

このため、濃度が若干薄まっているものの、アルカリ性の性質をもった単純温泉となっているので、肌の汚れを落としてくれるクレンジング効果が期待できます。

なお、濃度が薄まったからといって、温泉自体の価値も薄まっているかというと、そうは言い切れません。

確かにアルカリ性の強い温泉の方が、クレンジング効果は大きくはありますが、逆に必要な油分を削ぎ落としてしまって、肌をカサカサにさせてしまうデメリットというのも存在しています。

このため、もしあなたが敏感肌の持ち主だった場合は、むしろ、これぐらいの濃度の方が良湯になりえます。

実際に湯船に浸かってみた感じでみても、ヌルヌル感は無くサラッとしたやさしい肌触りの良湯となっていました。

このことから、「昭和湯」の特徴をまるっと表現すると次のような温泉と言うことができます。

「昭和湯」の特徴

  • 美肌の湯

各成分の主な効果

  • 弱アルカリ性:クレンジング効果(美肌の湯)

湯船毎の特徴

「昭和湯」の湯船は、両脇に洗い場の並ぶ空間の奥に内風呂が一つだけの昔ながらの銭湯スタイルな湯船です。

詳しく解説します。

内風呂

大人が足を伸ばして入ると5人ほどで満員となる大きさの横長な湯船となっており、しゃがむと口までお湯がくる深さがありました。

このため、湯船に浸かるときは中腰もしくは正座にならないと口元がお湯で隠れてしまうので、長湯するのには適しておらず、湯船の中で立ったり座ったりを繰り返すおとうさんが居たりして、ちょっと落ち着けない印象でした。

そして、湯船の中には、ジェットバスの噴射口が2つあり体をほぐすのに役立つだろう点と合わせて、熱いお湯を循環させて冷ます効果もありそうでした。

洗い場は、温泉、水道水それぞれが出るプッシュ式の蛇口が8組ほど備え付けられていて、噴き出す水量もたっぷりと出てくれます。

ただし、満席状態の時には少々水量が弱まった感じがしたので、利用する際は必要最低限に抑える気遣いがあった方が良さそうです。

なお、シャワー施設はありません。

蛇口の下に頭を突っ込む空間も無いので、洗髪のときは、桶にお湯を溜めて頭からカブる必要があります。

このため、もしあなたが長髪イケメンだったら、この点が少々面倒に感じるかもしれません。

料金

気になる料金は、次のとおりです。

料金表

大人(12歳以上):

入浴料 450円

中人(6歳以上、12歳未満)

入浴料 180円

小人(6歳未満):

入浴料 90円

その他:

石鹸 30円、シャンプー&リンス 40円、ドライヤー 10円

※この料金表は2023/6/24時点のものとなります。最新情報は、公式HPもしくは、直接お電話にてご確認ください。

入浴料は、温泉なのに450円と破格です。

昔ながらの銭湯スタイルなため、シャワーが無いとか色々と不便な点もありますが、鍵付きのロッカーも無料なので、ボディーソープやシャンプーなどのアメニティを持参すれば、きっちり450円で温泉が楽しめることとなり、かなりお財布に優しい入浴施設となっています。

駅から徒歩圏内でもありますし、南伊豆で遊んだ帰りにちょっと立ち寄って、汗や埃を洗い流すといった目的であれば、全然許容範囲内だと思います。

お得クーポン

「昭和湯」に関するお得なクーポン情報は見つけることができませんでした。

もし、知っている情報がありましたら、是非、教えてくださいね。

アクセス方法

「昭和湯」へのアクセス方法です。

最寄の駅やバス停から公共交通機関を使ったアクセス方法、クルマでのアクセス方法の順に説明します。

公共交通機関でのアクセス方法

まずは、電車、バスを使ったアクセス方法です。

最寄りのバス停、駅それぞれからのアクセス方法について載せていきます。

また、近隣まで高速バスが出ているようなら、それらも載せておきます。

最寄りバス停からのアクセス方法

「昭和湯」に一番近いバス停は、東海バス「広岡停留所」で、そこからは徒歩7分の距離となります。

この停留所は、以下の路線が通っていて、各方面からの帰りに立ち寄るには使いやすいかと思います。

  • 石廊崎オーシャンパークー下田駅間
  • 休暇村ー下田駅間
  • 下賀茂ー下田駅間
  • 田牛ー下田駅間
  • 下田海中水族館ー下田駅間

最寄りバス停からのアクセス方法

最寄りバス停からのアクセスマップ

最寄り駅からのアクセス方法

「昭和湯」の最寄駅は伊豆急行線「下田駅」です。

徒歩12分とちょっとだけ歩きますが、寝姿山ねすがたやまをバックに稲生沢川いのうざわがわに浮かぶヨットたちをのんびり眺めながらお散歩することができるので、案外、すぐに目的地まで到着できてしまうことでしょう。

最寄り駅からのアクセス方法

最寄り駅からのアクセスマップ

ギャラリー

高速バスでのアクセス方法

「昭和湯」へ高速バスで向かう方法はありませんので、割愛します。

関連リンク

公共交通期間の時刻、運行状況、運賃の確認に役立つリンクを掲載しておきます。プランニングの際にご活用ください。

車でのアクセス方法

続いては、車を使ったアクセス方法です。

わたしは非マイカー組なので、実際に車でアクセスしたことはありませんが、需要があるかもしれませんので、調べた内容を載せておきます。

「昭和湯」への最寄りインターチェンジは、東名高速道路の「沼津インターチェンジ(以下、IC)」もしくは、新東名高速道路の「長泉沼津IC」とのことなので、以下のようなルートとなります。

最寄りICからのアクセス方法

最寄りICからのアクセスマップ

「昭和湯」を利用してよかった点3つ

「湯の国会館」がどんな施設なのか大体わかったところで、実際に利用してみて、よかったなと感じた点3つを紹介します。

「昭和湯」を利用してよかった点3つ
  • 入浴料が安い
  • 昔ながらの銭湯スタイル
  • 遅い時間まで営業している

入浴料が安い

「昭和湯」を利用してよかった点の一つ目は「入浴料が安い」という点です。

確かに、シャワーがなかったり、アメニティがなかったりと不便を感じる面が多少ながらあります。

しかし、熱めのサラッとした良質なお湯にこのお値段で入れるのは、コスパ面ではかなり優れていると言えるでしょう。

このため、帰りの時間がギリギリで、ゆっくり温泉に浸かっていられないものの、サッと汗を流してから帰りたいといった場合には、使い勝手が良いように感じました。

昔ながらの銭湯スタイル

「昭和湯」を利用してよかった点の二つ目は「昔ながらの銭湯スタイル」という点です。

なまこ壁のレトロなルックスがいい感じなのは勿論、暖簾を潜ると真ん中に番頭台がある風景はなんだか懐かしさを感じさせてくれます。

脱衣所には、懐かしいとうで編んだ脱衣かごが積まれていて、なんだか嬉しくなりました。

壁に貼ってある各種注意書きも手書きのものが多く、素朴な感じがして、最近のスーパー銭湯スタイルには無い、暖かさを感じました。

遅い時間まで営業している

「昭和湯」を利用してよかった点の三つ目は「遅い時間まで営業している」という点です。

都内のスーパー銭湯に比べると、閉館20:30は全然遅く無いのですが、下田市という立地でみると、この時間は遅い時間帯になります。

実際に、20時を過ぎた時間に街中を歩きましたが、一部の居酒屋が開いているだけで、観光客相手のお土産屋さんは全て閉店状態。駅前まで歩いてきても、路線バスもタクシーも止まっていないといった状態でした。

下田駅から東京まで向かう電車の最終リミットは20時24分なので、ワンチャン汗を流してから終電で帰れることになりますので、こういった面で助かるなと感じました。

「昭和湯」を利用してイマイチだった点

どんな施設でも、よかった点もあれば、悪かった点も存在します。

ここでは、「昭和湯」を実際に利用してみてイマイチだったなと感じた点を紹介します。

「昭和湯」はイマイチだった点3つ
  • 湯船が内風呂一つだけ
  • シャワーが無い
  • 駅まで距離がある

内風呂一つしかない

「昭和湯」を利用してイマイチだった点の一つ目は「湯船が内風呂一つだけ」という点です。

折角、温泉に入るのならば、素敵な景観の露天風呂やサウナも楽しみたいのが正直なところです。

そのような視点で見てしまうと、内風呂ひとつだけの「昭和湯」は、やや物足りないイメージになってしまいます。

ここは、破格な入浴料を考慮して、汗を流してさっぱりするための施設なんだと、割り切っていくのが良さそうです。

シャワーが無い

「昭和湯」を利用してイマイチだった点の二つ目は「シャワーが無い」という点です。

登山後は体も頭も洗いたい派なので、これはかなり困った点でした。

蛇口の位置が高い位置なら、蛇口の下に頭を突っ込むという強行手段も取れますが、この施設ではそのスペースも無く、桶にお湯を溜めて頭から被るを繰り返す必要があり、なかなか時間がかかってしまいました。

昔住んでいた実家ではシャワーの無いお風呂が当たり前で暮らしていたものですが、シャワーある暮らしを30年も続けると、完全に感覚が変わってしまってダメですね。

そうはいっても、お値段を考えると致し方無い点ではあるので、これも割り切っていくのが良いかと思います。

駅まで距離がある

「昭和湯」を利用してイマイチだった点の三つ目は「駅まで距離がある」という点です。

徒歩12分の距離は、普通に歩く分には対して苦にはならないのですが、お風呂上がりに歩くにはちょっと長く感じる距離です。

特に、電車の時間を気にして早足に歩くとなると、折角、洗い流した汗をまたかいてしまう距離感なので、ちょっと残念な気分になってしまう可能性があります。

これを回避するために、帰りの電車の時間などには少し余裕を持たせてお風呂を後にするのが良いだろうと思います。

す。

「昭和湯」とセットで楽しめる山

最後に、この施設とセットで楽しめる山を紹介します。

「昭和湯」とセットで楽しめる山
  • 南伊豆歩道

南伊豆歩道(みなみいずほどう)

「昭和湯」とセットで楽しめる山の一座目は「南伊豆歩道みなみいずほどう」です。

正確には山ではありません。少し険し目な遊歩道といったところですが、海に森にと自然の中を歩く観点からみると里山を歩いているのと大差ありませんので、上げさせてもらいました。

この遊歩道は、静岡県賀茂郡南伊豆町の海岸沿いを中木なかぎ入間いるま妻良めらと辿っていくルートで、侵食の進む急峻な南伊豆の海岸線から広大な太平洋に至る絶景を楽しむことができます。

加えて、交通の便がよろしくないことから、訪れる人の少ない静かな散策を楽しむことができます。

登山道を歩くときと異なる点は、途中に何度か集落を挟むので、エスケープしやすい点になります。

具体的には、次の4つの集落を辿っていく形となります。

  • 中木(最寄りバス停「中木停留所」)
  • 入間(最寄りバス停「入間停留所」)
  • 吉田(最寄りバス停「吉田口停留所」)
  • 妻良(最寄りバス停「妻良停留所」)

吉田のみ最寄りのバス停まで徒歩40分と距離が離れているので注意が必要ですが、いずれのバス停からも、下賀茂を経由して下田駅へ戻ることができるため、「昭和湯」は寄り道しやすい温泉施設と言えます。

下山口から入浴施設へのアクセス方法

下山口から入浴施設へのアクセスマップ

まとめ

「昭和湯」がおすすめな人
  • コスパ重視な人
  • レトロ好きな人
  • 暗くなってもひと風呂浴びたい人
「昭和湯」はイマイチな人
  • いろんなお風呂を楽しみたい人
  • 至れり尽くせりなサービスを望む人
  • お風呂上がりに歩きたく無い人
「昭和湯」とセットで楽しめる山
  • 南伊豆歩道

南伊豆エリアでの交通の要、下田駅から徒歩圏内にある銭湯風共同浴場「昭和湯」の紹介でした。

設備としては必要最低限しかなく、ボディーソープやシャンプー、タオルなどのアメニティは持参する必要があるものの、入浴料が格安で泉質が上等な温泉施設です。

烏の行水さながらに、サッと入って、サッと立ち去るのに適しているので、南伊豆で遊んだ後、空き時間を利用して、サッと汗を洗い流していけば、帰路の電車もさっぱりした気分で帰れるので、とてもおすすめです。

近くに訪れた時には、是非、使ってみてくださいね。

それでは、ここまでお読みくださり、ありがとうございます。

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