山行の記録|そろそろ里山も紅葉時期なので三つ峠に様子を見に行ってきました

10月もあと数日となりました。

今年も河口湖、山中湖では紅葉のライトアップを始めたということで、河口湖界隈の様子を見にいってみようと三つ峠を散策してから湖畔に降るルートを歩いてみました。

湖畔にある「もみじ回廊」はまだまだ緑が青々としていて時期尚早でしたが、歩き始めの新倉浅間神社の赤鳥居前や、三つ峠の中腹あたりでは見事に染まった紅葉の彩りを楽しむことができました。

11月からは、里山の紅葉ラッシュが続きます。

今年は河口湖界隈の紅葉を見てみたいなと思っているようでしたら、10月末時点での紅葉の進み具合がどんな感じなのか参考になると思います。

是非、最後まで読んでいってくださいね。

https://twitter.com/syo1_yamanoblog/status/1586341752729792512

目次

基本情報

まずは、今回の山行についての基本情報です。

山行の基本情報

日付:2022/10/29

天候:晴れのち曇り

エリア:河口湖エリア

コース概要:下吉田駅〜新倉浅間神社公園〜新倉山〜三つ峠〜三つ峠登山口〜天下茶屋〜河口浅間神社

難易度:体力☆☆☆、技術☆☆、危険☆☆

交通機関:

(往)富士急行線「下吉田駅」からスタート

(帰)「河口局前停留所」から富士急バスで「河口湖駅」に向かい、そこから帰路へ

概要

三つ峠(みつとうげ)

三つ峠は、山梨県の河口湖外環にある開運山、御巣鷹山、木無山の3つのピークの総称です。

最高峰は開運山で標高1,785mとそれほど高く無い山ですが、富士山が近く、天候に恵まれると末広がりで端正な山容を楽しむことができます。

登山ルートも多数あって、登山口から2時間の初級者向けのものから、複数のピークを繋げて歩く中級者向けのものまで幅広く揃っています。

特徴的なのは、NHKのケーブルテレビのアンテナや巨大な電波反射版がピークの至る所に設置されている点です。

このため、かなり遠くからでも三つ峠の場所を特定でき、いい感じのランドマークになっています。

過去の山行記事に、もう少し詳しく説明文を書いていますので、そちらも参考にしてみてください。

河口湖

河口湖は、富士五湖の中でも二番目の広さをもつ湖です。

5つある湖の中で唯一、徒歩圏内に電車の駅があり、交通の便がとてもよい観光地となっています。

特に北面は、湖畔のバックに大きく富士山が見えるため人気のスポットとなっており、桜や紅葉の時期には、多くの観光客が訪れます。

こちらについても、詳しくは過去の記事に記載していますので、参考にしてみてください。

関連リンク

この時期に開催されている

イベントの詳細は、河口湖観光案内HPに記載されてますので、そちらをご覧ください。

今回の山行上でのポイント

地図上の位置と標高

今回の山行で歩いた場所について、地図上の位置、標高です。

「Download file」のリンクからGPXデータとしてダウンロードできます。

ご自由にご活用ください。

合計距離: 23783 m
最高点の標高: 1789 m
最低点の標高: 757 m
累積標高(上り): 2055 m
累積標高(下り): -1964 m
総所要時間: 08:15:45
Download file: climbing-record-20221029.gpx

歩いた軌跡

続いては、GPSデータを元にした軌跡です。

市販の地図

今回の山行ルートが掲載されている市販の地図も載せておきます。

本来であれば、国土交通省国土地理院のサイトから2万5千分の1地形図を購入、印刷して持参するのが正しい在り方ですが、毎回それだと面倒なので、紙面の地図は5万分1の市販地図をザックに入れて持って行くことにしています。

わたしの山行でのメイン地図はGPSアプリに移っており、紙面地図は予備扱いなため、今のところこの運用で困った事態には陥っていません。

ただ、読図の勉強をちゃんとしたい場合は、2万5千分の1地形図を購入した方が良いです。

5万分の1の等高線は荒すぎて地形把握には、ほぼ役に立たないのでご注意くださいね。

昭文社
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おすすめ展望ポイント

今回の山行ルート上の展望ポイントは、次の通りです。

展望の楽しめたポイント
  • 新倉山浅間公園展望デッキ
  • 三つ峠山頂
新倉山浅間公園展望デッキ

今回の山行ルート上の展望ポイントの一つ目は「新倉山浅間公園展望デッキ」です。

桜の時期には、二時間待ちの大行列ができるほどの超人気の撮影スポットだったのですが、行列の原因となっていた狭いデッキを拡大して多くの人が一度に入れるようにと、令和4年の2月にリニューアルされました。

その後、初めて訪れましたが、確かに以前は4、5人入ったらギュウギュウだったデッキが、10人入っても余裕あるくらいの大きさに拡張されていました。

紅葉には少々早かったですが、赤い忠霊塔と白い富士山の対比は美しくて、これだけでも十分な感じでした。

あと1週間したらどうなるかわかりませんが、午前8時ごろであれば人もまばらでゆっくり鑑賞できるので、オフシーズンの早朝を狙って訪れると良いかもしれません。

お試しくださいね。

ギャラリー

平成4年リニューアルした展望台です。かなり広めに作ってあるので助かります。
横からだとこんな感じです。階段上に後ろにも広がっているので、一度にたくさんの方が展望を楽しめる仕組みのようです。
定番の忠霊塔と一緒に一枚とってみました。富士山顔出してくれてよかった。
縦長にもう一枚撮ってみます。赤い忠霊塔と白い富士山、それと秋の青空の組み合わせはやっぱり秀逸です。
下段の紅葉はまだ時期総称だったので、赤く染まった低い木々を合わせてみました。折角の紅葉時期ですし色々試してみると面白いかもしれませんね。
三つ峠山頂

今回の山行ルート上の展望ポイントの二つ目は「三つ峠山頂」です。

正確には山頂一歩手前、階段を登り切ったポイントになりますが、山頂広場の一角なので、便宜上山頂と呼びます。

ここからは、富士山への眺望はもちろん、河口湖北面に聳える御坂山地の山々を眺めることができます。

それ以外にも天候に恵まれれば、南アルプスの山々や甲府盆地の市街地、秩父の山並みなども確認できます。

山頂は混雑しやすいので、人との近さが気になる時は、こちらにズレて展望を楽しむでも良いかもしれません。

ギャラリー

この日は富士山への眺望は無しでしたが、代わりにうっすら天使の梯子が降りてきてました。何か降臨しそうでワクワクですね。
御坂山地の山々は綺麗に見えてました。あのあたりの紅葉は、今時期はとても良さそうです。
御坂山地の奥には甲府盆地と南アスプスの高い山脈もみえました。秋晴れが気持ち良いです。
三つ峠のもう一つのピーク、御巣鷹山のテレビ塔の先は秩父の山々なのですが、こっちは雲の中に入っちゃいました。冬場だともっとはっきりくっきり楽しめますよ。
今日の山頂方面です。お天気が良いからでしょうか、かなり混雑していました。

Instagramに動画もあげてみたので、こっちで動きあるのが見れると思います。一緒に見てってください。

注意した方が良さそうな区間

今回の山行ルート上で、注意したほうがよさそうな区間は以下の通りです。

注意した方が良さそうな区間
  • 新倉山から府戸尾根に合流する手前の急坂区間
新倉山から府戸尾根に合流する手前の急坂区間

今回の山行ルート上の注意した方が良い区間は「三筋山山頂直下絶景ポイント」です。

砂地の滑りやすいコンディションに、踵が痛くなる傾斜が30分ほど続く区間です。

両側が落ち込んでいる細尾根なので、歩ける場所が限られてくるので、大きい段差を登らないといけない場面も多少あって、なかなか難儀するかと思います。

一応、ロープの補助がありますが、おそらく降りようですね。

垂れ下がっているだけに近いので、登る時は両手を使ってよじ登ってしまった方が安定しますので手袋持参で挑戦してみてください。

ギャラリー

新倉山山頂を越えて、御殿まで登ったあとは本格的な登山道に入ります。のっけからこんな感じにガイドロープの張ってある急坂を降ることになります。
ロープの無い急坂ももちろんあります。
ちょろっと垂れ下がっているだけのロープに滑りやすい足場となかなか骨がある場所なので、ゆるふわな登山を目指しているならおすすめはしません。
あとちょっとで尾根に出るという瞬間までロープ付きの急坂になってます。
登り切った先にはご褒美の富士山への眺望があるので、ガッツリ登山をしたくなったときにはおすすめです。

今回の山行での服装

今回の山行では、次のような服装の組み合わせを持参していきました。

同じ時期に赴かれるときの参考にして見てください。

  • ベースレイヤー:半袖Tシャツ
  • ミドルレイヤー:薄手の長袖Tシャツ
  • アウター:ソフトシェル、レインウェア
  • ボトムス:薄手の長ズボン、厚手のソックス
  • その他:手ぬぐい、ネックゲーター、薄手の手袋

今回の山行のコンディションは次の通りでした。

  • 天候晴れのち曇り
  • 気温:歩き始め8時ごろで11℃前後、昼頃ごろも11℃前後
  • 活動場所:標高1,000m前後

10月下旬の河口湖方面は日差しが無いとちょっと肌寒い感じでした。

それでも、山行中は半袖Tシャツでも問題無く過ごせました。

下山して日が落ちてしまうと、寒さを感じたのでソフトシェルを羽織って過ごしました。

帰宅は高速バスを利用したのですが、この時期でも外気を入れているので、それでも寒くて薄手の長袖Tシャツも追加して過ごすことになりました。

行動中は体が温まっているので問題無いのですが、下山した途端に寒くなる典型的な1日でした。

以下の記事にわたしが里山登山に使っているウェアの具体的な品名や組み合わせについてまとめていますので、詳細知りたいようでしたら合わせて読んでみてください。

あなたが、同じ時期の同じ界隈に赴くときの参考になれば幸いです。

ギャラリー

歩き始め8時ぐらいの気温です。11℃ぐらいでしょうか。日差しがあって半袖で問題無しでした。
下山して車道を歩き始めた13時ごろの気温です。ここでも変わらず11℃ぐらいでしたが、だんだんと風が出てきて肌寒さは感じるようになりました。

山行の記録

ここからは、今回の山行について述べていきます。

アプローチ

三つ峠へのアプローチですが、今回は新倉浅間神社公園の展望デッキから富士山と紅葉の眺めを期待して、下吉田駅から向かうこととしました。

東京駅からだと

  • JR中央線高尾行きに乗って、終点高尾駅で下車
  • JR中央線松本行きに乗り換えて、大月駅で下車
  • 富士急行線に乗り換えて、下吉田駅で下車

という流れになります。

この時期、高尾駅での乗り換えはかなり混雑しますので、強引な席の確保などでトラブルを起こさないようにご注意ください。

逆に大月駅からの乗り換えは、それほど混雑しませんでしたので、改札手前のおトイレに立ち寄っても座れる席は十分確保できるでしょう。

車窓からの富士山を楽しみながら40分。

下吉田駅に着いたら、駅構内のベンチをお借りして身支度を整えたら出発です。

ついでにおトイレも借りておきましょう。

ギャラリー

JR中央線高尾行きに乗り込みます。ここでは高尾駅での乗り換えを考慮して前よりの3号車両に乗っておきます。
3号車近辺だと、ホームの階段に邪魔されずに高尾駅での乗り換えできます。同じホームのお隣に松本行きが停まっているので足速に移動して席確しておくと捗ります。
大月駅での乗り換え風景。先頭車両側にある乗り換え改札へ向かいます。
時間には余裕あるときは、改札手前のおトイレに寄り道していきましょう。ここのおトイレ綺麗なんですよね。
この日の富士急線は、ラブライブの男版みたいなヤツとのコラボでした。この路線、富士急ハイランド駅があるからこういうの多いんですよね。
振り返ると岩殿山が見えました。あそこの紅葉も11月あたりでした。今年はいけるかな。
電車の車窓からはいろんな富士山を見ることができますが、土曜日は学校やっているので学生さんが一杯のってきます。あまりパシャパシャしてると邪魔になるので一枚だけ撮って大人しくしています。
下吉田駅に到着です。改札を抜けるには線路を渡る必要があるので、気をつけてくださいね。
下吉田駅の構内です。すごく洒落てるんですよ。やっぱり人気の駅は扱いが違う感じです。
駅のマークなんかもあります。ほらほら、人気の駅は扱いが違うでしょ。
地図もちゃんと出ているので確認しておきましょう。
右を進む順序のようです。が、その前に。
駅前のもみじが綺麗だったので一枚撮っておきました。

下吉田駅〜新倉浅間神社公園

下吉田駅を出発したら、踏切を渡って山の方向へ向かいます。

細い道ですが、意外と車の往来が多いのでご注意ください。

まずは、新倉浅間神社の拝殿でご挨拶です。

ご挨拶が終わったら、階段もしくは九十九坂を登っていくことになりますが、長めは階段の方が良いです。

展望台に登ったらこちらへ降りてくるなら登りは九十九坂、降りは階段としてしまえば見落とすことはないですが、展望台まで登ったらさらに上に抜けていく今回のルートの場合は、九十九坂を登っていくと折角の富士山へ眺めを楽しめないので、ちょっと面倒ですが階段で登りましょう。

大丈夫です。登山前のちょっとしたウォーミングアップです。大したことはありません。

赤い五重塔、忠霊塔が見えてきたら右手に回ると展望台への入り口があります。

出口と兼用なので、人との交差に気をつけて向かいます。

展望台からは、写真などで見慣れた赤い忠霊塔と富士山の眺めを楽しめます。

このエリアは至る所で写真撮っているので、正直、全部に映らないようにと気を回していると居場所が無くなります。

ちょっと良心は痛みますが、シャッタータイミングがその人にお任せして、眺めを楽しんだらササっと引き上げてしまいましょう。

展望台を後にしたら、その上の方に「新倉山」への登山道に通じる遊歩道が伸びてますので、そちらを登っていきます。

ギャラリー

踏切を渡ったら歩行者は左へです。
歩行者は左へです。
道なりに進むと
シャインマスカットソフトクリームの販売店がありました。
富士山をバックに進みます。
高速道路の脇っちょを進み
高速道路下を潜ります。
真っ直ぐ進んで
橋を渡れば
「河口浅間神社」に到着です。
こういう案内が出ているということは、お参りしないでスルーするかたが多いのでしょうかね。
表参道を進みます。
正面鳥居を通ります。ちゃんと端っこから通って下さいね。
振り返ると富士山が見えました。このあたりまでは雲一つなかったんですけど、徐々に雲の中へ入ってしまいます。
境内にある御神木を通過すると
拝殿が見えてくるので山行のご挨拶をしていきます。ひめさま行ってきますねー。
拝殿から階段に移るときに見えた富士山。端正ですね。
石階段を登っていきます。
途中振り返ると富士山が見えるタイミングがあります。見逃さない様に。
忠霊塔に到着です。正面に立ってみると結構大きいことがわかります。ここを右に折れていくと展望台があります。
右の方へ進むと
こんな案内が出てるのでその方向へ向かいます。
向かう途中にも富士山がみえました。
杓子岳やその奥の石割山などの山中湖北面の山々もみえますね。
高台を上がっていくと
綺麗なデッキの先に
展望台がありました。富士山も至近に見えて迫力ありますね。
良くみるSNSでみる風景を真似してみました。ここからの紅葉はまだちょっと早い感じ。来週あたりはもっと良くなりそうでした。
朝8寺を過ぎて徐々に混雑してきたので「新倉山」へ登っていくことにします。

新倉浅間神社公園〜新倉山

遊歩道を登っていくと東家があり、それを越えたあたりから本格的な登山道に入ります。

このあたりは、まだ勾配はそれほどキツくは無いので登るのにはさほど苦労しないでしょう。

その後、長ベンチ、ゴンゴン石を通過して30分ほど登ると「新倉山」の山頂碑が見つかるはずです。

何も無いその位置は素通りして、さらに10分ほど登った「御殿」までノンストップで登り切ってしまいましょう。

「御殿」からは、富士山への眺望のほか、三つ峠の対面に座す「倉見山」「杓子岳」といった山中湖の北面にあたる山々の様子もみることができます。

ここで一息入れたら、今回の山行での核心部となる急坂区間に入ってきます。

ギャラリー

三つ峠に続く遊歩道を進むと東家が見えてきました。
この正面からも富士山が良く見えます。
あんまり眺めても居られないので、階段を上がっていきます。
保護網の横をすり抜けていくと
ベンチがあります。特に疲れてないのでスルーです。
木漏れ日が気持ち良い坂道を登ります。
小さな鳥居が見えてきました。
ゴンゴン石と言うのだそうです。真ん中の穴に頭を入れるとゴンゴンと音が聞こえるのが名前の由来らしいですが、頭入れるとかヤなのでわたしは試してません。
どんどん登っていくと
分岐がみえてきたので「御殿」方面に向かいます。
「新倉山山頂」案内が立ってました。おそらくここが山頂のはずですが何も無いので先に進みます。
一度降ってから
ガッツリと上り詰めると
「御殿」に到着です。富士山は残念ながら雲に隠れてしまいました。
反対側に向かうと倉見山や杓子岳が見えました。
都留方面に伸びる市街地も見応えありです。
一通り楽しんだら「三つ峠」方面へ。ここから山道も本番です。気合い入れていきましょう。

新倉山〜三つ峠

「新倉山」の山頂を通過「御殿」で一息いれたら、三つ峠へ続く尾根「府戸尾根」へ乗り上げるための急坂区間を踏破していきます。

ここからは、「御殿」までのスニーカーでも難なく登れるだろう道とは雰囲気が変わります。

砂地で滑りやすい上に、左右落ち込んでいる細尾根のアップダウンが続きます。

落ちたら即終了では無いところが救いですが、登り返すにはかなり面倒臭いことになると思いますので、慎重に通過してください。

先にも述べましたが、ガイドロープが張ってありますが、おそらく降り用です。

こんな細っこいロープを掴むより、直接岩や木々を掴んでよじ登ってしまった方が、よっぽど安定するのでそうしてみてください。

尾根まで登り切ったら、以降は尾根筋を山頂まで淡々と登っていくことになります。

展望抜群の鉄塔下を通過して、三つ峠山頂の一つ「木無山」のササ原を越えると、三つ峠山荘の前に到着します。

ここまで登って仕舞えば、三つ峠最高峰「開運山」の山頂までは30分の距離ですが、実は山頂直下は階段区間になっています。

有名な塔ノ岳の大倉尾根に比べたら鼻歌交じりで登れてしまう規模ですが、途中で休み休み登っていると逆に疲れてしまいます。ここは一気に登り切って山頂で一息入れるのが良いでしょう。

運に恵まれれば、末広がりな富士山をバッチリ眺めることができますよ。

ギャラリー

ここからはロープの張ってある急坂の上り下りが続きます。
日差しが入るところは黄色く色づいた葉っぱがいっぱいありました。
もうちょっと逆光気味だと映えそうですね。
何度かの急坂を登ると
富士山方面への眺望が得られましたが、しっかり雲の中でした。
「かくりよ」に繋がりそうな無記名方面へは行かずに、「うつしよ」な三つ峠方面へ向かいます。
ちょっと荒れ気味の道を登ると
ガチの急坂に入ります。
気合いで登ってると、とっぽい感じのカモシカがガン見してきたので、ガンのふれあい、飛ばし合いをして友情を深めておきました。
ガッツリと登っていくと
ようやく尾根道に乗り上げました。ここからはだいぶ楽になります。
お日様も結構登ってしまったので、先を急ぎます。
「三つ峠」方面へGOです。
日差しが入るので、紅葉が綺麗です。
鉄塔が見えました。
鉄塔したから富士山を眺めます。
先ほど「御殿」でも眺めた倉見山や杓子岳。やっぱり高度差があると見た感じが結構変わりますね。
反対側には、河口湖とその先にちょこっとだけ西湖がみえました。こうしてみると湖によって標高差かなりあるのがわかります。
足ものと葉っぱを写してみました。結構カラフルでした。秋っぽいわー。
色づく尾根道を登っていくと
だんだんと枯れ木が増えてきました。
この辺はもうすっかり葉が落ちてしまってます。
ササ原が見えてきたところで
三つ峠の一角、木無山に到着です。ここの三角点どこにあるかわかる人教えて下さい。見たことないんですよ。
メインストリートを進みます。このまちのーめいんすとりーわずかーすーひゃくめとーおーる。
途中で団体さんのお昼休憩をしていました。見た感じハマショー世代よりはちょっと上なお父さんたちでした。どうでもいい情報ですね。先に進みます。
三つ峠に建つ山荘の一つ、三つ峠山荘がみえてきました。
宿泊客専用展望台。利用者以外は座ると怒られるのでスルーして先に進みます。
山荘前を横切っていくと
広場にでました。昔はここにテント張ってビバークしている方がちょいちょい居ましたが、「テントだめゼッタイ」の看板が立ってからは誰もやらなくなりました。夜な夜なはやっているかもしれませんけど。
開運山を眺めると中腹あたりに紅葉が確認できました。
三つ峠に建つ山小屋の二つ目「四季楽園」です。ここでの年越しは良かったなあ。全室こたつ完備は快適すぎました。
思い出に浸りながら山荘へ向かいます。
昔の山小屋を通過します。
ちょっとした階段地帯に入りました。下手に立ち止まるとむしろ疲れるので一気に登ってしまいます。
山頂に到着です。富士山は雲の中でした。
仕方ないので御坂山地の方を写してみます。どうでしょう。綺麗にとれてますかね。ちょー混雑してたのでささっと退散します。

三つ峠〜三つ峠登山口

残念ながら運試しには負けてしまい、富士山は雲の中でしたので速やかに下山です。

まずは、先ほど通過した「四季楽園」まで降ります。

ちなみに「三つ峠山荘」「四季楽園」どちらにも泊まりましたが、わたし的には「四季山荘」がお気に入りでした。

こちらは全室こたつ完備な上に、お食事がバッチリ好みだったのですよね。

ちょー個人的なお話ですみません。

「四季楽園」の手前からですが、未踏にしていた「三つ峠登山口」への下山路を使ってみることにしました。

ここは、ジープも通ってくる道になるので幅広な道になります。

勾配もキツくは無く、淡々と一時間ほど降れば駐車場となっている「三つ峠登山口」に到着です。

おトイレもあるので、緊急事態に利用すると良いでしょう。

ギャラリー

スタコラと降りていきます。
降っている最中も甲府方面の眺めが秀逸です。
「四季楽園」の脇っちょを進みます。初めての下山路なのでワクワクです。
ジープが通るので轍がしっかりついてますね。
先日の降雪の影響か、泥濘多目でした。
時々ある無地の案内。昔はどんなことが書いてあったのでしょう。ワクワクですね。
休憩所をスルーして降っていくと
落石が直撃したのかひん曲がったガードレールがありました。
ちょっと日差しが当たると綺麗な紅葉になるのですが、このあたりは北面になるのであまり映えません。
止まってるバンを通過してモリモリ降っていくと
駐車場が見えてきました。
ほぼ満車ですね。大人気です。
おトイレの前を通過して
車道にでました。ここをまっすぐでも下山できますが、今回は右に折れて御坂峠直下「天下茶屋」まで行ってみたいと思います。

三つ峠登山口〜天下茶屋

「三つ峠登山口」からは、「御坂みち」を進んで「河口浅間神社」まで降ってしまい、その足で湖畔の紅葉を楽しんで行こうと思っていたのですが、このあたりの紅葉が思いの外いい感じに色付いていたので、歩いて30分の「天下茶屋」に寄り道してから下山することにしました。

くねくねと車道を登っていくことになりましたが、南面の山腹を進む道なため、逆光で綺麗に発色した木々を眺めながら散策することができました。

「天下茶屋」に到着してみると、単車や自転車で登ってくる人が多く滞在していましたが、残念ながら、ここでも富士山は眺めることは叶いませんでした。

仕方が無いので、さっさと下山することにします。

ギャラリー

下山する前に天下茶屋に寄り道していきます。
ここからは南面になるので、紅葉が鮮やかです。
黄色いのも好きですが、どうせなら真っ赤なヤツを見たいですよね。
ときどき交差する沢沿いもいい感じに色付いてました。
分岐が見えてきました。ここを右です。
御坂みちというのですが、確か甲府の方から富士吉田まで通じてたはずです。
開けたガードレールから振り返ると色づく山腹がきれいでした。左の山頂にアンテナ建っているのは御巣鷹山ですね。
紅葉の中をゆるゆる歩いていきます。
見上げるといい色の葉っぱばかりでした。
たまに車が通るので、あんまり見上げてばかり居られなかったのが残念なところでした。
遊びの一枚。iPhoneがんばれ。ちょーがんばれ。
ちょー鮮やかな木がありました。
近づくと金色になってまたキレイ。こっち寄り道して正解でした。
紅葉を楽しみながら「天下茶屋」に到着です。確かほうとうが名物だったかな。食べてないけど。
縁側で一杯やっているお父さんたちが多いのが印象的でした。帰りはご家族に運転してもらうんでしょうかね。良きことです。
富士山方面の眺めです。ここにきても雲は晴れてくれませんでしたが、キラキラの河口湖がキレイでした。
御坂峠への登山口はこんな感じのところです。14時過ぎたので今回はパスして車道を降ります。
最後に御坂隧道をチラ見して引き返します。なんでも肝試しエリアでも有名なんだとか。おっかないのでスタコラ退散です。

天下茶屋〜河口浅間神社

「天下茶屋」からは、永遠と車道を降っていきます。

ここから、日差しが途絶えて風が出てきます。

肌寒くなってきたので、少し足速に降ることにします。

「御坂峠」までは、車も数台しか通らず道の真ん中をぐんぐんと降れますが、「御坂峠」以降は交通量が激増するので、そうも行かなくなります。

バンバン通過する車の脇を歩くのが怖いようでしたら、「三つ峠入り口停留所」があるのでそこからバスで降ってしまうと良いです。

概ね1時間に1本発着しているので、それほど待たずに乗れると思います。

ただ、1時間もあれば歩いて「河口浅間神社」まで降れるので体力有り余ってるなら歩いて降りてしまっても良いかなと思います。

車道の端っこにある歩行者様のエリアを永遠と降っていくと、「天下茶屋」の分店を過ぎて直ぐに「河口浅間神社」へ向かう分岐が出てくるので、見落とさずにそちらに曲がっていきます。

ここまで来ればあとは20分ほどで神社に到着です。

山行の無事をご報告して、最寄のバス停「河口局前停留所」から河口湖駅へ向かうと良いでしょう。

ギャラリー

時間が押してきたので、速やかに下山します。
バス停がありましたが、午前中に一本だけ通っているようでした。
先ほどの道を戻っていきます。
まだまだ紅葉楽しめます。
御巣鷹山への眺めも再確認。やっぱりイイですね。
先ほどの三つ峠入り口まで戻ってきました。ここから右側に降りていきます。
キラキラしている紅葉の下を歩きます。
午後遅い時間になると日差しが当たりやすいのか、キラキラが増しててとてもキレイでした。
交通量が一段を多い通りにぶつかりました。
御坂峠から下山してきた人々を横目に先に進みます。
御坂トンネル。御坂隧道と比べるとえらく立派です。こっちは幽霊話なんかは無いみたいです。
河口湖方面へ降るので、トンネルとは反対へ進みます。喫茶店入り口の端っこにバス停が見えてきました。
三つ峠入り口停留所だそうです。概ね1時間毎にバスが来るみたいですね。
初見の道なのでまずは歩いて降ることにしました。
展望の良さそうな橋がみえてきました。
名前のとおり、橋の上からは富士山が見える感じですね。この日は見えてないけど。
橋の反対側には展望台が備え付けられてました。
橋を通過すると、Uターンするようなカーブが見えてきました。
ぐるっと回ってくると、懐かしの直角定規がおちてました。学生の図工の時間以降は見かけることなかった品です。いや懐かしい。
どんどん降って行くと、天下茶屋の分店が見えてきました。
結構車止まっていたので、こっちも繁盛してそうです。
天下茶屋分店を過ぎたら、看板に合わせて右へ折れていきます。
ここからは一本道で降ります。
うっすらバス停がみえてきました。
西川橋というバス停でした。当然のように通過していきます。
提灯がでているお店ありました。御師のおうちというわけではなさそうですがどうなのでしょう。
こっちは御師のおうちですよね。黒塗りの家に名前入りの提灯。吉田の方でよく見かけました。
そして河口浅間神社に到着です。早速、ご挨拶していきましょう。
でっかい赤鳥居をくぐります。バックの大杉が立派です。
三国第一山とは、世界一の山=富士山を指しているとか。三国は、日本、中国、インドでしたっけ。
七本杉を眺めます。
ぐるっと一周すると願いが叶う楓。男が左回り、女が右回りです。ひとまず回っておきます。これで、ガッポガッポでパフパフなの間違いなしです。楽しみ、楽しみ。フヒヒ。
拝殿でご挨拶してきます。ひめさま、かえってきました。またきますねー。
結局17時になってしまい、日暮となりました。良い時間なので、ライトアップされてるもみじ回廊に寄り道していきます。

おまけ

本来であれば、このあとはバスに乗って「河口湖駅」まで戻ってお風呂によって帰る流れですが、この日はもみじ回廊に立ち寄って、紅葉の状況を確認してきました。

結果としては、全然まだまだな感じで、入り口付近がちょっと色づいてましたが、奥まったところは青々としていて、あと1週間は待った方が良いだろう状況でした。

湖畔の木々は見ごろに近いようでしたが、日が落ちてからの訪問となったのでほぼ確認はできず、仕方がないのでバス停前でやっていた猿回しをぼーっと眺めて帰ってくることになりました。

ギャラリー

河口湖の北面湖畔にあるもみじ回廊に向かいます。
御坂の山々も夕陽をうけて、さらに赤く染まってました。
30分ほど歩くと、もみじ回廊に到着です。
入り口はまあまあ色付いていてキレイでしたが
奥の方はまだまだでした。
最深部の橋周辺は青々と茂ってますね。
全く赤く無いので、あと1週間は待たないとダメっぽいです。
見上げるとこんな感じ。河口湖の紅葉は11月からということで覚えました。
代わりにわんさか居たカップルの面々が、いろいろと色付いてました。ヒューヒューだよー。
会場を出たところから見ると、結構いい感じに見えますね。もうちょい暗くなると尚良いかもしれません。
道沿いのもみじは赤々してたので、湖畔沿いは見頃かもしれませんね。暗くて行ってはいないですが。
バス停前で猿まわしやってたので、遠目にぼんやり眺めながらバスを待ちます。18時台が最終なので乗り遅れないように。
ちょー満員なレッドライン周遊バスで「河口湖駅」へ帰ってきました。5分後の高速バスが空いていたので、今回はお風呂入らずに帰宅します。お疲れ様でした。

まとめ

紅葉が見頃に入ってきた河口湖外環の山、三つ峠の様子でした。

山中は十分見頃を迎えていて、陽当たりの良い場所では赤や黄色に輝く草木を楽しむことができました。

湖畔でも、一部に紅葉している木々ありましたが、あと1週間ほど待つともっといいい感じな木々が増えるかなといったところです。

11月に入ると、関東から日帰りで行けるさまざまなところが紅葉ピークを迎えますので迷ってしまうかと思いますが、紅葉と湖と富士山を一緒に楽しめるのは河口湖周辺をはじめ富士五湖の周りぐらいです。

是非、どこかの週で遊びに出向いてみて下さいね。

それでは、ここまでお読みくださり、ありがとうございます。

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