笹子駅から本社ヶ丸・清八山・三つ峠をたどり、河口湖駅へ下る|若い頃のロングコースを今のペースで歩く(2026/7/19)

若い頃にトレーニングを兼ねて歩いていたロングコースを、久しぶりに歩いてきました。

笹子駅からスタートして、本社ヶ丸、清八山と登り、御巣鷹山へと登り返した後は、三つ峠最高峰の開運山へ。

そこから木無山と天上山を通り、河口湖駅へと下るコースです。

当時でも、コンディションによっては途中で下山していた、負荷の大きい道のりです。

今回は今の体力と脚力に合わせてペースを抑えて、最後まで歩くことができました。

この記事では、当日歩いた現地の様子や、注意点、装備などの実用情報を中心にまとめています。

あわせて、歩いた道をたどれるイラスト地図を掲載します。

【山の小さな物語地図】若い頃の記憶をたどり、長い道を歩く|笹子駅から三つ峠を経て河口湖駅へ(ChatGPT5.6)

当日の空気感は、短い映像にして残しています。

目次

山行概要

今回の山行の概要をまとめておきます。

全体の流れを、はじめに軽く確認できます。

基本情報

  • 歩いた日:2026/7/19(日)
  • 空模様:曇り。標高の低い位置まで雲が下りてくるタイミングもあり、湿り気を感じる一日でした。
  • ルート(登り):笹子駅 → 本社ヶ丸 → 清八山 → 御巣鷹山 → 開運山
  • ルート(下り):開運山 → 木無山 → 天上山 → ロープウェイ富士見台駅 → アジサイ散策路 → 河口湖駅
  • 行動時間:約9時間(休憩を含む)
  • 歩いた距離:約18km
  • 累積標高差:登り約1,725m/下り約1,473m

この日の服装

  • 乗り物移動中
    • トップス:半袖シャツ
    • ボトムス:薄手のズボン、厚手の靴下
    • その他:なし
  • 活動中
    • トップス:半袖シャツ
    • ボトムス:薄手のズボン、厚手の靴下
    • その他:薄手の手袋、ネックゲイター、てぬぐい
  • 休憩中
    • 活動中と同じ服装でした


この日の装備・食料の使用状況

  • 一日を通して蒸し暑く、予備で持参した防寒着は使いませんでした。
  • 水の消費は約1.5Lでした。昼食時に約0.5Lを飲み、残りは小休止のたびに一口ずつ口に含んでいました。
  • 山頂でおにぎりを2つ食べました。持参したのど飴は口にしませんでした。

アクセス

  • 行き:JR中央線「笹子駅」
  • 帰り:富士急行線「河口湖駅」

トイレ

以下は、2026年7月19日に現地で確認した内容です。利用状況が変わる可能性があるため、出発前にも確認してください。

  • 笹子駅:あり(構内にあります。トイレ利用であれば自由に行き来可能でした)
  • 本社ヶ丸:なし
  • 清八山:なし
  • 三つ峠:あり(四季楽園裏手にあります。チップ制200円と現地に張り紙がありました。なお、2月に訪れたときには閉鎖されていました)
  • 天上山:なし
  • 富士見台駅:あり(茶屋内に無料で開放しているトイレがありました)
  • 河口湖駅:あり(構外にあります。)

コースの特徴

  • ・難易度:約18km、累積登り約1,725mの長い行程で、急坂とアップダウンが続きます。長時間の行動に慣れていることに加え、岩場で三点支持を使って慎重に通過できることが必要です。
  • ・危険箇所:本社ヶ丸から清八山へと続く細尾根。前日の雨の影響で、滑りやすくなっている箇所がありました。
  • ・見どころ:開運山山頂や、コース上に点在している鉄塔の足元からの眺め。山頂付近の道端に咲く草花。
  • ・向いている人:体力に自信のある人、岩場通過の基本を押さえている人

コース詳細

スタートからゴールまでの流れを、区間ごとにまとめます。  

分岐や道の様子も含めて、実際に歩いた順に沿って記録していきます。

スタート〜前半(笹子駅~本社ヶ丸へ)

笹子駅に到着。この駅のトイレは小さいので列ができる前に済ませてしまいます。

その後、駅のベンチで身支度を整えたら本社ヶ丸に向けて出発しました。

本社ヶ丸に至るコースは沢沿いと尾根沿いの2つあり、今回は後者を進むことにしました。

登り始めから急登が続き、意識的にペースを落として半歩ずつ登っていきます。

前日の雨で滑りやすい箇所に足を乗せないよう進んでいくと、林道に出ますが左手すぐに登り口があります。

ここから改めて登り始めました。

さらに急勾配となった坂道を登っていくと、短い岩場に入り、そこを登り切ると尾根筋に出ます。

ここからは、岩場の点在する尾根筋を歩きました。

途中、鉄塔の立つ高台があり、北側と南側への展望が開けます。

湿気を感じる天候だったこともあり、ここまででも、かなり汗をかいていました。

山から吹いてくる風で体を冷ましてから、登りを再開しました。

ペースを崩さないように、何度かのアップダウンを越えると本社ヶ丸山頂へと到着しました。

あまり広くない山頂でしたが、数名の登山者が岩に休んでいました。

それほど疲れを感じていなかったこともあり、記念写真を撮ったらすぐに清八山へと向かうことにしました。

中盤(本社ヶ丸~清八山~御巣鷹山~開運山へ)

ここから清八山までは細い尾根を辿っていきます。

途中、岩場もあり、両手も使って慎重に下りていきます。

個人的に、岩場は登りよりも下りの方が難しく感じます。

見えづらい足元を確認しながら、三点支持を意識して通過していきます。

途中の踊り場のような視界の開けた岩場から、大菩薩連嶺と甲府盆地、御坂山地の黒岳や釈迦ヶ岳を眺めて、しばらく足を止めます。

すぐに山道に戻り、清八峠から急坂を登り、清八山へと到着。

ここでも富士山は拝めなかったので素通りして下ります。

黒岳へと続く分岐を通過し、さらに大きく下ったら、御巣鷹山へ向けて登り返していきます。

ここまでの疲労もあり、かなりペースを落として登ること1時間。

電波塔の建つ御巣鷹山へと到着しました。

既に雲の中に入っていることもあり、展望はありませんでした。

ここでも足を止めずに、三つ峠の最高峰である開運山へと向かって最後の坂を登ります。

途中、電波塔工事をする人々の掛け声を耳にしながら登り切ると、雲に包まれた静かな山頂に到着しました。

富士山を眺めることはできませんでしたが、静かな山頂でおにぎりを食べて、少し長めの休憩をとってから河口湖へ向けて下ることにしました。

後半~ゴール(開運山~天上山~ロープウェイ富士見台駅~アジサイ散策路~河口湖駅へ下山)

開運山を後にして、四季楽園、三つ峠山荘の前を通過します。

木無山を過ぎて少し下ると、雲の中に入り薄暗くなっていきます。

何度も歩いた道ですが、山の中で視界が狭まると不安になります。

少し早足になりながら進んでいくと、雲から抜けて明るくなってくれました。

不安も和らぎ順調に下っていきます。

途中の鉄塔の足元で小休止をいれて、河口湖北岸を眺めると、その奥の高い位置に西湖があることがわかりました。

若い頃、十二ヶ岳の帰りに歩いて河口湖駅まで戻ったことがあり、随分と急な峠だと驚いた記憶がありましたが、ここでの眺めでなるほどと納得できました。

引き続き緩やかな尾根道を下っていきます。

新倉山への分岐を通過し、林道を横切ると、天上山までの尾根道に入ります。

若い頃の記憶では、細い山道に、長い木の階段が続く静かな尾根道だったのですが、重機によるものと思われる、太くて深い轍が作られていました。

道が明瞭で踏み固められている分、歩きやすくなったと言えますが、個人的には寂しい感じがしました。

天上山に到着すると、小御嶽神社の小さな社が変わらずにその場にあり、安心しつつ参拝を済ませます。

ロープウェイ富士見台駅のある位置まで下っていくと、さまざまな言語が飛び交うにぎやかな観光地に到着です。

長居はせずに、虫の音の響く夕暮れ時のアジサイ散策路を下り、そのまま、河口湖駅から電車に乗って帰路につきました。

見どころ

この日歩いていて印象に残った風景や草花をまとめます。
その日の天候や季節によって印象は変わると思いますが、ひとつの参考として残します。

風景・展望

本社ヶ丸と清八山は、大月市の秀麗富嶽十二景に選ばれている山ですが、この日は富士山が雲に隠れていました。

その代わりに印象に残ったのが、コース上にある鉄塔の足元から眺めた大菩薩連嶺と甲府盆地です。

湿った空気のなかで一度足を止め、風に当たりながら山並みを眺めました。

笹子駅から本社ヶ丸へ向かう途中にある鉄塔付近からの眺め。青い空に大きな雲、緑の山々が夏を感じさせてくれました。
新倉山への分岐の手前に立っている鉄塔付近からの眺め。河口湖北岸とその奥に見える西湖の高低差が印象的でした。


季節の要素

電波塔の足元に、濃い紅色の小さな花がまとまって咲いているのが目につきました。

もしかすると自生している花ではないかもしれませんが、写真に残して生成AIに確認させてみたところ、シモツケという花である可能性が高いとのことでした。

開花時期や複数の特徴と重なりますが、ここでは断定せずに候補として残します。

花々の名前を調べたときの手順は、以前、「作り方の記録」としてまとめた、以下の記事に残しています。

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シモツケと思われる花々。電波塔足元に群生していました。

名所・史跡・観光地

ここは観光地情報を主とするブログではないので、事細かには載せませんが、ロープウェイ富士見台駅は親子連れで楽しめそうな観光地になっていました。

海外の観光客がとても多いので混雑はしていますが、以前と違い、絶景ブランコ、絶景やぐらと子供が喜びそうな施設が揃っていました。

茶屋では団子やソフトクリームなども販売されていました。

ロープウェイ富士見台駅のうさぎ神社。若い頃に参拝したときに比べて、大分と立派な社になっていました。
ロープウェイ乗降口からの眺め。河口湖大橋が目立っていました。

この日一番のひととき

下山間際のアジサイ散策路で聞こえてきた虫の音に、夏の夕暮れを感じました。

注意点と装備

歩く前に気をつけておきたい点と、この日の装備を整理します。

季節や天候によって変わる部分もありますが、参考のひとつになればと思います。

注意点

高低差のある長い道のりなので、疲労による転倒や行動不能に陥らないよう、こまめな休憩を推奨します。

また、エスケープルートは比較的充実していますが、事前に知っていないと退避するタイミングを逃します。

前もって調べておくと安心です。

道中、岩場や細尾根も多いので、通過に時間が掛かる場面も出てきます。

活動時間も多めに確保するようにしてください。

参考情報として、この日わたしがエスケープルートとして設定していたルートを載せておきます。

・清八峠から笹子駅へ下るルート

・清八山から八丁山を越えて天下茶屋へ下るルート

・開運山から屏風岩を下って三つ峠駅へ下るルート

・四季楽園の裏手から三つ峠登山口へ下るルート

・木無山から母の白滝を通過して河口浅間神社へ下るルート

・天上山手前の林道から河口湖湖畔の浅川へ下るルート

・天上山を越えてロープウェイで下山

これ以外は、歩いたことのないルートで、緊急時に歩くにはリスクが高いと考え、除外しました。

本社ヶ丸から稜線へと下りる岩場。初見だと足の置き場に少し悩むかもしれません。わたしも一番最初に訪れた時には右往左往していた記憶があります。
清八峠へ向かう稜線上の岩場の一つ。下りた後に振り向いて撮ってみました。下から見上げると5mぐらいの高さですが、上から見下ろすともっと高く感じました。

装備

  • 靴:登山靴
  • 持参した服装:
    • 肌着:半袖シャツ
    • 中間着:薄手の長袖シャツ
    • 外着:ウィンドブレーカー
    • その他:防寒具(薄手のフリース)、雨具、薄手の手袋、薄手のズボン、厚手の靴下、ネックゲイター、スパッツ、てぬぐい
  • 飲食料:水(2リットル)、昼食(おにぎり2つ)、行動食(のど飴)
  • 主な持ち物:ヘッドライト、熊鈴、熊スプレー、スマートフォン(用途:緊急連絡、GPS記録、撮影)
  • 重さ:8kgぐらい

まとめ

このコースが合いそうな人

  • 体力に自信のある人
  • 岩場通過の基本を押さえている人

今回の山行のひとこと

体力のあった若い頃でも厳しく感じていたコースでしたが、今の体力に見合ったペースを保つことで、最後まで歩き切ることができました。

以前と同じ道でも、年を重ねるなかで、歩く速さや目に入る風景は少しずつ変わります。

ほかのコースも無理のない範囲で歩き直し、今の自分に合う歩き方を記録していきます。

当日の雰囲気を残したnoteの記事も置いていきます。

note(ノート)
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また、イラスト地図の作り方は、別の記事で手順として整理しています。

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