西金駅を出発するときには安定していた天気も、奥久慈男体山の山頂を過ぎて縦走路に入ったあたりから強い雨に変わり、靴の中までずぶ濡れで歩くことになりました。
鍋転山へ到達した頃には降り止みましたが、月居山を通過し、月居古道入口方面へと下った後、袋田の滝へ向かう道を見いだせず、温泉施設に立ち寄ってからタクシーで駅まで戻ることとなりました。
この記事では、当日の道の様子や注意点、服装や装備、トイレなど、実際に歩く際に役立つ情報を中心にまとめます。
あわせて、歩いた道をたどれるイラスト地図を掲載します。

山行概要
最初に、今回の山行の概要をまとめます。
基本情報
- 歩いた日:2026/8/22(土)
- 空模様:曇り、のち雨
- 気温:スタート時点で約25℃、山中でも約25℃
- ルート(登り):西金駅 → 大円地登山口 → 一般コース → 奥久慈男体山山頂
- ルート(下り):奥久慈男体山山頂 → 鍋転山山頂 → 月居山山頂 → 月居観音前の分岐 → 月居古道入口 → 月居温泉 滝見の湯 白木屋
- 行動時間:約6時間30分(休憩1時間を含む)
- 歩いた距離:約15.5km
- 累積標高差:登り約1,121m/下り約970m
アクセス
以下は、当日に利用した交通手段です。運行内容は変わる可能性があるため、出発前にも確認してください。
・行き:JR水郡線「西金駅」
・帰り:JR水郡線「袋田駅」
温泉施設「月居温泉 滝見の湯 白木屋」から袋田駅までの移動手段
施設から歩いて2〜3分の位置に茨城交通「立神入口バス停」がありました。
時刻表をみると、大子駅行きのバスは平日のみの運行となっていました。
訪れた日は土曜日だったため、運休日でした。
このときは、持参していったポケットWiFiでは電波が拾えず、タクシーの電話番号を調べることができません。
温泉施設に戻り、受付の方にタクシーを呼んでもらえるようお願いしてみたところ、快諾してくれて、無事駅まで戻ることができました。
・タクシー情報(領収書の記載より抜粋)
社名:有限会社ドリームタクシー
電話番号:0295-76-0313
・温泉施設からJR袋田駅までの当日の運賃
2,800円
トイレ
小見出し:トイレ
以下は、当日のトイレの状況についてまとめたものです。現地で立ち寄っていない場所については、その旨を記載しています。利用状況が変わる可能性があるため、出発前にも確認してください。
- 西金駅:あり(構外にあります)
- 大円地登山口:なし(登山口より500mほど手前にある駐車場に公衆トイレがありました。今回実際に利用・確認できた範囲ではここが最終のトイレでした)
- 奥久慈男体山山頂:なし
- 鍋転山山頂:なし
- 月居山山頂:なし
- 月居観音前の分岐:なし
- 月居古道入口:なし
- 月居温泉 滝見の湯 白木屋:あり(施設内で確認しました。今回は入浴時に利用しています)
ルートの特徴
ここでは、今回歩いたルートの特徴をまとめます。
登りと下りに分けて、区間ごとの特徴、危険・注意箇所を詳しく載せていきます。
登り区間
西金駅→大円地登山口の区間
今回スタート地点としたJR水郡線の西金駅は、無人駅です。
今後、利用できるようになる計画があるかは定かではありませんが、この日訪れた時点では、SUICAが使えませんでした。
また、水郡線車両内での精算もできませんでした。
代わりに、乗車証明書を発行するので、大きな駅で精算するように電車の運転士に言われました。
水郡線を使う時は、紙の切符を購入したほうが、精算の手間は少なそうです。
改札を出てすぐに長椅子が設置されていたので、ここを借りて身支度を整えます。
トイレは建物を出て右手にありました。
駅を出発したら、川沿いの車道を歩きます。いくつか分岐点がありますが、案内板が立っており、迷わずに進むことができました。
弁慶茶屋跡→女体山山頂
休憩小屋を通過すると、白雲橋コースと合流して、女体山山頂へと登る道となります。
ここからは、奇石・怪石の名前や由来を説明する案内板が目につくようになります。
そして、足元も岩場が増え、不安定な箇所も多くなります。
今回は、雨後で足場が濡れており、さらに気を使って登る必要がありました。
女体山山頂は、関東平野を一望できる開けた岩場で、とても開放感があります。
この日は、雲に覆われて立ち止まる人は少なかったですが、数年前に登った時は写真撮影待ちの長蛇の列ができていました。
1時間ほど歩くと、大円地トイレと表札の掲げてあるトイレが見えてきました。
隣には一般車両が5台くらいとめられる駐車スペースがあり、トイレの前には入山ポストが設置されていました。
そこからさらに10分ほど歩いていくと、ようやく大円地登山口に到着です。
ここから、登山道に入ります。
大円地登山口→(一般コース)→奥久慈男体山山頂の区間
登山道に入るとすぐに、一般コースと健脚コースの分岐がありました。
奥久慈男体山へは初登山。様子見を兼ねて一般コースを登ることにしました。
樹林帯を進んでいるうちは穏やかだった坂道も、ベンチが備え付けられている大円地越からの分岐を山頂方面に進んだあたりまでくると、急勾配となりロープの張ってあるところも出てきました。
「幅員狭し、滑落注意」の案内板の立っている細尾根を通過して、20分ほど進むと奥久慈男体山の山頂を示す案内板が立っていました。
雲の中での登頂となり、展望はなかったため、そのまま通過しました。
下り区間
奥久慈男体山山頂→鍋転山山頂の区間
山頂を過ぎると、小さな社が立っていたので会釈をしてから坂を下ります。
若干傾いた東屋が見えてくると、その奥から麓の様子を見下ろすことができました。
景色を眺めながら、少し休憩を入れると急勾配の坂道を下ることになりました。
ところどころ、ロープが張ってあったので補助に使いながら下ります。
分岐地点が何箇所かありましたが、いずれも道案内はしっかり立っていて、ここでも道順に悩むことはありませんでした。
そして、袋田の滝と白木山の分岐を、袋田の滝方向へと進んだあたりで強い雨が降り始めました。
降り始めこそ木々の下で雨が止むまで雨宿りをしようと思いましたが、すぐに雨足が強まったので、雨具を着用し、先に進むことにしました。
滑りやすい木の階段や露岩したトラバース道、雨水が流れる急坂を、足元に注意しながら進んでいくと、徐々に雨足が弱まっていき、鍋転山山頂に到着するころには概ね降り止んでくれました。
第一展望台と彫られた大石の奥に麓を見下ろせる場所があったので、雲が引いていく様子を眺めて一息入れました。
鍋転山山頂→月居山山頂の区間
鍋転山山頂を越えると、一旦下ってから登り返しとなりました。
ここまでの行程で疲れが溜まってきたこともあり、ここの登りがなかなかにキツくて、それが印象的でした。
垂れ下がっているロープを補助に登っていくと、月居城跡と書かれた案内が立っている広場に到着しました。
奥に、高台があったので進んでみましたが、何もない広場に三角点だけがありました。
今回の山行では、どちらを月居山山頂として扱うのが正確なのか確認できていません。
月居山山頂→月居観音前の分岐の区間
月居山山頂と思われる高台からの下りも勾配が急で、足元に注意しながら下ります。
ロープや近くの木の根を掴み、転倒しないように下っていくと十字路が見えてきました。
「袋田の滝」と書かれた方向に進むのが、当初予定していたルートでしたが、地図の上ではもう一山越えるようになっていて、その道を歩く気力が湧かず、月居古道入口へと下る道を進むことにしました。
月居観音前の分岐→月居古道入口の区間
なだらかに続く坂道を順調に下ります。
道もよく踏まれていて明瞭だったので、駆け降りるように下っていくと、月居古道入口まで下りることができました。
そのまま国道461号まで進むと、道沿いに酒屋があり、自販機が並んでいました。
ベンチも備え付けられていたので、飲み物を購入してから、備え付けのベンチを借りて濡れた雨具をしまいながら、ここでも休憩を入れました。
月居古道入口→月居温泉 滝見の湯 白木屋の区間
休憩中に地図を確認すると、生瀬滝への展望台が近いように見えたので、途中まで行ってみましたが、当日は通行止めとなっていたので訪問は断念。
国道を進んで、温泉施設に向かい、汗を流して帰りました。
危険・注意箇所
今回のルートを歩いてみて、危険もしくは注意が必要と思った箇所をピックアップします。
・大円地越→奥久慈男体山山頂:両側が切れ落ちた細尾根を進む箇所あり。すれ違いには注意が必要。
・奥久慈男体山山頂→縦走路:露岩を下る箇所あり。当日は雨で濡れて滑りやすくなっていたため、足元に注意が必要でした。
・月居山山頂→月居観音前の分岐:急坂の下りあり。当日は雨の影響もあり、ロープや木の根を補助にしながら慎重に下りました。



当日の記録
ここでは、当日の記録として、歩いている最中の天候の変化やシーンごとの服装、持参した装備や食料の使用状況を載せていきます。
天候・コンディション
西金駅を出発し、奥久慈男体山山頂に到着するまでは、比較的安定した空模様でした。
袋田の滝への縦走路に入ったころから強い雨が降り始めました。
その後、鍋転山山頂に着いたころに降りやみますが、月居古道入口に下り、温泉に立ち寄った後、16時を過ぎたころから小雨となりました。
気温は、歩き始めから山頂に到着するまで25℃前後を保っていました。


実際に着ていた服装
- 乗り物移動中
- トップス:半袖シャツ
- ボトムス:薄手のズボン、厚手の靴下
- その他:なし
- 活動中
- トップス:半袖シャツ
- ボトムス:薄手のズボン、厚手の靴下
- その他:薄手の手袋、ネックゲイター、てぬぐい
- 休憩中
- 活動中と同じ服装でした
持参した装備・食料の使用状況
- この日の使用状況として、持参した2Lの水には手をつけませんでした。途中から強い雨となり、ザックの中に入れていた水筒を出し入れしにくい状況だったことが主な理由でした。
- 持参したおにぎり4つのうち、2つは行きの電車内で食べました。残りの2つは、帰りの電車内で食べました。
- 持参した行動食(のど飴)も、山中では食べませんでした。帰りのタクシーや電車内でも手をつけませんでした。
- 雨が降り出してから、予備で持参した雨具を使いました。
見どころ
ここでは、この日歩いていて印象に残った風景や場所をまとめます。
その日の天候や季節によって印象は変わると思いますが、ひとつの参考として残していきます。
風景・展望
雨が降る前の奥久慈男体山山頂直下にある東屋から、麓の様子を眺めることができました。
雨が降り止んだ鍋転山山頂から、徐々にほどけていく雨雲の様子を眺めることができました。


季節の要素
登山口へと向かう途中の村落や、奥久慈山頂へと向かう一般コース内で見かけた花を、写真に残してきました。
花の名前には詳しくないので、ここは生成AIに可能性の高い候補を挙げてもらいました。
以下の花名は確定したものではなく、生成AIが挙げた候補として記載しています。
なお、花の名前を調べたときの手順は、以前、「作り方の記録」としてまとめた、以下の記事に残しています。






名所・史跡・観光地
袋田の滝へは到達できず、この日は特筆すべき場所への立ち寄りはありませんでした。
装備と準備
ここでは、この日に持参した装備についてまとめます。
また、実際に歩いてみて、事前に準備しておいた方が良さそうなものについてもピックアップしていきます。
持参した装備
- 靴:登山靴
- 持参した衣類・予備の衣類:
- 肌着:半袖シャツ
- 中間着:薄手の長袖シャツ
- 外着:ウィンドブレーカー
- その他:防寒着(薄手のフリース)、雨具、薄手の手袋、薄手のズボン、厚手の靴下、ネックゲイター、スパッツ、てぬぐい
- 飲食料:水2L、昼食(おにぎり4つ)、行動食(のど飴)
- 主な持ち物:ヘッドライト、熊鈴、熊スプレー、スマートフォン(用途:緊急連絡、GPS記録、撮影)、モバイルバッテリー
- 重さ:約8kg
事前に準備しておくと良さそうなこと
今回は袋田の滝へ繋げて歩く予定だったので、月居古道入口へ下りたあとの交通手段や、現地の通信状況まで念入りに調べていませんでした。
万が一の際に途中で下山するためのエスケープルートにもなり得たので、もう少し事前に確認しておけばよかったと感じました。
まとめ
雨の中を歩いた、奥久慈男体山から月居山までの山行でした。
雨に濡れた道中は、滑りやすく足元に常に注意を払う必要があり、思っていた以上に疲れました。
ただ、雨に遭わなかったとしても、急坂の上り下りや、切れ落ちた細尾根の通過などがあり、注意を払う場所は多かった印象です。
次に訪れるときには、袋田の滝まで到達できるよう、事前のコース確認を念入りにしておこうと思います。
関連する記録
今回の山行について、別の形で残した記録もまとめておきます。
あわせて、記事を書く際に参考にしたサイトも掲載します。
この山行を別の形で残した記録
当日の雰囲気を残したnoteの記事は、以下に置いています。

当日の空気感を短い映像にして、以下に残しています。
イラスト地図の作り方は、別の記事で手順として整理しています。

参考情報
月居温泉 滝見の湯 白木屋


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