今回は、記事を公開する前に、生成AIへ添削を依頼している手順をまとめます。
目的は、記事を別物に書き換えてもらうことではありません。
誤字脱字や読みづらい箇所を減らして、メディアの雰囲気を大きく崩さないようにすることです。
ここでは、実際に使っている確認項目や、プロンプトの組み立て方を記録しておきます。
今回の位置づけ(全体像)
まずは、山行記録を整理する過程のなかでの、この作業の位置づけです。
- 山行に向けての準備
- 山行中の素材収集
- 素材の整理と取捨選択
- 記事作成に向けての主題と構成の検討
- イラスト地図作成
- note記事作成 ← 執筆後の添削
- WordPress記事作成 ← 執筆後の添削
- ショート動画作成
- 公開後の振り返り
作業の流れ
具体的な作業の流れは、次の順番で行っています。
- 記事を一通り執筆する
- 自分の目で見直しをする
- 生成AIに添削を依頼する
- 添削結果をどこまで反映するか決める
- 添削結果を記事に反映する
- 改めて自分の目で読み直す
- サイトに投稿する
冒頭でも書きましたが、生成AIにすべてを任せて、全文を差し替えるところまでは考えていません。
あくまでも、わたしが書いた文章であることに、こだわりを持ちたいと思っています。
そのため、執筆後、まずは自分の目で確かめてから、生成AIに添削をお願いする流れにしています。
添削結果についても、無条件に全ての提案を採用することはせずに、取捨選択の最終判断はわたし自身で行うようにしています。
生成AIに伝えていること
添削の依頼は、次のような3つの工程に分けて出しています。
工程1 ブランドイメージの説明
工程2 投稿予定記事の掲載
工程3 添削内容と結果報告
それぞれを掘り下げます。
工程1 ブランドイメージの説明
最初の工程では、わたしが創り出したいブランドイメージを伝えています。そして、ここで伝えた雰囲気を崩さないような投稿記事になっているかを添削してもらうようにしています。
また、わたしの場合はnote、WordPress、ショート動画と、役割別に複数メディアに展開しているので、その内容もここで伝えて、棲み分けできているかも添削してもらっています。
メディアごとの役割
- note記事 情景、余韻
- WordPress記事 実用情報
- ショート動画 体験、空気感
工程2 投稿予定記事の掲載
次の工程では、投稿予定記事の全文を渡します。
渡す時の項目は、次の通りです。
渡す記事の項目
- 記事タイトル
- リード文
- 見出しごと本文
noteの場合は、この後にタグリストも渡しています。
工程3 添削内容と結果報告
最後の工程として、次のような添削のポイントについて伝えて、結果報告を返してもらいます。
添削のポイント
- 誤字脱字がないか
- メディアの雰囲気を崩していないか
- 投稿媒体ごとに棲み分けできているか
実際の添削プロンプト
ここからは、実際の添削プロンプトとしてどんな内容を生成AIに渡しているかを述べていきます。
note記事の添削依頼を例に、次のように工程ごとにプロンプトを分けて生成AIに渡しています。
- 作業の全体像の説明
- 工程1の説明
- 工程2の説明
- 工程3の説明
作業の全体像の説明
最初に、作業の全体像の説明として、次のようなプロンプトを渡します。
プロンプト実例
noteサイトへ投稿予定の記事を添削してください。
改めて、これから示す「ブランドイメージ」をベースに、投稿予定の記事の添削をお願いします。
添削は、以下の工程順に分割して指示を出します。
各工程での条件、指示を守りつつ添削結果を報告してください。
工程1:ブランドイメージの説明
工程2:投稿予定記事の掲載
工程3:添削内容の指定と結果報告工程1の説明
工程1として、次のようなブランドイメージを説明するプロンプトを渡します。
プロンプト実例
工程1です。デジタルコンテンツに関するブランドイメージは以下の通りです。
【ブランド全体のキャッチコピー】
山の小さな物語地図
― 低山を歩きながら、情景と記録を静かに残すメディア
【読者イメージ】
・40〜50代の社会人
・仕事に疲れ気味
・週末登山が趣味
・静かな時間が好き
・人付き合いに疲れ気味
・自然の中でリセットしたい
・激しい登山はしない
・SNSの騒がしさが苦手
・好きな山:里山、展望が良い、季節の花々が綺麗、稜線歩き、森林歩き、海、渓谷、滝、静か
・山以外の興味分野:AI、副業、老後、創作、温泉
・苦手:喧騒、強引、強要、争いごと、急かされること
【メディアごとの役割と一言メッセージ】
メディア:noteサイト
役割:山の余韻、空気感
ひとこと:山の小さな物語地図。静かな山歩きの余韻を言葉とイラストで残しています。
コンテンツサブタイトル:
・ 山の小さな物語地図(情景・余韻)
・ 山の小さな物語地図|小さな工夫の記録(非技術・気づき)
メディア:YouTubeショート動画
役割:山の雰囲気、体験
ひとこと:山の小さな物語地図。静かな山の景色を短い映像で残しています。
コンテンツサブタイトル:
・情景のひと言|山名(体験)
メディア:WordPressブログ
役割:山の実用情報、生成AI活用メモ
ひとこと:山の小さな物語地図。イラスト地図でたどる週末登山の記録とルート情報。
コンテンツサブタイトル:
・山の小さな物語地図|山行の記録(実用・入口)
・山の小さな物語地図|作り方の記録(技術・検証)
・山の小さな物語地図|道具と準備の記録(補助・保管)
【メディアごとのショートプロフィール】
noteサイト:
50代独身の社内SE。人付き合いと仕事で少し疲れ気味。気力や体力が落ちても続けられる低山歩きの記録を、生成AIに手伝ってもらいながら、手描き風地図「山の小さな物語地図」に整えて静かに置いていきます。
YouTubeショート動画:
このチャンネルは人間関係と仕事に少し疲れた50代の独身サラリーマンが、無理なく続けられる低山登山の様子を、生成AIを使ってイラストと音楽に変えて、「山の小さな物語地図」として静かに置いていくチャンネルです。
WordPressブログ:
低山歩きの記録を、生成AIを使った手描き風のイラスト地図「山の小さな物語地図」にまとめています。
40〜50代の社会人が無理なく楽しめる週末登山のルートや実用情報、AI活用の作成メモなどを静かに整理していきます。工程2の説明
工程2として、投稿予定の記事全文を含んだプロンプトを渡します。
プロンプト実例
工程2です。掲載予定の記事内容は以下のとおりです。
↓↓↓ここから投稿予定記事↓↓↓
◽️タイトル
岩殿山からお伊勢山へ|桜の中を歩く(2026/4/4)
◽️リード文
週末の天気予報は、正午から雨。
本降りになる前の静かな時間に、岩殿山へ向かいました。
歩きはじめると、思いのほか足取りが軽く、稚児落としを越えて、そのままお伊勢山まで。
桜の咲く大月のまちをつなぐように、春の一日を歩いてきました。
◽️本文
大見出し:歩きながら感じたこと
小見出し:登り
JR大月駅で下車。強瀬登山口へと向かいます。
登山口には、通行止め解除のお知らせが貼られていて、それを見て、少しほっとしながら先へと進みます。
途中にある「丸山公園」で、満開の桜と一緒に富士山や鏡岩を眺めてから、新たに拓かれた登山道を登っていきます。特に難しい箇所も無い登山道を登り詰めると、「岩殿山」山頂に到着です。
山頂の付近の桜も見頃を迎えて、すっかり春の装い。少しの間、その場の空気に身を置きました。
少し肌寒さを感じながら、「稚児落とし」へと向かいます。
昔は、腕の力でグイグイ登った短い鎖場も、現在は3点支持を守って、慎重に越えていきます。
時たま覗く富士山を眺めつつ、そのまま歩いていくと「稚児落とし」に到着しました。
高いところは得意では無いのですが、この場所に立つと崖下を覗き込みたくなるのが不思議です。
そっと覗いて、すぐに身を引く。そんな感じにスリルを味わったら浅利登山口まで降っていきます。
浅利登山口まで到着してみると、まだ午前も早い時間でした。
そのまま、真木にある「お伊勢山」まで足を伸ばすことにしました。
小見出し:下り
真木までは、一般道を歩きます。
はじめての道。少し不安、でも少し楽しみ。そんな気持ちで歩きます。
真木に到着。「お伊勢山」も満開の桜で満たされていて、ここでも、お花見を楽しむことができました。
余韻に浸りつつ、「大月駅」まで歩いていると、途中から雨が降ってきてしまいました。
雨具を着ようか少し悩みましたが、どうせ歩いているうちに乾くだろうと、そのまま移動を続けます。
やむ気配無く、むしろ雨足が強くなっていき、ずぶ濡れになって「大月駅」からの電車に乗って、帰宅の途につきました。
桜の中を歩き、最後は雨に濡れて終わる一日。
季節の変わり目にふさわしい、春らしい山歩きだったように思います。
大見出し:制作後記
地図上に、歩いている方向がわかるように、矢印をつけてみました。
これで、少し見やすくなった気がします。
少しずつ、完成度を上げていきます。
◽️ハッシュタグ
#イラストマップ #イラスト地図 #登山 #低山登山 #山梨 #秀麗富嶽十二景 #岩殿山 #お伊勢山 #桜 #ソメイヨシノ #生成AI活用 #AI画像生成
↑↑↑ここまで投稿予定記事↑↑↑工程3の説明
工程3として、添削内容の説明と結果報告を促すプロンプトを渡します。
プロンプト実例
工程2で示した投稿予定記事が、工程1で示したコンテンツメディアのブランドイメージを崩さない内容、表現、言い回しになっているか添削をお願いします。
特に、タイトルの付け方、リード文、本文の締め方について、より適切なリライト案があったら提示をお願いします。
併せて、工程1で示した他のメディアとの役割の棲み分けができている記事になっているかも確認してください。
加えて、誤字脱字を見つけたら、それらも一緒に、添削結果として表示してください。
最後に、あくまで対象記事の添削に留めてください。対象記事に書いていない内容を根拠なく追記したり、全文刷新するような提案は避けてください。添削結果反映の判断基準
添削結果が出てきたら、どこまで反映するか判断します。
反映必須な内容と、反映するかどうかの判断が必要な内容として、以下のように分類した上で、必要なものを取り込んでいます。
反映必須の内容
- 誤字脱字
- 文法ミス
- 記載内容の重複
- 事実誤認
判断が必要な内容
- タイトルの改善案
- リード文の改善案
- ハッシュタグの改善案
また、リライト後に再度添削をしてもらうときは、最初の工程からやり直すのは煩雑なので、次のようなプロンプトを追加で渡すようにしています。
再添削を依頼するプロンプト実例
添削結果を盛り込んでリライトしました。再度の添削をお願いします。
↓↓↓ここから投稿予定記事↓↓↓
なお、添削は何度でも依頼できますが、繰り返しすぎると、自分の文章らしさが少しずつ薄れてしまうようにも感じます。
そのため、わたしの場合は、再添削は3回までとしています。
まとめ
生成AIに添削してもらうようになって、自分だけでは気が付かなかった誤字脱字や文法ミスを見つけることができるようになりました。
反面、すべての改善案を無条件に取り込んでしまうと、文章の中にわたしがいなくなってしまう怖さも感じました。
あくまでも、わたしが感じたことや伝えたいことを残した文章として投稿できるように、これからも最後の判断は自分自身で行っていこうと思います。

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