週末の予定に無理が出ないよう、今回は鎌倉の低山をつないで、標高差の少ない山歩きをしてきました。
長谷駅から鎌倉大仏、大仏切通、天園ハイキングコース、衣張山、名越切通を経て、逗子駅まで歩くルートです。
本記事では、歩いた流れと注意点を静かに整理しています。
あわせて、イラスト地図と当日の様子も掲載しています。

当日の空気感は、短い映像にも残しています。
山行概要
今回の山行の概要をまとめておきます。
全体の流れを、はじめに軽く確認できます。
基本情報
- 歩いた日:2026/6/6(土)
- 空模様:曇り。標高の低い場所でも雲がかかっていて、少し肌寒さを感じました。
- ルート(登り):川乗橋バス停 → 細倉橋 → 百尋ノ滝 → 足毛岩分岐 → 足毛岩の肩 → 川苔山山頂
- ルート(下り):川苔山山頂 → 川苔山東ノ肩 → 大根ノ山ノ神 → 鳩ノ巣駅
- 歩いた時間:5時間くらい
- 歩いた距離:13kmほど
- 累積標高差:登り約1,100m/下り約1,200m
この日の服装
- 乗り物移動中:半袖シャツ
- 活動中:半袖シャツ
- 休憩中:半袖シャツ
アクセス
- 行き:西東京バス「川乗橋バス停」
- 帰り:JR「鳩ノ巣駅」
トイレ
- 川乗橋バス停:なし
- 細倉橋:なし
- 百尋ノ滝:なし
- 川苔山:なし
- 鳩ノ巣駅:あり(構外のみですが、無人駅なので改札通った後でも行き来可能でした)
コースの特徴
- 難易度:中級者向け。距離が約13kmあり、累積標高差も登り約1,100m、下り約1,200mあります。沢沿いの切れ落ちた道、木橋、クサリ場、渡渉箇所があるため、歩行時間だけでなく足場への注意も必要なコースでした。
- 危険箇所:細倉橋から続く沢沿いの道の各所。百尋ノ滝から川苔山山頂へと向かう途中のクサリ場。
- 見どころ:百尋ノ滝。沢沿いに咲くコアジサイ。(晴れていれば川苔山山頂から奥多摩の山並みや富士山が見えますが、この日は雲の中だったので、また別の機会に記したいと思います)
- 向いている人:苔むした沢沿いの道を歩きたい人、滝を眺めるのが好きな人、ある程度山道を歩き慣れている人
コース詳細
スタートからゴールまでの流れを、区間ごとにまとめます。
分岐や道の様子も含めて、実際に歩いた順に沿って記録していきます。
スタート〜前半(川乗橋バス停から細倉橋へと林道を進み、沢沿いの道を辿って百尋ノ滝へ)
JR「奥多摩駅」を下車。少し足早に東日原行きバス停へと向かいます。
すでに出来上がっている行列の最後尾にならび、駅の屋根裏へと頻繁に飛び交う燕たちの様子を眺めつつバスを待つことにします。
確保できた座席に座って約30分で「川乗橋バス停」に到着。多数のグループが降車する中、少し早めに出発し、登山口となる「細倉橋」へと向かいます。
林道には、落石注意の看板が定期的に掲げられており、ところどころ土砂の積まれた形跡があります。
異音が聞こえないか注意しつつ30分ほど林道を進むと「細倉橋」に到着です。
過去、ここに簡易トイレがあった時期がありましたが、2026年6月現在はトイレ自体が撤去されていました。「川乗橋バス停」付近にもトイレは無いので、奥多摩駅で済ませてからバスに乗るのがよいと思います。
「細倉橋」からは、沢沿いの道を進みます。途中、木橋を渡って両岸を行き来しながら高度を上げていきます。
常に湿気にさらされるので傷みやすいのか、板が割れて川の流れが見えている木橋がありましたが、新しい木材を繋いで補強されている木橋もあり、定期的に整備はされているようでした。
沢に落ちないよう、木橋を一本ずつ丁寧に渡り、沢側が切れ落ちた箇所を慎重に通過していくとコアジサイの咲く一帯がみえてきました。
後続の登山者に追い越してもらい、花を眺めてゆっくりめに進みます。
その後、何本かの木橋を通過、高巻きの急坂を登っていくと、徐々に滝音が聞こえてきて「百尋ノ滝」に到着です。
いつもよりも大きな音を立てて、いつもよりも多くの水が落ちていく様子を眺めて、少し足を止めます。
しばらくすると、後方から登山者がひとり登ってきたので、場所を譲って「川苔山山頂」へと向かうことにしました。
中盤(百尋ノ滝から足毛岩の肩を経由して、川苔山山頂へ)
「百尋ノ滝」を後にしてすぐのところにある「川苔山」方面への分岐を登ります。
少し登ると、クサリが設置されている区間に入ります。距離は短いですが、谷側が切れ落ちていて足場も滑りやすいので、ここも慎重に通過します。
クサリ区間を通過すると、沢の区間が終わり、見慣れた山道に変わっていきますが、数箇所、小さな沢を渡渉する箇所があります。
それほど深く見えない沢でも、流れのある箇所では足を置く場所によっては登山靴に水が入りそうに感じたため、石の位置を確認しながら、慎重に通過しました。
「足毛岩分岐」からは、比較的穏やかな「日向沢の峰」方面と、山頂直下に急坂の続く「足毛岩の肩」方面の二つのルートを選べます。
今回は、人が少なそうな「足毛岩の肩」方面へと進むことにしました。
数回の小さな沢を渡渉して、尾根筋へと乗ったあたりから徐々に雲の中に入っていき、視界が狭くなっていきます。
小鳥のさえずりと、木々の葉から滴り落ちる水滴の音の中を淡々と足を運んでいくと、山頂直下の急坂に入ると、途端に足が重くなっていきます。
無理をせずに、都度立ち止まりながら、一歩ずつ登っていくと、上方が開けて「川苔山山頂」へと到着しました。
山頂はそれほど広くありませんが、ベンチが3基備え付けられていました。
この日はすべて埋まっており、シートや携帯座布団を広げられそうな芝生も、露で湿っているように見えました。
休憩は挟まず、そのまま「鳩ノ巣駅」方面へ下ることにしました。
後半~ゴール(川苔山山頂から鳩ノ巣駅へ下山)
「川苔山山頂」から一段下にある「川苔山東ノ肩」まで下ります。
ここは、「日向沢の峰」「百尋の滝」「鳩ノ巣駅」の各方面への分岐路になっていてベンチが1基備え付けられています。
山頂がいっぱいのときには、ここで休憩するのも良いかと思います。
今回は特に立ち止まらずに「鳩ノ巣駅」方面へと進みます。
ナラ枯れ注意の看板が立っている中、異音に注意しながら下っていくと、徐々に雲の中から抜けて、遮られていた視界も回復しました。
よく見えるようになったので、少しペースを早めて下っていくと、1時間30分ほどで林道とぶつかります。
少し進んで「大根ノ山ノ神」の祠から、もう一度、山道に入って15分ほどで鳩ノ巣の集落へ。
その後、舗装路を下り踏切を渡ると「鳩ノ巣駅」に到着です。
以前は物静かな印象の駅前でしたが、食事処が増えていて、少し華やかな雰囲気になっているように感じました。
帰りの身支度をしているうちに電車の時間になってしまったため、今回は立ち寄らずに帰路につきました。
機会があれば、また歩いた帰りに寄ってみたいと思います。
見どころ
この日歩いていて印象に残った風景や草花をまとめます。
その日の天候や季節によって印象は変わると思いますが、ひとつの参考として残します。
風景・展望
印象に残ったのは、やはり百尋ノ滝です。
途中から霧のように拡散してシャワーのようになることが多い印象でしたが、この日は水量が豊富で、滝壺へとしっかり流れ落ちていました。

季節の要素
沢沿いの道のあちこちで、見頃を迎えたコアジサイがたくさん咲いていました。


地元の名所・観光地
今回のルートでは、名所や史跡として立ち寄った場所はありませんでした。
この日一番のひととき
雲の中に入った山道は、霧の立ち込める森のような雰囲気で、静かに自分のペースを取り戻せるひとときでした。
注意点と装備
歩く前に気をつけておきたい点と、この日の装備を整理します。
季節や天候によって変わる部分もありますが、参考のひとつになればと思います。
注意点
細倉橋から百尋ノ滝へと向かう沢沿いの道で、片側が沢に向かって切れ落ちている箇所が数箇所ありました。
百尋ノ滝から川苔山山頂へと向かう一角も片側が切れ落ち、転落注意の看板が掲げられていました。

装備
- 靴:登山靴
- 主な服装:
- 肌着:半袖シャツ
- 中着:薄手の長袖シャツ
- 外着:ウィンドブレーカー
- その他:防寒具(薄手のフリース)、雨具、薄手の手袋、薄手のズボン、厚手の靴下、ネックゲイター
- 飲食料:水(2リットル)、昼食(おにぎり2つ)、行動食(のど飴)
- 主な持ち物:ヘッドライト、熊鈴、くまスプレー、スマートフォン(用途:緊急連絡、GPS記録、撮影)
- 総重量:8kgぐらい
まとめ
このコースが合いそうな人
- 苔むした沢沿いの道を歩きたい人
- 滝を眺めるのが好きな人
- ある程度山道を歩き慣れている人
今回の山行のひとこと
眺望を楽しむ山行もよいですが、霧の立ち込めるような雲の中を進む時間にも、静かな山歩きのよさがありました。
コアジサイの咲く沢沿いと、水量の多い百尋ノ滝、そして雲の中の山頂。
静かな森を歩きたい日に、思い出せる道として残しておきます。
静かな森を歩いた余韻は、note側にも短く残しました。

また、イラスト地図の作り方は、別の記事で手順として整理しています。


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