山行の記録|伊豆伊東の大平山から柏嶺を周回してから汐吹公園に寄り道してきました

山行

この日、富士山付近の予報は曇り空。

富士山を眺めて歩くにはちょっと微妙な日になりそうだったので、伊豆の里山で海を眺めてのんびりするのが良いだろうと、伊東温泉にほど近い大平山おおびらやまから柏嶺を巡る周回ルートを散策してきました。

青空広がる日ではなかったものの、伊東の海岸線に初島まで眺めることができました。

下山後には、汐吹しおふき公園の扇山おおぎやま展望台に寄り道して手石島ていしじまを至近にゆっくりゆったりしてきました。

のんびりゆったり、高い位置から海を眺めるのに、なかなかの良所でしたので、そんな場所をお探しの際には、参考になるかと思います。

是非、最後まで読んでいってくださいね。

基本情報

まずは、今回の山行についての基本情報です。

山行の基本情報

日付:2023/4/22

天候:曇り

エリア:伊豆エリア

コース概要:

JR伊東線「伊東駅」〜丸山公園〜大平山〜柏嶺〜JR伊東線「伊東駅」〜汐吹公園〜伊豆急行線「川奈駅」

難易度:体力☆☆、技術☆、危険☆

交通機関:

(往)JR伊東線「伊東駅」からスタート

(帰)伊豆急行線「川奈駅」から帰路へ

概要

大平山(おおびらやま)

「大平山」は、静岡県伊東市にある標高577mの里山です。

伊東市により整備された大平の森コースの中心となるピークです。

山頂からの展望には恵まれていませんが、西方面に少し降ったところにある展望ゾーンから富士山への眺望、東方面に少し降った丸山公園との分岐地点から伊東市内、太平洋への眺望を楽しむことができます。

登山ルートは、伊東駅から徒歩30分で到着する丸山公園から2つあるようですが、渓谷を進む「渓谷コース」は台風により荒れていて2023年4月現在、通行禁止となっており、同公園を突っ切って登っていく「尾根コース」が主要ルートとなります。

その他、距離は伸びますが、柏峠から周回してくるルートも存在しています。

また、伊東市にある里山たちは、江戸城築城の際の石丁場いしちょうばとなっており、登その場を取り仕切っていた藩主を識別するための印が刻まれた「刻印石」が所々に散見されます。

歴史に興味があるようでしたら、この辺りも楽しめる散策路になっているようです。

関連リンク

伊豆・伊東の観光ガイドサイトに、「大平山の森コース」ハイキングマップのPDFファイルが掲載されています。今回はわたしもこちらのマップをメインに歩きました。目印となるポイントが詳しく記されていますので、山行に赴く際には、こちらからダウンロードして持っていくと良いでしょう。

汐吹公園(しおふきこうえん)

「汐吹公園」は、静岡県伊東市にある伊東港から川奈港へ向かう海岸線の中間にある公園です。

園内には、その名前の元となっている海岸線の汐吹き岩、太平洋への展望抜群な扇山展望台があり狭い敷地ではありますが、意外に楽しめる観光名所です。

難点はその立地で、マイカー持ちで無いと伊東駅や川奈駅からタクシーを調達するか、1時間ほど歩くかする必要があります。

その分、訪れる人が少なく、ゆっくりゆったり海を眺めるには良い場所でした。

関連リンク

伊豆・伊東の観光ガイドサイトにも、同所の案内が掲載されていましたのでこちらも参考にしてみてくださいね。

今回の山行上でのポイント

地図上の位置と標高

今回の山行で歩いた場所について、地図上の位置、標高です。

「Download file」のリンクからGPXデータとしてダウンロードできます。

ご自由にご活用ください。

合計距離: 20725 m
最高点の標高: 589 m
最低点の標高: -5 m
累積標高(上り): 1579 m
累積標高(下り): -1502 m
総所要時間: 07:07:35
Download file: climbing-record-20230422.gpx

歩いた軌跡

続いては、GPSデータを元にした軌跡です。

市販の地図

今回の山行ルートが掲載されている市販の地図も載せておきます。

本来であれば、国土交通省国土地理院のサイトから2万5千分の1地形図を購入、印刷して持参するのが正しい在り方ですが、毎回それだと面倒なので、紙面の地図は5万分1の市販地図をザックに入れて持って行くことにしています。

わたしの山行でのメイン地図はGPSアプリに移っており、紙面地図は予備扱いなため、今のところこの運用で困った事態には陥っていません。

ただ、読図の勉強をちゃんとしたい場合は、2万5千分の1地形図を購入した方が良いです。

5万分の1の等高線は荒すぎて地形把握には、ほぼ役に立たないのでご注意くださいね。

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注意した方が良さそうな区間

今回の山行ルート上で、注意したほうがよさそうな区間は、特にありません。

強いてあげれば、海が時化しけている時は海岸線は歩かないようにといったところでしょうか。

注意した方が良さそうな区間
  • 特に無し

おすすめ展望ポイント

今回の山行ルート上の展望ポイントは、次の場所になります。

展望の楽しめたポイント
  • 柏嶺
  • 扇山展望台
柏嶺

今回の山行ルート上の展望ポイントの一つ目は「柏嶺」です。

読み方を調べているのですが、

  • かしわれい
  • かしわみね(これが正解みたい)
  • かしわね
  • その他

どれなのか判明しておらず、分かったら明記します。(これは「かしわみね」が正解のようです。)

なお、道中の案内や旺文社の地図には「馬場の平」との記載があるので、そのような別名があるかもしれません。

この場所は海への展望に優れており、伊東市街地から海岸線を経て太平洋に至る開放感ある眺めを楽しむことができます。

加えて、小室山、大室山といった主要なピークを確認することもできます。

夏場は雑草が生い茂って通過に手間取るような情報もありましたので、涼しい時期に訪れるのが良いのかもしれませんね。

ギャラリー

柏嶺からの眺めです。海への眺望がとても良いのが特徴です。
まずは、海に浮かぶ初島です。
続いて、伊豆の海岸線です。オレンジビーチという海水浴場があるので、夏場は賑わうみたい。
川奈方面にある小室山が見えました。伊東から路線バスでもいけるんですよ。最近、山頂にオシャレなカフェが出来たみたい。そのうち行ってみますね。
ちょっと距離がありますが、大室山も見えました。ここの山頂はロープウェイじゃ無いと登れないんですよね。歩いても登れればいいのにな。
扇山展望台(おおぎやまてんぼうだい)

今回の山行ルート上の展望ポイントの二つ目は「扇山展望台」です。

汐吹公園にある標高52mあるらしい高台には高さ3mぐらいの小ぶりな展望台が建っており、その上から遥か太平洋の水平線を楽しむことができます。

また、この日は雲に隠れてしまいましたが、熱海方面の里山の先に丹沢の山々、富士山の頭も見えるようです。

潮風を感じながら、ゆったりのんびり海を眺めるのには良い場所でした。

ギャラリー

潮吹公園入り口にある案内図です。ここから5分ほど階段を登ると扇山展望台に登れます。
展望台自体はこじんまりしていますが
正面に手石島、その奥に初島を眺めることができます。
この日は曇っていたので伊東の海岸線までしか見通せませんでしたが、快晴の日は丹沢や富士山がみえるんだそうですよ。これは、リベンジしなければですね。
こちらは反対側の川奈崎の様子です。もう少し展望台が高いと良い感じになるのでしょうが、海からの強風を考えると、この高さが限界なんだろうなーと思います。

今回の山行での服装

今回の山行では、次のような服装の組み合わせを持参していきました。

同じ時期に赴かれるときの参考にして見てください。

山行中のコンディション

  • 天候曇り
  • 気温:10〜18℃
  • 活動場所:標高0〜600m

行動時の組み合わせ

  • ベースレイヤー:半袖Tシャツ
  • ミドルレイヤー:無し
  • アウター:無し
  • ボトムス:薄手の長ズボン、厚手のソックス
  • その他:手ぬぐい、ネックゲーター、薄手の手袋

停滞時の組み合わせ

  • ベースレイヤー:半袖Tシャツ
  • ミドルレイヤー:無し
  • アウター:無し
  • ボトムス:薄手の長ズボン、厚手のソックス
  • その他:手ぬぐい、ネックゲーター、薄手の手袋

公共機関移動時の組み合わせ

  • ベースレイヤー:半袖Tシャツ
  • ミドルレイヤー:薄手の長袖Tシャツ
  • アウター:なし
  • ボトムス:薄手の長ズボン、厚手のソックス
  • その他:薄手の手袋

今回は、スタートからゴールまで半袖Tシャツで活動しました。

歩き始めの気温は20℃に迫るほどでしたが、標高が上がるにつれて徐々に涼しくなっていき、最終的には10℃前後に落ち着いていました。

海から噴き上げてくる潮風も心地よく、始終半袖でまったく問題無く過ごすことができました。

公共機関での移動の際は、停滞しているからか流石に肌寒く、薄手の長袖Tシャツを合わせての移動となりました。

以下の記事にわたしが里山登山に使っているウェアの具体的な品名や組み合わせについてまとめていますので、詳細知りたいようでしたら合わせて読んでみてください。

あなたが、同じ時期の同じ界隈に赴くときの参考になれば幸いです。

ギャラリー

歩き始めの気温は18℃。暑くなりそうな感じはしましたが、歩き始めてみると潮風が心地よく、そこまで暑さは感じませんでした。
柏嶺での気温は10℃。潮風に煽られる場所だったので、体感ではもう少し低い温度に感じました。いずれにしても、移動していれば半袖Tシャツだけで快適でした。

山行の記録

ここからは、今回の山行について述べていきます。

アプローチ

今回は、JR伊東線「伊東駅」から直接スタートとしましたので、「東京駅」からのアプローチは次の通りとなります。

  • 「東京駅」から、JR東海道線沼津行きに乗り込み、「熱海駅」へ
  • 「熱海駅」から、JR伊東線伊東行きに乗り込み、終点の「伊東駅」へ

「熱海駅」からのJR伊東線は思いの外混雑します。時間的な余裕があっても早めにホームに向かって座席確保を優先した方が良いでしょう。

特に、眺めの良い海側のボックス席を狙うようなら、ちょっと早足に向かっておいた方が良いかもしれません。

「伊東駅」構内のおトイレは、改札のある1番ホーム階段の奥にあります。2番、3番ホームから移ってきた場合は、振り返った位置となるのでご注意ください。

もし、気が付かずに構外に出てしまったとしても、交番の横にも綺麗な公衆トイレがあるので、それほど敏感になる必要はないかもしれません。

なお、構外の公衆トイレ前に長椅子が設置されているので、人通りを気にしないなら、このベンチで身支度整えてスタートするのが良いでしょう。

どうしても人目が気になるようなら、バスターミナル付近の待合スペースが使えるかもしれません。

確認してみてくださいね。

ギャラリー

「東京駅」からJR東海道線沼津行き始発に乗り込みます。
ぼんやりした空模様。一瞬でも晴れますように。
「熱海駅」に到着です。ここからJR伊東線に乗り換えです。
あまりお天気良く無いのですが、エラく混雑している伊東線に乗り換えです。
なんとか座席が確保できたので車両を撮影です。
そして終点「伊東駅」に到着です。
8割の乗客は伊豆急行線に乗り換えて、さらに南へ進んでいきました。
ガラガラの「伊東駅」。南口改札へ向かいます。
1番ホームに来たら、階段を振り返っておトイレに寄り道です。
「伊東駅」は、Suicaで自動改札を通れました。JR伊東線ってJR東日本管轄でしたっけね。
改札を出たら右手に進むと
交番の手前に公衆トイレがあります。ここのおトイレも綺麗でした。
おトイレ前にはベンチもあるので、身支度はここでやってしまうと捗るかもです。ただ、ちょっと人通りが多いので気になるようだったら、別の場所を探してみてください。

JR伊東線「伊東駅」〜丸山公園

「伊東駅」を出発したら、交番のある方向へ進みます。

そのまま、西方面へまっすぐ道なりに進んでいくと平仮名で大きく「よしの」と書いた温泉ホテルが見えてくるので、そちらの方向へ登っていきます。

途中、踏切を渡り川沿いの車道を登っていくと左手に丸山公園の駐車場が見えてきますので、そこから入園して園内の遊歩道を登ります。

丸山公園からは、「伊東ゆったり湯めまちウォーキングコース」のオレンジの案内板を目印に進めば間違い無いでしょう。

大平山・馬場の平への道標が見えてきたら、公園とは別れて山道を登っていくことになります。

ギャラリー

交番を通過したら、天狗のお面の前をまっすぐ進みます。
ここもまっすぐ進みます。
色々気になるのぼりの出ている漢方薬店を通過すると
つつじの先に「よしの」というホテルの看板が見える坂道に入ります。
ここから道成に進みます。
踏切が見えてきたら左右確認して通過します。
川が見えてきたところで右へ折れて
川沿いを進みます。
そのまままっすぐ登っていくと
左手に公園が見えてきて
「丸山公園」の駐車場に到着です。マイカー組はここに駐車するといいかもしれません。
公園の表札を横切る形で、園内に入ります。
道成に進むと
オレンジのコース案内に地図が掲載されているので、念のため地図でルートを確認しておいてから進むことにしましょう。
地味にパワー使う階段道を淡々と登っていくと
山道のように変化していって
「大平山」への登山口が見えてきました。ここから本格的な山道に貼っていきます。

丸山公園〜大平山

山道に入ったら、基本は尾根筋を進むことになります。多少の降りはありますが、基本的には登り一辺倒に登っていく感じです。

この登りが意外と急坂で、普段から山遊びをしていないようだとちょっとキツイかもしれません。

途中で石丁場跡地があり、大きな石がゴロゴロした場所を通過し、更に1時間ほど登ると芝生広場からの合流地点に到着し5分ほど進むと「大平山」の山頂に到着です。

山頂からの展望は期待できないので、足を止めずに通過してしまいましょう。

ギャラリー

「丸山公園」を抜けたあとは山道を登ります。
オレンジの案内がこれでもかと立っているので、相当なことがない限り道に迷うことはないと思います。
ロープで区切られた区間をなぞるように進んだら
今度はフェンスに区切られた区間をなぞるように進みます。
ガイドロープが張られた急坂がありますが、ロープは使わないでも良いレベルです。多分、降りで滑らないように使うのかな。
どんどん先に進んでいくと
道標の裏に看板が立ってました。
昔、石切丁場だったことを説明するものでした。
足元に、印が刻まれた石もありました。
しばし、ゴロゴロした石の区間を通過します。
石に刻まれている印は、ここを取り仕切っていた藩主の印みたいです。
印のついた石がここにもありました。
その後は、急坂が続きます。
最後にシダの生い茂った道を登り切ると
芝生広場からの合流地点に到着です。
ここから少しだけ、海への眺めが得られました。
そして、「大平山」の山頂に到着です。ここからはほぼ何もみえません。
掲載されていた地図をみると、芝生公園まで車で入って来れそうです。マイカー組なら楽ちんで登れるのかもしれませんね。

大平山〜柏嶺

「大平山」山頂を通過したら、柏峠・馬場の平の道標を目安に進みます。

途中にある展望ゾーンからは、富士山への眺望が楽しめるようですが、この日は雲に隠れてしまっていました。

長椅子が2基設置されていたので、休憩するならこちらが良いでしょう。

少しだけ大平の森の遊歩道を進んだら、また山道を降っていくこととなります。

木々の隙間から天城山方面の山並みがチラチラするので、天気が良いと意外と気持ちの良い山道なのかもしれません。

四辻よつつじと書かれた十字路を通過して登り返しを処理した後、細尾根を退避するように張られたガイドロープを伝って尾根筋を進んだら、旧柏トンネルへの分岐地点に到着です。

ここから5分ほどで、伊豆最古の隧道と呼ばれている旧柏トンネルを見学できるようですが、中に入れるわけではなさそうなので、今回はスルーしました。

その後、鉄塔、お乳女おちいじょ観音と通過すると、林道と草原との分岐地点が見えてきて、草原側を登り切ることで「柏嶺」に到着します。

「柏嶺」からの眺めは本当に気持ちが良いので、お昼休憩を入れるなら、是非、この場所にしましょう。

ギャラリー

山頂を踏んだら、次の目的地の柏嶺に向かいます。
尾根道の途中に、展望ゾーンという案内が立っている場所がありました。
天気が良いと、ここから富士山が見えるそうです。この日は、心の目を凝らして眺めておきました。
一回、ググッとUターンして
もう一度、Uターンして
一段下の道を西へ向かいます。
途中、木の隙間から大室山のシルエットが確認できました。大室山、とても分かりやすい形ですよね。
広い尾根道を下っていきます。
踏み跡が怪しいところには、ほぼ確実にこんな名札サイズの案内がぶら下がってるので探してみてください。
芝生広場へ向かう分岐地点に到着しました。
ここから、一旦、急坂を登って
すぐに南方面へ降ります。
どんどん高度を下げていくと
四辻(よつつじ)に到着です。名前の通り十字路になっている場所ですが、真っ直ぐ進みます。
穏やかに登って
遅くなっていく尾根道を辿っていくと
ガイドロープで細いトラバース道へ誘導されます。
谷側に貼ってあるガイドロープは緩いので、体を預けるのにはちょっと不安ありです。ロープには頼らずに進むのが良いでしょう。
短くもちょっと緊張するトラバース道を通過できたら、広い尾根道に戻ります。
前方に案内が見えてきました。
柏峠の説明のようです。「天狗の詫証文」「松月院の宝印」「柏峠ん黒曜石」とかとか、なんか面白そうな単語が並んでいました。調べた上で再訪してみたいと思います。
今回は旧柏トンネルには寄り道せずに先へ向かってしまいます。
見慣れてきたオレンジの案内板を目標に進むと
髙い鉄塔とぶつかりました。
なんとなく景色良さそうな場所ですが、雲でほとんどみえません。残念です。
電気業者用の作業道を抜けて
えぐれて歩きづらい道を進んでいくと
首の取れた仏像の前に着きました。
お乳女観音像がここだったようです。首が無いのは、誰かが壊したみたい。最近流行ってしまっているバカッターの走りみたいなものでしょうか。ひどいものです。
観音さまにご挨拶したら林道と合流です。
そして車止めがみえてきたら、そちらへ入っていきます。
この日は会うことはありませんでしたが、誤射されないように注意しないとですね。
車止めを跨いで
草原を高台に向けて登っていきます。
「柏嶺」に到着です。ちょっと壊れていますが、ベンチも設置されていました。ベンチ使わなくても、レジャーシートを敷いて寝っ転がれそうな場所でした。
「柏嶺」からの眺めです。さすがは行楽地の伊東といったところでしょうか。目を凝らすとヨットが浮かんでいるのが見えたりと、なかなか楽しい眺めの場所でした。

柏嶺〜JR伊東線「伊東駅」

「柏嶺」を通過したら、草原に引かれた轍を進みます。

進んでいくうちに、海岸線が見えなくなってしまいますが、変わりに小室山から大室山にかけての眺めを楽しむことができます。

しばし、里山達を眺めつつ進むと林間の尾根筋に入っていきます。

この区間、ところどころ粘土質の滑りやすいコンディションのところがあるので、転ばないようご注意ください。

山道を降り切ると「柏嶺」の分岐で別れた林道と合流し、伊東駅方面へ降っていくことになります。

このあたりは車道が入り組んでいるので、GPS地図アプリがあるなら活用して進むと捗るかと思います。

「伊東駅」まで戻ってきたら、オレンジビーチへ抜けて「汐吹公園」へ向かうことにします。

ギャラリー

眺めを楽しんだら、伊東市街地へ降っていきます。
轍に沿って進んでいくと
林間の山道に入っていきます。
ちょっと傾斜があるので転ばないように降っていきます。
きのこ発見です。
こっちにもありました。種類はわかんないんですけどね。
立派な道標を目安に淡々と降っていくと
車道と合流です。この道を遡っていくと、大平山麓にある芝生広場に行けるみたいです。
街に向かって降っていきます。
ここは左へ
さらに左へ。ちなみに、右にいくと温泉ホテルのハトヤに行けるみたい。伊東に行くならハトヤのアレです。
市街地を見下ろしながら、坂道を降ります。
分岐は左に折れるのが多かったです。ここも左でした。
廃業した感じの建物を通過すると
朝通過してきた川沿いの道にでました。ここは右へ行ってみます。
踏切を渡って
川を渡ると
朝向かってきた道に合流しました。
そのまま、朝のルートを遡っていくと
「伊東駅」に到着です。えらい量タクシーが停まっていたのが印象的でした。

JR伊東線「伊東駅」〜汐吹公園

「伊東駅」に着いたのは12時を少し回った時間だったので、少し足を伸ばして「汐吹公園」に行ってみることにしました。

海水浴場オレンジビーチに出て、少し砂浜で海を眺めたら、海岸線を走る国道135号線伊東バイパスを進みます。

なぎさ公園、伊東漁港と通過していくと、下田方面と川奈方面への分岐地点に到着します。

ここを川奈方面に向かって10分ほど進むと「汐吹公園」の駐車場に到着します。

園内では、5分ほど階段を登ったところにある扇山展望台から太平洋へ向けた眺望が楽しめます。

また、3分ほど降ったところには汐吹岩があり岩の間から噴き出す海水の様子を楽しむことができます。

それぞれに足を運んだら、あとは川奈駅方面へ抜けて帰ることとします。

ギャラリー

ここから、海岸線に向かいます。本当であれば、「伊東駅」を突っ切って真っ直ぐ進めばよかったのですが、間違った道を進んでしまいました。
脇道に入って軌道修正していきます。
ぐるっと回り込むように進むと
「伊東駅」からの道に合流するので、右へ折れていきます。
海が見えてきました。
オレンジビーチに到着です。青空では無いのが惜しいなあ。
砂浜に出てみました。堤防があるので、高い波はほぼ来ません。海水浴にはバッチリな場所ですね。

オレンジビーチを出たら国道135号の伊東バイパスを進みます。
渚橋を渡って
観光会館前の説明文をチラ見していきます。
観光地だけあって色々な催し物が控えているようです。気になるものあったら訪れてみてくださいね。
道なりにどんどん進むと
漁港が見えてきました。土曜日は休みなのか、閑散としていました。
居心地の良さそうなホテルの下を通過して
川奈駅へ向かう分岐を進みます。
このまま左側をモリモリ歩きます。
どっかの企業の保養施設みたいな建物を通過して
海沿いの車道を進んでいくと
「汐吹公園」に到着です。結構車が停まっていて混んでいるのかと思ったのですが、隣接している汐吹キャンプ場をご利用の方々のクルマでした。
まずは、展望台に登ります。
道は公園の遊歩道と同じ感じなので、スニーカーであれば問題なく登れます。
テッペンには小さな展望台が立っていて
足元にはお社がありました。
展望台の上からの眺めです。潮風が心地よいです。
眼下の手石島は、伊東の港からボートで来れるようです。
一通り眺めを楽しんだら、次は、汐吹岩まで降ってみます。
入口からさらに海岸線に降ります。
キャンプ場を通過して海岸線まで降りてきました。
向かって右手の遊歩道を進むと
汐吹岩の潮の噴き出すポイントまで来てみました。残念なことに、干潮のタイミングに訪れてしまったようで、ほれほれプシューってな感じに噴き出す様子を眺めることはできませんでした。
仕方ないので、海の様子を眺めてから帰ることにします。透明で綺麗な海です。
振り返って公園入り口へ向かいます。
入口に戻ってきました。今回の見所は全て回ったので、あとは「川奈駅」まで戻って帰ろうと思います。

汐吹公園〜伊豆急行線「川奈駅」

「汐吹公園」を後にしたら、引き続き海岸線の鋪道を歩きます。

短いトンネルを通過すると、正面に川奈港と川奈崎が見えてきて、川奈いるか浜公園に到着します。

この公園は、夏は海水浴場として賑わっているようですが、この日は海釣り客だけで閑散としていました。

少し休憩を入れたあと、急坂の九十九坂を登り切ったところでゴール地点「川奈駅」へ到着です。

川奈駅の周辺には日帰り温泉施設がなさそうだったので、熱海駅で途中下車することにしました。

ギャラリー

ちょろっと見える川奈崎を目安に進みます。
海鳥が居たので一枚。
振り返ると、汐吹岩に手石島、初島と眺めることができました。
トンネルがあったので通過します。
トンネルの中って、いつ通ってもちょっとビビるんですよね。
トンネルを抜けると、水準点なるものがありました。
その後もモリモリあるいていくと、川奈港が見えてきて
川奈いるか浜公園に到着です。
海岸線で遊んでいる人はゼロでしたが
堤防で釣りをしている人はたくさんいました。
漁村のスラロームを登っていきます。
結構な坂道をパスして、「川奈駅」に向かいます。
20分ほど坂道を登るとバス停が見えてきて
「川奈駅」に到着しました。
アナウンスを聞くと、次の電車はリゾート21だとか。ちょっとワクワクです。
リゾート21キンメ号が到着しました。真っ赤なボディーが素敵です。
キンメのマスコットキャラがカワイイですね。
車内もキンメだらけ、癒されつつ熱海駅へ向かいます。

おまけ

今回も、静岡方面の登山帰りの定番となってきている「熱海駅前温泉浴場」に寄り道です。

午後17時ごろは夕食の時間帯だからか、いつも空いているのですが、この日は結構利用客がいて、湯船に入るのに少し待つことになりましたが、熱海の熱湯のようなお湯はやっぱりローテーションが良く回ります。

5分ほどで湯船に入ることができました。

「熱海駅前温泉浴場」については、次の記事に詳しくまとめています。よかったら、一緒に読んでいってくださいね。

ギャラリー

いつもご厄介になっている「熱海駅前温泉浴場」に到着です。この日もいいお湯いただきました。
それでは、東京に向けて帰ります。お疲れ様でした。

まとめ

海への眺めが秀逸な伊豆伊東の大平山から柏嶺を巡って、汐吹公園まで歩いたときの様子でした。

大平山からの眺望はパッとしませんでしたが、柏嶺や汐吹公園の扇山展望台からの眺めは大変秀逸で、どちらも、晴天の時にもう一度訪れたくなる気持ちの良い場所でした。

ただ、夏場はかなり暑そうな場所だったので、涼しい春先や秋口を狙って訪れてみると良いかもしれません。

あなたの里山登山の参考になれば幸いです。

それでは、ここまでお読みくださり、ありがとうございます。

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