山行の記録|リベンジを誓った浜石岳・薩埵峠初登頂の様子です

山行

東海道随一の富士山眺望スポット薩埵峠(さったとうげ)。

JR東海道線、東名高速道路、国道一号線が一堂に会する珍しいポイントで、前々からいってみたい場所の一つとなっていましたが、往復6,000円を超える運賃は貧乏サラリーマンの二の足を踏ませるには十分なお値段で、今の今まで訪れたことがありませんでした。

そんな中、青春18きっぷの春季期間に突入して、運賃もお安く抑えることができるようになったので、ここが絶好の機会ということで、お隣の浜石岳と合わせて訪れてみることにしました。

残念ながら、天候には恵まれず、道中一度も富士山を見ることはできませんでした。

しかも一番の目的だった薩埵峠の展望台が遊歩道崩壊で通行止めになっており、全くもってミッションコンプリートできませんでしたが、初めて歩く山道、初めて眺める景色はどれも興味深く、楽しい山行を経験することができました。

もし、あなたも薩埵峠や浜石岳にいつか登ってみたいという願望をお持ちでしたら、この記事の道中の様子はいろいろ参考になるかと思います。

是非、最後まで読んでいってくださいね。

基本情報

まずは、今回の山行についての基本情報です。

山行の基本情報

日付:2023/3/12

天候:曇り

エリア:静岡エリア

コース概要:

JR東海道線「由比駅」〜「ちょっと一休み」休憩所〜浜石野外センター〜浜石岳〜浜石岳ハイキングコース入口〜薩埵峠駐車場〜JR東海道線「由比駅」

難易度:体力☆☆、技術☆、危険☆

交通機関:

(往)JR東海道線「由比駅」からスタート

(帰)JR東海道線「由比駅」から帰路へ

概要

薩埵峠(さったとうげ)

「薩埵峠」は、静岡県静岡市清水区の由比にある富士山への展望が有名な峠です。

名前の由来は、海岸で漁網にかかった薩埵地蔵を祀ったという故事からきているそうです。

古くから、日本の東西を繋ぐ交通の要所として有名で、現在もJR東海道線、東名高速道路、国道一号線といった交通網が一同に会する特異な場所となっています。

また、これら鉄道や高速道路と合わせて富士山や駿河湾への眺望に優れており、全国的にも有名な絶景スポットとして多くのカメラマンや観光客の訪れる場所となっています。

しかし、残念なことに今回訪れた2023年3月現在、地滑りにより展望台へと続く遊歩道は通行禁止となっており、見たかった絶景にはありつけませんでした。

展望台への道が全面開通したら、再訪したいと思います。

関連リンク

崩落箇所に関する復旧状況は、静岡市公式HPに掲載されております。リンクを貼っておきますので、ご確認ください。

浜石岳(はまいしだけ)

「浜石岳」は、静岡県静岡市清水区の由比にある標高707mの里山です。

山頂が開けた草原地となっており、北には富士山、東には駿河湾や伊豆半島、南には清水港、西には南アルプスと、ほぼ静岡全域を見渡すことができる展望地となっています。

主な登山ルートは次の3つ

  • 西山寺ルート:JR東海線「由比駅」から登るルート
  • 白井沢ルート:同じくJR東海線「由比駅」から登るルートでこちらの方が若干距離が長い様子
  • 薩埵峠ー浜石岳ルート:薩埵峠を経由して上の二つとは反対方面から登るルート。3つの中では最長。

いずれも、案内板の整備されたわかりやすいハイキング道となっています。

このほかにも、お隣の「興津駅」から薩埵峠を経由して登ってくるルートや、山頂直下にある浜石野外センターまで車で登ってしまう楽ちんルートもあるようで、わたしが歩いていたときにも、タクシーが何台か登っていくのを見ることがありました。

携帯の電波も入る場所でしたので、万が一の時にはタクシーを呼んで下山できるかもしれない点も覚えておくといざという時役に立つかもしれません。

関連リンク

静岡市公式HPに、デフォルメ地図が掲載されていましたのでリンクを貼っておきます。それぞれのルートのイメージがわかるかと思うので、参考にしてみてください。

今回の山行上でのポイント

地図上の位置と標高

今回の山行で歩いた場所について、地図上の位置、標高です。

「Download file」のリンクからGPXデータとしてダウンロードできます。

ご自由にご活用ください。

合計距離: 17410 m
最高点の標高: 707 m
最低点の標高: -4 m
累積標高(上り): 1427 m
累積標高(下り): -1434 m
総所要時間: 06:44:49
Download file: climbing-record-20230312.gpx

歩いた軌跡

続いては、GPSデータを元にした軌跡です。

注意した方が良さそうな区間

今回の山行ルート上で、注意したほうがよさそうな区間は、特にありません。

強いて挙げるとすれば、由比の街は細い路地が多いので、車との接触に注意が必要といったところでしょう。

注意した方が良さそうな区間
  • 特に無し

おすすめ展望ポイント

今回の山行ルート上の展望ポイントは、次の通りです。

展望の楽しめたポイント
  • 浜石岳山頂
浜石岳山頂

今回の山行ルート上の展望ポイントは「浜石岳山頂」です。

高さこそ1,000mに満たない山ですが、里山特有の麓の街並みに加えて、由比港を見下ろせる高台となっていて、そのことだけでもなかなか目に楽しい眺望を得られることでしょう。

そのほかにも、天候に恵まれれば、富士山、南アルプス、伊豆、駿河湾と、海に山に素敵な眺めを堪能できる場所となっています。

そして、山頂が広々とした芝生になっているので、レジャーシートを敷いて足を投げ出しつつ、四方の眺望を楽しむのも悪く無いかと思います。

ギャラリー

浜石岳山頂からの眺めです。本当であれば、この左側に富士山がデーンと見えるはずなのですけど、残念無念です。
北東方面には、駿河湾と伊豆半島が、かろうじて識別できました。
眼下をアップにすると、先ほどまで歩いていた道がみえます。
由比港です。桜エビとしらすが獲れるんだそうですよ。丼が美味そう。
南方面には清水港が見えてます。
流石にデカい港です。大型な船が何艘も見えました。
西方面は全然見えず。本当であれば南アルプスの白い山脈が見えるみたいです。
ちょっと引いて、山頂全体を撮影です。こんな感じの芝生になっているので、寝転んで寛ぐのにばっちぐーな環境でした。

今回の山行での服装

今回の山行では、次のような服装の組み合わせを持参していきました。

同じ時期に赴かれるときの参考にして見てください。

山行中のコンディション

  • 天候曇り
  • 気温:15〜23℃
  • 活動場所:標高0〜700m

行動時の組み合わせ

  • ベースレイヤー:半袖Tシャツ
  • ミドルレイヤー:無し
  • アウター:無し
  • ボトムス:薄手の長ズボン、厚手のソックス
  • その他:手ぬぐい、ネックゲーター、薄手の手袋

停滞時の組み合わせ

  • ベースレイヤー:半袖Tシャツ
  • ミドルレイヤー:無し
  • アウター:無し
  • ボトムス:薄手の長ズボン、厚手のソックス
  • その他:手ぬぐい、ネックゲーター、薄手の手袋

公共機関移動時の組み合わせ

  • ベースレイヤー:半袖Tシャツ
  • ミドルレイヤー:薄手の長袖Tシャツ
  • アウター:薄手のフリース
  • ボトムス:薄手の長ズボン、厚手のソックス
  • その他:薄手の手袋

今回は、駿河湾にほど近い由比駅からスタートです。

海沿いだからなのか、早朝からちょっと湿気を帯びた暖かさで、最初から最後まで半袖Tシャツでの行動となりました。

山頂で15分ほど休憩を入れましたが、そのときも半袖Tシャツのままでも快適で、海から噴き上がってくる風が心地よい状態でした。

公共機関での移動の際も、大して冷えることも無く、薄手の長袖Tシャツとソフトシェルだけで過ごせました。

以下の記事にわたしが里山登山に使っているウェアの具体的な品名や組み合わせについてまとめていますので、詳細知りたいようでしたら合わせて読んでみてください。

あなたが、同じ時期の同じ界隈に赴くときの参考になれば幸いです。

ギャラリー

スタート時点の気温は15℃。なかなか暑い1日になりそうな感じです。
山頂での気温は20℃越えてました。海から吹き上げる潮風がむしろ心地よかったです。

山行の記録

ここからは、今回の山行について述べていきます。

アプローチ

今回は、JR東海道線「由比駅」からスタートとしたので、「東京駅」からのアプローチは次のとおりでです。

  • 「東京駅」から、JR東海道線沼津行きに乗り込み「三島駅」へ
  • 「三島駅」から、JR東海道線静岡行きに取り込み「由比駅」へ

早朝時間帯の東京発JR東海道線は、沼津駅が終点のことが多く、それよりも西に向かうためには、どこかで乗り換えが必要です。

終点の沼津駅で乗り換えるのが順当ではありますが、ひとつ手前の三島駅の方が静岡行きの始発駅となることが多いので、そちらで乗り換えておいた方が座席確保がし易いです。

今回もそれを狙って、三島駅で乗り換えとしました。

おトイレ周りの情報としては、目的地「由比駅」構内にあるおトイレに立ち寄ることになるかと思います。

もしくは、東海道線車両内のおトイレも活用できるでしょう。

身支度は、駅の待合フロアをお借りするのが便利です。

コンビニはないものの、自販機があるので、飲み物補充にご活用ください。

諸々、準備が整ったら駅を出て右手に進んでいきましょう。

ギャラリー

さて、それでは、東京駅からJR東海道線沼津行き始発に乗っていきます。
今回は、三島駅での乗り換えを考慮して、最後尾車両に乗り込みます。そういえば、東海道線は日によって最後尾車両がボックスタイプだったり長椅子タイプだったりと、固定化されないのはなんででしょうね。車内おトイレを活用するつもりでプランニングしていくと、長椅子タイプの車両でプラン変更を余儀なくされるときがあるのでちょっと困るんですよね。見分ける方法ご存知の方、こっそり教えてください。
1週間遅れで春季青春18きっぷの利用開始です。5日分で12,050円なので、1日の運賃が2,500円以上になるように乗車できればWinnerです。参考までに、奥多摩方面で東京〜奥多摩往復2,530円。神奈川方面で東京〜二宮往復2,682円。山梨方面で東京〜四方津往復2,682円。高崎方面で東京〜深谷往復2,682円。宇都宮方面で東京〜小山往復3,036円です。これより遠くに乗るなら青春18きっぷでのっちゃいましょう。せいしゅん、それはー、きみがーみたひかりー、ぼくがーみーたーきぼおー。
それは青雲だべー。と思ったそこのアナタ、昭和世代だべー。と思ったのですが、いまだにCMソングで流れてるんですってね。テレビ無いので知りませんでした。そんなわけで、国府津駅で朝日を撮影です。2月の同時刻に通過した際は真っ暗だったのに1ヶ月で変わるものです。
小田原、熱海を通過して、三島駅に到着です。ここから競歩のペースでプリプリとお隣4番線ホームへ向かいます。
おしりプリップリで進んだのが功を奏して、好きな席選びたい放題で乗り込むことができました。
席が確保できたので、記念撮影です。
そして、降車駅の「由比駅」に到着です。今まさに気がついたのですが、この子ったら、先頭と最後尾がそれぞれ異なる顔の車両なのね。寄せ集め感があって、なんか小さい男の子に超絶モテそう。
モテ電車を見送ったら、改札ホームに向かいます。
ホーム手前におトイレがあるので、お借りしてから外へ。
青春18きっぷ使うときにしょっちゅうやらかすことなのですが、改札出る時にSuicaで通ろうとしてガコッてされるんです。恥ずかしいので、はやくおトクきっぷもSuica対応してほしいわー。JRさん頼むわー。
改札すぐにある待合フロア。広くて、綺麗で、準備が捗ります。
構内案内図があったので載せておきますね。というか、このコ、音声案内付きですよ。ハイテク、ハイテク。
流石に音声流すわけにはいかないので、ボタンはポチらずにスタートです。右回りにいってきまーす。

JR東海道線「由比駅」〜「ちょっと一休み」休憩所

「由比駅」を出てすぐを右折して、桜エビのアーチを通過したらしばらく道なりに進みます。

由比の町は、漁港から採れる桜エビが名物で、5月にはお祭りが開催されるなど、シーズン中はなかなか活気のある町のようですが、3月の時期はまだ落ち着いた感じの中を進みます。

随所に立っている道案内に沿って、傾斜のある道を登っていくと東海道新幹線の沿線がみえてくるので通過してさらに登っていきます。

収穫待ちのみかん畑を横目に眺めながら高度をあげていくと、駿河湾方面に視界の開けた場所に「ちょっと一休み」の看板が立っている場所に到着します。

登りルートにして1/3の地点になりますが、ベンチが一組設置されているので、由比港をながめて一息入れてから先に進むとしましょう。

ギャラリー

駅前広場に周辺案内があったのでスタート前にチラ見していこうと立ち寄ってみました。なんかチラチラする赤文字がやたらと気になるので読んでみます。
いやいやいやいやいやいや。まだスタートしてないんですけど。最終目的地行けないとか。ウケるわー。やっぱり人生ってたのしーですね。
スタート前にリベンジが確定したところで、楽しそうに「(・∀・)人(・∀・)ナカーマ」しているエビさんズに見守られながら、スタートを切ります。いやーたのしー。
途中にあった公園に集う人々。うん。みなたのしそーだ。なんの集まりか知らないけれど楽しそうなことは良いことです。
空元気も疲れてきたので、通常テンションに戻して電車の脇っちょを進みます。
由比港は、桜エビとしらすが有名なんだそうで、こんな直売店がたくさんありました。
タラタラと進んでいくと、直売所の案内が立ってました。
チラ見してみると、漁港に行けるみたいでしたが、今回はそのままスルーして先を急ぎます。
いや、禿げてねーし。いや、禿げてねーし。
大事なことなので2回唱えていたら、「浜石岳」への分岐が見えてきました。
なんか、すごいキュウキュウな道を車がモゾモゾと通過していきました。アレですよ。もののけ姫ラストで、頭だけになったモロさんがモゾモゾ特攻するあんな感じでした。知らんけど。
横断歩道を渡ってまっすぐ進みます。
床屋の先を右折して
お寺さまの前を通過します。
ここ、左下の道を通過しましたが、右上をいくのが正しかったみたいです。まーどっちでもいいんだけどねー。
そんなわけで、こちらのルートは、電車の下を通過します。
ちっと暗い高架下を抜けていくと
地図がありました。
登り行程の1/4を消化したところでしょうか。 次の公衆トイレが2/4地点で、野外センターが3/4地点といったところでしょうか。
右側の道を降り
案内に沿って右折します。
このアングル面白いでしょー。「浜石岳」の矢印が指す先がちょうど「浜石岳」山頂なんです。とか、自信満々に言い切ってますが、間違ってたら恥ずかしいので、こっそり教えてください。
豊作なみかんの脇っちょを進みます。
要所要所に立っている道案内。こいつがあるので、ほぼ迷わず進めます。
そば処を通過したところで
物騒な警告文が立ってました。
他にも数箇所でこのような警告文をみかけました。そういえば、この辺りはみかんの盗難被害が急増してるってニュースありましたね。無人販売所もガチガチに防犯設備固めてるところが多くなってきてますし、色々住みづらい世の中になってきちゃいましたね。
そんな物騒な警告文を横目に進んでいくと、分岐がみえてきました。ここを右へ進みます。
石垣の間を登ると
「ちょっと一休み」の案内がでている休憩所に到着です。「一休」とか聞くと、イメージするのはやっぱり、あごけつイケボな新右衛門さんですよね。
ここからの眺めもなかなかで、「いっきゅうさーん」と叫びたくなるような気持ち良い眺めを楽しめます。
さっと見渡してみると、由比の街並みの先に、駿河湾や伊豆半島がみえます。多分、天気がよければ富士山もみえるんじゃないかな。
海風も心地よく、いい感じにクールダウンできました。

「ちょっと一休み」休憩所〜浜石野外センター

「ちょっと一休み」休憩所からも車道歩きが続きます。

なかなか標高も上がってきているはずですが、畑仕事の軽トラックがバンバン通過していきますので、その点には注意が必要です。

公衆トイレの前を通過してしばらく進むと、「三本松を経て浜石岳へ」という案内が見えてきます。

ここから、ようやく山道っぽい道を歩けることとなります。

ただし距離としては30分程度で、「浜石野外センター」のアスレチック遊具の前に飛び出ます。

ここからの眺めもなかなか良いので、少し立ち止まって景色を楽しんでいくと良いでしょう。

アスレチック遊具の脇から分岐して展望台に向かうこともできます。

展望所には櫓が建っていて、天気がよければ富士山が見えて絶景、絶景となると思いますが、曇り空ではその恩恵も授かれず、失意のまま先に進むこととなりました。

ギャラリー

ちょっと一休みしたので、引き続き車道を進みます。
時たま、畑仕事の軽トラが登ってくるので後方注意です。
うねうねと、「浜石岳」へ向かっていくと
おトイレありました。これで行程の半分というところでしょうか。結構年季が入ってるおトイレですが、緊急事態のときには頼りになりますね。
ぐんぐん山の中を進むと
近道への入り口あったので、そちらに入ります。
ようやく山道っぽくなってきたと思ったところで
ちょろっと歩いただけで、浜石野外センターに到着です。
振り返ると有料望遠鏡が置いてありました。
確かに良い眺めです。
案内にある展望台の文字が気になったので、ちょっと寄り道します。
小高い丘が見えてきて
展望台に到着です。
あーこれ、快晴のときにゼッタイ気持ちいやつだわー。ここもリベンジ決定です。
正面に西伊豆の稜線がぼんやりみえます。
南伊豆もうっすらですね。
野外センターの中央に進みます。
広場を突っ切ります。
小さい男の子に人気ありそうな設備ですが、大きい男の子もはしゃいで遊んでました。
ここ炊飯場だと思ったのですが、飲用不可って書いてありました。奥がおトイレなので、手洗い専用ということなのでしょうか。
おトイレを突っ切って一旦、駐車場方面へ出ます。
駐車場にあった案内図です。これによると、先ほどのトイレ前の手洗場は「西炊飯棟」となってました。飲んじゃいけない水道がある炊飯棟とか。世にも不思議な物語的ですね。

浜石野外センター〜浜石岳

展望所からアスレチック遊具のある広場を通過していくと「浜石野外センター」の入り口にあたる駐車場エリアに到着します。

ここから、また車道歩きとなるので、車の往来に気をつけつつ先を進みます。

「浜石岳」への分岐を左折し、途中にある近道を登っていくと40分ほどで「浜石岳」山頂に到着です。

非常に広い広場となっている山頂は、開放感があってとても気持ちが良いです。

ベンチが一組と、丸太の椅子が二組ほどありましたが、ここは是非、レジャーシートを持参していくことをお勧めします。

芝生の上に座って駿河湾の眺めを楽しんでくださいね。

ギャラリー

駐車場を超えて、また車道を往きます。
ゲートが見えてきたらそちらへ入ります。
ここですね。スルッと入っていきます。
しばらく進むと近道の入り口があるので、そっちを進みます。
山道を進んで
車道を跨いで
また山道を進んで
また車道を跨ぎます。
右側をみると、アンテナ塔が立ってました。
階段を上がっていくと
チャペルというのでしょうか。鐘がありました。
YUIと掲げてあります。最初女の子の名前と思ったのですが、由比のことですね。当然カラカラ鳴らしてから先に進みます。
開けた広場が見えてきました。
「浜石岳」山頂に到着です。本当であればババーンと富士山がお出迎えしてくれるはずだったのですが、曇りまくりでダメでした。
ネット情報によると、この方位盤に映した逆さ富士が可愛らしいんだそうです。ここもリベンジですね。
石の塊で山頂碑が作られていました。この角が削れた石たちが、浜石岳の名前の由来になった石なのかしら。
ゾロゾロと30名ぐらいの大所帯が登ってきました。由比駅の公園で見かけた人々のようで、ハイキングイベントだったみたい。邪魔になると悪いので撤退することにします。

浜石岳〜浜石岳ハイキングコース入口

「浜石山」山頂を後にしたら、反対方向から「薩埵峠」へ向けて降っていきます。

こちら側のコースは、今まで登ってきた道とは異なり、ガチの登山道になります。

農作業用モノレールの脇に設置されたルート上には、粘土質の滑り易い箇所や、段差の大きな箇所が頻繁にありますので、滑らないよう注意しつつ降っていきましょう。

途中、但沼分岐点、立花分岐点と通過して、急坂の降り坂をパスすることで「浜石岳ハイキングコース入り口」まで降下することができます。

ギャラリー

ここから反対側に降っていきます。
こちら側はずっと山道なのですが
途中から農作業用モノレールと合流して降りていくことになります。
一旦、モノレールとバイバイしますが
ちょこっと進むと
また、合流することになります。
モノレールの運転手用に張り紙がいっぱい貼られているのが新鮮です。こんなの他じゃ見たことないな。
レールが分岐する場所。ここの下を潜って先にすすみます。作業用モノレールを潜るのなんて初めてだったので、なかなかワクワクでした。
但沼分岐点を示す案内がある場所を橋のある左へ折れていきます。
しばらく歩くと、展望所の案内が見える場所に出会します。ここは右側のレールを跨いで進みます。ちなみに、展望所にも寄り道してみましたが、冬場専用なのか、雑草が凄くて何も見えませんでした。
この後は、モノレールとお別れして、普通の山道を降っていきます。
立花池への分岐に到着です。どうせ大したことないだろうと今回スルーしてしまいましたが、後々調べてみたら、水面に映る逆さ絵がいい雰囲気な場所だったみたいです。ここもリベンジせねば。
立花山の山頂横をトラバースしていきます。
逆側の山麓へ降りる分岐がみえてきたので、ここを左へ進みます。
そういえば、この案内。柱の頭が雪を被った富士山みたいに見えますね。静岡だから、そのように作ってるのかな。
ちょっと荒れみで、急勾配な道を降っていきます。
古いロープウェイのような機器の残骸を横目にどんどん降ると
木々の合間から駿河湾が見えてきて
車道に降りることができました。
ここから、もう一段下に降ってから「薩埵峠駐車場」へ向かいます。

浜石岳ハイキングコース入口〜薩埵峠駐車場

「浜石岳ハイキングコース入口」まで降下してきたら、さらに30分ほど畑の間を縫うように降ると、東海道自然歩道バイパスコースという名前の鋪道にぶつかります。

この鋪道は普通に車が通過するので、後ろから迫ってくる車に注意しながら、「薩埵峠駐車場」まで向かうことになります。

途中、駿河湾の先に見える西伊豆の稜線眺めつつ進んでいくと、「薩埵峠駐車場」に到着です。

ここからも、まあまあの眺めが楽しめますが、ネット上に上がっている薩埵峠展望台からの眺めに比べると数段落ちるのは否めません。

展望台までの遊歩道が早く全面開通になること願います。

ギャラリー

「薩埵峠駐車場」に向い、正面にある階段を降ります。
その前に、海を眺めておきます。多分、目の前に沼津アルプスの山々が見えるはずですが、ぼんやりで見えないですね。残念。
階段を降りて
廃屋の前を通過します。
みかん畑を抜けて降っていくと
一段したの車道がみてくるので右折します。
うっすら青空が見えて少し期待したのですが
歩いていく中で、やっぱり曇ってきてしまいました。
十字路を直進して
道なりに進んでいくと
おトイレのある駐車場が見えてきて
「薩埵峠駐車場」に到着です。
案内図があったので、この場所も展望所になっているようですね。
肝心の眺めの方は、こんな感じです。富士山が出てないのでアレですが、みかんの黄色がいいアクセントになって、まあまあ良い感じでした。
せっかくなので、どこまで進めるか行ってみましたが
もう、入り口から通行禁止になっていました。ここは絶対に止めるという若林くん並みの強い意志を感じました。
ここからの眺めはこんな感じで、悪くはないのですがちょっと木々が邪魔かな。まだ、駐車場の方がいい眺めかもしれません。

薩埵峠駐車場〜JR東海道線「由比駅」

「薩埵峠駐車場」を後にしたら、東海道自然鋪道バイパスコースを辿って「由比駅」まで戻っていきます。

この道はロードバイク向けのサイクリングコースにもなっているようで、自動車やバイクよりも自転車と多くすれ違うことになると思います。

古い宿場町の雰囲気を残す村落の中を2時間ほど進んでいき、歩道橋を通過すると「由比駅」に到着です。

おトイレを済ませて、JR東海道線で帰路に着くこととしましょう。

ギャラリー

ざっと確認したところで、「由比駅」へ帰ることにします。
来た道を一旦戻り
「由比駅」方向へ降ります。
「薩埵峠」の案内が立っていました。こっちが本当の峠の位置なのかしらね
振り返ると、立体交差の先に清水湾が見えました。こんな道路や鉄道が密集しているのをみると、今も昔も交通の要所なんだなということがわかります。
対岸には沼津方面の工場地帯が見えてました。
高台歩きはここまでで、あとは古い宿場町の中を進みます。
倉沢という地名のようです。
年代ものなのか掠れちゃって、ちょっと読めないですね。昭和48年とか、わたしが生まれた年とあんまり変わらないなー。むしろ50年近く雨風に晒されても、この程度の風化で済んでいるのがすごいことかもしれませんね。
こっちは一里塚跡だそうです。細部新しい案内板でした。
老舗民宿の軒先には、説明文が掲載されてました。
こっちにもありました。こういうところってまだ営業しているんですかねー。一度泊まってみたいものです。
タラタラと路地を進んでいくと
桜の木の下に休憩場所がありました。
木の根元にお墓があるわけでもなく、鉄道や車道が見渡せます。満開の桜と合わせたらいい感じのアングルですね。撮り鉄にウケが良さそう。
この道、車の往来が比較的穏やかだからか、自転車の往来が激しいです。ロードバイクがモリモリ登っていくのが印象的でした。
だんだんと、一般住宅が増えてきました。
地すべり管理センターへの分岐を抜けていくと
歩道橋があり
登って降ってすると、駅はもう少しです。
プロペラの音がすごいので見上げてみたら、グライダーを牽引して飛んでいる飛行機がいました。あれはそう、ナウシカですね。
宿場町っぽい交番を通過したら
「(・∀・)人(・∀・)ナカーマ」がみえてきて
「由比駅」に到着です。
帰りの電車は、熱海駅乗り換えの電車だったので、熱海で途中下車してお風呂に寄り道していきます。

おまけ

今回は、熱海駅で途中下車して「熱海駅前温泉浴場」に寄り道です。

この日は、非常に混み合っていて10分ほど待たされましたが、いつもと変わらぬ熱湯風呂で肌を赤くしながら暖まっていくことができました。

若干値上がりはしたものの500円で、温泉に入れるのはやっぱりお財布に嬉しいです。

また、再訪したいと思います。

「熱海駅前温泉浴場」については、次の記事で詳しくまとめてます。こちらも読んでいってくださいね。

ギャラリー

熱海駅から徒歩3分の熱海駅前温泉浴場に寄り道です。この日は大混雑でしたが、それでも10分後にはガラガラで入ることできました。ここのお客さんたちは江戸っ子な方が多くて助かります。
汗も流してばっちり温まったところで、宇都宮線乗り入れの電車で、乗り継ぎなく赤羽まで帰れました。お疲れ様でした。

まとめ

静岡県由比にある浜石岳・薩埵峠に訪れた時の様子でした。

富士山への眺望で有名な二箇所でしたが、どちらも富士山には恵まれず残念な思いをする結果となりました。

加えて、薩埵峠は展望台にも辿り着けずにモヤモヤが残ることとなってしまったので、通行止め解除を待って、必ず再訪しようと思います。

天候に恵まれてくれれば、山に海に気持ちの良い展望を楽しめるルートになっていますので、まだ訪れたこと無いようでしたら、遊びに行ってみてくださいね。

それでは、ここまでお読みくださり、ありがとうございます。

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