山行の記録|富士山真っ二つにみえる田貫湖の長者ヶ岳、天子ヶ岳を巡って白糸の滝で癒されてきました

山行

関東圏低山の木々たちも、紅葉から落ち葉に変わって、山中が寂しくなってきました。

そんな中、まだ歩いたことのなかった富士山西側の長者ヶ岳から天子ヶ岳を縦走してきてみました。

この日はお天気にも恵まれて、それぞれの山頂だけで無く、田貫湖湖畔、行き帰りの道中と、さまざまな場所で、富士山を眺めることができました。

西側から眺める富士山は大沢崩れの大きく抉られた山肌が特徴的で、他の方向から眺めるよりも荒々しい雰囲気がありました。

そんな、男性的な富士山も大変魅力的なので、まだ眺めたことが無いようでしたら、この記事を参考に長者ヶ岳、天子ヶ岳、登ってみてくださいね。

おまけとして、下山後に立ち寄った白糸の滝の様子も載せておきました。

名爆の名に恥じない、素晴らしい滝でしたので、こちらも一緒に最後まで読んでいってくださいね。

基本情報

まずは、今回の山行についての基本情報です。

山行の基本情報

日付:2022/12/10

天候:晴れ

エリア:田貫湖エリア

コース概要:休暇村富士停留所〜田貫湖畔広場〜休暇村分岐〜長者ヶ岳〜天子ヶ岳〜白山神社〜白糸の滝停留所

難易度:体力☆☆、技術☆、危険☆

交通機関:

(往)JR見延線「富士宮駅」から富士急静岡バスで「休暇村富士停留所」へ向かい、そこからスタート

(帰)「白糸の滝駅」から富士急静岡バスでJR見延線「富士宮駅」へ向かい、そこから帰路へ

概要

田貫湖(たぬきこ)

田貫湖は、静岡県富士宮市にある人工湖です。

元々は田貫沼と呼ばれる小さな沼地だったのですが、関東大震災をきっかけに濃厚用水確保のため人工的に湖に拡張されたものなんだそうです。

湖畔には、休暇村やバンガロー、キャンプ場があり、富士を見上げながらの宿泊することも可能です。

また、4月20日と8月20日の早朝、休暇村のある位置からダイヤモンド富士が拝めるようで、カメラマンにも人気あるエリアのようです。

この日も、大きなカメラを持ったお父さんが数名が草むらから富士山と鴨のコラボか何かを撮影していました。

わたしなんかだと、草むらは野生動物が居そうで敬遠しちゃいますが、逞しいものですね。

長者ヶ岳(ちょうじゃがたけ)

長者ヶ岳は、静岡県の富士宮市と山梨県の南巨摩郡南部町の境目にある、標高1335.8mの低山です。

休暇村富士や田貫湖畔公園にある登山口から登れるので、非常に交通の便がよく、また、山頂まで2時間ほどで登れてしまうお手軽な山なので、なかなか人気があります。

山頂は、東西の視界が開けていて富士山と、南アルプスへの眺望が望めます。

そして、ここからは大沢崩れが真正面に見えるため、他の方角から眺めたときの女性的な富士山ではなく、荒々しく格好の良い男性的な富士山の様子を垣間見ることができます。

関東圏からは、マイカーが無いとなかなか来る機会を得られない場所ですが、一度は登ってみて、ここからの富士山を眺めてみてほしいなと思います。

天子ヶ岳(てんしがたけ)

天子ヶ岳は、静岡県富士宮市にある、標高1330mの低山です。

お隣の長者ヶ岳から1時間弱で来れる位置にあるので、長者ヶ岳とセットで登る方が多いんだろうと思わせる山です。

山頂に展望は無く、南に10分ほど下ったところにある富士見台から富士山を眺めることができます。

そして、富士見台の手前にはツツジの群生地があり、小さな石祠が祀られています。

ここは、昔、この地に嫁いできたお姫様のお墓なんだそうで、周囲のツツジの枝を折ると決まって嵐が起こったという伝承があるんだそうです。

立ち寄った際には、何かを引っ掛けて折らないようにご注意くださいね。

今回の山行上でのポイント

地図上の位置と標高

今回の山行で歩いた場所について、地図上の位置、標高です。

「Download file」のリンクからGPXデータとしてダウンロードできます。

ご自由にご活用ください。

Download file: climbing-record-20221210.gpx

歩いた軌跡

続いては、GPSデータを元にした軌跡です。

注意した方が良さそうな区間

今回の山行ルート上で、注意したほうがよさそうな区間は、特にありませんでした。

注意した方が良さそうな区間
  • 特になし

おすすめ展望ポイント

今回の山行ルート上の展望ポイントは、次の通りです。

展望の楽しめたポイント
  • 休暇村富士展望デッキ
  • 田貫湖西側湖畔
  • 休暇村分岐地点
  • 長者ヶ岳山頂
休暇村富士展望デッキ

今回の山行ルート上の展望ポイントの一つ目は「休暇村富士展望デッキ」です。

休暇村の建物を通過して、湖畔に出た位置にあるウッドデッキの展望所です。

ここは、ダイヤモンド富士の展望場所ともなっていて、真正面に富士山が位置する格好の撮影ポイントとなっています。

波風のたたない時には、湖面に逆さ富士が映りこんで、すこぶる見栄えが良いのだそうです。

デッキ自体はなかなか広いですが、人気の場所ということもあり、次から次へ観光客が訪れます。

あまり長居せずにサッと写真を撮ったら、後続に場所を譲る配慮があると良いでしょう。

ギャラリー

展望デッキの入り口にある案内板。ダイヤモンド富士について記載があります。4月20日と8月20日それぞれの前後1週間早朝が狙い目なんだそうです。
デッキの入り口から絶景の予感です。
デッキ正面から富士山を眺めます。残念ならがら小波で逆さ富士は見えませんでしたが、いい感じに絶景でした。
ちょっと引いた図。デッキが結構広いのもいいですよね。
田貫湖西側湖畔

今回の山行ルート上の展望ポイントの二つ目は「田貫湖西側湖畔」です。

今回、湖畔を一周していないので、今回歩いた西側に限定しています。

こちらからは、湖面の先に常に富士山が控えている中を散策でき、かなりテンションがあがる区間となっていました。

おそらく、こちら側からならどこからとっても、逆さ富士が取れるんじゃ無いでしょうか。

鴨や白鳥が浮かんでいることもあるので、それら渡り鳥を眺めてのんびりするのもいいかもしれません。

ギャラリー

西岸から富士山を眺めてみました。ただただ、末広がりですね。
ちょっとアップです。鴨が泳いでました。ちっさー。
8倍ズームです。大沢崩れがエグいくらい抉れてます。抉れてるだけにエグいです。
山頂を15倍ズームです。心の目で補正すれば、剣ヶ峰の観測所もバッチリです。気象ドームまで見えちゃってますね。昭和世代サイコー。
木々の間からも撮ってみました。この木は桜かな。田貫湖湖畔も春はお楽しみな場所かもしれませんね。
休暇村分岐地点

今回の山行ルート上の展望ポイントの三つ目は「休暇村分岐地点」です。

ここは「長者ヶ岳」への登山道の途中にある、「田貫湖畔公園」と「休暇村」への分岐地点となります。

湖畔に比べて視線が高くなり、湖面を見下ろす形に富士山を眺めることができます。

ベンチも設置されているので、一息休憩を入れつつ富士山への眺めを楽しむのが正しい使い方なんだろうと思います。

是非、活用してくださいね。

ギャラリー

休暇村分岐のベンチからの眺めです。南方に永遠広がる裾野がキレイですよね。
ここでも8倍ズームです。日差しが上がってきて大沢崩れの影も濃くなってきた感じです。
山頂15倍ズームです。眺めていると、富士山登りたくなるから困ります。
裾野にくっついたカサブタみたいに、愛鷹山地もみえました。そしてカサブタと言えばガッシュな訳ですが、最近でている「2」は面白いのかな。
こちらはベンチの様子です。結構しっかり座れる奴が設置されていました。
長者ヶ岳山頂

今回の山行ルート上の展望ポイントの四つ目は「長者ヶ岳山頂」です。

長者ヶ岳の山頂は全方位に展望が開けているわけでは無く、東方面と西方面のそれぞれに部分的な展望が開けています。

  • 東方面:正面に富士山。眼下に田貫湖を眺めることができます。
  • 西方面:手前に天子山地の山々、奥に南アルプスの山々を望むことができます。

特にここからの富士山は、ど真ん中に大沢崩れの深い亀裂が観えるので、いつか富士山も真っ二つに割れてしまうんだろうかと感じてしまう眺めとなっていました。

その他、剣ヶ峰がある面なので、山頂が普段よりもとんがってみえていたのもの、大変興味深かったです。

ギャラリー

長者ヶ岳山頂からの眺めです。大沢崩れのせいで富士山真っ二つにみえます。
アップにすると、眼下の田貫湖がキレイにみえました。田貫湖左上の草原は朝霧高原になるのかな。あそこでテント泊とかやってみたいものです。
ここでも山頂ズームしてみました。正午になってまた影のつき方が変わりました。富士山見ているとほんとに飽きないです。
逆側からは、一部冠雪している南アルプスがみえました。
アップにするとこんな感じです。こちらの山々も冠雪してきましたね。
木々の合間からは、多分、毛無山だろうなーと思われる山がみえました。

今回の山行での服装

今回の山行では、次のような服装の組み合わせを持参していきました。

同じ時期に赴かれるときの参考にして見てください。

  • ベースレイヤー:半袖Tシャツ
  • ミドルレイヤー:薄手の長袖Tシャツ
  • アウター:ソフトシェル、レインウェア、薄手フリース
  • ボトムス:薄手の長ズボン、厚手のソックス
  • その他:手ぬぐい、ネックゲーター、薄手の手袋

今回の山行のコンディションは次の通りでした。

  • 天候曇り時々晴れ
  • 気温:登り始めから14℃前後の暖かい気温。下山時も同じくらいの気温を維持してました。
  • 活動場所:標高1,000m未満

今回も日中の格好は半袖Tシャツのままとなりました。

12月も中旬に入ってきましたが、この日は天候に恵まれて、風も少なく登りでは半袖でも汗が滲む感じでした。

ただし、湖畔で見かけた一般観光客はコートやダウンを羽織っており、山行中も半袖Tシャツ姿はわたしだけだったので、寒がりな方はソフトシェルなどを重ね着したほうが良いかもしれません。

下山後も日が暮れるまでは半袖のままでも震えることはなかったですが、夕暮れ以降は流石に肌寒く、薄手の長袖Tシャツとフリースを重ね着して過ごしました。

以下の記事にわたしが里山登山に使っているウェアの具体的な品名や組み合わせについてまとめていますので、詳細知りたいようでしたら合わせて読んでみてください。

あなたが、同じ時期の同じ界隈に赴くときの参考になれば幸いです。

ギャラリー

歩き始め。モバイルバッテリーの近くにあったので温度上がりすぎですね。
外気に晒して30分ほどしたら、14℃ぐらいに落ち着きました。

山行の記録

ここからは、今回の山行について述べていきます。

アプローチ

今回は、田貫湖の湖畔にある「休暇村富士停留所」からスタートして「長者ヶ岳」、「天子ヶ岳」と巡り、反対方面に下山して、「白糸の滝」を眺めて帰るプランとしました。

「休暇村富士停留所」までのアプローチは、次のとおりです。

  • 東京駅から、JR東海道線で「三島駅」へ
  • 「三島駅」から、更にJR東海道線の静岡行きに乗り換えて「富士駅」へ
  • 「富士駅」から、JR見延線に乗り換えて「富士宮駅」へ
  • 「富士宮駅」から富士急静岡バスに乗り換えて「休暇村富士停留所」へ

途中のおトイレは、「富士駅」「富士宮駅」それぞれにありますし、休暇村富士に到着した後にも、休暇村富士の建物内や「田貫湖畔公園」の周辺にもあります。

それぞれのタイミングで、必要によりお借りするとよいでしょう。

身支度する場所は、休暇村富士の建物内の椅子もしくは「田貫湖畔公園」まで進んでしまい、そちらに設置されているベンチで行うと捗るかと思います。

ギャラリー

みーあげたらーモーニンムーン。とチャゲ&飛鳥復活を心待ちにしつつ、コールドムーンから3日過ぎたお月様を見上げて電車を待ちます。
お月様をアップにするとこんな感じ。満月といっても差し支えない丸さです。
そして月明かりの下、到着した東海道線沼津行きで移動します。この日は、三島駅で乗り換え想定だったので、三島駅のホーム階段に近い最後尾車両に乗っておきます。
三島駅に到着です。速やかにお隣のホームに停車している静岡行きへ乗り換えます。
こいつです。こいつに乗り換えます。
「富士駅」に着いたら、今度は見延線へ乗り換えです。なかなか忙しいですね。
階段を上がって突き当たりの1番ホームへおります。
始発電車なので、比較的空いてます。富士山が見えやすい進行方向右側の座席に座っておくと良いでしょう。
車窓から観える富士山を眺めながら「富士宮駅」に到着です。階段を登って
有人改札に向かいます。
東京はSuicaエリアになるので、エリア外からの乗り越しに該当しちゃうんですね。なので、有人窓口じゃ無いとダメなんです。超絶めんどうくさいので、クレジット対応とかをやるお金はこっち直すのに使って欲しいんだけどなー。
モンモンと精算したら東側の出口から駅構外へ出ます。
真っ直ぐ進むと、「バスのりば」と案内の出ている階段があるので降ります。
その前に、ビルの合間から顔出している富士山を眺めておきましょう。雲もいい感じですね。
階段をおりたら「休暇村富士」行きの便がでる「2番のりば」にて待ちます。
ここですね。階段降りたら目の前なので迷うことは無いでしょう。
階段の下には、おトイレもあります。1時間ほどバスに乗ることになるので、忘れずに寄り道しておいてくださいね。
そして「休暇村富士停留所」に到着です。田貫湖の湖畔へは、この施設の中を通過するのが早いです。中にはキレイなおトイレもありますよ。

休暇村富士停留所〜田貫湖畔広場

「休暇村富士停留所」からは休暇村富士の建物内を反対側へ突っ切って、湖畔にある展望デッキへ降りていきます。

展望デッキからの富士山への眺めは秀逸なので、永遠と眺めていたくなりますが、スタート地点から動かないまま終了というのは、流石に勿体無いので、適当なところで切り上げて歩きはじめて下さい。

湖畔の散策路は、サイクリングロードにもなっているので平地でとても歩きやすいかと思います。

少しの間、林間の道を通過すると、その後は、田貫湖の先に富士山を見上げる大展望の中を気持ちよく歩くことができます。

そのまま富士山を右手に見上げながら15分から20分ほど歩いて行くと、駐車場が見えてきて、その先に「田貫湖畔広場」があります。

ベンチのほかに、おトイレも併設されているので、身支度はここで整えるのが一番捗るかもしれません。

「田貫湖畔広場」から上に抜ける形に遊歩道が伸びているので、諸々準備ができたらそちらの方へ登っていきましょう。

ギャラリー

休暇村富士の建物内です。入口に遊歩道の地図があるので眺めておくと良いでしょう。
湖畔へ抜ける自動ドアは、少し入ったところにあります。
ここです。ここから外へ。
外に出ると、富士山が出迎えてくれます。
階段を淡々と降りて
湖畔の方へ向かいます。
展望デッキがすぐ近くにあります。
ここからはいい感じに富士山観えるので寄り道しておきましょう。
グデーっと眺めたら、左手に進んでいきます。
サイクリングロードも兼ねた遊歩道なので、結構しっかりしてます。
湖畔を進んで
ちょっとだけ林間に入って
改めて湖畔を進みます。
振り返ると、長者ヶ岳から天子ヶ岳の稜線がみえました。ピーカンで気持ち良い眺めです。
正面には末広がりの富士山。こんな中を歩くのでなかなかコーフンします。
木々が増えてきたところで
駐車場が見えてきました。
北バンガローサイトに到着です。
登山口となる、田貫湖畔広場はこの中にありました。
湖畔側に降りてみると、何やらイベントの準備をしています。帰ってから知ったのですが、結構大きなイベントやってたんですね。花火も上げてたみたいなので、来年はちゃんと調べて参加しようかなと思います。
そして超重要施設、おトイレです。結構キレイなので、バンバン使っておきましょう。
田貫湖版広場からの富士山。広場内に椅子がいっぱいあったので、ここで身支度整えると捗りそうでした。

田貫湖畔広場〜休暇村分岐

「田貫湖畔広場」から上に抜けるように10分ほど登ると、田貫神社方面からの登山道と合流して、本格的な登山道となっていきます。

傾斜も登山道らしいレベルに変わるので、ここから気合を入れ直して登りはじめてください。

丸太を用いた階段をじっくりと攻略していくと、机付きのベンチがある休憩所がみえてきます。ここから富士山の眺めを楽しめるので、一息つくのも良いでしょう。

そこから更に丸太の階段を処理して行くと、今度は丸太のベンチのある分岐地点に到着します。

ここが「休暇村分岐」と呼ばれる分岐地点になります。

南方面に裾野を広げた富士山を眺めることができるポイントで、駿河湾までは見えないものの愛鷹の山々は確認することができました。

ここから、もう一段傾斜がキツくなるので、富士山を眺めて一息入れてから再開するといいかもしれませんね。

ギャラリー

田貫湖版広場を上抜けするように石畳の坂道を登っていきます。
ツバキでしょうか。お花が満開でした。
案内によると300mほど登る感じです。
針葉樹林の乾いた遊歩道をどんどん登ると
田貫神社の方からの登り口と合流します。
ここから、ちゃんとした登山道に入ります。
分岐はほぼ無いので迷わねーべ。いぐべ。いぐべ。
永遠と丸太の階段を登ります。
テーブル付きのベンチが見えてきました。
あんれまー。スゲない。このままここで富士山眺めて過ごすのも悪くないですが、目的遂行のため歩を進めます。
枯れ葉カサカサな道を登って
更にカサカサと道を登ると
休暇村富士への分岐点に到着です。ここまで大体30分ぐらいですね。いや40分ぐらいかも。
正面には南方に末広がりな富士山と田貫湖の眺めを楽しめました。
しばし富士山に見惚れたら、残りの登り坂を登っていきましょう。

休暇村分岐〜長者ヶ岳

「休暇村分岐」からは、引き続き丸太の階段や木の根の段差を登っていきます。

標高が上がってきたからか、この辺りから、富士山とは反対側の木々の隙間から天子山地の北方面の尾根が見えてきます。

おそらく落葉後の今の時期限定の眺めでしょう。

そんなお得な眺めを楽しみつつ登って行くと、1組だけのベンチがあり、更に30分ほど登ると「長者ヶ岳」の山頂に到着します。

山頂は机付きのベンチが2組、その他に小さな丸太の椅子が設置されていて、座って正面に観える富士山を鑑賞できます。

また、少し奥に向かうことで、天子山地や南アルプスを眺めることができる展望場所があるので、こちらも見落とさないようにご注意ください。

時間的にここでお昼休憩がいい感じだったのですが、全然歩いていないので何か口に入れたい気分にはなれずに、「天子ヶ岳」の方へ進んでしまうこととしました。

ギャラリー

休暇村分岐点からも永遠登ります。
木の根の段差が増えてきますが、概ね整備された歩きやすい道です。
踊り場っぽい道を進んで
もう一度、坂を登ると
テーブル付きベンチが1基だけありました。特に展望いい場所でもないのだけれどなんだろう。
ここから追加で30分ほど登ると
長者ヶ岳の山頂がみえてきました。ガヤガヤしてくるのですぐわかりますね。
そして、この日の最高峰、長者ヶ岳に到着です。
田貫湖なだけに、たぬきなんでしょうか。下手すぎて安心しますね。
東方面の眺望です。
ちょいちょいパラグライダーが飛んできて気持ちよさそうにしていました。
反対側からは南アルプスの稜線がみえてました。一部、冠雪してますね。

長者ヶ岳〜天子ヶ岳

「長者ヶ岳」と「天子ヶ岳」への縦走路に入ると、まずは穏やかな下り坂を消化して行く形となります。

そのまま、平坦な道が続くと楽で良いのですが、10分ほど進むとググッと急坂の下りとなり、少々慎重さを求められる道に入ります。

まあ、そうは言っても、転げ落ちても一回転して尻餅着く程度の傾斜なので、それほど身構える必要はないかもしれません。

その後、登り返しの急坂を登り切ると、何も無い山道にいきなり「天子ヶ岳」山頂の案内が見えてきます。

展望が全く無い場所なのでちょっとがっかりですが、10分程度反対側に降ると、富士見台と呼ばれる展望台があり、富士山を少し眺めることができます。

こちらで鬱憤を晴らしてから、「白糸の滝」まで下って行くことにしましょう。

ギャラリー

長者ヶ岳の山頂広場を南に突っ切って、天子ヶ岳への縦走路に進みます。
しばらく穏やかな稜線を進みますが
途中から急坂の降り坂に入ります。
坂を降り切ると上佐野への分岐があります。ここからは登り返しに変わります。
なかなかの急坂をのしのし進んでいくと
徐々に傾斜が穏やかになり
何もないところにいきなり天子ヶ岳の山頂を思わせる案内が立っていました。ここが山頂かと思っていたのですが、さらに進むと
しっかり山頂と書かれた案内が立っていました。明記してあるので、こっちが正しい山頂なんでしょうね。
5分ほど進むと、こちら側からみると裏側になってしまっている案内が立っています。
回り込んでみると、富士見台の案内でした。
富士見台からの眺めはこんな感じです。長者ヶ岳の山頂に比べると数ランク落ちる眺めですが、無いよりはあった方が良いですよね。
富士見台の案内までもどってくると、つつじ伝説についても説明文が掲げてありました。ちょっと薄くなってしまってよく読めなかったんですが、要はここのツツジの木は折るなということらしいです。そして伝説といえば、聖飢魔II「赤い球の伝説」なあなた。おめでとうございます。私と同じ昭和人ですね。ヘドバン上等で今日もがんばっていきましょー。
ヘドバンでは無く、お辞儀で済ませた方が良さそうな石祠もありました。ここに姫さまが葬られたのでしょうか。忘れずにご挨拶してから先に進みましょう。

天子ヶ岳〜白山神社

「天子ヶ岳」山頂から富士見台へ降り、富士山への眺めをちょっとだけ楽しんだら、「白糸の滝」まで降りていきます。

ここからは、登り返し一切無しの降り一辺倒となるので、膝を痛めないように注意して降ります。

30分くらい木の根の段差を降ると、踊り場のような平坦な道となり、改めて急坂降りとなります。

そして、車道との交差を通過して更に30分降ることで、車道に出ることができます。

車道に出てすぐの場所には「白山神社」という名前の小ぶりな神社があります。

特になにかある場所ではないですが、余裕あったらご挨拶に立ち寄ってみてもいいかもしれません。

ギャラリー

ツツジを突っ切って、白糸の滝方面へ降ります。
ここからもなかなか急坂で、膝を痛めないようにゆっくり降りていきます。
足元に看板が見えてきました。
ここは白糸の方に進みます。
木々の間から富士山やら、田貫湖やらが透けて見えますね。これも落葉後の今時期の特権かもしれません。
グッと降って
スーッと踊り場を進んで
またグッと降って
再度、スーッと踊り場を進みます。
更に更にググッと急坂を降れば
車道と交差する場所に降りてこれました。道沿いに50分ほど進むことで、田貫湖へ戻れるらしいですが、今回はまっすぐ進んで、白糸の滝まで出ようと思います。
先ほどよりは穏やかになった降り坂を降っていきます。
だんだんと平地になってきたところで
車道に乗り入れます。
ここが、佐折分岐という場所のようです。案内に沿って、白糸の滝方面へ進んでいきます。
しばし車道を進むと
道端に鳥居が見えてきました。
ここが白山神社だそうです。特に何かあるわけでも無いので、ご挨拶だけして先に進むことにします。

白山神社〜白糸の滝停留所

「白山神社」を通過したら、あとは路線バスの通過する車道を永遠と降ります。

歩いていると至る所から、大きな富士山を見ることができるので、長い車道歩きでもあまり苦にはならないはずです。

30分ほど車道を歩き切れば「白糸の滝停留所」に到着です。

ここから「白糸の滝」までは10分程度です。

バスの時間に余裕があるようだったら寄り道して行くのが良いでしょう。

というよりは、素通りするには勿体なさすぎる名爆なので、帰宅時間を後ろにズラしてでも寄り道していってくださいね。

ギャラリー

白山神社のご挨拶が終わったら道なりに進みます。
ちゃんとした道に合流しました。
振り返るとこんな感じの道でした。
ここからは、それなりに交通量が増えるので歩道を進みます。
民家の脇っちょからキレイな富士山がみえました。
その場所には、「田子」の「講」の文字が読み取れる石像が立っていました。漢字だけみれば、富士講がらみなのかなと思うのですが、特に何も案内がでておらず、ちょっと分からずじまいでした。
反対側には、左折の石幢なるものがありました。
てっぺんの案内を読むと、六面に地蔵が掘られた石像があるはずなのですが、ちょっと見当たりません。
目の前にあった石像は、道祖神のようでちょっと違いました。
よくわからないので、先にすすんでしまいます。交差点を渡ると
立石停留所があり
更に進むと
白糸原停留所がありました。白糸の字が出てきたのでそろそろゴールが近いっぽいですよね。
富士山の方向にぐいぐいと進んでいくと
白糸自然公園への分岐が見えてくるので、スルーしてまっすぐ進みます。
病院の前を通過すると
ゴールの駐車場が見えてきました。
この日のお祭りの臨時駐車場になっているようですが、ここが白糸ノ滝用の駐車場のひとつだったはずです。
そうそう、合ってたみたい。「白糸の滝停留所」がありました。山行としてはここで一区切りつけたいと思います。お疲れ様でした。

おまけ

ここからは、おまけの「白糸の滝」観光の内容です。

「白糸の滝」は、天下の名爆と呼ばれるほど有名な、富士宮にある滝です。

水を通す地層と通さない地層の隙間から流れ落ちる無数の滝が、絹糸を垂らしたようにみえることから「白糸の滝」と呼ばれるようになったとのことで、主流の太い一本の滝を除き、何も無いところからサラサラと水が落ちる様は、なんとも不思議な眺めです。

少し進んだ先に「音止めの滝(おととめのたき)」という名の非常に水量の多い落差25mの滝もあり、こちらは名前とは裏腹な爆音を轟かせていて、「白糸の滝」との良い対比となっていました。

歩いて5分ほどで行き来できるので、どちらも楽しんでから帰路につくようにしてくださいね。

ギャラリー

白糸の滝停留所を少し過ぎると、白糸の滝へ向かう案内がありました。
途中で、お鬢水なる場所があったので先にそちらを確認します。
源頼朝が、鬢(もみあげ)を整えるために顔を写した湧水なんだそうです。
さすがに顔が映るまで前進すると池に落ちちゃいそうだったので、この辺りまでにしておきます。青み掛かっていますが透き通ったキレイな水でした。これなら鏡の代役になりそうです。
そして本道に戻って、白糸の滝を上から眺めます。残っている紅葉と相まって、なかなか見応えがありますね。
視線を正面に戻すと、富士山がみえました。
白糸の滝の展望場所に進んでいきます。
人が密集しているところに降りてみます。
白糸の滝正面まで降りてきました。左手の本流以外は、すべて湧水による滝です。見事ですね。
正面はこんな感じです。周囲を滝に囲まれて圧巻でした。そして寒かった。
こんな感じにたらたらと水の落ちる絶壁が100mぐらい続いていました。
白糸の滝から徒歩5分。音止の滝です。こちらは膨大な水量が落下する迫力ある滝で、サラサラと水が落ちていた白糸の滝とは、正反対の性質でなかなか面白かったです。
音止めの滝の近くにあった大福屋。
試しに二つ購入して食べてみましたが、フツーの大福でした。フツーにおいしかったですよ。
バスの時間まで1時間ほど時間が余ったので、歩ける分だけ先のバス停まで行ってみました。途中で日の入りとなり、そのタイミングで、鮮やかな紅富士を眺めることができました。
アップにするとこんな感じです。日本絵画みたいで見事でした。
紅富士もバッチリみえたことですし、バスに乗って富士宮駅へ戻ることにします。お疲れ様でした。

おまけ2

「白糸の滝」も楽しんだので、あとはお風呂にでも入って帰ろうと思ったのですが、この界隈はマイカーが無いと立ち寄れる入浴施設がなさそうだったので、いつものように「熱海駅」で途中下車して「熱海駅前温泉浴場」に寄り道してから帰ることにしました。

入浴料500円、石鹸&シャンプーリンス代で追加の100円。相変わらずリーズナブルです。

すでに何名か入られた後のようで、湯船がかなりぬるかったので源泉の蛇口を開いてドバドバに熱くしてから入りました。

そして、入れ違いで入ってこられた方、水道水ドバドバに入れてぬるくして入られていました。

熱海温泉といったら「熱いお湯」というイメージだったのですが、最近はヌルめのお湯の方が人気なのかもしれませんね。

「熱海駅前温泉浴場」については別に記事にもまとめています。詳しくは、そちらをご覧ください。

ギャラリー

毎度毎度ありがたい限りですが、この日も駅前温泉浴場でした。ホントここ好き。
ポカポカの体になったところで、東海道線で帰りました。お疲れ様でした。

まとめ

富士山西側の未踏だった低山、長者ヶ岳と天子ヶ岳を縦走して白糸の滝を眺めて帰ってきた様子でした。

長者ヶ岳や天子ヶ岳は、登山口から2時間程度で登れるお手軽な山でしたが、富士山への展望が抜群に良く、一発でお気に入りの山に加わりました。

特に、大沢崩れや剣ヶ峰への眺めは、普段関東側から眺める時には観えることが無いので、非常に新鮮で、また何度か訪れたくなるものでした。

東京からは乗り継ぎに時間がかかるので、公共交通機関で向かうのには、なかなか敷居は高いですが、また機会作って遊びにこようと思います。

それでは、ここまでお読みくださり、ありがとうございます。

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