山行の記録|大月市の桜の名所お伊勢山から岩殿山丸山公園を巡ってきました

山行

4月も中旬に差し掛かり、都内にある桜の名所は概ね葉桜に変わってしまいましたが、山梨県まで活動範囲を広げれば、まだまだ見頃な桜スポットが残っています。

今回は、大月市にある桜の名所である「お伊勢山」と「岩殿丸山公園」に足を運んでみました。

バスで移動してしまえば、大月駅からそれぞれ10分前後で着いてしまいますが、それでは味気無いので、波線ルートの「花咲山」から「稚児落とし」「岩殿山」と低山の連なりを繋げて歩いてきてみました。

もしあなたが、桜大好き、富士山はもっと大好きというわたしと同じ感性だったら、とても有意義な内容になるかと思いますので、是非、最後まで読んでいってくださいね。

基本情報

まずは、今回の山行についての基本情報です。

山行の基本情報

日付:2022/4/9

天候:晴れ

エリア:伊豆エリア

コース概要:富士急バス「辻停留所」〜お伊勢山〜花咲山〜浅利登山口〜稚児落とし〜岩殿山〜鬼の岩屋〜畑倉登山口〜丸山公園〜JR中央線「大月駅」

難易度:体力☆☆、技術☆☆、危険☆☆

交通機関:

(往)JR中央線「大月駅」から、富士急バスで「辻停留所」へ

(帰)JR中央線「大月駅」から、帰路へ

概要

お伊勢山(おいせやま)

お伊勢山は、正式名称は「真木お伊勢山(まぎおいせやま)」というらしく、山梨県大月市真木にある見晴しの良い丘という雰囲気の場所です。

ただ、長い名前なのでここでは「お伊勢山」とだけ呼ぶこととします。

また、三角点を見つけることができていないので、正式に「山」と呼べる場所なのか定かではありませんが、大月市選定の秀麗富嶽にも選ばれているので「山」なんだということでお話していきます。

標高は561mありますが、そもそも麓の集落自体の標高が高いので、実質登る時間にしたら10分もあれば十分事足りてしまいます。

そこでお薦めするのが「五福参り」という尾根沿いに点在する5つ神社やお寺を巡る散策ルートです。

秀麗富嶽に選ばれる、秀逸な富士山への眺望を楽しみつつ、のんびりと1時間ほどの散策を楽しむことができます。

特に桜の時期に巡るのがおすすめで、山腹を埋める3,000本の桜のピンク色と冠雪した富士山の白色が見事なコラボレーションを演出してくれます。

但し、桜の名所として有名な場所なので、日中は混雑が予想されます。訪れるならば早朝に訪れると良いでしょう。

公共交通機関でアクセスする場合は、大月駅から富士急バス「ハマイバ行」に乗り「辻停留所」を下車すると捗るでしょう。

ギャラリー

まずは、秀麗富嶽の案内板のある広場からの富士山です。桜のピンク色と冠雪した白い富士山の対比が綺麗です。
こちらはもう一段上になる墓地通路からの眺めです。先ほどの位置から見えなかった高川山のピークも見えて、かなり開放感が上がった気がします。この場所、墓地の敷地内にはなってしまいますが、通路の一角からということで許容範囲かなと思っていますがどうでしょうか。
なお、お伊勢山には三角点がありません。このため、明確にここが山頂だと示せる場所を見つけることができていません。ちなみに、秀麗富嶽十二景の案内が立つ丘にはこのような場所です。一段高い位置に墓地があるので、もしかすると、墓地の中に三角点があるのかもしれません。
ここは秀麗富嶽十二景を巡る時のスタート地点に設定されているようで、対象の山々へのガイドマップが掲載されていました。
秀麗富嶽十二景を撮った写真のうち、最優秀に選ばれているものも掲載してありました。
この看板が建った当初は19座だったようですが、今は御前山が追加となって20座になっています。これからも増えていくのかな。ちょっと期待しています。

丸山公園(まるやまこうえん)

丸山公園は、山梨県大月市のシンボル的里山「岩殿山」の山腹にある公園です。

公園内にある小高い丘は丸山山頂となっており標高444.4mの高さがあるようです。

そこから大月の市街地を見下ろしながら、富士山への眺めを楽しむことができます。

公園中心には、戦国時代の黒い小城を彷彿とさせる「ふれあいの館」があり、桜の咲く時期には、ピンクの渦の中に黒い小城が佇み、そのバックに大きな鏡岩聳り立つといった特徴的な風景を眺めることができます。

「ふれあいの館」の中は、秀麗富嶽十二景の選定者である大月市の写真家「白簱史朗」の撮った富士山の写真が飾ってあるようです。

丸山公園も桜の名所としてとても有名なので、非常に多くの観光客が訪れます。トラブルを起こさぬよう譲り合いながら楽しめると良いですね。

公共交通機関でのアクセス方法は、JR「大月駅」から徒歩で向かうのが一番楽かと思います。岩殿山方面に10分ほど歩くと到着できます。

ギャラリー

ここが公園入り口になります。ここから10分ほど階段を登ります。
公園の中心の風景。桜の時期にくるとこんな雰囲気になります。
大月市街地を見下ろした図。夕方なので、富士山うっすらなのが残念です。
公園の中には見晴らしの良い丘があり、そこのてっぺんが丸山山頂となっていました。
山頂からはこんな感じ。ここでも夕方の撮影で富士山がボンヤリだったのが悔やまれます。
反対に目をやると都心に続く高速道路の様子を見ることができました。走る車たちがチョロQみたいで面白かったですよ。
山頂への道は、崩落により通行禁止です。ここから登れれば大月駅から30分で山頂まで到達できることになるみたいです。いつか解禁になってほしいですね。

今回の山行上でのポイント

地図上の位置と標高

まずは、今回の山行で歩いた場所について、地図上の位置、標高を示します。

合計距離: 17141 m
最高点の標高: 755 m
最低点の標高: 354 m
累積標高(上り): 1794 m
累積標高(下り): -1915 m
総所要時間: 09:14:48
Download file: climbing-record-20220409.gpx

歩いた軌跡

続いては、GPSデータを元にした軌跡です。

市販の地図

今回の山行ルートが掲載されている市販の地図も載せておきます。

本来であれば、国土交通省国土地理院のサイトから2万5千分の1地形図を購入、印刷して持参するのが正しい在り方ですが、毎回それだと面倒なので、紙面の地図は5万分1の市販地図をザックに入れて持って行くことにしています。

わたしの山行でのメイン地図はGPSアプリに移っており、紙面地図は予備扱いなため、今のところこの運用で困った事態には陥っていません。

ただ、読図の勉強をちゃんとしたい場合は、2万5千分の1地形図を購入した方が良いです。

5万分の1の等高線は荒すぎて地形把握には、ほぼ役に立たないのでご注意くださいね。

おすすめ展望ポイント

今回の山行ルート上の展望ポイントは、次の場所になります。

展望の楽しめたポイント
  • お伊勢山天満宮
  • 女幕岩
  • 稚児落とし
  • 岩殿山山頂
  • 丸山山頂
お伊勢山天満宮

今回の山行ルート上の展望ポイント一つ目は「お伊勢山天満宮」です。

お伊勢山の「五福参り」で立ち寄る学問の神様を祀った神社ですが、ここから見下ろすように桜を眺めながら、遠くの富士山を望む眺めがとても秀逸でした。

素人目にはこちらの方が写真映えしそうに見えましたが、プロが選んだ秀麗富嶽は、もっと奥まった場所なんですよね。

芸術は難しいですね。

ギャラリー

天満宮の鳥居前から富士山を眺めた図。桜の時期はこんな感じになります。3,000本の桜の木は伊達じゃないです。
真木の集落も入れてみました。ちょうど枝に隠れてしまいましたが、三つ峠の電波塔も見えていました。
天照大神大神社の方面に少し進むとベンチ2基が置いてあります。そこからの眺めも秀逸でした。
桜の時期には、ツートンカラーな桜に囲まれた富士山を眺めることができます。三つ峠もこちらからの方がわかりやすいですね。
女幕岩

今回の山行ルート上の展望ポイント二つ目は「女幕岩」です。

具体的には「お伊勢山」から「花咲山」へ向かう尾根筋にある北西方面に視界の広がるポイントになります。

ここからは、大菩薩連嶺の山の連なりを南北に確認できます。

また、今まで歩いてきた「お伊勢山」や真木の集落も眼下に確認することができました。

この場所、「岩」となっていますが見渡しても特徴的な岩石の類はありません。なんだろうと思って帰宅後調べてみたところ、現地で立っていたその足元が「女幕岩」ということだったみたいです。

灯台下暗しとは良く言ったものですね。

ギャラリー

花咲山への案内とその先にうっすらと見えてくる見通しの良さそうな場所が、対象の展望ポイントです。
振り返って南方面から北方面に向けての眺めを乗せて行ってみます。
先ほどまで歩いていた真木お伊勢山が桜の塊になって眼下に見えます。
一番高いトンガリは滝子山でしょう。
グッと降ってからの白く染まった高台は白谷丸から黒岳に向かう稜線だと思います。
木を挟んで右側のピークは雁ヶ腹摺山でどうでしょう。全然違ったりして。間違っていたらご指摘くださいね。
そして花咲山に向かってしばし進むと案内板が立っています。
ここまでくると、富士山もなんとか見えてきました。
稚児落とし

今回の山行ルート上の展望ポイント三つ目は「稚児落とし」です。

この場所は、南方面に大きく切れ落ちているので、そちらへの視界がとても開けています。

開けた視線の先には大月町並みや、そこから河口湖方面に伸びる高速道路を眺めることができます。

標高も低いので、小さい粒になってますが車の走っている様子を確認することもできます。手前の高川山に遮られて富士山は一部しか見えませんが、おそらく山中湖周辺の山々を見渡すことができます。

ここから眺めてみると、大月から河口湖まで徐々に町の標高も上がっていっていることがわかるのが面白いところかもしれません。

ギャラリー

それでは、これより稚児落としです。
高川山が被さってますが、富士山から大月の市街地までの市街地の様子や山並みを眺めることができます。
こちらは大岩壁の対岸方面です。大月市南側の秀麗富嶽の山々、もっと奥には山中湖界隈の山々が見えているはずです。
さらに東へ目線をずらすとこれから向かう岩殿山の山頂が見えました。ということは、あっちからも稚児落としが見えるのかしらね。
そんな訳で、岩殿山山頂付近から確認してみました。この位置からだと、兜岩と思われる岩稜地帯の右上あたりに見えてるヤツだと思います。
iPhoneのズーム機能の限界で画像が潰れてしまってますが、肉眼だとこの辺にも岩が剥き出しの部分が見えました。歩いて2時間ぐらいの距離となるとコイツなはずです。そんな訳で岩殿山側から稚児落としも見えていることが確認できました。多少あやしさは残りますが、言い切ることが大事。大事。
稚児落としに話を戻します。通過するタイミングがお昼時だったこともあり、岩壁の上でくつろいでいる人が結構いました。登山者はみんな高度感がバグってる好例ですね。
岩殿山山頂

今回の山行ルート上の展望ポイント四つ目は「岩殿山山頂」です。

正確には岩殿山山頂というわけではありませんが、山頂の案内が立っている場所なので、敢えてそう呼ばせてもらいます。

実際に岩殿山で一番高い場所「山頂」は、烽火台のある本丸跡地の方になります。

さて、眺めの方に話を戻すと、ここからは大月の市街地の様子を眺めることができます。

場違いな大きさの東横インを中心に、JR中央線や富士急行線の電車の様子も見て取れて、児童科学館に置いてあるプラレールのミニチュア模型のような眺めを楽しめます。

稚児落としでは高川山に隠れてしまった富士山も足元まですっきりと見えてくれるので、低山特有の市街地と富士山の華やかなコラボレーションを楽しむことができます。

ベンチや東家も設置されていますので、時間の許す限りのんびりゆっくり寛いでいくと良いでしょう。

ギャラリー

厳密な山頂は、烽火台のある本丸跡の方なのですが細かいことは気にしないでおきましょう。
大月市街地が一望できる素晴らしい眺めです。
見下ろすと、直下に丸山公園の桜の密集地が確認できました。ということは、下からもここが見えているという訳ですね。
はい。丸山公園側から確認しました。確かに見えていますね。稚児落としの時と違って、直上直下の関係なのでとてもわかりやすくて捗りました。
さて、山頂に話を戻します。こちらはあずま家の他、ベンチも2基設置されていてのんびり休むには最適です。そういえば、一番奥に三つ峠が見えてますね。写真で見るまで気が付きませんでした。ということは、三つ峠からも、、、これはまた後日の楽しみとしておきましょう。ここから大分遠いですしね。
丸山山頂

今回の山行ルート上の展望ポイント五つ目は「丸山山頂」です。

丸山公園の中にある小高い丘の上になりますが、ここから大月駅を中心とした市街地の様子とその背後に佇む富士山を眺めることができます。

岩殿山山頂と眺めているものはほぼ同じになりますが、標高が下がって街に近くなった分、リアル感が増してまた違った眺めを楽しめます。

反対方面に目をやると、都心部へ続く高速道路とそこを走る車の流れを楽しめました。

桜の名所でもありますので、春先に訪れるのが一番良いですが、かなりの混雑が予想されますので、できれば早朝を狙って訪れてみるのが良いかと思います。

ギャラリー

最後のビュースポットは丸山公園です。
公園内にあるこんな高台を登ると
丸山山頂の案内が立っていて富士山への眺めを楽しめます。
反対側は猿橋方面の街並みと高速道路の様子が見えました。
電車の中から見える岩殿山のシンボル鏡岩を至近で見上げることもできます。ここまで近くまでくるとかなり迫力がありますよ。

今回の山行での服装

今回の山行では、次のような服装の組み合わせを持参していきました。

同じ時期に赴かれるときの参考にして見てください。

  • ベースレイヤー:半袖Tシャツ
  • ミドルレイヤー:薄手の長袖Tシャツ
  • アウター:薄手のフリース、ソフトシェル、レインウェア
  • ボトムス:薄手の長ズボン、厚手のソックス
  • その他:手ぬぐい、ネックゲーター、薄手の手袋

今回の活動中は、半袖Tシャツのみで歩きました。

この日の予報は街中で20度を超えると聞いていたので、長袖での移動は逆に暑くて危険だろうと歩き始めから半袖Tシャツで挑んでみましたが、正解でした。

交通機関での移動中は、半袖Tシャツと薄手の長袖Tシャツ、薄手のフリースでちょうど良い感じでした。

フリースだと暑く感じるかと思いますが、山用のフリースなら、体温の抜けが非常によいので、微妙な調整は勝手にしてくれる感じでした。

以下の記事にわたしが里山登山に使っているウェアの具体的な品名や組み合わせについてまとめていますので、詳細知りたいようでしたら合わせて読んでみてください。

あなたが、同じ時期の同じ界隈に赴くときの参考になれば幸いです。

山行の記録

注意した方が良さそうな区間

今回の山行ルート上で、注意したほうがよさそうな区間は、次の区間になります。

注意した方が良さそうな区間
  • 胎内仏道近くの急坂区間
  • 稚児落としの岩場区間
  • 兜岩の迂回路区間
  • 岩殿山鎖場区間
胎内仏道近くの急坂区間

今回の山行ルート上で注意したほうがよさそうな区間の一つ目は、「胎内仏道近くの急坂区間」です。

具体的には、「お伊勢山」方面から「花咲山」に抜ける時に「胎内仏道」という岩と岩に囲まれた場所を通過しますが、そこから5分ほど進んだところにあるザレ気味の急坂がそれです。

おそらく登りに使うのであれば、ただ急な坂なのですが、降る時には慎重に降ったほうが良さそうな場所でした。

元々ザレている上に落ち葉が重なって滑りやすく、ロープ補助も付いてますが、細い虎がらのロープが一本ぶら下がっているだけなので、全体重を預けるのには少々心細い感じです。

周囲の根っこや岩を掴みながら注意しつつ降ったほうが良さそうでした。

救いは距離が短い点と、転げ落ちても即死にはならないだろうというところでしょうか。

それでも、大怪我をする可能性はあるので慎重に進んでください。

ギャラリー

こんな看板から始まる場所が対象の注意区間です。
お伊勢山方面から入ると、まず胎内仏道と思われる巨岩の間を潜っていきます。胎内というと富士山の須山登山道入り口の「お胎内」を連想させますが、特に繋がりはなさそうです。
岩の間を通り過ぎたら、滑りやすい急坂がスタートです。真新しくはありますが、虎がらのロープ一本だけぶら下がっているザレ道を降ることになります。上から見下ろすとなかなかの傾斜です。
一段降り切った踊り場的場所にT型ストックが置いてありました。この傾斜だとストックある方が邪魔になるから、収納しようとして落としちゃったのかもしれませんね。しかし、石突が剥き出しなのが気に入りません。山道が痛んでも心は全く痛まない、そんな登山者が少しでも減ってくれることを心から願います。
2本目の急坂の下りにもロープの補助が垂れていましたが、結び目がちょっと心許ない感じです。結び方はちゃんとしていましたが、あまり太くもない木に一巻きだけ括り付けられている形なので、体重を預けても大丈夫なのかなと不安に感じました。
ただ、ここからは傾斜も普通の急坂に戻ってきてましたので、ロープ持たなくてもガシガシ降りられました。
3本目の急坂。ここもロープの補助不要な傾斜でガシガシに降りて行けます。
振り返った図。登りに使うなら、特に気になる区間ではなさそうですね。
反対側の難路の案内。ここまでが注意したほうが良いと思われる区間でした。迂回路もあるので、心配な方はそちらへ進むのも良いかもしれません。
稚児落としの岩場区間

今回の山行ルート上で注意したほうがよさそうな区間の二つ目は、「稚児落としの岩場区間」です。

大岩壁の上を通過するのですが、一般的な観光地にあるような落下防止の柵などは設置されていません。登山者が来る前提の場所なのでしょうね。

なお、過去には落下死亡事故も起こっている場所なんだそうです。

見た感じからも落下したらただじゃ済まない感を強く感じる場所なので、度胸試しの覗き込みもほどほどで切り上げるようにしてくださいね。

ギャラリー

これより稚児落としです。
遮るものない岩壁の上からの眺めを楽しめる場所です。柵などは無いので落ちないようにご注意ください。
谷を覗き込んんだ図。写真だと高度感が伝わりませんが、なかなかの高さです。地名の由来となった稚児はここから落とされても一命を取り留めて成人したようですが、滑落死亡事故も起きているようです。いずれにしても慎重に行動してください。
通過後に見返した図。大岩壁の上に立つ人々が小さく見えます。良い対比です。
兜岩の迂回路区間

今回の山行ルート上で注意したほうがよさそうな区間の三つ目は、「兜岩の迂回路区間」です。

特に、長めのロープを手繰って溝を昇り降りする場所は、どこかの沢の頭になっているのか、天気の良い日でも足元が泥濘状態で滑りやすくなっていましたので、一歩ずつ足場を確かめながら進むようにするのが良いでしょう。

そして、誰かが滑り落ちてきた時に咄嗟に横に逃げられるスペースが少ないので、特に下で待つ時には、溝から離れて待つようにしてくださいね。

ギャラリー

兜岩付近は、崩落により通行止めになっていて、その迂回路の一画が対象の区間になります。
林間の巻道を進んでいくと
10mぐらいの高さの泥濘んだ坂を通過することになります。坂はえぐれた溝になっているので、上から人が滑落してきた場合、ルート上にいると巻き込まれる恐れがあります。渋滞しやすいですが、極力一人ずつ通過するようにしてください。
この日はピーカンだったのですが、こんな感じに地面は泥濘んでいました。どこからか水が染み出してるのでしょうかね。
通過すべき部分はこのように泥濘んでえぐれた溝になっているので滑らないように。特に下りで使う場合は鎖を活用して慎重に通過してくださいね。
岩殿山鎖場区間

今回の山行ルート上で注意したほうがよさそうな区間の四つ目は、「岩殿山鎖場区間」です。

2段階の短い岩場を通過するのですが、登りに使うならパワーで登り切れてしまいますが、降りは少々注意が必要です。

見た目の高さが大したことないので、高を括って山側を背に降りたところ、小石を落としまくる失態を演じてしまいました。

この日、下で待っていてくれた方、大変申し訳ありませんでした。

次回は、しっかりと山側を体の正面に向けて足場を確認しながら降りるようにします。

ギャラリー

稚児落としから向かうと、岩殿山(鎖場)という案内が出てます。ここからしばらく進んだ場所が対象の区間です。
ロープの張った普通の坂を降っていくと
5mぐらいの鎖の垂れた岩場に出ます。ここは人気の区間なだけに鎖も足場もしっかりとしていましたので、ゆっくりと通過すれば難易度はそれほど高くはないでしょう。待っている人がいると焦ってしまうと途端に難しくなってしまいますので、焦らずマイペースを心がけてください。
したから見上げた図。こっちからみると全然高さを感じないと思います。
2本目の鎖。1本目よりも簡単ですが、油断しないで降りてくださいね。
2本目を下から見上げた図。そうそう、こちらは下で待っている人が上から見えずらいです。降り立つ時にぶつからないようご注意くださいね。

アプローチ

ここからは、今回の山行について述べていきます。

今回は桜の名所巡りということでいずれも混雑することが予想されたので、可能な限り早くスタートできるように、大月駅から富士急バスで「辻停車場」まで進んでしまうようにプランニングしてみました。

東京駅からだと、JR中央線で終点の高尾駅まで向かい、その後、松本行きに乗り換えて大月駅まで向かうことになります。

お伊勢山には、以前訪れた時にトイレがあることわかっていましたが、大月駅構内のトイレが綺麗なので、そちらをお借りしてから南口ロータリーへ出ることにしました。

お目当てのバスは富士急バス「ハマイバ行」で、この便は「2番のりば」から発車します。

駅からは南口を出て右折すると最短で向かえます。

無事にバスに乗れたら「辻停留所」までは10分程度でついてしまいます。

バスの中で色々準備を進めたくなりますが、大々的にやってしまうと片付けるのが大変になるのでご注意ください。

「辻停留所」に到着したら案内が出ていますので、案内に沿って進んでいきましょう。

ギャラリー

今回は謎のピンボケから始まる山行となりました。東京駅から中央線で高尾駅まで向かい松本行きに乗り換えます。高尾駅での乗り換えを見越して、ここでは3号車両あたりに乗り込むと乗り換えがスムーズです。
高尾駅の乗り換えです。同じホームの反対側に停車しているので乗り換えは楽ですが、暖かくなってくると山梨方面へ向かう登山者も増えてくるので、席取り合戦が熱いです。この日もスタートダッシュが凄い、凄い。巻き込まれて転ばないようにご注意ください。
大月駅に到着です。ここで降りるなら先頭から2番目ぐらいの車両が良さそうでした。時間に余裕があったら駅構内の綺麗なおトイレをお借りしてから改札を抜けると良いです。大月駅の構内トイレはとても綺麗なんですよ。
ストーカーのように綺麗なおねえさんの背後から改札を抜けます。
南口の案内図があったので位置関係を把握です。右回りに行くとハマイバ行きのバスが出る2番のりばに向かえるようです。左にはおトイレもあったので、うっかり構外に出てしまった場合も安心です。
左手直進した先の黒い建物がおトイレでした。
ぼんやりしていたらバスが来たので急いで向かいます。
ここから乗車です。約10分のバスの旅をお楽しみください。

富士急バス「辻停留所」〜お伊勢山

辻停留所に着いたら、待合ベンチで身支度を整えて出発です。

ここからは「五福参り」の道順に沿って進んでいくことにします。

正面のお地蔵さんたちにご挨拶したら、足元にある案内に沿って民家の並ぶ方向へ進んでいきます。

しばらく案内に沿って進むと、階段道への入り口が見えてくるので登っていくと一つ目の神社に行き着くことができます。

以降は一本道に進む流れになります。根神神社、天満宮、天照大神大神社、愛宕神社と4つの神社を巡った最後に、お伊勢山に到着です。

ここには、秀麗富嶽十二景選定の立役者と言われる大月市出身の写真家「白簱史朗」という方の記念碑と秀麗富嶽8番山頂の案内板が掲げてありますが、正直、ここから富士山を眺めるよりも、今まで巡ってきた神社の前で眺める富士山の方が綺麗に見えてしまいました。

わたしが、いつまで経っても思う通りの写真を残せないのはこの辺りに原因があるのかもしれませんね。

話を山行に戻しましょう。

道すがら建っている案内図によると、このお伊勢山からは来た道を少し戻って真木山福正寺に降ってゴールとなっているようですが、ちょっと気になるポイントとして「お伊勢山・富士見櫓」という記載がある点です。

もしかしたら、奥に広がる墓地の先に何かあるのかも知れないと足を踏み入れてみました。

階段の前で、墓地で眠る皆様にご挨拶してから個人墓地の敷地に入らないよう通路を進んでいきましたが、目を引くような建物は無く、普通の車道まで抜けてしまいました。

こちらでは無かったようです。

煮え切らない思いが残ったものの、墓地の中を縦横無尽に徘徊するのも気が引けたので、来た方向に戻り福正寺へ降りて最後のご挨拶をし、「五福参り」終了としました。

ギャラリー

辻停留所に到着しました。奥のベンチを借りて身支度を整えたら出発です。
と、その前に六地蔵さんにご挨拶でした。危ない。危ない。
六地蔵さんの由来です。長文乙といったところですね。しかし、かなり興味を引く内容が書かれています。掻い摘んでお話しすると、この六体のお地蔵さん建立にあたっては陰の祈りというのがあるとのことです。当時過酷だった租税免罪を国に訴えた村の名主が、訴えを却られただけに留まらず、自身は斬首、お家も断絶と過酷な裁きを受けたようです。このことを嘆いた村民たちが一揆を起こし117名の死者を出したとのことで、表向き「六道安穏」を願いつつ、陰でこれら犠牲者を供養するために建立されたという由来があるんだそうです。今の日本では考えられない過酷さですね。
スタートからガッツリと読み耽ってしまいましたが、桜の時期です。混み合う前に急いで先に進むことにします。
民家の並ぶ道を進んでいきます。
桜の生い茂った丘が見えてきました。あそこがお伊勢山でしょう。
足元の芝桜も見事です。
アップにすると朝霧に濡れている様が確認できました。瑞々しいですね。
こんな十字路を直進していくと
左手に登る階段が見えてきます。
ここですね。ここから五福参りスタートです。
民家の裏手を登っていくと
まずは根神神社に到着です。
祭神は大国主命みたいですね。子宝にご利益があるそうです。
そして神社の右手に上に登る道があるので、そちらの方へ進みます。
ここのどこかに夫婦杉と呼ばれる杉があったようなのですが、見落としてしまいました。
杉林を抜けると桜が咲き誇る丘が見えてきました。
早朝で、陽の光が少ないですが、この規模の桜の群生地をたった一人で歩くのはなんとも贅沢でした。
見上げるとほとんどの木が満開で、遅々として足が進みません。
なんか、もうここだけでいいかなと思ってきてしまったので、先を急ぐことにしました。
丘を登っていくとてっぺんと思われる場所に鳥居が見えてきます。
天満宮に到着です。
お隣に由来を説明する碑が建ってました。天満宮というと太宰府天満宮を思い浮かべましたが、その考えで良かったようです。祀られているのは学問の神様、藤原道真公。太宰府天満宮に祭られている神様と同じでした。
神社のお隣には、河童をモチーフとしたベンチもありました。
そして、ここから振り返った時に見える富士山が秀逸で、桜の道を歩いていくと遥かかなた富士山に辿り着けるような不思議な感覚を味わうことができました。桜の時期を外していたら、このような感覚は感じることできなかったかも知れません。物事を成すには時期を見ることも大事ということでしょうか。
天満宮からは左手に道が続いているので、そちらへ進んでいきます。
麓に目をやると、ピンク色鮮やかな桜の花も見えてきました。
ゴツいカメラを構えた一団が見えてきたので、振り返ってみると
人気の撮影ポイントだったみたいです。真似して一枚撮ってみたら、なかなかいい感じに撮れた気がします。真似るは学ぶに通じるとはよく言ったものですね。
陽が昇って光があたってきたので、アップでも撮ってみました。
そして、もう一枚。ソメイヨシノとヤマザクラって区別つかなかったのですが、開花と同時に葉っぱが付くのがヤマザクラなんだそうです。そうやってみると、この子はソメイヨシノになるのかな。
麓の赤かったやつはこんな感じ。鮮やかなピンク色だとカワヅザクラを連想しますが、足が早いカワヅザクラがこの時期まで残っているかなと思うので、同じ色の花を咲かせるヒガンザクラということであっているでしょうか。
さらに進むとベンチが設置されていました。ここで座って白富士と桜を眺めてボンヤリするとか最高ですね。
もっと陽があたってきたので、富士山をバックにもう一枚です。
そして厠が見えてきました。のんびりしすぎたら、ここをお借りすると良いでしょう。
厠を通過すると、五福参りの中心、天照大神大神社です。ここは説明文は山麓の方にあるのでしょうか、近くに見つけることができませんでした。
鳥居の方をみると、隙間から富士山が顔を見せてくれました。ありがたい。ありがたい。
ジャラジャラとご挨拶して次へ進みます。
大神社の右手の大通りを進むと
4つ目の神社、愛宕神社が見えてきました。
愛宕神社といえば、火の神で有名ですよね。防火、防災はとっても大事。しっかりご挨拶しておきましょう。
愛宕神社からは分岐があります。左に進むと麓に降ってしまうので、ここは右へ進みます。
こんなデッカイ案内が立っているので間違えないかな。
進んでいくと、二つ目の桜の群生地が見えてきました。
ここも見事に満開です。
桜の隙間から富士山を撮ってみました。ちょっとまだ暗いですかね。もっと陽が登ってくれると桜のピンク色が映えるかもしれません。
お伊勢山の散策も後半戦です。ここを登ると一番目の目的地、お伊勢山に到着です。
こんなでっかい看板も立っています。
秀麗富嶽8番山頂、お伊勢山に到着です。
秀麗富嶽と名乗ってはいますが、この場所から富士山方面をみると、桜の木に隠れてしまうんですよね。ギリギリまで端っこ立ってこんな眺めです。
そこで、もう一段高い位置にある墓地に上がって、墓地の通路から眺めることにしました。あ、登るときに墓地に眠る方々へご挨拶を忘れずに。
この墓地の端っこに立って眺めてみたら、いい感じの富士山を眺めることができました。墓地の敷地内に入るのはどうかという意見もありますが、墓地を通っている通路の上ということで大目に見てもらえると嬉しいです。
先の場所から富士山を眺めた図。こんな感じに桜の木にも邪魔されず、開放感のある眺めが楽しめました。
折角なので、このまま墓地の通路を奥に進んで、気になっていた富士見櫓というのを探してみます。
墓地の合間を進んでいきますが
目ぼしい建物は見つけられずに
車道まで抜けてしまいました。櫓どこにあったのかな。
きた道を戻って墓地の中を徘徊するのも失礼なので、諦めて先に進みます。
こんな長閑な風景を眺めながら車道を降ります。
お伊勢山から降ってくる道との合流地点。右方面に入る道があるので、右折します。
ここにグイッと入っていきます。
細い道を降ってお寺の敷地内に入ると、大きな枝垂れ桜が出迎えてくれました。
ちょうど良い位置に桜の花があったので、陽の光を透かせて撮ってみました。どうでしょう。綺麗に撮れてるでしょうか。
福正寺に到着です。ご挨拶して入り口に向かいます。
富士山がチラ見している石畳を進むと
お寺の入り口に到着しました。これで五福参りも無事にコンプリートですね。お疲れ様でした。いや、終わっちゃダメですね。ここからは低山山行に戻って、花咲山へ向かいます。

お伊勢山〜花咲山

すっかりお花の名所ガイドになってしまったので、ここから山行の記録に戻ります。

福正寺を後にしたら、路線バスの通る車道を大月方面へ降っていきます。

途中、飲む温泉水「弥生の舞」の工場、朝に到着した辻停留所と通過していき、郵便局の手前にある「花咲山」の案内を見落とさないように左折します。

その後、大月西小学校の裏手を進んでいくと、花咲山登山口にあたる山道の入り口に到着です。

そのまま坂を登ると、高い電波塔の麓に桃の木の群生地があり桃の花の咲き誇る様子を見ることができました。

そして、そのまま車道を跨いで反対側の山道を進んでいくことになります。

ここからは、破線ルートとなるので不安を感じるかも知れませんが、思いのほか整備されていて、最近ハマっている伊豆の里山であれば、このレベルはメジャールート認定だろうレベルに整備されていました。

唯一手間取ったのは、胎動仏道を過ぎてすぐのザレ場の急坂を降る区間です。

それも、距離にしたら10分程度の極々短い場所なので、緊張感が途切れて滑落といった心配もほとんど不要な場所でした。

むしろ、そういった不安よりも、魅力を感じるコースで、「女幕岩」からの大菩薩連嶺の眺めや、「花咲山」山頂直下からの花咲カントリークラブの眺めなどワクワクな山歩きを楽しめました。

人通りが少ないので蜘蛛の巣を払うのが面倒ですが、その点を差し引いても十分お釣りがくる楽しいルートなことがわかったのは大きな収穫でした。

ギャラリー

福正寺を出たら、車道を降っていきます。
進行方向左手をみると、今歩いてきたお伊勢山の高台が見えます。
帰路の案内も立ってました。至れり尽くせりですね。
なかなか立派なバス停がありました。
バス停の名前は、上真木でした。
用水路の歴史とか案内が立ってました。ここでバスを待つなら、待ち時間の暇つぶしに読むのには良いかもしれません。要約すると国が助けてくれなくて苦しんでいた村民を助けるため、個人が私財を投げ打って用水路を作ったよというお話みたいです。個人で用水路作るとか規模がバクってますね。
櫓が見えてきました。ここを通過すると
飲む温泉水の工場が見えてきました。直販もしていて、工場二階の富士見櫓というカフェで弥生の舞で淹れたコーヒーも飲めるとか。そうか。五福参りの案内図に載っていた富士見櫓ってココのことですか。墓地探しても見つからないはずですね。
そしてオロナミンCの懐かしい看板を発見。昭和ですね。
スタート地点、辻のバス停に戻ってきました。お地蔵さまたちにご挨拶して、先に進みましょう。
中真木のバス停を通過したら
郵便局手前に、花咲山への案内が出ているので左折します。
小学校の裏手を進んでいきます。
途中に見かけたお庭に芝桜が綺麗に咲いてました。
なんか小さな葡萄みたいなお花もありました。後で調べてみたらムスカリとかいうんですね。見ろ、人がゴミの、、、ゲフンゲフン
山行に戻りましょう。花咲山の案内に沿って先に進みます。
小さな橋を渡って左手に案内が出ているので、そちらに折れて入っていきます。目の前の桃の群生地も満開の様相です。
こんな細い道を進みます。
なんか抜け道みたいで楽しい。
柵の向こうには高川山と思しきピークと、桃の花たちが咲き乱れる様子がみてとれました。
そして鉄塔の真下までくると
車道との交差地点に到着です。鉄塔の足元に目をやると桃の花がいっぱい咲いていたので、ちょっと寄り道していきます。
こんな白い子が居たり
こんな赤い子たちがたくさんいたりしてました。
アップにするとこんな感じ。すっかり満開ですね。
桃の花を楽しんだら、車道の反対側にある山道に入っていきます。ここからいわゆる破線ルートになります。
ピンクのテープで通せんぼしている箇所が見えてくるので左を進みます。
以降は、本当に破線ルートと疑うほど踏み跡しっかりな一本道を通っていきます。
電信柱の横を通過し
金網の向こうの富士山を楽しみつつ、歩みを進めます。
傾斜も穏やかでとても歩きやすい道が続きます。ほんと破線ルートなのかな。
滝子山や三つ峠も見えてきました。奥の冠雪してるのが三つ峠で、手前のトンガリさんが滝子山です。どっちもルックス抜群ですよね。
真新しい鎖が出てきました。全然補助が必要な傾斜では無いのですが、親切設計ってやつですかね。
高度も上がって明るさが増してきました。
ここも特に補助が必要でも無いですがロープが張られていました。本当、親切設計。
さらに高度を上げていくと南方面が開けてきました。
ゴルフ場の先に岩殿山や御前山といった大月界隈の山々が見えます。このアングルいいですね。
大月ジャンクションも至近に見えました。道路のウネウネ感が面白いですね。
先に進むと、今度は北方面が開けてきました。
麓に桜の群生地が見えます。おそらく先ほどまで歩いていたお伊勢山界隈でしょう。
大菩薩連嶺の南部のピークたちも見えました。
木の影になっちゃいましたが、雁ヶ腹摺山まで見えますね。
進んだ先に、女幕岩という案内が出てました。
好展望に気を良くして煤でいくと、何やら迂回路の設定がされている場所に辿り着きました。
迂回路があるということは、結構険しいんだろうと気を引き締めて先に進みます。
まず、巨岩の間を通ります。おそらくここが胎動仏道ってやつなんでしょう。
ここは問題なく通過です。
しばらく進んだ先にあったザレた急坂の降り。ここが難関でした。滑りやすい地面で、へっぴり腰になりながら降ります。怪我なく降りられれば多少の見てくれはどうでもいいんです。
一段降りたら、あとは楽ちんでした。
ささっと降って反対側の迂回路の分岐点に到着です。
ここからは暫し登りが続きます。
再び南方面が明るくなってきました。
ゴルフ場って敷地デカいですよね。バブリーな施設だなと感心していると
お社が見えてきて
花咲山に到着しました。ここまで破線ルートとは思えない整備っぷりでびっくりでした。

花咲山〜浅利登山口

花咲山からは、一旦、麓に降りて「浅利」にある登山口から「稚児落とし」へ向かうことにします。

まずは「花咲峠」まで降り、そこから細かいアップダウンを繰り返して「サス平」まで向かいます。

こちら側の山道の状態もとても良好です。

「サス平」の昇り降りで一瞬だけ岩場のような区間を通りますが、後は難しい場面はありません。

案内も適切に立っているので、その通りに降っていきましょう。

山道を降り切ると高速道路の脇に到着します。

そこから浅利の集落の中を抜けていき、浅利川を渡った先に「稚児落とし」に向かう登山口があります。

集落の中には、大月駅行きのバス停があるので、疲れた時にはここからエスケープも可能です。

覚えておくといざという時に役立つかもしれません。

ギャラリー

鏡餅みたいな丸い石がいっぱい供えてある山頂のお社にご挨拶したら、浅利方面へ降ります。
ロープが貼ってありますが、使うほど急では無いです。
踏み跡しっかりした林の中を降ります。
案内板が見えてきました。
花咲峠に到着です。奥のお地蔵さんにご挨拶したら先に進みましょう。
ここからはアップダウンが続きます。登って。
降って
浅利の集落が見えてきました。
ちょっとキツめの急坂を登り切ると
サス平の案内が立ってました。ちょっとすり減って読めませんが、多分、大月駅とか花咲山とかそういうのが書いてあったのでしょう。
サス平からは、一瞬岩場っぽいところを降ります。
ほんの一瞬ですが、転ばないように注意です。
少し降って登り返します。
大月の街並みが近くなってきた気がしますね。
謎の三角点を通過して
やじろべえみたいな枯れ枝を避けて進みます。
こいつの支点が凄くて、他の木の枝がぐるぐる巻きに巻き付いてるんですよね。どうしてこうなったって感じです。
ここからは、降り一辺倒に降っていきます。
Uターンして降りるように案内が出ているので、その通り進みます。
ただ、この先進めそうなんですよね。浅利の集落に向けてピンクのテープが永遠と続いていました。
初見の場所なので、冒険はしないで進みます。
若干滑りやすいかなという降り坂を降っていきます。
カヤトの苗木が生えてきた場所に入り
もりもりと降っていくと
今度はアゼビっぽい群生地に到着です。まだ、蕾も出てない感じでした。
山道両側の草木の背丈が伸びてきた頃に
お社に到着です。
すぐ下に高速道路が見えます。下山路も後少しで終了ですね。
綺麗に刈り取られた道を降ってきます。
アスファルトが見えました。
花咲山から下山です。
振り返ると、入り口はこんなところでした。
ここからは、浅利の集落に向けて進みます。
団地が見える方向に向かって進みます。
道端の草花もすっかり春の様相でした。
団地の奥の桜も満開です。ここに住んでいる人たち羨ましいですね。
桃の花も満開です。
大きな簾桜が見えてきました。
高さ10mぐらいありそうです。立派。立派。
真下から見上げてみました。わしゃわしゃ咲いてますね。
大通りと合流したら左折します。
黄色いお花が気になったので一枚。黄梅にしては時期が遅すぎるし、花びらの数も足りない気がします。この子は誰でしょうね。
咲いたー、咲いたー、チューリップの花がー。この時期はこの花も咲くんでしたね。色とりどりで綺麗でした。
浅利公民館前停留所がありました。
本数少ないですが、ここから大月駅まで戻れるので、覚えておくと便利かもしれません。
しっかり目の車道を進みます。路線バスが通っている道だから当たり前ですね。
道に沿って進んでいくと
右手に枝道が出ています。
ここに入って、橋を渡っていくルートです。
吊り橋があるように聞いていたのですが、ここよりもっと先でしょうか。
浅利川、水量豊富で綺麗ですね。
ここの分岐を左へ
そして真っ直ぐ
後は道なりに進めば
岩殿山方面の登山口に到着です。それでは第二ラウンドといきましょう。

浅利登山口〜稚児落とし

浅利の登山口からは、のっけから急坂が続きます。

急勾配の階段を登り、鎖の垂れ下がるザレ気味の急坂を登っていきます。

ただまあ、登りなので意識するほど難しくはありません。一歩ずつ小股にヨチヨチ歩きで登っていけば問題無いでしょう。

登り一辺倒に登っていくと、途中で視界が開けて歩いてきた浅利の集落を眺めることができます。

1時間も歩いていないですが、結構な距離進んでいるように見えました。

稚児落としに近づくにつれて岩稜地帯に入っていきます。

危ないかなと思われる箇所はセメントで足場が固められているので、安定して登れます。

人気コースゆえの心遣いですね。ありがたいことです。

登り坂を登り切ると「稚児落とし」のてっぺんに到着です。

ここからの眺めは、非常に見晴らしがよく気持ちが良いです。

富士山が高川山に隠れる位置なのが残念ですが、大月から河口湖まで続く街並みや、杓子岳をはじめとした主に山中湖界隈の山々の様子が綺麗に見えました。

お天気に恵まれた日なら、ここでお弁当を広げたり、お昼寝したりするととても気持ち良いでしょう。

落ちないように注意する必要はありますが。

ギャラリー

初っ端から梯子かと思う勾配の階段を登ります。
続いてジャリジャリなザレ場の急坂を登ります。降りに使うと怖そうです。
ただ、少し進めば勾配も落ち着いて歩きやすくなります。
さっき通過してきた浅利の集合団地が見えますね。
岩場っぽい塊を巻いて進むと
登れそうな高台があったので、寄り道してみます。
高い、高い。あかん、あかん。撤収します。
見上げると天神山方面に立つ鉄塔が見えました。
岩壁に上を通過していきます。
この辺りはセメントで固められていないみたいですね。ボロボロと表面が剥離するので滑らないように。
再度、林の中に戻って岩っぽい坂を登っていきます。
この辺までくると、足場も固められて安定してきます。多分セメントか何かで固めてそうです。
降り用に垂れ下がっている鎖場をパスして登っていくと
尾根筋みたいなところに乗っかるのでそのまま登ってきます。
振り返ると、色違いのTシャツを着た若い子が談笑してました。「アニキ、まずは南を甲子園に連れていくことで先取点を狙うので、そのつもりで」みたいな会話をしているんだろうと思います。青春ですね。
ここから最後のひと登り。気合いで登り切ってしまいましょう。
案内板が見えてきました。そして、周囲には寛ぐ人たちが沢山います。
稚児落とし到着です。
富士山方面に目をやると、ちょっと隠れてしまってますが、綺麗な白い裾野が見えました。チラリズムというやつですね。男心をくすぐってくれます。
反対側を見ると、岩殿山までの稜線が見えました。この上をずっと歩けるといいのですが、兜岩周辺は崩落で通行禁止なんですよね。残念。残念。
度胸試しに足元を覗き込んでみました。下に人がいると良い対比になるのですが、なかなか写真だと高度感が伝わらないのがもどかしいです。
岩壁の上を歩いて反対側まできました。先の冬場にセーメーバンに向けて歩いたときにはしっかり掲げられていた看板が落ちてました。この辺りも穏やかに見えて、荒れる時には荒れるんですね。
それでは、天神山を経由して岩殿山山頂へ向かいましょう。

稚児落とし〜岩殿山

稚児落としからは、超メジャールートとなるので、行き交う登山者の数が段違いに増えます。

すれ違いによる接触には注意しながら進んでください。

大きな鉄塔の脇を進むとお社があります。

このお社もいわくがあって、稚児落としで落とされた万生丸が生き延びて成人し、最後にここに祀られたという由来があるそうです。

あの絶壁から落ちても生きているとか、神憑ってますね。

お社を通過すると、天神山の山頂がありますが、こちらからの展望はありません。

速やかに先に進みましょう。

その後は、通行禁止となった兜岩を巻いて、鎖場を通過したら、あとは岩殿山に向かって登るのみです。

さまざまな名所を辿って、山頂に着くと満開の桜の花が歓迎してくれました。

この時期特有のご褒美。ありがたく受け取りましょう。

ここからは、大月市街地がよく見えます。ベンチやあずま屋も設置されているので、是非、ここでお昼休憩を取って低山特有の市街地と富士山のコラボレーションを楽しんでいってくださいね。

ギャラリー

それでは、この日二つ目の秀麗富嶽、岩殿山へ向かうことにします。
稚児落とし側が開けている降り坂を降っていきます。
途中で振り返ると、稚児落としの第絶壁が聳え立っているのが確認できます。ここから落ちたらただじゃ済まないですね。
振り返ると、こんな注意文も立ってました。くれぐれも慎重に。
ささっと降っていきます。
でっかい鉄塔が見えてきたら
足元を通過して進みます。
どんどん降っていくと
早咲きのヤマツツジが咲いていました。
逆光になってしまいましたが、アップで一枚撮っておきます。
少し登り返すとお社が見えてきました。
雅なお人形が祀られています。なんでも、稚児落としで谷底に落とされた万生丸が生きていて成人した後に祀られたんだそうです。あの断崖絶壁を落ちて命がある時点で、すごい神憑ってますよね。祀りたくなるのもわかります。
ここからは、富士山がよく見えます。こんな眺めの良い場所で眠れるとか素敵ですね。
見えてきた次の鉄塔の方に登っていくと
天神山の山頂案内が立っていました。ここに立ち止まると通行の邪魔になるので、速やかに移動です。
ロープが張ってある降り坂を降っていきます。
林の方に向かうよう案内が出ているので従います。
以前は、ここから兜岩に登れたみたいですが、今は崩落で立ち入り禁止になってしまいました。再開が待ち遠しいですね。
残った巻道方面に向かいます。
巻道と言えども、注意する必要のある区間があります。ここは10mぐらいのロープが垂れ下がっていて、常に足元が泥濘で滑りやすくなっています。すれ違うスペースもほとんどないので、譲り合って通過してください。
難所を抜けたら尾根筋に戻っていきます。
兜岩の反対側に出ました。こっちも侵入禁止になってますね。
見上げるとこんな感じ。ここに登ってみたいなあ。
後ろ髪を引かれながら先に進みます。
鎖場と書いてある方に降りていきます。
南方面の展望が開けた踊り場に出ました。
富士山もしっかり見えています。
ここから二段の鎖場を降ります。小石などを落とさないように慎重に降りてください。
二段目の鎖場です。一段目よりは高度感がないのですんなり降りられるでしょう。
鎖場を通過したら、あとは岩殿山に向かって登るのみです。
鉄塔の下を通過して
大手口だった場所を通過して
手すりのついた階段まで来たら、山頂はあと少しです。
本当はここから麓の丸山公園に抜けられるようなのですが、ここも崩落で通行禁止になってしまいました。再開が待ち遠しいですね。
城門跡地を通過し
番所跡地をパスすると
最後の分岐です。右に向かうと山頂が待っています。
左に向かうと稚児落としを見下ろす展望台に出れます。こっちもなかなか良い眺めでした。
馬屋なる場所がありました。
ここからは北方面に視界が広がっていました。手前の集落は下山口の畑倉ですかね。
最後のひと登りを登ります。
山頂に到着です。満開の桜が出迎えてくれました。
良い感じ。良い感じ。
岩殿城の説明文が掲げてあります。確かにここに山城を築いたら難攻不落になりますね。
下界の眺めです。絶景ですね。
ここにはベンチが2基あるので休むのに最適です。
あづま屋もあるので、日差しが強い場合は、こちらでお休みくださいね。

岩殿山〜鬼の岩屋〜畑倉登山口

それでは、真の岩殿山山頂を踏んでから、下山していきます。

まずは、「馬場跡」という場所へ降ります。

昔の訓練場所だったようで、広く開けた場所ですが、桜の木が沢山植えられていて非常に綺麗です。

振り返ると富士山が見えるので、桜と富士山のコラボを楽しめます。

「馬場跡」を通過したら、少し坂を登ると「本丸跡」に到着です。

ここに立っている「烽火台」というところが、岩殿山の最高峰「山頂」となります。

ただ、木々に囲まれてしまって、展望は期待できません。

電波塔の隙間を通って裏側に出ると少し街の風景が見えますので、興味があったら寄り道してってみてください。

ここからは、「畑倉登山口」まで降り一辺倒に降ります。

ザレた道になっているので、滑らないように注意しながら降ってください。

途中に「畑倉神宮」なるお社がありますので、ご挨拶してから先に進みましょう。

そして、桃太郎伝説ゆかりの地「鬼の岩屋」を眺めたら「畑倉登山口」はすぐそこです。

登山口は無料駐車場にもなっているようなので、車の出入りに注意しながら、「大月駅」方面へ向かいましょう。

ギャラリー

馬場跡です。
昔は訓練場だったみたいですが、今はお花見に最適な場所になっていました。
お日様が当たって良い感じです。
こっちも良い感じです。
見上げると青空との対比が綺麗ですよね。
そして、ガスが出てきてしまいましたが、富士山をバックに満開の桜を楽しめました。
お花見が終わったら「蔵屋敷跡」を抜けて本丸に向かいます。
電波塔が見えてきたら跡少しです。
本丸跡に到着です。
そして、岩殿山の真のてっぺんはここです。634mはスカイツリーと同じ高さなんだそうです。
とても広い場所なのですが、展望は期待できません。仕方ないので、裏側に向かいます。
こんな細い道を進んでいくと
大月市街地を見下ろせる場所に立つことができます。
少し枝が邪魔ですが、楽しめると思いますよ。
こっちが正面。
猿橋の方向が一番開けて見えました。
ざっと眺めを楽しんだら、丸山公園に寄り道して帰ることにします。
ここから下山します。
畑倉登山口に向かう道はザレていて滑りやすいのでゆっくり降りてくださいね。
こんな九十九折の坂を降りて
鬼の岩屋に流れ込む沢の脇を通過します。
チョロチョロと水量は多くなさそうでした。
どんどん降りていくと、桜の群生地が見えてきました。
ここも満開ですね。
満開の桜の木の麓に、畑倉神宮があります。ご挨拶してから帰りましょう。
少しだけ、鬼の岩屋に寄り道していきましょう。
デットエンドだそうです。なんかの必殺技みたいですね。
鬼の岩屋に到着です。
ちょっとだけ中を覗いてみます。
中心に、コンクリートの箱がありました。これなんでしょうね。封印された鬼たちが入っているのでしょうか。なかなか厨二心をくすぐってくれます。
正面を向くと、水しぶきを通して、北側の山々が見えました。
そして、戻ってきてからこの看板に気づくという。安定のやらかしですね。すみませんでした。以降は立ち入らないようにしますね。
それでは、登山口へ
出口が見えてきました。
無事下山です。馬頭観音さまにご挨拶して丸山公園に向かいましょう。
無料駐車場も今日は大盛況ですね。

畑倉登山口〜丸山公園〜JR中央線「大月駅」

それでは、この日最後の目的地「丸山公園」に向かいます。

「畑倉登山口」からだと、大月駅に向かう途中に入り口があります。

岩殿山をぐるっと半周して鏡岩が見えてきたあたりに入り口がありますが、車道を挟んで反対側にあるので、ちょっと遠回りする必要があります。

そして、高台にあるので、少々坂を登る必要があり、ちょっと骨が折れます。

その分、見晴らしがよく大月の市街地や猿橋方面の街並みなどを楽しむことができます。

また、直上に鏡岩があり、とても迫力のある眺めを楽しむことができるのも嬉しい点です。

残念ながら、「ふれあいの館」には時間切れで入れませんでしたが、満開の桜を眺めて癒されてから帰ることができました。

ギャラリー

それでは、丸山公園に向けて歩いていきましょう。
一番近いバス停、自動車教習所前を通過していくと
お隣の百蔵山がバッチリ見えてきました。
ここは、大月駅方面に向かい
以前はここからも山頂に登れたようですが、今は途中で通行止めになっているみたいです。
全ての分岐はスルーして大月駅方面へ向かいます。
市街地が見えてきたあたりで
反対側に丸山公園の入り口が見えてきました。ここを渡るのはちょっと危ないので、大回りに横断歩道を渡ります。
こんな感じに反対側に渡って
真っ直ぐ進むと
公園の入り口に到着です。
ふれあいの館は16時でしまってしまうんですよね。この日はタイムアップで入れませんでした。残念です。
ここからも、昔は山頂に登れたんですよね。駅から一番近いルートなので、是非、再開して欲しいものです。
リアルな熊の看板。ここに現れたら、ちょっと怖いですよね。
丸山公園は、戦国時代の古城に見立てているので、こんな大手門が備え付けられていました。
地味にキツい階段を登っていきます。
鏡岩が見えてきました。
ここからも、なかなか良い眺めが得られます。
もう一つ門を潜れば公園敷地内です。
ちょっとこの時計が、景観を壊してしまっていますが、致し方ないですね。
鏡岩と桜を合わせてみました。どうでしょう。綺麗に撮れているでしょうか。
桜のアップも撮ってみました。ちょっと散り始めな感じかもしれませんね。
富士山と桜も合わせてみました。ガスでぼんやりなのが口惜しいです。
敷地内の階段を登ると
丸山山頂に到着します。ここからも大月の市街地が綺麗に見えました。
反対側は猿橋方面ですね。良い感じ。良い感じ。
色々みてたら、16時を回ってしまいました。ここは次回のお楽しみに取っておきます。
一通り楽しんだので大月駅に帰ります。
階段を降りて
車道を進みます。
先ほどの横断歩道を通過して
笹子川を渡って反対側へ。
ここから見える渓谷もなかなか綺麗なんですよ。
橋を渡ったら、もう一度横断歩道を渡り
役所を通過して
東横インの手前を左折します。
踏切を渡って
途中で真っ直ぐに続く線路を楽しみます。皇族の車にクラクションを鳴らされたのはナイショです。
住宅街を通過していくと
大月駅に到着です。
いつも思うのですが、大月駅前に立ち寄り温泉があるとすごく便利ですよね。そのうちできないかな。それでは、お疲れ様でした。

まとめ

山梨県大月市の桜の名所巡りの様子でした。

日本国内に住んでいると、春は桜の話題で持ちきりになりますのでお花見をしたくなるのは普通なことです。

そして、山登りをやっていると、桜と一緒に富士山も観たいと思うようになっていくのも自然な流れです。

高尾山や丹沢大山に登って楽しむのも良いことですが、下手な行楽地よりも混み合うので、今回紹介した大月界隈の名所も候補に入れて、無理なく満開の桜を楽しんでみてくださいね。

それでは、ここまでお読みくださり、ありがとうございます。

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