山行の記録|桜舞い散る春の沼津アルプスを縦走してきました

山行

西伊豆の玄関口、沼津に程近い最近人気の縦走路「沼津アルプス」。

500m未満の里山を繋げるように、地元の登山愛好家たちが協力して整備したルートには、未だに手書きの案内板がメインに掲げられており、見かける度に、ほっこりと和やかな気分を味わえる癒しルートかと思いきや、全くもって違います。

実際に歩いてみれば一発でわかりますが、ロープ、鎖は当たり前な急坂のアップダウンが続く、かなり骨太な縦走路で、初見で赴く時には相応の心づもりが必要です。

そんな急坂好き垂涎な沼津アルプスですが、春の季節には綺麗な桜を見せてくれるお花の山との一面もあるようなので、見頃となっているこの時期に歩いてきてみました。

もしもあなたが、太ももパンパン、常時汗が噴き出るような急坂が大好物なら、とても魅力に感じるルートだと思いますので、是非、最後まで読んでいってくださいね。

基本情報

まずは、今回の山行についての基本情報です。

山行の基本情報

日付:2022/4/2

天候:曇りのち晴れ

エリア:伊豆エリア

コース概要:JR東海道線「沼津駅」〜香貫山登山口〜芝住展望台〜香貫山〜横山〜徳倉山〜志下山〜小鷲頭山〜鷲頭山〜多比口峠〜大平山〜多比口峠〜日守公園入口〜大嵐山〜日守公園入口〜伊豆箱根鉄道駿豆線「原木駅」

難易度:体力☆☆、技術☆☆、危険☆☆

交通機関:

(往)JR東海道線「沼津駅」からスタート

(帰)伊豆箱根鉄道駿豆線「原木駅」から、帰路へ

概要

沼津アルプス(ぬまづあるぷす)

沼津アルプスの詳細については、次の山行記録にまとめていますので、そちらをご覧ください。

今回の山行上でのポイント

地図上の位置と標高

まずは、今回の山行で歩いた場所について、地図上の位置、標高を示します。

合計距離: 19395 m
最高点の標高: 396 m
最低点の標高: 3 m
累積標高(上り): 1603 m
累積標高(下り): -1608 m
総所要時間: 08:18:16
Download file: climbing-record-202200402.gpx

歩いた軌跡

続いては、GPSデータを元にした軌跡です。

市販の地図

今回の山行ルートが掲載されている市販の地図も載せておきます。

本来であれば、国土交通省国土地理院のサイトから2万5千分の1地形図を購入、印刷して持参するのが正しい在り方ですが、毎回それだと面倒なので、紙面の地図は5万分1の市販地図をザックに入れて持って行くことにしています。

わたしの山行でのメイン地図はGPSアプリに移っており、紙面地図は予備扱いなため、今のところこの運用で困った事態には陥っていません。

ただ、読図の勉強をちゃんとしたい場合は、2万5千分の1地形図を購入した方が良いです。

5万分の1の等高線は荒すぎて地形把握には、ほぼ役に立たないのでご注意くださいね。

おすすめ展望ポイント

今回の山行ルート上の展望ポイントは、次の場所になります。

展望の楽しめたポイント
  • 芝住展望台
  • しおみち広場から志下坂峠までの稜線
  • 大嵐山山頂
芝住展望台

今回の山行ルート上の展望ポイント一つ目は、「芝住展望台」です。

香貫山山頂から西に少しズレた位置に立つ電波塔を兼ねた展望台で、360度周囲を見渡すことができます。

眺めることができる代表的な山々としては、愛鷹山塊とその背後に聳える富士山、箱根山とその外輪山たち、そして、今回歩く沼津アルプスの山々とその背後に見える伊豆三山や天城山といった山々が挙げられます。

それ以外にも、沼津の市街地や港の様子、遠く太平洋まで続く駿河湾の広がりも楽しむことができます。

沼津アルプスの縦走ルートとしては少し外れてしまいますが、この縦走路を歩くなら絶対に外して欲しくない場所なので、忘れずに立ち寄ってくださいね。

ギャラリー

電波塔兼展望台です。ビルの3階ぐらいの高さでしょうか。
末広がりな愛鷹山塊の奥に見えるはずの富士山は残念ながら見えませんでした。
東方面に目を向けると箱根の山と外輪山たちが見えますね。
南方面には、これから歩いて向かう沼津アルプスの山並みが見えます。写真右端に僅かに淡島見えてましたね。
狩野川河口と沼津湾です。対岸は西伊豆の海岸線です。
香貫山山頂側に降りるとトイレもあります。至れり尽くせりです。
しおみち広場から志下峠までの稜線

今回の山行ルート上の展望ポイント二つ目は、「しおみち広場から志下峠までの稜線」です。

徳倉山からの急坂を降ってたどり着く「しおみち広場」。

そこから更に先に進むと、緑豊かな林間の道から、いきなり視界が開けて、静浦漁港を眼下に対岸の西伊豆の海岸線へを眺めて進む稜線歩きに様変わりします。

ここの風景の変化がなかなか劇的で、奥多摩の展望皆無な稲村岩尾根を鷹取山山頂まで登り切った時のクライマックス感に似た感動を味わうことができます。

ちょっとマニアックすぎて訳わかんないですね。すみません。

要は、ここの区間を外してしまうと沼津アルプスで味わえる感動のひとつを取り逃してしまいますよということが言いたかったのです。

沼津アルプスは下山ルートが豊富であることも有名です。アップダウンに挫けそうになると途中から帰ってしまいたくなるかもしれませんが、ここの区間までは頑張って歩いてみてくださいね。

以降は、気分一新して元気に最後まで踏破できるようになりますよ。

ギャラリー

しおみち広間を過ぎてから、しばらくは緑豊かな林間の道を歩きますが
あるタイミングで、こんな感じにブワッと視界が開けます。ブワッとです。何度か通っているのですが、毎回ここでブワッとなってウオーっと足が止まります。
ぽこんと可愛い淡島やツンツンしている鷲尾山も見れます。良きポイントです。
一度、「志下坂峠」へ降りて登り返します。この先に「志下峠」というのもあるので、紛らわしいことこの上ないです。
ここからは、視界の広がる稜線歩きです。
この稜線は展望台がいっぱいです。まずは「さざなみ展望台」
丁度、木に隠れてしまいましたが、向かって左側に瓜島が見えるはずです。
続いては「奥駿河パノラマ台」。ここでは、大体真ん中くらいに瓜島が見えます。形がウリ坊みたいで可愛いですよね。
最後が「きらら展望台」。ここでは右側に瓜島が移ってますね。ここを過ぎると、「志下峠」へ向かって降下が始まります。そう、ここは「志下口峠」では無いので間違わないように。つか、ほんと紛らわしいですよね。ジモピーじゃないとピンとこないですよね。
大嵐山(日守山)山頂

今回の山行ルート上の展望ポイント三つ目は、「大嵐山(日守山)山頂」です。

ここは、地元では「日守山」と呼ばれることの方が多いらしく、山麓から山頂にかけて広がる公園の名前も「日守山公園」となっています。

国土交通省の国土理知院発行の地図では「大嵐山」となっているので、以降は「大嵐山」と呼んでいきます。

ここの山頂には展望デッキが設けられていて、北方面、東方面への眺望が得られます。

無料の双眼鏡も設置されているので興味あったら眺めてみると面白いかもしれません。

そして、山頂から少しおりたところに第三展望所という開けた一角があり、そこからは西方面に伸びる沼津アルプスの山々を確認することもできます。

大した距離では無いので、気になるようだったら探してみてくださいね。

第二展望所は探し出せませんでした。これからも何度か登る場所だろうし、いつか明らかにしてみますね。

ギャラリー

山頂にある展望デッキ。双眼鏡は無料です。今時、無料とかあんまり無いですよね。覗いてみたら、続きはこちらってURLが貼ってあったら笑っちゃいますが、そんなことは無いようなので安心してください。
ここからは、富士山や愛鷹山塊、蛇行する狩野川の様子が見れます。The里山って感じですね。

一段下がったところから、箱根の山々も見えます。
第三展望台からの眺めです。沼津アルプスの山々を眺めることができます。
こんな感じに香貫山までの連なりを楽しめます。

注意した方が良さそうな区間

今回の山行ルート上で、注意したほうがよさそうな区間は、次の区間になります。

注意した方が良さそうな区間
  • 鷲頭山から多比峠へ降る急坂区間
鷲頭山から多比峠へ降る急坂区間

今回の山行ルート上で注意したほうがよさそうな区間は、「鷲頭山から多比峠へ降る急坂区間」です。

沼津アルプスはピーク直下が全て急坂になるので、正確には全てのピーク直下で注意が必要になるのですが、中でも高低差や踏破する距離など、一番規模が大きい「鷲頭山から多比峠へ降る急坂区間」を代表として挙げました。

地面のコンディションは、滑りやすい柔らかめの黒土に大小さまざまな石や根っこが散りばめられた不安定な足場になっています。

そして、ほぼ全域に渡ってロープや鎖による補助が設置されていますので、適宜、活用して降ってください。

昔、北アルプスの山をご一緒した方が、「万が一、切れた時に為す術が無いので鎖やロープに頼り切るのは良くない」というお話を過大解釈していたのか、「ロープ、鎖、絶対使わないマン」だったのですが、そういう極端なことはしないで、あるものはしっかりと利用して安全に降ってくださいね。

ギャラリー

鷲頭山から多比峠へ向けての下山路。滑りやすい黒土の他に、足を取られる要因となる木の根や石がちょいちょい転がっています。
滑って転んでも一発死亡という高さでは無いですが、足を挫くと行動不能で自力下山が厳しくなるので、慎重に降ってください。
この案内が見えたら一安心です。それでも、この先も気を緩め無いように。

今回の山行での服装

今回の山行では、次のような服装の組み合わせを持参していきました。

同じ時期に赴かれるときの参考にして見てください。

  • ベースレイヤー:薄手の長袖Tシャツ
  • ミドルレイヤー:厚手のフリース
  • アウター:ソフトシェル、レインウェア
  • ボトムス:中厚手の長ズボン、厚手のソックス
  • その他:手ぬぐい、ネックゲーター、薄手の手袋

今回の活動中は、薄手の長袖Tシャツのみで歩きました。

この日は4月とは思えない寒さで、平地でも気温が一桁台止まりということで長袖Tシャツでも汗だくになるということはありませんでした。

ただ、今回は例外な日だったと思われますので、本来の4月の時期であれば半袖Tシャツの方が良いかもしれません。

交通機関での移動中は、薄手の長袖Tシャツと厚手のフリース、ソフトシェルという春先ではちょっと暑苦しく感じる出立でしたが、それでも風が吹いた時には肌寒さを感じる場面もありました。

季節の変わり目は、服装のチョイスが難しいですね。

以下の記事にわたしが里山登山に使っているウェアの具体的な品名や組み合わせについてまとめていますので、詳細知りたいようでしたら合わせて読んでみてください。

あなたが、同じ時期の同じ界隈に赴くときの参考になれば幸いです。

山行の記録

ここからは、今回の山行について述べていきます。

アプローチ

今回は「沼津駅」から歩いて「香貫山登山口」まで向かって、登り始めることにしました。

東京駅からは、JR東海道線で沼津行きに乗れれば一本で向かうことができます。

駅に着いたら、登山口のある方向「南口」改札へと向かいます。

改札前におトイレがありますが、少々小さいので混雑します。余裕があれば電車内のおトイレで済ませておいた方が良いでしょう。

そして、都内からSuicaで乗車した場合、沼津駅では有人改札で精算する必要があります。熱海駅を境に、管轄がJR東日本とJR東海道に分かれるため、情報を引き継げないらしいです。

このため、ここの有人改札も結構な人が並ぶので、できるだけ早めに改札まで赴いておいた方がストレス少なめに出れます。

無事に精算できたら、南口を抜けてスタートしていきます。

ギャラリー

東京駅から東海道線で沼津駅へ向かいます。始発が沼津駅行きなので都合が良いですね。ここでは、なるべく先頭車両に近い方へ乗り込むと良いです。
この日は三島駅の感覚で、最後尾車両に乗ったら、こんな絶望的な距離を歩くことになりました。こうしてホームの端から端に歩くと15両車両ってホントに長いなと感じます。
ようやく階段へ到着です。南口へ向かうので降りて左折ですね。
左折して行き止まりまで来たら、右折しつつ階段を登ります。
階段登ってすぐにおトイレがあります。混み混みです。真っ直ぐ進むと南口の改札が見えてきます。
南口改札です。都内からSuicaで来たら、有人改札で精算が必要です。同じJR系列、なんとかならないものでしょうか。これは、りそな銀行の基幹システムの内情みたいに、しっちゃかめっちゃかなスパゲッティー状態で、どうしようもないのかしらね。
バスターミナルの案内が立ってました。大平方面行きというのに乗れば、登山口至近のバス停「黒瀬」まで行けます。今回は歩くのでスルーしちゃいます。
駅前のロータリーを直進して
ラブライブとコラボしている何かの建物の脇を通過します。
三島駅や沼津駅はラブライブ関連が多いのはなんでですかね。ナントカの聖地とかになってるんでしょうか。
建物を通過してすぐ左折したら、真っ直ぐ進みます。
痛バスがいました。ドライバーさんウキウキなのかな。
交差点を渡って、直進します。
いつもご挨拶する日枝神社にご挨拶に立ち寄ります。満開の桜で溢れてますね。
境内に進むと、心地よい桜吹雪に包まれます。
改めて読んだことが無かったのですが、ちょっと読んでみたくなりました。日吉大社から分祀せされたそうですね。恨み、怒り、妬みを「思わざる」ことが大事なんだとか。耳が痛いので「聞かざる」を貫きたいところですが、怒られそうなのちゃんと聞くことにします。
なんでか目を引く枝垂れ桜がいました。
足元に「三春の滝桜」とありました。三春というと、わたしの故郷福島の三春が真っ先に思い浮かびました。何か関連しているのかなと調べてみたら、福島の三春から苗木を運んで植えたんだそうです。こんな繋がり方もあるのですね。面白いものです。
あんまり長く居ると、本当にここだけで帰りたくなっちゃうので先に進みます。沼津警察署の前の交差点を渡ります。
橋を渡りに行きます。
橋の上から、これから向かう香貫山山腹の五重塔が見えてきました。右手奥には展望台もちゃんと見えてますね。
橋を渡ったら左へ
少し進むと一番最寄りのバス停「黒瀬」がありました。交差点を探して、車道の反対側に渡ります。
甲羅本店。カニ料理屋さんなのに、マスコットキャラクターは鳥なんですかね。なんでだべ。
工事が終わった祝いに立てたそうですが、いつも「完」一文字にツボってしまいます。そんなにアピらなくても良いのにね。
一般の民家の脇に入口が見えてきました。
ここから登山口ですが、身支度は五重塔がある「香貫山公園」の方が捗るので、まずはそこまで登ってしまいます。

香貫山登山口〜芝住展望台〜香貫山

香貫山登山口から5分ほど登山道を登ると、香貫山公園に立つ五重塔裏手に出ます。

ここから公園の正面に回って、沼津湾を見下ろすベンチで身支度を整えます。

登山のスタイルになったら、無料休憩所の前を通って山頂方面へ向かいます。

山頂に向かう方法としては、山道を通って進むスタンダードなルート、舗道を進む大回りルートの2パターンがあります。

いつも前者を使っているので、今回は後者鋪道を行くルートを使ってみました。

山道を進むよりも遠回りになりますが、芝住展望台に直接繋がるのは大変助かります。

さらに、途中から展望台への近道もあることがわか理ました。急坂の階段が続く道ではありますが、普段から山歩きしているようなら、全く問題ではありません。

見つけたら迷わず進んでしまいましょう。

展望台は、ビルの3回ぐらいの高さがあり展望抜群です。その分混雑する場所になってしまっていますが、立ち寄らない方が損です。

是非、寄り道していってください。

展望台からは、香貫山山頂へ直登できるルートが存在していますので、そちらを通って山頂を踏んでから、次のピーク「横山」へ向かうと良いでしょう。

ギャラリー

階段を登って、公園へ向かいます。
途中から山道に変わるので滑らないように注意して進みます。
歩道との交差地点を通過すると、五重塔が見えてくるので、それを目安に進んでいきます。

五重塔の裏手を進むと
香貫山公園に到着です。ここは遊具もある普通の公園なので、お散歩にくる地元の方々によく声をかけられます。穏やかな人が大半なので、コミュ障なわたしでも普通にお話し聞いてもらえました。
無料の休憩所もあります。いつも閉まっているのですが、この日は空いていました。8時過ぎてたからかな。
五重塔正面です。歴史的建造物といった類では無いですが、結構立派な高さの建物です。
鶏がいました。逃げないし、鳴かないし。飼いニワトリというやつでしょうか。この後、お散歩にきた犬とバトりそうになってました。
一通りフラついてベンチスペースへ。ここで沼津湾を眺めながら身支度を進めます。
満開の桜が、むしろ展望の邪魔になっちゃっているのが贅沢な悩みですね。
こちらから少し街並みが見えました。
五重塔と桜を合わせてみました。どうでしょう。少しは雰囲気出てますかね。
身支度ができたら無料休憩所の前を通って山頂方面へ向かいます。
ここが無料休憩所です。沼津市遺族会の文字が見えますが、戦没者遺族会ということなんだろうと思います。
ちなみに、この公園の五重塔は戦没者慰霊平和塔というのが正しい名称なので覚えておくと良いかもしれません。
別段、死体が埋まっている場所という訳では無いですが、綺麗に咲いた桜の木の下を抜けていきます。
車止めのある方向へ向かいます。
公衆トイレもあります。駅のおトイレに立ち寄る機会を逸してしまったら、こちらをお借りしましょう。
ノーマルルートは左の山道を進むルートかなと思います。今回は、試しに鋪道を進む右側を歩いてみます。
歩いてみた感じだと、少し遠回りになりますが、傾斜はほとんどなく結果的に同じぐらいの時間で展望台につきました。
どうみても落石に見えない、落石の看板。いらすとやさんに描いて貰えば、もう少しまともになりそうです。
崩壊部を固めたであろうコンクリート帯を横目に進みます。
軽快に進んでいくと、左手に案内が立ってるのを発見しました。
展望台への近道だそうです。何事も経験なので進んでみます。
最初のうちは階段の急坂が続きますが
直ぐに穏やかな山道に変わり
石階段が見えてきます。ここを登れば、展望台の裏手に出られました。
こんなところに出ました。階段を登って、展望台へ向かいます。
展望台の足元にあるオブジェに寄り道してきます。
富士山が出ていれば、良い対比になったのですが残念ですね。
近くに立つうんちく看板。伊豆半島は、フィリピン方面から動いてきた島がぶつかってできたとか。興味深いですね。
展望台の周りはお花もいっぱい咲いています。お隣に居たお父さんとの会話によると、これは桃の花っぽいです。
これはなんて花だろう。不勉強でわからなかったです。
一周してみた後は、散り際の枝垂れ桜の脇を通って展望台の花壇へ進みます。
展望台に登ります。
展望台に登ると、アンテナが至近にありました。近くで見るとやっぱり大きいですね。
これから向かう沼津アルプスの山々を目視でも確認しておきます。手前から横山、徳倉山、一段飛び出たとんがり帽子が鷲頭山といったところでしょうか。
最初のピーク香貫山の山頂は、正面の階段から向かうことになります。
展望台を降りて、先ほど見えていた階段で山頂方面に向かいます。
階段を降りたら分岐に出るので、左手を登ります。
ここも桜が綺麗です。香貫山、桜の山ですね。
山頂のドーム型のアンテナが見えてきたあたりで、山頂への近道に入っていきます。
案内に沿って山頂へ
結構急な階段ですが、距離が全然無いので余裕です。
先ほど見ていたドーム型アンテナの足元まで登ってきました。
反対側に回ると、香貫山山頂を示す手作りの案内が立っていました。標高193mとのこと。もう少し登った気がしますが、そんなものなのでしょうね。

香貫山〜横山

香貫山の山頂を踏んだら、次の目的地「横山」へ向かいます。

まずは、鋪道との交差地点まで階段を降りたら、「桜台」へ向かいます。

この「桜台」は、名前の通り桜の名所です。桜の時期には、ソメイヨシノやオオヤマサクラなど、複数品種の桜が咲き競って素敵な空間を演出してくれます。

「桜台」を過ぎると「八重坂」までの降下が始まります。今まで登ってきた高度を全て吐き出す勢いで降ることになります。

「八重坂」まで降り立つと、今度は車道を辿って「横山」への取り付き口となる「八重坂峠」に向かいます。

そして「八重坂峠」から「横山」へ登っていくことになるのですが、ここからが沼津アルプス本番で、アキレス腱がピンと伸び切るような急勾配の坂道を、補助のロープを手繰りつつ登っていくことになります。

途中に小休止的な踊り場を挟んで、2つ目の急坂を登り切れば「横山」の山頂に到着です。

苦労に苦労を重ねて登った山頂ですが、ここからの展望は全くありません。

目印になる手作りの案内板以外に何も無いので、速やかに次の目的地「得倉山」へ向かうようにしましょう。

ギャラリー

香貫山山頂からは、車道を跨いで反対側にある桜台に向かいます。
まずは車道まで降って
案内に沿って、桜台方面へ進みます。
この階段はスルーして右側の脇道を進むと良いです。
木のブロックを敷き詰めた道。これがよく滑るんです。転ばないように注意して進みましょう。
沼津アルプスには、こう言った手作り感溢れる看板がところどころに立っています。これらを探して山々を巡るのも楽しいかもしれませんね。
東屋が見えてきました。この辺りから、桜台テリトリーに入っていきます。
東屋の隣に立つソメイヨシノは、すっかり満開でした。
近づいて見上げると、こんな感じの花々と目が合いました。
さらにアップです。淡いピンクが可愛らしいですね。
少し引き気味に見上げた図。見事に満開です。
足元には菜の花が咲いていました。ピンク色の背景と相性バッチリですね。
散策道を進むと、違った種類の桜を眺めることができます。
ソメイヨシノよりも花びらの赤みが濃いのもありました。ネットの画像と比較してエドヒガンサクラってヤツだと判断しましたが、正解でしょうか。どうでしょうか。
正面からの図。花びらは楕円形で5枚以上ありそうです。
白い花びらいっぱい地帯に入りました。
真っ白花びらはオオシマザクラでしょうか。
花びらは5枚だし、これはオオシマサクラで正解だと思いますがどうでしょう。
桜台の端っこまできたので、振り返ってみた図。いろんな種類の桜の花が咲き競いあってました。
ひときわ大きなオオシマサクラの木の前を通過すると
降り坂が見えてきました。
少し傾斜の強い階段道を降ります。
こちらは背の高いソメイヨシノの木ですね。
桜の木々の間を抜けていくと
車道に降りられます。
車道に降りたらぐるっと180度回って進んでいきます。
保護ネットが見えてきて、それらを通過したところに紛らわしいポイントがあります。
ここが紛らわしいポイントです。沼津アルプス特有の手作り案内板が立っているので、ここを左折したくなりますが、桜台方面に戻ってしまう道なので入り込まないように注意してください。正規ルートは真っ直ぐです。
紛らわしいポイントを通過すると、車止めが見えてくるので、抜けて右へ
水道局の施設が見えてくるので
その脇を降っていきます。
この道も何気に桜並木なんですよね。
頭おかしいくらいに咲き乱れていました。
二つ目の手作り案内板が見えてきました。今度は、枝道へ曲がっていくのが正解です。
山道を降っていくと
八重坂の登り口に到着しました。
お隣に立っている手作り案内板。このワチャワチャ感がいいですね。
車道に出たら反対側へ。ここの車道は交通量が多いので、横断歩道まで降りて対面に渡る方が良いです。
横山のピークを見据えつつ車道脇を進みます。
民家の庭先に鮮やかな色のお花が咲いていました。多分、カンヒサクラというヤツだと思います。半分は散ってしまってたので、来週にはもう全て散ってしまってそうでした。
坂を登っていくと左にカーブを描いた先に、イノシシの看板が見えてきます。そこが「八重坂峠」です。
八重坂峠に到着です。ここから沼津アルプス特有の短いながらも勾配急なアップダウンが始まります。
登り始めからこんな粘土質な急坂が続きます。
少しすると、ロープの補助が出てきて、更に勾配がキツくなります。見上げるように続く坂道が心を折りにきます。あんまり見上げてると帰りたくなるので、足元に注視しながら、さっさと登り始めてしまいましょう。
ロープのついた急坂区間が終わると、少し勾配も緩やかになります。
踊り場的な平地を進み
2度目の急坂を登ります。
坂を登り切って、平地を少し進むと
横山の山頂に到着です。展望なし、見どころなしなので、止まらずに徳倉山へ進みます。

横山〜徳倉山

横山から徳倉山への道のりも、沼津アルプスらしい歯応えのあるアップダウンが続きます。

まずは、急斜面の降りです。

滑りやすく急勾配なので、補助のロープ活用して気をつけて降りましょう。

「横山峠」降ったら、今度は登りです。

ちょっとわかりづらいクランクを通ってしばらく平坦な道を進むと、横山への急坂よりも更にキツい鎖付きの急坂が待ち受けています。

ここの階段は段差があるので、膝の上げ下げでバテないようゆっくり目に登りましょう。

二つの並んだお社が見えてきたら登り坂も終盤です。

最後にひと登りして視界が開けたところが、「徳倉山」の山頂になります。

木々の間から富士山が見える位置があるので、天気の良い日に探してみてください。

富士山を眺めて一息ついたら、今回のルートで一押しの海への視界が広がる稜線区間に入っていきます。

ギャラリー

山頂の案内板を捲って降り道へ向かいます。
しばし穏やかな道が続きますが
穏やかなのは、擬態でした。
トレラン主体な人だと、ガガガと駆け降りていくだろう降り坂を通過します。ガガガ。
一瞬、穏やかになりますが
やっぱり擬態でした。
ガガガと降りていくと
右前方にちょっとだけ開けた場所が見えてきましたl。
ギリギリ海が見えました。対岸の西伊豆もチラ見できますね。チラリズム全開です。
階段を降りて、少し進むと
案内板が見えてきますので、ググッと右折します。
ここが「横山峠」になります。ここからシケイン風に直角に曲がっていくと、沼津アルプスで一位二位を争う急坂の登り坂に到達することになります。
ここも直角に曲がり
短い鎖ばを登って
林間の道を進みます。
岩が増えてきたところで
麓の清水町方面への眺めが少しだけ楽しめる場所に出ました。
ここから少し進んだところから
急登の鎖場区間に突入です。ここの階段、段差高くて嫌らしいんですよね。ホント、まいっちんぐです。
前を行く登山者を追い抜くのに本気モードで登ったら、途中の写真を撮り損ねたので、振り返って撮ってみました。
登り坂をパスすると、二つの並んだお社が見えてきます。
どちらにも平等にご挨拶をしてから先に進みましょう。
対のお社から山頂は目と鼻の先です。
視界が開けてカヤトの原っぱを進めば
山頂に到着です。案内板、めっちゃ寝てますね。良い天気になってきたし、その気持ちはわかります。
しかし、見事にバッキリ折れてますね。それだけハードな場所なのでしょう。
三角点もありました。
せっかくなので、近くの木に立てかけてみました。バックの富士山とよく合います。

徳倉山〜志下山

徳倉山から先は、海への眺望が素晴らしい稜線区間に入っていきます。

ロープの張った急坂をグッと降ったら、沼津港へ続く分岐、戦時の跡地、馬頭観音とスポットを通過して「しおみち広場」まで進みます。

「しおみち広場」では、案内板の裏手から富士山が見えることがあるようです。

そして、ここを通過してしばらくすると、いきなり前方の視界が開けて、海への眺望が広がります。

なかなか感動的なので、是非ともご自身の眼で直接確かめてみてください。

一旦、林の中に引っ込んで「志下坂峠」まで降ったら、登り返して再度稜線沿いを歩きます。

ここからは、海への眺望だけでなく、これから向かう鷲頭山への眺めも楽しむことができます。

海、山の風景を楽しみつつ歩みを進めていくと、「さざなみ展望台」という案内板が見えてきます。

そこが、「志下山」の山頂となります。

傾斜があるものの、ちょっとした広場があるので、ここにレジャーシートを広げて寛ぐのも良いかもしれません。

ギャラリー

まずはさっき登った分を降ります。
当然、ロープの補助があるので、うまく使っていきましょう。
一段降り切ると、既に見慣れた感のする手書き案内板が立ってます。
香貫台分岐と呼ばれる場所のようです。
味のある手書きの説明板が立ってました。達筆じゃ無いところがまた良いですよね。
その横にはフォーマルな案内板もあって、こちらにもっと詳細な説明が書いてありました。この辺りは野菜の栽培が盛んだったようですね。
香貫台分岐を過ぎると、少しだけ登り返しがありますが、あとは平坦な道が続きます。
案内板が見えてきました。
戦時の銃座の跡地でした。香貫山公園の慰霊塔を始め、沼津は戦争にまつわる土地が多いですよね。
実物を見るとわかりますが、大人一人が入ってぎりぎりな感じです。ここに長期滞在となると、ストレスは半端なかっただろうなと思います。
更に進むと
今度は、馬頭観音像を示す看板が現れます。
ここにも詳細な説明文があるので、興味があったら読んでいくと良いです。
これが馬頭観音像らしいです。象というよりも石碑ですね。
更に更に、穏やかな道を辿っていくと
しおみち広場に到着です。昔は、ここが地元の子供たちの遊び場だったみたいです。最初に読んだ時は、こんな山奥で遊んでいたのかと思いましたが、標高にして100m前後ということを考えたら、十分にあり得るお話でした。
広場ということもあって、なかなか広い空間です。桜の木も何本か立っていて綺麗でした。
しおみち広場を過ぎたてからも、しばらく林間の道を進みます。
こんな立派な木が立っていたりするので、飽きずに歩けるでしょう。
そして、心なしか前方が明るくなってきたかなと思ったところで
ブワッとポイントに到着です。視界がブワッと開けて静浦の港町とその先に西伊豆の海岸線が見えてきます。
少し視線をずらすと、丸い形が可愛らしい淡島も眺めることができます。
更に横を見ると、これから向かう鷲頭山のツンツン尖ったピークも眺めることができます。ここ、わたしのお気に入りの場所なので、是非、立ち止まって眺めを楽しんで欲しいです。
眺めを堪能したら、志下坂峠まで降ります。ここも傾斜が急なので転ばないように注意してくださいね。
志下坂峠まで降り切ると、お馴染みの手作り案内板が立っています。
この案内板も老朽化というか劣化が進んでますね。潮風にさらされる場所だから仕方ないのでしょう。
峠を越えると、明るい稜線歩きに戻ります。
所々で、視界が開けて気持ちの良い風景を眺めることができます。
道も平坦でとても歩きやすいので、眺めを楽しみながらウキウキで歩けますよ。
そして、この時期はこの稜線沿いにもたくさん桜の花が咲いていました。
ちょっとシワシワしてますがこんな満開な一房があったり
明日にはばっちり咲きそうな、若々しいこんな蕾があったり
元気いっぱいに咲いてくれる、こんな子たちがいたり
街中の桜の名所とは違った、無秩序なワチャワチャ感が楽しい桜の群生地帯でした。
そして、足元には謎の赤い蕾も咲いてました。
これはなんてお花なんでしょう。不勉強でわからずじまいでした。
そんな感じに、海とお花を愛でながら進んでいくと、人だかりが見えてきます。
さざなみ展望台に到着です。ここからも開放感のある海への眺望が楽しめます。
春の時期だと、海から上がってくる潮風も心地よい涼しさなのが嬉しいです。
そして、実は、ここが志下山の山頂でもありました。人だかりができていたのは、そういった訳があったワケなんです。

志下山〜小鷲頭山〜鷲頭山

「志下山」を越えても、しばらくは稜線の道が続きます。

歩きやすい平坦な道、心地よい海からの潮風、そしてこの時期特有の桜の花々に癒される楽しいお散歩を堪能していくと、「パノラマ展望台」に到着します。

ここからも、海への気持ち良い眺めを堪能できます。

そして、馬処峠を通過すると今度は「きらら展望台」が見えてきます。

以前、ここにきた時には2mを越すカヤトの林が広がっていて展望皆無だったのですが、綺麗に刈り取られて展望台らしくなっていました。

「きらら展望台」を過ぎると、気持ちよくも楽しかった稜線歩きも終わりを告げて、沼津アルプス最高峰「鷲頭山」へ向かう急坂地帯へと入っていきます。

まずは、「ぼたもち岩」まで降下して、そこから一気に山頂に向けて登っていきます。

途中に「中将さん」という名前で平家ゆかりの場所があります。

平家ただ一人の生き残り武将で京都木津川の畔で斬首されたと言われる「平重衡(たいらのしげひら)」が、逃げ隠れて住んでいた大岩だという由来があるようです。

「中将さん」を過ぎると、沼津アルプス屈指の急坂地帯に入ります。

段差の大きい岩場続きの林間の急坂ですが、逆に展望皆無なことが幸いして「登る」という行為に専念できます。

このため、無心で登ることとなり、ふと気がついて顔を上げてみれば急坂地帯を通過していたというマジックを味わえるかもしれません。

そして、登り切った先には「小鷲頭山」、更に先に「鷲頭山」の山頂が控えています。

展望としては「小鷲頭山」の方が良いように感じます。

山頂の案内の裏手からは駿河湾の湾曲した海岸線が見えて、満足感のある眺めを楽しめます。

「鷲頭山」の山頂では、この海岸線が木々に隠れてしまい見ることができません。

先に「小鷲頭山」で見えてるだけに少々残念な思いが残るかもしれません。

ただし、山頂広場の広さをとったら「鷲頭山」の方が2倍ほど広いので、長期休憩を取るのであれば最高峰ということもありますし「鷲頭山」の方を推しておこうかと思います。

ギャラリー

パノラマ展望台を超えても稜線の気持ち良い道は続きます。
そして少し降ると
奥駿河パノラマ台という場所に到着します。
今までの展望台と同じような眺めに見えますが、港の中心にある瓜島の位置が段々と北方向にズレていくのがわかって、なかなか面白いです。
一旦、木々の間に入り
馬処峠を越えて
降りた分登り返すと
今度は、きらら展望台というところに出ます。
以前きた時に生えていたカヤトの一帯がバッサリと刈り取られて、展望台らしい眺めに変貌してました。これは嬉しい誤算でした。
きらら展望台を過ぎたら、沼津アルプス屈指の急坂地帯に入っていきます。
まずは、ぼたもち岩の前まで降っていきます。
この子がぼたもち岩です。ボッテリとしてお腹の溜まりが良さそうです。
ここにも手作り案内板が立ってました。山頂と峠全てに立っているようです。すごい手間暇かけてますよね。
ぼたもち岩を過ぎたら、少しの間は穏やかな坂道を通ります。
そして、大岩の足元にある中将さんと呼ばれている場所に到着します。
隣にはこのような由来が立っています。読んでみるとわかるのですが、どうも一般的に言われている世界線とは異なった並行世界のお話みたいで、実に興味深いです。丁度、大河ドラマも鎌倉時代のお話になったことですし、この機会に鎌倉時代についてお勉強をしてみると面白いかもしれませんね。
柵の隙間からは阿弥陀仏像が見えました。
大岩を通過すると、待望の急坂地帯です。
と、その前に黄色いお花の群生地帯があったので、暫し眺めて気合を溜め込みます。
十分に気合が溜まったら、ガッと登っていきます。
写真だと、この傾斜が伝えきれなくて残念で仕方がありません。
いやホントに、楽しくて、楽しくて仕方が無い急坂が続きます。
無心で登っていくと
やがて勾配も穏やかになっていき
小鷲頭山に到着です。ここからの駿河湾への眺めはなかなか秀逸です。
それでも、まだ最高峰では無いので、停滞することなく先に進みます。
先ほどよりも、断然緩やかな、それでいて一般的には急坂にカテゴライズされるだろう坂道を登ると
平坦な小道に変わります。
方向的に大平山のピークと思われるトンガリを眺めながら先に進むと
人だかりが見えてきて
鷲頭山山頂に到着です。ここがこの日一番高い場所となりました。
山頂の広場の一角にはお社が立っていて
説明の看板も立っていますが、ちょっと何書いてあるか読めません。いつか新しい案内板が立つことを楽しみに待つことにします。
この山頂も広場となっていて、満開の桜の木が立っていました。
ここの桜たちは、まさに見頃。たぶん、来週には散ってしまうことになるのでしょう。儚いなあ。
来年もこの場所で巡り会えますようにと祈りつつ、次のピークに向かうこととします。
さあ、次はとうとう沼津アルプス最終ピーク「大平山」です。気張っていきましょう。

鷲頭山〜多比口峠〜大平山

「鷲頭山」から「太平山」までの降りもなかなかの急坂です。

特に「多比峠」までの区間の傾斜が厳しく、場所によっては掴んだロープがバンザイする位置まで上がってしまうこともあり、全身を使って降っていくイメージになります。

一般的には、ここより先にある「多比峠」から「多比口峠」の間に広がる細尾根区間が、沼津アルプス一番の核心部と言われますが、わたし的にはこちらの急坂の降りの方が数倍神経を使いました。

そして「多比峠」を通過して、細尾根区間に入るわけですが、よくよく足元をみるとガッチリとコンクリートで固められています。

高度感はあるものの、足場はかなり安定していますので、見た目ほど難しくなく通過することができるでしょう。

細尾根区間を過ぎて仕舞えば、後はただキツいだけの急坂地帯です。

今までの疲労の蓄積もあるかと思いますが、最後のピークということで気合一発登り切ってしまいましょう。

「太平山」の山頂も広い平地となっていて、お社が立っています。ベンチもあるので休憩するには適している場所です。登りで疲れたら一服入れるのも良いかなと思います。

そして「太平山」から先も尾根道は続きます。

ここから先は「奥沼津アルプス」と名前を変えて、更に岩場の続く深部となっていきます。

最終的には「大嵐山」を越えて、狩野川の川辺に降り立つことができるのですが、実はこのルート私有地の中を通っています。

「大嵐山」から入ろうとするとわかるのですが「立ち入り禁止」を示す「函南役場」の看板が掲げてあります。

以前、役場に問い合わせてみたところ「原則として立ち入り禁止」と言い渡されたので、以降、わたしはこのルートに足を入れることは控えています。

参考にその時呟いたツイートも載せておきます。

そのような訳で、尾根づたいの縦走行為としてはここまでにして、別のルートを使って奥沼津の「大嵐山」へ向かうこととします。

ギャラリー

沼津アルプス最後のピーク大平山へ向かう道のりスタートです。
まずは、沼津アルプスのしきたり「登ったらその分降る」をします。
びっくりする量のロープが張り巡らされていて、整備してくれている方々の苦労が偲ばれます。
ちらほらと沼津の街並みが見えるポイントもあるのですが、見惚れてると転んで怪我するので、足元に集中です。
この区間は他よりも若干、降る距離が長いように感じるので急いで降って膝を痛めないように。
ロープ付きの急坂。まだまだ続きます。
進行方向に大平山と思しきピークが見えてきた頃
ようやく、多比峠に到着です。
ここの手作り案内板も痛みが凄い。
もう折れそうなくらい細くなってましたが、現役で立っていました。
しばしの登り返しをパスすると
今度は岩場区間に入っていきます。
一般的にはここからが核心部と言われるのですが、ほぼ全域にわたってコンクリで固めてあるので、足元はむしろ安定しています。
こんなよじ登らないといけない岩もありますが、崩れる心配がほぼ無いのでアスレチック感覚で登れてしまいます。
それでも、両側は深く切れ落ちているので落ちたら大怪我必須です。注意を怠ることないように進みます。
合間から富士山が見えました。ちょっとラッキーかもですね。
その後もゴツゴツした尾根筋を歩いて
大岩の脇をすり抜けていくと
ロープの張った急坂が見えてくるので、頑張って登ります。
登った先に多比口峠が見えてきました。
大平山まで片道20分となっていますが、これ誰基準なんだろう。手慣れてないとこのタイムで登り切るには少々厳しめな気がします。
ザレた急坂を登り
なだらかになった尾根筋を辿ると
大平山山頂に到着です。
「よくきたぢやぁー」だそうです。沼津弁ですかね。
ベンチも一組置いてあって、正面には函南の街並みを見ることができます。
こんな立派な案内図も立っているのですが、この地図で言うところの、山口峠から大嵐山までの道のりは、通り抜け禁止エリアになっているので、ここから引き返して麓から遠回りして大嵐山に寄り道する形で進むことにします。面倒ですが致し方ないですね。

大平山〜多比口峠〜日守公園入口

通り抜け禁止エリアに入り込むのを避けるため来た道を「多比口峠」まで戻ります。

そして、そこから太平方面に下山する道をたどります。

ここの区間は沢筋を降るルートとなっており、ザレた泥濘の道を降ることとなりましたが、民家の脇まで降りることができれば、後は無難な車道歩きです。

農家や田畑を通り過ぎて、バスの通る大通りに出たら大嵐山の登山口「日守公園入口」方面に向かって進んでいきます。

ここからは歩道が狭いわりに、通行量が増えていくので車の往来に注意しながら進んでください。

正面に「大守大橋」が見えてきたら目的地ももう少しです。

公園の駐車場を越えて、公共トイレを超えたら「日守公園入口」です。

公園とはなっていますが、木の階段の続く道となりますので、気合を入れ直して最後のひと登りに挑むことにしましょう。

ギャラリー

大平山から先には行かずに、多比口峠まで戻ります。
苦労して登ってきた坂も、降りだとすっと降りられてしまいます。
登りにかかった時間の半分で多比口峠まで降りてきました。ここから、太平地区へ降ってきます。
この案内板が目印です。
本格的に降る前に、足元のお花を撮っておきます。シャガというらしいですね。
紫と黄色の模様が特徴的ですね。
お花を撮ったら、降り坂に入ってきます。
しばらくは普通の山道を降っていきますが
途中からザレ気味の道に変わっていきます。
そして、あるタイミングから沢筋と合流して、渡渉しつつ降っていくことになります。
周囲には、巨岩が至る所に転がっていて不思議な光景の中を歩いてきます。
下流に向かうにつれて渡渉する沢幅も広がっていきますが、危険地帯はありません。
渡渉ポイントよりも、道端のゴロゴロした石や根っこに足を取られないように注意しましょう。
何の予告も無く、石灯籠が立っていました。奥にお社でもあったのかもしれませんが、この時はスルーしてしまいました。
石灯篭をスルーしてしまったのは、脇にこんな感じの大岩があって、そちらに目が行ってしまったためです。
真ん中に隙間があったので、「おしりいわ」と名付けました。この大きさでオナラされると吹っ飛ばされてしまいますね。
「おしりいわ」を過ぎると、後は平坦な道を進むだけです。
脇を流れる沢も水量が増えてせせらぎが耳に心地よかったです。
そして民家の傍から、大平地区に出れました。
ここからは、よくある農村区画を進んでいきます。
畑の横を進み
足元の案内に沿って進んでいきます。
案内は、こんな感じにこじんまりしているので見落とさないよう注意して進みます。
真っ直ぐな道をぐんぐん進んでいきます。
十字路があっても浮気せずにまっすぐ進みます。浮気ダメ。絶対。
Bossの自販機が見えてきたら、ここで左折です。
その後は、路線バスの通る二車線道路まで直進して右折します。
以降は、この二車線道路に沿って進むことになります。
廃屋の前に八重桜と思しきお花が咲いてました
花びらモコモコです。
紅白揃って縁起が良さそうです。
真っ白ではなく、少しだけ紅が入っている花びらもありました。エクステつけた女の子の髪みたいで、こういうのも綺麗ですよね。
お寺の看板を通過していくと
ネギ畑の奥に、満開の桜をたたえたお寺が見えてきました。あっちにいけばよかったなあ。
ちょっとだけズームしてみました。来年は、あちらの道を辿ってみたいと思います。
新城のバス停を通過して
神社の前も通過します。
広くなった歩道を進んでいくと
東海バスが停車していました。
大平のバス停でした。ここは路線バスの折り返し地点になっているようでした。
大平のバス停を通過すると、前方にお椀をひっ繰り返したような山が見えてきました。位置的にあれが大嵐山ですね。
遠目で見ても一画を彩る桜のピンクが目立っていました。なお、この辺りの道は歩道がとても狭い割に、交通量が多いので気をつけて進んでください。この日は、歩いているわたしが邪魔だったのか、目の前で一瞬幅寄せする素振りを見せた対向車がいました。ドライバーと目があったとき凄んできたので確信犯なんだと思います。降りて来られて難癖でも付けられるのかとビクビクでしたが、何事も無く通り過ぎて行ってくれました。よかった。よかった。
そして、日守大橋の近くまで来たら案内板に沿って右折していきます。
駐車場の前を通っていくと
公衆トイレがありました。山頂にはおトイレが無いようで、ここで済ませてということみたいです。
そして、公園入口到着です。それでは、この日最後の登りをこなしていきましょう。

日守公園入口〜大嵐山〜日守公園入口〜伊豆箱根鉄道駿豆線「原木駅」

「日守公園入口」から、この日最後の登り坂を登ります。

公園の敷地内ということで、非常に整備の行き届いた道で、段差の低い木の階段が続きます。

蛇行した散策路といった感じでしょうか。

道の至る所にお花が植えられていて、人工で作られた自然という感じは否めませんでしたが、いろんな種類のお花が楽しめたのはよかったかもしれません。

山頂まで上り詰めると、山頂の案内板を囲むように展望デッキが設置されていて、一段高い位置から沼津、三島の市街地の様子や、蛇行する狩野川とその先に聳える愛鷹山塊や富士山の様子を眺めることができます。

無料の望遠鏡もあるので、興味があったら覗いてみるのも良いかもしれません。

覗いている人の声を聞くと、三島スカイウォークが見えたとはしゃいでいたので、案外楽しいかもしれません。

展望デッキの裏側は、桜の木に囲まれた芝生が広がっていてレジャーシートを広げて寛ぐご家族の方もいらっしゃいました。

山頂で展望とお花を堪能できたら、来た道を降って伊豆箱根鉄道駿豆線「原木駅」へ向かいます。

公園の入口から車道を進むのが近道ですが、狩野川の防波堤に乗ってしまうと周囲の様子を眺めながら気持ちよく歩けるのでおすすめです。

日の出橋を越えて、石堂橋を渡ったら、住宅街をまっすくと進み、「原木駅」に到着です。

ここの駅はホームが2つありますが、基本的に手前の2番ホームに上り電車も下り電車も停まるようです。1番ホームは車両すれ違いの時だけ使うみたいなので、時刻表に書いてあるホームの番号をしっかりと確認してから正しいホームで待つようにしてくださいね。

ギャラリー

入口の案内図を眺めて、大体の道筋を把握したら登っていきます。
散策路に入って直ぐですが、桜の花びらが地面に広がってとても綺麗です。
公園の道なので勾配も激しく無く、草花を楽しみながら登ることができます。
朝方は曇りだった空模様も晴れに変わって気持ち良いです。
桜の木に囲まれた東屋を通過して
満開の桜の下を登っていきます。
20分も登れば山頂が見えてきます。
折角なので、今まで歩いてきた道を眺めようと、第三展望台に寄り道です。左から太平山、鷲頭山、静浦の漁港を見下ろす稜線を経て、右端に徳倉山という感じでしょうか。
北に目線をずらすと、愛鷹山塊の奥にかすかに富士山の頭が見えました。
朝方は曇りだった空もすっかり回復して青空が広がっています。
そして、山頂の展望デッキに到着です。
こんな感じに山頂の案内を囲むように配置されていて、半円に歩きながら展望を楽しめるようになっています。
展望デッキからの眺めはこんな感じです。沼津、三島の市街地の奥に愛鷹山塊、更に奥に富士山が見えます。
桜の木と合わせると春を感じる絵画になりますね。
反対側はこんな感じです。右端のこんもり盛り上がった高台は、おそらく熱海の十国峠のあたりかなと思います。
満開の桜が青空に映えて良い感じです。
ちょうどお昼時期だったこともあり、お花見しながらお食事を楽しんでいらっしゃいました。
展望デッキの奥も満開の桜が広がっていて
その足音の芝生で寛ぐご家族が楽しそうでした。
以前きた時には気が付かなかったですが、日守公園はこんなに桜の木が多い公園だったのですね。
十分に桜鑑賞ができたので、最後に富士山のアップを撮って撤収することにします。
それでは、皆様お先に失礼します。引き続き、お楽しみくださいませ。
富士山もまたお会いしましょうね。
桜の木の下に続く階段を降りていくと
お花畑の横を通過することに気がつきました。登りでは桜に目を奪われて上ばかり見てました。
ちゃんと足元も見てあげないといけませんよね。
よくよく見れば春爛漫という感じでした。
そうは言っても、やっぱり桜の木に目が行っちゃいます。
下界の様子を眺めながら下っていくと
10分ぐらいで公園の入口が見えてきました。
春の日守公園。よかったですね。さて、ここからは車道歩きで「原木駅」まで向かいます。
狩野川の堤防に乗っかって
ランニングコースを歩いていきます。
振り返ると日守大橋と富士山を見ることができました。
そんな気持ち良い堤防の上を歩いていくと
日の出橋が見えてきます。
ここを反対側に降りて
伊豆長岡・修繕寺方面に向かっていきます。
途中に菜の花の群生地がありました。
黄色いお花に青い空。春ですね。
再び車道を歩いていくと
石堂橋に到着するので、この橋を渡ります。
歩道の無い道なので行き来する車にご注意ください。
橋の真ん中からは、南方面に天城の山々を見ることができました。
北方面は、富士山ですね。ガス掛かっていますが、やっぱり目立ちます。
橋を渡り切ったら左折して
住宅街に向かって降りていきます。
ここを降りたら真っ直ぐに進みます。
通行量の多い二車線の道路が見えてきたら右折します。
そのまま進むと信号が見えてきますので
青になるのを待って、奥へ向かうと
原木駅に到着です。ここは年中無人駅みたいなので、自販機で切符を買ったらそのままホームに入ってしまって大丈夫みたいでした。
ホームは2つあって、踏切を渡って移動します。
ここの線路は真っ直ぐに伸びているので気持ち良いですね。
反対側も真っ直ぐです。
この後、葛城山の伊豆パノラマパークで開催されている夜桜ライトアップをみにいく予定だったので、1番ホームで下り電車を待っていたら、反対のホームに電車が入ってきてしまいました。降りた踏切を跨いで反対ホームに駆け寄ってもよかったのですが、小さなお子さんを連れたご家族が電車見物をしていたので、この便は見送って次の便で向かうこととしました。小さい男の子に笑われるのはちょっと恥ずかしいですからね。ガマン。ガマン。
改めて下り方面の電車に乗って、葛城山の最寄り駅になる田京駅へ向かいます。

おまけ

この日は、4月1日から開催されている伊豆パノラマパークの夜桜ライトアップを覗きに葛城山へ寄り道していくことにしました。

折角なので、20時まで延長しているロープウェイにも乗ってみようと、田京駅から歩いて向かいます。

大体30分ほどでロープウェイの麓駅に到着し、ロープウェイで山頂に向かいます。

ここのロープウェイは、4人乗りの小さいサイズが数珠繋ぎに登っていくタイプで、ご家族やカップルを想定した作りになっていました。

山頂駅に到着すると、夕暮れ時に入るかどうかといった感じで徐々に暮れていく空を眺めながら、駿河湾の様子や山頂のライトアップされていくソメイヨシノたちを楽しむことができました。

日が暮れると海からの風も冷え込んで、かなり寒くなるのでしっかり着込む必要はありますが、夕暮れに染まった街並みが徐々に灯りを灯して夜景に変わっていく様はなかなか素晴らしいものがありました。

注意点としては、割引チケットは購入してから有効になるまで一日待つ必要があるので、当日購入してしまうと泣きを見る点と、自由に歩き回れる空間がロープウェイの山頂駅周辺の狭い空間に限られる点でしょうか。

暗くなって事故を起こさない配慮なんだとは思いますが、山頂の櫓に登って夜景をみるというのはできないようでした。

それでも、碧テラスと呼ばれるビュースポットからの夜景は秀逸ですので、機会が合えば、是非、足を運んでみてくださいね。

関連リンク

伊豆パノラマパークの公式サイトを載せておきます。詳しくは、こちらをご確認ください。

伊豆パノラマパーク(碧テラス)| 富士山と駿河湾を望む絶景山頂リゾート
伊豆パノラマパーク(碧テラス)| 富士山と駿河湾を望む絶景山頂リゾート

ギャラリー

田京駅から徒歩30分。伊豆パノラマパーク行きロープウェイ乗り場に到着です。後で調べてみたら、伊豆長岡駅から路線バスで来ることができたみたいです。歩くの嫌だったらそちらをお使いください。
葛城山の説明文が立ってました。
夕暮れどきに近づいてきた葛城山。あそこに向かいます。
ここのロープウェイは、カップル仕様。この中でイチャラブするわけですね。
そんなわけで、わたしもイチャラブしつつ山頂に向かうことにします。そう、ひとりでね。
テイクオフ3秒前。2、1。
ゴー。つか、ガコガコいって怖かった。
ガコガコと揺れた後は順調に高度を上げて、みるみる街並みが小さくなっていきます。
横に目を向けると、狩野川とその周囲の街並みが見えます。
改めて、麓駅に目を向けると、すっかり豆粒みたいな大きさになっていました。かなりの速さで登っていってるようです。
10分くらいでしょうか、見上げると山頂側の駅が見えてきました。
そして、桜と合わせて一枚。
山頂駅に到着です。イチャラブしている暇がなかったのが残念です。
山頂駅を出て碧テラスに向かいます。ここは3カ所に浅く水を張ったプールを設置することで、空の様子を映し出す演出がなされています。
日中に歩いてきた沼津アルプスの山々を見下ろしてみました。
段々と日が落ちるにつれてライトで映し出された様子が映えていきます。
残念ながら、富士山は頭の部分が隠れてしまいましたが、いい雰囲気でした。
ちょっと遠目に一枚。
完全に日が暮れました。碧テラスの名に恥じない青さです。
ライトアップされたソメイヨシノが水面に映し出されていい感じです。
別の角度からも撮ってみました。赤い鳥居も水面に写し込んで、なかなか幻想的でした。
こちらは正面の桜の木。白いので大島桜でしょうか。
引いてみた図。どうでしょうか。いい雰囲気ですよね。
パノラマパーク内だけでなく、沼津の街並みもライトアップしてきました。
負けじと三島の街並みもキラキラです。
時間一杯まで見ていたかったのですが、すっかり体が冷え切ってしまったので、今日はここまでとしました。
帰りのロープウェイからの図。最後まで魅せて暮れました。
麓駅に到着です。スタッフの方遅くまでありがとうございます。
外に出て山頂方面を眺めてみました。山頂に伸びるロープウェイの灯りが綺麗でした。
さて、すっかり暗くなってしまいました。初めてここのロープウェイに乗って、初めてここの夜景を見てみましたが、思った以上に良い雰囲気でした。

おまけ2

伊豆パノラマパークを後にしたら、後は寄り道せずに帰る予定だったのですが、あまりに体が冷えたので、急遽、熱海に寄り道して駅前温泉に立ち寄ることにしました。

到着が20時を回っており、時短営業21時までと短時間しか入れなかったので、カラスの行水になってしまいましたが、そこは熱湯風呂で有名な熱海のお湯です。芯まで温まって帰路に着くことができました。ありがとうございました。

ギャラリー

いつもご厄介になっている駅前温泉。値上がりして大人一人500円になってしまいましたが、その値段で温泉に入れるので「ヨシ」とします。注意事項としては、石鹸、シャンプーの類が置いていないので、持参するか窓口で別途購入する必要がある点でしょうか。体洗わなくてもお風呂には入れますが、最低限のマナーとして湯船に浸かる前に体は洗った方が良いですよ。いやマジで。
すっかり温まったところで、東海道線に乗って帰ります。
この日はタイミング良く宇都宮行きで、乗り換え無しで赤羽駅まで帰れました。最後まで良き日でした。お疲れ様でした。

まとめ

桜が満開な沼津アルプスを縦走したときの様子でした。

沼津アルプスは、急坂のアップダウンの続く骨太な縦走路ですが、山、海、市街地と様々な風景を楽しめる眺望のルートでもあり、桜などの草木を愛でるのにも向いている万能型な縦走路であることがわかりました。

黙々と急坂を昇り降りする山行も楽しい物ですが、ふと目を向けた先に綺麗な風景やお花があると、得した気分を味わえてさらに楽しいものになります。

沼津アルプスで、是非、そのような一つ得した気分になれる山行を楽しんでいただければ幸いです。

それでは、ここまでお読みくださり、ありがとうございます。

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