今年も2月は伊豆の河津町で河津桜を鑑賞しようと思っていましたが、例年に比べてかなり遅咲きらしく、見頃は3月初旬になるとのことだったので、先に七分咲きを迎えた湯河原梅林の様子を見に行ってみることにしました。
ただ、梅林散策だけとなるとちょっと歩き足りないだろうなと思い、地図を広げて眺めていると梅林公園のある幕山(まくやま)や、そこから縦走可能な城山(しろやま)、南郷山(なんごうさん)をすべて繋げて歩けることが判ったので、2月最後の祝日を丸一日充てて、全部載せで楽しんでみることにしました。
実際には、昨年の大雨の影響で城山の登山道が閉鎖されていて2座しか歩けませんでしたが、それでも今回の記事は、桜のお花も好きだけど、梅花も同じくらい好きなあなたへの一足早い春の贈り物になるかと思います。
是非、最後まで読んでいって下さいね。
基本情報

まずは、今回の山行についての基本情報です。
日付:2022/2/23
天候:晴れのち曇り
エリア:湯河原エリア
コース概要:JR湯河原駅〜城願寺〜幕山公園〜幕山〜自鑑水〜南郷山〜五郎神社〜ゆとろ嵯峨沢の湯
難易度:体力☆、技術☆、危険☆
交通機関:
(往) JR東海道線「湯河原駅」からスタート
(帰)JR東海道線「真鶴駅」から帰路へ
概要
湯河原梅林
神奈川県の湯河原町にほど近い標高626mの幕山。
その麓に広がる約4,000本の人工梅林を指して湯河原梅林と呼びます。
日本でも随一の敷地を持ち、その広さは約9ヘクタール、東京ドームに換算すると約2つ分の広さにあたります。
同地は幕山公園と呼ばれる公共公園となっており、誰でも無料で訪れることができるようになっていますが、2月上旬から3月中旬にかけて毎年開催されている「梅の宴」の期間中だけは、入園料がかかります。(2022年は一人200円でした)
梅以外にも、水仙や桜、紫陽花に金木犀などなど、四季を通じて様々なお花を楽しむこともできるので、お手軽に自然に触れるには最適の場所となっています。
また、公園敷地内には湯河原幕岩と呼ばれる切り立った岩場があり、有名なクライミングスポットとして多くのクライマーやボルダーが岩登りを楽しむ様子もみることができます。
湯河原梅林へのアクセスは、JR湯河原駅から出ている箱根登山バスを使うと駅から15分で到着できるので、とても便利です。「梅の宴」期間は臨時便も出ているようですので、事前に確認しておくとよいでしょう。
寧ろ、期間中は駐車場が激混みなので公共交通機関で訪れたほうがよさそうでした。
関連リンク
湯河原梅林公式HPへのリンクです。より詳しくはこちらをご確認ください。

幕山
幕山は、神奈川県の湯河原町に聳える標高626mの溶岩ドームです。
今から約15万年前に箱根火山が大噴火を起こした際に、この地も火山活動に見舞われ、そのときに粘度の高い溶岩が吹き出して固まってできたのが、この幕山だったと言われています。
名前の由来は、柱状節理(ちゅうじょうせつり)と呼ばれる柱状の割れ目が多数入った岩壁が山腹を取り囲んだ様が、歌舞伎の定式幕に似ていることから、そのように呼ばれるようになったようです。
山頂からの眺めも良く、天候に恵まれれば、真鶴半島や伊豆大島、房総半島まで一望することができます。
山頂までの道程も穏やかで、厚底のスニーカーで登る一般観光客もいらっしゃってビギナー向けの山との位置付けとなります。
その分、多くの方が山頂まで登られるので、山頂広場は非常に混雑しており、長期休憩には適していないかもしれません。
このため、休憩するなら梅林地帯まで降ってしまって点在する休憩ベンチで休憩するか、周囲の山へ縦走してしまい、そちらでゆっくりすることをおすすめします。
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南郷山
南郷山も、幕山同じく約15万年前にできた火山です。幕山の東隣に位置していて、標高611mと高さも同じくらいあります。
山頂からの眺めもよく、真鶴半島や伊豆大島はもちろんのこと、伊豆半島の様子まで広く見渡すことができます。
山頂までの道程は、幕山に比べると少しだけ難易度が高く、山頂直下から五郎神社方面に降る区間に急勾配の坂があり、通過の際に転倒しないよう多少の注意は必要です。
そして、幕山のシンボルが山腹の「湯河原梅林」だとすると、南郷山のそれは山麓の「さつきの郷」となります。
こちらには、まだ足を運んだことはありませんが、眼下の青い海に約5万株のピンクのさつきがとても良く映えるとのことなので、見頃となる5月下旬から6月上旬にかけて、一度、訪れてみたいと思っています。
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今回の山行上でのポイント
地図上の位置と標高
まずは、今回の山行で歩いた場所について、地図上の位置、標高を示します。
最高点の標高: 624 m
最低点の標高: 27 m
累積標高(上り): 1056 m
累積標高(下り): -1022 m
総所要時間: 05:11:53
歩いた軌跡
続いては、GPSデータを元にした軌跡です。
市販の地図
今回の山行ルートが掲載されている市販の地図も載せておきます。
本来であれば、国土交通省国土地理院のサイトから2万5千分の1地形図を購入、印刷して持参するのが正しい在り方ですが、毎回それだと面倒なので、紙面の地図は5万分1の市販地図をザックに入れて持って行くことにしています。
わたしの山行でのメイン地図はGPSアプリに移っており、紙面地図は予備扱いなため、今のところこの運用で困った事態には陥っていません。
ただ、読図の勉強をちゃんとしたい場合は、2万5千分の1地形図を購入した方が良いです。
5万分の1の等高線は荒すぎて地形把握には、ほぼ役に立たないのでご注意くださいね。

おすすめ展望ポイント
今回の山行ルート上で、展望の楽しめたポイントについても述べておきます。
- 幕山山頂
- 南郷山山頂
- 南郷山から白銀林道までの区間
幕山山頂
今回の山行ルート上での展望ポイント1つ目は「幕山山頂」です。
この場所からは、真鶴半島とその先に広がる相模湾の青い海、そして、そのまた更に先にある伊豆大島や房総半島への眺望が楽しめます。
ただし、展望が楽しめる方向は海に面した東側ぐらいで、その他の三方向は背の高いカヤト生い茂っていて、それほど開放感があるわけではありません。
山頂は、草地の広場となっていてレジャーシートなどを敷くことでピクニック感覚で寛ぐこともできます。
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南郷山山頂
今回の山行ルート上での展望ポイント2つ目は「南郷山山頂」です。
この場所からも、真鶴半島、相模湾、伊豆の島々に房総半島への眺望が得られます。
こちらの山頂は、腰をおろせるような場所は無く、一時滞在して眺望を楽しんだら直ぐに次の目的地に向かう方が多く、人の往来は多いものの、人との距離が気になるほど密集状態になることはほぼ無いでしょう。
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南郷山から白銀林道までの区間
今回の山行ルート上での展望ポイント3つ目は「南郷山から白銀林道までの区間」です。
個人的には、南郷山山頂よりも、こちらの道中からの展望のほうが感動しました。
南北と東の三方向への眺望に優れていて、場所によっては伊豆半島の様子まで広く楽しむことができます。
登山道の道中ということもあり、迷惑になるので長期滞在には向いていませんが、往来が途絶えたタイミングに、ゆっくりと眼下の風景を楽しんでから下山することをおすすめします。
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注意した方が良さそうな区間
今回の山行ルート上で、注意したほうがよさそうな区間については皆無です。
強いて挙げれば、車道を歩くときに対向車両に気をつけることぐらいでしょうか。
- 今回はありません。
今回の山行での服装
今回の山行では、次のような服装の組み合わせを持参していきました。
同じ時期に赴かれるときの参考にして見てください。
- ベースレイヤー:薄手の長袖Tシャツ
- ミドルレイヤー:厚手のフリース
- アウター:ソフトシェル、レインウェア、ダウンジャケット
- ボトムス:中厚手の長ズボン、厚手のソックス、スパッツ
- その他:手ぬぐい、ネックゲーター、毛糸の手袋
今回は、薄手の長袖Tシャツにソフトシェルの組み合わせで活動をはじめましたが、大失敗でした。
前週の大菩薩峠が雪山だったことで、その感覚のまま歩き始めてしまいましたが、海岸線が見渡せる高さからの歩きには暑すぎる服装で、途中でソフトシェルは脱いでしまい、長袖Tシャツのみでの活動となりました。
それでも、幕山の中腹にある梅林に入るころには風も少し出てきて体感温度も下がってきたので、ソフトシェルを着直して下山までその格好で通すこととなりました。
今回は、歩行距離も短く半日で歩けてしまったので、途中で休憩を入れることもなかったので、フリースの出番はありませんでした。
交通機関利用時は、長袖Tシャツに厚手のフリース、ダウンジャケットのフル装備でしたがこちらも、ちょっとオーバースペック気味で、電車車内ではダウンジャケットのファスナーを下ろして、クールダウンさせつつ過ごす感じとなりました。
以下の記事にわたしが里山登山に使っているウェアの具体的な品名や組み合わせについてまとめていますので、詳細知りたいようでしたら合わせて読んでみてください。
あなたが、同じ時期の同じ界隈に赴くときの参考になれば幸いです。

山行の記録

ここからは、今回の山行について述べていきます。
アプローチ
今回は、JR東海道線「真鶴駅」から街中を進んで、城山~幕山~南郷山と巡って、お風呂に入って帰るプランとしました。
残念ながら、城山はハイキングコース閉鎖により立ち寄れませんでしたが、スタート地点は変わらずに「真鶴駅」で、東京駅からなら東海道線1本で向かうことができます。
真鶴駅は、構内はそれほど広いわけでもないですが、駅正面はとてもきれいで有名な観光地であることを意識させる作りです。
そして、駅前に広がるバスターミナルも大きく、時間が進むにつれて路線バスやタクシーがひっきりなしに行き来する場所となりました。
おトイレは、改札を出る前にある横道を少し歩いた場所にあるので、見落とさないようにしてください。
今回は、駅前にあるベンチで身支度を整えてそのまま歩いてスタートとなりました。
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JR湯河原駅〜城願寺
湯河原駅をスタートしたら、西から時計回りに城山、幕山、南郷山と巡るつもりで城山ハイキングコースに向けて進んでいきます。
そして、大きなマンションの前を通過し、高架下に入る直前に立っている案内を読んでいるとその下に「城山ハイキングコースが通行止め」である張り紙が張ってあることに気が付きました。
まさかと思い、直ぐに「湯河原観光公式サイト」を確認したところ、2021年7月の土砂崩れの影響で未だ通行止めの状況だということが分かります。
もしかすると、サイトの更新が間に合っておらず、既に復旧済みなのではという考えが頭をよぎりましたが、初めての土地でもあるので冒険はお預けにして、至近に建つ「城願寺」で柏槙(びゃくしん)の巨木をひと目みてから、幕山方面にむかうこととしました。
街中に立つ案内に沿って進むと、程なくしてお寺の入口に到着です。
ここから、石階段を登ってみえてくる巨木が、有名な城願寺の柏槙で、ひと目みれば直ぐにわかる大きさを誇っていました。
この他にも、お寺の敷地内には、現在の湯河原から真鶴にあたる足下郡土肥郷を本拠地として、平安時代から鎌倉時代にかけて活躍した武士「土肥一族」の墓所があったり、六角形の特徴てきな造りをした「七騎堂」など、なかなか見どころが多い観光スポットとなっていました。
ただ、お寺ということで敷地内には当然墓地がありますので、できれば日中の日が高いタイミングに訪れるのが良いでしょう。
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城願寺〜幕山公園
城願寺を後にしたら、城山へ向かう途中の林道を辿り、幕山公園へのルートに乗り入れるように進みます。
みかん畑のある小高い丘を越えることになるので、畑作業用の軽トラックが通るであろうアスファルトの道であっても、結構な急斜面です。
そして、途中に廃屋や獣よけの柵を越えていく場面もあり、道があっているのか不安に感じる箇所もいくつかありますが、スマホの電波は十分届くのでGoogleマップやGPS地図アプリを活用して進んでみてください。
丘を登り切って、反対斜面に抜けると麓から海に向かって広がるみかん畑や市街地の様子を眺めることができます。東海道線や東海道新幹線も走っていて、精密な鉄道模型を見ているようで飽きません。
街への眺望を楽しみつつ、幕山公園行き路線バスの通り道となっている大通りに入っていくと、交通量が増えて行きます。
この日は、「梅の宴」の開催期間中だったこともあり、朝の8時台から自家用車がひっきりなしに往来する忙しない車道歩きとなりました。
有料駐車場待ちの渋滞を縫うように進んでいくと、公園の入り口に到着です。
入園料200円を払い、入園すると橋の上から麓を梅の花で飾った幕山の山容を楽しむことができます。
幕山に登り始めてしまうと、梅林の全容を捉えるシーンは無くなってしまうので、記念撮影などはここでしておくと良いでしょう。
また、管理棟近くには公衆トイレもあるので、必要によりお借りすると良いでしょう。
記念撮影、おトイレ諸々準備ができたら、梅林の入り口から入っていくこととします。
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幕山公園〜幕山
幕山公園の中の様子ですが、シーズン中ということで混雑激しいと思いきや、そこまでの混雑はありません。
開園間際の9時だったからなのか、敷地が大きいかったからなのか、行列の中を牛歩で進むみたいな感じにはならずに、ある程度の距離を保ちつつ梅の花を鑑賞することができました。
管理等のある建物から階段を上がると、幕山への登山口があり、そこからの道中が一番梅林の集中する区間です。
網の目のように分岐している踏み跡を、好きなように歩いて梅の花を楽しむとよいでしょう。
山腹に差し掛かると多くのクライマーの方々が金具をカチャカチャ言わせながらロッククライミングを楽しんでいるシーンに遭遇します。湯河原幕岩と呼ばれる隆起した岩稜地帯で、関東圏では有名なクライミングスポットになっているそうです。
そして、更に高度を上げていくと梅林最高地点に到着します。
長ベンチが1つ設置されていて、今まで歩いてきた梅林の様子を見下ろすことができます。
個人的には、ここから梅林を見下ろすよりも、麓から見上げた方が迫力がありましたので、ここからの眺めはあまり期待しないほうがよいかもしれません。
一般観光者の方々は、大体ここで引き返していき、ここから上は登山スタイルの方々の比率が9割となります。
梅の木も無く、山頂までは一般的によくある木々に囲まれた穏やかな山道が続きます。
山頂直下にある、山頂周遊の道との分岐でどちらに行くか迷うところですが、どちらに進んでも山頂に至ることができるようですので、そのときの感覚で決めてしまって問題でしょう。
山頂は草原状の少広場となっていて、レジャーシートを敷いて寛げるスペースがあります。
イベント期間中だったからか、満員御礼状態でしたので、真鶴半島への眺めを写真に収めたら、直ぐに次の目的地「南郷山」への縦走路に入ることとしました。
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幕山〜自鑑水〜南郷山
幕山山頂からは、少し傾斜のある降り坂を降っていきます。
途中の木々の間から、おとなりの南郷山と思われる高所が見えたりしますが、基本的には木々の生い茂った展望の優れない場所を通過していくことになります。
アップダウンは少なく、ほぼ降りの道を1時間も降っていくと林道と交差する地点に出る事ができます。
ここから林道を進むことで南郷山の山頂方面へ進むことも可能ですが、今回は最初ということで名所の一つ「自鑑水(じがんすい)」に立ち寄ってから山頂に向かうことにします。
林道を横切り、反対側の山道を道なりに進んでいくと、木々に囲まれた薄暗い場所にこじんまりとした水たまりが見えてきます。
近くに立っている案内文を読むと、この暗い水たまりが「自鑑水」ということがわかります。
更に読み勧めてみると、この地の由来が読み取れます。
石橋山の合戦に負けた源頼朝がこの地まで逃げてきたが、水たまりに写っているやつれた自分の姿にショックを受けて自害しようとするも、家来に止められて思いとどまったというエピソードから、「自鑑水」とも「自害水」とも言われているようです。
字面だけを追うと、ここで誰かが自害して果てたのかと勘違いしましたが、逆の意味だったようです。
「自鑑水」の畔にはベンチが設置されていて休憩することもできますが、周囲は薄暗く展望も無いので、長期滞在向きでは無いです。
余力があるなら、このまま南郷山の山頂まで登りきってしまうのがよいでしょう。
「自鑑水」から「南郷山山頂」までは、少しだけ登り坂がありますが、ほとんど気にならない程度の坂しかありません。
尾根道のようなアップダウンの少ない道を辿っていけば、危なげなく山頂に到着できるはずです。
南郷山の山頂もちょっとした広場になっていますが、土がむき出しになっているので、幕山のようにピクニック感覚で座って寛ぐといったことにはむいていません。
展望については、山頂看板の裏手から海に向かっての眺めが得られます。
概ね幕山山頂の眺めと等しく、真鶴半島に駿河湾、伊豆大島に房総半島を眺めることができます。
訪れる人は幕山よりは少ないですが、昼時に差し掛かってきたからか訪れる登山客の数が増えてきたので、ここでも休憩を入れること無く、五郎神社まで降ってしまうことにします。
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南郷山〜五郎神社
南郷山からは、白銀林道にぶつかるまでは急坂の降りが続くことになります。
今まで歩いてきた道に比べて、道幅も狭くなるので、今回の山行の中で唯一足を滑らせないように注意しながら降りたほうが良い区間となります。
ただし、あくまでも今回のルート限定でのお話です。
実際には、ごく一般的な登山道の降り坂でしかありません。2度、3度と山行を重ねているレベルであれば、寧ろはずみが付いて早駆けで降りられてしまうでしょう。
しかし、勢いに任せて駆け降りるのは少し待ってください。
この急斜面からの海への眺望が、今回のルートでは一番眺めが良い場所でもあります。
行き来する登山客が途絶えたところを見計らって、海に向かって開放感のある展望を楽しんでおくことをおすすめします。
白銀林道に降り立ったら、「五郎神社」の案内を目印に林道を暫く進み、その後は、ゴルフ場の脇を通る山道に入っていきます。
以降は、笹薮と広葉樹との間を縫うようにおりていくことになりますが、ゴルフ場の脇に出てからは足元に注意が必要です。
ゴルフ場敷地には、獣避けとおもわれる高圧電線が巡らされていて気が付かずに足を引っ掛けると大怪我の原因になってしまいます。
なるべく、ゴルフ場には近寄らずに山道の真ん中を降っていくとよいでしょう。
ゴルフ場を通過してしまえば、後は街中のアスファルト道を降るだけです。
車の往来にだけ気をつけて、神社まで一気に降りきってしまいましょう。
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五郎神社〜ゆとろ嵯峨沢の湯
五郎神社で山行の無事をご報告したら、神社前のバス停留所から最寄りのJR駅まで帰ることもできますが、このまま帰ってしまうと足が鈍ってしまいそうなので、少し足を伸ばして小高い丘の上にある「ゆとろ嵯峨沢の湯」という温泉施設に向かうことにします。
東海道新幹線の高架下をくぐり抜けたら、新崎川を渡って、東海道本線の上を通る丘の上に登れば、今回のゴール「ゆとろ嵯峨沢の湯」に到着です。
同施設の駐車場からも湯河原の街並みを見下ろす眺望が得られます。
スルーするには勿体無い眺めなので、暫し眺めを楽しんでから、施設に入り汗を流して寛ぐとよいでしょう。
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おまけ
そのような訳で、今回は湯河原の街並みと海岸線を見下ろす丘に立つ「ゆとろ嵯峨沢の湯」でお風呂をいただきました。
こちらの施設は、露天風呂からの眺めが良いとの評判があったので訪れることとしました。
日によって男女入れるお風呂を切り替える形を取っていて、この日の男風呂は「こちょうの湯」と呼ばれるお風呂でした。
内容は、内風呂に露天風呂、そして打たせ湯がありました。変わったところでは洞窟湯というものがあり、くぐもった空間に湯気が溜まってサウナ風なお風呂を楽しめました。
期待していた露天風呂からの眺めについては、残念ながら午後に入って曇り空となってしまい海への眺めはお預けとなってしまいました。
入浴料は大人1,255円と少々お高めな観光地価格ですが、滞在時間の制限は無いのでそれほど高額というわけでも無いです。
公式HPには10%割引チケットもあるので、このあたりも活用して賢く楽しんでくださいね。
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まとめ
2月下旬に訪れた、湯河原梅林と周辺の山々の様子でした。
日本の春といったらまず最初に桜を思い浮かべますが、梅の花もとても可愛らしくステキな春の花です。
そして湯河原の梅林は規模がとても大きく、七分咲きであっても十分楽しむことができます。
混雑するのが玉に瑕ではありますが、8~9時の早朝を狙えば混雑も少し緩和しますので、早起きして赴いてみると、穏やかな春のひとときを楽しむことができることでしょう。
是非、梅の花が枯れ落ちる前に足を運んでみてくださいね。
それでは、ここまでお読みくださり、ありがとうございます。
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