2月の関東地方は、空気が澄んでて気持ちが良いですね。
こんな日は、きれいな富士山を眺めながら山歩きできたら最高かと思います。
今回はそんな天候に恵まれた2月の週末に出かけた箱根エリアの山行についての記録となります。
基本情報
まずは、今回の山行についての基本情報です。
山行の記録
ここから、山行の記録についてみていきます。
アプローチ
今回の山行は、箱根登山鉄道強羅駅から徒歩20分の「明星ヶ岳登山口」から入山しました。
まずは、登山口までのルートです。
駅から川まで続くつづら坂を避けるのに、線路を挟んだ反対側まで回り込む必要があるのが少し分かりづらいですが、その後は適宜標識が出てるので迷わずにたどり着けます。
なお、登山口にトイレはありません。強羅駅でお借りするのが良いでしょう。
また、駅構内のトイレはケーブルカーの改札を抜けた先にありますので、駅員に一声掛けてお借りすると良いです。
明星ヶ岳登山口~明星ヶ岳
続いて、明星ヶ岳山頂までのエリアです。
尾根に乗っかるまで、何箇所か急坂の階段を登ることになりますが、尾根に出てしまえば山頂まではほとんど平坦です。
ただ、明星ヶ岳山頂は丈の高いササや木々に遮られているので展望には期待できません。
ここの山頂はピークを踏むだけのつもりで赴き、展望への期待は明星ヶ岳行きの尾根歩きまでとっておくのが良いですね。
明星ヶ岳~明神ヶ岳
明神ヶ岳山頂までのエリアです。
このルートは、天候に恵まれると気持ちの良い稜線歩きができます。
尾根道は両側に背の高いササが生えているので、常時展望があるわけでは無いですが、明星ヶ岳に近づくにつれて、頻繁に眺望を楽しめるスポットが現れますので、登りだけのしんどい道ではありません。
山頂間際になってくると正面に富士山も観えてくるので、余計にテンションが上がってグングン進めますよ。
そして、明星ヶ岳山頂は広い空間が広がっていて、休憩できる椅子や机が置いてあります。
もちろん、展望も申し分無いのでここでのんびりするのも良いかもしれません。
実は、明星ヶ岳の山頂に登るのは15年ぶりで、以前に登ったときにはただ広いだけの空間に申し訳程度の長椅子がある程度だった記憶しかありませんでした。その時に比べて、すごく整備が進んだなという印象でした。
明神ヶ岳~金時山
今回のメインとなる超人気エリアです。
ほぼすべての行程で、前方にある富士山と金時山のカップルを眺めながら稜線歩きが楽しめます。
今回はこれに加えて、冠雪した南アルプス、山中湖の外輪山、丹沢山塊といった山々も楽しむことができて、すごく贅沢な気分に浸れました。
唯一、この行程の中で注意が必要なのは、金時山頂上直下の急坂エリアです。
低山にしてはかなりの急坂で、岩場ともなるので、人の渋滞がとても発生しやすいのです。
ルート的にも登る人と降る人が交差しやすい場所になるので、尚更混み合います。
勢い余って他の人にぶつかってしまうと大事故に繋がる恐れがあるので、この場所は特に気をつけて通過するようにするのが良いです。
そして、金時山山頂ですがいつもどおりの大賑わい。
本来であれば、360度展望を楽しめる金時山の山頂でお昼休憩にしたかったのですが、あまりの人の多さにクラクラしてしまったので、5分も立たずに通過してしまいました。
金時山について、他の登山コース等も知りたいときには以下の記事も参考にしてみてください。
金時山~丸岳
ここからは、打って変わって静かな山行となりました。
トレランの方もしくは、普段から山やってそうな装備の方と何名かすれ違う程度で快適、快適。
道のコンディションについては、金時山から乙女峠というところまで赤土混じりの滑りやすい急坂が続きましたが、その先は広くて明るい尾根道となりとても歩きやすかったです。
展望の面でも、乙女峠や丸岳山頂といったビューポイントがあり、ここでも富士山や箱根山の眺望を楽しむことができました。
また、乙女峠からは仙石原方面へ降下できるので、いざというときのエスケープルートに使えそうです。
丸岳~芦ノ湖展望公園~桃源台
さて、今回の山行もいよいよ終盤戦です。
実は今回の山行での最大の収穫は、このエリアを歩いたことでした。
ここまでくると疲れもあり、桃源台までは消化試合的な気持ちで歩き始めたのですが、それものっけから裏切られます。
丸岳山頂のベンチを出立して少し歩くと、正面眼下に芦ノ湖の全貌と東伊豆半島の展望が開けてきます。
標高が丸岳のほうが高いので、文字通り眼下に見下ろす形となり、その広がりが素晴らしくここまで歩いて良かったという気にさせてくれました。
その後も芦ノ湖スカイラインと並走する形で、ちょいちょい眺めを楽しませてもらいつつ芦ノ湖展望公園経由で桃源台まで降下してゴールとなりました。
残念ながら、芦ノ湖遊覧船にはタッチの差で乗れず、その点は心残りとなりましたが、また来る理由が出来たから良かったのかもしれません。
立ち寄り湯
船を逃してしまったので「桃源台」からは箱根登山バスに乗り「箱根湯本駅」まで向かい、そこでひとっ風呂浴びてから帰ることにしました。
調べてみると駅から歩いて行ける範囲に「和泉」という日帰り温泉施設があることがわかったので、そちらに向かいます。
(後で調べたら、一駅手前の「温泉場入口」で下車したほうが近かったみたいです)
この施設、少し手狭ではありましたが、内風呂だけでなく打たせ湯や展望は無いものの露天も存在していて、なかなか楽しめました。
場所柄、入浴料はそれなりにしますが、時間制限が無くゆっくり滞在することができたので結果オーライでした。
まとめ
今回はじめて金時山を越えて、外輪山を半周してみました。
トレランする方々からしてみると有名コースのようで、どこもしっかりと整備されていて始終安定して歩くことができました。
若干距離が長いように感じるかもしれませんが、金時山から芦ノ湖展望公園の間はアップダウンも少なく意外と楽な感じで、帰路についてからも足腰が疲れてダルいというような状況にはなりませんでした。
丹沢の表尾根コースを走破できるレベルだったら、楽しく軽快に歩ききることができるでしょう。
最近の山行にマンネリ感を覚えるようでしたら、一度足を運んでみてくださいね。
それではここまでお読みくださり、ありがとうございます。
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