登山用ウルトラライト装備を整える時に気をつける3つのポイント

コラム

登山の装備もウルトラライトという名前で軽量化が進んできました。

登山で担ぎ上げられる重量は限界があるので装備の軽量化は助かるところです。

それに、厳選された軽装備で登っている人ってなんか玄人っぽくてかっこよく見えますよね。

でも、むやみやたらと軽量化を進めてしまって問題無いものでしょうか?

ここでは、登山用のウルトラライト装備を整える時に気をつける点について説明していきます。

登山用のウルトラライト装備を整える時に気をつけること

早速、登山用のウルトラライト装備を整える時に気をつける3つのポイントについて説明します。

登山用ウルトラライト装備を整える時の3つの注意点
  • 必須装備はちゃんと持つこと
  • これから登る山にあった装備を整えること
  • 自分の技術レベルにあった装備を整えること

必須装備はちゃんと持つこと

登山用ウルトラライト装備を整える時の注意点の一つ目は「必須装備はちゃんと持つこと」です。

装備を軽量化するには、装備を軽いものに変えるか、そもそも持っていかないかのいずれかになります。

この時に、必要な物まで外さないよう注意が必要です。

山では不測の事態が起こりやすいです。

例えば、今まで一度も使ったことが無いからと言って、ツェルトやエマージェンシーシートを持っていかないと、もし遭難してビバークしなければならなくなったとき、体温を維持するのが困難になってしまいます。最悪の場合、低体温症を発症し命を落とす可能性も出てきていまします。

また、日中に帰るつもりだからとヘッドライトを置いていってしまったりすると、道迷いなどで日が暮れてしまったとき、周囲が見えずにビバークせざるを得なくなります。

このようなことが無いよう、利用頻度の低い物でも必須の装備はしっかり持っていくよう注意が必要です。

これから登る山にあった装備を整えること

登山用ウルトラライト装備を整える時の注意点の二つ目は「これから登る山にあった装備を整えること」です。

装備を軽くするために、これから登る山のコンディションに不釣り合いな装備とならないよう注意が必要です。

例えば、冬山でテント泊するのに軽いからといって夏用の薄いシェラフをチョイスしたり、テントではなくツェルトで済まそうとしたりすると、夜間の冷えに耐えられない可能性があり非常に危険です。

目的の山のコンディションや登る季節にあった装備を整えた上で、その他の装備で軽量化を図れないかという風に考えるのが良いです。

自分の技術レベルにあった装備を整えること

登山用ウルトラライト装備を整える時の注意点の三つ目は「自分の技術レベルにあった装備を整えること」です。

例えば、軽量化のためといtって普段使い慣れたガスバーナーではなく、全く使ったことのないアルコールバーナーなんかをチョイスしてしまうと、うまく火をつけられずに、お湯すら沸かせない状況になってしまうかもしれません。

そうなってしまうと、軽くしたはずの装備が、ただの重石になってしまいます。

最初のうちは、自分のレベルにあった装備から整えていき、徐々にトレーニングを兼ねて軽量な装備に置き換えていくようにするとよいでしょう。

登山用装備のウルトラライト化を考える流れ

ここまで、登山用ウルトラライト装備を整える時の注意点について説明してきました。

ここからは、登山用装備のウルトラライト化を考える流れについて上げていきます。

最初に、シーズンごと3回の山行で一度も使わなかったものを洗い出す

シーズンごとに、3回山に持って行って使わなかった装備を洗い出します。

なんで3回なの?ってところは、わたしの経験値です。

3回の山行で使わなかったものは、その後も使うことがなかったので設定しました。

例えばどんあものかというと、わたしの場合でいえば、里山登山の際のサングラスとか、ゲイターなんかがそうでした。

いつもザックにいれてましたが、結局、一度もつかわずザック内の重石になってたので、あるタイミングでザックから取り除きました。

注意点としては、冗長ですが非常用装備は取り除かないようにしてくださいね。

次に、ほかの装備で代替可能か考える

3回の山行で使わなかった装備を除いた後に、残った装備で代替できるようなものを探します。

代表的なところでは、ウィンドブレーカーとレインウェアとか、ウェットティッシュとトイレットペーパーとか、そういったどちらか一方あれば代用可能なものを見つけて、取り除いていきます。

最後に、同じ装備でもっと軽量なものを探す

最後に、先の2つの行程を経て残った装備で、もっと軽量な製品が世に出ていないか探します。

山装備で且つウルトラライトを謳った製品って、結構な高額です。

この順番で考えていけば、無駄な出費も抑えられて、その分、山遊びにお金がまわせるようになるので、参考にしてみてください。

まとめ

  • 登山用ウルトラライト装備を整える時の注意点は、 必須装備を外さない、行く山にあった装備を整える、自分のレベルにあった装備を整えるの3点
  • 登山用装備のウルトラライト化を考える流れは、最初に不要な装備を取り除き、次に代用可能な装備を取り除き、最後に別の製品でより軽い製品の購入を考える

登山用装備の軽量化はとても大事です。軽くなればなるほど歩行は安定しますし、疲労度も下がり、景観を楽しむ余裕も出てきます。なるべく無駄なものは削るようにしていくとよいです。

ただ、ここまでウルトラライト化を推しておいてなんですが、何事もやりすぎは良くないとも考えています。

軽量化には、快適性や楽しみが犠牲になることもあります。

たとえばグループ山行で、みんなが炊飯にチャレンジしている横で、一人アルファ米にお湯注いでいるなんて、なんとも味気ないものですよね。

その場にあった楽しみを残しつつ、少しずつ自分にあった装備に最適化していくのがよいのではないでしょうか。

ここまでお読みくださりありがとうございます。

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