登山後温泉|伊豆伊東の駅チカ格安共同浴場「子持湯」の紹介です

温泉

伊東温泉は静岡県伊豆市にある日本第三位の温泉湧出量を誇る温泉街です。

源泉の数は750本を超えるほどあり、独自の源泉を所有している温泉宿も多いのだそうです。

そんな土地だからなのでしょう、共同浴場の数がとても多くて、市内には10箇所の温泉施設が地元の方々の憩いの場として大切に使われています。

今回は、その中の一つ「子持湯こもちゆ」を紹介していきます。

共同浴場としては珍しく地下一階にあるので、入口がわかりづらいものの、駅から徒歩1分と激チカ案件で、且つ、伊東温泉らしい泉温熱めのクセが無いお風呂を楽しめるコスパの良い施設となっています。

良質な温泉を格安で楽しみたいマンには見逃せない温泉施設です。

是非、最後まで読んでいってくださいね。

「子持湯」がおすすめな人
  • コスパ重視な人
  • 湯上がりに歩き回りたくない人
「子持湯」はイマイチな人
  • 手厚いサービスを望む人
  • いろんな湯船を楽しみたい人
  • 混雑が苦手な人

基本情報

まずは、基本情報です。

基本情報

施設名:子持湯

住所: 〒414-0002 静岡県伊東市湯川1丁目16-10

電話:0557-36-3211

営業時間:14:00~21:00

定休日:月曜日

湯船の種類:内風呂

無料設備:ドライヤー、鍵付きロッカー

有料設備:石鹸、リンスインシャンプー

登山者向設備:大きなロッカー✖️、ザック置き場✖️、大きな靴入✖️、靴洗い場✖️

宿泊設備:✖️

駐車場:✖️

客層:単独

※公式のHPやSNSアカウントは無いようです。最新情報、臨時休業については、直接お電話にてご確認ください。

泉質情報

続いては、泉質情報です。

泉質情報

源泉名:混合泉(岡221号、湯川1号)

泉質:単純温泉(低張性・弱アルカリ性・高温泉)

水素イオン濃度(pH):8.4

湧出量(リットル/分):184(岡221号)、200(湯川1号)

泉温(℃):42.3

飲用:×

泉質別適応症:

※「単純温泉」には含有成分による適応症は期待できませんが、すべての温泉に期待できる一般的適応症として、以下の項目の改善には期待できます。

神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病、痔疾、冷え性、病後回 復期、疲労回復、健康増進。

泉質の特徴

「子持湯」は、湯川共同浴場組合が運営する三つある共同浴場の一つで、湯川共同浴場組合第一浴場という名前を持っています。

脱衣所に掲げてあった温泉分析表を確認すると、過去に訪れたことのある湯川共同浴場組合第二浴場「湯川弁天の湯」と全く同じもののようで、二つの源泉から温泉を引いている混合泉となっていました。

泉質も同じく「単純温泉(低張性・弱アルカリ性・高温泉)」で、固有の適応症は無いものの、

弱アルカリ性の美肌効果が期待できるお湯となっています。

このことから、「子持湯」の特徴をまるっと表現すると次のような温泉と言うことができます。

「子持湯」の特徴

  • 美肌の湯

各成分の主な効果

  • 弱アルカリ性:クレンジング効果(美肌の湯)

湯船毎の特徴

「子持湯」の湯船には、小さな内風呂が一つだけで、地元民の利用を想定した入浴施設となっています。

特徴は以下の通りです。

内風呂

大人二人が足を伸ばして入ってしまうとその時点で満員になる、かなりこじんまりとした湯船が一つだけの浴室となっています。

また、ご高齢の方に配慮した作りのようで、湯船のど真ん中に手すり、底には段差が設置されているので入りやすい作りになってました。

湯船の深さは、大人一人しゃがむと胸元までお湯が来るぐらいの深さ、段差に座ると腰までの深さとなります。

お湯が熱いので、段差に座ってゆっくり温まるのも悪く無いかと思います。

そして、洗い場は5つほどありましたが、シャワーは無くて、お湯と水が別々の蛇口から出る設備になっています。

このため、洗髪したいときは、桶でなんどもお湯を満たすか、直接、蛇口の下に頭を入れて垂れ流しにするか、どちらかの方法をとることになります。

湯船からお湯を汲んで被っているかたもいたので、人が少ない時はそういった手も使えるかもしれません。

なお、石鹸やシャンプーの備え付けはありません。受付で購入するか、持ち込みで対処する必要があります。

脱衣所含めて、非常にこじんまりとした空間に、多くの地元民が訪れる場所でしたので、接触事故などに注意して楽しむ必要がありそうでした。

料金

気になる料金は、次のとおりです。

料金表

大人:

入館料 250円

子供

入館料 100円

その他:

家族風呂大人一人350円

※この料金表は2023/6/20時点のものとなります。最新情報は直接お電話にてご確認ください。

時間制限無しに大人一人250円は、流石は共同浴場といったところです。

家族風呂だけは、50分の制限時間が設けられているようです。

なお、「家族」という名前になっていますが、ただの貸切風呂なので、単独で利用することもできるようです。

あまりに混雑するようだったら、プラス100円してこちらを利用してもいいのかもしれません。

お得クーポン

「子持湯」のお得なクーポンは見つけることができませんでした。

また、番頭のお姉さんに聞きそびれてしまい、回数券の存在も確認できていません。

第二浴場には回数券があったので、ここにもあるんだろうと思います。

再訪することがあったら確認してみますね。

アクセス方法

「子持湯」へのアクセス方法です。

最寄の駅やバス停から公共交通機関を使ったアクセス方法、クルマでのアクセス方法の順に説明します。

公共交通機関でのアクセス方法

まずは、電車、バスを使ったアクセス方法です。

最寄りのバス停、駅それぞれからのアクセス方法について載せていきます。

また、近隣まで高速バスが出ているようなら、それらも載せておきます。

最寄りバス停からのアクセス方法

「子持湯」に一番近いバス停は、JR伊東駅のバスロータリーで、徒歩1分の距離となります。

このため、大室山、小室山、一碧湖いっぺきこなど、伊東駅行きの路線バスが通っている観光地からの帰りには寄り道しやすい立地となっています。

最寄りバス停からのアクセス方法

最寄りバス停からのアクセスマップ

最寄り駅からのアクセス方法

「子持湯」の最寄駅はJR伊東線「伊東駅」です。

伊東駅は、高崎線や宇都宮線へ連結する電車や、踊り子号が停まるので、特に関東方面へ帰るときには便利な駅です。

例えば、河津や下田で遊んできた帰りに途中下車してお風呂に寄り道しても、電車の時間を合わせておけば、東京まで一本で帰ることができたりします。

駅から徒歩1分で、全然歩く必要が無い点もポイント高いですね。

最寄り駅からのアクセス方法

最寄り駅からのアクセスマップ

ギャラリー

高速バスでのアクセス方法

「子持湯」へ高速バスで向かう方法はありません。

伊東温泉への観光ツアーを探せばあるかもしれませんが、そうなると別の温泉宿がパックになっていると思いますので、わざわざ追加のお金を出してまで、共同浴場に立ち寄る必要は無いでしょう。

関連リンク

公共交通期間の時刻、運行状況、運賃の確認に役立つリンクを掲載しておきます。プランニングの際にご活用ください。

車でのアクセス方法

続いては、車を使ったアクセス方法です。

わたしは非マイカー組なので、実際に車でアクセスしたことはありませんが、需要があるかもしれませんので、調べた内容を載せておきます。

「子持湯」への最寄りインターチェンジは東名高速道路「厚木インターチェンジ(以降IC)」とのことなので、以下のようなルートとなります。

最寄りICからのアクセス方法

最寄りICからのアクセスマップ

「子持湯」を利用してよかった点2つ

「子持湯」がどんな施設なのか大体わかったところで、実際に利用してみて、よかったなと感じた点3つを紹介します。

「子持湯」を利用してよかった点2つ
  • 入浴料が安い
  • 駅からとても近い

入浴料が安い

「子持湯」を利用してよかった点の一つ目は「入浴料が安い」という点です。

湯船、浴室、脱衣所と全てが窮屈で、その割には人の出入りが多い、ゴミゴミした印象が強い共同浴場なのですが、源泉掛け流しの天然温泉に250円で時間無制限で入れるのは、全国的にみても破格なんじゃないかと思います。

あまりに混雑するようだったら、家族風呂を借りて一人ゆったり入るという手段もとれますし、その場合でも350円しかかかりませんので、誤差の範囲じゃないでしょうか。

駅からとても近い

「子持湯」を利用してよかった点の二つ目は「駅からとても近い」という点です。

実際に、本当にとても近くて、改札から文字通り1分あれば到着してしまいます。

入口が雑多で汚れてる点や、客引きが近くに立っていて見た目アヤシイ点から、初見ではとても入りづらいですが、一度訪れてしまえば以降は気にせずに入っていくことができるでしょう。

伊東駅はJR伊東線と伊豆急行線の乗換駅というだけでは無く、東海バスの大きなバスロータリーもある、東伊豆を代表する交通の要所です。

ここから徒歩1分という立地は、大変使い勝手の良い温泉施設と言えるでしょう。

「子持湯」を利用してイマイチだった点3つ

どんな施設でも、よかった点もあれば、悪かった点も存在します。

ここでは、「子持湯」を実際に利用してみてイマイチだったなと感じた点3つを紹介します。

「子持湯」を利用してイマイチだった点3つ
  • 備え付けの設備がほぼ皆無
  • 小ぶりな湯船一つしかない
  • いつも誰かしら利用している

備え付けの設備がほぼ皆無

「子持湯」を利用してイマイチだった点の一つ目は「備え付けの設備がほぼ皆無」という点です。

シャンプーや石鹸の備え付けが無いというのは、共同浴場ではよくある話ですし、受付で購入も可能なので許容範囲内でしたが、シャワーが無いのはやっぱり不便に感じました。

以前立ち寄った湯川共同浴場組合第二浴場「湯川弁天の湯」もシャワーがなかったのですが、あちらの場合は、お湯の出る蛇口がかなり高い位置にあったので、直接蛇口からお湯を浴びることが容易でしたが、「子持湯」の場合はそうもいきません。

蛇口がかなり低い位置にあって、床との間に頭を突っ込もうとすると、髪の毛が床についてしまいます。

それならと桶にお湯を汲んで浴びるのですが、蛇口から出る湯量が細いので、シャンプーを洗い流すのに結構な時間がかかってしまいました。

登山帰りに立ち寄るとなると、汗や蜘蛛の巣などで汚れた髪の毛は絶対に洗いたいですので、この点は確実にマイナス要因となっていました。

小ぶりな湯船一つしかない

「子持湯」を利用してイマイチだった点の二つ目は「小ぶりな湯船一つしかない」という点です。

確かに、寄せれば二名が入れる大きさはあったのですが、知らないお父さんと肩寄せ合うように入るのはちょっと憚られて、結局は湯船に誰も入っていないタイミングを見計らって入ることになりました。

加えて、ひっきりなしに利用者が入ってくるので、なかなか湯船が空きません。

この点、他人に素肌を触られるのに抵抗があるタイプには、少々、面倒なお風呂に感じてしまいました。

いつも誰かしら利用している

「子持湯」を利用してイマイチだった点の三つ目は「いつも誰かしら利用している」という点です。

普段使いする地元民がメインの共同浴場は、夕方の時間帯は混み合うものの昼時は閑散としていることが多いものですが、「子持湯」は午後早い時間帯であっても利用者が多く、脱衣所も浴室も誰かしら利用している状況で、常に人との接触に気を遣う必要がある点は、少々マイナス要因に感じました。

広い施設であれば、そうそう気にならないのですが、「子持湯」はすべてがこじんまりしているので、この点は結構気になってしまいました。

「子持湯」とセットで楽しめる山

最後に、この施設とセットで楽しめる山を紹介します。

「子持湯」とセットで楽しめる山
  • 大平山
  • 大室山
  • 小室山

大平山(おおびらやま)

「子持湯」とセットで楽しめる山の一座目は「大平山おおびらやま」です。

静岡県伊東市にある標高577mの里山で、山頂からの展望は無いのですが、西にしばらく進んだところにある展望ゾーンという看板の立つ場所から富士山を眺めることができます。

また、大平の森コースというハイキングコースを辿って、柏嶺かしわみねまで足を伸ばせば伊東市街地から初島、伊豆大島と海への展望を楽しむこともできます。

そして、大平の森コースの伊東駅側登山口となる丸山公園駐車場から、徒歩19分の距離に「子持湯」があります。

これぐらいの距離であれば、車やバスを使わずともそれほど苦にならない距離となりますので、帰り際に寄り道していくのにはお手頃な施設となっています。

下山口から入浴施設へのアクセス方法

下山口から入浴施設へのアクセスマップ

大室山(おおむろやま)

「子持湯」とセットで楽しめる山の二座目は「大室山おおむろやま」です。

伊東市にある標高580mの火山かつ独立峰です。

山頂への登山路は無く、麓からはリフトに乗って山頂に登る必要があります。

この点が、どうにもじれったいのですが、山頂に登ってのお鉢巡りは大変に素晴らしく、360度の遮るもの無しの大パノラマを楽しむことができます。

この展望抜群の「大室山」のお隣にある、カビバラで有名なレジャー施設「シャボテン公園」の目の前から伊東駅へと向かう路線バスが出ており、このバスを使うことで、ほぼ歩くことなく「子持湯」に寄り道することができます。

また、毎年2月には大室山の山焼き、4月には伊東高原駅から大室山まで続く桜並木でのお花見も楽しむことができますので、これらの時期にあわせて訪れてみることお勧めします。

最寄駅から入浴施設へのアクセス方法

最寄駅から入浴施設へのアクセスマップ

小室山(こむろやま)

「子持湯」とセットで楽しめる山の三座目は「小室山こむろやま」です。

伊東市にある標高321mの火山です。

標高は低いのですが、周囲から頭ひとつ飛び出た高さがあり、「大室山」よりは規模がかなり小ぶりになりますが、360度見晴らしの良い眺めを楽しむことができます。

十年前に登った時には、山頂はテレビのアンテナと荒削りの遊歩道しかなかったですが、2021年4月に大幅にリニューアルされて、「小室山リッジウォーク”MISORA”」というボードウォークが作られたり、「Café●321」という絶景のカフェテリアができたりと、かなりお洒落に生まれ変わっていました。

また、「小室山」にも山頂までリフトが設置されているのですが、これとは別に遊歩道も併設されており、歩いて登り降りすることもできます。

この「小室山」ですが、30分ほど降ったところにある「伊豆伊東高校」の目の前から「伊東駅」に向かう路線バスが出ており、ほぼ歩くことなく「子持湯」に寄り道していくことができます。

毎年4月には山麓の小室山公園で、つつじ祭りが開催されて、もうひとつ見どころが増えますので、この時期を狙って、訪れてみると楽しい一日を満喫できると思います。

最寄駅から入浴施設へのアクセス方法

最寄駅から入浴施設へのアクセスマップ

まとめ

「子持湯」がおすすめな人
  • コスパ重視な人
  • 湯上がりに歩き回りたくない人
「子持湯」はイマイチな人
  • 手厚いサービスを望む人
  • いろんな湯船を楽しみたい人
  • 混雑が苦手な人
「子持湯」とセットで楽しめる山
  • 大平山
  • 大室山
  • 小室山

伊東駅から徒歩1分の共同浴場「子持湯」の紹介でした。

かなりこじんまりとした入浴施設なので、仲間や家族と連れ立って立ち寄るには正直向いていません。

ぼっちで汗を流すだけという目的で訪れるなら、100%源泉掛け流しで大変良質な温泉をコスパ良く楽しむことができる、とても希少な入浴施設です。

入り口がどうにもあやしくて入りづらいので、一度、立ち寄って入り慣れておくと、いざという時に便利かと思います。

是非、機会を見つけて立ち寄ってみてくださいね。

それでは、ここまでお読みくださり、ありがとうございます。

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