登山をしている時に、頻繁に靴紐が緩んでしまって困った経験は無いでしょうか。
頻繁に靴紐が緩んでしまうと、そのつど立ち止まって結び直さないといけなくなるので、ペースを乱されてしまい調子が上がらないなんてハメに陥ってしまいます。
それに、毎回しゃがむことになるので、結構疲れちゃいますしね。
そこで、ここでは靴紐が緩みやすい時に効果的な5つの対策について紹介していきます。
登山靴の靴紐が緩んで困る時の5つの対策
早速、対策について1つづみていきましょう。
登山靴の靴紐の通し方を変えてみる
靴紐が緩んで困る場合の対策一つ目は「登山靴の靴紐の通し方を変えてみる」です。
これが一番労力やお金をかけずにできる対策になります。
普段、登山靴に靴紐を通す時どのように通してますか?
普通に左右交互にフックにひっかけていって、最後に蝶結びで締めるやり方だと、緩みやすい傾向にあります。
わたしも最初のうちは、この方法で締めてい他ので毎回山行の途中で紐が緩んで締め直すことになってました。
これを、次の動画のやり方に変えたところ、緩むことがなくなりました。
靴紐が緩んで困る場合は、まず最初にこの結び方に変えてみることをおすすめします。
登山靴の靴紐自体を変えてみる
靴紐が緩んで困る場合の対策二つ目は「登山靴の靴紐自体を変えてみる」です。
登山靴に標準でついている靴紐ってものによっては撥水加工が施されて滑りやすい物があります。
こういった靴紐は、しっかり締めてもすぐに緩んできてしまいます。
このような場合は、ショップに予備用として売っている靴紐に変えてしまうという対策が有効になってきます。
なお、登山靴で特にハイカットの靴は180cmぐらいの長さが必要になりますので、購入前に必要な靴紐の長さを確認してから購入すると良いです。
登山靴の靴紐の長さを変えてみる
靴紐が緩んで困る場合の対策三つ目は「登山靴の靴紐の長さを変えてみる」です。
登山靴の靴紐は、少し余裕を持った長さになっています。
しっかり締め付けると、蝶結びした時に遊びの部分が出てきます。
これが何かに引っかかって靴紐が緩んでしまうということも起こります。
余りが長すぎる時は、切断して適切な長さにしてしまうというが有効です。
この場合の注意点は、切断面をライターの火で炙って紐自体が解けないようにしておく必要がある点です。
靴紐は、何本もの糸を撚り合わせて作っています。単純に切断してしまうと切断面から糸がほつれてバラバラになってしまいます。そうなってしまわないように、先に処置を施しておきましょう。
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登山の時の登り降りのやり方を変えてみる
靴紐が緩んで困る場合の対策四つ目は「登山の時の登り降りのやり方を変えてみる」です。
登山の時の歩行は、一般路を歩く時よりも、足の上げ下げが激しくなります。
こういう歩き方だと、靴紐の結び目を激しく揺らすことになるので、その衝撃で緩みやすくなります。
なるべく、足の上げ下げを少なくして歩くようなルートどりに変えることで、靴紐が緩まないようにすることを期待できます。
また、足の上げ下げを少なくすることは疲労軽減にも効果があるので、靴紐の件がなくても、普段の山行に取り入れることをおすすめします。
登山靴自体を変えてみる
靴紐が緩んで困る場合の対策五つ目は「登山靴自体を変えてみる」です。
この対策は最終手段になります。
登山靴自体を変えることで、靴紐が緩みづらい環境にするという対策です。
最近では、リールで紐を締め付けて緩みづらくする「リールアジャストシステム」といった機能を搭載している登山靴なんかも増えてきています。
このような登山靴を選ぶというのも対策としては有効でしょう。
ただ、登山靴自体を変えるには、数万単位のお金がかかるし、自分に合う別の靴を探すために何足もフィッティングを試さないといけなくなるのですごく労力がかかります。
先にのべた4つの対策を試したのち、最終手段としてこの対策を検討するのが良いでしょう。
登山靴の靴紐が緩んだまま山行を続けた時に発生する3つのリスク
ここまで、登山靴の靴紐が緩んだ時の対策について紹介してきました。
ここからは、登山靴の靴紐が緩んでしまったまま山行を続けてしまった場合、どのようなリスクがあるのかを説明していきます。
転倒のリスク
靴紐が緩んだ時に発生するリスクの一つ目は「転倒のリスク」です。
これは、一般道をスニーカーなどで歩いている時にも発生するリスクですが、緩んで解けてしまった靴紐に足を取られて、もしくは、靴紐を踏んでしまって転倒してしまうというリスクです。
特に一般道と違う登山道での転倒は、打ち所が悪いと打身や捻挫、最悪の場合、滑落に至る大事故になってしまうリスクを含んでいます。
靴紐が緩んでいるのに気がついたら、すぐに結び直すよう注意が必要です。
足を痛めるリスク
靴紐が緩んだ時に発生するリスクの二つ目は「足を痛めるリスク」です。
靴紐が緩んでしまうと、登山靴と足とのフィット感がなくなってしまいます。
この状態になると、登山靴の中で足が動いてしまい、靴ズレや豆を作る原因になってしまいます。
また、下山の時には、堅い靴の内側に爪が当たって割れてしまったり、剥がれてしまったりすることもあり得ます。
下山後だったらまだ良いですが、長期縦走の最中にこのように足を痛めてしまうと、折角計画した山行も、撤退に追いやられてしまいます。
こういった点でもリスクが高いので靴紐が緩んだら、面倒くさがらずに、すぐに締め直すようにしましょう。
登山靴が壊れるリスク
靴紐が緩んだ時に発生するリスクの三つ目は「登山靴が壊れるリスク」です。
登山靴は、タウンユースの革靴やスニーカーに比べれば頑丈にできていますので、そうそう壊れない物です。
ですが、靴紐が緩んだ状態で履き続けてしまうと、徐々に型が歪んでしまって、裁縫部分を壊してしまったり、防水のためのゴアテックの幕を破ってしまったりするリスクが生じます。
こうなってしまった靴は、危なくて山行に使えず修理しないといけないこととなります。
あなたが、登山靴のスペアを持っていれば良いですが、そうでは無い場合、修理が終わるまでの間は、山行はお預けになってしまいます。
快晴の週末に、山行に行けないなんてすごいリスクだと思いませんか?
そうならないよう、普段から靴紐の緩みに気を使うと良いでしょう。
まとめ
靴紐が緩んだまま山行を続けるのは、とてもリスクの高い行為です。
気がついて締め直せれば良いですが、気がつかないまま歩行を続けてしまい紐に足を取られて転倒なんて自体は考えたく無い物です。
靴紐が緩まないように、しっかり対策を講じて、安全で快適な登山をお楽しみいただければ幸いです。
ここまでお読みくださりありがとうございます。
登山靴をはじめとした足元装備について知りたい時は、次の記事がおすすめです。あわせて読んでみてくださいね。
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