山行の記録|真夏の南伊豆歩道で秘境感溢れるジャングルウォークを楽しんできました

山行

南伊豆と聞くと、青い海に白い砂浜、地球の丸さを感じる絶景に荒々しい岩礁を巡る遊覧船と海のイメージがとても強いエリアですが、色々調べてみると、実はハイキングコースも充実しているのがわかってきました。

そこで今回は数ある南伊豆のハイキングコースの中から、妻良めらから入間いるままでの区間を歩いてみました。

高台から眺める南伊豆の急峻な海岸線は秘境感抜群で、遊覧船の上から見上げる迫力ある岩肌にも負けない絶景だと思います。

道中では、背丈まで伸びた草木を掻き分けて進んだり、羽虫やトカゲの襲来があったりと、ちょっと人を選ぶコースではありますが、冒険心をくすぐるワクワクしたハイキングコースをお探しでしたら、ピッタリだと思います。

是非、今回の記事を最後まで読んで参考にしてみてくださいね。

基本情報

まずは、今回の山行についての基本情報です。

山行の基本情報

日付:2023/6/24

天候:晴れのち曇り

エリア:伊豆エリア

コース概要:

東海バス「妻良停留所」〜吉田〜白鳥神社〜吉田の浜〜富戸の浜〜千畳敷〜入間〜東海バス「入間口停留所」

難易度:体力☆☆、技術☆☆、危険☆☆

交通機関:

(往)伊豆箱根鉄道駿豆線「修善寺駅」から、東海バスで「松崎バスターミナル」へ。そこから下田行きに乗り換えて「妻良停留所」からスタート

(帰)「入間口停留所」から、東海バスで「下賀茂停留所」へ。そこから下田駅行きに乗り換えて終点「下田駅停留所」から帰路へ

概要

南伊豆歩道(みなみいずほどう)

南伊豆歩道みなみいずほどう」は、静岡県賀茂郡南伊豆町しずおかけんかもぐんみなみいずちょうの海岸沿いを中木なかぎ入間いるま吉田よしだ妻良めらと繋ぐように整備された遊歩道です。

南伊豆町公式HP掲載のガイド情報にて確認すると、それぞれの区間は次のような長さとなります。

  • 中木〜入間間(一般向け・家族向け):全長約3.0km、歩行時間約1時間20分
  • 入間〜吉田間(一般向け):全長約5.4km、歩行時間約3時間30分
  • 吉田〜妻良(一般向け):全長約4.0km、歩行時間約2時間25分

全行程12.4km、歩行時間にすると7時間15分と山ひとつ登るのと同じくらいの行程になります。

入間から妻良の間を歩いてみた感覚ですと、頻繁にアップダウンがあり低山縦走とほぼ変わらないコンディションでしたので、山装備で歩くのが良いでしょう。

展望は特に入間〜吉田間が大変に素晴らしく、海風香る中、西に雄大な太平洋、眼下に荒削りに削られた岩礁を眺めながらの散策を楽しめます。

なお、夏場は延びっぱなしの草花が腰まで覆い尽くして頻繁に藪漕ぎを強いられます。

そして、羽虫や蜘蛛、トカゲに蛇と、小動物の楽園になっていて足元や頭上もなかなかに賑やかです。

虫や爬虫類が苦手なタイプには相当に厳しい環境と思いますので、そのような場合は、涼しくなってから訪れるようご注意くださいね。

関連リンク

南伊豆町公式HPに掲載されている南伊豆歩道のリンクを掲載しておきます。合わせてご確認ください。

吉田の浜(よしだのはま)

吉田の浜よしだのはま」は、静岡県加茂郡南伊豆町妻良にある石浜です。真新しい防波堤がある入江で、正面に太平洋の大海原、南面に南伊豆の険しい海岸線を眺めることができます。

海岸近くには、赤い屋根が目立つログハウスが立っていて、大自然の中の一軒家風な良い雰囲気を醸し出しています。

このログハウスですが、色々調べてみると、もともとは個人の別荘だったようですが、クラウドファウンディングで募った資金を使って、一日一組限定の宿泊施設にしようとしているみたいです。

料金がいくらになるのかわかりませんが、ロケーションとしては素晴らしいので、いつか人気宿泊所として話題にあがるかもしれませんね。

入江を内陸に向かい10分ほど歩くと、白鳥神社があります。

南伊豆町公式HPによると、祭神は日本武尊と弟橘媛命の夫婦神。航海安全と安産にご利益がある神社のようです。

そして、神社入り口には、樹齢800年といわれる県指定天然記念物「白鳥神社のビャクシン」が立っています。

各の枝が様々な方向に曲がりくねっている、とても見応えのある巨樹ですので、こちらも見落とさずにお立ち寄りください。

なお、ここから最寄りのバス停「吉田口停留所」までは2kmほど距離があります。

もし、吉田でエスケープするかの判断に迫られた場合、この車道歩き30分も考慮して、進退見極めるようにしてください。

ヘトヘトに疲れ切った後の車道歩きは、思いの外、足腰に響くので、撤収するなら余裕あるうちに決断するようご注意くださいね。

関連リンク

南伊豆町公式HPの白鳥神社と大ビャクシンの紹介ページを載せておきます。興味あったら、こちらもご確認ください。

富戸の浜(ふどのはま)

富戸の浜ふどのはま」は、静岡県加茂郡南伊豆町入間にある石浜です。

車で直接来ることができない秘境感あふれる入江で、両サイドに聳り立つ荒々しい岩礁が人目を憚る隠された海岸といった雰囲気を醸し出していて、とても冒険心をくすぐられるスポットになっています。

非常に残念な点は、浜の大部分が流されてきたゴミで埋め尽くされている点でしょうか。

素晴らしい海への景観とのギャップが凄くて、わたしも到着した早々かなり凹んでしまいました。

それでも、波打ち際まで進めばどこまでも広がる太平洋にゆったりと浮かぶ釣船や遊覧船を眺めることができて、心癒されるひとときを満喫できるかと思います。

入間千畳敷(いるませんじょうじき)

入間千畳敷いるませんじょうじき」は、静岡県加茂郡南伊豆町入間にある、火山灰と軽石により作られた断層が特徴的な石畳の広場です。

わたし達ヤマヤが、千畳敷と聞くと真っ先に木曽駒ヶ岳の千畳敷カールに思いが馳せてしまいますが、この名称は様々なところで使われているようです。

入間の漁港から徒歩40分、海岸まで急降下する階段を下った先に広がる石畳の空間は、かなりの広さがあり、目測ではありますが隅々まで歩いたら30分ぐらいはかかるだろう大きさがありました。

時間の都合上、入り口をチョロっと眺めただけで帰ってきてしまいましたが、奥まで進むことで、目の前に三ツ石岬の聳り立つ岩礁を見上げる絶景を拝めるとのことです。

石畳には、石を切り出したと思われる人工的な切れ目が随所にあり、腰掛けにちょうど良い場所が何箇所かありました。

入間までは路線バスも入っていて、下加茂経由ですが伊豆下田駅までの交通機関が整っています。

仕事や人間関係で気分が凹んだときには、ここ入間千畳敷まで足を伸ばして、石のソファーに座って、太平洋の大海原をゆったりと眺めてみてください。

少し気持ちも晴れるんじゃないかなと思います。

今回の山行上でのポイント

地図上の位置と標高

今回の山行で歩いた場所について、地図上の位置、標高です。

「Download file」のリンクからGPXデータとしてダウンロードできます。

ご自由にご活用ください。

合計距離: 13502 m
最高点の標高: 235 m
最低点の標高: 2 m
累積標高(上り): 1389 m
累積標高(下り): -1299 m
総所要時間: 06:29:10
Download file: climbing-record-20230624.gpx

歩いた軌跡

続いては、GPSデータを元にした軌跡です。

市販の地図

今回の山行ルートが掲載されている市販の地図も載せておきます。

本来であれば、国土交通省国土地理院のサイトから2万5千分の1地形図を購入、印刷して持参するのが正しい在り方ですが、毎回それだと面倒なので、紙面の地図は5万分1の市販地図をザックに入れて持って行くことにしています。

わたしの山行でのメイン地図はGPSアプリに移っており、紙面地図は予備扱いなため、今のところこの運用で困った事態には陥っていません。

ただ、読図の勉強をちゃんとしたい場合は、2万5千分の1地形図を購入した方が良いです。

5万分の1の等高線は荒すぎて地形把握には、ほぼ役に立たないのでご注意くださいね。

おすすめ展望ポイント

今回の山行ルート上の展望ポイントは、次の場所になります。

展望の楽しめたポイント
  • 吉田の浜
  • 吉田の浜から富戸の浜までの区間
  • 富戸の浜から南へ登った茅の原
  • 入間千畳敷
吉田の浜

今回の山行ルート上の展望ポイントの一つ目は「吉田の浜」です。

広い石浜の正面には、水平線が永遠と続いていて、南面には海水で侵食された急峻な南伊豆の海岸線を仰ぎ見ることができます。

海岸線から少し視線を引いてみると、北面には、茅の原が広がり一棟だけ建っているログハウスの赤い屋根が映えていました。

秘境感は「富戸の浜」の方が強く感じたものの、あちらは大量のゴミで景観が台無しになっていたので、こちらの方が眺め的には優れているかなと感じました。

ギャラリー

吉田の集落から石浜を眺めた様子です。住み込みとなると何かと厳しいですが、一日二日こんな場所で過ごしたいですね。
集落をしばらく進むと、大きな草原の先に赤いログハウスがみえました。なんでも、この空き地一体が私有地なんだとか。
こちらは、浜の近くにある白鳥神社と、その先に立っている大ビャクシンになります。アジサイの紫色が良い感じのアクセントになって居ました。
そして、吉田の浜からの眺めです。南面にはこれから歩く予定の入間までの急峻な海岸線が見えます。
2倍ズームにするとこんな感じです。あのトゲトゲの中腹をトラバースしていく感じでしょうか。
北面には、緑いっぱいの岩礁が見えました。
足元はこんな感じにゴツゴツな岩場ですが
てっぺんの方は緑が生い茂ってフサフサしてました。

Instagramにアップしたこの場所のプチ動画です。一緒に眺めていってくださいね。

吉田の浜から富戸の浜までの区間

今回の山行ルート上の展望ポイントの二つ目は「吉田の浜から富戸の浜までの区間」です。

今回歩いた行程の中で、景観随一の場所です。

断崖絶壁に設置されたトラバース道なので、足元に注意して進む必要はありますが、その分、常に西側に視界が開けて遠くまで続く太平洋を眺めながらの散策を楽しむことができます。

下手な低山よりもアップダウンがキツく感じたので、相応の体力をつけて訪れてみてください。

山からの景観とはまた違った絶景を楽しめることでしょう。

ギャラリー

吉田の浜からひと登りすると、こんな感じに海への視界が開けます。
南面の岩礁たちは相変わらず荒々しいです。こういった入り組んだ地形は魚の溜まり場になってて磯釣りには良いのだそうですね。
正面はどこまでも続く海原です。
振り向いてみましたが、この高さだと吉田の浜までは見通せないみたいです。
しかし、緑のトンネルを抜けてさらに登っていくことで
こんな感じに吉田の浜が見えてきました。赤い屋根のログハウスが目立ってますね。数日滞在してのんびりしたいなあ。
そして、海へ面した眺めも標高が高くなった分、見通せる範囲が広くなった感じです。
ちょろっとだけですが、富戸の浜も見えました。

Instagramにアップしたこの場所のプチ動画です。一緒に眺めていってくださいね。

富戸の浜から南へ登った茅の原

今回の山行ルート上の展望ポイントの三つ目は「富戸の浜から南へ登った茅の原」です。

「富戸の浜」自体、ゴミに埋もれた残念な浜でしたが、浜を取り巻く大自然は素晴らしいものがあります。

浜から少し南へ登って茅の原から振り向いてみることで、ゴミの山が隠れた富戸の浜と、吉田の浜まで続く切り立った海岸線を眺めることができます。

何にもない場所と思って振り向いた結果が、絶景だったりするとなかなか興奮しますよね。

南伊豆歩道には、そんな景観がいっぱいありましたので、是非、一度足を運んでみてくださいね。

ギャラリー

富戸の浜からぐんぐん登っていくと、茅の生えた草原地帯に遭遇します。
そのあたりから振り返ると、隠された入江風な眺めを楽しめます。
手前にみえるのが富戸の浜
奥には見えるのが吉田の浜です。
さらに標高を上げて振り返ると
吉田のさらに先から歩いてきたギザギザの海岸線を一望できます。

Instagramにアップしたこの場所のプチ動画です。一緒に眺めていってくださいね。

入間千畳敷

今回の山行ルート上の展望ポイントの四つ目は「入間千畳敷」です。

この界隈では、有名な観光スポットで、伊豆石として採掘された際に切り取られ幾何学模様となった足元や、火山岩と軽石の重ね合わせで作られたバームクーヘンを思わせる断層は、非常に珍しく、長い時間眺めて居ても飽きのこないスポットとなっています。

加えて、海上に目を向けることで、180度以上の視界を埋める水平線に、入間から中木にかけての断崖絶壁の海岸線を眺めることもできました。

これぞ、海の絶景という感じの景観でしたので、一生に一度は眺めに訪れてみてくださいね。

ギャラリー

千畳敷入口から急降下に降っていくと
縞々の海岸線に到着します。さらに先に進んでいくと
入間千畳敷に到着です。今回は入口を覗いただけになってしまいましたが、この先にも石畳が広がっているのだそうです。再訪したら、次は端っこまで歩いてみます。
岬の突端部なので、海への眺望は抜群に良いです。
対岸の断崖絶壁に、君掛根きみかけねという珍しい名前の島を至近に眺めることができます。
入間港のある入江も見えました。目視でも徒歩30分以上はありそうです。
足元は、このような形に石を切り出した跡が至る所にありました。こういう切り出し作業って、寸法測って切り出していくんだろうと思っていたのですが、眺めてると意外と適当な感じに切り出してるみたい。そんなものなのかな。
波飛沫がかかるくらい海の直近まで降りられる階段もあって、波飛沫がかかるくらいまで海に近寄れるので、結構スリルありました。

Instagramにアップしたこの場所のプチ動画です。一緒に眺めていってくださいね。

注意した方が良さそうな区間

今回の山行ルート上で、注意したほうがよさそうな区間は、次の区間になります。

注意した方が良さそうな区間
  • 吉田の浜から富戸の浜までの区間
吉田の浜から富戸の浜までの区間

今回の山行ルート上で注意した方がよい区間は「吉田の浜から富戸の浜までの区間」です。

西側が海まで切れ落ちていて、転げ落ちたらドザエモン不可避な感じです。

運が良ければ、草木に引っかかってくれるかもですが、這い上がってくること自体が命懸けになると思いますので、通過の際はなるべく東側に体を寄せて進むのが良いでしょう。

特に夏場は生い茂る草花で足元が見えなくなりやすいので、木の階段につまづいて転倒するリスクが生じます。

もし、わたしと同じく真夏に赴くことがあれば、更に慎重に足元を探りながら進むようにしてくださいね。

ギャラリー

該当区間のほとんどがこんな感じに草木に覆われていてわかりづらいのですが、向かって右側に転げ落ちるとそのまま海ポチャです。
定期的に、このような警告板が出て居ます。この場所で横から突風を浴びたくは無いですね。
区間のところどころでは、視界が開ける場所もあり
そういった場所から海面を覗き込むことができます。もう少し崖に寄ることもできましたが、ビビりーなわたしにはこれが限界でした。

今回の山行での服装

今回の山行では、次のような服装の組み合わせを持参していきました。

同じ時期に赴かれるときの参考にして見てください。

山行中のコンディション

  • 天候曇り
  • 気温:25〜32℃
  • 活動場所:標高0〜200m

行動時の組み合わせ

  • ベースレイヤー:半袖Tシャツ
  • ミドルレイヤー:無し
  • アウター:無し
  • ボトムス:薄手の長ズボン、厚手のソックス
  • その他:手ぬぐい、ネックゲーター、薄手の手袋

停滞時の組み合わせ

  • ベースレイヤー:半袖Tシャツ
  • ミドルレイヤー:無し
  • アウター:無し
  • ボトムス:薄手の長ズボン、厚手のソックス
  • その他:手ぬぐい、ネックゲーター、薄手の手袋

公共機関移動時の組み合わせ

  • ベースレイヤー:半袖Tシャツ
  • ミドルレイヤー:無し
  • アウター:無し
  • ボトムス:薄手の長ズボン、厚手のソックス
  • その他:薄手の手袋

今回は、スタートからゴールまで半袖Tシャツで活動しました。

歩き始めに気温を測るすでに30℃の真夏日で、ちょっとした坂道でも汗が目に入ってくるほど汗をかく一日となりました。

途中、海岸の断崖の上を進むようになり、潮風が熱った体を冷やしてくれましたが、気温の高さには勝てずに、始終、汗まみれになっていました。

公共交通機関での移動も、半袖Tシャツで十分。

帰宅が午前様となってしまいましたが、そんな夜中でも半袖で気にならない一日でした。

以下の記事にわたしが里山登山に使っているウェアの具体的な品名や組み合わせについてまとめていますので、詳細知りたいようでしたら合わせて読んでみてください。

あなたが、同じ時期の同じ界隈に赴くときの参考になれば幸いです。

ギャラリー

スタート時点の気温は30℃超え。さすが南国な南伊豆といったところでしょうか。
森林の中を移動途中は25℃近くまで下がってくれましたが、体動かしているとやっぱり暑いです。

山行の記録

ここからは、今回の山行について述べていきます。

アプローチ

今回は、東海バス「妻良停留所」からのスタートとしましたので、「東京駅」からのアプローチは次の通りとなります。

  • 「東京駅」から、JR東海道線沼津行きに乗り込み、「三島駅」へ
  • 「三島駅」から、伊豆箱根鉄道駿豆線すんずせん修善寺行きに乗り込み、終点の「修善寺駅」へ
  • 「修善寺駅」から、東海バス松崎行きに乗り込み、終点の「松崎バスターミナル」へ
  • さらに「松崎バスターミナル」から、東海バス下田行きに乗り込み、「妻良停留所」へ

「三島駅」はJR東海道の管轄で、東京方面からSuicaで改札を通過してくると、すんなり自動改札を通り抜けることができません。

紙の切符で改札を通って居ないなら、有人改札で一度清算する必要があります。

混雑する前に清算を済ませることができるように、下車後はなるべく寄り道せずに南口改札に向かうようにすると良いでしょう。

駿豆線に乗り換えて終点「修善寺駅」まで到着したら、南口にあるバスターミナルに向かう前に、一旦、西口にあるおトイレに立ち寄っておくとよいです。

「松崎バスターミナル」まで90分ほどかかるので、ここまでノートイレだった場合、危険が危ないかもしれません。

暴発回避のために一度済ませておきましょう。

「松崎バスターミナル」まで爆発することなく到着したら、下車した6番のりばに入ってくる「下田駅行き」の路線バスを待ちます。

そして、「妻良停留所」までは50分の乗車時間です。

不安のある場合は、ここでもおトイレ済ませておくと良いでしょう。

待合室のある建物裏手にあります。

「妻良停留所」に到着したら、バスの待ち人用のベンチで身支度を整えて、内陸方面に向かってスタートしていきましょう。

ギャラリー

東京駅からJR東海道線沼津行き始発に乗っていきます。
今回は三島駅乗り換えの想定なので、階段に近い後ろよりの車両に乗り込みます。
三島駅に着いたら足早に南口改札へ
南口改札前にはおトイレがあるので、緊急時には立ち寄りましょう。特に大丈夫なら改札に急ぎましょう。
改札に急ぐ理由は、JR東日本エリアからSuicaで入場した場合、JR東海エリアの三島駅で自動改札を通れなくなるからです。自動精算機も使えないので、有人改札で精算する必要があるのですが、一箇所しか無いので結構混み合うんですよね。なので、特に寄り道する必要が無いなら、最優先で有人改札に進んでしまいましょう。
無事に精算が終わったら構外に出て右折します。
バスローターリーを通過して突き当たりに伊豆箱根鉄道の三島駅があります。
ここもSuicaは使えません。紙の切符を購入してください。ちなみに、一日ノリ放題のフリー切符のお値段は、三島ー修善寺往復金額と同額です。途中下車を頻繁にする予定が無いなら、片道切符を購入しておいたほうが融通がきくと思います。
この日は久々のラッピング電車でした。外見は華やかなのですが、車内から車窓を眺めるときに視界が制限されるのが、チョッチねーって感じです。
30分ほど電車に揺られて終点の修善寺駅に到着です。
バスの発車時間まで10分ほどあるのでおトイレに寄っておきます。
改札出てまっすぐ西口に向かうと綺麗なおトイレがあります。
おトイレを済ませたら、駅中央に戻って南口からバスターミナルに向かいます。
タクシー乗り場を通過して
バスターミナル前の案内板でのりばを確認です。松崎行きは4番のりばですね。
ここで、しばし待ちます。
待っている間に、バスの洗浄風景をぼんやり眺めます。こうしてみると東海バスのオレンジ色って目立ちますよね。
松崎行きのバスが入ってきました。この子に乗って出発です。
戸田峠を越えて、まずは土肥港のフェリー乗り場へ。この日も第一便の出航後に到着です。
続いては、恋人岬。早朝からカップル車がいっぱいです。みな幸せそうで何より、何より(爆発しろ)
宇久須うぐす港を通過して
堂ヶ島の痛車を目視確認したら
松崎バスターミナルに到着です。ここで10分ほど下田行きのバスを待ちます。
待合所前に張り出された全のりばの時刻表。初見ではちんぷんかんぷでしたが、二度三度訪れて土地勘が出てくると、どんな感じに路線バスが通ってるのかわかってきて面白いです。
ちなみに、ここのおトイレは待合所の裏手にあります。必要によりお借りしましょう。
6番のりばに下田行きのバスが入ってきましたので急いで乗り込みます。このバス、松崎に1分程度しか停車しないんですよね。この日も写真撮って乗り込んだら、瞬間でドアが閉まって出発しちゃいました。下田駅行きは一日一便、この便しかないので乗り遅れると、その後の計画が台無しになるので、5分前には6番のりば前に並んで待つようにすると良いでしょう。
今回はちょっとイケイケな運転手のようで、ブーブーふかしながらのスタートとなりました。まずは、以前探検した室岩洞を通過します。
そして、石部海岸を通過
烏帽子山を眺めます。
雲見大橋を通過するとき富士山方向を確認しましたが、残念ながらこの日は顔を見せてくれませんでした。
ジェットコースターのように右へ左へ揺られながら、妻良めら停留所に到着です。ちょっと寄ってしまったので、少し落ち着いてからスタートすることにしました。

東海バス「妻良停留所」〜吉田〜白鳥神社〜吉田の浜

「妻良停留所」を後に、しばらく車道を進みます。

大きくカーブする車道を登っていくと、進行方向右手に南伊豆歩道への入り口が見えてくるので右折します。

しばらくは林道を進むと、夫婦岬への分岐が見えてきます。

岬という名前なので好展望を期待したいところですが、風の神と彫られた石像と方位盤があるだけでした。

本道に戻って吉田方面へ進んでいきますが、特に展望もなく林の中を永遠と進みます。

その後、木の階段やガイドロープ付きの急坂を降っていくと、今度は北谷川浜への分岐が見えてきます。

直前に下方に見えた海岸と思われますが、草木が生い茂って足元が全く見えず、足を踏み外しそうで怖かったので、今回はスルーしました。

おそらく、目の前に京ノ字島を仰ぎ見ることができる浜なんだろうと思います。

しばらく海岸沿いの断崖の上を進むと、階段が見えてきて森林地帯へ突入します。

ここからジャングル景観

コースと言われる、シダや蔦の多い林間の道となり、眺望皆無な山道を通過することとなります。

一箇所だけ展望地がありますが、それ以外は林間の日差しの少ない道を歩いていくと、車道が見えてきて、吉田の集落に到着です。

しばらく浜の方へ向かって進むと、白鳥神社とその前に立つビャクシンの巨樹がみえてきます。

「吉田の浜」はその先となります。

太平洋を見通せる浜辺なので、しばし、眺めを楽しみながら一息入れると良いでしょう。

ギャラリー

近くのベンチで身支度を整えたら妻良停留所から出発です。しかし、これで「めら」と呼ぶんですね。そして、メラと聞くと、額にメンタマのある大魔王様を思い浮かべてしまうのは昭和マンの宿命でしょうか。あ、最近アニメ化されたんでしたね。「今のはメラゾーマではない。m
先に進みましょう。ここを内陸に向かって進みます。
進んでいくと、下田駅からの東海バスと鉢合わせしました。この車両は、先頭に自転車を積めるタイプですね。電車だけでなくバスにも自転車が積めるようになって、チャリダーもすっかり市民権を得られたようで、何より、何より(こっちは爆発しなくておけおけ)
三島神社なる神社を発見したので、ご挨拶していきます。
横に置いてあった石。
北条水軍の力石というみたいです。この石、280kgもあるみたいですが、北条水軍の兵士は、こいつを担いで体を鍛えたんだそうです。マッチョよね。
拝殿が閉まって居たので、奥にある本殿にてご挨拶。祭神は、どこにも書いてなかったのでちょっとわからなかったのです。
道なりに登っていくと
南伊豆歩道の入口を発見しました。ここから本番スタートです。
まずは、30分ほどは鋪道を進みます。
最初のベンチがありました。
ベンチの先には、対岸の子浦の海岸線がみえます。
もう少し進むと、夫婦岬への分岐があったので寄り道してみます。
5分ほど進んでいくと
Uターンするような登り坂がみえてきます。
通行止めのような枯れ枝が落ちてましたが、構わず登っていくと
石の方位盤と石像が立って居ました。
四方以外に干支も書いてあります。
奥の石像には風の神と彫ってありました。
展望はほぼ皆無。唯一木々の隙間から見えたのは波勝岬はがちみさきのとんがった姿と、宇留井うるい島でした。
本道に戻って先に進みます。
落石と思われる石を眺めながら進むと
少し開けた場所にでました。
ここからようやく山道っぽくなります。
二十六夜山に向かってそうな左側の獣道をスルーして、道標の通りに右へ降りていきます。
木の階段が設置されていますが、結構な長さを降りることになるので足元注意です。
下まで降り切ったら、橋を渡り
小さな沢を渡渉して
海の見える方向へ進んでいくと
パッと明るくなって海が見えてきました。
そのまま、海沿いを進んでいきます。
少し振り返ると手前に、ガクアジサイの群生地の先に、柱状節理が特徴的な岩島が見えました。
多分これが、京の字島ってやつですね。南伊豆町HPのガイドマップによると、源頼朝がこの岩島の上によじ登って、京を懐かしみながら矢で文字を書いたんだそうで、それが名前の由来なんだとか。ほんとにこんなのに登ったのかな。坂東武者やっぱつえーわー。
浜に降りられる分岐もあったのですが、草木が邪魔で諦めました。
引き続き海蔵の山道を登ります。
案内板が立っているあたりで再度振り向いてみると
多分、先ほどの分岐から降下できたんだろう浜辺が見えました。
進行方向に体を戻して、階段を登ります。
さらに木の階段を登っていくと
警告板が立っている展望台に到着です。
名前も知らない岬から、
波勝岬まで、ぐるりと眺めることができました。
ベンチもあって休憩には良い場所でしたが、大して歩いていないので、休まずに先に進むことにしました。
山道に戻り進みます。
そして、またベンチがありました。南伊豆鋪道は、定期的にベンチが設置されているみたいで、歩行者に優しい遊歩道のようです。
徐々に森の中に分け入っていく感じに歩きます。
ところどころ火山岩が落ちて居て、伊豆を歩いていることを思い出させてくれます。
この道標を境に、ジャングル景観コースに入っていきます。
苔むす水たまりや
シダの葉が生い茂る中を進んでいきます。
樹皮が剥がれてしまった木々が至るところにありました。潮風にやられたのか、小動物にガリガリされたのか。どっちにしろ、痛々しい見た目です。
しばらく平地の中を進んだところで、急坂が見えてきました。
まだまだ、体力に余裕があるのでガシガシ登ります。
シダの群生地に到着です。
シダの歯を掻き分けて登っていくと
ベンチと案内板が立って居ました。
ジャングル景観コースはここまでのようで、あとは吉田の集落まで降り一辺倒に降っていきます。
木々が生い茂って薄暗い中を降っていくと
徐々に足元が石ころだらけになって
火山岩の転がる広場につきました。このあたりも石丁場だったのかもしれませんんえ。藩主の印が彫られた岩は無かったので違うのかな。
さらに降っていくと、だんだんと足元がぬかるんで滑りやすくなってきました。
そして、気がつくと小さな沢っぽい道を降ることとなり
滑りやすい石組みの坂道を降っていくと
いきなり車道が見えてきて
吉田の集落に到着です。
思ったよりも民家の多い集落です。
大きな案内板が立って居ました。
野生動物に注意だそうです。伊豆には熊は生息していないという話なので、猪とか鹿とかなのかな。
さらに海岸に向かって進みます。分岐を左へ
もうひとつ左へ
草原の脇を進んでいくと
白鳥神社に到着です。
本殿に寄り道してご挨拶していきます。
なぜか、穴の空いた柄杓がいっぱいぶら下がってました。南伊豆町HPの白鳥神社の解説ページには、「ここでは、安産をお祈りするとき、夫婦で「おみくじ」を引き、ぶじに安産を終えた夫婦は小穴を開いた、ひしゃくと麻ひもを持ってお宮にお礼のお参りをするといった、いっぷう変わったならわしがあります。」と書いてありました。
入口に戻ると、枝の曲がり具合が一際目につく巨樹が立ってました。
正面にまわると「白鳥神社の大ビャクシン」と立札がありました。なんでも樹齢800年のご老体なんだそうです。樹齢1,000年まで元気に立って居て欲しいものです。
おじいちゃんなビャクシンを後にして、吉田の浜へ向かいます。
浜に到着しました。これで全行程の半分といったところでしょうか。左側にチラッと見えている急峻な海岸線にちょっとビビりながら後半戦もモリモリ歩くことにします。

吉田の浜〜富戸の浜

「吉田の浜」からは、少し長い登り坂を進みます。

しばらく登ると、西側の開けた展望抜群のトラバース道に到着します。

ここからは、海を眺めながらの散策を楽しめますが、西側は断崖絶壁なので近づきすぎて落ちないようくれぐれも注意してください。

そうこうしているうちに、正面に三ツ石岬の急峻な海岸線が見えてきて、徐々に「富戸の浜」へ降下する降り坂に入っていきます。

本来であれば、木の階段が設置されて降りやすい坂なのでしょう。

しかし、夏場は草が生い茂って足場を隠してしまい、逆に歩きづらい状況になっていましたので、足元を探りながら慎重に降ってください。

「富戸の浜」はゴミの山が気になるものの、長い時間放置されているからか臭いは全くしません。

位置的にも吉田と入間のほぼ中間地点ということもあって、休憩するには良い場所ではあります。

なるべくゴミから遠くなるよう、浜に近い乾いた大石に腰掛けて、太平洋を眺めながら一息入れると良いでしょう。

ギャラリー

吉田の浜を後にして、次の目的地、富戸の浜へ向かいます。
まずは、急登を登ります。
ガイドロープが垂れていますが、特になくても登れます。
登り一辺倒に登っていくと、パッと目の前の視界が開けて、これから進む南面の海岸線がみえてきました。
めちゃめちゃテンション上がる景色の中、るんるんで登っていきます。
ここからの道は、視界の開けた場所と林間の暗い場所を交互に進んでいくことになります。
相変わらず、定期的にベンチが置いてあるのが優しい仕様ですね。
そして、晴れた気持ち良い道を進んだかと思えば
鬱蒼とした木々の中を潜るように進みます。
ちょっと横っちょの高さが気になる道になってきたところで
海への展望が広がります。
振り返ると、吉田の浜が遠くに見えました。
さらに登っていくと
見晴らしの良い高台に到着しました。
見下ろすとちょっと腰が引ける高さがありますが、写真じゃわかんないかな。
海を眺めて一息入れたら、富戸の浜へ向かって降下していきます。
ここまで、結構な区間を藪漕ぎ状態で進んできたのですが、さらに草花が生い茂ってきました。
なんかもう、道が見えません。
足元映すとこんな感じです。ほぼ腰の高さまで葉っぱで埋まったまま、降りていきます。
足元の丸太の階段に滑りながらも、ようやく富戸の浜に到着です。
やったーと思いきや、浜辺に流れ着いたゴミの山に凹みます。
反対側にも大型のゴミが散乱していました。切ないですね。

富戸の浜〜入間千畳敷

「富戸の浜」で一息入れたら、入間へ向かっての登り返しを登っていきます。

途中に小さな茅の原っぱがあるのですが、そこから振り向いたときに見える「吉田の浜」までの海岸線が絶景なので見落とすことなくご注意ください。

登り坂を登り切ったら、一気に降りに転じます。

ここからもなかなかに長い降り坂になるので、膝に負担がこないようゆっくり降りていくようにしてください。

降り坂を降り切れば、千畳敷入口の案内板が立って居ます。

ここから、ラストワンマイル、10分ほど降ると「入間千畳敷」に到着です。

到着して直ぐに、海岸まで降りられる階段がありますが、波飛沫を浴びるほど海の近くまで降りられます。

海が荒れているようだと波に攫われる危険があるので、海の状態を確認してから降りるようにしてください。

階段を通過すると広大な石畳の広がる空間に飛び出ます。

奥まで進むことで、三ツ石岬の聳り立つ岩礁を目の前に見上げることができるようなので、是非、眺められる距離まで進んでみてくださいね。

ギャラリー

ゴミに囲まれつつも、一息入れて反対側の高台に向かいます。
その前に、穴ボコのいっぱいあいた岩が気になったのでちょっと近寄ってみます。
これも溶岩が固まった岩なんでしょうか。穴ボコがいっぱい空いてます。
でっかい軽石みたい。
岩を眺めているのにも飽きてきたところで、改めて、入間へ向かってレディーゴーです。
こんな道標を横目に登っていきます。
短いながらも、かなりの勾配で息が上がりますが気合いで登ります。
この辺りも、草をかき分けかき分け進みます。
木の柵と葉っぱに挟まれたちょー狭い道をすり抜けていきます。
見晴らしの良い茅の原に出ました。
南面をみると、グワっと広がる太平洋が見えます。
西面もどこまでも続く水平線がグワっと見えてます。グワっとです。
北面には、いまさっきまで滞在していた富戸の浜から、だいぶ遠くなった吉田の浜までの海岸線を眺めることができました。
しばらく眺めの良い原っぱを通過したら、また林の中に入ってきます。
若干、傾斜の緩くなった坂道を登ります。
ベンチが見えたらUターンするように反対側へ
少しだけ降ったら
展望台っぽい場所に到着しました。
太平洋を眺めると、ちょっと水平線が丸い感じ。気のせいかな。
吉田の浜方面の眺めは、これが最後です。再訪もおそらく先になりそうなので、しっかり目に焼き付けておきます。
しっかりと眺めので、あとは、どんどん降りていきます。
降って
降って
石がゴロゴロの道も降って
橋を渡って、さらに降ると
千畳敷入口に到着しました。あんまり時間ありませんでしたが、せっかくなので、千畳敷に寄り道していきます。
鋪道を進んでいくと
アジサイの道が見えてきました。
都内ではもう枯れ始めてしまったアジサイも、南伊豆だとまだ満開を少し過ぎたぐらい。
全然、見応え十分です。
アジサイを愛でながら進んでいくと、海岸線に下っていく坂道に入ります。
対岸の海岸線をチラチラしながら九十九折に降りていくと
地層がくっきりな海岸線に降りてこれました。
さらに、海抜0mに近づくべく、階段を降ります。
目線に海面が見えるところまで降りてきました。波飛沫がかかって気持ち良いです。
もう少し沖まで歩けそうでしたが、波が大きくなってきたので戻って千畳敷の真ん中へ向かいます。
真ん中よりもかなり手前ですが、時間がおしているので、ここまでにして入間へ向かうことにします。
去り際に、パパッと撮影していきます。
対岸の岩礁に
入間港が見えました。今度はあそこまで進むわけですね。目算で徒歩30分といったところでしょうか。
足元の石畳はこんな感じにデコボコと削られていました。
これは自然に落ちてきた大岩かな。
こっちは、人工的に削り取られた岩かな。色々撮ってたら、さらに時間がなくなってしまったので、急いで出発します。

入間千畳敷〜入間〜東海バス「入間口停留所」

「入間千畳敷」での観光に満足したら、来た道を戻って入間まで進みます。

林道を進んでいくと、途中から海岸線を直通する山道入る分岐が見えてくるのでそちらに入るルートのはずなのですが、なぜか見落としてしまい、そのまま林道を突っ切る形になりました。

20分ほど降っていくと入間港の見える駐車場に到着、駐車場を横切ることで、公衆トイレとその前に「入間停留所」を見つけることができました。

本来であればここでゴールだったのですが、思いの外早く降ってこれたので、ひと停留所先の「入間口停留所」まで歩いてしまうことにしました。

ただ、「入間口停留所」に来たバスは、一旦、「入間停留所」に立ち寄ってから下賀茂へ向かうルートになっていたので、素直に「入間停留所」で待っていれば無駄に歩かなくてもよかったかもしれません。

次回は、素直に入間港で待つことにします。

ギャラリー

まずは、千畳敷入口まで戻ります。
戻りながら、対岸の岩礁を眺めます。
荒々しい岩場が続いてます。
ぽこんとした君掛根。この子はちょっと可愛い感じ。
チラチラ見ながらだったので、ちょっと時間かかりましたが千畳敷入口まで戻ってきました。
ここからは鋪道を進みます。
ガクアジサイがところどころに残っている道を進みます。
ちょっと色褪せてきましたが、まだまだ見頃のガクアジサイ。
もう少しだけ楽しめそうですね。
タラタラと鋪道を降っていくと
車両止めと思われる鉄棒が通せんぼして居ました。横からすり抜けます。
そうして、入間の集落に近づいてきました。
さらに進んでいくと
崩落寸前の家屋見えてきました。
遠くの港がゴール地点の入間湾でしょうか。
海へ向かって進んでいくと
広い駐車場に到着
駐車場からは、入間の砂浜を一望できました。
砂浜の奥は漁港のようで
釣船がいっぱい停泊していました。
駐車場を突き抜けるとおトイレがあって
その目の前に「入間停留所」がありました。
バスの時間をみると30分ほど余裕があったので、次の停留所まで歩くことにしました。集落の中を一本道に進みます。
20分ほど歩いていくと大通りにぶつかって右折してすぐに
「入間口停留所」がありました。
しばらく待機していると、下賀茂行きのバスが回ってきたので乗車します。
下賀茂停留所に着いたら手前の待合所で下田行きのバスを待ちます。
ここで20分ほどぼんやりしていると
下田駅行きのバスが入ってきたので、こちらに乗車して下田駅まで戻ります。
下田駅到着です。18時を回ってしまったので、駅前のお店は軒並みおしまいでした。

おまけ

今回は、滝のような汗をかいてしまったので、シャワーだけでも浴びたいと思い、下田駅から徒歩12分の昭和湯という温泉施設に立ち寄りました。

本当は、もう少し近い位置にあったいづみ荘に向かったのですが、フロントで呼び鈴を鳴らし、その後に三度声を張り上げたのですがスタッフが出てくる気配がなかったため、仕方なく少し遠いこちらの施設を使わせてもらうこととしました。

仕組みは銭湯形式で、男湯と女湯の間に座る番頭さんに前金を支払うかたちで、大人一人450円、石鹸が30円でシャンプーが40円といったところでした。

貸しタオルなどは置いて居ないようでしたので、立ち寄るときには一式持って行ったほうがよさそうです。

4人はいれば満員な内風呂ひとつに洗い場が6つほどの銭湯としてみたら一般的な広さでしたが、シャワー施設が無く、その点は不便に感じましたが、ワンコイン以下で温泉に入れるなら良しといったところでしょうか。

少し駅から遠いですが、歩けない距離では無いので界隈に来たときには、また使わせてもらうかと思います。

ギャラリー

まずは、いづみ荘へ向かいます。踏切を渡る時にちょうど日が暮れるタイミングで、空が赤く燃えていました。東方じゃないのが実に惜しいです。
そういえば、西伊豆の海岸線は、日本一夕暮れが綺麗な場所なんだそうですね。一度、お泊まりで訪れたいものです。
線路も赤くなってますね。いい感じ。いい感じ。
そうして、いづみ荘に着いたものの、フロントから人が出てくる気配がなかったので、諦めて別のお風呂に向かうことにしました。
日の落ちた港を横切って10分ほど進むと
日帰り温泉施設の昭和湯がありました。今回はこちらで、汗を流していくことにしました。素朴なお風呂でよかったです。
帰り道で見上げた寝姿山。夜風が涼しく、お風呂上がりに気持ちの良いお散歩になりました。
下田駅からは、始発の伊豆急線で帰路につきました。家に着いたら久しぶりの午前様で疲れちゃいましたが、無事に帰れてよかったです。お疲れ様でした。

まとめ

南伊豆歩道を妻良から入間まで歩いた時の様子でした。

正直、行く前はあまり期待して居なかったのですが、わたし好みの探索行を楽しむことができました。

特に、吉田から入間までの断崖絶壁のトラバース道や、草をかき分け、かき分け降った富戸の浜は秘境感ばっちりで、一発でお気に入りの遊歩道となりました。

虫や爬虫類が苦手じゃなければ、むしろ夏の時期にこそ訪れて欲しいルートかもしれません。

気になりましたら、是非、一度足を運んでみてくださいね。

それでは、ここまでお読みくださり、ありがとうございます。

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