山行の記録|村山口登山道を使って水ヶ塚から宝永山まで歩いてみました

山行

富士山登山道に、村山口登山道というのがあります。

平安時代に主要な登山道として機能していましたが、一度、江戸時代に衰退し、平成に入り地元有志により再度歩けるように整備された破線ルートです。

今回は、その極一部だけを切り取って、水ヶ塚公園から宝永山まで歩いてきてみました。

もし、今夏富士山登頂を目指しているようだったらシーズン前の足慣らしに向いているルートかと思います。

是非、最後まで読んで行ってくださいね。

基本情報

まずは、今回の山行についての基本情報です。

山行の基本情報

日付:2022/5/28

天候:曇りのち晴れ

エリア:富士山エリア

コース概要:富士急バス「水ヶ塚公園停留所」〜村山登山道〜富士宮六合目「宝永山荘」〜宝永第一火口〜宝永山〜馬の背〜大砂走り〜富士急バス「御殿場五合目停留所」

難易度:体力☆☆、技術☆、危険☆

交通機関:

(往)JR東海道線「三島駅」から富士急バスで、「水ヶ塚公園停留所」へ

(帰)「御殿場五合目停留所」から富士急バスで、JR御殿場線「御殿場駅」へ

概要

村山口登山道(むらやまくちとざんどう)

「村山口登山道」は、静岡県富士宮市にある「村山浅間神社」を起点とした富士山登山ルートの一つです。

富士宮六合目までは、独自のルートを進み、六合目からは富士宮ルートを山頂まで登る流れとなります。

ただし、このルートはいわゆる破線ルートと呼ばれるバリエーションルートで正規ルートではありません。

とても整備されてはいますが、道迷いの可能性もありますので、十分に下調べを行った上で、GPS地図アプリなども準備の上で望むのが良いでしょう。

「村山口登山道」の歴史は古く、平安時代末期にまで遡ります。

それまで、富士山信仰というのは「遥拝(ようはい)」という、遠くより富士山を拝する形が主流でした。

これは、富士山の火山活動が活発で、おいそれとは近寄れなかったためと言われています。

平安時代末期に入り、富士山の火山活動が治まってくると、最初は修験僧の間で「登拝(とはい)」と呼ばれる、富士山に登り修行をしながら拝するという行為に変わっていきます。

そのような中で、富士山に数百回登頂し、山頂に大日堂という信仰施設を建てたといわれている「末代上人」という修行僧が、「村山浅間神社」の前身となる「冨士山興法寺」を、村山に建てて修行場としたことが「村山口登山道」のはしりと言われています。

その後、上方(京都、大阪)から流れてくる一般登拝者の登山口として発展しましたが、江戸時代の富士講ブームにより吉田口に登拝者の大部分が流れてしまい、宝永4年(1707年)の宝永大噴火により登山道に壊滅的なダメージを受け、その後、衰退の途を辿ることになります。

決定打は、明治時代の廃仏毀釈で「冨士山興法寺」が廃されて「村山浅間神社」となりましたが、これをきっかけに「村山口登山道」を利用する人は居なくなり、荒廃することとなりました。

平成に入り、「村山口登山道」を復活させようと地元有志による「富士山村山口登山道保存会」が作られ、整備が進んだことで一般登山者も歩くことができるよう復活し、現在に至っています。

関連リンク

富士宮市公式HPに、村山口登山道や村山浅間神社について書かれています。もっと詳しいことが知りたいようでしたらこちらを参考にしてみてください。

また、カラー地図の掲載されたガイドブックも発売されています。

Amazon Kindle unlimitedの読み放題対象書籍なので、同契約残っているようだったら、さっと眺めてみるとイメージがつきやすいでしょう。

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ギャラリー

村山登山道への入り口は、手作り感溢れるきの案内板から始まります。
道中前半部は、苔むした雰囲気の良い林の中を進みます。
目印もいっぱいありますが、あくまでもバリエーションルートなので慎重に。
道中を塞ぐ倒木は、すでに切り取られているものが多いです。
高度が上がってくると、涸れた沢を渡る部分も出てきます。
こんな狭い急坂を登るような箇所もあるので、簡単とは言い切れませんが、歩行不能な箇所は無かったので難易度はそれほど高くはなさそうです。
六合目直下までくると、ようやく富士山らしい展望を拝めるようになってきます。
六合目到着です。ここから富士宮口ルートに合流して山頂を目指すことになりますが、今回の記録ではこの六合目から、宝永山に向かうこととなります。

宝永山(ほうえいさん)

宝永山は、宝永4年(1707年)の宝永大噴火により出来上がった富士山最大の側火山です。

富士山を南側から眺めると、山腹に見える巨大な穴がそれに当たります。

宝永山山頂へ至る道は、次の3つがあります。

  • 富士宮口六合目より続く「宝永遊歩道」を辿る
  • 御殿場口降り六合目より「馬の背」経由で稜線を辿る
  • 水ヶ塚公園より須山登山道を辿る

一番難易度が低いのは「富士宮口六合目より続く宝永遊歩道を辿る」ルートで、標準タイム1時間20分で山頂に到着できます。

道中は、スコリアと呼ばれる軽石状の火山噴火物が降り積もった道を辿ることになるため、相応の体力が必要です。

歩いてみるとわかりますが、砂浜を歩くようにズブズブと足を取られて思うように進みません。特に、登り坂は足を踏み締める度にズルズルと足が後退してしまい、思いのほか消耗することでしょう。

そして、火口という地形的に不安定な場所を通過するということで、落石のリスクが伴います。

過去にも、人よりも大きな火山岩が至近を通過して転がり落ちていったという事例も多数ありますので、周囲の音に気を配りながら通過する必要もあるでしょう。

また、稜線上は突風も気をつけないといけません。

富士山は周りを遮るもののない独立峰なため、海から噴き上がってくる風や山頂から降ってくる風をモロに受けます。

物理的に体を流されないよう防風姿勢を取ったり、体温維持のため防風着を羽織ったりといった対策も必要となる場合があります。

それでも、山頂からの眺めは格別で、聳え立つ富士山頂上は元より、下界に広がる山中湖や箱根の様子。愛鷹の山々とその奥に見える伊豆半島や駿河湾沿岸の様子など、いつまで診ていても飽きません。

富士山登頂のリハーサルとして登ってみると、意外な満足感や、手応えを感じることができるでしょう。おすすめです。

ギャラリー

富士宮口六合目からの分岐です。ここを真っ直ぐ進むと、宝永遊歩道となります。
宝永第一火口縁からの眺め。ほかではあまり見ることのない奇景ですよね。
第一火口の底です。自分より大きい火山岩が転がっていてちょっと怖い場所です。
宝永山山頂碑は、大きな方位板の役割も担っているようです。これも他ではあまり見かけない形ですね。

今回の山行上でのポイント

地図上の位置と標高

まずは、今回の山行で歩いた場所について、地図上の位置、標高を示します。

また、「Download file」のリンクからGPXデータとしてダウンロードできます。

ご自由にご活用ください。

合計距離: 17428 m
最高点の標高: 2711 m
最低点の標高: 1352 m
累積標高(上り): 1815 m
累積標高(下り): -1823 m
総所要時間: 07:07:53
Download file: climbing-record-20220528.gpx

歩いた軌跡

続いては、GPSデータを元にした軌跡です。

市販の地図

今回の山行ルートが掲載されている市販の地図も載せておきます。

本来であれば、国土交通省国土地理院のサイトから2万5千分の1地形図を購入、印刷して持参するのが正しい在り方ですが、毎回それだと面倒なので、紙面の地図は5万分1の市販地図をザックに入れて持って行くことにしています。

わたしの山行でのメイン地図はGPSアプリに移っており、紙面地図は予備扱いなため、今のところこの運用で困った事態には陥っていません。

ただ、読図の勉強をちゃんとしたい場合は、2万5千分の1地形図を購入した方が良いです。

5万分の1の等高線は荒すぎて地形把握には、ほぼ役に立たないのでご注意くださいね。

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おすすめ展望ポイント

今回の山行ルート上の展望ポイントは、次の通りです。

展望の楽しめたポイント
  • 富士宮口六合目の宝永山荘前
  • 宝永第一火口縁
  • 宝永山山頂
  • 馬の背
  • 大砂走り

富士宮口六合目の宝永山荘前

今回の山行ルート上の展望ポイントの一つ目は「富士宮口六合目の宝永山荘前」です。

六合目と聞くと「なんだ、まだ道半ばじゃん」というイメージですが、標高だけ見れば2,400mに達します。

この標高を持つ山は、ここから見える関東や伊豆にはありません。

全て、眼下に広がることになります。

展望が良くなるのは当たり前ですね。

具体的に見えるものを挙げていくと、正面となる南方面には、愛鷹山塊や西伊豆の山並みや海岸線。

右に目を向けると西方面に、駿河湾の湾岸線と富士・富士宮の街並み。

左に目を向けると東方面に、箱根山とその外輪山。足元には御殿場の街並みを楽しむことができます。

シーズンオフということで、ベンチの類は取り除かれていますが、眺めには変わりありません。

暫し、佇んで下界の様子を楽しむと良いでしょう。

ギャラリー

富士宮六合目「宝永山荘」です。オフシーズンなので戸締りしっかりですが、目の前の景色はすでにシーズン真っ盛りといったところです。
くっきりはっきりとはいきませんでしたが、東から西へ見ていきます。まずは東側、富士山山腹スレスレに箱根の山々が見えます。足元は御殿場の街並みですね。
正面南側です。ど真ん中に特徴的な愛鷹山塊が見えます。その奥に微かですが西伊豆が見えてます。いや、iPhoneのカメラだとダメかな。肉眼だとうっすら見えてたのですが残念ですね。
こちらが西側です。駿河湾の海岸線と富士市や富士宮市の街並みが見えます。眺めを見てたら開山が待ち遠しくなってきました。
宝永第一火口縁

今回の山行ルート上の展望ポイントの二つ目は「宝永第一火口縁」です。

個人的に、宝永第一火口から宝永山の稜線を眺めるには、ここが一番のビュースポットだと思っています。

赤茶けて歪んだ山肌が、宝永火山の規模の大きさを想像させてくれます。

盛り上がった山頂や、山頂直下に見える赤岩なんかを見ているとスケール感がバグってくるのも面白い現象です。

第一火口まで進んでしまうと全体像が見えづらくなるので、宝永山登山の記念写真を撮るならここがおすすめです。

なお、この赤岩ですが、以前は地中深くに埋もれた古い山体の一部が宝永の大噴火によって剥き出しになった説が有力だったのですが、2018年の台風で色々吹き飛ばされて隠れていた地表の状態がわかった結果、ただ噴火に焼かれて変色しただけの地表だったのがわかったみたいです。古い山体とかロマンを感じてたのですが、ちょっと残念です。

ギャラリー

宝永第一火口縁です。宝永火口を眺めるならここからです。
こんな感じに一望できます。どこの誰かは知らないけれど、火星みたいと言っていたのを聞いたことがあります。わたしは、火星には降り立ったことが無いのでわからないですが、こんな感じなんでしょうかね。いずれにしても、国内屈指の奇景だとは思います。
火口の外側も良い眺めです。
滞在していた女の子グループが焼肉しようと盛り上がってました。なんで焼肉なのかは謎でしたが、確かに、ここで焼肉パーティーしたら最高かもしれませんね。あ、溶岩焼きってことか。違うかな。やっぱり良くわかんないや。
宝永山山頂

今回の山行ルート上の展望ポイントの三つ目は「宝永山山頂」です。

ここからは、とても大きな富士山山頂を眺めることができます。

それだけだと、富士山山中のビュースポットと大差無いのですが、ここから宝永第一火口の上部縁に生成された十二薬師岩と呼ばれるウネウネ脈打つ細かい岩の筋を見ることができます。

マグマが地表の弱い場所を上ってきて滲み出てきてできた跡なのだとか。

なるほど、良くわからないですね。

良くわからないですが、他では見ることのない奇景であることに変わりないので、山頂を見上げた時に一緒に目を細めながら確認してみてくださいね。

ギャラリー

宝永山山頂からの富士山です。かなり近くて迫力満点です。
この大きな方位板が山頂碑を兼ねていて、真ん中に山頂であることが書いてあります。
富士山山頂方面をズームで見ると、火口の上縁に走る細い岩壁が見えます。十二薬師岩と呼ばれる奇岩達です。
眼下に目を向けると、こちらも絶景です。この日はちょっと雲が掛かってしまい、イマイチでしたが、それでも気持ち良い眺めになりました。ざっと見ていきます。こっちが西方面です。駿河湾の眺めが印象的な方面です。
正面となる南側です。ここからは箱根山がちょうど南に位置するみたいですね。
南東方面です。多分、雲が晴れたら関東平野まで見渡せたはず。
こちらは東方面。ここも雲が晴れたら、ひん曲がった山中湖が見えていたはずです。晴天の時にリベンジしたいものです。
そして、真下には双子山が見えました。
馬の背

今回の山行ルート上の展望ポイントの四つ目は「馬の背」です。

この場所から見上げる富士山山頂もなかなか秀逸です。

宝永山山頂よりも近い位置となるので、より圧巻の大きさを感じることができます。

山頂へ向かうプリンスルートと合わせて見上げて楽しんでください。

ギャラリー

馬の背からの富士山山頂です。宝永山山頂から見るより至近になって、更にゴツゴツした感じが出てきましたね。大迫力です。
ここからは、外側の山肌を大砂走りに沿って眺めるのがおすすめです。
広大な砂地に薄く走る登山道を目で追うのが楽しいんです。
良い塩梅に雲が晴れて、山中湖が見えてきました。
目印のポールが下まで続いているのが見えます。
この高さまでくると、雲が自分の目線より下なんですよね。良い眺めです。
大砂走り

今回の山行ルート上の展望ポイントの最後は「大砂走り」です。

ここは駆け降りる爽快感を楽しむ場所ではありますが、あえて立ち止まって周囲を見回してみて欲しいです。

山頂から裾野まで広がるスコリアの砂丘は、眩暈がする広大さです。

雲の影が作るマダラ模様もとても綺麗で、長い間眺めていても飽きることはないでしょう。

こういう場所に佇んでいると、普段、色々悩んでいることが、どうでも良い瑣末なことに感じてくるから面白いものです。

悩んだら、誰も居ない大砂走りを大声で歌でも歌いながら降ってみてください。

それだけで、大概の悩みは晴れてくれるのでは無いでしょうか。

ギャラリー

大砂走りの途中で立ち止まってみました。御殿場五合目まで続いていくポール達を眺めているのがとても良いんです。ちょっとマニアックですみません。
横っちょには、双子山も見えます。宝永山山頂で見るよりも大分近い感じです。
反対の横っちょには、バナナみたいな山中湖が見えます。この日、杓子岳や石割山に登った人は、わたしのことを見ているんだろうなー。(自信過剰)
正面を2倍ズームにしてみました。このどこまでも続いていく道程が堪らないです。ホント良いですよね。

注意した方が良さそうな区間

今回の山行ルート上で、注意したほうがよさそうな区間は、次の通りです。

注意した方が良さそうな区間
  • 宝永第一火口から山頂へ登る区間
  • 宝永山山頂から馬の背までの稜線の区間
宝永第一火口から山頂へ登る区間

今回の山行ルート上で、注意した方がよさそうな区間の一つ目は「宝永第一火口から山頂へ登る区間」です。

この場所は地場が不安定で、毎年、無数の落石が発生しています。

人よりも大きな火山岩が転がり落ちてくることもあるようで、常に周囲の音には敏感になっておいた方が良さそうです。

また、スコリアが厚く積もった道はとても歩きづらく体力の消耗も激しいので、焦らずに一歩ずつ小股に進んでいくと良いでしょう。

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こんなザレザレな坂道を登っていく訳ですが
すぐ隣は火口。岩だらけの急斜面なので、いつ巨岩が転がり落ちてきてもおかしくない場所です。
火口の底を見ると、落ちてきたであろう大小たくさんの岩が転がってました。通過の際は、カラカラという周囲の音にも意識を向けておいてくださいね。
宝永山山頂から馬の背までの稜線の区間

今回の山行ルート上で、注意した方がよさそうな区間の二つ目は「宝永山山頂から馬の背までの稜線の区間」です。

ここは、気流の通り道なんでしょう。訪れる度に、強風に晒されています。

特に北から南へ火口に落ちて流れる風が強くて、たまに横からの突風に体が流されることがありました。

体温を奪われるスピードも速いので、可能なら火口底に居る段階で防風着を着ておいた方が良いかもしれません。

風が強いその場所で防風着を羽織ろうとすると、風に飛ばされるリスクがあります

現地で羽織ろうとして飛ばされたら、取り戻すことはまず無理かと思います。

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宝永山山頂は、こんな感じに周囲に遮るもののない空間です。火口で気流が乱れるのでしょう。四方から強風が吹いてきます。眺めはとても良いのですが、長期に停滞していると急激に体温を奪われるのでご注意ください。
馬の背に向けての稜線です。距離はとても短いですが、雲の通り道になっているので、冷たい強風がひっきりなしに吹いてきます。たまに、体を流されるほどの突風が吹くので注意ですね。この日はザック背負って60kgぐらいの重さになっていたのですが、一瞬体を持っていかれたので、なかなかに手強いと思って間違い無いです。

今回の山行での服装

今回の山行では、次のような服装の組み合わせを持参していきました。

同じ時期に赴かれるときの参考にして見てください。

  • ベースレイヤー:半袖Tシャツ
  • ミドルレイヤー:薄手の長袖Tシャツ
  • アウター:ソフトシェル、レインウェア
  • ボトムス:薄手の長ズボン、厚手のソックス
  • その他:手ぬぐい、ネックゲーター、薄手の手袋

今回より、薄手フリースを外した夏装備に変更です。

行動着は、半袖Tシャツでの活動となりました。

この日は、予報通りの夏日で半袖Tシャツでも汗が滲む日となりました。

しかし、宝永山山頂の強風は相変わらずで、ここだけ防風のためにソフトシェルを羽織って凌ぐこととなりました。

交通機関での移動中も、半袖Tシャツが快適で洗濯物が少なくて済みました。

以下の記事にわたしが里山登山に使っているウェアの具体的な品名や組み合わせについてまとめていますので、詳細知りたいようでしたら合わせて読んでみてください。

あなたが、同じ時期の同じ界隈に赴くときの参考になれば幸いです。

山行の記録

ここからは、今回の山行について述べていきます。

アプローチ

今回は、一旦「水ヶ塚公園」まで登ってから富士スカイラインを降って、村山道登山口から登山道に入るルートとしました。

「村山口登山道」を歩くというなら、「村山浅間神社」からスタートするのが筋ではあるのですが、公共交通機関でのアクセスが容易では無いようなので、アクセスしやすそうなところから数回に分けて歩いてみる事にしました。

そのような訳で、「東京駅」からは東海道線で「三島駅」へ向かい、「水ヶ塚公園」行きのバスで移動しました。

今回は上記のルートで向かいました。

途中に立ち寄れるおトイレは「三島駅」南口改札手前と、南口を出てすぐを右折した先にあります。

「水ヶ塚公園」にも複数ありますが、バスの乗車時間が1時間ほどあるので、三島駅で済ませておいた方が安心です。

身支度は「水ヶ塚公園」内の数あるベンチのいずれかをお借りすると捗るでしょう。

諸々準備ができたら、富士スカイラインを「富士宮口五合目」方面へ降っていきます。

関連リンク

今回移動に利用した、富士急バスの公式HPを載せておきます。バスの発着時間、運行状況のチェックにお役立てください。

https://bus.fujikyu.co.jp/

ギャラリー

東京駅からは、東海道線沼津行き始発で向かいます。
見上げると夏日を匂わせる空模様です。暑くなりそうです。
目的地の三島駅は、ホーム階段が後ろ寄りにあるので、最後尾車両に乗り込むと降りてからが楽になります。
三島駅に到着です。この日はお天気良い予報だったからか、プチラッシュでした。
南口に向かう階段もごった返してます。
改札前のお手洗い。おトイレは入れる時に入っておきましょうね。
東京からSuicaで入ると自動改札通れません。JR東日本、JR東海で管轄を跨いでの精算は有人改札となりますのでご注意くださいね。
南口改札を出たら真っ直ぐに進みます。今日も河口湖行きの高速バス「ラブライブ号」(勝手に命名)は大盛況でした。
水ヶ塚公園行きは、ラブライブ号の後に出るので、遠巻きにしてバスを待ちます。
バスに乗って水ヶ塚公園へ。富士山は残念ながら雲の中かとぼんやり車窓を眺めていたら、登山者と思しき人々が、車中でおにぎりモリモリ食べつつ談笑していて、地元のお母さんに「車内での飲食、会話は控えてください」と嗜められてました。わたしも最近バスの車内でおにぎり食べたことがあったのでちょっと耳が痛かったです。自戒。自戒。
水ヶ塚公園に到着です。今日はお天気が良いとの予報だったので、沢山車やバイクが停まってました。
ただし、富士山山頂は雲の中。来た人たちは、ちょっと残念だったかもしれません。
気を取り直しておトイレへ。ここのおトイレは、バスを降りて反対側にあります。
おトイレも済ませたので、早速出発です。富士宮五合目方向に進んでいきます。

富士急バス「水ヶ塚公園停留所」〜村山登山道

富士スカイラインを「富士宮口五合目」のある西方向へ進んでいきます。

車道歩きとなるので、追い越していく車両やバイクには気をつけて進んでください。

まだ、夏季登山バスが運行していないのでバスの往来はありませんが、運送トラックや工事用車両などの大型車両も頻繁に行き来するので、後ろからのエンジン音には注意しておいた方が良いです。

暫く進むと、富士市に入る案内が出てきて、更に進むと富士宮口への分岐点に到着します。

ここまでで、車道歩きの半分を消化した事になります。

あと半分は分岐も無く降っていく事になります。

30分ほど進んでいくと、対向車線右側の道外に目印の白いリボンがぶら下がっている場所が見つかるはずです。

そこが「村山道」への入り口となります。

目の前までいくと「村山道」と書いてある案内板が立っているので、それを目印にすると間違いないはずです。

ここから、ようやく登山道に入ることとなります。

ギャラリー

富士スカイラインに出て、水ヶ塚公園を振り返ります。
ツツジがまだ咲いていました。
でも、時期は過ぎてました
アゼビもまだ咲いてました
こっちは見頃みたいでした。
富士宮五合目方面へ進みます。
山のエチケット。よく読んで、よく守りましょう。
のこのこ歩いていくと、土嚢が散乱している場所がありました。なんでしょう。水の通り道だったのかしらね。
足元には小さな花たちも満開でした。
春ですねー。
富士市に突入です。富士宮口なんだけれど、富士市なんです。ごっちゃになりそうです。
野生動物注意の看板がウサギでした。シカとかクマの絵はよく見かけますが、ウサギの絵は初めてかも。
対向車線側に「ガラン沢」なる案内が出てました。ここから入れるのかな。道なさそうに見えたんですが、どうなんでしょうね。
暫く進むと、車道歩き中間地点の富士宮五合目への分岐地点に到着しました。バイクが何台も上に向かって上がっていきましたが、今回はまっすぐ進みます。
ここから五合目まで13kmもあるんですね。流石、一番標高の高い富士登山口のことはあります。
車道の真ん中にもツツジっぽいのが咲いてました。
こっちは、いい塩梅に見頃でした。
謎の雨量計測器が置いてありました。台風来たら一発で流されそう。暫定物なのかな。
こういう宣言、大事ですね。
更に車道を進みます。
今度は不動沢という案内が出てました。こっちは更に入って行け無さそうに見えます。どういう意味の案内なんだろうか。
西臼塚駐車場まであと2kmまで来ました。そろそろ「村山登山道」の入り口が見えてくるはずです。
ここですね。この目印見落とさないように注意です。
覗き込むと「村山古道」の案内が貼ってありました。この反対側を見ると
白い目印がありました。こっちも見落とさないようにです。
反対側には「村山道」の立派な案内板が立っていました。ここから登山道に侵入です。ヒヤヒヤドキッチョしてきましたね。

村山登山道〜富士宮六合目「宝永山荘」

村山登山道に入ると、苔むした木々が続く樹林帯をゆるく登っていく事になります。

しっかり目についた踏み跡と、適宜貼ってある目印のテープで、まず迷わないと思いますが、破線ルートなので常に自分の居場所は確認しながら進むようにしてください。

不安に感じる箇所に出たら、もときた道に戻ってこれるように、頻繁に振り返りながら、後ろを確認しつつ進むようにすると良いでしょう。

車道と交差する位置まで来たら、ここから登り本番となります。

一般的な登山道のそれと同等の傾斜になっていきます。

途中で「高鉢コース」の正規ルートと交差しますが、そのまま北上していきます。

石仏のある広場を越えて、日沢という涸れた沢を渡渉したら、獣道程度の細い道に変わって勾配もキツくなります。

そのまま1時間から1時間30分ほど黙々と登って、富士宮五合目に向かう正規ルートを越えて更に登ると森林限界を越えて富士山頂方面の視界がパッと広がります。

そこまで来れば、富士宮六合目は目の前です。

実際に、目の前に山荘の姿が見えるので、そちらに向かって登り切れば到着です。

山荘前で、眼下の眺めを楽しみながら一息付くと良いでしょう。

ギャラリー

村山古道に入っていきます。
苔むした樹林帯というのはいつ歩いても気持ち良いですね。
木漏れ日が当たった苔が光ってます。
足元は、こんな感じに枯れ葉が積もってクッションの役割をしてくれてました。
この辺りは傾斜もほとんど無く、遊歩道見たいです。
道を遮る倒木も、ほとんど切り落とされているので邪魔になりません。
目印を見失わないように進みます。
徐々に倒木の数が増えてきました。
でかい奴を跨いて
傾斜の出てきた斜面を登ると
車道にぶつかりました。
車に気をつけて反対側から、改めて登山道に入ります。
ここから、傾斜がキツくなってきます。
案内に沿って進んでいくと
今までと毛色の違った案内が立ってました。高鉢コースというヤツですね。通過していきます。
涸れた沢が見えてきました。沢沿いを遡っていくと
こじんまりした場所に石像が数体佇んでいました。
旺文社の地図に「石仏」とあった場所のようです。ご挨拶したら先に進みます。
首が取れちゃった方もいらっしゃいますね。同じくご挨拶しておきましょう。
獣道のように細くなってきた道を進むと
視界が開けて
再度、涸れた沢に合流です。
振り返ると、駿河湾と富士市の街並みが見えました。
沢沿いに進んでいくと、渡渉するように案内が出ています。
ちょっと分かります辛いですが、一旦、涸れ沢に降りて、対岸に登る形になります。
ここからも細い獣道のような登山道を進むことになります。
「登り」とあるように、結構な勾配になってきました。
腐った倒木を跨いで進みます。
なぜかヤカンがありました。
すぐ近くに、お札が立てかけてあったので、お社の跡地か何かかもしれません。念の為、ご挨拶して先に進みます。
ここからは、本物の獣道。蜘蛛の巣を払いながら黙々と急坂を登ります。大体1時間ぐらい登ると
ロープの張った平行道にたどり着きました。
富士宮五合目に向かう歩道のようです。
村山古道は、ここを突っ切って更に六合目へ直登していきます。
こいつが目印ですね。
直登は言い過ぎかもしれません。九十九折りに登っていくと言った方が適切でした。
10分ほど登ると、森林限界を越えたようで、一気に視界が広がります。
正面に六合目山荘「宝永山荘」が見えてきました。バックの富士山山頂は雲で隠れてますね。残念です。
進行方向右手に目を向けると、宝永山の山頂がちょこっとだけ顔を見せていました。
振り返った様子は、こんな感じ。三島方面の街並みが見えてますね。
少し、左手にズレながら登って
背の低そうなロープを跨ぐと
六合目はもう直ぐです。
富士宮六合目、一つ目の山荘「雲海荘」前に到着です。
そして、お隣の「宝永山荘」です。まだオフシーズンなので、どちらも閉まっていました。
山荘前からの眺めです。とても気持ちが良いです。早く開山して登頂したくなりました。

富士宮六合目「宝永山荘」〜宝永第一火口

富士宮六合目からは「宝永遊歩道」を歩いて「宝永第一火口縁」へ向かいます。

この道は、遊歩道という名前の通りお散歩に適した道で、アップダウンのほとんど無い道となります。

森林限界を越えていて視界を遮る木々も無く、下界の眺めを楽しみながら楽しく進んでください。

10分も歩けば「宝永第一火口縁」に到着します。

ここからの眺めも絶景で、特に巨大で赤茶けた第一火口への眺めは、かなり特徴的で印象に残る眺めとなることでしょう。

そんな奇景を一時楽しんだら、「宝永第一火口」の底に向けて歩きます。

ここも平行道なのですが、さすが火口と言った感じに火山岩とスコリアの降り積もったザレた道を歩く事になるので、なかなか体力を消耗します。

焦らずに火口底まで進むと、複数のベンチにひと組のテーブルが置いてあります。

ここで休んで昼食などを取る方が多いですが、わたし的には落石のリスクがあるので、停滞したい場所ではありません。

出来るだけ速やかに、山頂に向かう登り坂に取り掛かることをおすすめします。

ギャラリー

六合目の山荘前を通過したら、宝永遊歩道に入ります。
その前にちょっとだけ山頂方面を覗き見します。先日までここにバリケードがあったそうですが、現在は取り除かれたようです。このまま登れそうではありましたが、山頂にはまだ積雪があり、山小屋も閉まっているので今回はパスしました。雪溶けてきたら改めて登ることにします。
さて、宝永遊歩道の様子を見ていきましょう。こちらはこんな平坦な巻き道を進むことになります。とても楽ちんでお散歩感覚です。
下界の様子もとても良く見えるのでルンルンです。弧を描く駿河湾沿岸が綺麗ですね。
左奥にうっすらですが西伊豆の海岸線も見えてます。
愛鷹の山々の後ろには、天城山まで見えてますね。
もうちょっと標高が上がると、この方面に東京湾が見えたりするのですが、それは夏までのお楽しみかなあ。
途中の案内板。宝永山まで2kmだそうです。近い。近い。
のこのこと歩いていくと
少しずつ宝永山の山頂が見えてきました。
山頂は相変わらず雲の中ですが
宝永第一火口と山頂ははっきりと見えていて迫力満点です。
やっぱり、宝永第一河口を眺めるのは、この宝永第一河口縁からが一番ですね。
暫く眺めを楽しんだら、火口底に向かって進みます。
ここからは、ザレて歩きづらい道になるので転ばないように足元注意して進みます。
様々なサイズの岩が転がっています。全て落石だと思うとちょっと怖いですね。
宝永第一火口の底に到着しました。火口の縁が高いです。そして、落石と思われる岩がゴロゴロしています。
上部の縁をズームしてみると、遥か上にある山荘が見えていました。どのあたりでしょうか。八合目ぐらいの高さでしょうか。
休憩できるようにベンチも設置されていますが、ちょっと停滞するには怖い場所です。
何か書いてある看板がありましたが、解読はできませんでした。
縁を見上げると、登山道がうっすらとついているのが見えます。なかなかの勾配ですが、ここがラストのひと登り。気合い入れて登っていくことにします。

宝永第一火口〜宝永山〜馬の背

「宝永第一火口」からの登り坂は、今回の山行ルートでは核心部にあたります。

距離的には非常に短いのですが、スコリアの敷き詰められたズルズルと滑り易いザレ道で、かなり体力を消耗します。

見晴らしの良さもここでは仇となって、いつまでも近寄ってこない山頂方面の様子に焦らされる心境になり易いです。

ただ、ここで焦っても仕方ないことなので、足元に注意を向けつつ地道に登ってください。

登り坂を二度ほど折り返すと、稜線の風が強く体に吹き付けてきて「宝永山山頂」の大きな方位板に到着します。

ここも絶景ポイントで、富士山山頂や眼下の街並みや山並みを楽しむことができます。

あまり長時間滞在すると、強風に煽られて体温を急激に奪われるので、いい塩梅なところで「馬の背」方面へ向かう稜線を進んでしまいましょう。

「馬の背」からは、更に迫力の増した富士山山頂と、まるで砂丘のように広大な「大砂走り」方面の眺めを楽しめます。

ギャラリー

足がズブズブと沈み込むザレた登り坂を登ります。
ここは、御殿場ルートを登るトレーニングにはもってこいの難所です。この歩きづらさは富士山に登る前に一度は体験しておくと良いかもしれませんね。
写真だとわかりませんが、かなり息が上がってます。写真撮ってる余裕も無く黙々と登ります。
すれ違いがあったことを良いことに、休憩入れつつ火口を見下ろす位置から一枚。
火口を2倍ズームしてみました。ここから弾丸のような無数の火山岩が飛びたしていったのですね。
登りを再開します。
あ、いや。山頂の雲が晴れてきたので、もうちょっと休憩です。休み過ぎだろう。
山頂を10倍ズームしてみました。なんか思ったほど積雪は残って無さそうですね。
そう思ったのですが、日陰になる部分はまだまだ積もっていそうです。
ここからはマジモンに登り再開です。無で登ります。無です。
稜線に出て数分進むと、山頂のデカい方位板が見えてきました。それよりも下界がヤバいですね。
そうして宝永山山頂に到着です。富士山山頂も顔を見せてくれてハッピー。ハッピーです。
ずっと火口ばかり見ていたので、反対方向を眺めていきます。
でっかいカサブタみたいな岩がいっぱいこびりついてますね。
遥か下に御殿場口がかすかに見えています。後は、あそこまで無事に降りるだけです。
あんまり滞在していると体が凍えてしまうので、馬の背に向けて出発です。
でっかい富士山を眺めながら進める幸せを噛み締めます。
馬の背の案内板が見えてきました。
山中湖を覆っていた雲も晴れてくれました。いやこの日の眺めは最高でした。
宝永山馬の背に到着です。さあ、ここからは本日メインディッシュの大砂走りです。気張って走り抜けましょう。

馬の背〜大砂走り〜富士急バス「御殿場五合目停留所」

「馬の背」を越えたら、お楽しみの「大砂走り」へ入っていきます。

慣れないとスピードが出過ぎてしまって、まるで短距離走をしているように横っ腹が痛くなってくるので、心持ちゆっくりめに降りていくようにすると良いです。

コツとしては、スコリア上の小石が積もって盛り上がってそうなところ目掛けて足を下ろしていくようにすると、都度ブレーキが掛かって、適度なスピードで降りられるはずです。

ただし、小石が靴に入りやすくなるので足元にスパッツを装着しておくと尚良いでしょう。

それと、どんなに慎重に降りても靴底がかなりすり減るので、おろしたての靴、お気に入りの靴で降りるのは考えものです。

可能ならば使い古した靴で赴くようにしてみてください。

「大砂走り」を降り切ると「御殿場五合目」に到着です。

4月末からは、春季ハイキングバスが「御殿場五合目」まで登ってくるので、ここからバスに乗って「御殿場駅」まで下山可能です。

本数は少ないので、時間帯によっては「幕石」経由で「水ヶ塚公園」まで戻った方が早く下山できることもありますので、都度、柔軟に対応してくださいね。

ギャラリー

ここからは今回最大のアトラクション「大砂走り」に入ります。
オフシーズンなので、ガイドロープは無いですが、永遠と御殿場五合目までポールが立っているので迷わないで降りられます。
まだ見えている山中湖を横目に緩く駆け降ります。
なんと無く振り返ると、富士山の山頂は雲が晴れてくっきりでした。
うっすらと宝永山の山頂も見えてました。
ドタドタと降っていくと
双子山が見えてきました。
そして何か小屋の跡みたいな残骸の横を通過しました。
再度振り返ると、午後も半ばの太陽が眩しく輝いています。
なんかちょっと入り組んでいる場所に到着です。多分、ここ次郎坊だと思います。
ちょっと目の端に入ったので、ぐりんぱの観覧車も撮ってみました。
一番直進してそうなブルドーザー道を降っていきます。
おきっぱなしのブルドーザーを通り過ぎて
かなり近くなった双子山の真横を通過します。
昨夏はここはホワイトアウトしてたのですが、今回は富士山がよく見えます。
大石茶屋の看板が下がっていた鉄骨がありました。冬場は看板類は全部外しているみたいですね。
すっかり傾斜が緩やかになってくると
大石茶屋の建物前まで到着です。ゴールまであとちょっとです。
最後の砂地を降って
適当なところで、一旦、道を外れます。
この抜け道から五合目へ降ります。
御殿場五合目の駐車場に到着です。富士山まだ見えてますね。
御殿場口の鳥居を抜けて登山道入り口にいくと
通行止めのバリケードがあります。ここはまだ撤去されていませんね。
バス停前の自販機。ここもまだやっていませんでした。
ここからは二系統のバスが発着します。こちらが今回乗ろうとしている御殿場駅行き
こっちは水ヶ塚公園に戻る便になります。
最後に日暮れ間際の富士山をパシャリ。
バスが来たので早々に乗り込んで、御殿場駅へ向かいます。
駅到着です。すっかり夕方になってしまいました。
逆側の早乙女口に移動して、新宿行きの高速バスに乗ることにします。
3番のりばが高速バス乗り場です。予約無しで乗れるのは助かりますね。
バスが到着しました。オフシーズンだからか席はガラガラで、ザック持ち込みで乗ることができました。ちょっと渋滞で遅れましたが、途中で丹沢の山々が見れたりとなかなか楽しく帰ることができました。お疲れ様でした。

まとめ

「村山登山道」の一部を使って「宝永山」まで登った様子でした。

「村山登山道」は歴史ある道で、非常に興味があったのですが破線ルートということで、今まで敬遠してきました。

今回、一部なりとも歩いてみたところ、かなり整備された道だということが分かりました。

このレベルまで整備されているのであれば、富士山開山に向けての訓練に使うこともできるかと思います。

整備に携わっている地元有志の方々には感謝、感謝ですね。

次回は「村山浅間神社」から歩き始めてみて、残りの道中がどのようになっているかも確かめてみたいと思います。

その時には、また記事にまとめますので、また楽しんでいってもらえたら幸いです。

楽しんでもらえれば幸いです。

それでは、ここまでお読みくださり、ありがとうございます。

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