山行の記録|初冬の澄み切った空の下、南大菩薩連嶺から富士山を眺めてきました

山行

12月も中旬に入り、関東圏の低山でも降雪を記録するようになってきました。

雪が降ると気温が下がり、大気中の水蒸気が少なくなるので空気が澄んできます。

そんな日の富士山はとてもきれいに見えることが多いので、どうせなら秀麗富嶽に名を連ねている山々から眺めようと、大菩薩連嶺の南の一画を歩いてきてみました。

富士山が綺麗に見える山々をお探しのあなたにピッタリの内容になっていると思います。

是非、最後まで読んでいってくださいね。

基本情報

まずは、今回の山行についての基本情報です。

山行の基本情報

日付:2021/12/11

天候:晴れ

エリア:大菩薩連嶺エリア

コース概要:JR中央本線「初狩駅」〜滝子山登山口〜滝子山〜大谷ヶ丸〜ハマイバ丸〜大蔵高丸〜湯ノ沢峠〜白谷小丸~白谷丸~湯ノ沢峠~甲州市民バス「やまと天目山温泉停留所」

難易度:体力☆☆、技術☆、危険☆

交通機関:

(往) JR中央本線「初狩駅」 からスタート

(帰)甲州市民バス「やまと天目山温泉停留所」から、JR中央本線「甲斐大和駅」 へ

概要

大菩薩連嶺

大菩薩連嶺は、山梨県の甲州市から大月市に跨る南北に伸びる山々の連なりで、北端は鶏冠山、南端は笹子雁ヶ腹摺山まで概ね35〜40kmの長さとなります。

標高は主峰「大菩薩嶺」の2,057mを最高地点として1,500〜2,000m前後の山々が続きます。

特に、大菩薩嶺から大菩薩峠までの区間が人気が高く、交通機関や宿泊施設もその区間に集中しています。

逆にその他の区間にアクセスするには、少し難がありますので、事前にしっかりと下調べした上で山行に臨むと良いでしょう。

連嶺の山々からは、南アルプスや秩父の山並み、富士山への眺望に優れており、山梨県の定める富士山への眺望に優れた山を示す「秀麗富嶽十二景」の半数は、この連嶺に属する山達となります。

大菩薩連嶺の主なピーク

  • 鶏冠山
  • 大菩薩嶺
  • 小金沢山
  • 牛奥ノ雁ヶ腹摺山
  • 黒岳
  • 白谷丸
  • 大蔵高丸
  • ハマイバ丸
  • 大谷ヶ丸
  • 滝子山
  • 笹子雁ヶ腹摺山

ギャラリー

大菩薩連嶺では人気の高い大菩薩嶺から大菩薩峠の間からの眺望です。大菩薩湖と富士山を合わせて楽しめるとてもおすすめな区間です。
大菩薩連嶺の南端に近い「滝子山」。秀麗富嶽に選ばれる眺望です。
こちらは大菩薩連嶺南部にあるハマイバ丸からの眺望。ここも秀麗富嶽の一つですね。
もう一つ秀麗富嶽からの眺め。これは大蔵高丸からです。
これは白谷丸からです。ここは秀麗富嶽には選ばれていませんが、他に劣らない眺望が得られます。
白谷小丸からの眺めです。夏場は背の高い笹が邪魔で辿り着くのに難儀しますが、冬場なら楽に訪れることができます。

今回の山行ルートと注意が必要と感じた区間

地図上での位置や標高は次のとおりです。

実際に歩いた軌跡は次のとおりです。

今回の注意したほうがよさそうな区間については次の点でした。

今回注意の必要を感じた区間

白谷丸から湯ノ沢峠までの区間:勾配がキツい上に、砂混じりの滑りやすい急坂なので、特に降りに使う場合に注意が必要です。加えて、周囲が笹林となっているのでバランスを崩してササ藪の中に手をついてしまうと、鋭いササで手を切る可能性があります。手袋などで保護しておくと安心です。それと、この区間を通過するときにストックに頼り切って全体体重を乗せて前傾姿勢で降りていくスタイルの方をたまに見かけます。滑ったら大怪我するかもしれませんので、ストックは補助的なものとしてご利用くださいね。

焼山沢を通過する区間:湯ノ沢峠登山口から林道までの間は、焼山沢という沢筋を通過することになります。そのときに沢を何度となく渡渉することになります。渡るポイントも分かりづらいところがあり、ピンクのテープの撒かれた枝が折れて足元に転がっていたりするので、しっかりと先々のルートを確認しながら進むようにしてください。なお、登山口から林道が続いてますが、こちらは歩いたことが無いので紹介することは控えます。今度、実際に歩いてみた後に紹介しますね。

今回の山行での服装

今回の山行では、次のような服装の組み合わせを持参していきました。

同じ時期に赴かれるときの参考にして見てください。

  • ベースレイヤー:薄手の長袖Tシャツ
  • ミドルレイヤー:厚手のフリース
  • アウター:ソフトシェル、レインウェア、ダウンジャケット
  • ボトムス:中厚手の長ズボン、厚手のソックス
  • その他:手ぬぐい、ネックゲーター、手袋、毛糸の手袋

今回から、移動中の服装にダウンジャケットと毛糸の手袋をプラスしました。

前週の山行で、日没後のバス待ちの際にフルに着込んでも寒かったので今回から追加です。

開けっぱなしの車窓から吹付ける冷たい風を浴び続けても我慢できたので、当面はこの組み合わせで大丈夫そうです。

山行中のレイアリングは、歩き始めから長袖Tシャツにソフトシェルという組み合わせ。

急坂を登るときに暑いなと感じましたが、それ以外はこの組み合わせで丁度良い感じでした。

ただ、今回は日没前には下山できているので、日が落ちてからはこれでも寒いかもしれません。

今回のウェアの着合わせには少し足りていませんが、冬場の低山で活動するときの服装について、具体的な製品名も含めて次の記事にまとめています。

あなたが、同じ時期の同じ界隈に赴くときの参考になれば幸いです。

山行の記録

ここからは、今回の山行について述べていきます。

アプローチ

今回は、J R中央本線「初狩駅」から滝子山に登り、大菩薩連嶺を大菩薩峠まで北上、その後は裂石へ下山してお風呂に入って帰るというプランにしてみました。

ただ、この時期は日没が16時台と早いので、中間地点となる「湯ノ沢峠」に到着した時点で時間的、体力的にキツいようならエスケープすることとしました。

まずは東京駅から中央本線を乗り継いで「初狩駅」に向かいます。

駅でおトイレ、見繕いを済ませたら甲州街道まで進み笹子方面に折れて行きます。

途中の「滝子山」への案内を見落とさないように分岐を進み、中央自動車道の下を潜って進んでいきます。

途中に、大きな地図が掲げてある分岐に出くわしますが、フェイクなので騙されないように注意してください。

フェイクの分岐を過ぎて5分もすれば、正規の登山口に到着です。

見繕いは済んでいるのでこのままスタートしていきます。

ギャラリー

東京都から中央本線に乗って「初狩駅」に向かいます。
12月10日を過ぎたので、冬季の青春18切符を使います。5日分で12,050円なので、1日の交通費が2,410円を超えるならこの子で移動したほうが安上がりになります。わたしの最寄り駅「赤羽駅」から「初狩駅」までは1,690円なので、往復で3,380円。帰りが「初狩駅」より遠ければ、十分元が取れてる計算です。
初狩駅に到着です。朝焼けで真っ赤なのが滝小山でしょうかね。
改札は階段を降った先にあります。
線路を渡っていきます。
改札です。左手におトイレがあるので、済ませてから外に出ましょう。因みに、青春18切符で駅に入ったら、退場のタッチは不要ですよ。タッチしちゃうと入場記録が無いって怒られるので注意してくださいね。。。別にやらかしてませんよ。試しただけですってば。ホントですよ。
こっちがおトイレ方向です。奥まで進んでください。
駅の待合所です。ここで見繕いさせてもらいましょう。
駅を出ると広場になってます。車止めでしょうかね。ここを真っ直ぐ突き当たりまで向かいます。
突き当たりの甲州街道を左折します。
そのまま道なりに進んで行きます。
橋を渡って少し歩いた先を右折します。
この藤沢入口となっている交差点ですね。電柱に滝子山への標札もあります。割れてて見づらいですけど。
そのまま道なりに進むと、今度は橋を渡る箇所に出くわすので渡ります。
高速道路の下を潜って
「挨拶街道」を進みます。朝早いからか挨拶すべき方とはすれ違いませんでした。
物見櫓みたいなやつを通り過ぎて真っ直ぐ進むと
段々と林道っぽい道になっていきます。
橋を渡って先に進むと
大きな地図のある分岐に辿り着きますが、ここはフェイクなので先に進みます。
正しい登山口の案内がありました。ここから登山道へ入っていきます。

滝子山登山口〜滝子山

登山口からは、藤沢川の脇を遡行していきます。

途中で何度か渡渉することになりますので滑らないように注意しながら渡ってください。

ベンチが見えてきたら、以降は山道に移っていきます。

道は明瞭なので、踏み跡の通り、案内の通りに進んでいけば問題ないでしょう。

檜平を通過して、大谷ヶ丸への分岐を山頂方面に向かうと滝子山の山頂に到着です。

山頂は東西に細長い形をしています。

秀麗富嶽に選ばれるだけあって、富士山をはじめ展望に優れた場所なので多くの方が滞在していますので長居はしないで、先に進むこととします。

ギャラリー

登山口方面へ進むと茶屋が見えてきますので、その前を通過します。
砂利道を進むと
いきなりの渡渉ポイントです。この日は水がなかったのでズカズカと渡ってしまいました。
案内に沿って沢筋を上流へ遡っていきます。
途中、何度も沢を行き来していきます。こんなのとか
こんなのを渡っていきます。
こんな痛み始めた橋もありました。
渡渉区間を過ぎると少しマシになっていきます。
そしてこのベンチを過ぎると山道になっていきます。因みに「最後の水場」の場所はわからずじまいでした。
こんな手洗い用のはあったのですが、飲料水として使えそうなのが見当たらない。どこかに隠されているのでしょうか。もしかして、沢から直接ってことなのかな。
ベンチまで戻って山道を登っていきます。
尾根道っぽいところまで登っていくと
木々の間から富士山が見えました。テンション上がりますね。
どんどん登っていきたいのですが、なかなかの勾配なのでゆっくり登ります。
広場に出くわしたと思ったら「檜平」でした。滝子山まで道程の3分の2ほど消化したことになりますか。
檜平からは男坂と女坂に分かれます。この日は男坂を登ることにしました。
ロープが張ってあったりしますが、掴まなくても十分通過できます。滑落するようなポイントも無く、ただただ勾配がキツい坂でした。
女坂からの合流地点を通過します。
さらに急坂の登りをこなすと
滝子山山頂と、大谷ヶ丸との分岐に到着するので、山頂に向けて登ります。
分岐通過後、坂道を黙々と登れば滝小山山頂に到着です。富士山がきれいです。
新しい案内の前でも写してみました。あんまり変わらないか。
振り返ると、これから進むだろう大菩薩連嶺の山並みを確認できました。
山頂奥まで進んでみると「寂しょう尾根」への降下路に辿り着きました。さすが破線ルート、書いてあることが厳しめですね。それでは、戻って大谷ヶ丸に向かいます。

滝子山〜大谷ヶ丸

滝子山から大谷ヶ丸に向かうには、きた道を戻り「鎮西ヶ池」への分岐に入ります。

池なのに山頂という不思議な案内「鎮西ヶ池山頂」を通過したら、基本的には尾根道を進んでいきます。

一部の区間で踏み跡が不鮮明で悩ましいところがありましたが、ピンクのテープや案内が頻繁に現れますので、それらを頼りに進むと良いでしょう。

大谷ヶ丸の山頂は、今回のコースからは少しずれていて、直近の三叉路から5分ほど逆方向に登ると到着できます。

展望も皆無なので、再度の訪問では、スルーして時間短縮した方が良さそうです。

ギャラリー

先ほどの分岐まで戻りました。今度は大谷ヶ谷に向かいます。
日陰になった部分、残雪で滑りやすいので慎重に降っていきます。
少し進むと、白縫神社なる社がありました。なんでも、源為朝(鎮西八郎為朝)という平安時代末期に居た武士にまつわる伝説があるみたいです。
隣には「鎮西が池山頂」の案内も立っています。この前に水たまりのようなのがありましたが鎮西が池ということなのですかね。
鎮西が池を抜けたら、今度は広い尾根道を進みます。広い上に枯れ葉でわしゃわしゃしてるので踏み跡見失いやすいです。
そうは言っても、見失いそうな箇所は一つ、二つがいいところで、後は日差しの入る気持ちの良い山道です。
こんな感じの道を登ったり降ったりしていくと
湯ノ沢峠へ向かう道と大谷ヶ丸へ向かう道の分岐に差し掛かりました。まずは、大谷ヶ丸へ向かう道へ。
5分ほど坂を登ると大谷ヶ丸山頂に到着です。展望はほぼ無いですね。残念。
唯一の展望は、木々の合間から見えるこの南アルプスと甲州盆地ぐらいでしょうか。さっと眺めて次へ向かいましょう。

大谷ヶ丸〜ハマイバ丸

大谷ヶ丸からは、主脈に乗るので木々の隙間からの展望も増えてきます。

時たま現れる、秩父の山々や南アルプスの冠雪している白い頂を横目に見ながら進んでいきます。

徐々にササ藪が増えてきて、坂の勾配もキツくなってきますが、それらを越えればハマイバ丸の山頂に到着です。

ここも秀麗富嶽に選ばれた場所ではありますが、山頂からは富士山は見えません。

少し南に戻ると、木々が開けて富士山が顔を出してくれます。

この辺りまで来ると、歩いている登山者も疎らになってくるので、富士山を眺めながら一息つきたくなりますのが、この先の大蔵高丸の方が展望に優れていますので、どうせならそちらで休憩入れたほうが良いでしょう。

ギャラリー

大谷ヶ丸からは、少しずつ高度が上がってきて木々の隙間からの展望も増えてきます。
ちょっと気になった自転車のあと。マウンテンバイクってやつでしょうか。
林道への下山路がありました。ここは通過します。
米背負峠だそうです。大月の市街地だろうと思われる街並みがみえました。奥の山並みは方向的に丹沢でしょうか。
しっかり急坂を登ると
天下石山頂の案内がありました。石なのに山頂。なんだか不思議な書き方です。
高度が上がってきたからか雪の積もったところもちらほら出てきました。
積もってはいますが、アイゼン履くほどでは無いのでそのまま歩いて通過していきます。
そして、所々で冠雪した南アルプスを確認できます。
アップにするとこんな感じです。
さらに高度を上げていくと
大きなケルンがあり、その裏側から南面に視界の開けた広場に出られます。ここからは富士山がきれいに見えます。
その他にも、大月の市街地や丹沢と思われる山々も眺めることができました。
展望地帯を過ぎて更に高度を上げていくと
ハマイバ丸山頂に到着です。
富士山は山頂からは見えず、南に少し戻ったところから眺めることができました。

ハマイバ丸〜大蔵高丸

ハマイバ丸から大蔵高丸は非常に近くて30分も歩けば到着できます。

しかも、道中は展望の良い稜線歩きになるので、ここだけ歩くのに訪れても良いかなと思うような区間になってます。

特に西方面に見える南アルプスへの展望が絶景で、山麓の甲府盆地と合わせて、是非、天気の良いときに眺めに来て欲しい場所です。

また、このあたりから高山植物を守るための柵を頻繁に通過することになります。

これだけの景色を見させてもらいました。少しでもお返しできるよう開け閉めにはしっかり協力して進みましょう。

大蔵高丸は、南と西への展望が特に優れます。富士山と合わせて甲府方面の眺望を楽しみつつ一息入れると良いでしょう。

ギャラリー

ハマイバ丸よりもお隣の大蔵高丸の方が一息入れるには適しているので、先に進むことにします。
広い稜線の道を歩いていきます。
富士山がよく見える気持ちの良い道です。
気持ち良い展望の中、もう一段登っていきます。
今度は、南アルプスと甲府盆地の様子が見えました。
アップにするとこんな感じです。真っ白ですね。
こちらもバッチリ積もってます。
そして保護柵です。登山道外れないように進みましょう。
柵の開閉の時も、しっかり閉まっていることを確認して先に進むようにしましょう。開けっぱなしは行儀悪いですしね。
柵の中は、ロープで区切られた間を歩きます。
なんとなく見上げてみると、随分と高い位置にうすい雲が出ていました。
雲を眺めながらあるいていくと保護区間が終わったので、柵を開閉して外に出ます。ここも開けっ放し厳禁で行きましょう。
そのまま道なりに進んでいくと
大蔵高丸に到着です。さすが秀麗富嶽に選ばれる場所です。ここからの富士山もきれいですね。
南アルプスの永遠と続く高い尾根も見えていますね。
東側には、大月の街並みとか、丹沢とかそんな感じでした。
でも、やっぱり一番は富士山への眺めですね。さすが日本一の山ですね。

大蔵高丸〜湯ノ沢峠〜白谷小丸

大蔵高丸からは、一度、湯ノ沢峠まで降下します。

このとき、数回大きく蛇行して進むことになるので、初見だと方向感覚が少し乱されます。道は明瞭なので道迷いすることは無いですが、ちょっと頭の中で整合性が取れないような気持ち悪い感覚に陥るかもしれません。

湯ノ沢峠まで降りると、十字路になっています。

それぞれ、北方面が大菩薩峠へ至る大菩薩連嶺北部へ向かう道、南方面が今まで歩いてきた連嶺南部へ向かう道、東西の道は林道まで降る下山道となります。

ここで、状況を判断してエスケープするか先に進むか決めることにしていましたが、体力的には余力があるものの、時間的には少し厳しく、ここでエスケープすることを決めます。

ただ、お隣の白谷丸をピストンするくらいの余力はあるだろうということで、もう少しだけ先に進みます。

滑りやすい急坂を登っていくと白谷小丸への分岐が現れます。

夏場は笹藪の歩きづらい道を進まないと到着できませんが、冬のこの時期は笹も枯れて歩きやすくなっていますので、そちらにも向かっておきます。

白谷小丸は完全な行き止まりで、この先に進む道は無いのですが、白谷丸と同様に東西、南の三方へ開けていてとても気持ちの良い場所です。

寝転がれるくらい大きな石がゴロゴロしているので、寝転がってゆっくりするのもいいかもしれません。

ギャラリー

富士山や南アルプスを眺めて一息入れたら、湯ノ沢峠まで降っていきます。
日陰の雪道をゆっくり進み
日向の明るい平坦な道を進むと
一度回り込むように蛇行します。
さっきまで居た大蔵高丸方面が見えます。なんか逆走しているような奇妙な感覚です。
そして、順方向に向き直して進みます。直近に見えるのが白谷丸ですね。
途中にお花畑の案内が出てましたが、この時期はさすがに枯れ野原です。
展望は良いので、暫し撮影会してから先に進みます。
その後、少し勾配のキツめな坂を降っていくと
湯ノ沢峠に到着です。
この峠からは、北に大菩薩、南に大蔵高丸、そして西に湯ノ沢登山口へ向かうことができます。
東は真木への下山路となっています。こっち方面だけ未踏なので、今度降ってみます。
カウンターがありました。ここからだと大蔵高丸が一番人気のようです。
今回は時間の関係で、白谷丸までピストンして帰ることにしましたので、峠から北へ進みます。
ここの急坂はいつ登ってもキツいです。距離が短いのが救いでしょうか。
日の当たる急坂なので、外気温低くても汗が出てきます。
急坂を登りきったところで、白谷小丸のピークが見えました。笹藪がきれいになくなっているので、向かってみることにします。
夏場は、笹をかき分け進む道も冬場は楽ちんですね。
大石に差し込まれた形で、手作り標札がありました。
ここからの富士山も絶景です。末広がりというのがピッタリきます。
今まで歩いてきた大菩薩連嶺の南部の連なりを入れてみました。
富士山以外にも素晴らしく眺めが良いです。こちらは東方面。遠くに丹沢の山塊が見えます。
西側には南アルプスの山々が見えます。このまま寝転んでお昼寝したくなる場所です。眠くなる前に先に進むことにしますね。

白谷小丸〜白谷丸~湯ノ沢峠

白谷小丸から白谷丸へ至るのも、夏場に比べて楽です。

邪魔になるササ藪が無いので、直登で登ってしまえばOKです。

白谷丸は、南面に岩の点在した広場のある山頂で、南面の富士山を眺めつつ休憩するには良い場所です。

眺め的には先ほど滞在していた白谷小丸と同じく、南に大きな富士山が見えて、その手前に御坂山地の山々、大菩薩連嶺の山々が折り重なって段々模様を作っている様子を眺めることができます。そして、東には大月の市街地、西には甲府盆地の市街地がそれぞれ見渡すことができ、開放感はなかなかのものがあります。高度が上がっている分、こちらの方が開放感は高いかもしれません。

ただ、稜線にあたる場所なので風が強く、長く停滞するなら防寒着を出しておいた方が良いように感じます。

十分に休憩が取れたら、下山するために湯ノ沢峠に戻ります。

先ほどの急登が、今度は急降下になります。

滑りやすいのには変わりませんので、登ってくるより更に慎重に降るようにしてください。

ギャラリー

白谷小丸から白谷丸へは、ほぼ直登していけば直ぐに到着します。
コツとしては、枯れたササの上や大きな石の上を進むと安定します。積雪しているところを歩くと、深く踏み抜いてしまって無駄に労力を使ってしまう場合があるので注意です。
白谷丸の山頂です。案内版の上に申し訳程度に付いている形なので、わたしも初見では見落としました。
白谷丸山頂は、北を除く三方にとてもよく視界が開けています。まずは、西方向の眺めです。残念ながら午後に入って甲府盆地には薄い雲がかかってしまいました。
南面です。富士山と手前の御坂山地がとてもよく見えます。
南面その2です。富士山の東側の裾のに旗雲ができてますね。山中湖界隈は風が強そうです。
東面です。丹沢とか丹沢とか丹沢がみえますね。やっぱり関東の冬は丹沢に行かないと駄目ですね。あー丹沢行きたい。
とても丹沢に行きたくなったところで湯ノ沢峠に下山します。富士山を正面に下山とかとても贅沢です。
白谷小丸からの合流地点を通過して、小高い丘に登ります。
丘を登って、この案内が立っているのが見えたら、急坂の降りが始まります。
登ってきたばかりなので解っていましたが、積雪が溶け始めてかなり滑りやすい感じになってましたので、チェーンスパイクを装着して降りることにします。
溶け始めた雪にチェーンスパイクはあまり効かないですが、素の登山靴と比べたら遥かに安全に降りられます。冬場の登山は、使う使わないに関わらず、ヘッドライトとチェーンスパイクは必ずザックに入れて行きましょう。
転ぶこと無く湯ノ沢峠まで降れました。
後は、このキレイな文字の案内に沿って右折して、沢筋を降って湯ノ沢登山口まで向かいます。
沢筋に入る前にある避難小屋です。外見は年季入っているようにみえますが宿泊は可能なようです。このときも一組の登山客が滞在していました。
避難小屋から脇にでると駐車場とおトイレがあります。ここまで林道が走っているので、こちらを降ることもできそうです。試したこと無いので、今度、降ってみますね。

湯ノ沢峠~甲州市民バス「やまと天目山温泉停留所」

湯ノ沢峠まで到着したら、西側の湯ノ沢峠登山口の方向へ降りていくことにします。

こちら側は、先に進むと「やまと天目山温泉」という入浴施設があり、バス停も至近のため、下山後すぐにお風呂を楽しむことができます。

まずは、避難小屋のある湯ノ沢峠登山口まで降下します。

ここは直ぐに到着できるので問題ありませんが、ここから焼山沢という山なのか沢なのか不明な名前の沢を降っていくことになります。

この沢筋の通過が、初見だと迷う可能性があります。

沢の中を通過するということで、踏み跡が不鮮明な場所が何箇所かあります。

以前は、ピンクのテープで目印がついていた場所も、枝が折れて足元に転がってしまっていたりするので、気がついたら沢の反対側に道が続いていた、なんていうことも多々起こります。

沢に落ちないように足元に注力するのは大事ですが、それに合わせて進む先についても意識を向けるようにしてください。

沢筋を降り切ると、今度は長い林道を進むことになります。

時間にして1時間は歩くことになるので、林道に到着するまでの間に少し体力に余力を残しておけるくらいのペース配分で進んでください。

冬季閉鎖用のゲートを通過して、大量の赤旗がはためく「八大龍王神社」通り過ぎるとやまと天目山温泉までは、後少しです。

最後のスパートで歩き切って温泉に入ってゆっくりすることとしましょう。

ギャラリー

小屋前に戻ってきたら、小屋の脇を沢筋に向かって降りていきます。
水場前です。溶けた雪と泥濘で泥だらけです。ここでコケたら悲惨なので、絶対にコケないように進みましょう。
そして、この沢筋を降りていくわけですが
なかなかのルートファインディングを求められます。例えば、写真の場所。普通だったら丸太橋を渡りたくなりますが、老朽化していて渡るのには危険です。そこで、左に大回りに迂回すると安全で楽に通過できる道が存在していたりします。慣れてくると楽しいんですが、慣れないと通過できる道を探して右往左往することになります。この沢を初めて通過するときには、標準タイムを2割増しするぐらい余裕をもった時間割でプランニングして下さいね。
そして、通過で重要なのがこのようなカラーテープの目印です。場所によっては、テープの巻いてある枝が折れて足元に転がっているところもあるので、足元も満遍なく確認しつつ進むようにしてみてください。
そんな感じに沢筋を右に左に渡渉しながら降って行き
ひん曲がった柵を通過していくと
徐々に沢筋から離れてしっかりめの道になっていきます。
沢っぽさが無くなって、普通の山道に変わってきたところで
湯ノ沢登山口に到着です。
この時点で15時を少し過ぎた時間。それでも、既に日は傾きつつあります。冬場の山での日没は本当に早いので気をつけないといけませんね。
登山口を振り返った様子。また来ますね。
そして、ここからは1時間超えの舗道歩きです。長い山行の後だと、結構足にくるので焦らずにゆっくり降っていきましょう。
この日は途中で道路工事がありました。稼働中の重機に注意しつつ通過していきます。
こんな案内を横目に降っていきます。そういえば、昔、ROUTE16とかいうアーケードゲームありましたね。
そして中間地点のゲートをくぐります。
しばらく道なりに降っていくと、 大量の赤旗がはためく「八大龍王神社」の前に到着します。
こんな看板が立っていたので、お参りしていくことにします。怖くない。怖くない。
これが本宮みたいです。至って普通ですね。
こっちは由来です。
お参りが終わったら先に進みます。こんな感じの車道との合流地点がみえてきたら、後は左折するだけでゴールです。
ゴール地点「やまと天目山温泉」に到着です。おつかれさまでした。
この入浴施設の前がバス停になっています。ここは二系統のバスが止まるので、2つとも時間確認してからお風呂に向かいましょう。

おまけ

今回、立ち寄った入浴施設は「やまと天目山温泉」です。

日川渓谷にある日帰り専用の入浴施設です。

入浴料3時間大人520円と良心的なお値段で、ボディーソープやシャンプーも常設されているので、タオルさえ持参すれば、ゆっくり温泉に使って汗を流すことができます。

お風呂は内風呂、露天風呂のほかに寝湯を兼たジャグジー風呂があるので、寝転がってお風呂で温まることもできます。

変わったところでは、更衣室が小ぶりなため、登山ザックを大広間に置きっぱなしで入浴するように促されます。

貴重品ロッカーがあるので、お財布や時計などは良いですが、衣類とかギアは入るスペースが無く、持ち物を放置すること自体が心配になるタイプだと。ちょっとストレスになるかもしれません。

ただ、従業員の方々は気さくで穏やかな対応をしてくれる方ばかりなので、そんなときには一度相談してみるのも良いかもしれませんね。

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東京から日帰りで行ける日本百名山「大菩薩嶺(だいぼさつれい)」。山梨県甲州市内にある大菩薩嶺を中心に、周辺のアクティビティや宿泊施設を紹介しています。

ギャラリー

今日はこちらにご厄介になります。
この日は夜分も良いお天気で、入浴後のバスを待つ間も、星空を眺めて楽しめました。ありがとうございました。

まとめ

大菩薩連嶺の南側を歩いた様子でした。

大菩薩連嶺は最高峰大菩薩嶺の一画を除けば2,000mに満たない山々の連なりなので、初心者や年配の方に人気があり、特に大菩薩嶺から大菩薩峠に至る区間は、30名規模の大規模ツアーが組まれたりと、かなり賑やかな区間になっています。

ただし、その区間を除けば、訪れる登山客は疎らで静かな山行が楽しめます。

実際に、今回の山行でのすれ違いは五組といったところでした。

秀麗富嶽に選ばれるような好展望が得られて、人も疎らというなら行かない手は無いだろうと思います。

今回の内容を参考に、是非、天気の良い週末を狙って足を運んでみてくださいね。

それでは、ここまでお読みくださりありがとうございます。

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