山行の記録|奥多摩湖の浮橋を渡って秋真っ盛りの三頭山と御前山に登ってきました

山行

快晴マークのついた11月中旬の週末。

山頂付近の紅葉は盛りを過ぎましたが、山の麓はまさに今が旬な奥多摩湖。

どうせなら湖面から湖畔の木々が色とりどりに染まった様子を眺めてみようと、麦山の浮橋に足を運んでみました。

一般客が普通に歩ける浮橋のある湖は、それほど多くはありません。

珍しい浮橋の様子に興味を引かれたあなたに満足してもらえる内容になっているかと思いますので、是非、最後まで読んでいって下さいね。

基本情報

まずは、今回の山行についての基本情報です。

山行の基本情報

日付:2021/11/13

天候:晴れ

エリア:奥多摩エリア

コース概要:西東京バス「小河内神社」停留所~ヌカザス山~オツネの泣き坂〜御堂峠〜三頭山~鞘口峠~月夜見第二駐車場~小河内峠~惣岳山~御前山~鞘口山~大ダワ~弁天橋~JR「奥多摩駅」

難易度:体力☆☆、技術☆☆、危険

交通機関:

(往)JR奥多摩線「奥多摩駅」から、西東京バス「小河内神社」停留所へ

(帰)JR奥多摩線「奥多摩駅」から、帰路へ

概要

麦山の浮橋

麦山の浮橋は、東京都西多摩郡奥多摩町にある人工湖「奥多摩湖」に浮かぶ浮橋です。

以前はドラム缶を並べて作っていたのでドラム缶橋と呼ばれることもあります。

現在は、ポリエチレン・発泡スチロール製の赤い浮子を多数浮かべ橋状に繋げて対岸に渡れるようにしています。

このため、湖面の水位が足りなかったり、周辺工事の影響で急遽通行禁止になってしまうこともあります。

浮橋に赴くときは、東京都水道局のトピックスで状況確認を忘れないようにしてください。

トピックス | 東京都水道局
東京都水道局の公式ホームページです。東京都の水道に関する手続きや料金、東京都水道局の事業や取組、事業者の方向けの情報などをご紹介しています。

浮橋は、乗るとき、降りるとき多少揺れますが、完全に乗っかってしまえば安定していて普通の橋とさほど変わりません。

ただ、橋からの眺めは珍しいもので、湖面とほぼ同じ高さから見上げる奥多摩の山々は、他の場所から見るよりも山深く見えるちょっと珍しいビュースポットとなっています。

特に紅葉の時期はおすすめで、紅葉に色づく山々の様子と青い湖面とのコントラストがあなたの目を、とても楽しませてくれるでしょう。

麦山の浮橋に公共交通機関を使ってアクセスする場合は、西東京バスで「小河内神社」停留所に向かうのが一番近く、奥多摩駅から出ている鴨沢行、丹波行、留浦行、小菅の湯行のいずれかの系統のバスに乗車して30分ほどで赴くことができます。

いっぱい系統があって覚えられないかも知れませんが、奥多摩駅バスターミナル「のりば2番」に並べば、ほぼ間違いなく向かうことができます。心配なときは、バスの運転手に聞いてしまうのが一番確実でしょう。

また、詳しいバスの発着時間は、西東京バスの乗換案内ページで事前に調べられます。URLを貼っておくので活用してください。

該当するページが見つかりませんでした。

ちなみに、奥多摩湖には麦山以外にも「留浦(とずら)の浮橋」というのもあるので、間違えないようにしてくださいね。

ギャラリー

浮橋から周囲を見回した様子や、浮橋の上を歩いている様子をInstagramに上げていますのでよかったら見てみてください。

オツネの泣き坂

オツネの泣き坂は、奥多摩湖方面から三頭山山頂に伸びるヌカザス尾根の一画にある急坂地帯を指します。

坂自体は短いので気合入れて一気に登り切ってしまえばそれほど消耗はしませんが、勾配が急なだけでなく、足場がヌメっていて滑りやすいので、初心者向けに紹介されることの多い三頭山界隈では屈指の難所になっています。

そして、この珍しい名前の坂には、由来となる珍しい物語があります。

簡単にお話しすると、昔このあたりに住んでいた豪族に仕えていた女中のオツネさんは、近くで修行をする若い僧侶と恋仲になります。そのことを知った住職が、修行の妨げになってしまうと考え、山梨の遠いお寺に若い僧侶を修行に出してしまいます。

僧侶のことが忘れられないオツネさんは、夜な夜な山道を辿って、その僧侶に逢いに行くことにします。

険しい道中でしたが、無事に僧侶との逢瀬を終えることができ、急いで山道を引き返しますが、三頭山を過ぎたあたりで夜が明けてきてしまいます。

このままでは朝の支度に間に合わず旦那様に怒られてしまうと泣きながら駆け降りた坂が、この「オツネの泣き坂」だったというお話なんだそうです。

実際にこの坂を通過してみればわかりますが、女の子一人で夜の三頭山を駆け降りるとか、かなり無理のあるお話なんですけど、いろんな意味で突っ走ってるオツネさんが微笑ましく感じてしまうのは、わたしが齢50歳の爺様だからなんでしょうかね。

今回の山行ルートと注意が必要と感じた区間

地図上での位置や標高は次のとおりです。

実際に歩いた軌跡は次のとおりです。

今回の注意したほうがよさそうな区間については次の点でした。

今回注意の必要を感じた区間

ヌカザス山から入小沢ノ峰までの区間:オツネの泣き坂で有名な急坂地帯です。雨の無い時期でも、地面にヌメりがあり落ち葉が重なってさらに滑りやすい危険な坂道でした。補助のロープも張らてていますが、部分的にしか無いのであまり頼りになりません。

成るべく乾いて浮いていない大きな岩を探して足を乗せるように進んでいくと、安定するかと思いますので、足元に注意しながら通過してください。

小河内峠から惣岳山までの区間:こちらは滑りやすくは無いですが、落ちたら大怪我必須の区間です。この区間は一部で細尾根の通過が続く場所があり、奥多摩湖側に大きく切れ落ちています。万が一、バランスを崩して奥多摩側に落ちてしまうと大怪我につながる可能性が非常に高いです。運良く無事に済んだとしても、自力で登り返すのは至難だろうと感じる勾配なので、フラつかないように足元に集中して通過するようにしてください。

今回の山行での服装

今回の山行では、次のような服装の組み合わせを持参していきました。

同じ時期に赴かれるときの参考にして見てください。

  • ベースレイヤー:半袖Tシャツ
  • ミドルレイヤー:薄手の長袖Tシャツ
  • アウター:薄手のフリース、ソフトシェル、レインウェア
  • ボトムス:薄手の長ズボン、厚手のソックス
  • その他:手ぬぐい、ネックゲーター、手袋

登山開始から下山まで半袖Tシャツでの活動となりました。

歩きはじめは、途中で長袖着ることになりそうなくらい肌寒さを感じましたが、正午に近づくにつれて身体も温まって気にならなくなりました。

ただ、午後に入ってからは風が出てきたことも影響してか、歩いていても日陰に入ると肌寒さを感じる山行となりました。

特に御前山で食事休憩をとった際には、流石に長袖Tシャツにソフトシェルを羽織っていないと寒くて鳥肌が立つ状況でした。

11月中旬ともなると、関東圏の低山でも半袖は厳しいかもしれませんね。

乗物移動のときは、半袖Tシャツ+薄手長袖Tシャツ+薄手フリース+ソフトシェルのモコモコ装備で、こちらは暑すぎず、寒すぎず快適に過ごせました。

今回の着合わせについて、具体的なウェアの名前やメーカーが知りたい場合は、次の記事が参考になるかと思います。

あなたがお持ちのウェアと比較して適宜プランニングしてみてくださいね。

山行の記録

ここからは、今回の山行について述べていきます。

アプローチ

今回の山行は、麦山の浮橋を渡った後に三頭山、御前山と経由して奥多摩駅まで歩いて帰ることでバス代を浮かせてしまおうプランにしたので、浮橋に一番近い西東京バスの停留所「小河内神社」からスタートすることにします。

東京駅からの乗り継ぎは、JR中央線で立川駅まで、その次はJR青梅線で終点青梅駅へ、そして奥多摩線で終点奥多摩駅まで向かい、最後に西東京バス小菅の湯行に乗って「小河内神社」停留所向かうという流れになります。

「小河内神社」停留所付近には、おトイレは無いので奥多摩駅で必ず済ませてからバスに乗り込むようにしてください。

麦山の浮橋は、「小河内神社」停留所の目の前です。周囲にはベンチの類は無いので、道端で見繕いを済ませてスタートしましょう。

ギャラリー

それでは、東京都のサイハテの地「奥多摩駅」に向かって電車に乗って行きます。まずは、中央線快速で立川駅へ。
立川駅からは、青梅線に乗って青梅駅へ
青梅駅は乗り換えがシビアなので、撮影できず。すっ飛ばして目的地「奥多摩駅」に到着です。
奥多摩駅には、きれいなおトイレがあります。ヌカザス尾根から三頭山への道程にはおトイレが無いので、ここで必ず済ませて行きましょう。
少し巻き戻して、奥多摩駅改札です。真っ直ぐはバスターミナルへ。おトイレ方面は左折です。
バスターミナル方面です。といっても乗り場は3つだけです。目の前の「のりば1番」が川乗、日原方面行き。車道を渡った先の「のりば2番」が奥多摩湖方面行きです。今回は「のりば2番」に進みます。
のりば2番です。さすが紅葉シーズンど真ん中。登山な方々がいっぱい並んでました。
この日、臨時増発ありでしたが、それでも車内では立ちんぼでした。
今回のスタート地点「小河内神社」停留所に到着です。目の前から浮橋が見えていて、最初からクライマックスですね。

「小河内神社」停留所~ヌカザス山

早速、浮橋に向かって歩いていきます。

まずは、浮橋の浮かぶ湖面までの階段を降りて行きます。

浮橋は鉄筋製で安定はしていますが、最初の一歩は多少なりとも揺れますので、足元に注意して乗っかるようにしてください。

人二人分の幅があるので、対向者が来てもすれ違いに問題はありませんが、大きなザックを背負ながら写真とっていると邪魔になるかもしれません。

すれ違い、追越される時などには自分が「通せんぼ」してないか、周囲への気遣いを忘れないようにしたいですね。

浮橋を渡りきると少しの間、湖の縁の遊歩道を歩きます。

紅葉の時期はここの木々もキレイに色づいてくるので注目です。

その後は、車道に出て西方面へ向かいヌカザス尾根より三頭山山頂に臨みます。

ヌカザス尾根は、初っ端からなかなかの急坂なので、慌てず急がず、マイペースに標高を稼いでいきましょう。

尾根の途中にあるイヨ山山頂を通過して、徐々に細くなる尾根道を登っていくと、ヌカザス山山頂に到着です。ここの山頂も、展望が得られないので休憩は挟まずに通過してしまって差し支えありません。

そして、ここから奥多摩でも屈指の急坂区間、オツネの泣き坂に突入です。

ギャラリー

浮橋に降下する階段に進みます。
浮橋周辺には何も無いので、道端で見繕いしてスタートです。
説明文です。昔はドラム缶だったんだそうですよ。
ここの階段、少しヌメるので注意です。
橋に降り立ってからの眺めです。こっちは小菅村の方向です。
正面は朝日で日輪が出ちゃいました。
橋中央から小菅村方面をもう一度。赤い麦山橋が見えてきましたね。
橋の南側からもう一度麦山橋方向です。山が色づいて綺麗です。
橋を渡り切って、振り返った図。浮橋のうねりが良い感じですね。
対岸に渡ったら、暫く遊歩道を歩きます。
ここも紅葉がきれいな道です。
朝日に照らされていい感じでした。
11月中旬ですが、日が当たるとまだ暖かく感じます。
車道に出る階段が見えたら、登って行きます。
ここからは車道歩きです。対向車に気をつけつつ歩きます。
車道からも紅葉に色づく山々と、それらを映す湖面の様子が楽しめます。
浮橋もかろうじて見えました。
木々の間から麦山橋。良い風景です。
車道左手に三頭山への登山口がありました。ここを登って行きます。
初っ端からなかなかの急坂です。
それでも木々の間から朝日に照らされた飴色の紅葉を見てると元気になれます。
大寺山の仏舎利塔が見えました。この子は、どこからみても存在感がありますね。というか、どちらかと言うと違和感なのかも知れません。
落ち葉でカサカサな尾根道を登ります。
紅葉真っ盛りという感じです。
木々の間から三頭橋と思われる赤い橋が見えてきたら
イヨ山に到着です。木々の間から辛うじて奥多摩湖を見下ろせました。夏場は木々が生い茂ってしまい何も見えないんでしょうね。
小菅村方面。めちゃめちゃ色付いてます。大菩薩方面も紅葉の盛りなのでしょう。
ここから、更に勾配の急な尾根道を歩くと
ヌカザス山山頂に到着です。漢字で書くと「糠指山」だったのですね。勉強になりました。

ヌカザス山~オツネの泣き坂〜御堂峠〜三頭山

奥多摩にも、北アルプスや南アルプスと同じように三大急登というのがあります。

今は通行止めとなってしまった鷹ノ巣山の稲村岩尾根を筆頭に、本仁田山の大休場尾根、六ツ石山の水根トオノクボ間の三つを指してそのように言われています。

三頭山屈指の急坂地帯「オツネの泣き坂」は、これら三大急坂に匹敵すると言う人もいるくらい厳しい急坂区間となっています。

ヌカザス山を降り、何回かのアップダウンを繰り返すことで、この「オツネの泣き坂」に入ることになります。

急勾配もさることながら、足元が滑りやすく晴天続きで乾いているはずの日でもヌルっと滑るので、純粋に体力だけを削られるのでは無く、精神的にも疲れます。唯一の救いは区間が短いので一息に登りきれるところでしょうか。

そんな、心身ともにガリガリと削ってくる急坂を登りつめれば、後は三頭山山頂まではなだらかな尾根道が続きます。

途中に出くわす、鶴峠方面への分岐や作業道への分岐を通過していくと、三頭山山頂付近の交通の要所「御堂峠」に到着します。ここまで来てしまえば後はひと登りです。一気にスパートしてしまいましょう。

三頭山は三つの山頂を持つ山ですが、其の中でも西峰が一番眺望に優れていますので、まずはそちらへ向かいます。

西峰からは、北面至近に横たわる石尾根の山々、南面から見える富士山の眺望が楽しめます。どちらもとても素晴らしい眺めです。三頭山に登る場合は、何はともあれ西峰に向かうとシアワセになれる確率が上がります。

逆に最高地点となる中央峰や東峰は木々に囲めれて展望は望めませんので、疲れているときは巻道で回避してしまっても問題無しです。

ただ、東峰から少し降ったところにある展望台からは、御前山や大岳山への眺めが期待できるので、そこだけは外さないようにしましょう。

ギャラリー

まずはヌカザス山を降ります。
軽く登って
軽く降るを繰り返して行きます。
そして、少し平坦になった区間を通過すると
今までの雰囲気とちょっと違う急坂地帯に入ります。ここからがオツネの泣き坂です。
元々滑りやすい上に、枯れ葉が積もって更に滑りやすいので一歩ずつ慎重に登ると良いです。補助のロープも活用しましょう。
ただ、距離はそれほど無いので人によっては呆気なく通過したと感じるかも知れません。
南に向かうので陽の光が眩しいですね。
無事に急坂区間を抜けて、入小沢ノ峰まで着きました。ここからは、緩くアップダウンを繰り返して山頂に向かって行きます。
さっきまでとは段違いに歩きやすい枯れ葉フカフカの道を進みます。
鶴峠への分岐は直進します。
こんな岩の間を通過して
軽く坂を登ったら
左方向に折れて巻いて行きます。
そのまま巻道を進んでいくと鞍部が見えてきます。
鞍部は御堂峠でした。折り返して富士山を眺めにまずは西峰へ向かうことにします。
階段がキツイですが、残りのひと登りなので気合い通過です。
三頭山一つ目のピーク「西峰」に到着です。眺望が一番良い場所で色々映えるからなんでしょうか。山頂碑はここに立っています。
北方面には奥多摩湖を挟んで対面に聳える石尾根の山々の全貌を見ることができます。
奥多摩湖は木々に隠れて見えない位置ですね。
山座同定用の展望図がありました。これで見比べて楽しむと良いです。
南方面には富士山が見えました。この日は快晴でくっきりです。
こちらにも展望図が配置されてました。三頭山から三つ峠も見えるんですね。「三」繋がりで縁起が良さそうです。
ひと回りしたら、三頭山最高峰「中央峰」へ向かいます。
御堂峠まで降ったら、そのまま真っ直ぐ対面へ登り返して行きます。
途中に休憩場所がありましたが、大盛況だったのでスルーします。
中央峰に到着です。木々に囲まれて展望はほぼ0でした。最高峰は踏んだということで停滞することなく、足早に最後のピーク「東峰」へ向かいます。
と言っても、5分程度で着いてしまいます。こっちも眺望は期待できませんね。もう少し先にある展望台に期待しましょう。
ここが展望台です。ご近所の御前山や大岳山を見ることができます。
まずは、展望図を見て位置関係を把握しましょう。
これが展望台からの眺めです。ほぼ中央に大岳山、左手に裾の広い御前山が確認できますね。
御前山と大岳山の奥多摩の二つの名峰をアップにしてみました。どちらも山容が特徴的で分かりやすいです。
少し右にずれると奥多摩から青梅にかけての市街地も見えました。
十分堪能したので、三頭山から離れて御前山への縦走路に向かうために、鞘口峠方面に降って行きます。と、その前に富士山をもうひと眺めしていきましょう。写真い写っている案内版の正面がビュースポットになっています。
冠雪した富士山はやっぱり美しいですね。

三頭山~鞘口峠~月夜見第二駐車場~小河内峠

三頭山の山頂たちや展望台からの眺めを堪能したら、御前山への縦走路に入って行きます。

まずは、三頭山界隈から脱出するため鞘口峠まで降下していきます。

真っ直ぐに登山道を降るのが一番早いルートでしたが、山の麓は紅葉真っ盛りだったこともあり、途中までブナ林の中を九十九折りに降りていくことにしました。

山頂付近はすっかり枯れ落ちていた葉っぱも、標高が下がるにつれて徐々に色味を取り戻して、色鮮やかな様子を楽しませてくれました。

鞘口峠を通過し、風張峠に差し掛かったところで今回は車道を進んでみることにします。

流石は紅葉シーズン、行き来する車やバイクの数が半端ありません。ここにロードバイクも加わって、まるで都内の車道を歩いているかのような交通量でしたが、山道に比べてアップダウンが少なく思っていたよりも早く月夜見第二駐車場に到着できました。

この区間、月夜見山のピークを踏まないのであれば、車道を進んでしまうのも良い手なのかも知れません。

月夜見第二駐車場からの急坂を降ったら、小河内峠まではアップダウンの穏やかな山道が続きます。

正確には、二つ三つ小高い丘を越えていくことになるのですが、どの丘も巻道があり上り下りの負担を軽減できます。初回こそルート把握のために尾根沿いを進んでも良いですが、道程を把握した後は巻道を通過して体力温存に努めるのが良いです。

小河内峠からは、木々の間から辛うじて奥多摩湖が確認できます。ベンチも2つほどあるので、この後に控えた急坂と細尾根に備えて一息入れると良いでしょう。

ギャラリー

御前山縦走路に向けて、鞘口峠へ降下して行きます。
「見晴し小屋」気になりますね。寄り道して行きましょう。
早足で降下して行きます。
登山道が破線になってますが、全然しっかりしたルートなので、こっち進んでも良いんですが、今回は見晴小屋目当てということで、ブナの路を進みます。
九十九坂を降りて案内に従って尾根側に登り返すと、見晴小屋が見えてきました。
見晴小屋に到着です。なかなかしっかりとした小屋でした。
十分休憩できるスペースと椅子が設置されてました。「土足」と書いてあるので、当然、土足オッケーです。
見晴しはこんな感じです。先に訪れた展望台からの眺めと似てますね。高度が下がった分、尾根との距離が近くに感じます。
さらっと眺めたら鞘口峠への降り坂に戻ります。
この辺りから、登山路に合流して勾配が急になってきますので注意です。
陽光の路に向かうと「都民の森」へ下山してしまうので、ここは「鞘口峠」側へ。
標高が下がるにつれて段々と木々に葉が戻ってきました。
真ん中の至る鞘口峠へ
紅葉が現れてきました。
赤みが鮮やかな中を進みます。
最後の急坂区間を降り切ると
鞘口峠を示す十字路に到着です。
ここからは、風張峠方面へ進みます。
夏場に通った時には木々が生い茂って暗い感じの道でしたが、落葉する秋冬は明るい小径になってました。
明るく気持ちの良い道が続きます。
所々で出くわす紅葉が目を楽しませてくれます。
木々の間から奥多摩湖が見えました。これもこの時期特有の眺めですね。
数馬方面への分岐がありますが、真っ直ぐ風張峠方面へ向かいます。
今回は、試しに風張峠から車道を進んでみることにしたので、この分岐を降りて行きます。
風張峠の駐車場に到着です。
駐車場脇に立つ地図で現在位置を確認しておきます。
それでは振り返って、月夜見山方面へ進んで行きましょう。
車道からは御前山や
大岳山や
色づいたイチョウの木々が綺麗に見えました。
もみじも赤々としてますね。
紅葉シーズン真っ盛りだからか、この日は乗り物の往来が激しかったです。
と、思ったのですが、そうでは無く片側工事中だったからなのかも知れません。
1時間ほど歩いて月夜見第二駐車場に到着です。
駐車場を縦断して
小河内峠への道に入って行きます。
東京水道水源林だそうです。水道水に通じる場所なので、変なもの落とさないようにしないとですね。
急坂をガッツリと降って
巻道天国を通過すると
奥多摩湖側が切り立った尾根道に入ります。
そのまま尾根道を進むと、小河内峠に到着です。うっすら奥多摩湖の様子が見えますね。
この先、緊張する区間に入るので、疲れたらベンチで一休みすると良いです。

小河内峠~惣岳山~御前山

ここから惣岳山に至るまでの区間は今回の山行の中ではヌカザス尾根に続いて、二番目にきつい区間となります。

まずは、二段階になっている急坂を登って行きます。

ここに至るまで結構な距離を歩いてきているので、ここに来ての急登は思ったよりも足に効いてくるので、急がずゆっくり歩みを進めるようにしてください。

二段目の急坂が終わった頃に、警告を示す立て看板が現れます。

ここからは、勾配はさほどではなくなりますが、奥多摩側が切れ落ちた崖となっている危険区間に突入します。

危険と言っても、慎重に進めば問題無く通過できるので、よそをしないで足元を注視しつつ通過するようにしましょう。

細尾根区間を通過してしまえば、後は登り一辺倒に登ることで惣岳山山頂に到着です。

ベンチが多数ある平坦な場所なので一息つきたくなりますが、ここまでくれば御前山は目と鼻の先です。

ここで気合を入れ直して、御前山まで登り切ってしまいましょう。

御前山山頂は、かなり広い平坦な広場になっています。ベンチも多く設置されているので、北面の石尾根を眺めながら少し長めに休憩を入れると良いでしょう。

ギャラリー

小河内峠をスタートしたら、すぐのタイミングから急坂の登りになります。
一旦、平坦になって、更に急坂を登っていくと
巻道へ折れて行きます。
平坦な山道を進みます。
正面に大きな御前山の様子が見えてきたら
よそ見、おしゃべり注意の看板が出てきます。ここから危険地帯に入ります。
写真ではわかりづらいですが、進行方向左手の奥多摩方面がストンと落ちてます。
再び写真ではわかりづらいですが、奥多摩方面のガケを覗き込んだ図です。ここを落ちてしまったら、自力で這い上がってくるのは非常に困難に見えます。大怪我を負って行動不能に陥るかも知れませんので、くれぐれもバランスを崩して落っこちないようゆっくり通過してください。
そんな危険地帯を通過していくと
少しの間、平坦な道になります。
歩きやすい穏やかな傾斜の道を登って
惣岳山直下の急坂を上り詰めれば
惣岳山山頂に到着です。
疲れてはいるのですが、御前山山頂もすぐに見えているので休みは入れずに先に進みます。
杭で仕切られた道を進みます。
途中に立っている案内図です。山頂までもうすぐの位置まで来ているようです。
最後の坂道を登っていくと、登山客の座るベンチが見えてきました・
御前山山頂に到着です。この時点で概ね15時15分。ここまでノンストップで進んできたので流石に疲れました。ここいらで休憩を入れることにします。
御前山山頂は、大きな広場になっていて北方面に視界が開けています。こんな感じです。
もう一枚、北方面への眺めです。石尾根がくっきりはっきりですね。
ベンチに座りながら、こんな感じの風景を楽しめます。
山頂には案内図も設置されているので、これから向かう方向に何があるのか確認しておきましょう。

御前山~鞘口山~大ダワ~弁天橋~JR「奥多摩駅」

御前山でしっかりと休みをとったら、ここから奥多摩駅までノンストップで降下して行きます。

ただ、大岳山への登り返し地点となる大ダワに至るまでの降り区間は傾斜が急な上に、岩や木の根で足元が不安定な状態が続きます。

足を取られて転倒するとケガに繋がり行動不能に陥るリスクがありますので、駆け降りることなく一歩ずつ確実に足を降ろして進むようにしてください。

大ダワからは、今回初の試み林道鋸山線を降って、奥多摩駅まで歩いてみることにします。

鋸山から愛宕山に至る鋸尾根をよりも標準コースタイムは10分ほど長く、結構な距離の林道を歩くことになりますが、一度は歩いてみたかったのでいい機会となりました。

歩いてみた感想としては、道がとても整備されている点が印象的でした。

麓の弁天橋に至るまで、枯れ葉や落石による小石は多数落ちてはいましたが、アスファルトが割れていたり、沈没していたりといった足を取られる箇所は皆無に近く快適に踏破することができました。

紅葉の時期も手伝って、周囲の風景も飽きることなく楽しみながら進めましたが、それでも、あの長い林道をもう一度歩くとなるとちょっと躊躇してしまうかも知れません。

弁天橋まで降り切ったら、車道を通って奥多摩駅まで進みます。

南氷川橋、氷川大橋と渡れば駅は間近です。

奥多摩の役所前の十字路を左に折れれば奥多摩駅に到着です。

駅でおトイレを済ませたら、後は電車に乗って帰るだけですが、トイレ前には靴の洗い場があります。

ここで、靴の泥を落としてから電車に乗り込む気持ちの余裕があると近いうちにシアワセになれると思います。是非、心に余裕を持ちつつ気持ちよく帰路についてくださいね。

ギャラリー

それでは大ダワ経由で林道を通って奥多摩駅まで下山としましょう。
御前山直下の急坂を降って
大ダワ方面へ降りて行きます。
夕方に入って日陰は薄暗く肌寒くなってきたので、少し早足で帰路を進みます。
日向はまだ日中ですね。
クロノオ山に到着です。この名前見るといつもクロノトリガーを思い出すんですよね。昭和バンザイ。
時間が押しているので、急ぎ始めます。
何度かのアップダウンを超えると
鞘口山に到着です。ここまでこれば大ダワも近いです。
坂道を降って
更に降っていくと
眼下に林道が見えました。
トイレを回り込んで降りて行きます。
大ダワに到着です。
ここからの林道歩きも長いので、おトイレに立ち寄っておきます。
ここから林道歩きです。
夕日を浴びて紅葉が輝いていますね。
この高さぐらいが紅葉の見頃かも知れません。
ただの林道歩きだと飽きそうですが、こんな眺めの中歩けるなら悪くないですよね。
でっかいもみじも綺麗に色づいてました。
日没が近いです。急ぎます。
この林道はよく整備されていて、つまずく箇所がほとんどないので、駆け足気味で降って行きます。
昭島市民の森だそうです。御前山山頂が1,405mと考えると、高低差600mといったところでしょうか。結構な高さを降りましたね。
何やら大ダワ方面からの枝道がありました。近道があったのかもしれません。
気を取り直して、軽快に降りて行きます。
夕日に照らされて対面の山々が真っ赤です。東方は熱く燃えていますね。
途中端折って、麓近くまで降りてきました。
ゲートを潜って
Uの字カーブを曲がって行きます。
沢沿いに出てきました。ここも日中は紅葉が映えそうな場所です。
登山帰りと思われるグループがいました。この長い林道を歩く人が居ることに驚きです。
青梅街道まで到着しました。後は、奥多摩駅方面へ進むだけです。
と、その前に、少しだけ逆方向に進んで、赤い弁天橋をカメラに収めておきます。
それでは、サクッと奥多摩駅へ戻って帰ることにしましょう。
弁天渓バス停を通過して
消防署を通り過ぎてると
南の氷川橋がありました。ここを渡ると勝手知ったる奥多摩市街地に入ります。
何度となく通過した氷川大橋を渡って左折すれば
奥多摩駅に到着です。電車の車内を汚さないように、おトイレ前で靴の泥を洗い流してから帰ることにしましょう。お疲れ様でした。

まとめ

紅葉本番の11月中旬の奥多摩湖の様子でした。

奥多摩湖に掛かった浮橋は、今回渡った麦山の他にもう一つ留浦にもあるようですが、麦山の方が揺れが少なく安定しているのでオススメです。

そして、紅葉時期に浮橋の上から麦山橋の方向を眺めると色鮮やかな山の様子が湖面に映って、とても素敵な眺めを楽しめました。

浮橋を渡って湖畔に沿って伸びる「奥多摩湖いこいの路」を散策して帰ってくるだけでも、結構楽しめるかも知れません。

今回の記事で、更に興味を持ってもらえたら、是非、一度訪れてみてくださいね。

それでは、ここまでお読みくださりありがとうございます。

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