山行の記録|一通り歩いてみました!高尾山登山コース巡り

1号路から6号路、稲荷山コースまで入れたら7つの登山コースがとても良く整備されている高尾山。

コース毎に特色があり、高尾山の様々な面を楽しめるようになっていますが、実を言うと1号路と稲荷山コース以外は登ったことがありませんでした。

そこで、来月に控えたテント泊に向けての足慣らしの一環に、一通りの装備背負って各登山コースを巡ってきてみました。

流石に、すべてのコースをピストンするだけの体力はなかったので、一筆書きに歩けるルートだけになっていますが、それぞれのコースの雰囲気は掴めるのではと思います。

今回は、そんな高尾山登山コース巡りの様子となります。

目次

基本情報

まずは、今回の山行についての基本情報です。

山行の基本情報

日付:2021/07/24

天候:曇ときどき晴れ

エリア:高尾山エリア

コース概要:京王線「高尾登山口駅」~1号路往復〜2号路から4号路~5号路周遊~3号路から2号路~6号路~稲荷山コース~ 京王線「高尾登山口駅」

難易度:体力☆☆、技術☆、危険☆

交通機関:

(往) 京王線「高尾登山口駅」 から

(帰) 京王線「高尾登山口駅」 へ

概要

高尾山

高尾山は東京都八王子市にある都内でも人気の低山です。

今でこそミシュランの山などと言われて様々なグルメ施設やレジャー施設の林立する一大行楽地になっていますが、もともとは修験の場で一号路中腹に建つ高尾山薬王院の寺域になっています。

このため、山中や麓など様々な場所に社や神仏像が建っていて、門前町にも似た雰囲気を醸し出しています。

また、天狗信仰も有名でJR高尾駅には大きな天狗の顔をモチーフとした像が建っていたりもします。

標高は控えめな599m。それでも都内から近いこともあり関東平野のビル群を間近に眺めることができます。また、天候に恵まれれば山頂展望台より丹沢山塊の山々や富士山までも一望できます。

登山に適した時期は、桜の綺麗な春先と紅葉見事な秋口です。夏場は低山特有の蒸し暑さと羽虫の多さからあまりオススメはしません。空気の澄んだ初冬も悪くはありませんが積雪やアイスバーンな山道を登り降りすることになる恐れがあるので、チェーンスパイクをはじめとした冬用の装備が必要になります。

最寄り駅となる京王線の「高尾登山口駅」からの登山コースは7つ。それぞれで違った特徴があります。

具体的な雰囲気については、後述の「山行の記録」に書かせてもらいますのでそちらを御覧ください。

ギャラリー

最寄駅の京王線「高尾登山口駅」新しくて綺麗です。
駅の売店。綺麗ですが値段はほぼ定価で安くはありません。
なぜかモンベル売ってます。もちろん定価です。
こちらはケーブルカー駅。年季入ってますね。
ケーブルカー駅の前は門前町っぽい繁華街になってます。
山の中腹まで行くと、薬王院があります。年越し元旦は超コミコミだそうです。
山頂は大きな広場になってて、ここも通年混雑しています。写真は東京オリンピック2020開会前の時期で、五輪のモニュメント前で写真撮るため長蛇の列が出来てました。
こっちは山頂碑です。ここも結構人が並びます。
長めの方は、ケーブルカー駅周辺から八王子や遠くは新宿の街並みが見えます。
山頂からは、主に丹沢方面の山々と天候に恵まれれば富士山まで見ることができます。写真のはちょっと雲がかかってしまってますね。
下山後は、駅直結の極楽湯に立ち寄るのも良いです。折角お風呂入ったのに駅まで遠くて、再度汗だくに。なんて展開にならないのは助かります。

今回の山行ルートと注意が必要と感じた区間

地図上の位置と標高

今回の山行で歩いた場所について、地図上の位置、標高です。

「Download file」のリンクからGPXデータとしてダウンロードできます。

ご自由にご活用ください。

合計距離: 22412 m
最高点の標高: 600 m
最低点の標高: 192 m
累積標高(上り): 1593 m
累積標高(下り): -1593 m
総所要時間: 08:38:36
Download file: climbing-record-20210724.gpx

歩いた軌跡

続いては、GPSデータを元にした軌跡です。

市販の地図

今回の山行ルートが掲載されている市販の地図も載せておきます。

本来であれば、国土交通省国土地理院のサイトから2万5千分の1地形図を購入、印刷して持参するのが正しい在り方ですが、毎回それだと面倒なので、紙面の地図は5万分1の市販地図をザックに入れて持って行くことにしています。

わたしの山行でのメイン地図はGPSアプリに移っており、紙面地図は予備扱いなため、今のところこの運用で困った事態には陥っていません。

ただ、読図の勉強をちゃんとしたい場合は、2万5千分の1地形図を購入した方が良いです。

5万分の1の等高線は荒すぎて地形把握には、ほぼ役に立たないのでご注意くださいね。

注意した方が良さそうな区間

今回の注意したほうがよさそうな区間については次の点でした。

今回注意の必要を感じた区間
  • 稲荷山コースの山頂付近粘土質の道が踏み固められて滑りやすい。降りに使う場合は、足を下ろす場所に注意しないと転倒リスクがある。

山行の記録

ここからは、今回の山行について述べていきます。

アプローチ

今回のアプローチは京王線「高尾登山口駅」からです。

駅構内は非常にキレイで案内も豊富なので迷うことは無いでしょう。

おトイレも新しく綺麗ですが、人気行楽地の最寄り駅ということもあり、かなり混雑します。

どうしてもウォシュレット付きの綺麗なトイレじゃないとダメという場合を除けば、徒歩5分の高尾山ケーブルカー駅構内のトイレを使うほうが時間効率が良いですし、混雑緩和にも貢献できるのかなと思います。

また、改札を出てすぐに売店があり飲み物やおやつなど購入できますが、すべて定価です。

地元にお金を落とす意味での購入に否はありませんが、諸々持参したほうがお財布にはやさしいでしょう。

因みにこのお店、モンベルのレインウェアなんかも置いてました。流石にここで購入する人は居ないだろうと思うので、ショーウィンドウ的な一画なのでしょうね。

そして、「高尾登山口駅」からの登山コースは7つすべてケーブルカー駅付近から始まります。何はともあれ、そちらへ向かいましょう。

ギャラリー

高尾登山口駅着。時間帯が合えば、新宿からの準急一本で来れます。
駅構内のトイレ。結構並ぶのでケーブルカー駅のトイレ使う方が賢いです。
改札出たら右折します。
駅出たすぐのところに靴洗い場があります。下山後はここで靴の泥を落としましょう。
道なりに進むと
ケーブルカー駅が見えてきます。右が1号路なのですが、おトイレを借りにケーブルカー駅へ。
女子トイレの奥に男子トイレがあります。
準備もできたところで1号路を登っていきます。

1号路往路

まずは、王道コース1号路を使って山頂まで登って行きます。

ケーブルカー駅広場のベンチで見繕いしたら、アスファルトの坂を登ってきます。1号路は全道アスファルトなので、登山靴だと逆に疲れます。1合路だけを目的に登るなら、サンダルとまではいいませんがスニーカーのほうが登りやすかもしれません。

途中に金毘羅台園地という展望台への分岐があります。八王子市街地が良くみえますので余裕があったら立ち寄っても良いでしょう。

暫く、舗道を登っていくとリフト駅が見えてきます。そこから10分くらいで今度はケーブルカー駅前に出くわします。

「ビアマウント」の特徴的な建物があるのでわかりやすい場所です。

ここからも、関東平野が一望できますが、もう少し先に進んだ十一丁目茶屋隣の展望場所のほうが眺めが良いので、そこまで進んでしまうほうが良いです。こちらの展望場所は広場になっていてベンチが豊富にあります。

見落としがちですが、この広場にある水道の飲料可ですので、覚えておくといざというときに役に立つかもしれません。

そして、「サル園」や「タコ杉」、立派な杉並木を過ぎていくと男坂、女坂の分岐が見えてきます。

今回は訓練兼ねてるので男坂を登っていきます。

そうは行っても大した段数はありません。すぐに登りきってしまうので、物足りない場合は「仏舎利塔」まで繋げて登ってしまうのが良いでしょう。

「ごまだんご」が有名な権限茶屋を過ぎて、もう少し進むと「高尾山薬王院」に到着です。ご挨拶してから先に進みましょう。なお、ここはお寺様なので柏手は不要らないのでご注意下さいね。

残りの石階段を登りきって、軽めの鞍部を越えたら山頂に到着です。

記念に一枚撮ったら、混雑する前に降ってしまうことにします。

ギャラリー

1号路の明確なスタート位置が分かりませんが、多分このゲートだと思います。
まずは、こんな感じの石畳を進みます。
所々にこんな感じの野外生物や植物の説明が立ってます。子供が喜びそうですね。
高尾山界隈ではまだ見かけていませんが、野生の猿も居るようです。近年の野生生物は人間を恐れないからちょっと怖いですね。
1号路に限らず、高尾山の山道にはベンチが豊富です。疲れたらちょいちょい休憩入れると良いです。
それと、1号路は車両も通ります。特に山中のお店が開く前の早朝はお店の方のトラックやバンが頻繁に行き来するので注意して進みましょう。
30分もしないうちに金毘羅台への分岐が見えてきます。今回は立ち寄っていくことにしたので直進です。
こんな案内が立っているので間違わないでしょう。
木の階段を登り切ると広場に出ます。
広場の一画が展望台になっていて、八王子方面の眺めが一望できます。正面の高いビルはなんでしょうね。小金井の高層ビルでしょうか。
一通り眺めたら1号路に戻ります。
そのまま登り方面をどんどん登っていくと
リフト乗り場が見えてきますので、さらに先へ進みます。
今度はビアマウントの特徴的な建物が見えてきますので、さらに進みます。
建物直下にはケーブルカーの山頂駅も見えます。
ビアマウントを超えるとベンチが何組か設置されている広場に着きます。
ここからは、八王子を越えて池袋や新宿の街並みを遠くに見渡せます。
お隣にはお蕎麦で有名な十一丁目茶屋が建ってます。このお店はテラスからの眺めが絶景なのでいつでも満員状態です。
たこ杉、サル園と観光施設を通り過ぎて「浄心門」まできました。ここまでで1号路のほぼ半分といったところでしょうか。ここから右手にいくと4号路、左手にいくと3号路に出られますが、今回は真っ直ぐ1号路を進みます。
赤い灯籠の道を進むと
男坂、女坂の分岐点に到着します。左側の男坂へ。
こんな感じの階段が出てきますが、呆気ないほど短いです。
7月も後半ですが、まだ紫陽花が咲いてました。
階段を登りきってすぐ右手に、仏舎利等への階段が見えたのでそのまま登ってしまいます。「苦抜け門」というのを抜けていきます。ちなみに三密の道の「三密」はコロナ禍のそれとは関係無いみたいです。人間の生活を成り立たせている「身体」「言葉」「心」の三つを指して「三密」と言っているんだそうです。とか賢しげに語ってますが、隣に建つ石碑に書いてありました。
仏舎利等です。真っ白で目立ってます。
1号路に合流します。目の前のお店は「権現茶屋」です。ごまだんごが名物で、坂を登って一休みしていく人でいつも賑わってます。
茶屋を超えると、しばらく杉並木を進みます。
やっと薬王院の正面門まで到着しました。本堂まで後もう少しです。
ここを登れば本堂です。
登る前に一礼忘れずに。
薬王院本堂に到着です。ご挨拶して山頂方面に進みましょう。
山頂は、向かって左手を進んで石階段を登っていきます。
これまた立派な「飯縄権現社」を抜けて
何度か石階段を登り
小ぶりな鞍部を超えると
山頂直下のおトイレが見えてきます。ここまで来れば山頂は目の前です。
山頂に向けての坂を登り切れば
高尾山山頂に到着です。ちなみに昔は標高600mだったのだそうですが、昭和の改測で599mになっちゃったみたい。何か盛っちゃえばいいのにね。
山頂は広場になっています。早朝なので、人もまばらです。
五輪のモニュメント前。早朝はガラガラですね。
奥の展望台からの眺め。雲多めですね。富士山も見えないので、一旦、十一丁目茶屋まで降りて別のコースに入ることにします。

1号路復路

ここからは、1号路を十丁目茶屋前まで降りる様子です。

登ってきた道を降りていくので、特筆すべき点はありませんが、1号路は小さい子や高齢の方も行き来することが多いので、渋滞してウズウズすることもあるかもしれませんが、急かしたり、無理やり抜かしたりしないよう余裕持って歩くのがよいですね。

十一丁目茶屋からは、2号路を登って4号路に入っていくことにします。

ギャラリー

一旦、十一丁目茶屋まで降ります。
寺院境内まで降ったら
石階段を降りていきます。
飯縄権現社付近まで来ると、左右の分岐が現れるので左側の降り道を行きます。
降り坂を過ぎると薬王院本堂の裏手に出るので正面に向かいます。因みに愛染明王を祀った神社の前を通ります。縁結びの神様なので、是非お参りをしていきましょう。
正面に回ったら、登ってきたコースを逆走して赤門をくぐります。
正面門を出たら
杉並木を下り
男坂、女坂の分岐に着いたら、今度は左側の女坂を降ります。
こんな感じの緩やかな坂を下ると
「浄心門」に到着です。ここから10分ほど進めば十一丁目茶屋です。
到着しました。お店も開店してますね。それでは、今度は2号路経由で4号路を登っていきます。

2号路から4号路(往路)

2号路ですが、本来は十一丁目茶屋の周囲を周回しつつ草花を楽しむコースになっているのですが、今回はそのうちの半分を登って4号路に繋げていきます。

標高が低い位置且つ夏場ということで、かなりムシムシとした山道です。蛇滝という滝への分岐がありますが、今回は立ち寄らずに先に進みます。

一人分の細い山道を歩いていくと、段々と隣の1号路からの人声が大きくなってきます。そのまま真っすぐに進んでいけば1号路と合流できますが、手前にある4号路への分岐の方へ折れていくことにします。

4号路に入ると道幅も広がり、平坦な道が多くなって歩きやすくなります。

途中にみやま橋という小ぶりな吊橋があります。多少は揺れますが足が竦むほどではありません。

更に進んでいくと、今度はいろはの森分岐地点に出くわします。休憩のためのベンチが設置されてるので、ここで一息入れても良いかもしれません。

そして、一瞬降った後から木の階段が増えてきて、少し息が弾むようになってきます。

ただ、それほど長くは続きません。

1時間もかからずに山頂直下のトイレ施設前に出られることでしょう。

このまま山頂に向かっては芸が無いので、山頂を周回している5号路を回って行く事にします。

ちなみに、このトイレ前の水道も飲料可能です。覚えておくと何かの役に立つかもしれません。

ギャラリー

今度は2号路を経由して4号路を登っていきます。
入り口ちょっと分かりずらいかも。十一丁目茶屋と反対側にあります。
人ひとり分の道幅を降っていきます。
分岐して蛇滝方面へも行けるみたい。機会あったらこっちのルートも開拓してみます。
結構降ります。
そして、結構登ります。
結構登ったら、1号路と4号路への分岐に出ます。1号路方面に向かうと「浄心門」に出れます。今回は4号路へ向かいます。
4号路に入ると道幅が広がって抜群に歩きやすくなります。ただ、北面で日差しが届かないからか、心持ち湿った感じがします。
こんな感じの平坦な道を進んでいくと
こじんまりした吊り橋が見えてきます。
年季入ってそうですが、ちゃんとメンテナンスされてて安心です。揺れもそれほど大きく無いので焦らずゆっくり渡りましょう。
吊り橋を渡って少し行くと、木の階段が増えてきます。
階段区間を超えたところでベンチがあるので、疲れたら休みましょう。
この休憩場所は、いろは森への分岐場所になってます。若干入り組んでるので、間違えないように案内を確認しながら進みましょう。
こっちの降っていく道が4号路になります。
少し降ったら、今度は木の階段を登っていきます。
階段を登るにつれて1号路からの賑わいが聞こえてきます。
階段を登り切ると、頂上直下のトイレ施設前に出ることができます。ここからは山頂には出ずに5号路を周回していきます。

5号路周遊

山頂直下のトイレ前からは、山頂周囲を周回する5号路に入り、3号路まで進みます。

このコースも2号路同様に、高尾の草木を眺めて楽しむコースとなっていて、2、3名がすれ違いできるくらいの広い平坦な道になっています。

また、2号路よりは高所なので風があって、草木で日光も遮られているので涼しく感じます。

炎天下で混雑必須の山頂に滞在するくらいなら、5号路を周回して回るのも良いかもしれません。

そして、稲荷山コース、6号路からの合流地点を越えると3号路への分岐が見えてきますので、そちらを降っていきます。

ギャラリー

それではぐるっと5号路を周回していきます。
5号路も道幅が広く平坦で歩きやすいです。本来の目的は、季節の草花を鑑賞しつつ歩く遊歩道的な道みたいです。
このため、人通りが結構ありますが、道幅が広いので譲り合わなくてもすれ違って行けます。
20分ほど歩くと反対側の分岐に到着です。ここを真っ直ぐに進むと、もみじ台、一丁平を経て城山への縦走路に乗れます。今回はそこまでは行かないので、Uターンしていきます。
地図上のポイントはこんな感じ。
案内に従って5号路を進んでいきます。
南側の道は若干狭い感じで、こっち側は人とすれ違う時には譲り合って進む必要があります。
10分ほど進むと、今度は稲荷山コースとの合流地点に着きます。ここはスルーします。
更に進むと今度は、6号路との合流地点です。
ここで上に登って5号路を行くと元の位置に戻れますが、今回は3号路派手出て十一丁目茶屋へ降っていく事にします。
3号路への分岐地点です。ここから3号路を降ります。

3号路から2号路(復路)

3号路は、4号路に比べると、道が乾いているように感じます。

恐らく日差しが入りやすい南側の山道だからなのかなと思います。

山頂付近こそ木の階段が続きますが、それより下に降ってしまえば、平坦な道が続く歩きやすい道です。

ただ、道幅は一人分と狭いのですれ違いのときには譲り合えたほうが良いですね。何本かの木の橋を越えて行くと2号路の残り半分に入って行きます。

ここも同様に一人分の狭い山道が続き、最後に6号路への降りと、1号路への登りの分岐に出くわします。

分岐を越えて1号路へ向かうとすぐに「十一丁目茶屋」に到着です。

そのまま、1号路をケーブルカー駅まで降りて改めて6号路に進むことにします。

ギャラリー

ここからは3号路、2号路と1号路と辿って、一旦ケーブルカー麓駅まで降りてしまいます。
分岐から3号路に入ります。
3号路入ってすぐの区間は石階段が続きます。
その後、通常の降り坂を少し進むと、橋が見えてくるので渡ります。
更に進むとまた橋が出てくるので渡ります。これを3回から4回繰り返します。
そうこうしていくと、1号路への分岐に差し掛かります。ここを1号路方面に登ると「浄心門」に出ることができます。今回は更に降って十一丁目茶屋まで戻ります。
こんな木漏れ日の中を歩いていくと
今度は十一丁目茶屋へ出る1号路方面への分岐に出くわすので、ここを1号路方面へ向かって登っていきます。
こんな感じです。
そして、この階段を登れば
十一丁目茶屋に到着です。ここからは1号路の鋪道を降ります。
流石に1号路は人の往来が激しいです。
ビアマウント1階のだんご屋さんを通過。
だんご屋前からの眺め。だんだん晴れてきて良い塩梅になってきました。
更に降って、リストのりばを通過。
金毘羅台への分岐もパスして
石畳の道を下りきれば
ケーブルカーの麓駅に到着です。あとは6号路を登って再度山頂をタッチしたら、稲荷山コースを降ってフィニッシュといった段取りです。

6号路(往路)

6号路は高尾山の登山コースの中で、唯一の沢筋を行くコースです。

ケーブルカー駅の左側を舗道の終点まで行くと登山口に到着できます。

登り始めは、非常に暗くてジメジメとしていますが、高度を上げていくと徐々に日光が入ってきて明るくなっていきます。

並走する沢も日光を浴びるとキラキラと輝いて見えるのでとても綺麗です。沢の流れる音も心地よくてなかなか癒やされるコースです。

今回まったく期待してなかったので、嬉しい誤算でした。

ただし、足元は滑りやすいので歩くときに注意は必要です。

特に大山橋を越えたあたりで、沢を渡河する区間が出てきます。水量によっては、スニーカーだと厳しいかもしれません。

山頂直下には、新し目の木道が敷設されています。個人的に木道が嫌いなので閉口しましたが登りきってしまえば、山頂は目の前です。

人とのすれ違いに注意しつつ一気に登りきってしまいましょう。

ギャラリー

6号路はケーブルカー駅の左手を進みます。
こんな鋪道進んでいくと
6号路の入り口があります。
こんなオブジェが立ってます。
6号路はこんな感じの沢筋を進みます。
小川のせせらぎが耳に心地よいです。
琵琶滝への分岐があったので寄り道していきます。
こんな御堂の奥にありました。
しめ縄で通行止めされていたのでここまでで6号路に戻ります。
6号路に戻りました。それでは進んでいきます。
こんな緑綺麗な区間や
杉の林立している区間を超えていきます。
途中に硯岩とか
大山橋などのポイントも通過します。
これ大山橋です。地図に出てるくらいなので大きいと思ったら、結構こじんまりしてますね。
そして、この案内から沢に入って進みます。
この日は水少なく、スニーカーでも行けなくは無いですが、できれば、しっかりと防水処理の施された登山靴を履いてきたほうが安心です。
沢を抜けると階段区間に入ります。かなり新しく、手すりや滑り止めもついており歩きづらさはあまり感じません。
なかなか距離が続きますが、ここを登りきれば休憩所があります。
階段を登りきった休憩所です。ベンチの数も多めなので、膝がガクついたら一休みしていきましょう。
休憩所を抜けると、5号路との合流地点に出ます。先にスルーした1号路方面に登っていくと
山頂直下のトイレに到着です。ここまで来れば着いたも同然です。
山頂到着です。時間も正午に近く、人が増えました。
山頂展望台からの眺めも晴れて良い感じです。
富士山は雲の中でした。残念ですね。

稲荷山コース(復路)

最後は、稲荷山コースを降っていくことにします。

こちらのコースは、今回歩いたコースの中で一番長くて、一番登山道っぽい道です。

まず山頂直下の区間ですが、今回の山行では唯一危ないなと感じた区間です。土質が粘土質で滑りやすい上、沢山の人に踏み固められてしまいツルツルになっている箇所が多くみられます。

今回は乾いていたのでさほど滑りませんでしたが、雨の続いた後は避けたほうが良いかもしれません。

ただ、この危ない区間を過ぎてしまえば、しっかりと整備された山道が続きます。歩きやすいのでどんどん降っていけます。

丁度中間地点までくると稲荷山山頂展望台とそれを巻く巻道の分岐に差し掛かりますが、大した登りでもないので、ここは展望台に立ち寄りましょう。

この展望台から、遠くに池袋や新宿の高層ビル群を眺めることができます。東屋跡にベンチが残ってるので座って眼下の市街地を眺めながら一休みすると良いでしょう。

展望台を過ぎたら、降り一辺倒で降っていきます。

スピードが出やすいので、膝痛めないように注意しつつ、ゆっくり目に降りる様にすると良いかもしれません。

下山口はケーブルカー駅の真横です。

一旦、駅前の広場で落ち着くのも良し、さっさと駅まで進んで帰路に着くのも良し、そのときの疲労状態で判断して下さいね。

そして、「高尾登山口駅」には登山靴の泥やホコリを払うための靴洗い場があります。なるべくなら、ここで泥を落として電車内を汚さないようにしてあげると誰かに喜んでもらえるかもしれません。

ギャラリー

今回最後の降り稲荷山コースです。滑りやすいマークが目立ってますが、確かに滑りやすい区間あるので気をつけて進みましょう。
まずは山頂直下の階段を降ります。
降り終えると、5号路と交差するので奥に進みます。
木道が設置されてるので、その先へ向かいます。
ここのあたりが滑りやすい区間です。粘土質の土がカチカチに踏み固められて、濡れてなくてもズルッと行きそうです。
滑りそうな区間を木道でカバーしてくれてますが、そもそも雨の日は木道自体滑るんですよね。
粘土区間を超えるとベンチがあります。まだ休むほど降ってないので先に進みます。
少しだけ登り返して
その後、平坦な道を進んでいくと
展望台と巻道の分岐に差し掛かります。大した登りでもないので展望台方面へ。
展望台からは、池袋や新宿方面の街並みが遠くに見えます。
アップするとこんな感じです。屋根を取り外された東屋跡が残ってるのでベンチに座って眺めを楽しめます。
一通り眺めたら、一気に降ります。
ここからは登り返し無しなので、降り切るまで速いです。
ガガガと降って、あと200mになりました。
最後に柵付きの階段を降りて
途中の社でご挨拶して
更に階段を降り切ると
稲荷山コース入り口です。
ケーブルカー駅に回り込みます。
正面です。15時になると人も減ってきますね。
お土産通りはスルーして最寄駅へ向かいます。
駅前の靴洗い場に並んで靴を綺麗にしておきましょう。
改札口到着です。お疲れ様でした。

おまけ

今回の立ち寄り湯は「高尾登山口駅」から歩いて1分の「京王高尾山温泉・極楽湯」です。

アクセスの良さからいつも混雑していますが、駅からの直結道があったり、施設内のモニタで京王線ダイヤが確認できたりと、利便性抜群で助かります。

お値段が少しお高めな感じがしますが、内湯、外湯、サウナに炭酸湯と多様な施設を時間制限無しに使えるので、言うほどコスパ悪くないかもしれません。

施設内に食堂もありますが、使ったことが無いので評価は控えます。ただ、お客さんはあまり入ってなかったかな。

唯一欠点としては、大型ザックを置くスベースが無い点ですが、高尾山に75リットルのザック担いで来るような物好きはほぼ居ないだろうから、これは仕方ないですかね。

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ギャラリー

この施設は駅直結なので、色々重宝します。
ここが正面玄関。まだ、真新しいですね。
お風呂でさっぱりしたら、京王線で帰ります。始発駅なので座れるのが助かりますね。

まとめ

高尾山の登山コース巡りの様子でした。

全コース歩いてみて一番に感じたのは、1号路とその他のコースのギャップです。

1号路は全道アスファルトで、途中までケーブルカーやリフトで登れてしまうので沢山の観光客が行き来しています。登山に来たつもりで歩くと、騒がしさや煩わしさを感じてしまいザワザワしてしまうかもしれません。1号路だけは観光地と割り切っておおらかな気持ちで歩くと良いかもしれませんね。

それ以外のコースはしっかり登山道です。コースによって、吊橋があったり、木道があったり、沢に入ったり、なかなかバラエティーに富んでいます。

そして、色々なところで繋がってるので探索しつつ巡ってみると「この道、ここに出るんだ」って感じになって、なかなか面白いですよ。

お時間に余裕あったら試してみてくださいね。

それではここまでお読みくださり、ありがとうございます。

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