山行の記録|愛鷹山塊・春の大岳登山

登山情報

西伊豆への出入り口となる沼津と富士山の間に位置し、東西になだらかに広がる愛鷹山塊。

その山塊の中心から西にズレた部分に、大岳というピークがあります。

かつては呼子岳と山道で繋がり行き来することもできましたが、現在では廃道となっており、訪れる登山者の少ない物静かなピークとなっています。

今回は、そんな静かで物寂しい山を探索したときの記録となります。

基本情報

まずは、今回の山行についての基本情報です。

山行の基本情報

日付:2021/03/07

天候:曇り

エリア:愛鷹山エリア

コース概要:岳南鉄道「須津駅」~大棚キャンプ場~大岳登山口~大岳~大岳登山口~大棚キャンプ場~岳南鉄道「須津駅」

難易度:体力☆、技術☆、危険☆

交通機関:

(往)岳南鉄道「須津駅」から徒歩2時間、須津山荘脇「大岳登山口」からアプローチ

(帰)岳南鉄道「須津駅」より、吉原駅方面行へ乗車

概要

大岳は愛鷹山塊内で中心から西に少しズレた位置にある標高1,262mの山です。

元々は呼子岳と山道にて繋がっていたようですが、滑落したら即死級の危険な道ということで廃道となり、鋸岳ルートと同様に整備されぬまま荒廃に任せた状態となっているようです。

このため、山塊内の他のピークと繋げて歩くことが難しく、加えて山頂からの展望も期待出来ないことから、訪れる登山者の少ない物静かな山となっています。

ただし、麓となる須津の街から大岳に向かう途中に大棚の滝やバンジージャンプ施設を有する大棚キャンプ場というアウトドア施設があり、ここと合わせることで変化に富んだアウトドアレジャーにすることも可能です。

今回の山行ルート

山行の記録

ここからは、今回の山行について述べていきます。

アプローチ

今回の山行のスタート地点は「大岳登山口」。須津山荘という無人小屋の隣接した場所となります。

都内からのアプローチを想定すると、まず、JR東海道本線を乗り継いで「吉原駅」に向かい、そこで岳南鉄道に乗換えて「須津駅」にて下車します。

その後、徒歩2時間~2時間30分程かけて向かうこととなります。

ガラガラの東京駅で東海道本線の始発を待ちます。
「生がイキってる」と読み間違えて、興味本位で購入。普通にオレンジ味でした。
電車の車窓から。どんよりですね。
三島駅にて、更に西に向かう電車に乗り換えて、岳南電車との乗り継ぎ地点「吉原駅」へ向かいます。この日は鹿と電車が激突したため、1本遅れでの乗り換えになりました。
須津駅到着です。電車1本遅れたことで乗換時間に余裕が無く、吉原駅の様子は残せませんでした。
代わりに、岳南電車の運転席の風景をお伝えします。年季入ってますね。

岳南鉄道「須津駅」~大棚キャンプ場~大岳登山口

岳南鉄道「須津駅」下車後は、中間地点となる大棚キャンプ場に向けて歩いて行きます。

時間にすると1時間30分程度の距離となり、若干登り気味の車道を進むことになります。

この車道の長丁場、登山靴で歩くと結構消耗します。山道のつもりでガシガシ急がずに、周囲の様子を楽しみつつ余裕ある歩きで踏破すると疲れがたまらず本番となる登山道でバテバテになるリスクを軽減できます。

大棚キャンプ場には、遠目になりますが車道からも眺めることができる大棚の滝という落差20メートル級の大滝がありますので、ひと目眺めてから先に進むと良いでしょう。

大棚キャンプ場を過ぎ、更に30~40分車道歩きをすると左手に赤い鳥居、その先の正面にしっかりとした山荘が見えてきます。

大岳登山口隣接の須津山荘となります。

少しだけ中を覗いてみましたが、長年利用者がいないのか、あまり掃除が行き届いているとは言えない様子でした。万が一、ここに滞在するような事態になるようだったら、大棚キャンプ場まで降りてしまったほうが良いかもしれません。

まずはホームの外へ。駅出て直ぐ右にトイレあります。
駅出たら、正面の道をまっすぐ進みます。
石碑みたいなのがある左側を進みます。
まっすぐ、まっすぐです。
ライオンのかとりせんこう。なんだか懐かしい香り。
お寺さまに突き当たったら右折です。
愛鷹山登山口の看板が見えてくるので左折です。
道なりにまっすぐ進みます。
この石碑はなんでしょうね。まあ、気にせず直進しましょうか。
学校が見えてきますので奥へ。
あの中を通り抜けます。
入り口にあった看板。単独登山は避けるようにとのこと。今回もVRオヨメサンと一緒なので問題ありません。
「夢」の前を通過。
真ん中の高い位置にある道路は、東名高速道路です。あの下をくぐって奥に行きます。
こんなT字路は右奥へ。
中間地点にある大棚の滝。そこへの表札に沿っていけば迷わないです。
東名、くぐりまーす。
東名を抜けると、浄水施設が見えてくるので通り過ぎます。
あとは道なりです。
こんなゲートをくぐって行くと
おトイレがあります。前を通過します。
まだまだ進みます。やっぱり遠いな。
なんとか茶畑を通過。
山田製茶でした。適当でスミマセン。
分岐が出てきました。看板をみると直進が正解のようです。
看板のアップ。富士バンジーにちょっと興味深々。
ここからは橋ゾーンです。
こんなのとか
こんなのとか
こんなのを通ります。
橋ゾーンをすぎると親玉が登場します。今回は見るだけ、見るだけ。
車両通行止めが見えてくるので、その奥へ。
散々看板で見た大棚の滝が見えてきました。写真だと小さいですが実物は20m級。水量も豊富でなかなか迫力あります。
折角なので、少しだけ寄り道しましょう。
吊橋の真ん中まで進んでみると
こんな感じに見えます。デカイですね。この先に進むと滝壺まで行けるようですが、今回はここまでで本道に戻ります。
舗道に戻って先へ進みます。
このあたりから大棚キャンプ場の敷地に入っていきます。
立派な施設です。
利用ルール。火気厳禁なキャンプ場のようです。
椅子や机なんかも豊富にあって
きれいで立派なトイレもあります。この先の須津山荘にあるのは簡易トイレで、椅子などの設備も無いので、ここで身支度するほうが良いです。
トイレを抜けると遊歩道への分岐が出てきますが、直進して車両止めを抜けていくのが正解です。
車両止めを抜けて30分から40分歩くと、林道終点への分岐が出てきますが気にせず直進します。
左手に神社の赤い鳥居が見えてきたら、もうすぐ登山口です。
鳥居から数分で須津山荘到着です。ここの右が大岳登山口になります。
ここから山道スタートです。長い舗道歩きお疲れさまでした。そして、いってらっしゃい。

大岳登山口~大岳山頂

長い車道歩きが続いたので、やっと本番という気持ちになるかと思いますが、ここからが山行本番となります。

山頂までは一本道、間違えそうなところにはロープが張ってあるので、日が落ちてから移動するのでもない限り迷うことはないでしょう。

危険箇所については、山頂直下の急坂区間で落ち葉の積もった滑りやすい傾斜のある山道をロープや木々を手繰りつつ登っていくことになります。区間はそれほど長く無いので体力的には問題は無いかもしれませんが、足を滑らせて転げ落ちたりすると大怪我に繋がる恐れがありますので、慎重に進むことを推奨します。

山頂は若干空間があり、腰を下ろすための丸太が設置されています。ただし、展望は皆無なのでピークを踏んだ達成感を味わったら停滞せずに下山してしまって良いでしょう。

出発する前に、警告の看板をチラ見していきましょう。
大岳山頂から先のは廃道の件でした。ビビリなワタシは当然立ち入らないです。
それでは、改めて出発です。こんな感じに展望ナッシングな山道です。
看板は適度に出ているのですが、ほとんどが下山ルート用です。
ところどころに倒木があるので注意が必要です。こういうところ中腰でくぐると足腰に来るんですよね。
ただ、積み重なっているところは切断してくれているので、通れない箇所は無いです。
登り一辺倒の道を登っていくと
中間地点の小ピークに到着です。座れる丸太が設置されてます。座らないですけどね。
ここからは下り道です。正面に見えるのが大岳でしょうか。
このあたりで沼津湾方面が少しだけ開けます。お天気もう少し良ければなあ。
気を取り直して、先に進みましょう。
このあたりで下りから登りに変わっていきます。
登りに変わったのと合わせて、ロープの張った急坂が増えてきました。
なかなかの勾配です。バテ無いようにゆっくりじっくり行きます。
数回の急坂を登り切ると、正面に大きな石が見えてくるので右側をすり抜けていきます。
写真じゃ分かりづらいですが今回唯一緊張した箇所です。右に貼られたロープの先が大きく落ち込んでるのですが、そこまでの道が滑りやすく右側傾斜してるので、ちょっとヘッピリ腰気味の通貨となりました。
へっぴり通貨が終われば、山頂までは直ぐ到着です。
この山塊おなじみの頂上の看板が見えたら到着です。
座って休めるように丸太が設置されています。座らないですけどね。
呼子岳方面は看板で遮られています。ここから見る限りは行けそうな感じもしますが、今回はここまでで満足しておきます。

大岳山頂~大岳登山口~大棚キャンプ場~岳南鉄道「須津駅」

山頂まで一本道で進んできましたので、下山ルートも一本道です。

それでも、時間経過による変化というものがあって、大棚キャンプ場では営業時間に入ったバンジージャンプ施設でスリルを楽しむ人々を眺めることができたり、カワイイ柴犬を連れてウォーキングしている人と行き交ったりと、往路とは違った雰囲気のなかで今回は駅までの帰路をたどることとなりました。

途中にバス停もありましたが、本数や到着地点を考えると「須津駅」に戻るのが一番便が良いようでしたので、冒険はせずに駅まで戻り、電車で帰ることとしました。

下山開始です。
まずは急坂区間を下ります。滑らないように慎重に。
ロープはしっかりしているので安心感ありますが、便り切らないように。
登っているときには気が付きませんでしたが、この急坂区間、少し眺望ありますね。
天気が悔やまれます。
急坂区間を抜けたら、あとは代わり映えの無い登山道なので中間地点までワープ。相変わらず丸太には座らずに先へ。
この差は、勾配がそれほどキツくないのでどんどん下れます。
倒木をくぐって、更に下っていくと
登山口着です。さて、これからの舗道歩き。ため息が出ます。
そうも言ってられないので、さっさと帰路につきましょう。
往路では気が付かなかったですが、並走している河の水がキレイでなかなか癒やされます。
α波もたっぷり出てそうです。
そんな感じでモクモクと歩いていきキャンプ場まで戻ってきました。時間は午後13時。人が増えて割とにぎやかになっていました。
橋の袂まで来たらバンジージャンプしている人たちが居たので、暫し鑑賞していきます。
レディー
ゴー
いやースゴい。ワタシには無理だなあ。
暫し堪能したら、大滝に一瞥して帰路を急ぐことにします。
おトイレを抜けて
東名高速道路をくぐって
学校の脇を通過して
ローソンのT字路を右折
右手にお寺が見えてきたら左折し
あとは道なりにすすめば
須津駅到着です。ここまで車道歩きで概ね2時間。長かった。
ホームから愛鷹の山々を眺めつつ電車を待ちます。
吉原駅方面の電車が着たようです。さて、それではお風呂にいきますか。

立ち寄り湯

今回の立ち寄り湯は、連チャン訪問となりますが熱海の日航亭です。

ここのお湯は温度が高くてホントに温まります。

最近はぬるめのお湯で半身浴というのが流行りですが、昭和人としてはあっついお湯にガマンしつつ首まで浸かって汗かきつつ出てくるのも嫌いでは無いので、他にもこんな感じに熱めのお湯をいただける施設があったら試してみたいものですね。

二度目の訪問、熱海の日航亭。
入り口の雰囲気、ホントいい感じです。中の雰囲気もいいのですが、お店の迷惑になるので撮影は自粛です。
源泉の温度98.2℃。ほぼ熱湯ですね。
汗疹流して、熱いお湯で温まって、すっきりさっぱりの帰宅です。今回もお疲れさまでした。

まとめ

今回は愛鷹山塊の大岳にピストンしたときの様子でした。

山塊内で人気の御前岳などに比べ、立ち寄る人が少なく静かに周囲の木々を眺めつつ山行したくなったときに最適なコースでした。

物思いに耽りたくなったときに、赴いてみると満足してもらえるのではと思います。

それでは、ここまでお読みくださりありがとうございます。

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