登山の時にエマージェンシーシートって持っていってますか?
あの銀色のペラペラのシートのことですが、非常時以外に使うことが無いと思ってませんか?
非常時はもちろんですが、とてもいろんなシーンで活用できるアイテムなので、ザックに放り込んでから山行に出かけてるとなにかの時に捗ります。
ここでは、その便利なエマージェンシーシート活用方法についてご提案していきます。
登山でのエマージェンシーシート活用方法3選
早速、エマージェンシーシートの活用方法についてお話していきます。
エマージェンシーシートをブランケット代わりに体に巻く
登山でのエマージェンシーシートの活用方法一つ目は、「ブランケット代わりに体に巻く」です。
これは、比較的普通の使い方になります。
エマージェンシーシートの断熱性を生かして、肌寒い時に体に巻くことで防寒に利用できます。
また防風・防水効果で体から出る熱気を内側に籠らせてより暖かい状態を作ってくれます。
この場合の難点は、ぺらぺらな素材なのでしっかり巻いておかないと隙間風で体温を奪われてしまう点になります。
エマージェンシーシートをテントのインナーマットに使う
登山でのエマージェンシーシートの活用方法二つ目は、「テントのインナーマットに使う」です。
エマージェンシーシートは、高い断熱性と防水性を持っています。これを活かしてテントのインナーマットとして使うことができます。
こうすることで、地面からの冷えを遮断して、テント内の温度を保つことができます。
そして、防水効果でテント内と地面との間の温度差によって発生する水滴や、朝露などによってテント内が濡れることを防ぎます。
この場合の難点は、触れるとカサカサと音がうるさいので、少々癇に障る点になります。
エマージェンシーシートを日除け雨除けに使う
登山でのエマージェンシーシートの活用方法三つ目は、「日除け雨除けに使う」です。
エマージェンシーシートの断熱性を活かして、日光が強い時にはかざして日除けに使えます。
また、防水性を活かした雨除けにすることもできます。
この場合の難点は、やはり素材がぺらぺらな点です。
屋外で使うと風に煽られてバタバタとめくり上がってしまうので、しっかり固定しておく必要があります。
登山の非常時にエマージェンシーシートを使う場合
ここまでは、通常の山行の中でエマージェンシーシートをどう活用できるかというお話でした。
ここからは、遭難した時などの非常時にはどのような使い方があるのかあげていきます。
ビバークした時の防寒具代わりに使う
非常時のエマージェンシーシートの使い方二つ目は、「ビバークした時の防寒具代わりに使う」です。
これが本来の使い方になりますが、体に巻いて雨風をしのぐことで防寒具代わりにする方法です。
何もないよりも格段に暖かさを確保できるので、生還率も高まります。
ただし、自ら熱を発する類のものではないので、完全に冷え切った体に対しての効果は薄いので注意が必要です。
遭難した時の目印として使う
非常時のエマージェンシーシートの使い方三つ目は、「遭難した時の目印として使う」です。
これもメジャーな使い方になりますが、光を反射する銀幕が救助ヘリや救助隊への目印の役割を果たしてくれます。
なるべく大きく広げて、早く発見してもらえるようにしましょう。
怪我した時の三角巾代わりに使う
非常時のエマージェンシーシートの使い方三つ目は、「怪我した時の三角巾代わりに使う」です。
例えば、滑落して腕を骨折してしまった時に患部を固定するための三角巾代わりに使うことができます。
また、エマージェンシーシートを紐状に絞って添え木の固定に使うといったこともできるでしょう。
おすすめエマージェンシーシートの紹介
最後に、おすすめのエマージェンシーシートの紹介です。
少し価格が高いですが、再利用可能なのでコスパは良いです。
カサカサと耳障りな音も少なめなので、その点でもおすすめです。
まとめ
- 登山でのエマージェンシーシート活用方法は、ブランケット代わりに体に巻く、テントのインナーマットに使う、日除け雨除けに使う
- 登山の非常時にエマージェンシーシートを使う場合、ビバークした時の防寒具代わりに使う、遭難した時の目印として使う、怪我した時の三角巾代わりに使う
ツェルトがあれば要らないとの考えもあるかもしれません。
でも、ツェルトとは用途はが異なります。
ツェルトは家の代わりで、エマージェンシーシートは布団の代わりです。
非常用以外にもいろいろ活用できますし、気にならないくらい軽いので、一枚ザックに忍ばせて山行を楽しんでくださいね。
ここまで、お読みくださりありがとうございます。
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