登山で使うダウンジャケットの選び方

装備

こんにちは、しょういちです。

20年間、奥多摩や丹沢、秩父といった関東圏内の山々にほぼ毎週入って単独登山を楽しんでいるボッチノボラーです。

防寒着として最初に頭に浮かぶものにダウンジャケットがあります。軽量で保温力があり登山に持っていく防寒着としても最適ですが、様々な種類があって迷ってしまいますよね。

巷には、様々なメーカーから様々なダウンジャケットが登山用途とした場合、どのようなものを選べばよい今回は、登山で使うダウンジャケットの選び方についてご説明します。

登山で使うダウンジャケットの選び方

早速ですが、登山で使うダウンジャケットを選ぶときのポイントは、次の3つです。

登山で使うダウンジャケットを選ぶときの3つのポイント
  • フィルパワーで選ぶ
  • ダウンの量で選ぶ
  • 持ち運び安さで選ぶ

フィルパワーで選ぶ

ダウンの暖かさの指標にフィルパワーというものがあります。

フィルパワーとはダウンの反発力、復元力を示す単位で、この値が高いほど大きく膨らんで、中に空気をたくさん含むことができるようになります。

空気をたくさん含むことができると、外気と衣類内の断熱性が増して保温性が上がります。

ダウンを選ぶ際には、このフィルパワーがなるべく大きい値のものを選ぶと良いです。

具体的には、700フィルパワー以上を選ぶようにしてください。

ダウンの量で選ぶ

フィルパワーが高ければ、保温性が上がるのですが、一定量のダウンは必要です。

フィルパワーの値だけを見るのではなく、実際にショップに出向いて、しっかりとダウンが入っているか手にとって確認すると良いです。

重さで選ぶ

ダウンは濡れに非常に弱いです。濡れてしまうと中に含まれる空気がなくなってしまい、保温性が極端に落ちてしまいます。このため、汗をかく行動中はザックの中にしまっておいて、休憩時に取り出して羽織るといった使い方になります。

このため、暖かさだけを見るのではなく、軽くてコンパクトな持ち運びしやすいものを選ぶと良いです。

登山で使うオススメのダウンジャケット

先に述べた3つのポイントを踏まえて、登山で使うオススメのダウンジャケットとしてパタゴニアのダウンセーターを紹介します。

特長
丈夫なリップストップ・リサイクル・ポリエステル100%製シェル。DWR(耐久性撥水)加工済み
800フィルパワー・アドバンスト・グローバル・トレーサブル・ダウン(強制給餌や生きたまま羽毛採取が行われたものでない鳥から供給されたことが、親農場から被服縫製工場までNSFインターナショナルにより認証されているダックダウン)のインサレーション入り
フロントのビスロン・ジッパーは内側に吸湿性を備えたストームフラップ付き。あごへのあたりが快適なジッパーガレージ付き
2つのハンドウォーマーポケットはビスロン・ジッパーとジッパーガレージ付き。内側のジッパー式チェストポケットには本体を収納可能(カラビナ用ループ付き)
ナイロンで縁取った伸縮性の袖口は快適で温かさを逃さない
裾のドローコードはハンドウォーマーポケットの内側から調節でき、フロントのコードロックでリリース可能
371 g (13.1 oz)

引用先:パタゴニア公式HP

800フィルパワーのダウンを使用していて、登山の休憩時に使うには適切な品質の製品です。重さも371gでコンパクトに畳むことができ、ザックの中でかさばりません。

価格が高額なのが唯一の欠点ですが、大切に長く使えば十分元は取れる良品なのでおすすめです。

しょういち
しょういち

わたしが使っているのは、8年ほど前の旧式でスタッフバックに収納するタイプになりますが、ザックの中で邪魔になることは今の所無いです。ナイロンの生地も丈夫な作りで、多少引張ったり、擦れたりしても破けることなくことしも変わらずヘビロテで使い続けてます。

ジャケット以外のおすすめダウン製品

ここまで、ダウンジャケットについて紹介してきましたが、ジャケット以外にも登山で使えるダウン製品には色々なものがあります。ここでは、ジャケット以外のおすすめダウン製品について紹介します。

ダウンズボン

ズボンの上に履くズボンです。日帰りではあまり使い道がないですが、テント泊や小屋泊のときに持っていくと暖かくて快適です。

欠点はダウンジャケットと同じく水濡れに弱いという点です。炊事など水を扱うときには濡らさないよう注意が必要です。

ダウンシューズ

靴下の上から履くシューズです。履いたときの見た目からゾウ足と呼ばれることもあります。

ダウンのズボンと同様に、日帰り登山のときには使う場面はないですが、テント泊や小屋泊のとき、特に雪山での宿泊に威力を発揮します。

山行中は登山靴を履いているのであまり気にならないですが、雪山では足元の冷えには注意が必要です。特に足裏は思った以上に汗をかくので、そのままにしていると冷えてしまい、最悪凍傷になってしまうリスクがあります。この時にダウンシューズを履くと、足元の冷えを抑えられて逆に快適に過ごすことができるようになります。

まとめ

  • 登山用のダウンジャケットを選ぶポイントは、フィルパワー、ダウンの量、持ち運び安さの3点で選ぶと良い
  • 宿泊用にダウンのズボンやシューズがあると雪山でも快適に過ごせる

ダウン製品は、性能に比例して高額になります。登山用の製品はルックスより性能に重きを置くため高額になり安い傾向がありますが、丁寧に長く使うことを心がければコスパもよくなります。実際に、わたしの場合、おおよそ8年夏冬通して同じダウンジャケットを利用しています。

山行用のダウンジャケットは、信頼のおけるアウトドアブランドの高性能なものを選んでください。

ここまでお読みいただいてありがとうございました。

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