登山での歯磨きは何故ダメなの?山を汚さない歯磨きの仕方5選

山を汚すという理由で歯磨きを禁止している山小屋やテント場って結構ありますよね。

普段から歯磨きを習慣にしているあなたにとって、一日中歯を磨かないのは気持ち悪くて堪らないし、口臭も気になるところではないでしょうか。

ここでは、登山の時の歯磨きの仕方についてご紹介していきます。

目次

登山のときの歯磨きの仕方5選

早速、登山のときの歯磨きの仕方について5つ紹介します。

登山の時の歯磨きの仕方5選
  • 紙に包んで持ち帰る
  • 歯磨き粉ごと全部飲み込む
  • お茶でゆすいで飲み込む
  • 歯磨きガムを噛む
  • 歯磨きシートで拭く

歯磨き粉ごと全部飲み込む

登山の時の歯磨きの仕方一つ目は「歯磨き粉ごと全部飲み込む」です。

歯磨きした後の口の中にあるもの全部呑み込んでしまって吐き出さないと言う方法です。

気持ち悪いと思うかもしれませんが、この方法は結構有名ですし何も残さないので山を汚さないという視点で見たらとても有効です。

歯磨き粉は、口に入れるものですので少量なら飲み込んでもほとんど害はありません。

わたしの周りで山で歯磨きする人はみんな飲み込んで済ませてました。

紙に包んで持ち帰る

登山の時の歯磨きの仕方二つ目は「紙に包んで持ち帰る」です。

歯を磨く時に使う歯磨き粉や、うがいに使う水を少量に抑えて、歯磨き後にトイレットペーパーやティッシュに吐き出して持ち帰る方法になります。

ビニールシートだと溢れた時に惨事になるので、ジップロック必須ですが、一口分くらいの歯磨き粉と水なら紙に染み込ませて持ち帰るのも苦ではありません。

前述の全部飲み込むのに抵抗ある場合は、この方法をとるのが良いでしょう。

お茶でゆすいで飲み込む

登山の時の歯磨きの仕方三つ目は「お茶でゆすいで飲み込む」です。

ここからは歯磨きはしないで、別の方法で歯磨きの代わりをする方法にな流のですが、食後のお茶で口の中をゆすいでそのまま飲み込む方法です。

そして、このお茶は緑茶を選ぶと良いです。

緑茶に含まれるカテキンには、虫歯予防や口臭予防に力を発揮します。

虫歯はミュータンス菌が歯につくことで酸を作り、歯の表面のエナメル質を溶かすことで発生します。

カテキンはこのミュータンス菌の発生を抑えてくれる効力があります。

そして、口臭を抑える役割もしてくれます。

ただし、同じく緑茶に含まれるタンニンは歯に色をつけてしまうので、最後に一口お水を含むのが良いでしょう。

[rakuten id=”officedepot00:10010142″ kw=”お~いお[rakuten id=”kaumall:10313425″ kw=” おーいお茶抹茶入さらさら緑茶スティック”]

歯磨きガムを噛む

登山の時の歯磨きの仕方四つ目は「歯磨きガムを噛む」です。

おそらくこの方法が、一番抵抗無く受け入れられるでしょう。

食後に歯磨きガムを噛むことで、口の中の食べカスを取り除きます。

キシリトール入りのガムを噛めば、虫歯予防にもなるので更におすすめです。

ミント系のガムを選べば口臭予防にもなります。

当然、噛み終わったガムはちゃんと持ち帰るようにしてくださいね。

[rakuten id=”rakuten24:10316731″ kw=”キシリトール ガム ライムミント”]

歯磨きシートで拭く

登山の時の歯磨きの仕方五つ目は「歯磨きシートで拭く」です。

直接、歯についた汚れを拭き取るウェットティッシュタイプ商品を使う方法です。

これで歯や口の中を拭くことで、汚れを取り除きます。

また、口の中が乾燥してくると、舌の表面に白い苔が出てきます。この白い苔を取り除くことで口臭防止にもなります。

[rakuten id=”rakuten24:10205192″ kw=”ピュオーラ 歯みがきシート”]

登山で歯磨きが敬遠される理由

ここまで、登山の時の歯磨きの方法について紹介してきました。

でも、なぜ登山では歯磨きすることが敬遠されるのでしょうか?

ここからは、そのことについて説明していきます。

貴重な飲料水を使うから

登山で歯磨きが敬遠される理由の一つ目は「貴重な飲料水を使うから」です。

登山で一人が持って歩ける飲料水には上限があります。そして、山中で補充できる場所も限られてきます。

人間は絶食しても2〜3週間は生きながらえますが、水を断たれると3日ともたずに死亡するそうです。

それくらい山中では貴重な飲料水なので、本来の用途以外に利用することに抵抗を感じる方が多いということですね。

化学物質を流してしまう可能性があるから

登山で歯磨きが敬遠される理由の二つ目は「化学物質を流してしまう可能性があるから」です。

歯磨き粉の成分には、多くの化学物質が含まれてます。

化学物質は、自然に分解されないので、そのまま流してしまうと自然を汚すことになってしまいます。そして、下流にながれていきさらに被害を広げてしまいます。そして、最悪の場合にはその地の生態系まで崩しかねないリスクを伴ってます。

一度壊れてしまった生態系をもとにもどすのは大変です。

自分からすすんで汚水を流す人はそうそういないとは思いますが、不意に流れ出てしまうこともあると思います。

こういったリスクを嫌う人が多いということですね。

マイクロプラスチック

そして近年、マイクロプラスチックという物質に対する懸念が増えてきています。

マイクロプラスチックとは、 5mm以下の微細なプラスチックのことを言うのですが、これが歯磨き粉にも含まれているんです。

そして、このマイクロプラスチックが河川や海洋に流出してしまった場合、その小ささから回収はほとんど不可能で、今後はこれら流出してしまったマイクロプラスチックによる環境汚染が進むのではという声が上がってきています。

この声を受けて、大手メーカーではマイクロプラスチックを含まない歯磨き粉などを開発してくれてはいますが、まだ十分ではありません。

また、山は様々な河川の支流を多く持ちますので、このような場所で汚水を流すと、拡散範囲がすごいことになってしまいます。

もし、山で歯磨きするなら、この点留意して行ってくださいね。

まとめ

山での歯磨きの仕方
  • 紙に包んで持ち帰る
  • 歯磨き粉ごと全部飲み込む
  • お茶でゆすいで飲み込む
  • 歯磨きガムを噛む
  • 歯磨きシートで拭く
登山で歯磨きが敬遠される理由
  • 貴重な飲料水を使うから
  • 化学物質を流してしまう可能性があるから

虫歯予防、口臭予防、歯磨きは良い習慣として有名ですが、山の上では気をつけて行わないと環境を壊してしまうことにつながります。

この点に注意して、安全で楽しい山登りをしてくださいね。

ここまで、お読みくださりありがとうございます。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次