登山初心者入門|「高尾山」登山の特徴、見どころ、グルメ情報を一挙紹介

コラム

東京都八王子にある信仰の山「高尾山」

2007年にミシュランの観光ガイドに三つ星掲載されてから、一気に知名度が上がって、今では国内だけでなく国外からも訪れる人が増え、すっかり観光スポットとして定着しています。

このため、登山装備なくても山頂まで行き来できるよう登山路は常に整備されていて安全であることから、登山初心者向けの山として紹介する情報媒体が非常に多い山でもあります。

そこで、関東圏の里山登山歴15年のわたしが、高尾山の主要コースである「1号路」を実際に歩いて、特徴や見どころ、グルメな情報をリサーチしてみました。

その他に、1号路以外の高尾山への登山コースや、いざというときに利用できるようにケーブルカーやリフトについての情報も掲載しましたので、まず高尾山に登ってみようと考えているあなたの山行プラン立案の一助になれば幸いです。

この記事でわかること
  • 高尾山の主要コース「1号路」の特徴、見どころ、グルメスポットがわかる
  • 1号路以外の高尾山への登山コースがわかる
  • いざという時のためケーブルカーやリストの乗車場所や利用方法がわかる

高尾山主要コース「1号路」の特徴や見所、グルメスポットの紹介

それでは、高尾山の主要コース「1号路」についての特徴、見どころ、グルメスポットについて解説していきます。

今回は主要目的を登山として、ケーブルカーやリストを使わずに最寄り駅「京王線高尾山口駅」から徒歩で向かうことを前提に紹介して行きますので、実際に登っている気持ちで読み進めていって貰えたら嬉しいです。

基本情報

まずは、対象コースに関する基本情報から述べていきます。

高尾山1号路の基本情報

エリア:高尾山エリア

コース概要:京王線「高尾山口駅」~高尾ケーブルカー「清滝」駅前~金毘羅台園地~霞台園地~薬王院~高尾山山頂~薬王院〜霞台園地〜高尾ケーブルカー「清滝」駅前~京王線「高尾山口駅」

難易度:体力☆、技術☆、危険☆

所要時間:標準タイムで登り2時間9分、降り1時間30分

交通機関:

(往)京王線「高尾山口駅」からスタート

(帰)京王線「高尾山口駅」へゴール

地図情報

地図上での位置や標高は次のとおりです。

合計距離: 8189 m
最高点の標高: 589 m
最低点の標高: 197 m
累積標高(上り): 981 m
累積標高(下り): -981 m
総所要時間: 08:00:00
Download file: climbing-beginner-clothes-takaosan.gpx

危険を感じる箇所は、特にありません。

市販の地図

今回の山行ルートが掲載されている市販の地図も載せておきます。

本来であれば、国土交通省国土地理院のサイトから2万5千分の1地形図を購入、印刷して持参するのが正しい在り方ですが、毎回それだと面倒なので、紙面の地図は5万分1の市販地図をザックに入れて持って行くことにしています。

わたしの山行でのメイン地図はGPSアプリに移っており、紙面地図は予備扱いなため、今のところこの運用で困った事態には陥っていません。

ただ、読図の勉強をちゃんとしたい場合は、2万5千分の1地形図を購入した方が良いです。

5万分の1の等高線は荒すぎて地形把握には、ほぼ役に立たないのでご注意くださいね。

運賃についての注意事項

京王線では、都内から高尾山へ向かう際のおとくなキップとして「高尾山きっぷ」というサービスを提供してくれていますが、何も考えずに購入するとむしろ割高になるので注意が必要です。

このきっぷですが、ケーブルカーやリフトに乗ることを前提としている価格設定となっています。

具体的には、乗車駅からの往復料金とケーブルカー・リフトの往復料金を合わせて2割引するという物になっているので、ケーブルカーやリフトを使わない場合はむしろ割高になります。

例えば、京王線で新宿から高尾山口まで乗車した場合、往復料金は776円になりますが、本きっぷを購入すると往復料金で1,380円となり、2割引どころかほぼ5割増になってしまいます。

麓から歩いて登る想定で出かける場合は、普通に自動改札で入ってしまう方が手間も運賃もかからないので、「おとく」という言葉に釣られないようにご注意くださいね。

参考に、京王線の公式HPのリンクを貼っておきますので、気になる方はご自身の目でも確認しておいて下さい。

山頂までの道のり

ここからは、山頂までの道のりについて述べていきます。

アプローチ

今回の高尾山1号路は京王線「高尾山口駅」が起点です。

電車を降りたら、案内に沿って5分ほど歩くとケーブルカーの麓側駅である「清滝駅」前の広場に到着するので、そこから表参道と呼ばれる舗装道路を登っていく流れになります。

なお、1号路は山頂まで舗装路が続きますので、むしろ、靴底のガッチリとした縦走用の登山靴だとかなり歩きづらく感じます。

スニーカーやトレラン用のローカットの靴があればそちらを使うようにすると良いかもしれません。

また、おトイレですが高尾山口駅構内に綺麗なトイレありますが、非常に混雑します。

ケーブルカー駅の構内にもありますので、そちらを使ったほうが絶対捗りますので、活用くださいね。

ギャラリー

初っ端からトイレというのもアレですが、駅構内からということでココから行きます。改札前にあってとてもわかり易いので利用者が多いです。電車到着時は特に並ぶので、ケーブルカー駅の方に向かってしまったほうが時間短縮になります。
改札を出たところの広場です。なかなか広く待ち合わせの方々で混雑します。
改札を出て突き当りを右折するとこんな道になりますので、あとは道なりに進んでいきます。
ケーブルカー駅と1号路への分岐はこのあたりです。まずは、ケーブルカー駅方面に向かっておトイレを済ませてから、改めて出発すると良いでしょう。
ケーブルカー駅内です。手前が女子トイレ、奥に男子トイレがあります。どちらも階段を登ったところにあるのでお間違い無きよう。

ケーブルカー駅「清滝駅」前~霞台園地

1号路の入り口は、「清滝駅」前からは少し戻ったところにあります。

普通の鋪道なのでわかりづらいかもしれませんが、一番多く登山客が向かう先なので、人の流れを観察していれば大体わかるかなとは思います。

普段、登山をやっていない体だと登り始めはキツく感じるかもしれませんので、最初のペースはとてもゆっくり半歩ずつ登るイメージでいくと後半バテないで登り切れると思います。

表参道途中に、金毘羅園地という展望台への分岐があります。天候がよければ眼下に八王子の市街地を眺めることができますし、正直、どちらに向かってもキツさは大して変わりませんので、少しでも興味が沸いたら立ち寄ってしまったほうが、後々、どんな景色だったか考えてモヤモヤするより良いでしょう。

その後、リフトの「山上駅」前を通過して、頭上に見えてくる「ビアマウント」を越えていくと、沢山のベンチが設置してある「霞台園地」に到着します。

ここには飲料可能な公共水道がありますので、飲料水の補充に活用して下さい。

所詮は水道水なので特別美味しいというわけでは無いですが、しっかり消毒されている水ということで飲料水としては安心です。

また、ここからの都心への眺望はなかなか秀逸です。個人的には山頂からの眺めよりも、ここからの眺めの方が良いのではと思うぐらい良い眺めですので、休憩を兼ねて展望を楽しんでいくと良いでしょう。

その時に、隣接する十一丁目茶屋に入るのも一つの手かもしれません。展望に優れるテラス席で、名物の「とろろそば」啜るというのも悪く無い案だと思います。

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ゲートの先が1号路です。右側から入れます。
1号路はこのような鋪道を進むことになります。
1号路の途中にある金毘羅園地への分岐があります。どちらに進んでも労力は変わらないので、折角なら金毘羅園地に寄り道していくとよいでしょう。
金毘羅園地は展望台になっていて、眼下の八王子市街地の様子を眺めることができます。
1号路に戻りました。先に進みます。
左手にリフトのりばが見えてきました。のりば前からも少し眺めを楽しめる空間があります。
さらに進むと、特徴的なビアマウントの建物が見えてきます。「ビア」となっていますが、普通に食事もできるようです。
ビアマウントから10分ほど進むとベンチがたくさん置いてある広場に到着します。ここが霞台園地です。飲料可能な水道があるので、必要により利用させてもらいましょう。
園地から南方面に展望が開けてます。ここからは関東平野の市街地の様子を眺めることができます。
その横にある、十一丁目茶屋です。おそばが名物のようで、展望に優れたテラス席と合わせて人気なんだそうです。

霞台園地~高尾山薬王院

霞台園地で一息入れたら、次のポイント高尾山薬王院まで進んでいきます。

ここから男坂、女坂の分岐点までは平坦な道が続きます。

さる園、たこ杉を通過して浄心門をくぐると、左に男坂、右に女坂への分岐点に到着します。

一般的には男坂のほうがキツく険しいというイメージがありますが、高尾山のこれはどちらも大差ありません。階``登るか鋪道を登るかの違いでしか無いので、好きな方を登ると良いでしょう。

坂を登り切ると「権現茶屋」前に到着します。

この茶屋の名物は「ラーメン」に「ごまだんご」「濃厚ミルクジェラード」といったラインナップです。

夏の暑い時期に訪れたためか「ミルクジェラード」を頼んでいる人がとても多かったのが印象的でした。

ここは男坂と女坂の合流地点になっているからか、外にベンチをおいてくれています。

もし、登りに疲れたらこのベンチに座って、団子やソフトクリームを食べて休憩するのも良いでしょう。

茶屋から先は、薬王院の境内に入って行きます。

杉並木を歩き、山門を通過、境内を歩いていくと本堂に繋がる石階段が見えてきます。

階段の下で一礼し登っていきましょう。

本堂はかなり立派です。折角ですのでご挨拶してから山頂に向かいましょう。

その時の注意点としては、薬王院は寺院なので柏手は打たないことです。

静かに一礼した後に手を合わせてお祈りするようにしましょう。

山頂への道は、本堂に向かって左手にある登り階段です。

狭くて急な階段が続きますので渋滞しやすい場所となりますが、ペースが遅いとイライラせずに、ゆっくり観光しながら登れるぐらいに思って登るようにするとストレスも溜まらないかと思います。

是非、大らかな気持ちで楽しみつつ歩いてみて下さいね。

ギャラリー

霞台園地から先に進むと、さる園があります。
その少し先に立つ「たこ杉」。名前の由来は、根っこがタコの足のようにくねくねしているからだそうです。
そして「浄心門」。このあたりから寺院の敷地に入っていきます。
赤い灯籠の道を越えると、二手に分岐するポイントに着きます。左が石階段の「男坂」、右が九十九坂の女坂になります。
今回は左の男坂から登ります。といってもそれほど段数も無いので、少し息が弾む程度だと思います。
階段を登って少し歩くと 「権現茶屋」 がみえてきます。丁度、女坂との合流地点になっているので、おやつを買って一休みしている登山客で賑わう場所になってます。
名物は「ラーメン」「ごまだんご」そして「ミルクジェラード」だそうです。
茶屋をこえると薬王院の正面門が見えてきます。くぐって境内を進んでいくと
本堂への最後の石階段がみえてきます。階段に上がる前に一礼すること忘れずに。
薬王院本堂です。ご挨拶してから先に進みましょう。

高尾山薬王院〜山頂

薬王院を越えたら、山頂までは後少しです。

狭くて急な石階段を上り切って、小さな鞍部(高所と高所の間にある低くなった場所)を通過すると2階建ての大きなトイレが見えてきます。ここを越えて5分ほど登ると山頂に到着です。

山頂はかなり広い広場になっていて、多くの登山客が滞在しています。

山頂碑も展望台も大人気で、記念撮影のための行列ができていることもあるので、気がつかずに割り込んでしまいトラブルを起こしたりしないように、よく周りを観察すると良いかもしれません。

山頂の展望台からの眺めは、丹沢の山々を正面に天候に恵まれれば富士山の姿も見ることができます。混雑に負けずに一眼眺めていって下さいね。

ギャラリー

ご挨拶を終えたら、向かって左手の階段を登っていきます。
石階段の上には天狗様が守る「飯縄権現堂」があります。ここも立派なお堂ですね。
更に石階段を登って
鞍部を通過し
大きめのトイレを通り過ぎると
山頂はすぐそこです。
山頂に到着です。
近くに三角点もあるので、探してみて下さいね。
山頂碑の奥に展望台があります。
丹沢山塊の山々を眺めることができます。
天気が良ければこのあたりに富士山が見えるのですが、この日は隠れてしまいました。

下山

下山は来た道を降るので、特筆すべき点はほぼありません。

強いてあげれば、薬王院付近の急な下り階段に気を付けることと、傾斜のある表参道を降るときに膝を痛めないようにゆっくり降るようにすることくらいでしょうか。

迷うような点はないかと思いますので、登りの時には素通りしたところをゆっくり回ってみるというのも悪くないかもしれません。

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それでは下山していきます。
そうはいっても、もと来た道を戻るだけなので、あまり変化はありません。
赤い灯籠の道を通過して
降りは女坂を使っております。
男坂と合流すると「浄心門」がすぐそこ見えてきます。
門をくぐって、どんどん降っていくと
ビアマウント前のケーブルカーのりば付近まできます。
さらに降ると、こんどはリフトのりばが見えます。
最終的には、石畳の道となりケーブルカー駅前の広場に降りることができます。
あとは、「高尾山口駅」に向かって路地を進むだけです。
駅前には足洗い場があるので、靴のホコリを払っていくとよいでしょう。
駅改札に到着です。その他、駅連結の入浴施設「極楽湯」というのもあります。汗を流してさっぱりしたい場合、立ち寄ってみるのもよいですよ。

1号路以外の高尾山への登山コース

一番登山者の多い1号路について紹介してきましたが、どんな登山になりそうかイメージできたでしょうか。

ここからは、1号路以外に高尾山に登るための登山コースについても紹介していきます。

どのコースも本格的な登山道となりますので、しっかりとした登山装備が必要です。

1号路の舗道歩きをイメージしていると、面食らうことになるのでご注意ください。

なお、2号路と5号路は周遊路となっていて山頂へ向かう道ではないので、今回は除外しています。

見出し
  • 明るい山道と小さな橋を渡る3号路
  • 静かな山林と吊り橋を渡る4号路
  • 沢筋を登っていく6号路
  • 展望に優れる稲荷山山頂を経由する稲荷山コース

明るい山道と小さな橋を渡る3号路

1号路以外の高尾山への登山コースの1つ目は「3号路」です。

3号路は、表参道やケーブルカー、リフトを使って霞台園地まで赴き、その後、分岐していくコースです。

高尾山の南面を登っていくので、日差しの入りやすい明るい山道なのが特徴です。

そして、ところどころにある小さい橋が、単調になりがちな山行に変化を加えてくれます。

山頂付近になってくると木の階段が増えて、傾斜もきつくなってきますが、長さはそれほど長くはありませんのでゆっくり一歩ずつ登っていけば問題は無いでしょう。

3号路の終点は、山頂直下のトイレ前で、そこからは1号路に合流して山頂に向かうようになります。

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3号路への入り口は、霞台園地にある「十一丁目茶屋」の左手にあります。
3号路は、日差しが入ってくる明るめの登山道になってます。
ところどころにこんな木の橋や
こんな木の橋を渡ります。

最終的には、山頂直下のトイレ前に合流することになります。

静かな山林と吊り橋を渡る4号路

1号路以外の高尾山への登山コースの2つ目は「4号路」です。

3号路と同じく霞台園地から分岐していくコースで、こちらは山の北面を登っていくコースとなります。

こちらの山道は、日差しが入りづらく木々も生い茂っていることから、他のコースに比べて静かな山行を楽しめます。

山道自体は、しっかり整備されているので危ない箇所はありませんので、単独でゆっくり歩きたい場合に使うと良いかもしれません。

途中に吊橋がありますが、大きくは無いのでそれほど揺れませんし、高度感もあまりありませんので、落ち着いて渡れば問題は無いでしょう。

そして、これも3号路と同じですが、山頂付近は木の階段が続く傾斜のキツイ道となっていて、終点も山頂直下のトイレ前となっています。

ギャラリー

4号路の入り口は、霞台園地の3号路の入り口反対側にあります。ちょっと分かりづらいのでよく探してみて下さい。
こちらの山道は、少し暗いですが道幅が広く歩きやすいです。
最大の特徴は、吊橋がある点でしょうか。
それほど大きく無いので、怖くは無いでしょう。
終点間際は木の階段が続きますので、消耗するかもしれません。
終着点は、3号路と同じく山頂直下のトイレになります。

沢筋を登っていく6号路

1号路以外の高尾山への登山コースの3つ目は「6号路」です。

このコースは、唯一沢沿いを登っていくわたし的にはイチオシのコースです。

水のせせらぎを耳にしながら森林の中を歩けるので、癒やし効果バツグンの山歩きを堪能できます。

沢の上流では、短いながらも沢筋を渡河していく区間が出てくるので、登山靴は必須となる点は注意が必要です。

そして、沢を登り切ると、今度は長い木道と階段が続く区間となります。階段嫌いには精神的にキツイですが、ここを乗り切れば山頂まで後少しなので、気合い入れて登り切ってしまいましょう。

6号路の終点も、山頂直下のトイレ前になります。

ギャラリー

6号路の入り口は、ケーブルカー駅の左手の道を突き当たりまで進むとあります。
こんな特徴的なオブジェが入り口の目印です。
6号路は沢と並走して登っていくので、せせらぎが耳に心地よいです。
途中、こんな感じに沢を渡河していく区間がありますので、登山靴で臨むと安心です。
そして、難関の長い木道。先を見ると心折られるので、足元みながら登りましょう。
6号路の終着点も山頂直下のトイレ前になります。

展望に優れる稲荷山山頂を経由する稲荷山コース

1号路以外の高尾山への登山コースの4つ目は「稲荷山コース」です。

このコースは、今回紹介したコースの中で1番長いコースで、高尾山とは別の尾根を登っていきます。

そして、陣場山への縦走路に使う登山慣れした人がよく使っているので、周囲の登るペースが結構早いです。この早さに当てられて自分のペースを崩さないように登る必要がありますので、注意しましょう。

特徴は、山道途中の稲荷山山頂の展望台です。ここからは、関東平野が一望できて、高尾山山頂よりも展望に優れていると感じます。

廃屋となった東屋のベンチに座って、遠く都心のビル群を眺めながら一息入れると良いでしょう。

注意区間としては、高尾山頂直下の粘土質の区間です。

ここは、固く踏み固められた粘土質の道となっていて、常時滑りやすくなっています。特に下山路に使う場合は、足の置き場に注意しないと転倒するかもしれませんので、腰を落として慎重に通過したほうがよいかもしれません。

終点は、山頂の展望台脇になります。登りきってすぐに展望台に出るので、達成感は1番感じられるのではと思います。

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稲荷山コースの入り口は、ケーブルカー駅の左手に直ぐにあります。
こんな案内が建っています。
こちらの山道は、全体的に広くとても歩きやすいです。
中間地点の稲荷山展望台からの眺めです。関東平野が一望できます。空気が澄んでいるときは東京湾まで見渡せるようです。
注意すべき点は、高尾山の山頂直下の区間です。とても滑りやすいので通過するときには注意しましょう。

高尾山ケーブルカー・リフトの乗車場所と乗車方法

最後に、高尾山のケーブルカーとリフトについての乗車場所や乗車方法について紹介しておきます。

体調不良や足をくじいてしまった等、万が一の際には、どちらかの乗り物を使えば自力下山できる可能性が出てきますので、覚えておいて下さい。

ケーブルカー乗車場所と乗車方法

まずは、ケーブルカーについて述べていきます。

乗車場所は、1号路の霞台園地から5分ほど降った位置、ビアマウントの足元になります。1合路からは死角になっているので、通り過ぎないように注意が必要です。

概ね30分毎に出発するので、出発間際でも少し待てば直ぐに次の便が出ます。のりば前の広場で展望を眺めながら焦らずに待ちましょう。

乗車方法は、のりばにあるきっぷの自動販売機できっぷを購入して乗車する流れです。販売機では電子マネーも使えたのでSuicaやPasmoお持ちの方は活用するとよいでしょう。

このあたりは普通の電車と変わらないので大丈夫かなと思います。

ケーブルカーは、急斜面を上り下りするので、車内の座席や通路には元々傾斜がついています。

それでも、最大傾斜の場所を通過するときには、斜めに傾くので、なるべく席に座って乗車するようにしましょう。止む無く立って乗り込む場合でも、捕まる場所がある位置に乗り込むようにしましょう。

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ケーブルカー山頂駅は、「ビアマウント」の足元にあります。
1号路からは少し奥に進む必要があるので注意です。
きっぷうりばは正面にあります。自動販売機では電子マネーも使えるので、混雑しているようならうまく活用しましょう。
こちらの駅の標高は472mみたいですね。
登りのシーンになってしまいますが、ケーブルカーからの眺めです。結構な傾斜を進んでるのがわかりますよね。

リフト搭乗場所と搭乗方法

続いてはリフトの搭乗場所と搭乗方法です。

搭乗場所は、 ビアマウントから更に1号路を5分ほど降ったところにあります。

リフトの搭乗場所は、ケーブルカーとは違い1号路から目視できますので、こちらについては通り過ぎてしまうといったことは無いでしょう。

搭乗方法は、ケーブルカーと同様に、予め自動販売機できっぷを購入して搭乗する流れになります。こちらでも電子マネーが使えます。

リフトは2名乗りとなっているので、1名もしくは2名ごとに並んで係員から促されたら、ベルトコンベアー乗りながら後ろから来るリフトに腰を下ろすといった乗り方です。

不安に感じるところがあったら、係員に聞いてしまったほうが安心ですので、恥ずかしがらずにバンバン聞いてしまいましょう。

そして、搭乗する際に注意する点としては、手荷物は膝の上に置いて座る必要があることです。

登山目的で高尾山に来ているということは登山ザックを背負っていると思いますが、背負ったままの搭乗は係員に拒否されます。予め、体の前に引き寄せておくと搭乗がスムーズになりますので、余裕があったら事前に対処しておきましょう。

また、乗っている最中の景色を写真に収めたくなるかと思いますが、スマホやカメラは落下防止のためにザックやかばんに仕舞うように促されますので、素直に仕舞うか、目立たないようにしてから乗り込むと呼び止められることなくスムーズに搭乗できます。

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こちらはリフトのりばの分岐です。
リフトのりばも、正面にきっぷ売り場がありますので、まずは、ここできっぷを購入しましょう。
のりばはこんな感じです。足元がベルトコンベアーになっていて、そこに立ち止まりつつ、後ろからくるリフトに腰掛ける塩梅です。
リフトからの眺めです。乗ってみた感じ、なかなか高度感があってたのしかったですよ。

まとめ

高尾山の主要コース「1号路」の登山イメージについて紹介してきました。

非常にメジャーなコースなので、登山デビュー向きであることは間違い無いかと思います。

普段、体を動かしていない状態でもきつくて動けなくなるということは無いですし、どうしても体力に不安を感じるのであればケーブルカーやリフトを活用すれば、途中敗退ということも考えづらいです。

趣味全般に言えることですが、やってみたいと思ったときがやり始めに最適なときとも言います。

登山に興味が湧いている今、まずは高尾山から登りはじめてみてはいかがでしょうか。

ここまでお読みくださり、ありがとうございます。

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