今年も、天城山でアマギシャクナゲが見頃を迎えたと聞き、眺めに行ってきました。
今回はシャクナゲコースの周回ではなく、静かな森を歩きたくて、八丁池方面へ抜ける縦走路を進むことにしました。
天城山の花を楽しみながら、八丁池、天城峠へと歩く長めのコースです。
後半は分岐が多く、道の確認が必要な場面もありました。
本記事では、実際に歩いたルートの流れ、見どころ、注意点を整理します。
あわせて、イラスト地図と当日の様子も掲載しています。

(生成:ChatGPT5.5)
当日の空気感は、短い映像にも残しています。
山行概要
今回の山行の概要をまとめておきます。
全体の流れを、はじめに軽く確認できます。
基本情報
- 歩いた日:2026/5/16(土)
- 空模様:晴れ。筋雲が綺麗な一日。日中は暖かでしたが、夕方以降は肌寒さを感じました。
- ルート(登り):天城縦走登山口バス停 → 万二郎岳山頂 → 万三郎岳山頂 → 万三郎岳下分岐点
- ルート(下り):万三郎岳下分岐点 → 戸塚峠 → 八丁池 → 見晴台 → 天城峠 → 旧天城トンネル北口園地 → 天城峠バス停
- 歩いた時間:5時間20分くらい
- 歩いた距離:16kmほど
- 累積標高差:登り約790m/下り約1,200m
シーンごとの格好
- ・乗り物移動中:半袖シャツ、薄手長袖シャツ(帰りのみウィンドブレーカーも着用)
- ・活動中:半袖シャツ
- ・休憩中:半袖シャツ
アクセス
- 行き:東海バス「天城縦走登山口バス停」
- 帰り:東海バス「天城峠バス停」
おトイレ
- 天城縦走登山口バス停:あり
- 万二郎岳山頂:なし
- 万三郎岳山頂:なし
- 万三郎岳下分岐点:なし
- 戸塚峠:なし
- 八丁池:あり
- 天城峠:なし
- 旧天城トンネル北口園地:あり
- 天城峠バス停:なし
コースの特徴
- 難易度:中級者向け(天城山周辺は歩きやすい区間も多いですが、八丁池から天城峠方面は分岐が多く、都度確認しながら歩いた方が安心です。初めて歩く場合は、地図アプリや紙地図を用意しておくことをおすすめします。)
- 危険箇所:万三郎岳から万三郎岳下分岐点へ下るときのハシゴ場。
- 見どころ:万二郎岳山頂、万二郎岳〜万三郎岳の稜線からの眺め、アマギシャクナゲ。
- 向いている人:季節の花々を眺めるのが好きな人。ひとり静かに森の中を歩きたい人。
コース詳細
スタートからゴールまでの流れを、区間ごとにまとめます。
分岐や道の様子も含めて、実際に歩いた順に沿って記録していきます。
スタート〜前半(天城縦走登山口バス停から万二郎岳山頂、万三郎岳山頂と歩いて、万三郎岳下分岐点へ)
JR伊東駅を下車し、バスターミナルへと急ぎます。
トイレにも立ち寄らずに向かいましたが、天城縦走登山口へと向かうバスの前には、日帰りザックを背負った登山者が列を作っていました。
それでも、運良く座席を確保でき、座って移動することができましたが、到着した登山口も混雑しており、登山道が混み合う前に歩き始めることにしました。
苔むした岩に足を取られないように注意しながら、少し早めのペースで登っていくと、ところどころで見頃を迎えたミツバツツジの紫色の花々が視界に入ってきます。チラチラと眺めながら足は止めずに登っていきましたが、到着した「万二郎岳山頂」は、すでに混み合っていました。
山頂標識の奥、南伊豆方面への展望が望めるスポットも数人撮影待ちの様子だったので、数枚だけ写真を撮って、先へと進みます。
標高が上がるにつれて、ミツバツツジが姿を消していき、代わりに、アマギシャクナゲの品のある淡いピンク色の花が目に入るようになりました。
少しペースを落として、鑑賞しながら進んでいくと「万三郎岳山頂」に到着。こちらも、多くの登山者が休んでいました。
天城連山の最高地点ではありますが、展望はあまりないので、そのまま通過して「万三郎岳下分岐点」へと下ります。
岩の多い滑りやすい坂を下って、「万三郎岳下分岐点」まで来ると、ほとんどの人がシャクナゲコースの周回ルートへと進んでいきます。
その様子を確認した後、八丁池方面の縦走路を進んでいくこととしました。
中盤(万三郎岳下分岐点から八丁池方面の縦走路に入り、八丁池へ)
八丁池方面の縦走路は、起伏の少ない森の中を進む登山道で、足腰への負担も少なく進んでいけます。
滑落リスクのあるトラバース区間もほとんどなく、足早に通過することもできそうでした。
ただ、この日は通常のペースで、静かな森の雰囲気を感じつつ歩くことにしました。
大きなブナの木や、樹皮の剥がれ落ちたヒメシャラの木を横目に、静かに歩きます。
時折、八丁池からの登山者と挨拶を交わし、トレイルランニングの方に追い抜かれ、マイペースに歩きます。
そうしているうちに、気がついたら八丁池の岸辺に到着しました。
カエルの時期にはまだ早く、鳴き声は聞こえません。
シートを広げて昼食をとっているグループの横を通過して、見晴台へと向かうことにしました。
後半~ゴール(展望台に寄り道した後、天城峠バス停へ下山)
立派な公衆トイレを通過し、鉄骨で組まれた見晴台に到着。
台の上に登ってみると、八丁池の奥、少しだけ富士山の頭が見えました。
周囲をぐるりと眺めて、ひと息つけるような達成感を得られたので、あとは「天城峠」へと下ります。
ただ、「天城峠」までの道のりは、意外と長く、至る所に分岐点があり、
都度、方向を確認しながら下ることとなりました。
それでも、どこかの分岐で道を間違えたようで、見覚えの全くない、わさび田のある沢まで下りてきてしまいました。
進む先の地面も、ふかふかと踏み固められておらず、登山道を外れているようでした。
これは引き返さないといけないなと思っていたところに、大きな笑い声と談笑が聞こえてきます。
上方に目を向けると、数名のグループが歩いている様子が目に入ります。
地図を取り出して方向を確認すると、登山道のある方向とほぼ一致しています。
このときは、急坂を登り返して登山道へ戻る判断をしました。
ただし、これはその場の地形と見通しを確認したうえでの判断です。
道を外れたと感じた場合は、無理に進まず、基本的には分かる場所まで引き返す方が安全だと思います。
岩や木々をよじ登るほどの傾斜ではなかったのが幸いし、それほど、消耗することもなく登山道へ復帰。
その後は、少しペースを落として、こまめに方向確認しながら進み、無事に「天城峠バス停」まで下山。
1時間ほどバスを待ち、「河津駅」へと向かい、帰宅の途につきました。
見どころ
この日歩いていて印象に残った風景や草花をまとめます。
その日の天候や季節によって印象は変わると思いますが、ひとつの参考として残します。
風景・展望
- 「万二郎岳山頂」:山頂の標識の奥から、三筋山へと続く稜線上の風車群と、その奥へ連なる南伊豆への山々を眺めることができます。
- 「万二郎岳」から「万三郎岳」の稜線:木々の間から、富士山と天城高原の様子を眺めることができます。
- 「八丁池見晴台」:富士山と八丁池を眺めることができます。



季節の要素
「万二郎岳」から「万三郎岳」へ向かう道々に、アマギシャクナゲやミツバツツジが群生していました。


地元の名所・観光地
- 旧天城トンネル:明治時代に造られた石造りのトンネルです。以前、徒歩で通過したことがありますが、中は砂利道で、水の溜まった轍もありました。この日は普通車が入っていく様子も見かけましたが、道幅や路面状況を考えると、車で通行する場合は慎重な判断が必要そうです。東屋と水洗トイレが隣接していて、天城峠バス停からも近いため、登山前後の準備に使いやすい場所でした。
この日一番のひととき
道迷いを脱したときのほっとした気持ちと、少しの自責の念を感じたひとときが、この日一番印象に残りました。
注意点と装備
歩く前に気をつけておきたい点と、この日の装備を整理します。
季節や天候によって変わる部分もありますが、参考のひとつになればと思います。
注意点
- 「万三郎岳山頂」から「万三郎岳下分岐点」まで下りる間に、いくつかの木製のハシゴの乗降があります。1〜2mととても短いですが、濡れているとハシゴだけでなく、足を下ろす地面も滑りやすかったので、通過には注意した方がよさそうでした。
- 八丁池から天城峠へ下るルートは、分岐が多く、道の確認が必要な区間がありました。標識だけに頼らず、地図アプリや紙地図で現在地と進行方向をこまめに確認した方が安心です。人の少ない道では、少しの思い込みで登山道を外れてしまうこともあるため、違和感を覚えたら早めに立ち止まることが大切だと感じました。
装備
- 靴:登山靴
- 主な服装:
- 肌着:半袖シャツ
- 中着:薄手の長袖シャツ
- 外着:薄手のフリース
- その他:ウィンドブレーカー、雨具、薄手の手袋、薄手のズボン、厚手の靴下、ネックゲイター
- 飲食料:水(2リットル)、昼食(おにぎり2つ)、行動食(のど飴)
- 主な持ち物:ヘッドライト、クマスプレー、スマートフォン(用途:緊急連絡、GPS記録、撮影)
- 総重量:8kgぐらい
まとめ
このコースが合いそうな人
- 季節の花々を眺めるのが好きな人
- ひとり静かに森の中を歩きたい人
今回の山行のひとこと
人の少ない登山道には、静けさがあります。
その一方で、道を外れたときに気づきにくい怖さもあると、あらためて感じました。
今回は、アマギシャクナゲの花と、八丁池へ続く静かな森の道を歩くことができました。
次に同じような道を歩くときは、もう少し早めに立ち止まり、こまめに現在地を確認しながら進みたいと思います。
今回のルートを歩いた余韻は、Note側にも短く残しています。

また、イラスト地図の作り方は、別の記事で手順として整理しています。


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