山での出会いは一期一会と言いますが、山で見る風景にも同じことが言えます。
特に、紅葉見事な今の時期は毎年同じ日同じ場所に訪れてみても、毎回違う景色を楽しませてくれます。
そんな一瞬一瞬が大事な時期、日本屈指の紅葉の名所「涸沢カール」を眺めて過ごそうとテントを担いで上高地へ訪れてみました。
紅葉のピークには少し早く、赤、黄、緑の割合は半々でしたが、逆にいい塩梅に混じり合って「この場、この時」にしか見ることのできない風景を楽しんでくることができました。
この記事では、そんな紅葉シーズンど真ん中の涸沢でテント泊してきた様子を、ちょっとしたコツも交えながら述べていきたいと思います。
ワンチャン狙って、これから涸沢に訪れようと考えているあなたや、来季の紅葉シーズンは涸沢でおでん食べながら紅葉狩りをしようと固く心に誓っているあなたには、とても有意義な情報になっていると思いますので、是非、最後まで読んでいってくださいね。
基本情報
まずは、今回の山行についての基本情報です。
日付:2022/10/1〜10/2
天候:晴れ
エリア:上高地エリア
コース概要:
(一日目)上高地バスターミナル〜徳沢〜横尾〜本谷橋〜涸沢テント場
(二日目)涸沢テント場〜本谷橋〜横尾〜徳沢〜上高地バスターミナル
難易度:体力☆☆☆、技術☆、危険☆
交通機関:
(往)毎日アルペン号で「上高地バスターミナル」へ向い、そこからスタート
(帰)「上高地バスターミナル」からアルピコ交通路線バスで、「平湯温泉バスターミナル」へ向い、そこから帰路へ
概要
涸沢カール(からさわカール)
涸沢カールは槍・穂高連峰の最高峰「奥穂高岳」の中腹、標高2,000mあたりに位置する氷河に侵食された半円状の谷間です。
日本でも有数の大きさを持ったカールで、「涸沢岳」から「奥穂岳」、「前穂高岳」と3,000m級の山々を繋ぐ稜線に囲まれた迫力ある展望が楽しめます。
非常に人気の高い場所なので、夏の登山シーズンや秋の紅葉シーズンの混雑具合は凄まじく、涸沢ヒュッテにあるテント場には、1,000を超えるテントが並び、夜には満点の星空はもちろんのこと、色とりどりに明かりを灯したテントたちによる「テント夜景」も楽しむことができます。
メインの登り口となる上高地バスターミナルからだと半日は歩く必要がありますが、途中に危険箇所も少なく、スタミナさえあれば初級者でも十分訪れることが可能です。
難点は、テント場が岩場で幕営可能な場所が限られている点でしょうか。
テントの受付所でコンパネ(テントの下に敷く板)を貸し出していますが、数が少なく早くに到着しないとゲットは難しいです。
この場合は、おトイレや売店が遠くはなってしまいますが、涸沢小屋の麓あたりまで足を伸ばして更地を探すことになります。
コンディションの良い場所から埋まっていきますので、テント泊の時はできれば午前中には現着できるようにプランニングしておくことをお勧めします。
今回の山行上でのポイント
地図上の位置と標高
今回の山行で歩いた場所について、地図上の位置、標高です。
「Download file」のリンクからGPXデータとしてダウンロードできます。
ご自由にご活用ください。
最高点の標高: 2308 m
最低点の標高: 1503 m
累積標高(上り): 2224 m
累積標高(下り): -2227 m
総所要時間: 05:16:43
歩いた軌跡
続いては、GPSデータを元にした軌跡です。
市販の地図
今回の山行ルートが掲載されている市販の地図も載せておきます。
本来であれば、国土交通省国土地理院のサイトから2万5千分の1地形図を購入、印刷して持参するのが正しい在り方ですが、毎回それだと面倒なので、紙面の地図は5万分1の市販地図をザックに入れて持って行くことにしています。
わたしの山行でのメイン地図はGPSアプリに移っており、紙面地図は予備扱いなため、今のところこの運用で困った事態には陥っていません。
ただ、読図の勉強をちゃんとしたい場合は、2万5千分の1地形図を購入した方が良いです。
5万分の1の等高線は荒すぎて地形把握には、ほぼ役に立たないのでご注意くださいね。
おすすめ展望ポイント
今回の山行ルート上の展望ポイントは、「すべて」と言いたいところですが厳選して次の通りです。
- 涸沢テント場周辺
- 見晴岩
涸沢テント場
今回の山行ルート上での展望ポイントの一つ目は「涸沢テント場周辺」です。
上から覆いかぶさるように、北から北穂高岳、涸沢岳、奥穂高岳、前穂高岳と扇状に広がる稜線を見上げながら、その中腹を染める赤や黄色の紅葉たちを楽しむことができます。
反対側に目をやると、屏風岩の奥に常念岳と表銀座に続く山並みを確認することができました。
夜間には満点の星空とさまざまな色に灯ったテント場の夜景を楽しめたり、早朝には朝日に燃えたモルゲンロートも楽しむことができ、一日中飽きずに眺めていられる場所です。
頑張れば日帰り往復できる場所ですが、是非、一泊してゆっくりと眺めを楽しんでいくのが良いでしょう。
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Instagramにアップした動画も載せておきます。一緒に見ていってください。
見晴岩
今回の山行ルート上での展望ポイントの二つ目は「見晴岩」です。
涸沢テント場から奥穂高岳へ登るパノラマルートの途中にある展望場で、テント場を眼下に屏風岩とその奥に常念岳、表銀座と絶景を楽しむことができます。
至近に迫った穂高の山々も迫力が増して見ることができます。
ここまでならテント場から1時間程度で登ってくることができるので、涸沢まで来たら是非、訪れてみてください。
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注意した方が良さそうな区間
今回の山行ルート上で、注意したほうがよさそうな区間は、次の通りです。
- 本谷橋
本谷橋
今回の山行ルート上での注意区間は「本谷橋」の周辺です。
「横尾」から「涸沢」までのルートの大体中間地点にある渡河ポイントですが、吊り橋と木橋の2つのタイプがあり、好きな方を渡れます。
吊り橋からの眺めはとても良いですが、結構揺れますので高所が苦手な方は木橋の方から渡ると安心です。
そんな感じに吊り橋の様子を述べてきましたが、ここで注意する区間は「涸沢」側に橋を渡った後の短い岩場の急坂になります。
石と木材で組んだ階段が少しだけ続くところがあるのですが、石が斜めになって滑りやすいポイントがあり、油断すると滑って転げ落ちる恐れがあります。
実際に、この日は年配のお父さんが対象の階段を登っている最中にバランスを後ろに崩してしまい、三段跳びに落下して、真下を降っていた年配のお母さんのザックに激突する場面に出くわしました。
下のお母さんが細身ながら足腰強靭で、ザックを背負ったまま後ろ手に受け止めてしまったので大事には至りませんでしたが、ひとつ間違えば大惨事に繋がるだろうヒヤッとする場面でした。
このような場所は、降りこそ滑らないように注意しますが、登るときはあまり気にすることなく登ってしまうことが多いかと思いますので、初心に戻って注意しつつ通過するようにしてくださいね。
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今回の山行での服装
今回の山行では、次のような服装の組み合わせを持参していきました。
同じ時期に赴かれるときの参考にして見てください。
- ベースレイヤー:半袖Tシャツ
- ミドルレイヤー:薄手の長袖Tシャツ、厚手の長袖Tシャツ
- アウター:ソフトシェル、レインウェア、ダウンジャケット
- ボトムス:薄手の長ズボン、厚手のソックス、スパッツ
- その他:手ぬぐい、ネックゲーター、薄手の手袋
今回の山行のコンディションは次の通りでした。
- 天候:晴れ
- 気温:早朝歩き始めで5℃前後、日中下山時で20℃前後
- 活動場所:標高2,000m前後
始終半袖Tシャツで歩きましたが、テント装備を担いでいたからか汗が滲む山行でした。
周囲は、長袖Tシャツやソフトシェルを羽織っている方のほうが割合的には多くて、荷物が少なければ長袖Tシャツが丁度良いくらいだったかもしれません。
夜間も、気温は下がらずにテント内では10℃前後。ダウンジャケットを羽織っておけば外をほっつきあるっても全然寒く無く過ごせました。
帰りの高速バスは渋滞にハマってしまい長期空冷に当たっていたので長袖Tシャツを重ね着しましたが、都内に戻ってからは、半袖Tシャツに戻して帰りました。
以下の記事にわたしが里山登山に使っているウェアの具体的な品名や組み合わせについてまとめていますので、詳細知りたいようでしたら合わせて読んでみてください。
それと、追加で持っていったパタゴニアのダウンジャケット「マイクロパフ」の記事も載せておきます。
あなたが、同じ時期の同じ界隈に赴くときの参考になれば幸いです。
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山行の記録
ここからは、今回の山行について述べていきます。
アプローチ
今回は、東京の竹橋より出発する夜行バス・毎日アルペン号に乗って「上高地バスターミナル」へ向かい、そこからアプローチするプランとしました。
東京メトロ東西線「竹橋駅」に到着したら、毎日新聞本社ビルのある1b出口へ向かいます。
バス受付は毎日新聞本社ビル内のエレベーターホール近くで、行き先ごとに分かれて設置されています。
出発15分前から受付を開始します。シーズン中は非常に混雑するので、受付開始30分前には到着しておき、おトイレや買い物などを済ませておくと良いです。
受付で名前を確認してもらったら、正面玄関を出て目当てのバスへ向かいます。
基本的に荷物はトランクに入れることになるので、予め車内に持ち込むものを分別しておいた方が良いでしょう。特に貴重品や壊れ物は手元に持った方が安心です。
なお、毎日アルペン号には車内トイレはありません。あるタイプも存在するかもしれませんが、数十年使わせてもらってますが、一度も出会したことが無いので多分無いはずです。
途中、トイレ休憩はありますが、乗る前には必ずおトイレに寄っておきましょう。
関連リンク
登山バスの定番「毎日アルペン号」HPです。空席確認に活用ください。
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一日目
上高地バスターミナル〜徳沢
上高地バスターミナルに到着したら、多数設置されているベンチの一角をお借りして身支度を整えます。
飲む事が可能な水場もありますので、ここで補給しておくのも良いかもしれません。
バス到着直後はおトイレが大変混み合うので、降車後すぐに向かうか、少し時間をおいてから向かうと落ち着いているかと思います。
もしくは、余裕があれば「河童橋」や「小梨平」まで進んでしまって、そちらのおトイレを使うでも悪く無いです。
諸々準備が整ったら歩き始めてしまいましょう。
まずは「河童橋」まで進み、早朝の人が少ない時間の記念撮影を済ませたら、平坦な道のりを進んでいきます。
道のり自体は非常に短調で飽き飽きしてしまうのですが、時折、顔を覗かせる急峻な穂高岳や透き通った梓川を眺めながら歩くけば、多少は気が紛れます。
1時間ほど歩くと「明神館」が見えてきますのが、まだまだ序盤なので立ち止まらずに進みます。
さらに平坦な道を修行のように1時間色とりどりのテントがみえてきたら「徳沢」に到着です。
ソフトクリームとカレーライスが有名なみちくさ食堂は7時30分から空いていますが、下山後の楽しみにして、この場も先に進むこととします。
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徳沢〜横尾
「徳沢」から「横尾」へ向かう道中は、先ほどの道よりも若干アップダウンが出てきます。
この辺りから、木々の間から前穂高岳が姿を見始めて、気持ちを昂らせてくれます。
そして、登ったり降ったりを1時間ほど繰り返すと「横尾」に到着です。
ここは、槍ヶ岳方面、蝶ヶ岳方面、涸沢方面と三つに分岐する地点となるため、休憩場所に選ぶ人が多く、なかなか混雑しますが、綺麗なおトイレもありますので、足を止めて一息つくと良いでしょう。
売店は、特に目ぼしいものはなかったはずです。
横尾大橋を眺めて一息付いたら、先に進んで歩き始めます。
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横尾〜本谷橋
「横尾大橋」を渡ると、登山道らしい区間に入って行きます。
横尾谷に沿って、道を進んでいくと至近に巨大な石の塊のような屏風岩が見えてきます。
この屏風岩を回り込んでいくように進み、小さな涸れた沢のようなガリーをいくつか通過すると「本谷橋」に到着です。
この場所は「横尾」から「涸沢テント場」までの中間地点となるので、休憩地として選ぶ人が多いです。
沢の先には北穂高岳と思われる山並みを眺めることができるのも、人気の理由なのかもしれません。
譲り合いながら吊り橋を渡ったら、もう一踏ん張り進むことにします。
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本谷橋〜涸沢テント場
「本谷橋」を過ぎたあたりから、坂道が増えてきてザックの重さを腰や肩に感じ始めるかもしれません。
油断して後ろに転ばないよう前屈みに進んでいくと良いでしょう。
涸沢からの下山勢と交差し始めるのもこの辺りからです。
周囲との接触にはくれぐれも注意して進んでください。
程なくすると、展望のよい「青ガレ」という場所に到着します。
休憩したくなるような素敵な場所なのですが、落石の多い場所のようで「休まず進め」との案内が出ていますので、足速に通過してしまってください。
徐々に近づいてくる涸沢カールの様子を見ながら30分ほど進むと、目的地に到着です。
涸沢ヒュッテ側に回ってテラス席からの絶景を楽しんでから、幕営場所の確保に向かうと良いでしょう。
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テント幕営からの自由時間
テント場は、半分がガレ場でおトイレに近い場所ほど大きな岩でゴツゴツとしています。
受付で貸し出してくれるコンパネが残っていれば、気にせず幕営できますが、残ってない場合はテントの底に穴が空くかもしれません。
数年前に初めてこの場所でテント泊した時は、強引に岩の上に幕営してしまい、グランドシートをズタズタにしてしまったこともありました。
そんなわけなので、コンパネが品切れの場合は涸沢小屋の方まで進んで、石の少ない平坦な場所を見つけて設営するとよいでしょう。
無事に目ぼしい場所を見つけることができたら、今度は入り口の方向を確認します。
入り口を開けたら目の前に涸沢カールが飛び込んでくるような方向が望ましく感じると思いますが、混雑時のテント場ではちょっと思考を変えて、入り口の手前にテントを設営できるスペースが有るか、無いかで判断した方が良いでしょう。
下手にスペースがあると、目の前にテントを設営されて、ニンニクたっぷりのスタミナ料理を作られてしまいます。
自分で食べる分にはそれは良いんでしょうが、意図せずにニンニク臭が充満してしまったテントの中で一定時間を過ごすのは思っている以上に苦痛です。
できるだけスペースの空いてない方向に向けて設営することをお勧めします。
それと、張り縄はなるべく短く貼っておいた方が、人に足を引っ掛けられて弛んでしまう自体を回避できるので良いでしょう。
わたしも、テント泊初心者のころは、ビンビンにテンション掛けて貼っていましたが、夜間に思いっきり人に引っ掛けられて叩き起こされたことがあり、混雑時にはなるべくこじんまり設営するよう注意するようになりました。
幕営が終わったら、余った時間で周囲を散策です。
ヒュッテに戻って、テラス席で寛いでも良いですし、逆方面に進んで涸沢小屋のテラスからの眺めを楽しんでも良いです。
健脚ならば、もうひと登り涸沢岳や奥穂高岳に登ってきてもモチロン構いません。
就寝時間も、山小屋だと決まっていますが、テント泊なら自由自在です。
是非、自分だけの時間と空間を満喫してください。
ここでの注意点は、次の朝が晴天の予報だったら夜明け前までに起きられるように早めに床につくことでしょうか。
寝過ごしてしまって、涸沢カールのモルゲンロートを見逃すと目醒めてからとても後悔します。
帰宅した後もSNSを賑わせる朝焼けに染まった写真を目にして、更に心を折られることになりますので、くれぐれもご注意ください。
関連リンク
現地の状況は、涸沢ヒュッテや涸沢小屋のHPにてご確認ください。
よりリアルな状況を把握したい場合は、上高地ライブカメラなどを見るのも参考になります。
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二日目
涸沢テント場〜本谷橋
二日目、無事にモルゲンロートを楽しむことができたら、おトイレに立ち寄って下山準備に移ります。
テントを畳んで、グランドシートを少しだけ乾かしたら、軽く朝食を取って出発しましょう。
石の段々を降って、「青ガレ」の落石地帯が見えてきたら、一度振り返って見納めの涸沢カールを眺めてから先に進みます。
ザックの重さで膝を痛めないようにスピードは抑えめに降って行くようにしてください。
「本谷橋」まで降ってきたら、必要により一服入れても良いでしょう。
もしくは、出発時に朝食を摂らず、ここで摂っても良いかもしれません。
吊り橋を渡ってくる人々をのんびり眺めたら、横尾に向かって進んでいきます。
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本谷橋〜横尾
「本谷橋」を通過してからは、降りの傾斜が緩やかになり膝への負担が軽くなる反面、あまりスピードは出せなくなります。
焦って足速に進むと、この後に控えている「横尾」から「徳沢」、「上高地バスターミナル」への平行道でバテてしまいます。
途中で屏風岩の様子などをのんびり眺めながらゆっくり歩いて行くと良いでしょう。
特徴的な茶色の吊り橋が見えてきたら「横尾」に到着です。
ここから、まだ1時間以上の行程が残っています。
しっかりおトイレに立ち寄ってから先に進むようにしてくださいね。
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横尾〜徳沢
「横尾」ですっきりすることができたら、次は「徳沢」まで進みます。
この区間は少しアップダウンがあるので、疲れた足腰には効きますがゆっくり通過すれば大丈夫です。
そして「徳沢」には名物のアイスクリームがあります。
これを励みに踏破してしまってください。
「徳沢」についたら大きなザックをおろして休憩です。
「みちくさ食堂」でソフトクリームかコーヒーソフトを頼んで、のんびり休憩していくと良いでしょう。
甘味を楽しんだら、「上高地バスターミナル」まで1時間の行程を消化してきます。
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徳沢〜上高地バスターミナル
「徳沢」を出てからの1時間は、身軽な観光客が増えてきて、どんどん追い抜かされて行くかと思いますが、別に気にすることはありません。
自分のペースを維持して、淡々と歩みを進めて行きましょう。
「小梨平」のテント場を通過して、観光客で賑わう「河童橋」で記念撮影を撮ったら、ゴールまで10分程度で、最後のがんばりで歩き切ってしまいましょう。
「上高地バスターミナル」に付いたら、不要となった予備の水を廃棄して、靴洗い場で靴を洗ってからバス停で便を待ちます。
乗り切れない場合は増発便も出てくれるので、焦らずにおトイレまで済ませてから列に並んで大丈夫です。
旅の様子を思い出しながら落ち着いて帰路についてくださいね。
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おまけ
今回は、下山後に平湯ターミナル隣りの日帰り温泉「ひらゆの森」に立ち寄って行くことにしました。
先に、予約制となっている「バスタ新宿」行きの高速バスチケットを購入してから現地に向かいます。
こちらの温泉は、入浴料大人600円で時間制限無しに滞在できるので下山後に立ち寄るには大変に助かる温泉施設になっています。
貴重品ロッカーが100円で、返却無しとなるので、実質700円ですが、それで温泉に入れるなら御の字でしょう。
お風呂の種類は、内風呂、外風呂、サウナ、水風呂と一通り揃っていますし、それぞれゆっくり足を伸ばせるスペースがあります。
洗い場にはボディーソープやシャンプーも常設されていて、山中での汚れを洗い流すのにも最適です。
バス時間ギリギリまで、のんびり湯船に浸かって、贅沢な時間を満喫できました。
お風呂を出た後も、汗をかき直すことなくバスに乗れて、そのまま帰路に着くことができました。
やはり、入浴施設は交通の便が良い場所にある方が良いですね。
詳しくは、次の記事にまとめましたので、一緒に読んで行ってもらえたら嬉しいです。
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まとめ
紅葉シーズンの涸沢カールでテント泊をしてきた様子でした。
日中の紅葉はモチロン、夜間のテント夜景、早朝のモルゲンロートと一日中素晴らしい眺めを楽しむことができて大満足なテント泊となりました。
反面、非常に多くの方が訪れる場所なので、始終騒がしさを感じてしまうかもしれません。
そんな時には、少し足を伸ばしてパノラマコースの一部を散策してみたりすると気が紛れるだけで無く、別の角度からの絶景も楽しめることができるのでおすすめです。
混雑を敬遠して、この絶景を逃すのは勿体無いので、秋の涸沢に一度は訪れてみてくださいね。
それでは、ここまでお読みくださりありがとうございます。
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