シルバーウィーク初日に、大菩薩峠に登ってきました。
大菩薩峠登山口バス停から上日川峠まで樹林帯を歩き、唐松尾根を登って雷岩でお昼休憩。その後は雲中の稜線を大菩薩峠までたどり、福ちゃん荘へ下りました。
福ちゃん荘から上日川峠までは林道を歩き、そこからは登りに歩いた道を戻って、最後は大菩薩の湯で汗を流しました。
この記事では、当日の道の様子や注意点、服装や装備、トイレなど、実際に歩く際に役立つ情報を中心にまとめます。
あわせて、歩いた道をたどれるイラスト地図を掲載します。

山行概要
最初に、今回の山行の概要をまとめます。
基本情報
- 歩いた日:2026/9/19(土)
- 空模様:曇り、ときどき晴れ
- 気温:スタート時点で約20℃、山中も変わらず約20℃
- ルート(登り):大菩薩峠登山口バス停 → 丸川峠分岐駐車場 → 千石茶屋 → 上日川峠 → 福ちゃん荘 → (唐松尾根) → 雷岩
- ルート(下り):雷岩 → 大菩薩峠 → 福ちゃん荘 → 上日川峠 → 千石茶屋 → 丸川峠分岐駐車場 → 大菩薩峠登山口バス停 → 大菩薩の湯
- 行動時間:約5時間36分(休憩30分を含む)
- 歩いた距離:約15.8km
- 累積標高差:登り約1,164m/下り約1,239m
アクセス
以下は、当日に利用した交通手段です。運行内容は変わる可能性があるため、出発前にも確認してください。
- 行き:山梨交通「大菩薩峠登山口バス停」
- 帰り:山梨交通「大菩薩の湯バス停」
トイレ
以下は、当日のトイレの状況についてまとめたものです。現地で立ち寄っていない場所については、その旨を記載しています。利用状況が変わる可能性があるため、出発前にも確認してください。
- 大菩薩峠登山口バス停:あり(裂石公衆トイレという同じ名前のトイレが2箇所ありました。バス停に近い位置のトイレは掃除も行き届いていて綺麗でした。雲峰寺を越えた場所にあるトイレは入っていないので状態はわかりませんが、外観は少し古びた感じがしていました。)
- 千石茶屋:あり(千石茶屋の手前に仮設トイレが一基だけありました。古い木造のトイレも見かけましたが、利用できる状態かは確認していません。)
- 丸川峠分岐駐車場:なし
- 上日川峠:あり(ロッヂ長兵衛を通過した先にある駐車場に隣接する位置にありました。水洗で比較的綺麗でした。)
- 福ちゃん荘:あり(福ちゃん荘から道を挟んだ対面にありました。外観は綺麗でしたが、入っていないので状態は不明です。)
- 雷岩:なし
- 大菩薩峠:あり(介山荘の裏手にある大菩薩休憩舎という建物内にありました。こちらも外観は綺麗でしたが、入っていないので状態は不明です。)





ルートの特徴
ここでは、今回歩いたルートの特徴をまとめます。
登りと下りに分けて、区間ごとの特徴、危険・注意箇所を詳しく載せていきます。
登り区間
大菩薩峠登山口バス停 → 丸川峠分岐駐車場
大菩薩峠登山口バス停を降りると、ベンチがいくつか備え付けられており、ここで身支度を整えることができます。
少し歩いたところには、裂石公衆トイレがあり、その前にも小さなベンチがあるので、空きのないときにはそちらを使っても良いと思います。
丸川峠分岐駐車場まで、上り坂の車道を歩くことになりますが、独立した歩道はなく、路側帯も狭い区間がありました。
街中に比べると少ないですが、行き来する車やバイク、自転車がそれなりにいるので、周囲を見ながら進むと良いです。
丸川峠分岐駐車場 → 千石茶屋
丸川峠分岐駐車場を通過して、少し進むと、最初の曲がり角に歩行者用の近道があります。
よく歩かれている道ですが、1箇所、沢へと下っていく分岐があります。間違って、沢に降りないように注意してください。
なだらかな坂道を登っていくと、改めて車道と合流し、千石地蔵の右に見える橋を渡ると千石茶屋があります。
茶屋の前を通過して、少し進むと、登山道に入っていきます。
千石茶屋 → 上日川峠
登り始めに少し段差の大きな箇所がありますが、総じて、穏やかな樹林帯の坂道を登ります。
車道との交差地点が1箇所あり、車の往来に注意する必要があります。
よく踏まれた道ではありますが、踏み跡が不明瞭に感じたら、一旦、立ち止まってGPSなどで現在地や進行方向を確認しながら進んでください。
上日川峠 → 福ちゃん荘
上日川峠には、甲斐大和駅から出発する路線バスの停留所があります。
自家用車用の駐車場もあり、ここをスタート地点とする登山者が増えていきます。
また、福ちゃん荘に至るまで登山道と林道が並走していて、どちらからでも上り下りが可能です。
なお、登山道側は粘土質の硬い坂道なので、下りで使う時には滑って転倒しないよう注意が必要です。
林道側は作業車が通過するので、その分の注意が必要となります。
福ちゃん荘 → (唐松尾根) → 雷岩
福ちゃん荘からは、唐松尾根から雷岩へと登るコースと、林道から大菩薩峠へと登るコースとに分かれます。
今回は、唐松尾根を登ったので、そちらの記録を残していきます。
唐松尾根は、数回の急坂と踊り場を繰り返して、雷岩まで登ることになります。
個人的な印象ですが、樹林帯の中の急坂と踊り場を二つずつ越えて、最後に視界が開けた急坂を登りきったところで雷岩に到着する行程でした。
雷岩は、少し広い広場で露岩の高台があり、展望を楽しむには適しています。
天気の良い日には、上日川ダムの背景に富士山が姿を見せてくれて、非常に絵になる風景になります。
この日は、少し晴れ間が広がるタイミングはありましたが、富士山までは見えず、甲府の街並みが見える範囲となりました。
また、この場所は大菩薩嶺山頂への分岐地点でもあり、10分ほど登ることで到着できます。
過去に一度だけ登頂しましたが、樹林帯に囲まれたピークで展望のない場所でした。
下り区間
雷岩 → 大菩薩峠
雷岩からは、笹原と露岩が交互に続く稜線を歩きます。
笹原の道は非常に広くて、すれ違いで渋滞するような事態は見かけたことがありません。
露岩の道については、何箇所か、段差が大きいところがあり、通過に手間取る人を待って渋滞が起こることがあります。
その際は、焦れて追い抜きをかけるようなことはせずに、露岩地帯を抜けるまでは、落ち着いて対応するほうが安全です。
ちょうど真ん中の位置、賽の河原に小屋が一軒建っています。
出入口は開いていましたが、出入り自由なのか確認はできませんでした。
大菩薩峠まで下りてくると、大きな丸太の標識と介山荘が建っています。
大菩薩峠 → 福ちゃん荘
大菩薩峠から福ちゃん荘へは、林道を下ります。
稜線ほどではありませんが、人ひとりがすれ違うには十分な道幅があります。
その分、横をすり抜けて駆け降りていく方が、少なからずいるので、すれ違いだけでなく、追い抜きにも注意しておくと良いです。
逆に、自分が追い抜く際は、先に声をかけてから追い抜くようにするとお相手に親切です。
沢を越える橋を渡ると、少しだけ登り返しがあり、その後は平坦な道が続きます。
そのまま歩いていくことで、福ちゃん荘の前まで下りてくることができます。
福ちゃん荘 → 上日川峠
福ちゃん荘から上日川峠までの道は、前述のとおりです。
登山道は粘土質で踏み固められているので、滑りやすいです。
個人的には、林道のほうが下りやすいと思っており、この日も下りは林道を使いました。
上日川峠 → 千石茶屋
上日川峠からは、落ち葉が積もる樹林帯の道を下ります。
勾配はそれほど急ではないですが、落ち葉の中に枯れ枝や大きな石が埋まっていることがあるので、つまずかないよう注意は必要です。
千石茶屋 → 丸川峠分岐駐車場
千石茶屋を通過して、歩行者向けの近道を下り、しばらく進むと丸川峠分岐駐車場に到着です。
たまに駐車場から車が出てくることがあるので、様子見しながら通過してください。
丸川峠分岐駐車場 → 大菩薩峠登山口バス停 → 大菩薩の湯
丸川峠分岐駐車場を過ぎると、以降は車道歩きとなります。
大菩薩峠登山口バス停の先は、通行量の多い大通りになります。
今まで以上に、車の往来に注意して進んでください。
また、大菩薩の湯の入り口には、ゴムホースのついた蛇口とブラシが置いてありました。
施設に入る前に、ここで登山靴の泥を落としました。
危険・注意箇所
今回のルートを歩いてみて、感じた注意箇所です。
・大菩薩峠登山口から丸川峠分岐駐車場までの車道:路側帯が狭いだけでなく、道が蛇行していて見通しが悪いため、車やバイクの往来に注意が必要と感じました。特に自転車の往来時はあまり音がしないので接近に気が付かない場合があります。接触の危険があるので、周囲を確認しながら歩くのが良さそうです。
・千石茶屋から上日川峠へ向かう途中の車道との交差地点:ガードレールの隙間から車道に飛び出る形になるので、一旦、立ち止まって左右を確認してから車道に出るのが安全と感じました。
・上日川峠から福ちゃん荘へ向かう林道:上日川峠から福ちゃん荘へ向かう区間は、登山道と林道が並走しています。どちらも同じ場所に到着できますが、林道側は作業車が通過します。路側帯もないので往来には注意が必要と感じました。
・雷岩から大菩薩峠へ向かう稜線上の露岩地帯:全ての露岩地帯が危ないというわけではありませんが、数カ所、段差が大きいところがありました。場合によっては両手を使って慎重に通過してください。




当日の記録
ここでは、当日の記録として、歩いている最中の天候の変化やシーンごとの服装、持参した装備や食料の使用状況を載せていきます。
天候・コンディション
雷岩での滞在時を除き、曇り空の下を歩く山行となりました。
雲中となった稜線歩きでは、少し雨がパラつくタイミングがありましたが、本格的な雨にはなりませんでした。
気温は山中、山麓ともに20℃前後でした。


実際に着ていた服装
- 乗り物移動中
- トップス:半袖シャツ
- ボトムス:薄手のズボン、厚手の靴下
- その他:なし
- 活動中
- トップス:半袖シャツ
- ボトムス:薄手のズボン、厚手の靴下
- その他:ネックゲイター、てぬぐい、雨具
- 休憩中
- 活動中と同じ服装でした
持参した装備・食料の使用状況
- 食料:持参したおにぎり4つのうち、2つは行きの電車内で食べました。残りの2つは、雷岩でのお昼休憩で食べました。
- 水:0.8Lを消費。昼食と一緒に0.5Lを飲み、その他は立ち止まる度に一口ずつ飲みました。
- 行動食:持参したのど飴には手をつけませんでした。
- モバイルバッテリー:容量10,000mAhのバッテリーの約60%を消費。撮影数は写真184枚、10秒ビデオ10本。稼働アプリはヤマレコ、YAMAP、Relive。
- 予備の衣類や装備:天候が急変することなく、特別、利用したものはありませんでした。
見どころ
ここでは、この日歩いていて印象に残った風景や場所をまとめます。
その日の天候や季節によって印象は変わると思いますが、ひとつの参考として残していきます。
風景・展望
雷岩で、眼下に広がる甲府の街並みを眺めることができました。

季節の要素
登山口へと向かう途中の村落や、奥久慈山頂へと向かう一般コース内で見かけた花を、写真に残してきました。
花の名前には詳しくないので、ここは生成AIに可能性の高い候補を挙げてもらいました。
以下の花名は確定したものではなく、生成AIが挙げた候補として記載しています。
なお、花の名前を調べたときの手順は、以前、「作り方の記録」としてまとめた、以下の記事に残しています。





名所・史跡・観光地
千石茶屋の手前、いつもと変わらず千石地蔵が見守ってくれていました。

装備と準備
ここでは、この日に持参した装備についてまとめます。
また、実際に歩いてみて、事前に準備しておいた方が良さそうなものについてもピックアップしていきます。
持参した装備
- 靴:登山靴
- 持参した衣類・予備の衣類:
- 肌着:半袖シャツ
- 中間着:薄手の長袖シャツ
- 外着:ウィンドブレーカー
- その他:防寒着(薄手のフリース)、雨具、薄手の手袋、薄手のズボン、厚手の靴下、ネックゲイター、スパッツ、てぬぐい
- 飲食料:水2L、昼食(おにぎり4つ)、行動食(のど飴)
- 主な持ち物:ヘッドライト、熊鈴、熊スプレー、スマートフォン(用途:緊急連絡、GPS記録、撮影)、モバイルバッテリー
- 重さ:約8kg
事前に準備しておくと良さそうなこと
今回、大菩薩峠登山口バス停まで降りてきた時に、タイミング悪く路線バスが出発しているところでした。
結局、乗ることができずに大菩薩の湯に徒歩で向かうことになりました。
以前は、バス停があったら、必ず時刻表を写真に収めていましたが、ここ最近は行っておらず、途中でバスの発着時間を把握できぬまま降りてきたことが原因でした。
これからは、バス停での時刻表撮影を再開したいと思います。
まとめ
大菩薩峠登山口から、雷岩、大菩薩峠と稜線を歩き、大菩薩の湯まで戻ってきた記録でした。
雲中の稜線歩きで、期待していた展望は得られませんでしたが、秋口に入り涼しくなった風を受けながらの気持ちの良い山行にはなりました。
また、天気の良くなりそうな日に、訪れてみたいと思います。
関連する記録
今回の山行について、別の形で残した記録もまとめておきます。
この山行を別の形で残した記録
当日の雰囲気を残したnoteの記事は、以下に置いています。

当日の空気感を短い映像にして、以下に残しています。
イラスト地図の作り方は、別の記事で手順として整理しています。


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