登山後温泉|ヌルヌルでスベスベな「秋川渓谷 瀬音の湯」の紹介です

温泉

桜と紅葉の名所、秋川渓谷。

東京都とは思えない自然豊かな行楽地に「瀬音の湯」(せおとのゆ)という美しい響きを持った温泉施設があります。

近くに目ぼしいお風呂が無いこともあって、武蔵五日市駅方面に下山したときは、ほぼ一択でこちらのお風呂にご厄介になっています。

ヌルヌルとしたお湯は美肌にとても良いようで、わたしも長い登山活動で荒れまくっている肌に少しでも潤いが戻ればいいなと思って、いつも長湯させてもらっています。

今回は、そんなツルツルなお肌になれちゃうかもしれない「秋川渓谷 瀬音の湯」を紹介していきます。

是非、最後まで読んでいってくださいね。

「瀬音の湯」におすすめな人
  • 美肌に気をつけている人
  • 広い湯船に手足を広げて入りたい人
  • サウナで瞑想したい人
「瀬音の湯」はイマイチな人
  • 混雑が苦手な人
  • 露天からの景色も楽しみたい人

基本情報

まずは、基本情報です。

基本情報

施設名:秋川渓谷 瀬音の湯

住所:〒190-0174 東京都あきる野市乙津565番地

電話:042-595-2614

営業時間:10:00~22:00(最終受付21:00)

定休日:無休

湯船の種類:内風呂、露天風呂、水風呂、サウナ

無料設備:ボディソープ、シャンプー、リンス、ドライヤー

有料設備:貸タオル、貸ボディタオル、貸バスタオル、メイク落としシート、化粧品3点セット(クレンジング・化粧水・乳液)、シャンプー・リンス・ボディウォッシュ、ヘアブラシ、カミソリ、シャワーキャップ、貸切風呂

登山者向設備:大きなロッカー✖️、ザック置き場、大きな靴入○、靴洗い場✖️

宿泊施設:○

駐車場:(駐車場あり)

客層:単独、グループ、ファミリー、カップル

※最新情報、臨時休業については公式HPをご確認ください。

お湯情報

続いては、一番気になるお湯情報です。

お湯情報

源泉名:十里木・長岳温泉

泉質:アルカリ性単純硫黄温泉(低張性アルカリ性低温泉)

溶存物質(ガス性のものを除く):417.5 mg/kg

水素イオン濃度:pH 10.1

主な成分(陽イオン):ナトリウムイオン

主な成分(陰イオン):塩化物イオン、炭酸イオン

湧出量:155 L / 分

飲用:×

泉質別適応症:-

※「単純温泉」には含有成分による適応症は期待できませんが、すべての温泉に期待できる一般的適応症として、以下の項目の改善には期待できます。

神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病、痔疾、冷え性、病後回 復期、疲労回復、健康増進。

特徴

水素イオン濃度がpH10.1とアルカリ度の高いお湯で、ぬるんとした肌触りが特徴的なお湯です。

アルカリ度が高いお湯は、クレンジング効果があり、皮脂の汚れや油分を落としてくれるので、「美肌の湯」として好まれます。

実際に「瀬音の湯」も「美肌の湯」としてかなり有名です。

しかし、pH10を超える強度だと、人によっては逆に油分が落ち過ぎて、肌がカサカサになるかもしれません。

もし、あなたが敏感肌だった場合は、お風呂上がりにシャワーで洗い流したり、保湿系の化粧液をつけたりしておくと過度な効果を抑えられるかと思います。

これらから、まるっと以下のような特徴を持つ温泉と表すことができます。

「瀬音の湯」の特徴

  • 美肌の湯

各成分の主な効果

  • 規定値に達する成分は含まれていないため、特別な効果は無し。ただし、アルカリ性が強く、お肌をツルツルにする美肌効果が期待できる。

湯船毎の特徴

「瀬音の湯」の湯船には、内風呂、露天風呂、水風呂、サウナがありました。

それぞれの特徴を見ていきます。

内風呂

まずは内風呂の特徴です。

公式サイトによると広さ30平方メートルとのことでしたが、実際に入ってみたかんじだと20名くらいが入れる大きさがありました。

縁には段差があるので、段差に座ってゆっくり半身浴も楽しめます。

寒い冬の時期には、こちらで温まってから露天風呂に飛び出すのが良いかもしれません。

露天風呂

続いては露天風呂の特徴です。

6名か7名ぐらいが定員の大きさのお風呂で、足を伸ばさなければ10名ぐらい入れるだろう大きさがありました。

正面は森林となっていて、緑豊かな眺めを楽しみつつ入浴を楽しめるようになっています。

その分、展望は皆無で、開放的な気分でお風呂に入りたいというニーズには少々厳しいかもしれません。

あとは、車道が近いこともあって、稀に爆音を上げて走り抜ける車や単車の音が気になることもありますが、そこは仕方ないところでしょうか。

いつの日か、爆音撒き散らかす系の車両や単車が廃れて無くなってくれることを期待します。

水風呂

そして、水風呂の特徴です。

露天風呂のお隣、サウナ室の前にある2名入ったらギュウギュウな大きさの真水のお風呂です。

多分水道水なんだと思いますが、冷え冷えの水で満たされていて、サウナで温まった体を冷やすのに最適です。

また、少し離れたところにベンチが1基設置されているので、サウナ→水風呂→外気浴→ととのう、とサウナ定番の流れも作りやすいかと思います。

サウナ

最後は、サウナの特徴です。

温泉風呂を通過した先にある部屋で、10名ほどが座れる大きさがありました。

スーパー銭湯などによくあるテレビ備え付けのサウナではなく、大窓から見える森林の様子を眺めながら、静かに体を温めるという環境になります。

わたし的には、備え付けのTVでガヤガヤとバラエティ番組を垂れ流している環境よりは、大変好ましく思えました。

特に瞑想するのには、非常に捗る環境でしたので、一度、お試しくださいませ。

関連リンク

「瀬音の湯」公式HPに、それぞれの湯船の画像、成分表が掲載されていました。さらに詳しい情報が欲しい場合は、URLよりご確認くださいね。

料金

そして、次に気になる料金についてです。

入浴料は、平日も祝祭日も変わらず同じ価格です。

また、提携している会員サービスの会員証があれば、優待割引が効くようです。

もし、対象のサービスに入会しているようなら、後述の「お得クーポン」の欄をご覧いただき、うまく活用してくださいね。

入浴施設以外にも、宿泊コテージや食事処もありますが、ここでは割愛させてもらいます。興味ありましたら公式HPをご確認いただければ幸いです。

料金表

大人:

入浴料(3時間)900円、延長料金(1時間)200円、回数券(11枚)9,000円

子供(3歳から小学6年生まで)

入浴料(3時間)450円、延長料金(1時間)100円、回数券(11枚)4,500円

その他:

貸タオル250円、貸ボディタオル200円、貸バスタオル500円、メイク落としシート300円、化粧品3点セット(クレンジング・化粧水・乳液)500円、シャンプー・リンス・ボディウォッシュ300円、ヘアブラシ100円、カミソリ200円、シャワーキャップ200円、貸切風呂(1時間)1,000円

※この料金表は2022/11/29時点のものとなります。最新情報は公式HPや直接お電話にてご確認ください。

お得クーポン

万人が利用できるものではありませんが、以下の会員サービスに入会しているようでしたら、そちらを経由した優待割引があります。

概ね100円引きになるようですので、もし、ご自身が会員のサービスありましたら、是非、活用くださいね。

  • JAF優待割引(詳しくはこちらをご覧ください)
  • タイムズクラブ優待割引(詳しくはこちらをご覧ください)
  • ベネフィット・ステーション優待割引(詳しくはこちらをご覧ください)

アクセス方法

「瀬音の湯」へのアクセス方法です。

最寄の駅やバス停から公共交通機関を使ったアクセス方法、クルマでのアクセス方法の順に説明します。

最寄バス停からのアクセス方法

「瀬音の湯」の最寄バス停は「秋川渓谷瀬音の湯停留所」もしくは「十里木停留所」のどちらかとなります。

距離が近いのは「瀬音の湯停留所」ですが、便数は「十里木停留所」の方が多く、最終便の時間も「十里木停留所」の方が遅くまでやっています。

それぞれのバス停へはJR武蔵五日市線「武蔵五日市駅」から西東京バスに乗り継いで向かう形になります。

なお、路線は以下のいずれかが利用できます。

  • 「秋川渓谷瀬音の湯停留所」:瀬音の湯経由上養沢行き
  • 「十里木停留所」:数馬行き、払沢の滝入口行き、藤倉行き、瀬音の湯経由上養沢行き
秋川渓谷瀬音の湯停留所経由でのアクセス方法

アクセス方法

秋川渓谷瀬音の湯停留所からのアクセスマップ

十里木停留所経由でのアクセス方法

アクセス方法

十里木停留所からのアクセスマップ

※石舟橋を渡ると、「瀬温の湯」の裏手に通じる遊歩道があります。こちらを通ることで「十里木停留所」から10分程度で向かうことができます。

関連リンク

西東京バスの公式HPを載せておきます。バスの時刻、運賃の確認にご活用ください。

最寄駅からのアクセス方法

最寄駅「武蔵五日市駅」からの徒歩ルートも念の為に載せておきます。

「十里木停留所」の最終便は、土日祝祭日でも21時台まであるので、逃してしまうことはほぼ無いと思いますが、万が一の場合はどれぐらい時間がかかるかの目安にしてください。

ちなみに、30台の頃に歩いた経験ありますが、距離もさることながら、街灯がほぼ無い道を歩くことになるので、ざわざわする暗い森林や、高速で追い抜いて行くバイクや車が怖かったのが印象的でした。

要は、歩いて駅に戻らなければならないような事態は避けた方が良いということですね。

アクセス方法

武蔵五日市駅からのアクセスマップ

関連リンク

「駅探」のURLを載せておきます。電車の時刻や運賃の確認にご活用ください。

クルマを使ったアクセス方法

「瀬音の湯」へクルマでアクセスする場合、最寄インターチェンジは圏央道 「あきる野IC(インターチェンジ)」となります。

「あきる野IC」を降りた後、一般道を25分ほど進むと目的となります。

アクセス方法

沼津ICからのアクセスマップ

関連リンク

最寄の交通状況は次のURLを参考にして下さい。

「瀬音の湯」を利用してよかった点3つ

「瀬音の湯」がどんな施設なのか大体わかったところで、実際に利用してみて、よかったなと感じた点3つを紹介します。

「瀬音の湯」を利用してよかった点3つ
  • 肌触りのよいお湯
  • 広い湯船
  • サウナ室が静か

肌触りのよいお湯

「瀬音の湯」を利用してよかった点の一つ目は「肌触りのよいお湯」という点です。

非常に強いアルカリ性のお湯は、入った瞬間からぬるぬるとしていて、お肌に良いんだろうなと強烈に思わせてくれる効果があります。

実際の効果に加えて、こういった思い込みも結構大事だと思うんです。

いわゆるプラシーボ効果というやつですね。

成分的に効果があることがわかっている上で、気持ち的にも「効きそうだ」と思えるのは、とても気分が良い印象がありました。

広い湯船

「瀬音の湯」を利用してよかった点の二つ目は「広い湯船」という点です。

やっぱり温泉に来たら、手足を広げてのんびりお湯に浸かりたいものです。

この施設の内風呂の広さなら、その点もバッチリクリアしているので、ポイント高いです。

露天風呂がちょっと小さめかなと感じますが、人が減ってこれば、十分足を伸ばして入れるスペースがあるので、タイミングを見て浸かれば気にならないかなと思います。

いずれにせよ、広く湯船を使えるので、その点は良いかなと思います。

サウナ室が静か

「瀬温の湯」を利用してよかった点の三つ目は「サウナ室が静か」という点です。

スーパー銭湯によくあるTVを垂れ流しているスタイルでは無いのがとても好印象でした。

見たくも無いバラエティー番組を大きな音で流されるのは騒音にしか感じない質なので、静かに外を眺めて暖まれる空間は瞑想が捗って助かるなと感じました。

もし、あなたも瞑想の習慣をお持ちだったら、試してみてくださいね。

「瀬音の湯」を利用してイマイチだった点2つ

どんな施設でも、よかった点もあれば、悪かった点も存在します。

ここでは、「瀬音の湯」を実際に利用してみてイマイチだったなと感じた点3つを紹介します。

「瀬音の湯」を利用してイマイチだった点2つ
  • ほぼ混雑している
  • 露天風呂からの展望は皆無

ほぼ混雑している

「瀬音の湯」を利用してイマイチだった点の一つ目は「ほぼ混雑している」という点です。

流石は、都内でも有名な観光地「秋川渓谷」にある温泉ということだけあって、冬の寒い時期を除いて日中はほとんど混み合っている状況です。

この点はどうにも慣れることができなくて、気になってしまうポイントになってます。

おそらく、早朝や深夜の時間帯を狙えばとても快適なんだろうなあと思うのですが、山行の帰りとなるとなかなか狙える時間帯ではありません。

なかなかうまくいかないものです。

露天風呂からの展望は皆無

「瀬音の湯」を利用してイマイチだった点の二つ目は「露天風呂からの展望は皆無」という点です。

森林浴だと思えば、味があると言えなくは無いのですが、わたしの嗜好性には合わずに、この点もマイナスポイントになってしまいます。

やっぱり露天風呂といったら、正面にでっかい富士山が見えて、まっぱの仁王立ちでそれを眺めてニヤニヤするっていうのが至高だと思うんです。

そういう面からいくと、ちょっと物足りないかなと感じてしまうんですよね。

まあ、嗜好性の問題でしかないので、その辺は気にしないタイプでしたら問題無いでしょう。

「瀬音の湯」とセットで楽しめる山

最後に、この施設とセットで楽しめる山を紹介します。

「瀬音の湯」とセットで楽しめる山
  • 大岳山
  • 三頭山

大岳山

「瀬音の湯」とセットで楽しめる山の一座目は「大岳山(おおたけさん)」です。

大岳山は、東京都西多摩郡の檜原村と奥多摩町の境目にある標高1,266.5mの低山です。

さまざまな登山ルートを持っているので、初級から中級まで幅広い層が楽しめるバラエティに富んだ山となっています。

その中で、馬頭刈尾根を下山ルートにすることで、下山後に「瀬音の湯」へ立ち寄りやすいプランにすることができます。

なお、直接「瀬音の湯」正面に降りるルートは結構な急坂です。

軍道へ迂回して車道から進んだ方が、膝には優しいので、その時のコンディションで使い分けると良いでしょう。

アクセス方法

秋川渓谷瀬音の湯停留所からのアクセスマップ

三頭山

「瀬音の湯」とセットで楽しめる山の二座目は「三頭山(みとうさん)」です。

三頭山は、東京都西多摩郡の檜原村、山梨県の上野原市、小菅村の3つの行政区に接している標高1,531mの低山です。

ブナ森と三頭大滝が有名な山で、都民の森入口にある登山口から登るのがメジャーなルートとなります。

そして、都民の森入口からバスで武蔵五日市駅へ戻る途中にある「十里木停留所」で途中下車することで「瀬音の湯」に立ち寄ってさっぱりしてから帰るというプランニングをすることができます。

三頭山からの立ち寄り湯なら「数馬の湯」が有名ですが、ちょっとこじんまりしている施設なので、広々浴槽に入れる「瀬音の湯」も選択肢に入れても良いだろうということでご提案してみました。

機会ありましたら、お試しください。

アクセス方法

十里木停留所からのアクセスマップ

まとめ

「瀬音の湯」におすすめな人
  • 美肌に気をつけている人
  • 広い湯船に手足を広げて入りたい人
  • サウナで瞑想したい人
「瀬音の湯」はイマイチな人
  • 混雑が苦手な人
  • 露天からの景色も楽しみたい人
「瀬音の湯」とセットで楽しめる山
  • 大岳山
  • 三頭山

東京都あきる野市にある人気の温泉施設「瀬音の湯」の紹介でした。

いつも多くの人が訪れる施設なので、ちょっとゴミゴミしてしまうかと思いますが、アルカリ性の強いぬるぬるのお湯はやっぱり魅力敵です。

しっかり湯船に浸かって、登山で埃っぽくなった体を洗い流すついでに、つるつるすべすべなお肌になっちゃいましょう。

それでは、ここまでお読みくださり、ありがとうございます。

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