登山靴を出しているメーカーって沢山あって目移りしますよね。
やっぱり日本人には日本のメーカーが良いなんて考えてしまいますが、海外メーカーのシューズでも、しっかりとフィットしてくれる物もあります。
ここでは、登山靴を出しているおすすめのメーカー5社について紹介していきます。
登山靴のおすすめメーカー5選
早速、おすすめメーカー5社の特徴と人気のアイテムについて紹介していきます。
モンベル
登山靴のおすすめメーカー一つ目は「モンベル」です。
言わずと知れた国内アウトドア用品メーカーの雄ですが、登山靴も手掛けています。
そして、モンベルの作る登山靴は次のような特徴を持っています。
登山靴にも多彩な機能を持たせている
モンベルの登山靴の特徴一つ目は多彩な機能を持たせている点です。
これはモンベルの製品全体に言えることですが、様々な独自機能を開発して実装してくる特徴があります。
これは秀逸なものからダメなものまでピンキリなのですが、登山靴に実装されている機能で有名なものには、オリジナルソールの「トレールグリッパー」、そして靴紐の脱着システム「リールアジャストシステム」というのがあります。
トレールグリッパー
登山靴のソールは、ビブラムがすごい有名で、本格的な登山靴であれば十中八九ビブラム底になっているほど信頼されています。
ただ、ビブラムはドロドロの田んぼ道と化した登山道や水で濡れた岩場などでは、思ったほどのグリップ力を発揮してくれません。
モンベルのトレールグリッパーはそういった場所でグリップ力を発揮するよう独自開発されたソールです。口コミなどを見る感じだと、しっかりグリップしてくれると評判も良いようです。
反面、ソールが減りやすいという意見もあるので注意が必要ですね。
リールアジャストシステム
靴紐の脱着って案外手間取るものです。
相性が悪い紐になると、結んでも結んでも結び目が解けてしまいうんざりしてしまいます。
そういった面倒くさい脱着を用意にできるよう開発されたのがリールアジャストシステムです。
靴に取り付けられたリールを回すことで靴紐を締めたり、緩めたりする仕組みで、片手で操作できるという利点があります。
ただ、靴紐の場合と違って、甲の部分は強めに締めて、足首の部分は緩めにといった調整はできないようです。
また、登山中に壊れてしまうともうお手上げなので注意が必要です。
日本人の足の形の特徴を掴んだ登山靴を売り出している
モンベルの登山靴の2つ目の特徴は、日本人の足に多い「幅広で、甲が高い」形にフィットしやすい登山靴を設計して売り出しています。
ただ、この点に関してはあくまで日本人に多い足の形ということなので、あなたの足にフィットするかはわかりません。
購入前には必ずフィッティングしてから決める必要はあります。
キャラバン
登山靴のおすすめメーカー二つ目は「キャラバン」です。
こちらも国内メーカーとなりますが、1956年に日本山岳会隊がマナスル初登頂した時に使っていたのがキャラバンの登山靴だったということが有名です。
1956年5月9日。日本山岳会隊がヒマラヤ・マナスルへの初登頂を遂げた。1953年と1954年、二度の挑戦を経て、三度目に成し遂げた成功だった。
世界中の登山家が登頂を目指すなか、日本人が初めて8,000m級の頂に立った快挙に、日本中が沸き立ったのだった。
このとき登頂を果たした遠征隊員が、ベースキャンプまでのアプローチに履いたシューズ。それがキャラバンシューズの原点である。
引用:キャラバン公式HP
キャラバンの登山靴の特徴としては、通常の登山者向けのモデルの他に、初心者向けに低価格で軽量なシリーズを出していて初心者が使いやすい点が挙げられます。
初心者が使いやすい
キャラバンでは、初心者を考慮したシリーズを出していて、初心者が最初の一足として選びやすいという特徴があります。
具体的には、軽量でソールが柔らかく、1万円前半ぐらいの価格で購入できるモデルを多数出しています。口コミでも人気上々のようです。
上級者にも評判が良い
もちろん、上級者向けにもっとしっかりとしたモデルも出しており、一般の登山者にも人気があります。
ちなみに、現在わたしが使っている登山靴もこのキャラバンのモデルです。3回買い直していて、合計9年ほど使ってます。質実剛健で履きやすい靴ですよ。
シリオ
登山靴のおすすめメーカー三つ目は「シリオ」です。
1993年にできたこのメーカーは国内メーカーではありますが、革靴作りの本場であるイタリアと共同開発を行っているという珍しい特徴を持つメーカーです。
企画開発を日本、設計生産をイタリアで担当
シリオの一番の特徴は、日本とイタリアの共同開発という点です。
企画や開発は日本で行っていますが、設計や生産については、革靴作りの本場であるイタリアで行っており、伝統あるイタリアの確かな技術を使った安心感のあるモデルを多数出してくれています。
様々な足幅にフィットできるよう多数モデルを用意
シリオの登山靴の2つ目の特徴は、様々な足幅にフィットできるように多数のモデルを用意している点です。
3Width Lineup
シリオは、様々な日本人に快適な山歩きを楽しんでいただくため、足の長さと幅の比率「10:4」の足型を基準に3つのワイズでラインナップを構成しています。
引用:SIRIO公式サイト
また、P.F.コンセプトという独自のコンセプトを打ち立てて、フィッティング性能の向上を図るため常に努力しています。
P.F. CONCEPT
足に合った「幅」、楽な姿勢で歩ける踵の「高さ」、歩きを支える「硬さ」。歩きやすさの決め手である、この3つの特徴をひとつにしたシリオの考え方、それがプリウス・フォルマ=「P.F.コンセプト」です。靴の命であるフィッティング性能を第一に「P.F.コンセプト」が歩きやすさを実現しています。
引用:SIRIO公式サイト
このように、様々な人に快適にフィットする登山靴を提供することに、とても強いこだわりを持って取り組んでいるメーカーです。
どうしてもフィットする登山靴に巡り合えないようだったら、一度シリオの登山靴でフィッティングを試してみると良いかもしれません。
ちなみに、わたしが一番最初に購入した登山靴は、シリオのライトトレッキング用のシューズでした。
軽くて履きやすかったですが、登山レベルが上がるに連れてソールが柔らかすぎて2年ほどで買い替えてしまいました。でも、良い靴でしたよ。
メレル
登山靴のおすすめメーカー四つ目は「メレル」です。
メレルは1981年にできた米国のアウトドアシューズメーカーです。
先に紹介した3社と異なり、高山用の登山靴は開発しておらず、低山用の軽くて履きやすいトレッキングシューズやアウトドア用スニーカーを販売していることが特徴です。
口コミを見てみても、奥多摩の大岳山程度なら十分な性能を発揮してくれるようです。
ただ、ゴアテック性能については、少し難有りのようですので全幅の信頼を置くのは厳しいかもしれません。
スカルパ
登山靴のおすすめメーカー最後は「スカルパ」です。
スカルパは、イタリアの登山靴メーカーで高山や岩場に強いのアルパインブーツを多数出しているところが特徴です。
登山靴ショップに行くと高山向けに陳列されているオレンジ色でソールがガチガチに堅い靴を見かけると思います。それがスカルパの登山靴です。
ソールが堅いということは、重い荷物を運ぶときの足回りが安定するということなので、長期縦走登山用に向いている登山靴にもなります。
このため、初心者が最初に揃える一足目としてみると少し敷居が高いメーカーかもしれません。
ただ、他のメーカーの高山用シューズに比べると価格帯が低めに設定されており、その点で手が出しやすいという特徴もあります。
登山にガッツリのめり込み始めたら、購入を視野に入れてみるのも悪くないでしょう。
わたしも、縦走ようにフィッティングしたことがありますが、足元がしっかり安定するのがわかり、これなら長期縦走も安心だなと感じました。
ただ、わたしの足の形には合わずキャラバンになりましたが。
おすすめメーカーごとの代表的な登山靴を紹介
ここまで登山靴のおすすめメーカー5社についてざっと説明してきました。
各社特徴的ですが、総じてユーザ視点での物づくりにこだわりを持って取り組んでいる良い企業です。どこを選んでも間違いは無いでしょう。
ここからは、各社の代表的な登山靴を紹介していきます。
モンベル:ツオロミーブーツ
モンベルの登山靴でおすすめは、「ツオロミーブブーツ」です。
アッパーはゴアテックス、ソールはトレールグリッパーを使用していて、ハイカットタイプとなっているので、日帰り低山や小屋泊登山なら十分なレベルでしょう。
ただ、ソールが柔らかいという口コミが多くみられたので、日帰りでも長時間の歩行には厳しいでしょう。
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キャラバン:C1-02S GTX
キャラバンでのおすすめ登山靴は「C1-02S1 GTX」です。
キャラバンの登山靴の中でも入門者向けのモデルです。
アッパーにはゴアテック、ソールはビブラムという良くある一般的な性能を持つモデルとなっています。
一般的というと面白味が無いように聞こえますが、それだけ安定した性能だということです。
登山での移動は全て歩行です。登山靴が壊れてしまった場合は移動速度が激減します。最悪、その場から動けずビバークするハメに陥るかもしれません。
登山で使うアイテムは斬新さは二の次に、質実剛健なものをチョイスするのが良いです。
そして、キャラバンの靴は、足首の部分が柔らかく締め付けが優しい特徴があります。
わたしが長年使っているのは、GK80という少し上のモデルですが同じ特徴を持っていて、これがすこぶる良いのです。
キャラバンのシューズに変えてからくるぶしが痛くなったことは一度もありません。
このメーカーの登山靴は自信を持っておすすめできます。
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シリオ:P.F.302
シリオのおすすめモデルは、P.F.302です。
日帰り低山登山に適したモデルです。
アッパーにメッシュ素材を使っていて通気性が高いモデルです。
ハイカットなので、足首のサポートもしっかりしていて入門者向けとして適しています。
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メレル:モアブ
メレルのおすすめ登山靴は、モアブです。
タウンユースを想定したスニーカーが多いメレルの中で、登山向きのアウトドアシューズになります。
モアブの特徴は、クッション性の高さで履き心地が良いと口コミでも評判のようです。日帰りの低山といった軽登山におすすめです。
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スカルパ:トリオレ プロ GTX
スカルパのおすすめ登山靴は、トレオレプロGTXになります。
この登山靴の特徴は、ガッチリとしたソールです。この堅いソールが岩場のような不安定な足場に効力を発揮してくれます。また、重装備となる長期縦走の際にも足元を安定させてくれるので、そういったシーンで利用するのに適しています。
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まとめ
登山靴メーカーのなかで、おすすめの5社について紹介してきました。
どこのメーカーもユーザのことを考えて丁寧に作り込んでいるので、どのメーカーの登山靴を選んでも満足いくものになるでしょう。
実際にわたしが足を通したことがあるのは、キャラバン、シリオ、スカルパの3社ですが、どのメーカーの登山靴も質実剛健で素晴らしいものでした。
あなたもこの5社のメーカーの登山靴を履き比べて、自分にあった登山靴を選んでみてくださいね。
ここまでお読みくださりありがとうございます。
そのほかの足元装備についても知りたい時は、次の記事がおすすめです。あわせて読んでみてくださいね。
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