山行の記録|伊豆山稜歩道北側一区間を海を見ながら歩いてきました

山行

山の稜線歩きというと、北アルプスや南アルプスを代表とした名だたる名峰を繋いだ尾根歩きのイメージが強いですが、1,000m級の里山にも、いい感じに展望を楽しめる尾根道が沢山あります。

伊豆山稜歩道も、そんな里山を繋ぐ尾根道なのですが、駿河湾を眼下に収めつつ潮の香りを感じながら気持ちの良い稜線歩きが楽しめるということで、人気あるルートとなっています。

ただ、全長が42kmとフルマラソン並の歩行距離を有しているので、トレランでもしないと一日で踏破は厳しいため、今回は北側の一区間だけ切り取って歩いてきました。

もしあなたが、山々だけで無く、海の広がりも楽しみたいと考える欲張りさんだったら、興味を唆られる内容だと思うので、是非、読んでいってくださいね。

基本情報

まずは、今回の山行についての基本情報です。

山行の基本情報

日付:2021/10/02

天候:晴れ

エリア:伊豆エリア

コース概要:「大曲茶屋」停留所~船原峠〜土肥駐車場展望台~伽藍山~古稀山~達磨山~金冠山~だるま山高原キャンプ場~修善寺虹の郷~「修善寺温泉」停留所

難易度:体力 ☆☆、技術 ☆、危険

交通機関:

(往)伊豆箱根鉄道駿豆線「修善寺駅」から、東海バスで「大曲茶屋」停留所へ

(帰) 伊豆箱根鉄道駿豆線「修善寺駅」 から、帰路へ

概要

伊豆山稜歩道

伊豆山稜歩道は、静岡県沼津市にある戸田峠から、河津町の天城峠までの稜線を繋いだ全長42kmの長さを誇る登山道です。

日帰りで踏破してしまうトレラン強者もいらっしゃいますが、途中の峠で分割し、何回かに分けて歩くほうのが一般的ですので、無理ないプランで赴くことをオススメします。

因みに、途中の峠でのビバークを前提としたプランで踏破している方もいらっしゃるようですが、伊豆山稜歩道は全区間幕営禁止だったはずです。このことを念頭に置いた上で、プラン検討いただければ幸いです。

道中最高峰は「三蓋山」の標高1,013mです、2,000mを越える山が存在していない伊豆半島ですので、この標高でも展望はとてもよく、天城方面の山々や富士山、遠く南アルプスの名峰達の様子を楽しむことができます。加えて、駿河湾を始めとした海への眺望や、海岸から拭き上げてくる塩の香りのまじった風など、伊豆半島特有の山歩きを楽しむこともできます。

注意点としては、道中すべてが登山道というわけではなく、並走する西伊豆スカイラインや、西天城高原線といった車道と交わる区間が在る点です。

これら車道は、いわゆる「走り屋」と呼ばれる方々も好んで走行するエリアなので、爆音を上げて通過していく車やバイクにはくれぐれもご注意ください

ギャラリー

Instagramにも動画を上げてますので、現場の雰囲気楽しんでもらえたら幸いです。

北から主なピークの様子を載せていきます。まずは、金冠山からの様子です。

続いては、達磨山からの様子です。

あと一つ、古希山からの様子です。

今回の山行ルートと注意が必要と感じた区間

地図上の位置と標高

今回の山行で歩いた場所について、地図上の位置、標高です。

「Download file」のリンクからGPXデータとしてダウンロードできます。

ご自由にご活用ください。

合計距離: 23219 m
最高点の標高: 977 m
最低点の標高: 95 m
累積標高(上り): 1262 m
累積標高(下り): -1564 m
総所要時間: 06:44:31
Download file: climbing-record-20211002.gpx

歩いた軌跡

続いては、GPSデータを元にした軌跡です。

市販の地図

今回の山行ルートが掲載されている市販の地図も載せておきます。

本来であれば、国土交通省国土地理院のサイトから2万5千分の1地形図を購入、印刷して持参するのが正しい在り方ですが、毎回それだと面倒なので、紙面の地図は5万分1の市販地図をザックに入れて持って行くことにしています。

わたしの山行でのメイン地図はGPSアプリに移っており、紙面地図は予備扱いなため、今のところこの運用で困った事態には陥っていません。

ただ、読図の勉強をちゃんとしたい場合は、2万5千分の1地形図を購入した方が良いです。

5万分の1の等高線は荒すぎて地形把握には、ほぼ役に立たないのでご注意くださいね。

今回の注意したほうがよさそうな区間については次の点でした。

今回注意の必要を感じた区間
  • 船原峠から古稀山の区間:並走する西伊豆スカイラインと交わって車道を歩く箇所が何箇所もあります。人が歩くことを想定していないのか歩道の幅が非常に狭く、通過する車やバイクに良く注意する必要があります。
  • だるま山高原キャンプ場から修善寺虹の郷の区間:登山道はあるものの歩いている人が少ないため、蜘蛛の巣や蓑虫の糸が大量に張ってあり通過するのに不快な思いをすることがしばしばあります。粘土質で滑りやすい箇所も何箇所かありましたので、虫や滑りやすい道を苦手としているならば、少しリスクありますが並走する車道側を歩くか、素直に路線バスを使って下山してしまいましょう。

山行の記録

ここからは、今回の山行について述べていきます。

アプローチ

今回は、東海バスの「大曲茶屋」停留所よりスタートです。

東京駅よりJR東海道本線沼津行きで「三島駅」まで向かいます。「三島駅」からは伊豆箱根鉄道駿豆線に乗り換え「修善寺駅」に向かいます。

「修善寺駅」のバスターミナルは改札でて左方面なのですが、直進するとキレイなおトイレがあります。立ち寄ってからバスターミナル方面に進みましょう。

「大曲茶屋」停留所行きは、のりば4番の松崎行で向かうことができます。

予定では「戸田峠」停留所に向かい、そこから南下するつもりだったのですが、逆回りにしたほうが、バスの待ち時間を短縮できることがわかり、急遽変更となりました。

「大曲茶屋」停留所周辺には何も無いので、見繕いしたら直ぐに出発です。

当分のあいだ、車道を歩くことになるので車の往来に注意しつつ向かいましょう。

ギャラリー

沼津行き始発に乗っていきます。今回は「三島駅」下車なので、後ろの車両だと降りた後に楽になります。
前回山行で行きの電車で寝過ごしたので、今回は車窓からの眺めを楽しみつつ向かいます。まずは横浜付近。夜明けですね。
こっちは小田原付近。海がキレイでした。
そして、三島付近。沼津アルプスが目立ってます。
伊豆箱根鉄道はSuica使えないので、一旦、三島駅の南口改札で精算した後に改めて伊豆箱根鉄道側へ向かいます。なお、熱海駅を境に、JR東日本とJR東海道で管轄が切り替わるので、Suicaできた場合は、有人改札で精算しないといけません。そしてこの日は、コロナ禍緊急事態解除後最初の週末だったカラカ、エラく人が並んでました。
伊豆箱根線駅は駅を出て右に向かいます。
真っ直ぐ歩いていくと
ありました。まずは切符購入です。Suica受け付けないので現金で購入です。面倒ですね。
この子に乗って終点「修繕寺駅」へ。
伊豆箱根線はまっすぐな区間が長いです。
「修繕寺駅」到着です。左に折れればバスターミナルですが、まずは直進しておトイレへ。
駅自体が新しいのでおトイレも綺麗です。
バスターミナル方面。駅ナカのコンビニを通過して左へ
道なりにまっすぐ行くと
奥まった方にバスターミナルがあります。
「大曲茶屋」に向かうには「のりば4番」発車の松崎行きに乗ります。
「大曲茶屋」停留所前です。民家があるだけで後は何もありません。
停留所の看板は、道を渡って反対側に立ってました。
道端で見繕いしたら、船原峠に向けて出発です。

「大曲茶屋」停留所~船原峠〜土肥駐車場展望台

「大曲茶屋」 からの車道ですが、土肥温泉へ抜けるメインルートになっているので、車の行き来が頻繁ですが、途中で西伊豆スカイラインへの分岐に折れてからは、車の往来は激減しますので、そこまで我慢して歩きます。

分岐を折れて40分ほど歩くと「船原峠」に到着です。ここからは、西伊豆スカイラインと並走している登山道と交互しつつ歩いていきます。

西伊豆スカイラインも車の往来ありますが、それほど多くはありません。後ろを気にしつつ、時々見える太平洋の眺めを楽しみながら進んで行きましょう。

一時間ほど歩くと、正面に土肥駐車場がみえてきます。

ここは太平洋展望台と呼ばれるビュースポットになっています。同じ西伊豆にある「恋人岬」などに比べると段違いに見劣りしてしまいますが、折角なので立ち寄ってから先に進むことにしましょう。

ギャラリー

それでは、最初の目的地「船原峠」へ向かっていきます。
結構、交通量があるので注意しつつ進みます。
この看板が出てきたら、右折準備です。
この分岐を右折します。
後は道なりに登っていくと
西伊豆スカイラインに乗り入れます。この場所が「船原峠」になります。
ここで伊豆半島内陸の方に振り返ると、天城山の特徴的な姿を見ることができます。
正面からは、太平洋の海原が見えますね。
このまま西伊豆スカイラインを歩くと思いきや、左側に山道への入り口が開いているので、見逃さずに侵入します。
この案内です。
山道の中は、木の階段が続きます。
このまま登っていくのかと思っていると、降りに転じて
また、車道に戻ります。車道を道なりに歩いていると
また、山道の入り口があるので入ります。
ここも階段でした。
そんな感じに、当面は山道と車道を行き来しつつ進んでいきます。
途中、こんな感じに太平洋側に視界が開けるので、単調にはならないのが嬉しいところです。
そうして煤でいくと、土肥駐車場の東屋が見えてきます。ここは展望台になっているので寄り道していきましょう。
こんな感じに太平洋の大海原を眺めることができます。気分により、叫んでみたりすると気持ちいいかもしれません。そういえば、海でも叫ぶときは「ヤッホー」が正しいんでしょうかね。
駐車場の全貌です。展望以外珍しい設備は無いので先に進みます。

土肥駐車場展望台~伽藍山~古稀山

「土肥駐車場」から少し山道を歩くと「伽藍山」の山頂に到着します。

ここは展望が無く、Uターンスペースと思われるアスファルトの広場が広がっているだけですので、速やかに先に進むことにしましょう。

少しの間、車道を歩いていくと、山道に入る分岐が見えてきます。

この分岐以降、「古稀山」を降るまでは山道を進むことになります。

そして、ここから 「古稀山」 を経て「達磨山」までの山道が、今回歩いたルートの中で一番展望がよかったと感じる区間です。

残念ながら富士山は雲に隠れてしまいましたが、達磨山まで続く稜線の道、駿河湾の眺めと、かなり気持ちの良い稜線歩きが期待できるので、是非、お楽しみください。

「達磨山」の一つ手前のピーク「古稀山」も「達磨山」と同様に360度の展望が望めるスポットです。

素通りは勿体ないので、眼下の戸田港などを眺めを楽しんでから先に進むと良いでしょう。

ギャラリー

土肥駐車場を出てすぐに山道への入り口があります。
ここからは、背丈の低い笹に囲まれた道を進んでいきます。
しばらく進んでいくと、また車道と交わるポイントに出るのですが、そこが伽藍山の山頂だったみたいです。
こんな感じにアスファルトの広場になっている以外、見るべきところはありません。
何も無いので先に進んでしまいましょう。

古稀山~達磨山~金冠山

「古稀山」からは一度、車道まで降下します。

暫し、車道と登山道を交互に進み、再度、高度をあげていくと「達磨山」に到着です。

10分くらいのところに駐車場があるため、登山客だけでなく空身の一般客も登ってこられます。

この日もかなり混雑していたようなので、昼食などの大休憩は別の場所を設定したほうがよさそうです。

「達磨山」を越えると、「戸田峠」まで勾配のある道を降っていくことになりますが、粘土質の滑りやすい箇所があったので転倒に注意しつつ降りましょう。

そして、「戸田峠」までで伊豆山稜歩道は終了となりますが、ここから10分で登れる「金冠山」からは、淡島の浮かぶ江浦湾の眺めが秀逸です。

少し、入り口がわかりづらいですが、大した距離でも無いので、是非、寄り道していってください。

ギャラリー

ここからも車道歩きが続きますが、展望も開けてきます。
こんな感じに駿河湾方面が綺麗に見えたりします。
小土肥駐車場の看板が見えてきたら、山道に入る道が近い合図です。
こんな案内が左手に出ていますので、見落とさないように。
ここの笹は人間の背丈ぐらいありますが、頭の上を覆い隠すほどの量は無いので、とても明るい道になってます。
逆に暑いくらいの道を進んでいくと、手前に「古稀山」、奥に「達磨山」、さらにバックには駿河湾と富士山という贅沢な展望が開けてきます。
そんな中を進んでいくと、まずは「古稀山」に到着です。ここからは360度の展望が楽しめます。特に眼下の「戸田港」への眺めが秀逸です。
「古希山」のピークを通過したら、今回の山行最高峰となる「達磨山」に進んでいきます。
一旦、車道に出て
山道に入り直したら
「達磨山」への登り口のある駐車場まで降下します。
駐車場を通過して「達磨山」への登りへ突入です。
ここからは、少々勾配のある登り坂を登っていくことになります。
といっても、10分から15分もあれば山頂に到着です。
山頂からは360度の展望が望めるのですが、3組ぐらいのグループがそれぞれで盛り上がってたので邪魔せぬように少し展望を楽しんだら、さっさと退散することにします。
まずは、沼津方面への眺望。沼津アルプスとか伊豆三山とか確認できます。そして、形が特徴的な淡島が、わかりやすいですね。
駿河湾と富士山。富士山手前は愛鷹山地ですかね。
戸田港と駿河湾。左奥の岬っぽいのは御前崎でしょうかね。
さらに南に目を向けると遥か遠く太平洋の広がりを目にすることができました。
東方面の眺めは諦めて、戸田峠方面へ降下していきます。
ここからは、少しの間ですが富士山を正面に歩くことになります。テンション上がりまくりですね。

徐々に車道が近くなってきました。
一旦、車道に降りて進みます。
少し歩くと左手に戸田峠への案内が現れるので侵入していきます。
奥のピークは、今回の山行では最後のピークとなる「金冠山」です。てっぺんに海上保安庁の中継施設が立っているのが目印です。
少し登ったら、今度はググッと降下していきます。
そしてまた登ると
小達磨山というピークがありました。展望も無いので通過します。
小達磨山から、また一度降下していきます。こういうの登りだと登り返しって言いますが、降りの時はなんて言うんでしょうね。
階段の下りが終わったら、今度は芝生の降りです。
ようやく車道が見えてきたところで
「戸田峠」に到着です。ここの降り結構長い感じでした。
ここから最後のピーク「金冠山」までは片道10分とのこと。ささっとピーク踏みにいきます。登り口が少々わかりづらいですが、車道を挟んで停留所の反対側にあります。
ここを上っていきます。
チェーンで通せんぼしてますが、跨いで先に進んでしまいます。
こんな感じのアスファルトの道を登っていくと
芝生の道と交差するので、案内に沿って「金冠山」方面へ折れていきます。
少し勾配のある坂道を登り
中継所のアンテナを越えて進むと
「金冠山」山頂に到着です。なかなか広い山頂で、腰掛けに向いた石もいっぱいありました。
山頂の北方面には、淡島が特徴的な江浦湾が確認できます。
南西の方面には、戸田港と太平洋の広がりが確認できました。

金冠山~だるま山高原キャンプ場~修善寺虹の郷~「修善寺温泉」停留所

「金冠山」まで踏破しましたので、後は「修繕寺温泉」まで行けるところまで降っていくことにします。

まずは「だるま山高原キャンプ場」方面に向けて降っていくのですが、フカフカの芝生道を歩いていきます。

すごく歩きやすくて降下スピードが稼げたのですが、それもキャンプ場まで。

それよりも下の道は、歩く人が皆無なのか蜘蛛や蓑虫がフリーダムに糸を広げていて、何度も頭に引っかかり、振り払うのが面倒くさくなったので、途中から車道に降りて進むこととしました。

車道に出てからは特に問題もなく「修善寺虹の郷」に到着。バス時間にかなりの余裕があったので、そのまま「修善寺温泉」まで降ってしまい、お風呂をいただいて帰路に着きました。

ギャラリー

少し長めの滞在を終えたら「修繕寺温泉」を目標に降れるところまで降っていきます。
芝生の道とアスファルトの道の交差地点に差し掛かりました。
「だるま山高原キャンプ場」へは芝生の道を降下していくようなので、そちらへ向けて進んでいきます。
この芝生の道ですが「だるま山高原レストハウス」というところまで続きます。非常に歩きやすくて距離が稼げる区間でした。
順調に降下していくと車道が見えてきます。
車道に降りたら「だるま山高原レストハウス」の前でした。
レストハウス正面の展望台からは、江浦湾への眺めが楽しめます。「金冠山」山頂よりも近づいた感じでしょうか。
レストハウス前に東海バスのバス停がありました。よっぽどのことがかい限り、ここでバスに乗っちゃうことをおすすめします。
今回は偵察の意味も込めて、行けるところまで降下していきます。
少しだけ山道を歩いたら、すぐに車道歩きになり
「だるま山高原キャンプ場」の敷地内に入っていきます。
こんな案内が出ているので、ビビることなく通過します。
受付前も堂々と通過します。
こんな看板も気にせずにどんどん進んでいきます。
キャンプ場設営中のグループの前も堂々と通過です。
キャンプ場の端っこまで来ると、山道への案内が立っていましたので、そちらの方向へ進んでいきます。
ところが、ここから山道は結構荒れ気味で、背丈の高い草や滑りやすい粘土質の道、そして何より蜘蛛の巣が大量に張っていて通過するのに無駄な時間を使うようになっていきます。
毎回、手で払っているのも面倒くさくなり、少し長めの枯れ枝で進行方向の蜘蛛の巣たちを巻き取るように翳しながら歩くことにしました。
それでも、巻き取れなかった蜘蛛の巣や蓑虫付きの糸が頭に引っ付いていく中を降下していくと車道と交わりました。
それでも、すぐさま山道に戻って、改めて蜘蛛の巣天国な道を降っていくことになります。
いいかげん、枝を回して蜘蛛の糸や蓑虫を巻き取るのにも疲れてきたところで
工事中のバリケードと車道への迂回ルートが現れました。
これ幸いと、ここからは車道を進むことにします。
追い抜いていく車やバイクに注意して降下していきます。
ゴルフ場のクラブハウスの前を通過して
ゴルフコースの脇を進んでいくと
もみじ林を経由して降下していく道への分岐が現れました。
先を覗いてみると林道風の整備された道だったので、もみじ林経由の道に進むことにします。
最初のうちは、車道を歩いてましたが
あるタイミングから山道に変わっていきます。
そして、もみじ林の敷地にはバリケードが設置されていて中には入れません。
もみじ林の敷地内には、赤く色づいて綺麗なもみじも散見されましたが、リアル蚊帳の外なので近づくことできません。残念すぎですね。
早々に諦めて先に進んでいくと
まさかの行き止まり。自分の背丈ほどあるシダの葉っぱやススキに遮られていて、どれくらい続いているのかも見通せません。それでも、他にいく道は無いので、草木をかき分けて進むことにします。
10分ほどヤブと悪戦苦闘していたら、抜け出すことができました。案内もあったので正しいルートだったようです。この先も、このようなあまり整備されてない区間を抜けることになるのかなと不安になっていましたが
以降は、道が明瞭でスムーズに先に進むことができました。
そうこうしていうるうちに、正面に案内板が見えてきました。
もみじ林の構内を示す案内図でした。ここからは藪漕ぎとか不要になります。
ワンチャン狙いで隣接の富士見台に寄り道しましたが、残念な結果でした。
あとは、案内に沿って、進んでいきます。
もみじ林の入り口に着いたら
駐車場を通過して
隣接のバス停留所に進みます。
次の便の到着時間を確認したところ、30分待ちになることがわかったので、待っているだけならばと徒歩で降りられるところまで降りることにしました。
先程のもみじ林の駐車場を通り過ぎて降下していきます。
きのこ展示場をスルーして
交差点を渡り

集落まで降ってきましたが、未だバスは通り過ぎず
結局「修繕寺温泉」停留所まで降り切ってしまいました。結果オーライということで、近くのお風呂場に入ってから帰りました。

おまけ

今回立ち寄ったのは「修善寺温泉」にある「筥湯」です。

恥ずかしながら漢字が読めなかったので調べてみたら「はこゆ」と読むそうです。

初めて入った入浴施設なのですが、地元民向けの日帰り温泉らしく大人一人350円で入浴できました。シャンプーや石鹸の備え付けが無いのが不便ですが、フロントでそれぞれ50円で購入できるのでなんとかなります。熱海の駅前浴場と同じシステムですね。

施設的にはとても新しくてキレイ。露天もサウナも無く、内湯一つだけではありましたが、汗を流して、体をほぐすには十分です。しっかり1時間湯船に使って帰りました。

ギャラリー

「筥湯」入り口です。展望台も登れるみたいなのですが、この日は閉鎖されていました。
「修繕寺駅」まで歩いて帰ったのですが、途中に立っていた「遠藤わさび店」の石碑が秀逸でした。
「修繕寺駅」到着です。すっかり夕暮れ時になってしまいました。
タイミングよく三島行きの電車が停車していたので、乗り込んで帰りました。お疲れ様でした。

まとめ

伊豆山稜歩道を、途中の「船原峠」から北上してみました。

この日は台風一過、駿河湾と富士山のコラボを期待したのですが、残念ながら富士山は雲の中で完璧とはいえませんでしたが、非常に展望に優れた気持ちの良い稜線歩きが楽しめました。

下山路を選ぶ必要がありそうですが、高い位置から海を眺めたくなったときに訪れると、とても満足感が得られると思います。

そんなときには、是非、赴いてみてくださいね。

それではここまでお読みくださり、ありがとうございます。

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